JP3110748U - 釣針外し具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 手で魚を掴むことなく、片手で素早く、魚を釣針から外すことができる釣針外し具を提供すること。
【解決手段】 魚保持部2と該魚保持部を定位置に固定するための固定具6とからなり、魚保持部2は下方へ徐々に拡大して上下端が開口した中空体であり、保持部2の一部に釣糸91を内部へ案内する切欠5が保持部の縦方向の全長に亘って開設されている。
魚が釣れると、竿先を操作して釣糸を切欠5から保持部2内に案内し、釣糸を上方に引っ張って魚を保持部2の下方開口21から保持部2内に嵌め入れ、魚の口部を上方開口22から臨出させて、魚を保持部で保持した状態で片手で釣針を外すことができる。
【選択図】 図3
【解決手段】 魚保持部2と該魚保持部を定位置に固定するための固定具6とからなり、魚保持部2は下方へ徐々に拡大して上下端が開口した中空体であり、保持部2の一部に釣糸91を内部へ案内する切欠5が保持部の縦方向の全長に亘って開設されている。
魚が釣れると、竿先を操作して釣糸を切欠5から保持部2内に案内し、釣糸を上方に引っ張って魚を保持部2の下方開口21から保持部2内に嵌め入れ、魚の口部を上方開口22から臨出させて、魚を保持部で保持した状態で片手で釣針を外すことができる。
【選択図】 図3
Description
本考案は 釣った魚から釣針を外すための釣針外し具に関するものである。
釣った魚から釣針を外すには、一方の手で魚を動かないように捕まえて、他方の手で魚の口から露出している釣針の一端を摘み、釣針を捩じりながら魚の口から取り外している。
上記動作は、非常に手間であり、時間がかかる。鰺の様に海岸を回遊する魚の釣果は、魚が回遊してきたときに、いかに多く釣るかによって決まり、上記方法で釣針を外していたのでは、良い釣果を上げることはできなかった。
又、鰺等、人の手が数秒でも触れると弱ってしまい、生きたまま持ち帰ることが難しい魚もあり、これら弱い魚を手掴みすることは好ましくない。
上記動作は、非常に手間であり、時間がかかる。鰺の様に海岸を回遊する魚の釣果は、魚が回遊してきたときに、いかに多く釣るかによって決まり、上記方法で釣針を外していたのでは、良い釣果を上げることはできなかった。
又、鰺等、人の手が数秒でも触れると弱ってしまい、生きたまま持ち帰ることが難しい魚もあり、これら弱い魚を手掴みすることは好ましくない。
そこで、図7、図8に示す如く、手で魚を掴むことなく釣針を外すことのできる釣針外し具(8)が提案されている(特許文献1)。
これは、釣糸を案内する案内溝(82)および該案内溝の奥端と連続する窓孔(83)を有する案内板(81)と、該窓孔(83)を跨ぐように設けられ釣針(9)を受ける針受け軸(84)と、案内板(81)の裏面先端に一端が固着され他端は常に案内板(81)に向かって弾発付勢され案内板(81)の案内溝(82)に対向する導入溝(86)を有する揺動板(85)とからなる。
これは、釣糸を案内する案内溝(82)および該案内溝の奥端と連続する窓孔(83)を有する案内板(81)と、該窓孔(83)を跨ぐように設けられ釣針(9)を受ける針受け軸(84)と、案内板(81)の裏面先端に一端が固着され他端は常に案内板(81)に向かって弾発付勢され案内板(81)の案内溝(82)に対向する導入溝(86)を有する揺動板(85)とからなる。
釣針外し具(8)は、保持部材(81)の案内溝(82)を上側にして魚収容ケース等に取り付ける。 魚が釣れると、竿先を操作して釣糸を案内溝(82)を通って針受け軸(84)に当てる。
針受け軸(84)に接している釣糸を上方へ引くと、図8に示す如く、魚の口が揺動板(85)に接して、魚の口から露出している釣針(9)の針軸は針受け軸(84)に当たる。このままの状態で、案内板(81)の窓孔(83)から手指で釣糸(91)を揺動板(85)に当てたまま揺動板(85)を矢印X方向に押す。これによって釣針(9)の先端は針受け軸(84)を中心に捩るように回転する。揺動板(85)は自由端(85a)が案内板(81)から離れる方向に弾性変形して、魚Fを揺動板(85)から離れる方向に押し、魚は釣針(9)から外れる。
