JP3168167B2 - モータのシール構造 - Google Patents

モータのシール構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータのシール構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に、液体等が付着するモータは、
該液体がモータ内部へ侵入するのを防止するためにシー
ル構造となっている。詳述すると、図6に示すように、
モータ50には、一端が開放された円筒形のヨーク51
内部にロータ52が回転可能に支持されるとともに、該
ロータ52のコンミテータ53に摺接する一対のブラシ
54を備えたブラシホルダ55及び該ロータ52を回転
させるための磁界を発生させるマグネット56等が収容
されている。このヨーク51の開放部には、エンドフレ
ーム57が嵌着されている。そして、図7に示すよう
に、ヨーク51とエンドフレーム57との間からの液体
の侵入を防止するため、該ヨーク51の端部51aとエ
ンドフレーム57との間には、シール剤Sが介在するよ
うに塗布される。
【0003】しかしながら、上記のように構成されたモ
ータ50は、ヨーク51とエンドフレーム57に介在す
るシール剤Sの塗布量の変化によって、その軸線方向の
組立寸法に誤差が生じてしまう。又、シール剤Sを装填
するための凹部等が形成されていないために、該シール
剤Sが一様に塗布されない場合があって、その場合、確
実なシール構造とはいえない。そこで、上記問題点を考
慮したシール構造のモータが種々提案されている。
【0004】図8は、そのモータを示す。尚、図8にお
いて、前記したモータ50のシール部分に特徴があるた
めそのシール部分のみを示す。モータ50のヨーク51
には、その端部において該モータ50の径方向外側に折
り曲げられた折曲部58が形成されている。この折曲部
58は、エンドフレーム57に環状に形成された嵌合凹
部59に嵌合される。嵌合凹部59の折曲部58が当接
する面には、モータ50の外側に打ち出し形成される環
状の打出凹部59aが形成され、この打出凹部59aに
は該モータ50内部への液体等の侵入を防止するために
十分な量のシール剤Sが装填される。そして、エンドフ
レーム57は、嵌合凹部59にヨーク51の折曲部58
が嵌合された状態で該フレーム57の端部57aを内側
に折り曲げてかしめることでヨーク51に対して固定さ
れる。従って、打出凹部59aに適量のシール剤Sが装
填されることによって確実にシールできるとともに、該
シール剤Sがヨーク51とエンドフレーム57との間に
介在しないためシール剤Sの装填量の変動によってモー
タ50の組立寸法の誤差を小さくすることができる。
【0005】又、実開平4−25451号公報に開示さ
れたモータは、その内部にロータ、マグネット等を収容
した一対のケーシング間に、該ロータの一側面に配置さ
れる中間ヨークの外端を挟持し、この一対のケーシング
の内一方の外端部を折り曲げ、中間ヨーク及び他方のケ
ーシングの外端をカシメ固定してなる。そして、中間ヨ
ークが前記他方のケーシングより半径方向内方に位置す
るようにして段差部を形成し、この段差部に該モータ内
部への液体等の侵入を防止するために十分な量のシール
剤が装填される。従って、段差部に適量のシール剤が装
填されることによって確実にシールできるとともに、該
シール剤の装填量の変動によってモータの組立寸法の誤
差を小さくすることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た各モータは小型化が要求されている。ところが、図8
に示すモータ50は、適量のシール剤Sを装填するため
の打出凹部59aの形成によってエンドフレーム57よ
り外側に突出した突出部59bが形成されるため、該モ
ータ50の軸線方向あるいは半径方向の外形寸法を増大
させてしまう。又、実開平4−25451号公報に開示
されたモータも同様に、適量のシール剤を装填するため
の段差部がモータの側面より径方向外側に位置するた
め、該モータの半径方向の外形寸法を増大させてしま
う。従って、両モータともに組立寸法の誤差を減少させ
かつ確実なシール構造とするためには、該モータの外形
寸法が増大してしまうという問題がある。
【0007】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであって、その目的は、確実にモータをシー
