JP3168219B2 - 無線電話機用の極超短波アンテナ - Google Patents

無線電話機用の極超短波アンテナ

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JP3168219B2 JP28679391A JP28679391A JP3168219B2 JP 3168219 B2 JP3168219 B2 JP 3168219B2 JP 28679391 A JP28679391 A JP 28679391A JP 28679391 A JP28679391 A JP 28679391A JP 3168219 B2 JP3168219 B2 JP 3168219B2
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勝彦 山川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば携帯用あるいは
自動車用の無線電話機に用いられる無線電話機用の極超
短波アンテナに関し、特にアンテナ取付け手段の改良に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の無線電話機用の極超短
波アンテナとしては、棒状をなすアンテナ素子が使用さ
れる。そして無線電話機を携帯用として利用する場合等
においては、上記棒状のアンテナ素子の基端部を、回転
屈折機構を介して保持することが要求される。すなわち
棒状のアンテナ素子は、非使用時においては無線電話機
ケース内に収納されているが、使用に際してはケース外
へ引き出されたのち、引出された方向に対して直角方向
に屈折させて保持する必要がある。また自動車の車内等
において無線電話機が横倒しの状態にあるときは、無線
電話機ケースのアンテナ素子挿入孔を軸として所定角度
だけ回転操作し、直角方向に屈折した状態の前記アンテ
ナ素子の方位角を変更設定する必要がある。このような
操作を実行可能ならしめるために、アンテナ素子の基端
部は回転屈折機構を介して保持する必要がある。
【0003】上記した回転屈折機構の構成部材として、
従来は専ら金属が使用されていた。すなわち従来は、ア
ンテナ素子を無線電話機の入出力端に導通接続するため
に、アンテナ素子軸支部を有する素子支持基体や、ガイ
ドパイプまでを金属にて形成していた。
【0004】なおアンテナ素子を屈折させるための軸支
部は、アンテナ素子の基端部をジョイント部材の支持部
により挾圧保持する構成となっていた。つまりアンテナ
素子基端部とジョイント部材支持部との間の摩擦力によ
り、アンテナ素子を所定角度に保持する構成となってい
た。
【0005】又アンテナ素子の方位角を変更するための
回転部は、無線電話機ケース内に設けられているガイド
パイプの所定個所に円周方向に沿って複数の穴を開け、
これらの穴に対して素子支持基体に弾持したボールの一
部を適宜係入させる事により回転位置を特定して保持す
る構成となっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の無線電話機
用の極超短波アンテナには次のような問題があった。す
なわち、回転屈折機構の構成部材等が金属で形成されて
いるため、この回転屈折機構をアンテナ取付け部に介在
させると、対アース間のストレーキャパシティが大きく
なり、放射エネルギーの損失が生じ、インピーダンス整
合が不可能になりひいては広帯域特性を得ることができ
ず、受信用アンテナとしての機能がようやく確保される
程度の性能しか得られないという問題があった。
【0007】またアンテナ素子を屈折部させるための軸
支部が、摩擦力によりアンテナ素子の支持角を保つ構成
となっているため、耐久性に乏しく、比較的短期間のう
ちに支持力を失い、アンテナ素子を所要の支持角で安定
に保てなくなる。なお長期間の使用に耐え得るものとな
すためには、アンテナ素子の基端部を挾圧保持する支持
部の直径を、最低8mm程度にする必要がある。しかし
支持部をこの様な大きさにすると、回転屈折機構の構成
部材等の金属部が益々増大するので好ましくない。さら
にアンテナ素子の方位角を変更するための回転部は、構
成部品が多く、しかも十分大きな係止力が得られないた
め、アンテナ方位角を容易かつ適確に設定出来ないとい
う欠点があった。
【0008】そこで本発明の目的は、対アース間のスト
レーキャパシティが小さく、放射エネルギーの損失が僅
少で、インピーダンス整合も容易で広帯域特性が得ら
れ、送受信アンテナとしての機能が十分発揮される上、
アンテナ素子支持部が耐久性に富み、素子保持角を長期
に亙って安定に保ち得、しかも小型に製作可能であり、
加えてアンテナ方位角を容易かつ適確に設定可能な簡易
