JP3169257U - 太陽電池モジュール取付金具 - Google Patents
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Abstract
【課題】作業性が良く、より簡単に固定することができる太陽電池モジュール取付金具を提供する。【解決手段】太陽電池モジュール取付金具は、上面4と2つの側面5を有する固定部材2、前記固定部材の前記2つの側面の外側に配置される2つの可動部材3、前記可動部材を前記固定部材に固定するボルト20とナット21より構成する。前記固定部材の側面には前記ボルトが挿入される孔が設けられ、前記上面と前記側面とによって形成されるコーナー部分に横長の孔が設けられ、前記可動部材は前記ボルトが挿入される縦長の孔が設けられ、上端が前記側面の方に折り曲げられて挿入部が形成され、前記折板屋根の山部の凹部33と係合する凸部15が下方に形成され、前記可動部材の挿入部が前記固定部材の孔に挿入され、前記ボルトが前記可動部材と前記固定部材の孔に挿入された状態で、前記可動部材は前記固定部材から離れる方向に回転できる。【選択図】図6
Description
本考案は、折板屋根に太陽電池モジュールを取り付ける際に使用する太陽電池モジュール取付金具に関する。
折板屋根に太陽電池モジュール等を取り付ける際に、太陽電池モジュールを直接ボルト等によって折板屋根に固定するのではなく、折板屋根の山部を挟み込む取り付け金具を用い、前記取付金具に太陽電池モジュールを固定する方法が用いられている。従来の取り付け金具としては、主に2つの部材で折板屋根の山部を挟み込み、ボルト等を用いて2つの部材を締め付けることで取付金具を折板屋根に固定する構造が一般的に用いられている。
このような従来の取付金具の一例として、特許文献1に記載されているような、力骨体取付主体Aの両側に一対の嵌合用脚部4をボルト・ナットを用いて固定する際に、前記嵌合用脚部4によって折板屋根の山部を挟み込むことにより、取付金具を折板屋根に固定するものがある。
従来の取付金具は、折板屋根の山部を挟み込む2つの部材、例えば前記嵌合用脚部4を水平方向に互いに接近するように移動させて挟み込む構造が用いられているが、2つの部材を互いに固定するボルトを締め付けるまでは2つの部材は動くので、不安定で作業性が悪いと言う問題点がある。特に、太陽電池モジュールの取付金具の固定は屋根の上での作業となるので、作業性が良く、より簡単に取り付けられる取付金具が求められる。
そこで、本考案は前記問題を解決するために、作業性が良く、より簡単に固定することができる太陽電池モジュール取付金具を提供することを目的とする。
本考案の太陽電池モジュール取付金具は、上面および2つの側面を有する固定部材、前記固定部材の前記2つの側面の外側にそれぞれ接するように配置される2つの可動部材、および、前記2つの可動部材を前記固定部材に固定するボルトとナットを有し、折板屋根の山部に固定される太陽電池モジュール取付金具であって、前記固定部材は、前記上面に太陽電池モジュールを固定する固定用ボルトが挿入される孔が設けられ、前記2つの側面には前記ボルトが挿入される孔がそれぞれ設けられ、前記上面と前記2つの側面とによって形成される2つのコーナー部分を切り欠いて設けた孔が設けられており、前記可動部材は、前記ボルトが挿入される縦長の孔が設けられ、上端が前記側面の方に折り曲げられて挿入部が形成され、前記折板屋根の山部の側面に形成された凹部と係合する凸部が下方に形成されており、前記可動部材の挿入部を前記固定部材のコーナー部分の孔に挿入して前記2つの可動部材を前固定部材に取り付け、前記ボルトを前記可動部材の縦長の孔および前記固定部材の側面の孔に挿入して、前記太陽電池モジュールを仮組した状態で、前記2つの可動部材は前記挿入部のコーナー部分の孔と接する箇所を中心に、前記固定部材から離れる方向にそれぞれ回転可能であり、前記ボルトとナットを締め付けると、前記2つの可動部材は前記固定部材に固定され、前記2つの可動部材の凸部が前記折板屋根の山部の側面の凹部と係合して、前記折板屋根の山部に固定されることを特徴とする。