ルするとともに、該モータの組立寸法の誤差を小さく
し、しかも該モータの外形寸法の増大を抑制し得るモー
タのシール構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、モータの外枠を形成する
ヨークと、前記ヨークの開放部に嵌着されるエンドフレ
ームとのモータのシール構造であって、前記ヨークの開
放部には、前記ヨーク及び前記エンドフレームに嵌着又
は当接するシール部構成材が配置され、前記ヨークの端
部が、前記エンドフレーム又はシール部構成材のいずれ
か一方に当接するとともに、前記ヨークとエンドフレー
ムから外側に位置しない範囲で前記ヨーク、エンドフレ
ーム、及び、シール部構成材とによって装填空間を形成
し、当該空間は、前記ヨーク、シール構成部材及びエン
ドフレームのうち少なくともいずれか一つに形成された
曲面を含んで形成し、かつ、当該曲面が前記装填空間に
向かって突出しているとともに、当該空間にシール剤を
装填したことを要旨とする。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のモータのシール構造において、前記シール部構成材
は、ブラシを装着したブラシホルダであることを要旨と
する。請求項3に記載の発明は、モータの外枠を形成す
るヨークと、前記ヨークの開放部に嵌着されるエンドフ
レームとのモータのシール構造であって、前記ヨークの
端部が前記エンドフレームに当接するとともに、前記ヨ
ークとエンドフレームから外側に位置しない範囲で前記
ヨーク及びエンドフレームによって装填空間を形成し、
当該空間は、前記ヨーク及びエンドフレームのうち少な
くともいずれか一方に形成された曲面を含んで形成し、
かつ、当該曲面が前記装填空間に向かって突出している
とともに、当該空間にシール剤を装填したことを要旨と
する。
【0010】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれかに記載のモータのシール構造において、前記エ
ンドフレームと、前記シール部構成材又は前記ブラシホ
ルダとの少なくとも一方に、前記装填空間と繋がる補助
空間を形成したことを要旨とする。
【0011】請求項1に記載の発明によれば、ヨークの
開放部にはヨーク及びエンドフレームに嵌着又は当接す
るシール部構成材が配置され、ヨークの端部はエンドフ
レーム又はシール部構成材のいずれか一方に当接する。
装填空間はヨークとエンドフレームから外側に位置しな
い範囲でヨーク、エンドフレーム、及び、シール部構成
材とによって形成されると、前記空間には、ヨーク、シ
ール構成部材及びエンドフレームのうち少なくともいず
れか一つに形成された曲面が装填空間に向かって突出す
るようになっている。そして、該空間にはシール剤が装
填される。従って、装填空間に装填されたシール剤によ
って、モータは確実にシールされるとともに、ヨークの
端部が、エンドフレーム又はシール部構成材に当接する
ため、モータの組立寸法の誤差を小さくすることができ
る。又、装填空間は、ヨーク及びエンドフレームの外側
に位置しない範囲内に形成されるため、モータの外形寸
法の増大を抑制することができる。
【0012】請求項2に記載の発明によれば、ヨークの
開放部にはヨーク及びエンドフレームに嵌着又は当接す
るブラシホルダが配置され、ヨークの端部はエンドフレ
ーム又はブラシホルダのいずれか一方に当接する。装填
空間はヨークとエンドフレームから外側に位置しない範
囲でヨーク、エンドフレーム、及び、ブラシホルダとに
よって形成され、該空間にはシール剤が装填される。従
って、装填空間に装填されたシール剤によって、モータ
は確実にシールされるとともに、ヨークの端部が、エン
ドフレーム又はブラシホルダに当接するため、モータの
組立寸法の誤差を小さくすることができる。又、装填空
間は、ヨーク及びエンドフレームの外側に位置しない範
囲内に形成されるため、モータの外形寸法の増大を抑制
することができる。
【0013】請求項3に記載の発明によれば、ヨークの
端部は、エンドフレームに当接する。装填空間はヨーク
とエンドフレームから外側に位置しない範囲でヨーク及
びエンドフレームによって形成されると、前記空間に
は、ヨーク及びエンドフレームのうちいずれか一方に形
成された曲面が装填空間に向かって突出するようになっ
ている。そして、該空間にはシール剤が装填される。従
って、装填空間に装填されたシール剤によって、モータ
は確実にシールされるとともに、ヨークの端部がエンド
