JP6687924B2 - 缶開け器具 - Google Patents

缶開け器具 Download PDF

Info

Publication number
JP6687924B2
JP6687924B2 JP2017154184A JP2017154184A JP6687924B2 JP 6687924 B2 JP6687924 B2 JP 6687924B2 JP 2017154184 A JP2017154184 A JP 2017154184A JP 2017154184 A JP2017154184 A JP 2017154184A JP 6687924 B2 JP6687924 B2 JP 6687924B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pull ring
lid
opener
push
force
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017154184A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019031310A (ja
Inventor
美穂 明石
美穂 明石
Original Assignee
美穂 明石
美穂 明石
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 美穂 明石, 美穂 明石 filed Critical 美穂 明石
Priority to JP2017154184A priority Critical patent/JP6687924B2/ja
Publication of JP2019031310A publication Critical patent/JP2019031310A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6687924B2 publication Critical patent/JP6687924B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Devices For Opening Bottles Or Cans (AREA)

Description

本発明は、缶の蓋を開けるための缶開け器具に関する。さらに詳細には、本発明は、缶の蓋に設けられたプルリングを利用して、缶の蓋を開ける操作を補助するための缶開け器具に関する。
缶は、食品を長期保存するための容器として、広く使用されている。缶を開缶するには、蓋を缶本体から切り離すために缶切り等の道具が必要である。
このような缶を開缶する面倒を改善するため、缶切りを使わずに開缶することができる缶(イージーオープン缶とも称される)が開発された。イージーオープン缶は、缶の蓋にプルリングが取り付けられている。プルリングの穴に指を引っかけ、プルリングを蓋に対して上に起こし、持ち上げることにより、蓋の一部が開口する。
蓋の最終的な開口形態は、缶の内容物に応じて、各種存在する。例えば、缶の内容物が液体である場合、多くは、蓋の一部が開口して開口部を形成する缶(パーシャルオープン型とも称される)が使用される。一方、缶の内容物が固形物である場合、内容物の取り出しやすさという観点で、蓋全体が缶本体から外れて缶の上部に大きな開口部を形成する缶(フルオープン型とも称される)が使用される。フルオープン型の缶は、蓋全体を缶本体から外さなければならないので、蓋を開けるのにパーシャルオープン型の缶よりも大きな力が必要となる。フルオープン型の缶の場合、プルリングの穴に指を引っかけ、プルリングを蓋に対して上に起こした後、プルリングの穴に指を引っかけたまま、力を加えてプルリングを手前に引っ張ることにより、蓋全体を缶から外す。
イージーオープン缶の開発により、缶の開けにくさは大幅に改善された。しかし、プルリングの操作には、ある程度の指先の力が必要なため、幼児、女性、高齢者等の指先の力が弱い人、長爪、つけ爪等の理由で指先に力が入りにくい人にとっては、缶の開けにくさは依然として解消していない。
従来の缶開け器具として、例えば特許文献1には、プルリングに差し込み可能な差し込み舌片と、差し込み舌片の後方に配置されていて缶蓋上を転動可能な転動部と、手指で把持可能な把持部とを備えるフルオープンエンド缶オープナーが開示されている。
また、特許文献2には、プルトップ引掛け治具と、プルトップ引掛け治具に回動自在に取り付けられた蓋剥離板とで構成される缶詰めオープナーが開示されている。
特開2004−59099号公報 特開2016−94237号公報