な構成の回転屈折機構を備えてなる無線電話機用の極超
短波アンテナを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、本発明においては次のような手段を講
じた。
【0010】棒状の極超短波用アンテナ素子と、このア
ンテナ素子の基端部を回動自在に支持する支持部を先端
部に有し基端部に円筒状結合部を有する導電性のジョイ
ントと、このジョイントの円筒状結合部内から前記アン
テナ素子の基端部周面に設けてある切欠部に対して弾接
係合する係合子を有し、この係合子の係合による係止力
で前記アンテナ素子を所定角度に支持設定する如く設け
られた素子支持角設定手段と、前記ジョイントの少なく
とも円筒状結合部を同軸的に被包し前記アンテナ素子を
一体的に支持する如く設けられた樹脂製の円柱状支持基
体と、この円柱状支持基体および前記アンテナ素子の無
線電話機用ケース内への通過導入を許容すると共に、上
記円柱状支持基体を無線電話機用ケースの開口部位にお
いて抜け出し不能な如く係止し、且つ上記円柱状支持基
体を軸心を中心として回転可能な如く保持する樹脂製ホ
ルダーと、この樹脂製ホルダーの外周部位に配設され、
前記導電性ジョイントと容量結合する如く設けられた容
量結合体と、この容量結合体に一端部を接続され、他端
部を無線電話機の入出力端に接続される給電部と、を備
えるようにした。
【0011】なお素子保持角設定手段は、ジョイントの
円筒状結合部内に圧縮状態で収容されたコイルスプリン
グと、このコイルスプリングの弾撥力により常時外方へ
突出する如く付勢された係合用ボールと、この係合用ボ
ールが前記ジョイントの円筒状結合部から外部へ飛び出
すのを阻止する如く上記円筒状結合部の開口部に設けた
絞り部と、で構成されることが好ましい。
【0012】また樹脂製の円柱状支持基体が樹脂製ホル
ダー内で間欠的に回動保持される如く、上記円柱状支持
基体の外周面と樹脂製ホルダーの内周面とに、凹凸弾接
部を円周方向に沿って対向配設することが好ましい。
【0013】
【作用】上記手段を講じた結果、次のような作用が生じ
る。
【0014】アンテナ取付け部に介在させる回転屈折機
構の主たる部材が樹脂で構成されているため、対アース
間のストレーキャパシティが小さく、放射エネルギーの
損失が僅少で、インピーダンス整合も容易で広帯域特性
が得られ、送受信アンテナとしての機能が十分発揮され
ることになる。また素子角度設定手段により、アンテナ
素子を所定角度に保持する構成となっているため、従来
の摩擦力に依存する構成のものに比べて耐久性に富んで
おり、所要の素子保持角を長期に亙って安定に保つこと
ができる。またアンテナ素子の基端部を挾圧保持するジ
ョイントの支持部直径が4〜5mm程度になるので回転
屈折機構における金属部がさらに減少する事になる。こ
のためストレーキャパシティの影響を除く点で好ましい
上、支持部の直径が小さくなることから回転屈折機構自
体はもちろん、ガイドパイプ等をも小径化することがで
き、その結果アンテナ全体を小型に製作することが可能
となる。さらに樹脂製の円柱状支持基体が樹脂製ホルダ
ー内で間欠的に回動保持されるように、上記円柱状支持
基体の外周面と樹脂製ホルダーの内周面とに、凹凸弾接
部が円周方向に沿って対向配設されているので、簡易な
構成でありながらアンテナ方位角を容易かつ適確に設定
することが可能となる。
【0015】
【実施例】図1の(a)(b)(c)は本発明の一実施
例に係る極超短波アンテナを装着した無線電話機の外観
を示す側面図,正面図,斜視図である。
【0016】図1に示すように、無線電話機用の棒状の
極超短波アンテナ素子1は、非使用時においては無線電
話機ケース2の内部に配設されているガイドパイプ3の
中に収納されているが、使用に際しては矢印Aに示すよ
うにケース2の外へ引き出されたのち、矢印Mで示すよ
うに、引出された方向に対して直角方向に屈折させて保
持される。また無線電話機ケース2が自動車の車内等に
おいて横倒しの状態になっているときは、無線電話機ケ
ース2のアンテナ素子挿入孔を軸として、矢印Vまたは
Wで示すように、アンテナ素子1が所定角度だけ回転操
作され、直角方向に屈折した状態の前記アンテナ素子1
の方位角が変更設定される。
【0017】アンテナ素子1を無線電話機ケース2のガ
イドパイプ3の中に収納する場合には、上記とは逆の操
作手順で操作することにより収納される。すなわち、ア
ンテナ素子1を矢印Nで示すように回動させて引出され
た方向に一致させたのち、矢印Bで示すようにケース2
の内部へ押し込めばよい。図1において符号4は容量結
合部であり、5は給電部を備えた整合部であり、6は肩
掛け用バンドである。
【0018】図2の(a)は本発明の一実施例に係る極