前記固定部材の上面の孔の周りには、前記固定用ボルトの頭部の回転を止めるためのリブが設けられている、あるいは、前記可動部材の孔の周りには、前記ボルトの頭部またはナットの回転を止めるためのリブが設けられている。
前記固定部材の側面の下端が、前記折板屋根の山部の側面の形状に合わせて曲げ加工が施されている。
前記固定部材に前面および後面を設け、前記前面および前記後面の下端が折板屋根の山部と接する。
本考案の太陽電池モジュール取付金具は、上面および2つの側面を有する固定部材、前記固定部材の前記2つの側面の外側にそれぞれ接するように配置される2つの可動部材、および、前記2つの可動部材を前記固定部材に固定するボルトとナットを有し、折板屋根の山部に固定される太陽電池モジュール取付金具であって、前記固定部材は、前記上面に太陽電池モジュールを固定する固定用ボルトが挿入される孔が設けられ、前記2つの側面には前記ボルトが挿入される孔がそれぞれ設けられ、前記上面と前記2つの側面とによって形成される2つのコーナー部分を切り欠いて設けた孔が設けられており、前記可動部材は、前記ボルトが挿入される縦長の孔が設けられ、上端が前記側面の方に折り曲げられて挿入部が形成され、前記折板屋根の山部の側面に形成された凹部と係合する凸部が下方に形成されており、前記可動部材の挿入部を前記固定部材のコーナー部分の孔に挿入して前記2つの可動部材を前固定部材に取り付け、前記ボルトを前記可動部材の縦長の孔および前記固定部材の側面の孔に挿入して、前記太陽電池モジュールを仮組した状態で、前記2つの可動部材は前記挿入部のコーナー部分の孔と接する箇所を中心に、前記固定部材から離れる方向にそれぞれ回転可能であり、前記ボルトとナットを締め付けると、前記2つの可動部材は前記固定部材に固定され、前記2つの可動部材の凸部が前記折板屋根の山部の側面の凹部と係合して、前記折板屋根の山部に固定されることができ、屋根の上での作業がより効率良く行うことができる。
前記固定部材の上面の孔の周りには、前記固定用ボルトの頭部の回転を止めるためのリブが設けられている、あるいは、前記可動部材の孔の周りには、前記ボルトの頭部の回転を止めるためのリブが設けられていることにより、ボルトを締め付ける際の空回りを防止することで作業性を向上することができる。
前記固定部材の側面の下端が、前記折板屋根の山部の側面の形状に合わせて曲げ加工が施されていること、あるいは、前記固定部材に前面および後面を設け、前記前面および前記後面の下端が折板屋根の山部と接することにより、太陽電池モジュール取付金具を折板屋根の山部に仮置きした時、太陽電池モジュール取付金具の位置決めを簡単に行うことができる。
本考案の太陽電池モジュール取付金具1を、図を用いて以下に詳細に説明する。図1,2は本考案の太陽電池モジュール取付金具1を仮組した状態の図であり、図6は本考案の太陽電池モジュール取付金具1を折板屋根30の山部31に固定した状態の断面図である。
本考案の太陽電池モジュール取付金具1は、太陽電池モジュールを折板屋根30に取り付ける際に使用するものであり、図6に示すように、前記折板屋根30の山部21に固定され、その後、固定用ボルト20によって太陽電池モジュールを固定することにより、太陽電池モジュールが折板屋根30に取り付けることができるものである。
前記太陽電池モジュール1は、図1,2に示すように、1つの固定部材2、2つの可動部材3、前記固定部材2と前記2つの可動部材3を固定するボルト20とナット21、太陽電池モジュールを固定する固定ボルト22から構成される。
前記固定部材2は、図3に示すように、上面4、上面4の両側から下方へと延びる2つの側面5、上面4の前後からそれぞれ下方へと延びる前面9および後面10から構成される。前記上面4の中央には太陽電池モジュールを固定する固定用ボルト22が挿入される円形の孔7が設けられ、前記側面5には前記ボルト20が挿入される円形の孔8がそれぞれ設けられている。さらに、前記上面4と前記側面5によって形成される2つのコーナー部分を切り欠いて横長の孔6が、それぞれ2つずつ形成されている。
