JP3168401B2 - 浴槽用遠隔操作式排水装置 - Google Patents
浴槽用遠隔操作式排水装置Info
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Description
隔操作により行うようにした浴槽用遠隔操作式排水装置
に関し、浴槽の排水孔と排水管との間に介設される排水
管継手内にトラップ機能を付与したことを特長とするも
のである。
遠隔操作式排水装置には、直接的に排水管継手内にトラ
ップ機能を具えたものがなかった。
設にあっては、浴槽の排水と洗い場の排水を一つにまと
めて排出する排水管路上にトラップを設けることが一般
に行われている。上記排水管路に浴槽からの大量の水が
一時に通過すると、トラップ内の貯留水までもが流失し
て、機能が損なわれることがある。
ためには浴槽に固有のトラップを設けることが考えられ
るが、トラップを個別に付設することにより、その分の
施工費が嵩み、特別の部品を用意するなどコスト高にな
る欠点を生ずる。そのために、従来どおりの施工ができ
て、かつ、コスト高にならないようにしつつ、個々の浴
槽にそれぞれ固有のトラップを設けることがこの種の排
水装置において解決すべき課題となていた。
浴槽の排水孔に装着される排水栓金具の取付け部を備
え、周壁の一側に、排水栓金具内に具えられた栓体を昇
降させる遠隔操作装置との接続部を備え、他側に排水管
との連結部を備えた排水管継手内に、上記排水栓金具の
取付け部の下部に連続して垂下されて、下縁に排水間隙
を形成した通水下限隔壁を設け、上記排水管との連結部
に通水上限隔壁を設けて、該管継手内にトラップ機能を
付与するとともに、上記排水管継手の排水管との連結部
側の周壁を、上方が拡開するように傾斜させた斜面に形
成することによって、溢水面を拡大させてトラップから
の排水を促進させるようにしたことにより、従来どおり
の施工ができて、かつ、コスト高にならないようにする
とともに、トラップからの排水機能を高めて、浴槽から
の大量の水の通過を許容できるようにした浴槽用遠隔操
作式排水装置を提供するものである。
前記遠隔操作装置との接続部を複数個所に設けるか、ま
たは、前記排水管との連結部を複数個所に設けることに
より、個々の排水装置の遠隔操作装置との接続方向また
は排水管との連結方向を選択できるようにすることがで
き、施工を容易にして、より工事費の低減化を図ること
ができる。本発明は以上のようにして前記従来の課題を
解決したものである。
について説明する。本発明の最も好ましい実施形態とし
て図示した排水装置は、図1,2にそれぞれ示すよう
に、上部に浴槽Sの排水孔S'に装着される排水栓金具1
の取付け部2を備え、周壁3の一側に、排水栓金具1内
に具えられた栓体4を昇降させる遠隔操作装置5との接
続部6を備え、他側に排水管7との連結部8を備えた排
水管継手9を有する。
付け部2の下部に連続して垂下されて、下縁10’にの
み排水間隙11を形成した通水下限隔壁10が設けら
れ、上記排水管との連結部8には、上部に排水間隙13
を形成した通水上限隔壁12が設けられていて、通水下
限隔壁10と通水上限隔壁12との設置により、該管継
手9内に貯留水を生ずるトラップ機能が付与されてい
る。
す実施例1において、通水下限隔壁10は筒形の取付け
部2の下部に連続して筒形に垂下されている。また、図
2に示す実施例2においては、通水下限隔壁10は取付
け部2の下部に連続して一側を半円形に垂下し、その垂
下部分の両側を排水管継手9の周壁3に連続させたT字
形断面に形成されている。
からねじ込まれ、リブ14を介して中心に保持する支持
筒15内に、栓体4の裏面中心から垂下した筒形の支持
軸16を昇降自在に支持している。栓体4は、接続部6
に嵌着した外筒17を挿通する遠隔操作装置5のレリー
ズ杆18の先端と支持軸16に内蔵した圧縮形のコイル
ばね19を介して連結され、遠隔操作装置5の押釦20
の押圧操作により昇降して、浴槽Sの排水孔S'を開閉す
る。なお、上記排水栓金具1および遠隔操作装置5には
従来周知のものを用いているので詳細な説明は省略す
る。
ぞれ円筒形の遠隔操作装置の接続部6と排水管の連結部
8を一体形成した下部器体21と、排水栓金具の取付け
部2を一体形成した上部器体23を環状の嵌着部23で
一体に結合してなる。前記通水上限隔壁12は、下部器
体21の底面の一部を通水下限隔壁10よりも十分高く
隆起させることにより設けられ、上部器体22の裏面と