フレームに当接するため、モータの組立寸法の誤差を小
さくすることができる。又、装填空間は、ヨーク及びエ
ンドフレームの外側に位置しない範囲内に形成されるた
め、モータの外形寸法の増大を抑制することができる。
【0014】請求項4に記載の発明によれば、エンドフ
レームと、シール部構成材又はブラシホルダとの少なく
とも一方に、装填空間と繋がる補助空間が形成される。
従って、シール剤が装填空間に適量より多く装填され、
エンドフレームがヨークに対して嵌着された場合、該空
間から溢れた余分なシール剤が補助空間に流れ込むた
め、溢れたシール剤がヨークとの当接部分に介在するこ
とがない。つまり、モータの組立寸法の誤差を更に小さ
くすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施の
一形態を図1〜図3に従って説明する。図1は、モータ
を示す。モータ1のヨーク2は一端が開放された円筒形
であって、その端部にはモータ1の径方向外側に折り曲
げられた折曲部3が形成されている。折曲部3の先端寄
りには、図2に示すようにモータ1の径方向に対して平
行な当接面3aが形成される。又、折曲部3の当接面3
aより内側には、曲面3bが形成される。ヨーク2に
は、ロータ4がベアリング5を介して回転可能に支持さ
れている。該ヨーク2の内周面には複数個のマグネット
6が固定され、開放部側には円環状のシール部構成材と
してのブラシホルダ7が嵌挿されている。
【0016】前記ブラシホルダ7は、該ヨーク2の開放
部側の端面7aが折曲部3の当接面3aと同一平面上と
なるようになっている。該ホルダ7には、ロータ4のコ
ンミテータ4aに摺接する1対のブラシ8が装着されて
いる。又、該ホルダ7の側面7bには、図2及び図3に
示すように前記モータ1の軸線方向に対して平行な方向
に補助空間としての溝9が複数個形成されている。該溝
9は、端面7aから形成されている。
【0017】図1に示すように、前記ヨーク2の開放部
に嵌着されるエンドフレーム10には、その中心部に嵌
挿孔11が形成されている。嵌挿孔11にはベアリング
5が固着され、前記ロータ4の回転軸4bを回転可能に
支持する。エンドフレーム10の周縁部には、図2に示
すようにモータ1の軸線方向に対して平行であってヨー
ク2側に屈曲形成された屈曲部12が形成されている。
尚、エンドフレーム10の屈曲部12の内周面に接する
径は、前記ヨーク2の折曲部3の最外部における径と略
同一である。
【0018】ここで、エンドフレーム10が前記ブラシ
ホルダ7をヨーク2に装着した状態において、該フレー
ム10の内側面10a、該ホルダ7の側面7b、及び、
折曲部3の曲面3bによって環状の装填空間Dが形成さ
れる。この装填空間Dは、ヨーク2及びエンドフレーム
10の外側に位置しない。尚、装填空間Dは、ブラシホ
ルダ7の側面7bに形成された各溝9と繋がるようにな
っている。そして、この装填空間Dには、モータ1内部
に液体等の侵入を防止するために十分な量のシール剤S
が装填される。
【0019】エンドフレーム10は、前記ヨーク2内に
ロータ4、マグネット6、ブラシホルダ7等を収容し、
装填空間Dに適量のシール剤Sを装填した状態で嵌着さ
れる。このとき、シール剤Sが装填空間Dに適量よりも
多く装填された場合、該空間Dに前記ブラシホルダ7の
側面7bに形成された各溝9が繋がっているため、該空
間Dから溢れた余分なシール剤Sが溝9に流れ込むよう
になっている。つまり、溢れたシール剤Sがエンドフレ
ーム10とヨーク2との間に介在することがないため、
モータ1の組立寸法の誤差は生じない。
【0020】そして、エンドフレーム10は、その内側
面10aに前記折曲部3の当接面3aが当接した状態
で、該折曲部3に対して屈曲部12の先端部分をかしめ
ることによって該ヨーク2に固定される。
【0021】従って、モータ1は、シール剤Sの装填量
が異なっても組立寸法の誤差が小さくなり、かつ適量の
シール剤Sが装填空間Dに装填されるために確実にシー
ルされる。又、装填空間Dをヨーク2及びエンドフレー
ム10の外側に位置しない範囲内に形成したため、モー
タ1の外形寸法の増大が抑制される。
【0022】上記したように、本実施の形態によれば、
以下に示す特徴を有する。 (1)エンドフレーム10の内側面10a、ブラシホル
ダ7の側面7b、及び、折曲部3の曲面3bによって環
状の装填空間Dが形成され、該空間Dにモータ1内部に
液体等の侵入を防止するために十分な量のシール剤Sが