揺動板(85)への押圧を開放すると、揺動板(85)は弾性復帰して元の状態に戻り、次の釣針外しに備える。
針受け軸(84)に接している釣糸を上方へ引くと、図8に示す如く、魚の口が揺動板(85)に接して、魚の口から露出している釣針(9)の針軸は針受け軸(84)に当たる。このままの状態で、案内板(81)の窓孔(83)から手指で釣糸(91)を揺動板(85)に当てたまま揺動板(85)を矢印X方向に押す。これによって釣針(9)の先端は針受け軸(84)を中心に捩るように回転する。揺動板(85)は自由端(85a)が案内板(81)から離れる方向に弾性変形して、魚Fを揺動板(85)から離れる方向に押し、魚は釣針(9)から外れる。
揺動板(85)への押圧を開放すると、揺動板(85)は弾性復帰して元の状態に戻り、次の釣針外しに備える。
上記釣針外し具(8)は、魚が暴れたときには使い難い。又、針外し具(8)の構成が単純ではなく、針外しの手順も複雑であるのに、針の掛かり位置、針の掛かり深さによって、釣針が上手く外れずに、釣針の掛かった魚の上顎或いは下顎を引き千切ってしまうことが多い。
特に、鰺の口部は弱いので、掛かった釣針を引っ張ると口部の針掛かり部が簡単に引き千切れる。
本考案は、上記針外し具よりも構成が簡単で、使用法も簡単な針外し具を提供するものである。
特に、鰺の口部は弱いので、掛かった釣針を引っ張ると口部の針掛かり部が簡単に引き千切れる。
本考案は、上記針外し具よりも構成が簡単で、使用法も簡単な針外し具を提供するものである。
請求項1の釣針外し具は、釣った魚Fを保持する保持部(2)と、該保持部(2)を定位置に固定するための固定具(6)とからなり、保持部(2)は下方へ徐々に拡大して上下端が開口した中空体であり、保持部(2)の一部に釣糸(91)を内部へ案内する切欠(5)が保持部(2)の縦方向の全長に亘って開設され、保持部(2)の少なくとも上部は弾性変形可能であり、固定具(6)は切欠(5)から外れた位置にある。
請求項2の釣針外し具は、釣った魚Fを保持する保持部(2)と、該保持部(2)を定位置に固定するための固定具(6)とからなり、保持部(2)は魚Fが嵌まる余裕を存して対向する表カバー(3)と裏カバー(4)とからなり、下方へ徐々に拡大して下端は魚を内部へ案内するために大きく開口(21)し、上端は魚の口部を露出させるために小さく開口(22)した中空体であり、表カバー(3)には釣糸(91)を内部へ案内する切欠(5)が表カバー(3)の縦方向の全長に亘って開設され、該切欠(5)は下端側へ徐々に拡大して釣糸(91)を上端開口(21)へ案内する案内部となり、表カバー(3)の少なくとも上部は弾性部材にて形成されて保持部(2)に嵌まった魚Fの頭部側を押さえる押え片(32)となっている。
請求項3は請求項1又は2の針外し具において、保持部(2)は全体が合成樹脂にて形成されている。
請求項4は、請求項1乃至3の針外し具において、切欠(5)は、保持部(2)の上端側はスリット溝(51)であり、該リット溝(51)の下端から滑らかな円弧を描く様に下方へ徐々に拡大している。
請求項5は、請求項1乃至4の何れかに記載の釣針外し具において、保持部(2)は、表カバー(3)と裏カバー(4)との間の空間が狭まった扁平体である。
請求項6は、請求項1乃至5の何れかに記載の釣針外し具において、固定具(6)は、魚収容容器(7)の側壁等、縦壁の上端部を着脱可能に挟み付けて固定できる挟み式固定具である。