超短波アンテナの取り付け部の構成を一部破断して示す
図、図2の(b)は同図(a)の図中左方向からみた上
記取り付け部の構成を示す端面図である。
【0019】図2において、10は無線電話機ケースの
壁体、11は樹脂製ホルダー、12は樹脂製の固定ナッ
ト、13は図1の容量結合部4に対応する円環状をなす
容量結合体、14は樹脂製の円柱状支持基体、15は導
電性のジョイント、16は係合用ボール、17はコイル
スプリング、18および19はジョイント先端部に設け
てある素子支持部、20は軸支ねじである。なおボール
16とコイルスプリング17とは本発明の素子支持角設
定手段30を構成している。
【0020】図2に示すように、棒状の極超短波用アン
テナ素子1の基端部21は、導電性のジョイント15の
先端部に設けてある支持部18,19により回動自在に
支持されている。導電性のジョイント15の基端部(図
中右端部)には円筒状結合部15aが形成されている。
この円筒状結合部15aの内部には、後で詳述する様
に、円筒状結合部15aから前記アンテナ素子1の基端
部外周面に設けてある切欠部21a,21b,21cに
対して弾接係合する係合子(係合用ボール16)を有
し、この係合子の係合による係止力で、前記アンテナ素
子1を所定角度に支持設定する如く素子支持角設定手段
30が設けられている。
【0021】樹脂製の円柱状支持基体14は、前記ジョ
イント15の少なくとも円筒状結合部15aを、円柱部
14aにて同軸的に被包するように、上記ジョイント1
5の円筒状結合部15aを芯部材として一体的に同時成
形されている。この円柱状支持基体14の基端部(図中
右端部)には、抜け止め部としてのフランジ部14bが
形成されている。かくして円柱状支持基体14は、アン
テナ素子1を一体的に支持可能な如く設けられている。
【0022】樹脂製ホルダー11は、円柱状支持基体1
4および前記アンテナ素子1の無線電話機用ケース2内
への通過導入を許容すると共に、上記円柱状支持基体1
4を無線電話機用ケース2の開口部位において、抜け出
し不能な如く係止する。すなわちその基端部(図中右端
部)で、円柱状支持基体14のフランジ部14bをスト
ップする。また樹脂製ホルダー11は、上記円柱状支持
基体14をその軸心を中心として回転可能な如く保持す
るものとなっている。
【0023】円環状をなす容量結合体13は、樹脂製ホ
ルダー11の外周部位に若干の距離を隔てて配設され、
前記導電性ジョイント15の円筒状結合部15aと容量
結合する如く設けられている。この容量結合体13に
は、本図には図示はしてないが整合部5を介して給電部
の一端が接続されており、その給電部の他端部は無線電
話機の入出力端に接続されている。
【0024】図3は図2の主要部を取り出して示した図
で、(a)は同実施例の素子支持角設定手段30の具体
的構成を示す図である。図に示すように、ジョイント1
5の円筒状結合部15aの内部にはコイルスプリング1
7が圧縮状態で収容されている。そしてこのコイルスプ
リング17の弾撥力により、係合用ボール16が常時外
方(図中左方向)へ突出する如く付勢されている。なお
上記円筒状結合部15aの開口部は、アンテナ素子交換
のために軸支ねじ20を緩めてアンテナ素子1を取り外
したような場合に、係合用ボール16が円筒状結合部1
5aから外部へ飛び出さないように絞り部15bとなっ
ている。
【0025】図3の(b)(c)は樹脂製ホルダー11
と、樹脂製の円柱状支持基体14との相互関係を示す斜
視図である。円柱状支持基体14が樹脂製ホルダー11
内で間欠的に回動保持される如く、図に示すように円柱
状支持基体14の外周面と樹脂製ホルダー11の内周面
とには、凹凸弾接部(11c,14c等)が円周方向に
沿って対向配設されている。
【0026】樹脂製ホルダー11の頭部にはフランジ部
11aが設けてあり、首部には取付け用のねじ部11b
が設けてある。また樹脂製ホルダー11の円筒部先端の
内面には複数の凸部11cが形成されており、円筒部の
先端部から中央部に亘って、複数本(例えば4本)の切
込み溝11dが所定間隔(例えば90°の間隔)で形成
されている。他方、円柱状支持基体14は円柱部14a
の基端部(図中右端部)に前述したフランジ部14bが
設けてあり、首部に円周方向に沿ってリング状の凹部1
4cが設けてある。このリング状の凹部14cの内部に
は所定間隔(例えば90°間隔)で仕切り壁14dが設
けられている。かくして樹脂製ホルダー11の内部に円
柱状支持基体14が挿入された状態になると、上記凸部
11cが凹部14cと係合し且つ仕切り壁14dが切込
み溝11dに係合した状態となる。したがって両者は所
定の回動角度に安定に保持される。円柱状支持基体14