前記固定用ボルト22は前記上面4の孔7に下側から挿入するが、この時、前記上面4の前記固定用ボルト22の頭部が接する面には、前記固定用ボルト22を締める時に前記固定用ボルト22が空回りするのを防止するために、図3(b)に示すような、2つのリブ11を設ける。前記2つのリブ11は前記孔7を挟むように、そして、前記固定用ボルト22の頭部が嵌る幅で平行に配置されており、前記上面4が下方に突出するように形されており、反対側の面は窪みとなっている。
前記リブ11の形状はこのような形状に限定するものではなく、例えば、前記固定用ボルト22の頭部を完全に取り囲むような6角形の平面形状とすることも可能であり、形成方法も別の部材を溶接等で固定することも可能である。また、リブを用いないで、予め溶接等を用いて前記固定用ボルト22を前記固定部材2の上面4に固定しておくこともできる。
また、前記前面9および前記後面10の下端は、図6に示すように、前記固定部材2を前記折板屋根30の山部31に載せた時に、前記山部31の頂部と接する形状である。また、前記側面5の下方は、この時に前記折板屋根30の山部31の側面の傾斜に合うように、「く」の字状に折曲げ加工が施されている。
これにより、図6に示すように、前記太陽電池モジュール取付金具1を折板屋根30に固定する時に、前記固定部材2を前記山部31に載せると、前記前面9および前記後面10の下端が前記折板屋根30の山部31の頂部と接する状態となり、前記2つの側面5の折曲げ加工された部分が、前記山部31の2つの側面32を挟み込むような状態となり、前記固定部材2は上下および左右への移動が抑制された状態となり、前記太陽電池モジュール1を前記山部31に簡単に位置決めすることができる。
前記固定部材2は、ここでは1枚の金属板を加工したものであり、1枚の金属板を折曲げ加工することにより、2つの側面5、前面9および後面10を形成している。さらに、前記リブ11についても、図3(b)に示すように、新たな部材を取り付けるのではなく、凹凸状に加工することにより形成している。前記固定部材2は、このような加工方法だけではなく、溶接等を用いて各部材を取り付けることも可能であるが、強度の面で考えると1枚の金属板を加工することが好ましい。
前記可動部材3は、前記固定部材2と同様に1枚の金属板を折曲げ加工したものであり、図4に示すように、上端の両側2箇所に、前記固定部材2の方へと延長された2つの挿入部13が形成されている。前記2つの挿入部13は前記可動部材3の上端を前記固定部材2の方へと90度に折り曲げて形成されている。前記2つの挿入部13の大きさおよび間隔は、前記固定部材2の2つの孔6に挿入可能な大きさおよび間隔で形成されている。
前記2つの挿入部13を前記固定部材2の2つの孔6にそれぞれ挿入すると、図1 に示すような状態となり、前記可動部材3は前記挿入部13が前記孔6に挿入された状態のまま、図2に示すように、前記可動部材3と前記固定部材2の前記孔6が接する箇所を中心として前記側面5から離れる方向にそれぞれ回転させることが可能となる。
前記2つの挿入部13の間は、反対側に折り曲げて載置部18が形成されており、曲げ位置は、前記挿入部13よりも一段高い位置で反対側に曲げ加工されている。前記挿入部13の数、および前記孔6の数は、ここでは2つとしているが、特に限定するものではなく、例えば、前記挿入部13と前記孔6を1つとして、前記載置部18を前記挿入部13の両側に2つ形成してもよい。また、前記挿入部13、前記載置部18、前記孔6の形状もそれぞれ、幅や長さを適宜変更することができる。