しかし、特許文献1に開示されている缶オープナーは、構造上、缶の蓋を開ける場合に、把持部を手指でしっかりと握りつつ缶オープナーを上方へ向けて回転させる必要がある。そのため、手指の力が弱い人や、力が入りにくい人にとっては、さらに小さな力で缶を開けることができる缶開け器具が必要となる。また、特許文献1に開示されている缶オープナーは、部材の数が多く、構造が複雑である。また、回転させる軌道も大きくなるため、力は加わりやすいが、缶オープナーにうまく力を加えることができないと、缶に力がかかりすぎて内容物がこぼれる等の問題が生じやすい。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、簡易な構造であるにもかかわらず、小さな力で缶の蓋を開けることができる缶開け器具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る缶開け器具は、缶の蓋を開けるための缶開け器具であって、一端に、缶のプルリングに差し込み可能で、プルリングを引っ掛けるフック部を有するプルリング挿入部と、他端に、先端でプルリングを保持して押し上げるプルリング押上部と、前記プルリング挿入部と、前記プルリング押上部との間に存在し、V字形状を有する弾性部とを備え、前記プルリング押上部と前記弾性部とが、連結されている湾曲部分以外では互いに接触せず、前記弾性部のV字形状の連結側は前記プルリング押上部との位置関係を維持する方向に付勢されることを特徴とする。
本発明では、プルリング押上部により、蓋を開くことが可能な位置までプルリングを押し上げることができるとともに、弾性部の弾性力により蓋を開く方向に付勢することができるので、手指の力が弱い人や、力が入りにくい人であっても、小さな力で缶の蓋を開けることが可能となる。
また、本発明に係る缶開け器具は、弾性を有する材料で一体成型されていることが好ましい。単純な構造となるので缶開け器具自体が壊れにくいからである。
また、本発明に係る缶開け器具は、前記プルリング押上部の中途に屈曲部が存在することが好ましい。屈曲部が梃子の支点となることから、より小さな力で缶の蓋を開けることができるからである。
また、本発明に係る缶開け器具は、前記プルリング押上部は、湾曲形状を有することが好ましい。湾曲している部分のどこの位置でも梃子の支点とすることができるので、缶の蓋の大きさに左右されずに、より小さな力で缶の蓋を開けることができるからである。
また、本発明に係る缶開け器具は、前記屈曲部は、前記プルリング押上部によりプルリングが押し上げられた時点で、缶の蓋の内側において蓋に接する位置に形成されていることが好ましい。屈曲部が確実に梃子の支点となることができるので、より小さな力で缶の蓋を開けることができるからである。
また、本発明に係る缶開け器具は、前記プルリングの長さと、前記プルリング押上部の先端から前記屈曲部までの長さとの和が、設置された缶の蓋の長手方向の長さよりも短いことが好ましい。屈曲部が確実に缶の蓋に接触するので、屈曲部が確実に梃子の支点となり、より小さな力で缶の蓋を開けることができるからである。
本発明によれば、プルリング押上部により蓋を開くことが可能な位置までプルリングを押し上げることができるとともに、弾性部の弾性力により蓋を開く方向に付勢することができるので、手指の力が弱い人や、力が入りにくい人であっても、小さな力で缶を開けることが可能となる。
本発明の実施の形態1に係る缶開け器具の構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る缶開け器具の構成を示す、缶開け器具の長手方向の横断面図である。 本発明の実施の形態1に係る缶開け器具のプルリング押上部の先端部分の形状の例を示す模式拡大図である。 本発明の実施の形態1に係る缶開け器具をプルリングに差し込む操作を説明する図である。 本発明の実施の形態1に係る缶開け器具をプルリングに差し込んだ後、プルリングを上に起こす操作を説明する図である。 本発明の実施の形態1に係る缶開け器具の缶の蓋を持ち上げる操作を説明する図である。 本発明の実施の形態1に係る缶開け器具の梃子の原理を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る缶開け器具を用い、缶の蓋全体を缶本体から外す操作を説明する図である。 本発明の実施の形態1に係る缶開け器具のプルリング押上部の先端部分の形状の例示図である。 本発明の実施の形態2に係る缶開け器具の断面図である。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る缶開け器具1の構成を示す斜視図である。図2は、本発明の実施の形態1に係る缶開け器具1の構成を示す、缶開け器具1の長手方向の横断面図である。
図1及び図2において、缶開け器具1は、一端に、プルリング挿入部2と、他端に、プルリング押上部3と、プルリング挿入部2とプルリング押上部3との間に、断面形状がV字形状である弾性部4とを備える。プルリング挿入部2の先端部分は、缶のプルリングに差し込むことが可能で、しかもプルリングを引っ掛けてプルリングを保持できるフック部21を有している。
図1の例では、プルリング挿入部2は、断面形状がU字状であるフック部21を有している。もちろん、この形状に限定されるものではなく、断面形状がV字状であっても良いし、プルリングを引っ掛けることができる形状であれば特に限定されるものではない。
フック部21にプルリングが引っ掛かることで保持されているプルリングは、以下に示すように缶開け器具1を蓋に対して上方に向けて回転させるにつれて、上方へと引き上げられる。このとき、プルリング押上部3は、先端部分でプルリングを保持しながら蓋に対して上方へ向けて回転するので、プルリングを押し上げる。プルリング挿入部2のフック部21によるプルリングを引っ掛けて引き上げる力、及びプルリング押上部3によるプルリングを保持して押し上げる力の両方が作用するので、より簡単にプルリングを起き上がらせることができる。