請求項1、請求項2の釣針外し具は、使用に際して固定具(6)によって魚収容容器(7)の内側に固定する。 魚Fが釣れると、竿先を操作して釣糸を切欠(5)から保持部(2)内に案内し、更に、釣糸を上方に引っ張って魚Fを保持部(2)の下方開口(21)から保持部(2)内に嵌め入れ、魚Fの口部を上方開口(22)から臨出させる。魚Fの頭部は保持部(2)の上部で突っ張って挟圧状態に保持される。又、保護部(2)全体が魚を包んでいるから、魚Fは暴れることができない。この様に、魚Fを手で掴むよりも安定して保持することができるから、魚Fの口部から臨出している釣針の軸部を摘んで簡単に釣針を外すことができる。
保持部(2)の上部は弾性変形可能であり、然も、保持部(2)には縦方向の全長に亘って切欠(5)が開設されており、この切欠(5)が保持部(2)を弾性変形し易くするから、魚Fを挟圧しすぎて魚を傷めることを防止できる。
又、保持部(2)上部の弾性変形によって、魚のサイズ違いにも対応できる。
保持部(2)の上部は弾性変形可能であり、然も、保持部(2)には縦方向の全長に亘って切欠(5)が開設されており、この切欠(5)が保持部(2)を弾性変形し易くするから、魚Fを挟圧しすぎて魚を傷めることを防止できる。
又、保持部(2)上部の弾性変形によって、魚のサイズ違いにも対応できる。
しかも、片手で針外しができるから、他方の手で竿を支持或いは操作できるため、1本竿に複数本のハリスを有するさびき釣り仕掛けの場合でも、ハリスがもつれない様に竿を操作しながら針外しができる。
釣針を外しても、魚は保持部(2)の上部に挟まれたままで保持部(2)内に留まっているから、保持部(2)の上端から臨出した魚の先端を、上から軽く突くと、魚は保持部(2)の挟圧から開放されて魚収容容器(7)へ落下する。
保持部(2)から魚Fが落下すると、保持部(2)は原形に復帰して、次の釣針外しに備える。
魚に人の手が触れるのは、魚の口部を突いて保持部(2)から突き落とす一瞬だけであり、魚に対するダメージは殆んどなく、鰺の様に弱い魚でも生かして持ち帰ることができる。
釣針を外しても、魚は保持部(2)の上部に挟まれたままで保持部(2)内に留まっているから、保持部(2)の上端から臨出した魚の先端を、上から軽く突くと、魚は保持部(2)の挟圧から開放されて魚収容容器(7)へ落下する。
保持部(2)から魚Fが落下すると、保持部(2)は原形に復帰して、次の釣針外しに備える。
魚に人の手が触れるのは、魚の口部を突いて保持部(2)から突き落とす一瞬だけであり、魚に対するダメージは殆んどなく、鰺の様に弱い魚でも生かして持ち帰ることができる。
請求項3の釣針外し具は、保持部(2)を合成樹脂にて一体成形できるから、構成及び製造工程が簡素化でき、釣針外し具(1)の製造コストを低く抑えることができる。
請求項4の釣針外し具は、表カバー(3)の切欠(5)の上部はスリット溝(51)であり、該リット溝(51)の下端から滑らかな円弧を描く様に下方へ徐大しているから、釣糸を切欠(5)下部の円弧縁を滑らせてスムーズにスリット溝(51)から保持部(2)に案内できる。
又、魚Fを保持部(2)内に引き上げたときは、幅狭のスリット溝(51)が少し拡がる程度に表カバー(3)の上部が弾性変形するだけであり、スリット溝(51)から保持部(2)の外へ魚Fが脱出することはない。
又、魚Fを保持部(2)内に引き上げたときは、幅狭のスリット溝(51)が少し拡がる程度に表カバー(3)の上部が弾性変形するだけであり、スリット溝(51)から保持部(2)の外へ魚Fが脱出することはない。
請求項5の釣針外し具は、保持部(2)が扁平体であるから、保持部(2)内へ魚Fを引き上げた際に、魚の両側面が保持部(2)の内面に接する様に案内され、保持部(2)内での魚の動き得る空間を小さくして魚が暴れることを効果的に防止できる。
請求項6の釣針外し具は、固定具(6)が挟み式であるから、魚収容容器(7)の側壁等、縦壁の上端部を固定具(6)で挟んで簡単に釣針外し具(1)を固定でき、又、簡単に釣針外し具(1)を外すことができる。
図1は本考案の釣針外し具(1)の斜面図、図2は底面図である。
釣針外し具(1)は、魚Fを保持する保持部(2)と該保持部(2)を定位置に固定するための固定具(6)とからなる。
釣針外し具(1)は、魚Fを保持する保持部(2)と該保持部(2)を定位置に固定するための固定具(6)とからなる。