前記可動部材3の下端は、「く」の字状に折り曲げ加工が施されて、前記固定部材2の側に突出した凸部15として形成されている。前記凸部15は、図6に示すように、前記折板屋根30の山部31の側面32に形成された溝状の凹部33と係合する形状および大きさに形成されている。前記凸部15は、折り曲げ加工だけではなく、凹凸加工、あるいは突起を溶接する方法等を用いることができ、その形状も、前記凹部33の形状に応じて様々な形状とすることができる。
前記可動部材3には、図4(c)に示すような縦長の円形の孔14が設けられている。前記孔14の大きさは、幅は前記ボルト20の大きさによって決定されるが、その高さは、前記可動部材3の後述する必要とされる可動範囲によって決定されるものであり、前記幅よりも大きくすることが必要である。前記孔14の大きさの一例としては、前記ボルト20が直径4mmの場合、幅が4.1mm、高さが9.4mmと縦長の円形となる。
前記可動部材3の外側面(前記固定部材2と接するのとは反対側の面)の前記孔14の周囲には、前記ボルト20を締める時に前記ボルト20が空回りするのを防ぐために、図4に示すように、2つのリブ16を設ける。前記2つのリブ16は、図7に示すように、前記孔14を挟むように、そして、前記ボルト20の頭部が嵌る幅で平行に配置されており、前記可動部材3の外側面から突出するように形成されている。前記リブ16の形状は、前記リブ11と同様に、このような形状や形成方法に限定するものではなく、様々な形状や個数とすることができ、その他の形成方法を用いることもできる。
前記可動部材3の外側面には、前記リブ16だけではなく、図4に示すように、前記リブ16と接続された補強リブ17が形成されている。前記補強リブ17は可動部材材3の強度を確保するために形成されており、本実施形態では、前記リブ16と同様に前記可動部材3の外側面から突出するように形成されており、その平面形状は「m」の字状に形成されており、前記補強リブ17の下端は前記凸部15の下端にまで延びている。
前記固定部材2、前記2つの可動部材3、およびボルト20とナット21を組み合わせたものが、本考案の前記太陽電池モジュール取付金具1であるが、本考案をさらに詳しく説明するために、前記太陽電池モジュール取付金具1の使用方法ついて説明する。
前記太陽電池モジュール取付金具1を使用する際は、予め、前記固定部材2の孔6に前記可動部材3の挿入部13を挿入し、前記固定部材2の両側に前記2つの可動部材3を配置する。そして、前記固定用ボルト22を前記固定部材2の上面4の孔7に下から挿入し、その後、前記ボルト20を前記可動部材3の孔14および前記固定部材2の孔8に挿入し、前記ナット21を反対側から締めつける。
この時、ワッシャー23を噛ましておき、前記ナット21は完全に締めつけるのではなく、前記ボルト20の先端が露出する程度にしておく。このような仮組した状態が、図1に示す状態である。このような仮組状態では、図1(b)に示すように、前記ボルト20によって前記固定用ボルト22の頭部が支えられた状態となるので、前記固定用ボルト22をナット等を用いて仮止めしなくても、前記孔7から抜け落ちるのを防ぐことができる。
このように仮組した状態の前記太陽電池モジュール取付金具1を前記折板屋根30の山部31に固定する。前記折板屋根30の山部31は、図5,6に示すように、平坦な上面を有し、側面32に段差が設けられた山形である。前記段差が設けられた部分が溝状の凹部33となっている。前記折板屋根30の山部31に、その上方から前記太陽電池モジュール取付金具1をセットするためには、図1に示すような状態では、前記可動部材3の凸部15が前記側面32の段差の部分とぶつかり邪魔になる。
しかしながら、仮組状態の前記太陽電池モジュール取付金具1は、前記ボルト20と前記ナット21が完全に締めつけられておらず、また、前記ボルト20が挿入されている前記可動部材3の孔14が縦長の円形形状で前記ボルト20の下方に隙間が存在することにより、前記2つの可動部材材3はその下端が前記固定部材材2の側面5から離れる方向に上端を中心に回転することができる。