図3は、本発明の実施の形態1に係る缶開け器具1のプルリング押上部3の先端部分の形状の例を示す模式拡大図である。プルリング押上部3は、先端部分でプルリングを保持し、プルリングを押し上げることが必要なため、プルリングの穴の内径より幅が大きい部分を有していなければならない。プルリング押上部3の先端部分の形状としては、円弧状、テーパー形状などが挙げられるが、プルリングを効率よく保持するために、先端部分が他の部分より細くなっていることが好ましい。例として、図3(a)は円弧状、図3(b)は三角形の突出部を有する長方形状、図3(c)は舌状の形状等が挙げられる。
弾性部4は、プルリング挿入部2とプルリング押上部3との間に存在し、横断面形状がV字形状を有している。弾性部4は、弾性を有する材料で作られている。そして、図1及び図2に示すように、プルリング押上部3と弾性部4とが、連結している部分から互いに離れる形状に形成されている。
缶開け器具1を使用する場合、プルリング挿入部2と弾性部4との間に指を差し込み、弾性部4の上側から、手で缶開け器具1を缶の蓋に押しつけるように力を加えつつ、缶開け器具1を図2における時計回りに回転させる。弾性部4の弾性力が、プルリング挿入部2とプルリング押上部3とをプルリングを持ち上げる方向、すなわち蓋を開く方向に付勢するため、より小さな力でプルリングを持ち上げることが可能となる。
図1及び図2の缶開け器具1は、弾性を有する材料で一体成型されている。缶開け器具1に使用可能な弾性を有する材料の例としては、一般的な缶開け器具1に用いられるような金属、プラスチックなどが挙げられる。缶開け器具1の強度及び耐久性の観点から、弾性を有する材料として、金属が用いられることが好ましい。なお、缶開け器具1は、弾性を有する材料で一体成型されていれば、強度が弱くなりがちな連結部分が存在せず、単純な構造で缶開け器具1自体が壊れにくいからである。
以下、本発明の缶開け器具1を用い、フルオープン型の缶の蓋を開ける操作について説明する。図4〜図6及び図8は、本発明の実施の形態1に係る缶開け器具1を用い、缶の蓋を開ける一連の操作を説明する図である。図4は、本発明の実施の形態1に係る缶開け器具1をプルリングに差し込む操作を説明する図である。図4に示すように、プルリング挿入部2と弾性部4との間に一方の手の指(利き手の指)を差し込んで缶開け器具1を保持しつつ、プルリング挿入部2の先端部分を缶のプルリングに差し込む。
次に、缶本体を他方の手で保持しつつ、缶開け器具1を、プルリング押上部3の一部が缶の蓋と接触するように置き、缶開け器具1を安定させる。
図5は、本発明の実施の形態1に係る缶開け器具1をプルリングに差し込んだ後、プルリングを上に起こす操作を説明する図である。図4の状態から、プルリング押上部3の一部を缶の蓋と接触させつつ、缶開け器具1を図2における時計回りに回転させる。回転すると同時に、プルリング挿入部2が缶の上方へと移動し、プルリング挿入部2のフック部21がプルリングを引っ掛け、プルリングを持ち上げる。同時に、プルリング押上部3の先端部分によって、缶の蓋との接続部を支点としてプルリングが上方向に起こされる。
プルリング挿入部2のフック部21によるプルリングの引き上げ力と、プルリング押上部3の先端部分でプルリングを保持してプルリングを押し上げる押し上げ力により、プルリングを安定して保持しつつ、従来の缶開け器具よりも小さな力で、プルリングを上方向に起こすことができる。また、上述のように、弾性部4の弾性力が、プルリング挿入部2とプルリング押上部3とをプルリングを持ち上げる方向に付勢するため、より小さな力でプルリングを上方向に起こすことができる。
図6は、本発明の実施の形態1に係る缶開け器具1の缶の蓋を持ち上げる操作を説明する図である。図5の状態から、プルリング押上部3の一部を缶の蓋と接触させつつ、缶開け器具1を図2における時計回りに回転させる。回転すると同時にプルリング挿入部2によってプルリングが持ち上げられ、それに伴って缶の蓋の一部が持ち上げられる。
図7は、本発明の実施の形態1に係る缶開け器具1の梃子の原理を示す図である。ユーザは、図7において缶開け器具1を時計回りに回転させる。このとき、缶開け器具1は缶の蓋(斜線部)へ押し付けられているので、屈曲部5が支点となって回転する。
また、缶のプルリングは、プルリング挿入部2のフック部21に引っ掛けられている。そのまま、缶の蓋を引き上げるので、プルリングを引き上げる作用点はフック部21(72)となる。
したがって、梃子のレバーL1の方がレバーL2よりも長くなるようプルリング押上部3が缶の蓋と接触する点(屈曲部5が存在する場合には、屈曲部5)が支点となることで、力点71に加えられた力よりも大きな力が作用点72に加わり、より小さな力で缶の蓋を開けることができる。