保持部(2)は、魚Fが嵌まる余裕を存して対向する表カバー(3)と裏カバー(4)とからなり下方へ徐々に拡大して下端は魚を内部へ案内するために大きく開口(21)し、上端は魚の口部を露出させるために小さく開口(22)した中空体である。
表カバー(3)と裏カバー(4)は夫々縦長の略台形を呈しており、夫々の水平断面において外側へ丸く膨らんでおり、表カバー(3)を前側、裏カバー(4)を後側とすれば、前後方向に扁平である。
保持部(2)の下端は魚Fが余裕のある状態で侵入可能に大きく開口(21)しており、上端は魚Fの口部が臨出可能に小さく開口(22)している。
保持部(2)は合成樹脂にて一体成形されているが、表カバー(3)と裏カバー(4)の両側縁どうしを接合して形成することもできる。
実施例の釣針外し具(1)は、鰺のさびき釣りに対応する様に大きさを決めており、高さLは10〜15cm、下幅W1は、13〜17cm、上幅W2は4〜6cm程度であるが、狙う魚の大きさに合わせて適宜決めればよい。
表カバー(3)と裏カバー(4)は夫々縦長の略台形を呈しており、夫々の水平断面において外側へ丸く膨らんでおり、表カバー(3)を前側、裏カバー(4)を後側とすれば、前後方向に扁平である。
保持部(2)の下端は魚Fが余裕のある状態で侵入可能に大きく開口(21)しており、上端は魚Fの口部が臨出可能に小さく開口(22)している。
保持部(2)は合成樹脂にて一体成形されているが、表カバー(3)と裏カバー(4)の両側縁どうしを接合して形成することもできる。
実施例の釣針外し具(1)は、鰺のさびき釣りに対応する様に大きさを決めており、高さLは10〜15cm、下幅W1は、13〜17cm、上幅W2は4〜6cm程度であるが、狙う魚の大きさに合わせて適宜決めればよい。
保持部(2)の表カバー(3)には、該カバーの幅方向の中央部に縦方向の全長に亘って切欠(5)が開設され、表カバー(3)は2つの表カバー半体(31)(31)に分割される。
切欠(5)は、その上部はスリット溝(51)であって、該スリット溝(51)の下端から、表カバー(3)の下端へ、左右両側へ緩やかな円弧を描いて拡大している。
スリット溝(51)は細幅であるが、釣糸(91)を通すには十分余裕のある幅に開設されている。
スリット溝(51)を挟む2つの表カバー半体(31)(31)の上部は、後記の如く保持部(2)内に嵌め入れた魚Fの頭部を裏カバー(4)側に押圧する押え片(32)(32)となる。
切欠(5)は、その上部はスリット溝(51)であって、該スリット溝(51)の下端から、表カバー(3)の下端へ、左右両側へ緩やかな円弧を描いて拡大している。
スリット溝(51)は細幅であるが、釣糸(91)を通すには十分余裕のある幅に開設されている。
スリット溝(51)を挟む2つの表カバー半体(31)(31)の上部は、後記の如く保持部(2)内に嵌め入れた魚Fの頭部を裏カバー(4)側に押圧する押え片(32)(32)となる。
保持部(2)の裏カバー(4)の外面に固定具(6)が設けられている。
実施例の固定具(6)は挟み式(クリップタイプ)であって、軸(61)に支持され対向配備された2枚の掴み片(62)(62)の下端をトーションバネ(63)によって閉じ方向に付勢している。
固定具(6)は、一方の挟み片を、保持部(2)の裏カバー(4)の中央分の少し上位置にビス止めして取り付けられている。
実施例の固定具(6)は挟み式(クリップタイプ)であって、軸(61)に支持され対向配備された2枚の掴み片(62)(62)の下端をトーションバネ(63)によって閉じ方向に付勢している。
固定具(6)は、一方の挟み片を、保持部(2)の裏カバー(4)の中央分の少し上位置にビス止めして取り付けられている。
然して、図3に示す如く、釣針外し具(1)をその固定具(6)によって魚収容容器(7)の側壁(71)に固定し、保持部(2)を魚収容容器(7)の内側へ位置させる。
