JP3168530U7 - - Google Patents

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終端クランプ
本考案は、電柱間に張った電力線や架空通信線を一束化するコサインカーブハンガやスパイラルハンガの端部を、自己支持型架空ケーブルや丸形ケーブルを使用した場合の吊り線部等に固定する際に使用する終端クランプに係り、特に、自己支持型架空ケーブルの支持線を分離せずに固定することができる終端クランプに関する。
電話線や電力線等のケーブル線を支持するときに使用されるコサインカーブハンガ(CCH)やスパイラルハンガ(SH)等のハンガ部材を、自己支持型架空ケーブル(SSケーブル)の支持線部に固定する場合、図5に示す如く、自己支持型架空ケーブルのケーブルRと支持線Qとを分離し、ハンガ部材Pの端部を支持線Qに沿ってクランプ100で固定する。この自己支持型架空ケーブルとは、ケーブルRと支持線Qとが予め一体化するように構成されたケーブルである。
この際、支持線Qに固定したクランプ100がケーブルRに接触するので、このケーブルRの損傷を防止するために、ケーブルRの表面をスパイラルスリーブ200で保護し、このスパイラルスリーブ200の両端部をPVCテープ300で固定する作業が必要になる。更に、分離したケーブルRと支持線Qとをしばり紐400で再び固定するほう縛作業も行われる。このように、自己支持型架空ケーブルに、ハンガ部材の端部を固定する工事には極めて多くの作業が伴うものになっていた。
一方、特許文献1に、スパイラルハンガを支持線に固定するスパイラルハンガ固定金具が提案されている。この固定金具によると、ボルトからなる本体軸と、この本体軸で重合する二枚の挟持板を設けたものである。そして、支持線とスパイラルハンガとが交差する位置において、二枚の挟持板の間に支持線とスパイラルハンガとを挟み込み、本体軸を締付けることにより、二枚の挟持板によって支持線とスパイラルハンガとを挟持するというものである。
特開2000−139011号公報
特許文献1に記載のスパイラルハンガ固定金具によると、支持線とスパイラルハンガとの交差部分を2枚の挟持板で挟着固定するものであるから、自己支持型架空ケーブルにスパイラルハンガ等を固定するには、ケーブル部から支持線部を切り離し、この切り離した支持線部にスパイラルハンガを交差させた状態で挟着固定する作業することになる。したがって、特許文献1の固定金具を使用しても、自己支持型架空ケーブルにスパイラルハンガ等を固定する場合は、図5で示したように多くの作業が伴うことになる。
また、この固定金具の二枚の挟持板には、その対向面に支持線が配置される溝部と、スパイラルハンガの延在方向に沿って設けられたハンガ溝部とを備えることで、これら交差部の収まりを良好にしようとしている。ところが、現在の工事では、スパイラルハンガのほかに、コサインカーブハンガと称するハンガ部材も使用されている。
このコサインカーブハンガとは、ケーブルの横から着脱を可能にしたハンガ部材で、既存の螺旋状のハンガ部材とは異なり、S撚り部やZ撚り部と称する方向が異なった撚り部を有するハンガ部材である。そのため、特許文献1の固定金具に設けられたハンガ溝部にコサインカーブハンガの端部を固定しようとしても、位置によって方向が異なるS撚り部やZ撚り部にハンガ溝部が対応することはできない。このように、従来では、コサインカーブハンガの撚り部の方向に対応して固定することができる固定金具は提供されていなかった。
そこで、本考案は上述の課題を解消すべく案出されたもので、ハンガ部材の端部を自己支持型架空ケーブルに固定する場合でも、ケーブル部と支持線部とを切り離す作業を要することなく極めて簡単に固定することができ、しかも、ハンガ部材としてスパイラルハンガの外、コサインカーブハンガにも対応して固定することができる終端クランプの提供を目的とするものである。