を強制的に回転させれば、上記各部の係合位置がそれぞ
れ1ステップづつずれる。そしてずれた位置で再び係合
し、その回動角度に安定に保持される。次に上記の如く
構成された本実施例の極超短波アンテナについて、その
動作および作用を説明する。
【0027】使用時において、アンテナ素子1を無線電
話機ケース2の外方に突出させる場合には、まずアンテ
ナ素子1を無線電話機ケース2から矢印Aに示すように
引き出した後、矢印Mで示すように引出された方向に対
して直角方向に屈折させる。そうするとアンテナ素子1
の基端部21の切欠部21a,21b,21cに対し
て、素子支持角設定手段30におけるボール16が係合
離脱を繰り返しながらアンテナ素子1の回動を許容す
る。アンテナ素子1を例えば90°回動させ、引出され
た方向に対して直角方向に屈折させたところで、アンテ
ナ素子1の屈折操作を停止すれば、その位置でボール1
6がアンテナ素子1の基端部21の切欠部21a,21
b,21cの一つ、例えば21cに対して係合する。こ
のためアンテナ素子1は上記の角度で安定に保持され
る。
【0028】また無線電話機ケース2が横倒しの状態に
あるときは、アンテナ素子1を無線電話機ケース2のア
ンテナ素子挿入孔を軸として、矢印VまたはWで示すよ
うに所定角度だけ回転操作する。これに伴い円柱状支持
基体14が軸心を中心として回転するので、この回転操
作により円柱状支持基体14の仕切り壁14dが樹脂製
ホルダー11の凸部11cを押上げながらまず1ステッ
プ移動する。このとき樹脂製ホルダー11の円筒部は、
切込み溝11dの働きによりスムーズに弾性変形して凸
部11cの変位を許容する。かくして凸部11cと凹部
14cとが1ステップずれた位置で再び合する。この動
作が繰り返されることにより、円柱状支持基体14は樹
脂製ホルダー11の内部で間欠的に回動し、回動した位
置で安定に保持される。かくして直角方向に屈折した状
態の前記アンテナ素子1の方位角が変更設定される。
【0029】非使用時において、アンテナ素子1を無線
電話機ケース2のガイドパイプ3の中に収納する場合に
は、上記とは逆の操作手順による操作を行うことにより
収納される。すなわちアンテナ素子1を矢印Nで示すよ
うに伸ばした状態にした後、矢印Bで示すようにケース
2の内部へ押し込む事により、アンテナ素子1はケース
2内に収納される。このとき、素子支持角設定手段30
によるアンテナ素子1の支持角設定動作および円柱状支
持基体14と樹脂製ホルダー11との間欠的な回動保持
動作は、アンテナ素子1の引き出し時の動作と同様に行
なわれる。
【0030】かくして本実施例においては、次のような
作用効果が期待できる。アンテナ取付け部に介在させる
回転屈折機構の主たる部材が樹脂で構成されているた
め、対アース間のストレーキャパシティが小さくなる。
従って放射エネルギーの損失が僅少で、インピーダンス
整合も容易で広帯域特性が得られ、送受信アンテナとし
ての機能が十分発揮されることになる。
【0031】またボール16及びコイルスプリング17
からなる素子角度設定手段30により、アンテナ素子1
を所定角度に保持する構成となっているため、従来の摩
擦力に依存する構成のものに比べて耐久性に富んでお
り、所要の素子保持角を長期に亙って安定に保つことが
できる。またアンテナ素子1の基端部を挾圧保持するジ
ョイント15の支持部直径Dが4〜5mm程度になるの
で、回転屈折機構における金属部がさらに減少する事に
なる。このためストレーキャパシティの影響を除く点で
好ましい上、支持部18,19の直径Dが小さくなるこ
とから、回転屈折機構自体は勿論、ガイドパイプ3等を
も小径化することができる。この結果、アンテナ全体を
小型に製作することが可能となる。
【0032】さらに樹脂製の円柱状支持基体14が樹脂
製ホルダー11内で間欠的に回動保持されるように、上
記円柱状支持基体14の外周面と樹脂製ホルダー11の
内周面とに、凹凸弾接部が円周方向に沿って対向配設さ
れているので、簡易な構成でありながらアンテナ方位角
を容易かつ適確に設定することが可能となる。なお本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要
旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能であるのは勿論
である。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、アンテナ素子の取付け
部に介在させる回転屈折機構の円柱状支持基体,ホルダ
ー等が樹脂にて形成されているので、対アース間のスト
レーキャパシティが小さく、放射エネルギーの損失が僅
少で、インピーダンス整合も容易で広帯域特性が得ら