魚が釣れると、竿先を操作して釣糸を保持部(2)の表カバー(3)の切欠(5)から保持部(2)内に案内する。
上記表カバー(3)の切欠(5)の上部はスリット溝(51)であり、該スリット溝(51)の下端から滑らかな円弧を描く様に下方へ徐大しているから、釣糸を切欠(5)下部の円弧縁を滑らせてスムーズにスリット溝(51)から保持部(2)に案内できる。
釣糸を上方に引っ張って魚Fを保持部(2)の下方開口(21)から保持部(2)内に嵌め入れ、魚Fの口部を上方開口(22)から臨出させる。
保持部(2)は扁平であるから、魚Fはその両面が表カバー(3)と裏カバー(4)の内面に向く様に自動的に向きが決まるので、スムーズに保持部(2)の上端側に引き上げることができる。
魚が釣れると、竿先を操作して釣糸を保持部(2)の表カバー(3)の切欠(5)から保持部(2)内に案内する。
上記表カバー(3)の切欠(5)の上部はスリット溝(51)であり、該スリット溝(51)の下端から滑らかな円弧を描く様に下方へ徐大しているから、釣糸を切欠(5)下部の円弧縁を滑らせてスムーズにスリット溝(51)から保持部(2)に案内できる。
釣糸を上方に引っ張って魚Fを保持部(2)の下方開口(21)から保持部(2)内に嵌め入れ、魚Fの口部を上方開口(22)から臨出させる。
保持部(2)は扁平であるから、魚Fはその両面が表カバー(3)と裏カバー(4)の内面に向く様に自動的に向きが決まるので、スムーズに保持部(2)の上端側に引き上げることができる。
上記の様に、保持部(2)の上部に魚の頭部が引っ張り上げられると、保持部(2)の上部で魚の頭部が突っ張って保持部(2)に外向きの力が作用する。
表カバー(3)のスリット溝(51)を挟む左右の押え片(32)(32)がスリット溝(51)の幅を拡げる様に弾性変形し、裏カバー(4)と押え片(32)(32)との間で魚の頭部を挟圧する。幅狭のスリット溝(51)が少し拡がる程度に押え片(32)(32)が弾性変形するだけであり、スリット溝(51)から保持部(2)の外へ魚Fが脱出することはない。
押え片(32)(32)の弾性変形によって、魚Fを挟圧しすぎて魚を傷めることは防止できる。
又、押え片(32)(32)の弾性変形によって、魚のサイズ違いにも対応できる。
扁平な保護部(2)全体が魚を包囲しているから、魚Fは暴れることができない。この様に魚を手で掴むよりも安定して魚を保持することができるから、 魚Fの口部から臨出している釣針の軸部を摘んで簡単に釣針を外すことができる。
鰺等、口部周辺が弱い魚の場合、針を引っ張るだけで口部の針掛かり部を簡単に引きちぎることができ、針外しを極めて能率的に行うことができる。
表カバー(3)のスリット溝(51)を挟む左右の押え片(32)(32)がスリット溝(51)の幅を拡げる様に弾性変形し、裏カバー(4)と押え片(32)(32)との間で魚の頭部を挟圧する。幅狭のスリット溝(51)が少し拡がる程度に押え片(32)(32)が弾性変形するだけであり、スリット溝(51)から保持部(2)の外へ魚Fが脱出することはない。
押え片(32)(32)の弾性変形によって、魚Fを挟圧しすぎて魚を傷めることは防止できる。
又、押え片(32)(32)の弾性変形によって、魚のサイズ違いにも対応できる。
扁平な保護部(2)全体が魚を包囲しているから、魚Fは暴れることができない。この様に魚を手で掴むよりも安定して魚を保持することができるから、 魚Fの口部から臨出している釣針の軸部を摘んで簡単に釣針を外すことができる。
鰺等、口部周辺が弱い魚の場合、針を引っ張るだけで口部の針掛かり部を簡単に引きちぎることができ、針外しを極めて能率的に行うことができる。
釣針を外しても、魚は保持部(2)内に留まっているから、保持部(2)の上端から臨出した魚の先端を、上から軽く突くと、魚は保持部(2)の押え片(32)(32)と裏カバー(4)による挟圧から開放されて魚収容容器(7)へ落下する。
上記の様に、魚の先端を軽く突く程度に手指が魚に直接に接するだけであるから、鰺の様に弱い魚に対しても大きなダメージを与えることはない。