装填される。従って、装填空間Dに装填された適量のシ
ール剤Sによって、モータ1は確実にシールされるとと
もに、エンドフレーム10とヨーク2との間にはシール
剤Sが介在しないため、シール剤Sによる該モータ1の
組立寸法の誤差を小さくすることができる。又、装填空
間Dは、ヨーク2及びエンドフレーム10の外側に位置
しない範囲内に形成されるため、モータ1の外形寸法の
増大を抑制することができる。
【0023】(2)ブラシホルダ7の側面7bには、シ
ール剤Sが装填される装填空間Dと繋がる溝9が形成さ
れる。従って、シール剤Sが装填空間Dに適量よりも多
く装填され、エンドフレーム10をヨーク2に対して嵌
着された場合、該空間Dから溢れた余分なシール剤Sが
溝9に流れ込むため、溢れたシール剤Sがエンドフレー
ム10とヨーク2との間に介在することがなく、モータ
1の組立寸法の誤差を更に小さくすることができる。
【0024】尚、実施形態は上記に限定されることはな
く、次のように変更してもよい。 (1)上記実施の形態では、図2に示すようにヨーク2
の折曲部3にはモータ1の径方向に対して平行な当接面
3aを形成し該面3aをエンドフレーム10に当接さ
せ、又、ブラシホルダ7には該モータ1の軸線方向に対
して平行な方向に溝9を形成したが、各部材の形状はこ
れに限定されるものではない。例えば、図4(a)に示
すように前記当接面3aを形成しない折曲部3としても
よい。このように構成すれば、モータ1の径方向の寸法
を小さくすることができる。
【0025】又、図4(b)に示すように、ブラシホル
ダ7に形成される溝9に替えて、該ホルダ7の角を所定
の半径で丸めた面取り部Rとしてもよい。このように構
成すれば、シール剤Sの逃げる方向に対してその空間が
徐々に狭くなるため、該シール剤Sの逃げ過ぎを防止す
ることができる。
【0026】又、図4(c)に示すように、エンドフレ
ーム10のヨーク2の折曲部3が当接する部分を該ヨー
ク2側に折り曲げ、該折曲部3の先端部分と係止する係
止部10bを形成してもよく、この場合、ヨーク2の軸
線方向の長さを、係止部10bを形成するために折り曲
げられた部分の軸線方向の長さだけ短く形成する。又、
溝9をブラシホルダ7の端面7aに対して径方向にのび
るように形成してもよい。このように構成すれば、装填
空間Dは拡大され、シール剤Sを十分に装填することが
できる。
【0027】(2)上記実施の形態では、図2に示すよ
うにヨーク2の端部に折曲部3を形成したが、図5
(a)に示すように該ヨーク2に折曲部3を形成せず、
エンドフレーム10のヨーク2が当接する部分を該ヨー
ク2側に折り曲げ、ヨーク2の端面2aの外側部分に係
止する係止部10cを形成し、エンドフレーム10の内
側面10a、ブラシホルダ7の側面7b、及び、ヨーク
の端面2aによって装填空間Dを構成してもよい。尚、
この場合、ヨーク2の軸線方向の長さを、係止部10c
を形成するために折り曲げられた部分の軸線方向の長さ
だけ短く形成する。このように構成すれば、モータ1の
径方向の寸法を小さくすることができる。
【0028】又、図5(b)に示すように、エンドフレ
ーム10のヨーク2が当接する部分をモータ1の内側に
打ち出し、ヨーク2の端面2aの内側部分に係止する打
出凸部10dを形成し、該凸部10dの径方向外側に位
置するエンドフレーム10の内側面10a及びヨーク2
の端面2aによって装填空間Dを構成してもよい。尚、
この場合、ヨーク2の軸線方向の長さを、打出凸部10
dの軸線方向の長さだけ短く形成する。このように構成
すれば、上記同様にモータ1の径方向の寸法を小さくす
ることができる。
【0029】又、図5(c)に示すように、図5(b)
に示した前記打出凸部10dに替えて、エンドフレーム
10を折り曲げ形成した折曲凸部10eを形成し、該凸
部10eの径方向外側に位置するエンドフレーム10の
内側面10a及びヨーク2の端面2aによって装填空間
Dを構成してもよい。尚、この場合、ブラシホルダ7に
該凸部10eが干渉しないように切り欠き部7cを形成
する。このとき、折曲凸部10eに、切り欠き部7cに
よって形成された空間と装填空間Dとを繋げる補助空間
としての溝10fを形成してもよい。このように構成す
れば、上記同様にモータ1の径方向の寸法を小さくする
ことができる。
【0030】又、図5(d)に示すように、図5(b)
に示した前記打出凸部10dに替えて、ブラシホルダ7
にヨーク2の端面2aの内側部分に係止する係止凸部7