の間に前記通水間隙13を形成している。また、上記通
水上限隔壁12を形成する排水管継手9側の周壁は、排
水管7との連結部8側に向けて上方が拡開するように傾
斜する斜面24に形成することによって、溢水面を拡大
させてトラップからの排水を促進させるようにしてい
る。
の取付け部2の下部に連続して設ける通水下限隔壁10
の構成は、該取付け部2の内面に上方からねじ込まれる
排水栓金具1の下部を筒形に延長したものを用いること
により、排水栓金具側に取付け部2の下部に連続する通
水下限隔壁を形成させる場合もある。
装置は、従来の排水装置と同様に排水操作により栓体4
が上昇すると浴槽Sの水が排水管継手9内に一時に大量
に通過して、連結部8を介して排水管7から系外に排出
されるが、通水下限隔壁10と通水上限隔壁12との間
に形成したトラップ機能により、常時排水管継手9内に
は貯留水が滞留し、図示のように水位WLが形成される。
置は、排水装置自体にトラップ機能が付与されているの
で、別個にトラップを付設する必要がなく、従来どおり
の施工ができる。また、特別な工数を要しないので経済
的である。
設した本装置は、別個のトラップを用意する場合に比べ
てコストダウンできる利点もある。本発明には以上のよ
うにきわめて優れた効果がある。
Claims (3)
- 【請求項1】 上部に浴槽の排水孔に装着される排水栓
金具の取付け部を備え、周壁の一側に、排水栓金具内に
具えられた栓体を昇降させる遠隔操作装置との接続部を
備え、他側に排水管との連結部を備えた排水管継手内
に、上記排水栓金具の取付け部の下部に連続して垂下さ
れて、下縁に排水間隙を形成した通水下限隔壁を設け、
上記排水管との連結部に通水上限隔壁を設けて、該管継
手内にトラップ機能を付与するとともに、上記排水管継
手の排水管との連結部側の周壁を、上方が拡開するよう
に傾斜させた斜面に形成することによって、溢水面を拡
大させてトラップからの排水を促進させるようにしたこ
とを特徴とする浴槽用遠隔操作式排水装置。 - 【請求項2】 排水管との連結部側の周壁を、上方が拡
開するように傾斜させた斜面に形成した前記排水管継手
内に、前記遠隔操作装置との接続部を複数個所に設けた
請求項1記載の浴槽用遠隔操作式排水装置。 - 【請求項3】 前記排水管継手内に、前記排水管との連
結部を複数個所に設けた請求項1の浴槽用遠隔操作式排
水装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02208096A JP3168401B2 (ja) | 1996-01-11 | 1996-01-11 | 浴槽用遠隔操作式排水装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02208096A JP3168401B2 (ja) | 1996-01-11 | 1996-01-11 | 浴槽用遠隔操作式排水装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09189060A JPH09189060A (ja) | 1997-07-22 |
JP3168401B2 true JP3168401B2 (ja) | 2001-05-21 |
Family
ID=12072913
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02208096A Expired - Lifetime JP3168401B2 (ja) | 1996-01-11 | 1996-01-11 | 浴槽用遠隔操作式排水装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3168401B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6446630B2 (ja) * | 2013-09-30 | 2019-01-09 | 丸一株式会社 | 排水口と排水部材の取付構造 |
-
1996
- 1996-01-11 JP JP02208096A patent/JP3168401B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09189060A (ja) | 1997-07-22 |
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