JP2000303526A - ユニットルームの排水構造 - Google Patents
ユニットルームの排水構造Info
- Publication number
- JP2000303526A JP2000303526A JP11115714A JP11571499A JP2000303526A JP 2000303526 A JP2000303526 A JP 2000303526A JP 11115714 A JP11115714 A JP 11115714A JP 11571499 A JP11571499 A JP 11571499A JP 2000303526 A JP2000303526 A JP 2000303526A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- floor pan
- floor
- height
- door frame
- drainage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Sink And Installation For Waste Water (AREA)
- Bathtubs, Showers, And Their Attachments (AREA)
- Residential Or Office Buildings (AREA)
Abstract
充分な水勾配を形成して良好におこないながら、バリア
フリーの床構造を得るようにする。 【解決手段】 浴室のようなユニットルームの床パン1
の洗い場側の端部にドア枠2を設置し、ドア枠2側の床
パン面とドア枠2の沓ずり3の上面までの高さを約20
mm以下に設定し、床パン1の水下側端部に排水トラッ
プ4を取り付け、排水トラップ4から略水平方向に延出
された排水筒部5の外周上面を床パン1の下面部に近接
させ、排水筒部5の内周部に配管接続部7を形成してあ
る。
Description
ットルームの排水構造に関し、詳しくは、排水トラップ
を形成した床パンからの排水を充分な水勾配を形成して
良好におこないながら、バリアフリーの床構造を得よう
とする技術に係るものである。
部屋間の敷居や沓ずり等を低くしてバリヤフリーとする
住宅が普及し、奨励されている。
おいてもこの傾向があり、例えば床パンの浴槽設置側部
を洗い場側部に比べて低くして浴槽の跨ぎ高さを低くす
る等しているのである。このような床パンの水下部には
排水トラップを取り付けて排水をするようにしている
が、排水トラップが低くなって竪管との間で充分な水勾
配を確保し難くなるものである。又、従来の排水トラッ
プの排水筒部に配管を接続する場合に、配管は排水筒部
に外嵌するものであり、排水トラップの排水筒部の上方
には空所を形成しておく必要があり、又、配管を接続す
るための作業空所を必要とするものであり、このよう
に、排水トラップの位置が規制されて排水筒部を高くで
きないものである。
いては、排水トラップを上方に位置させることができ
ず、充分な水勾配を形成して良好な排水ができなくなる
のであり、そこで、排水トラップの位置を上げる場合に
は、床パンの高さも高くしなければならず、このように
床パンの高さを高くすると、バリアフリーの構成が損な
われることになるものである。因みに、床高さL1は床
スラブ8から約200mmが建築標準寸法であり、床面
の変更はできないものである。このような場合には、図
5に示すように、床スラブ8にピット(凹部)9を形成
しなければならなくなるものである。
ものであり、床パンの端部にドアを設置してそのドア枠
の沓ずり高さを抑えてバリアフリー構造としながら、床
パンに取り付けた排水トラップを高い位置に設置するこ
とができて排水を充分な水勾配を形成して良好におこな
うことができるユニットルームの排水構造を提供するこ
とを課題とするものである。
室のようなユニットルームの床パン1の洗い場側の端部
にドア枠2を設置し、ドア枠2側の床パン面とドア枠2
の沓ずり3の上面までの高さを約20mm以下に設定
し、床パン1の水下側端部に排水トラップ4を取り付
け、排水トラップ4から略水平方向に延出された排水筒
部5の外周上面を床パン1の下面部に近接させ、排水筒
部5の内周部に配管接続部7を形成してあることを特徴
とするものである。このような構成によれば、床パン1
に取り付けたドア枠2側の床パン面とドア枠2の沓ずり
3の上面までの高さKを約20mm以下に設定すること
で、沓ずり3の高さを充分に低く抑えることができてバ
リアフリーの構造にしながら、床パン1の水下側に取り
付けた排水トラップ4の排水筒部5の内周部に配管接続
部7を形成して排水筒部5の外周上面を床パン1の下面
部に近接させることから、排水筒部5を上に上げた位置
に設定することができ、排水筒部5を高い位置に設置さ
せて充分な水勾配を形成して排水を良好におこなうこと
ができる。
ンターCまでの高さL3は床スラブ8から床パン1まで
の高さL2の約1/2にしていることが好ましい。
上の標準距離L1が200mmであり、床パン面と沓ず
り3の上面までの沓ずり高さKを約20mmとしてバリ
ヤフリー構造とした場合、床スラブ8と床パン1の下面
までの高さL2が180mmとなるのであり、この床パ
ン1の高さL2の約1/2である90mm程度を排水ト
ラップ4の排水筒部5のセンターSの高さL3に設定し
ているのである。
0mmで、沓ずり高さKを約20mmとした条件がある
場合に、排水トラップ4の排水筒部5のセンターSの高
さL3は、90mm程度、つまり、床パン1の下面まで
の高さL2の1/2程度であれば、竪管35との間で充
分な水勾配を設定して接続ができるものであり、床面F