保持部(2)から魚Fが落下すると、保持部(2)は原形に復帰して、次の釣針外しに備える。
上記の様に、魚の先端を軽く突く程度に手指が魚に直接に接するだけであるから、鰺の様に弱い魚に対しても大きなダメージを与えることはない。
保持部(2)から魚Fが落下すると、保持部(2)は原形に復帰して、次の釣針外しに備える。
釣針外し具(1)は、保持部(2)を合成樹脂にて一体成形できるから、構成が簡素化でき、釣針外し具(1)の製造コストを低く抑えることができる。
上記釣針外し具(1)を用いると、片手で針外しができるから、他方の手で竿を支持或いは操作できるため、1本の竿に複数本のハリスを有するさびき釣り仕掛けの場合でも、ハリスがもつれない様に竿を操作しながら針外しができる。
上記釣針外し具(1)を用いると、片手で針外しができるから、他方の手で竿を支持或いは操作できるため、1本の竿に複数本のハリスを有するさびき釣り仕掛けの場合でも、ハリスがもつれない様に竿を操作しながら針外しができる。
図4は、保持部(2)の他の実施例を示す釣針外し具(1)を示している。
保持部(2)は略円錐状を呈し、一箇所に縦方向の全長に亘って切欠(5)を開設している。
切欠(5)は保持部(2)の上端から下方へ長くスリット溝(51)が延び、スリット溝(51)の下端から円弧を描きながら下方へ拡大している。
保持部(2)は合成樹脂或いは錆難い金属板にて形成されており、保持部(2)の上部は弾性変形可能である。
固定具(6)は、切欠(5)から外れた位置、実施例では切欠(5)の反対位置の外面上部に設けられている。
保持部(2)は略円錐状を呈し、一箇所に縦方向の全長に亘って切欠(5)を開設している。
切欠(5)は保持部(2)の上端から下方へ長くスリット溝(51)が延び、スリット溝(51)の下端から円弧を描きながら下方へ拡大している。
保持部(2)は合成樹脂或いは錆難い金属板にて形成されており、保持部(2)の上部は弾性変形可能である。
固定具(6)は、切欠(5)から外れた位置、実施例では切欠(5)の反対位置の外面上部に設けられている。
図4の釣針外し具(1)も、保持部(2)内に魚Fを引き上げたときに、保持部(2)の上部に魚の頭部が突っ張って、保持部(2)が弾性変形し、又、保持部(2)が魚の暴れを防ぐことができるから、魚を傷つけずに安定して保持できる。
図4に示す保持部(2)を扁平体に形成することも勿論可能である。
図4に示す保持部(2)を扁平体に形成することも勿論可能である。
図5、図6は挟み式の固定具(6)の他の実施例を示している。
扁平な逆U字状の引掛け片(64)を保持部(2)の背面にビス止め等で固定し、引掛け片(64)の保持部(2)側の内面に、ゴムチューブ等の弾性材で且つ摩擦係数の大きな押圧部材(65)を接着等で取り付けている。
引掛け片(64)の自由端部(64a)と押圧部材(65)との間に、魚収容容器(7)の側壁(71)の上端を無理に挟み入れて釣針外し具(1)を該容器(7)に固定する。
扁平な逆U字状の引掛け片(64)を保持部(2)の背面にビス止め等で固定し、引掛け片(64)の保持部(2)側の内面に、ゴムチューブ等の弾性材で且つ摩擦係数の大きな押圧部材(65)を接着等で取り付けている。
引掛け片(64)の自由端部(64a)と押圧部材(65)との間に、魚収容容器(7)の側壁(71)の上端を無理に挟み入れて釣針外し具(1)を該容器(7)に固定する。
上記実施例の説明は、本考案を説明するためのものであって、実用新案登録請求の範囲に記載の考案を限定し、或いは範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本考案の各部構成は上記実施例に限らず、実用新案登録請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。
1 釣針外し具
2 保持部
21 開口
22 開口
3 表カバ−
4 裏カバー
5 切欠
6 固定具
7 針外し具
9 釣針
91 釣糸