れ、送受信アンテナとしての機能が十分発揮される上、
ボールおよびコイルスプリング等からなる素子角度設定
手段により、アンテナ素子を所定角度に保持する構成と
なっているため、アンテナ素子支持部が耐久性に富み、
素子保持角を長期に亙って安定に保ち得、しかも小型に
製作可能であり、加えて樹脂製の円柱状支持基体が樹脂
製ホルダー内で間欠的に回動保持されるように、上記円
柱状支持基体の外周面と樹脂製ホルダーの内周面とに凹
凸弾接部が円周方向に沿って対向配設されているので、
アンテナ方位角を容易かつ適確に設定可能な簡易な構成
の回転屈折機構を備えてなる無線電話機用の極超短波ア
ンテナを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る極超短波アンテナを装
着した無線電話機の外観を示す側面図と正面図と斜視
図。
【図2】上記実施例に係る極超短波アンテナの取り付け
部の構成を一部破断して示す図および同取り付け部の構
成を示す端面図。
【図3】上記実施例に係る極超短波アンテナの素子支持
角設定手段の具体的構成を示す図およびホルダーと円柱
状支持基体との相互関係を示す図。
【符号の説明】
1…極超短波アンテナ素子、2…無線電話機ケース、3
…ガイドパイプ、4…容量結合部、5…整合部、6…肩
掛け用バンド、10…ケース壁体、11…樹脂製ホルダ
ー、12…樹脂製の固定ナット、13…容量結合体、1
4…円筒状支持基体、15…導電性ジョイント、16…
係合用のボール、17…コイルスプリング、18,19
…支持部、20…軸支ねじ、21…アンテナ素子の基端
部、21a,21b,21c…切欠部、30…素子支持
角設定手段。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−58603(JP,A) 実開 昭59−50107(JP,U) 実開 昭61−62414(JP,U) 実開 昭58−107602(JP,U) 実開 昭62−155505(JP,U) 実公 昭43−24104(JP,Y1) 実公 昭43−24105(JP,Y1) 実公 昭41−14733(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01Q 1/24 H01Q 1/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒状の極超短波用アンテナ素子と、 このアンテナ素子の基端部を回動自在に支持する支持部
    を先端部に有し基端部に円筒状結合部を有する導電性の
    ジョイントと、 このジョイントの円筒状結合部内から前記アンテナ素子
    の基端部周面に設けてある切欠部に対して弾接係合する
    係合子を有し、この係合子の係合による係止力で前記ア
    ンテナ素子を所定角度に支持設定する如く設けられた素
    子支持角設定手段と、 前記ジョイントの少なくとも円筒状結合部を同軸的に被
    包し前記アンテナ素子を一体的に支持する如く設けられ
    た樹脂製の円柱状支持基体と、 この円柱状支持基体および前記アンテナ素子の無線電話
    機用ケース内への通過導入を許容すると共に、上記円柱
    状支持基体を無線電話機用ケースの開口部位において抜
    け出し不能な如く係止し、且つ上記円柱状支持基体を軸
    心を中心として回転可能な如く保持する樹脂製ホルダー
    と、 この樹脂製ホルダーの外周部位に配設され、前記導電性
    ジョイントと容量結合する如く設けられた容量結合体
    と、 この容量結合体に一端部を接続され、他端部を無線電話
    機の入出力端に接続される給電部と、 を具備したことを特徴とする無線電話機用の極超短波ア
    ンテナ。
  2. 【請求項2】 素子保持角設定手段は、ジョイントの円
    筒状結合部内に圧縮状態で収容されたコイルスプリング
    と、このコイルスプリングの弾撥力により常時外方へ突
    出する如く付勢された係合用ボールと、この係合用ボー
    ルが前記ジョイントの円筒状結合部から外部へ飛び出す
    のを阻止する如く上記円筒状結合部の開口部に設けた絞
    り部と、からなることを特徴とする請求項1に記載の無
    線電話機用の極超短波アンテナ。
  3. 【請求項3】 樹脂製の円柱状支持基体が樹脂製ホルダ
    ー内で間欠的に回動保持される如く、上記円柱状支持基
    体の外周面と樹脂製ホルダーの内周面とに、凹凸弾接部
    を円周方向に沿って対向配設したことを特徴とする請求
    項1に記載の無線電話機用の極超短波アンテナ。
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