の高さが標準高さでバリアフリー構造としながら、排水
トラップ4からの排水を良好におこなえるものである。
する。図1は全体概略断面図、図2は寸法関係を示す説
明図、図3は排水部材の断面図である。
い場床パン10とこれより低くした浴槽設置床パン11
とで構成されている。洗い場床パン10側の端部には凹
所12が形成され、凹所12にグレージングチャンネル
13を介してドア枠2の下枠14を挿入して、凹所12
にドア枠14を設置している。しかして、凹所12にお
いて床パン1の周部を経て湯水を後述の洗い場側排水孔
22へと排水することで、脱衣室36側に湯水がゆくの
を防いでいる。ドア枠14にドア15を建て込んでい
る。又、洗い場床パン10側にはカラン16が配設さ
れ、浴槽設置床パン11には浴槽17が設置される。
が形成され、洗い場側排水孔22にシール材25を介し
て目皿フランジ40が挿入され、目皿フランジ40に内
トラップ材28が保持されて垂下されている。目皿フラ
ンジ40には外トラップ筒29を備えたトラップ部材2
0を洗い場床パン11の下面側から取付けて排水トラッ
プ4を構成している。又、浴槽設置床パン10には浴槽
側排水孔21が形成され、浴槽側排水孔21にシール材
25を介してフランジ材37を挿入し、フランジ材37
に排水孔部材38を挿入して保持し、浴槽側排水孔21
の下面側から下部筒部39を取り付けている。トラップ
部材20と下部筒部39とを接続している。トラップ部
材20から排水トラップ4の下流側に排水筒部5が略水
平に延出されている。
端部の凹所12に挿入して設置したドア枠2の下枠14
の上面と床パン面との高さに相当する沓ずり3の上面ま
での高さKを約20mm以下に設定している。具体的に
は20mmにしている。又、床スラブ8から床面Fまで
の建築上の標準的な距離L1が約200mmにしてい
る。このように、水上側の床パン面と沓ずり3の上面ま
での沓ずり高さKを約20mmとしてバリヤフリー構造
とした場合、床スラブ8と床パン1の下面までの高さL
2が約180mmとなるのである。L2は他の寸法変動
によって約170〜190mm程度でもよい。
23が形成されて強度を高めている。又、洗い場床パン
10の四隅のリブ24の高さが高くなっていて、四隅の
強度を高めている。しかして、排水トラップ4から略水
平方向に延出された排水筒部5の外周上部を床パン1の
低い側のリブ23に近接させて排水筒部5をできるだけ
高い位置に設けている。排水筒部5の内周部に受段部6
を形成して受段部6よりも先端側に大径となる配管接続
部7を形成している。
付けたドア枠2側の床パン面とドア枠2の沓ずり3の上
面までの高さを約20mm以下に設定することで、沓ず
り3の高さを充分に低く抑えることができてバリアフリ
ーの構造にしながら、床パン1の水下側に取り付けた排
水トラップ4の排水筒部5の内周部に配管接続部7を形
成して排水筒部5の外周上面を床パン1の下面部に近接
させることから、排水筒部5を上限位置に設定すること
ができ、排水筒部5を高い位置に設置させて充分な水勾
配を形成して竪管35に接続して排水を良好におこなう
ことができるのである(図4参照)。
排水筒部5のセンターSとの高さL3は、床パン1の高
さL2の約1/2にしていて、排水トラップ4の排水筒
部5が床パン1までの空所に上下中央部に配設してい
る。具体的には、約90mmであるが、±10mmの範
囲であればよい。
00mmで、沓ずり高さKを約20mmとした条件があ
る場合に、排水トラップ4の排水筒部5のセンターSの
高さL3は、約90mm程度、つまり、床パン1の下面
までの高さL2の1/2程度であれば、竪管35との間
で充分な水勾配を設定して接続ができるものであり、床
面Fの高さが標準高さでバリアフリー構造としながら、
排水トラップ4からの排水を良好におこなえるものであ
る。
皿フランジ40には目皿26、ヘアーキャッチ27が取
り付けられている。又、浴槽側排水孔21に設けたフラ
ンジ材37には排水ホース30が挿入されて浴槽17か
らの排水がおこなわれる。フランジ材37の周部には多
数の流入孔31が周方向に点在して形成され、浴槽設置
床パン11上に流入した排水が流入して排水管32を経
て排水トラップ4の外トラップ筒29側に流入するよう
にしている。
にはフロート弁33がフロート室34内に昇降自在に配
設されている。フロート室34の下限位置は排水トラッ
プ4の外トラップ筒29の上端位置と略同レベルに構成
されている。しかして、排水トラップ4において、水位
が外トラップ筒29の上端位置にある通常状態において
は、フロート弁33はフロート室34の下限位置に自重
で下降していて、流入孔31を開放し、浴槽設置床パン
11に流入した排水を受け入れることができるようにし
ている。又、排水トラップ4に多量の排水が流入して外
トラップ筒29の上限を越える場合には、その水位の上
昇によってフロート弁33を図3(a)の実線で示す位
置に浮上させて流入孔31を内部から閉塞して浴槽設置
床パン11側からの排水の流入を阻止し、更に、浴槽1
7から排水ホース30を経て排水管32内に多量の排水
がなされる場合にもフロート弁33を浮上させて流入孔
31を閉塞して内部からの逆流を阻止するようにしてい
る。
ットルームの床パンの洗い場側の端部にドア枠を設置
し、ドア枠側の床パン面とドア枠の沓ずりの上面までの
高さを約20mm以下に設定し、床パンの水下側端部に
排水トラップを取り付け、排水トラップから略水平方向
に延出された排水筒部の外周上面を床パンの下面部に近
接させ、排水筒部の内周部に配管接続部を形成してある
から、床パンに取り付けたドア枠側の床パン面とドア枠
の沓ずりの上面までの高さを約20mm以下に設定する