2 保持部
21 開口
22 開口
3 表カバ−
4 裏カバー
5 切欠
6 固定具
7 針外し具
9 釣針
91 釣糸
Claims (6)
- 釣った魚Fを保持する保持部(2)と、該保持部(2)に設けられ保持部(2)を定位置に固定するための固定具(6)とからなり、保持部(2)は下方へ徐々に拡大して上下端が開口した中空体であり、保持部(2)の一部に釣糸(91)を内部へ案内する切欠(5)が保持部(2)の縦方向の全長に亘って開設され、保持部(2)の少なくとも上部は弾性変形可能な釣針外し具。
- 釣った魚Fを保持する保持部(2)と、該保持部(2)を定位置に固定するための固定具(6)とからなり、保持部(2)は魚Fが嵌まる余裕を存して対向する表カバー(3)と裏カバー(4)とからなり下方へ徐々に拡大して下端は魚を内部へ案内するために大きく開口(21)し、上端は魚の口部を露出させるために小さく開口(22)した中空体であり、表カバー(3)には釣糸(91)を内部へ案内する切欠(5)が表カバー(3)の縦方向の全長に亘って開設され、該切欠(5)は下端側へ徐々に拡大して釣糸(91)を上端開口(21)へ案内する案内部となり、表カバー(3)の少なくとも上部は弾性変形可能な部材にて形成されて保持部(2)に嵌まった魚Fの頭部側を押さえる押え片(32)となっている釣針外し具。
- 保持部(2)は全体が合成樹脂にて形成されている請求項1又は2に記載の釣針外し具。
- 切欠(5)は、保持部(2)の上端側はスリット溝(51)であり、該リット溝(51)の下端から滑らかな円弧を描く様に下方へ徐々に拡大している請求項1乃至3の何れかに記載の釣針外し具。
- 保持部(2)は扁平体である請求項1乃至4の何れかに記載の釣針外し具。
- 固定具(6)は、魚収容容器(7)の側壁(71)等、縦壁の上端部を着脱可能に挟み付けて固定できる挟み式固定具である請求項1乃至5の何れかに記載の釣針外し具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005001704U JP3110748U (ja) | 2005-04-01 | 2005-04-01 | 釣針外し具 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005001704U JP3110748U (ja) | 2005-04-01 | 2005-04-01 | 釣針外し具 |
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JP3110748U true JP3110748U (ja) | 2005-06-30 |
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ID=43273276
Family Applications (1)
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JP2005001704U Expired - Fee Related JP3110748U (ja) | 2005-04-01 | 2005-04-01 | 釣針外し具 |
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JP (1) | JP3110748U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009225786A (ja) * | 2008-02-25 | 2009-10-08 | Toshio Uchida | 釣り針からの魚外し具 |
-
2005
- 2005-04-01 JP JP2005001704U patent/JP3110748U/ja not_active Expired - Fee Related
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