図8は、本発明の実施の形態1に係る缶開け器具1を用い、缶の蓋全体を缶本体から外す操作を説明する図である。図6の状態から、プルリング押上部3の一部(屈曲部5)を缶の蓋と接触させつつ、缶開け器具1を図2における時計回りにさらに回転させる。回転させるとともに指で缶開け器具1自体を持ち上げると、缶の蓋が缶本体から外れる。図8の例では、缶の蓋は、大部分が缶本体から外れている。さらに缶開け器具1を図2における時計回りに回転させながらプルリングを引き上げ、缶の蓋全体を缶本体から外す。
上述したような一連の操作で、プルリング押上部3の一部が常に缶の蓋と接触した状態で缶開け器具1が図2における時計回りに回転するので、プルリング押上部3が缶の蓋と接触している部分(屈曲部5)が梃子の支点となり、従来の缶開け器具よりも小さな力で缶の蓋を開けることができる。また、図1及び図2に示すように、プルリング押上部3と弾性部4とが、連結している部分から互いに離れる形状に形成されていることで、弾性部4の弾性力が缶の蓋を開く方向へ付勢されるので、手の指によって加えられた力を支援する力が加わり、従来の缶開け器具よりも小さな力で缶の蓋を開けることが可能となる。
上述した実施例では、フルオープン型の缶の蓋を開ける操作について説明しているが、本発明の実施の形態1に係る缶開け器具1は、パーシャルオープン型の缶にも同様に使用することができる。パーシャルオープン型の缶のプルリングにプルリング挿入部2の先端部分を差し込み、プルリング押上部3の一部を缶の蓋と接触させた状態で、缶開け器具1を図2における時計回りにさらに回転させつつ手の指で持ち上げることにより、プルリング挿入部2のフック部21によってプルリングが持ち上げられ、缶の蓋を開くことができる。このとき、プルリング押上部3の先端部分がプルリングに接触し、先端部分でプルリングを保持して押し上げることにより、プルリング挿入部2の先端部分とプルリング押上部3の先端部分の2箇所でプルリングを保持するため、プルリングが安定して保持され、従来の缶開け器具1よりも小さな力で、プルリングが容易に蓋に対して上方向に起こされる。
なお、本実施の形態1に係る缶開け器具1のプルリング押上部3は、湾曲形状を有していても良い。かかる構造とすることで、缶の蓋を開ける場合に、プルリング押上部3が缶の蓋に沿って滑らかに図2における時計回りに回転することができるとともに、梃子の支点を確実に確保することができるので、小さな力で缶の蓋を開けることができる。
図9は、本発明の実施の形態1に係る缶開け器具1のプルリング押上部3の先端部分の形状の例示図である。図9(a)は、本実施の形態1に係る缶開け器具1のプルリング押上部3の中途に屈曲部5が存在しない形状の例を示す断面図である。図9(b)は、本実施の形態1に係る缶開け器具1のプルリング押上部3の中途に屈曲部5が存在する形状の例を示す断面図である。
本実施の形態1に係る缶開け装置1のプルリング押上部3は、屈曲部5が必須ではない。しかし、プルリング押上部3の中途に屈曲部5が存在することにより、缶の蓋を開ける場合に、プルリング押上部3が屈曲部5を支点として缶の蓋と接触することができ、梃子の原理により、手の指によって加えられた力以上の力を加えることができ、小さな力であっても缶の蓋を開けることができるようになる。
なお、プルリング押上部3の中途に屈曲部5が存在しない場合であっても、梃子のレバーL1の方がレバーL2よりも長くなるように湾曲の度合いを決定する必要がある。
屈曲部5は、プルリング押上部3によりプルリングが上に押し上げられた時点で、缶の蓋に接する位置にくるように形成されていることが好ましい。かかる構成により、缶開け器具1を缶の蓋の上で回転させる場合に、屈曲部5が缶の蓋の上に位置するように回転させることができる。したがって、缶の蓋を開ける場合に、プルリング押上部3が屈曲部5を支点として缶の蓋と接触することができるので、屈曲部5が確実に梃子の支点となり、手の指によって加えられた力以上の力を加えることができ、小さな力で缶の蓋を開けることができる。
なお、プルリングの長さと、プルリング押上部3の先端から屈曲部5までの長さの和が、設置されたプルリングの長手方向の長さよりも短いことが好ましい。かかる構成により、缶開け器具1を缶の蓋の上で回転させる場合に、屈曲部5が必ず、缶の蓋の上で接触する。したがって、缶の蓋を開ける場合に、プルリング押上部3が屈曲部5を支点として缶の蓋と接触するので、手の指によって加えられた力以上の力をプルリングに加えることができ、小さな力で缶の蓋を開けることができる。
(実施の形態2)
図10は、本発明の実施の形態2にかかる缶開け器具1の断面図である。缶開け器具1は、一端に、プルリング挿入部2と、他端に、プルリング押上部3とを備える。プルリング押上部3の中途に屈曲部5が存在する。
実施の形態2に係る缶開け器具1では、押上部側部材24aと挿入部側部材24bとが接続部26で回転することが可能に接続されており、押上部側部材24aと挿入部側部材24bとは、互いに引き寄せ合う方向に付勢する弾性部材27で接続されている。接続部26は、蝶番を用いることが好ましい。
なお、図10の例では、弾性部材27は、コイルバネを採用しているが、特に限定されるものではない。実施の形態1と同様の操作により、小さな力で缶の蓋を開けることができる。
1 缶開け器具
2 プルリング挿入部
3 プルリング押上部
4 弾性部
5 屈曲部
24a 押上部側部材
24b 挿入部側部材
26 接続部
27 弾性部材