ことで、沓ずりの高さを充分に低く抑えることができて
バリアフリーの構造にしながら、床パンの水下側に取り
付けた排水トラップの排水筒部の内周部に配管接続部を
形成して排水筒部の外周上面を床パンの下面部に近接さ
せることから、排水筒部を上に上げた位置に設定するこ
とができ、排水筒部を高い位置に設置させて充分な水勾
配を形成して排水を良好におこなうことができるという
利点がある。
略断面図である。
係を示す説明図である。
(b)は概略底面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 浴室のようなユニットルームの床パンの
洗い場側の端部にドア枠を設置し、ドア枠側の床パン面
とドア枠の沓ずりの上面までの高さを約20mm以下に
設定し、床パンの水下側端部に排水トラップを取り付
け、排水トラップから略水平方向に延出された排水筒部
の外周上部を床パンの下面部に近接させ、排水筒部の内
周部に配管接続部を形成して成ることを特徴とするユニ
ットルームの排水構造。 - 【請求項2】 床スラブから排水筒部のセンターまでの
高さは床スラブから床パンまでの高さの約1/2にして
成ることを特徴とする請求項1記載のユニットルームの
排水構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11115714A JP2000303526A (ja) | 1999-04-23 | 1999-04-23 | ユニットルームの排水構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11115714A JP2000303526A (ja) | 1999-04-23 | 1999-04-23 | ユニットルームの排水構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000303526A true JP2000303526A (ja) | 2000-10-31 |
Family
ID=14669369
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11115714A Pending JP2000303526A (ja) | 1999-04-23 | 1999-04-23 | ユニットルームの排水構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000303526A (ja) |
-
1999
- 1999-04-23 JP JP11115714A patent/JP2000303526A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS58123936A (ja) | トラツプを有する排水用ピツト | |
JP3856120B2 (ja) | 浴室ユニットの排水トラップ | |
JPH0853910A (ja) | 床排水用のトラップ | |
JP2000303526A (ja) | ユニットルームの排水構造 | |
KR101177495B1 (ko) | 배관 연결이 용이한 배수트랩 | |
JP5430102B2 (ja) | 排水構造、シャワー室の排水構造、洗濯機用防水パンの排水構造 | |
JP3460056B2 (ja) | 排水トラップ | |
JPH03260230A (ja) | ユニットバスの排水装置 | |
JP3363418B2 (ja) | 浴室の排水構造 | |
KR20230001827U (ko) | 이중봉수구조를 가지는 배수트랩 | |
KR102681524B1 (ko) | 통기 트랩 | |
KR20230001273A (ko) | 역류 방지 및 설치가 용이한 배수트랩 | |
KR200389173Y1 (ko) | 외부 배수구를 장착한 욕조 | |
JP3588791B2 (ja) | 浴室ユニットの床パン | |
KR101630236B1 (ko) | 배수트랩용 방수캡 | |
JP3168401B2 (ja) | 浴槽用遠隔操作式排水装置 | |
JPS6231490Y2 (ja) | ||
KR200182301Y1 (ko) | 배수관 장치의 상부 기틀 및 상부기틀판 | |
JP2004183412A (ja) | 浴室ユニットの排水トラップ | |
KR200163776Y1 (ko) | 가정용하수구덮개 | |
JP2006336250A (ja) | 浴槽設置構造 | |
KR20230001982U (ko) | 건축물의 오배수관용 와류형 통기밸브 | |
JP2002054205A (ja) | 浴 室 | |
JP2020097829A (ja) | 浴室ユニット | |
JP3358054B2 (ja) | 浴室ユニット |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060410 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080604 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090407 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090608 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090804 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20091208 |