そこで、図2に示すように、前記2つの可動部材3の凸部15の間隔が開くように、前記可動部材3を回転させる。これにより、前記太陽電池モジュール取付金具1を前記山部31の上方からセットすることができる。前記折板屋根30の山部31のような形状であれば、予め前記可動部材3を回転させなくても、図5に示すように、仮組の状態の太陽電池モジュール取付金具1をそのままの状態で前記山部31の上方から押し付けると、前記山部31の側面32に前記回動部3の凸部15が接触し、前記凸部15が前記側面32に押されて前記可動部材3は外側へと開き前記山部31の段差の部分を前記凸部15が乗り越えたら自然と元の状態へと戻ることができる。
このようにして、前記太陽電池モジュール取付金具1を前記山部31に載せると、図6に示すように、前記固定部材2の前記前面9および前記後面10の下端が前記山部31の頂部と接し、前記固定部材2の側面の折曲げ加工された部分が前記山部31の側面32を挟み込む状態となり、前記太陽電池モジュール取付金具1が前記山部31に対して、上下および左右に位置決めされた状態となる。後は、前後の位置決めを確認すれば、前記ボルト20と前記ナット21を締め付けることができる。
このようにして前記太陽電池モジュール取付金具1の位置決めを行った後、前記ボルト20と前記ナット21を締め付けると、前記可動部材3の凸部15が前記山部31の側面32の凹部と係合した状態で固定されるので、前記太陽電池モジュール取付金具1は折板屋根30の山部31に固定される。前記ボルト20を締め付ける時、前記ボルト20の頭部が前記可動部材3へと近づくと、前記頭部が前記孔14の周りに形成された2つのリブ16の間に嵌り込み回転が停止される。これにより、前記ボルト20の空回りが防止される。特に、前記リブ16の断面形状を図4に示すような曲面を有する形状とすることにより、スムーズに前記ボルト20の頭部が2つのリブ16の間に嵌ることができる。
このように、本考案の太陽電池モジュール取付金具1は事前に仮組をすることにより、折板屋根30の上での作業は、山部31にセットしてボルト20を締め付けるだけであり、簡単に折板屋根30に固定することが可能となる。また、上述のように、上下および左右の位置決めも仮置きするだけで簡単に行うことができる。
このようにして、前記太陽電池モジュール取付金具1を、太陽電池モジュールを設置するのに必要な場所に、適切な数、例えば、太陽電池モジュールの4隅となる場所に、4個固定した後、前記孔7に挿入しておいた固定用ボルト22を用いて、太陽電池モジュールを太陽電池モジュール取付金具1に固定すると、太陽電池モジュールは折板屋根に取り付けることができる。太陽電池モジュールを取り付ける方法としては、前記固定ボルト22を用いて直接太陽電池モジュールを固定する方法、あるいは、太陽電池モジュールの端部を別途の金具を用いて前記固定用ボルト22で挟み込むことにより固定する方法等がある。
前記太陽電池モジュールを前記固定用ボルト22によって固定する時、前記固定用ボルト22は、前記ボルト20と同様に、前記リブ11によって空回りが防止される。また、前記リブ11の断面形状を前記リブ16と同様に、曲面を有する形状とすることにより、スムーズに2つのリブ11の間に前記固定用ボルト20の頭部が嵌ることができる。
前記太陽電池モジュール取付金具1の固定が完了した状態では、前記固定部材2の上面4と前記可動部材3の載置部18が同じ高さとなり、前記太陽電池モジュールの取付面を載せる載置面を形成するが、前記載置部18が載置面に追加されることにより、太陽電池モジュールを載せる面積を増加させることができる。
折板屋根の形状は今回示したものだけではなく、様々な形状のものが用いられている。そのため、本考案の太陽電池モジュール取付金具1は、折板屋根の形状に合わせて様々な形状に変更することができる。特に、固定部材2の側面5の下端の折曲げ形状や、可動部材3の凸部15の形状を変更するだけでも、複数の折板屋根の形状に合わせることができる。また、山部の形状が曲線形状であったとしても、曲線に合わせた加工をすることで対応することができる。