Claims (6)

  1. 缶の蓋を開けるための缶開け器具であって、
    一端に、缶のプルリングに差し込み可能で、プルリングを引っ掛けるフック部を有するプルリング挿入部と、
    他端に、先端でプルリングを保持して押し上げるプルリング押上部と、
    前記プルリング挿入部と、前記プルリング押上部との間に存在し、V字形状を有する弾性部と
    を備え、
    前記プルリング押上部と前記弾性部とが、連結されている湾曲部分以外では互いに接触せず、前記弾性部のV字形状の連結側は前記プルリング押上部との位置関係を維持する方向に付勢されることを特徴とする缶開け器具。
  2. 前記缶開け器具が弾性を有する材料で一体成型されていることを特徴とする請求項1に記載の缶開け器具。
  3. 前記プルリング押上部の中途に屈曲部が存在することを特徴とする請求項1又は2に記載の缶開け器具。
  4. 前記プルリング押上部は、湾曲形状を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の缶開け器具。
  5. 前記屈曲部は、前記プルリング押上部によりプルリングが押し上げられた時点で、缶の蓋の内側において蓋に接する位置に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の缶開け器具。
  6. 前記プルリングの長さと、前記プルリング押上部の先端から前記屈曲部までの長さの和が、設置された缶の蓋の長手方向の長さよりも短いことを特徴とする請求項3又は5に記載の缶開け器具。
JP2017154184A 2017-08-09 2017-08-09 缶開け器具 Active JP6687924B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017154184A JP6687924B2 (ja) 2017-08-09 2017-08-09 缶開け器具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017154184A JP6687924B2 (ja) 2017-08-09 2017-08-09 缶開け器具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019031310A JP2019031310A (ja) 2019-02-28
JP6687924B2 true JP6687924B2 (ja) 2020-04-28

Family

ID=65522918

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017154184A Active JP6687924B2 (ja) 2017-08-09 2017-08-09 缶開け器具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6687924B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019031310A (ja) 2019-02-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7240589B2 (en) Beverage container opener
JP2003512262A (ja) より容易に開口し、衛生性の高められた缶蓋構造
US4805876A (en) Surgical staple remover
JP6687924B2 (ja) 缶開け器具
US4455895A (en) Beverage can opener tool
US7363837B1 (en) Pop, pry and peel can opener
JP5090896B2 (ja) 開栓器具
JP3158431U (ja) 缶容器のプルタブ構造
JP4600789B1 (ja) シール等剥がし具
JP4657373B1 (ja) 缶開け具
JP3164733U (ja) プルトップオープナー
US2638244A (en) Tubular tear strip remover with overlapping edges
JP3240866U (ja) 缶詰開け具
JP2020172271A (ja) 缶オープナーおよびそれを用いた開缶方法。
JP5884229B1 (ja) タブを押して開口するイージーオープン缶蓋
JPH0642796U (ja) 缶オープナ
KR200402552Y1 (ko) 개방이 용이한 원터치 캔 따개
JP2012006657A (ja) 飲料缶
JPH09240785A (ja) プルトップオープナー
JP3110748U (ja) 釣針外し具
JP3178258U (ja) プルタブ起し治具
US20200140252A1 (en) Tool for removing lids with pull tabs
JP3028839U (ja) 容器の開口用補助具
EP1084988B1 (en) Cap opener
WO2003006357A1 (en) Opener for variety of ring-pull containers

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170809

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190320

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200128

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200218

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200303

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200319

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6687924

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250