上述の目的を達成すべく本考案の第1の手段は、支持線Qの長手方向に沿った両側面を挟み付ける一対の挟着体10と、該挟着体10の中央部を貫通して挟着体10相互を緊締する固定ネジ体20とで構成され、各挟着体10の下端部に支持線Qの側面に沿って支持線Qを抱持する抱持部11を設け、各挟着体10の上端部にハンガ部材Pの端部を挟着する挟着部12を設けた終端クランプであって、ハンガ部材Pはコサインカーブハンガ及びスパイラルハンガとし、挟着部12は、挟着体10の一方上端に設けられハンガ部材Pを通す係止部14が形成された当接部15と、挟着体10の他方上端に設けられた圧着体16とで構成され、一方の当接部15の係止部14に通したハンガ部材Pの端部側面を、他方の圧着体16が押圧し、ハンガ部材P端部の撚り方向に沿って挟着するように構成したことにある。
第2の手段において、前記当接部15は、異なった2種類の挟着溝13が左右から中央部分で斜めに交差するように形成され、該挟着溝13の交差部分を切り欠いて前記係止部14が形成され、前記圧着体16は、平面楔形状を成し、挟着溝13の側面に嵌合するように形成すると共に、前記ハンガ部材Pの側面を押圧する面に、前記ハンガ部材Pの側面に沿った溝部16Aを形成したことにある。
本考案の請求項1に記載のごとく、各挟着体10の下端部に支持線Qの側面に沿って支持線を抱持する抱持部11を設け、各挟着体10の上端部にハンガ部材Pの端部を挟着する挟着部12を設けたことにより、ハンガ部材Pの端部を自己支持型架空ケーブルに固定する場合でも、ケーブル部と支持線部とを切り離す作業を要することなく、極めて簡単に直接固定することができる。
また、ハンガ部材Pはコサインカーブハンガ及びスパイラルハンガとし、挟着部12は、これらハンガ部材P端部の撚り方向に沿って挟着するように構成したものであるから、螺旋状のスパイラルハンガは勿論、S撚り部やZ撚り部と称する方向が異なった撚り部を有するコサインカーブハンガでも端部の撚り方向に対応して挟着することが可能になった。
請求項2のごとく、当接部15は、異なった2種類の挟着溝13が左右から中央部分で斜めに交差するように形成され、該挟着溝13の交差部分を切り欠いた係止部14が形成され、前記圧着体16は、平面楔形状を成し、挟着溝13の側面に嵌合するように形成すると共に、前記ハンガ部材Pの側面を押圧する面に、前記ハンガ部材Pの側面に沿った溝部16Aを形成したことで、これら異なった2種類の挟着溝13と係止部15と圧着体16とを組み合わせることで、ハンガ部材P端部の撚り方向がどのように変わっていても、撚り方向に沿って確実に固定することができるものである。
さらに、圧着体16において、ハンガ部材Pの側面を押圧する面に、前記ハンガ部材Pの側面に沿った溝部16Aを形成することにより、圧着体16の圧着力をハンガ部材Pに確実に伝え、ハンガ部材P端部の固定力を高めることができる。
本考案の使用状態を示す正面図である。 本考案の一実施例を示す分解斜視図である。 本考案の使用状態を示す平面図である。 本考案の他の使用状態を示す平面図である。 従来の固定例を示す斜視図である。
本考案によると、ハンガ部材の端部を自己支持型架空ケーブルに固定する場合でも、ケーブル部と支持線部とを切り離す作業を要することなく極めて簡単に固定することができ、しかも、ハンガ部材としてスパイラルハンガやコサインカーブハンガにも対応して固定することができる終端クランプを提供することに成功したものである。
以下、本考案を図示例に基づいて説明する。本考案の基本構成は、挟着体10と固定ネジ体20とで構成されている(図2参照)。挟着体10は、支持線Qの長手方向に沿った両側面を挟み付ける一対の部材であり、固定ネジ体20は、該挟着体10の中央部に形成した挿通孔17を貫通して挟着体10相互を緊締するボルト21とナット22で構成された部材である。