1 太陽電池モジュール取付金具
2 固定部材
3 可動部材
4 上面
5 側面
6 孔
7 孔
8 孔
9 前面
10 後面
11 リブ
13 挿入部
14 孔
15 凸部
16 リブ
17 補強リブ
18 載置部
20 ボルト
21 ナット
22 固定用ボルト
23 ワッシャー
30 折板屋根
31 山部
32 側面
33 凹部
2 固定部材
3 可動部材
4 上面
5 側面
6 孔
7 孔
8 孔
9 前面
10 後面
11 リブ
13 挿入部
14 孔
15 凸部
16 リブ
17 補強リブ
18 載置部
20 ボルト
21 ナット
22 固定用ボルト
23 ワッシャー
30 折板屋根
31 山部
32 側面
33 凹部
Claims (5)
- 上面および2つの側面を有する固定部材、前記固定部材の前記2つの側面の外側にそれぞれ接するように配置される2つの可動部材、および、前記2つの可動部材を前記固定部材に固定するボルトとナットを有し、折板屋根の山部に固定される太陽電池モジュール取付金具であって、
前記固定部材は、前記上面に太陽電池モジュールを固定する固定用ボルトが挿入される孔が設けられ、前記2つの側面には前記ボルトが挿入される孔がそれぞれ設けられ、前記上面と前記2つの側面とによって形成される2つのコーナー部分を切り欠いて設けた孔が設けられており、
前記可動部材は、前記ボルトが挿入される縦長の孔が設けられ、上端が前記側面の方に折り曲げられて挿入部が形成され、前記折板屋根の山部の側面に形成された凹部と係合する凸部が下方に形成されており、
前記可動部材の挿入部を前記固定部材のコーナー部分の孔に挿入して前記2つの可動部材を前固定部材に取り付け、前記ボルトを前記可動部材の縦長の孔および前記固定部材の側面の孔に挿入して、前記太陽電池モジュールを仮組した状態で、前記2つの可動部材は前記挿入部のコーナー部分の孔と接する箇所を中心に、前記固定部材から離れる方向にそれぞれ回転可能であり、
前記ボルトとナットを締め付けると、前記2つの可動部材は前記固定部材に固定され、前記2つの可動部材の凸部が前記折板屋根の山部の側面の凹部と係合して、前記折板屋根の山部に固定されることを特徴とする太陽電池モジュール取付金具。 - 前記固定部材の上面の孔の周りには、前記固定用ボルトの頭部の回転を止めるためのリブが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュール取付金具。
- 前記可動部材の孔の周りには、前記ボルトの頭部の回転を止めるためのリブが設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の太陽電池モジュール取付金具。
- 前記固定部材の側面の下端が、前記折板屋根の山部の側面の形状に合わせて曲げ加工が施されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の太陽電池モジュール取付金具。
- 前記固定部材に前面および後面を設け、前記前面および前記後面の下端が折板屋根の山部と接することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の太陽電池モジュール取付金具。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013221332A (ja) * | 2012-04-17 | 2013-10-28 | Sanko Metal Ind Co Ltd | 建築用取付具 |
JP2014108457A (ja) * | 2012-12-04 | 2014-06-12 | Tanack:Kk | ブラケットの製造方法およびその製造方法に用いる金型 |
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