dを形成してもよい。このように構成すれば、上記同様
にモータ1の径方向の寸法を小さくすることができる。
【0031】(3)上記実施の形態では、ブラシホルダ
7を装填空間Dの構成の一部としたが、該ホルダ7に限
らず、ヨーク2に収容される他の部材を該空間Dの構成
の一部としてもよい。
【0032】(4)上記実施の形態では、モータ1は一
端が開放された円筒形状のヨーク2を用いたが、円筒形
状に限定されるものではない。又、両端が開放されたヨ
ークであってもよい。
【0033】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
確実にモータをシールするとともに、該モータの組立寸
法の誤差を小さくし、しかも該モータの外形寸法の増大
を抑制し得るモータのシール構造を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態におけるモータの断面図。
【図2】 モータの要部断面図。
【図3】 図2におけるブラシホルダのX−X断面図。
【図4】 (a)〜(c)は、別例におけるモータの要
部断面図。
【図5】 (a)〜(d)は、別例におけるモータの要
部断面図。
【図6】 従来におけるモータの断面図。
【図7】 モータの要部断面図。
【図8】 従来における別のモータの要部断面図。
【符号の説明】
1…モータ、2…ヨーク、7…シール部構成材としての
ブラシホルダ、8…ブラシ、9,10f…補助空間とし
ての溝、10…エンドフレーム、D…装填空間、S…シ
ール剤。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータ(1)の外枠を形成するヨーク
    (2)と、前記ヨーク(2)の開放部に嵌着されるエン
    ドフレーム(10)とのモータのシール構造であって、 前記ヨーク(2)の開放部には、前記ヨーク(2)及び
    前記エンドフレーム(10)に嵌着又は当接するシール
    部構成材(7)が配置され、前記ヨーク(2)の端部
    が、前記エンドフレーム(10)又はシール部構成材
    (7)のいずれか一方に当接するとともに、前記ヨーク
    (2)とエンドフレーム(10)から外側に位置しない
    範囲で前記ヨーク(2)、エンドフレーム(10)、及
    び、シール部構成材(7)とによって装填空間(D)を
    形成し、当該空間(D)は前記ヨーク(2)、シール構
    成部材(7)及びエンドフレーム(10)のうち少なく
    ともいずれか一つに形成された曲面を含んで形成し、か
    つ、当該曲面が前記装填空間(D)に向かって突出して
    いるとともに、当該空間(D)にシール剤を装填したこ
    とを特徴とするモータのシール構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のモータのシール構造に
    おいて、 前記シール部構成材(7)は、ブラシ(8)を装着した
    ブラシホルダ(7)であることを特徴とするモータのシ
    ール構造。
  3. 【請求項3】 モータ(1)の外枠を形成するヨーク
    (2)と、前記ヨーク(2)の開放部に嵌着されるエン
    ドフレーム(10)とのモータのシール構造であって、 前記ヨーク(2)の端部が前記エンドフレーム(10)
    に当接するとともに、前記ヨーク(2)とエンドフレー
    ム(10)から外側に位置しない範囲で前記ヨーク
    (2)及びエンドフレーム(10)によって装填空間
    (D)を形成し、当該空間(D)は、前記ヨーク(2)
    及びエンドフレーム(10)のうち少なくともいずれか
    一方に形成された曲面を含んで形成し、かつ、当該曲面
    が前記装填空間(D)に向かって突出しているととも
    に、当該空間(D)にシール剤(S)を装填したことを
    特徴とするモータのシール構造。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のモータ
    のシール構造において、 前記エンドフレーム(10)と、前記シール部構成材
    (7)又は前記ブラシホルダ(7)との少なくとも一方
    に、前記装填空間(D)と繋がる補助空間(9,10
    f)を形成したことを特徴とするモータのシール構造。
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