各挟着体10の下端部に、支持線の側面に沿って支持線を抱持する抱持部11を設けている。この抱持部11は、自己支持型架空ケーブルに固定する場合に、ケーブルRの上面に予め一体化されている支持線Qの側面を抱持して挟着するように構成している(図1参照)。このため、従来のように、自己支持型架空ケーブルの支持線QとケーブルRとを分離する必要がなく、支持線Qに直接取り付けることができる。
各挟着体10の上端部には、ハンガ部材Pの端部を挟着する挟着部12を設けている。この挟着部12は、更に、挟着体10の一方上端に設けられた当接部15と、挟着体10の他方上端に設けられた圧着体16とで構成するものである。
一方の当接部15は、異なった2種類の挟着溝13が左右から中央部分で斜めに交差するように形成されている。更に、挟着溝13の交差部分を切り欠いて係止部14を形成している。図示例では、挟着溝13を平面ハの字形状に形成し、挟着溝13の中央部分に係止部14が構成されたものである(図3、図4参照)。このように、異なった2種類の挟着溝13を選択することで、螺旋状のスパイラルハンガや、S撚り部やZ撚り部と称する方向が異なった撚り部を有するコサインカーブハンガの端部に沿って固定することができる。また、係止部14は、挟着溝13に沿って挿入したハンガ部材Pの端部を係止することで、ハンガ部材Pの固定力を高めるものである。
他方の圧着体16は、挟着溝13の側面に嵌合する平面楔形状に形成された部材である。この圧着体16は、挟着溝13から係止部15に通したハンガ部材Pの側面を押圧するように構成している。図示例では、ハンガ部材Pに当接する部分にハンガ部材Pの側面に沿った溝部16Aを形成することで、圧着体16の圧着力をハンガ部材Pに確実に伝えている。
尚、抱持部11や当接部15、あるいは圧着体16等の構成は図示例に限られるものではなく、本考案の要旨を変更しない範囲で自由に設計変更することができる。
本考案において、自己支持型架空ケーブルの支持線Qに、スパイラルハンガや、コサインカーブハンガ等のハンガ部材Pを固定する例として説明しているが、このほか、単独の支持線Qに取り付けることができることは勿論、ハンガ部材Pの種類もこの例に限られるものではなく、挟着溝13が適応する各種ハンガ部材Pを固定することが可能である。
P ハンガ部材
Q 支持線
R ケーブル
10 挟着体
11 抱持部
12 挟着部
13 挟着溝
14 係止部
15 当接部
16 圧着体
16A 溝部
17 挿通孔
20 固定ネジ体
21 ボルト
22 ナット
100 クランプ
200 スパイラルスリーブ
300 PVCテープ
400 しばり紐

Claims (2)

  1. 支持線の長手方向に沿った両側面を挟み付ける一対の挟着体と、該挟着体の中央部を貫通して挟着体相互を緊締する固定ネジ体とで構成され、各挟着体の下端部に支持線の側面に沿って支持線を抱持する抱持部を設け、各挟着体の上端部にハンガ部材の端部を挟着する挟着部を設けた終端クランプであって、ハンガ部材はコサインカーブハンガ及びスパイラルハンガとし、挟着部は、挟着体の一方上端に設けられハンガ部材を通す係止部が形成された当接部と、挟着体の他方上端に設けられた圧着体とで構成され、一方の当接部の係止部に通したハンガ部材の端部側面を、他方の圧着体が押圧し、ハンガ部材端部の撚り方向に沿って挟着するように構成したことを特徴とする終端クランプ。
  2. 前記当接部は、異なった2種類の挟着溝が左右から中央部分で斜めに交差するように形成され、該挟着溝の交差部分を切り欠いて前記係止部が形成され、前記圧着体は、平面楔形状を成し、挟着溝の側面に嵌合するように形成すると共に、前記ハンガ部材の側面を押圧する面に、前記ハンガ部材の側面に沿った溝部を形成した請求項1記載の終端クランプ。
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