JPH11252870A - 電動モータのハウジング構造 - Google Patents

電動モータのハウジング構造

Info

Publication number
JPH11252870A
JPH11252870A JP6778198A JP6778198A JPH11252870A JP H11252870 A JPH11252870 A JP H11252870A JP 6778198 A JP6778198 A JP 6778198A JP 6778198 A JP6778198 A JP 6778198A JP H11252870 A JPH11252870 A JP H11252870A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yoke
brush holder
end bracket
peripheral surface
recess
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6778198A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuji Uehara
修二 上原
Katsutoshi Ito
克敏 伊藤
Yasuhiro Takebe
康弘 竹部
Hiroshi Hiruma
宏 蛭間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsuba Corp
Original Assignee
Mitsuba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsuba Corp filed Critical Mitsuba Corp
Priority to JP6778198A priority Critical patent/JPH11252870A/ja
Priority to TW88101927A priority patent/TW419880B/zh
Priority to EP99400498A priority patent/EP0940906A3/en
Priority to IDP990172D priority patent/ID22110A/id
Publication of JPH11252870A publication Critical patent/JPH11252870A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K5/00Casings; Enclosures; Supports
    • H02K5/04Casings or enclosures characterised by the shape, form or construction thereof
    • H02K5/15Mounting arrangements for bearing-shields or end plates
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K5/00Casings; Enclosures; Supports
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K5/00Casings; Enclosures; Supports
    • H02K5/04Casings or enclosures characterised by the shape, form or construction thereof
    • H02K5/10Casings or enclosures characterised by the shape, form or construction thereof with arrangements for protection from ingress, e.g. water or fingers
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K5/00Casings; Enclosures; Supports
    • H02K5/04Casings or enclosures characterised by the shape, form or construction thereof
    • H02K5/14Means for supporting or protecting brushes or brush holders
    • H02K5/143Means for supporting or protecting brushes or brush holders for cooperation with commutators
    • H02K5/148Slidably supported brushes

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ヨークとエンドブラケットとで構成したハウ
ジングにブラシホルダを組込む作業を封止性の高いもの
とする。 【解決手段】 エンドブラケット4に凹部を設け、該凹
部にブラシホルダ10の基部10aを印篭嵌合させると
共に、ブラシホルダ嵌合片部10eをヨーク3の内周面
に印篭嵌合させ、ブラシホルダ基部10aの膨出部10
hと対向する凹部4cの内周面9bとの間に形成される
スペースに、封止材13を組込んだ状態でエンドブラケ
ット4とヨーク3とを封止固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両等に搭載され
る電装品を構成する電動モータのハウジング構造の技術
分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種電動モータのなかには、
コンミテータを備えた回転子が収納されるヨークと、該
ヨークの開口端部を覆蓋するエンドブラケットとでハウ
ジングを構成したものがある。このようなものにおい
て、コンミテータに摺接するブラシは、ハウジング内に
固定支持されたブラシホルダに収納されることになる
が、この場合にブラシホルダは、予めエンドブラケット
に固定し、該エンドブラケットを封止材を介してヨーク
に組み込むことでハウジング内に封止状に支持するよう
にしたものが提唱されている。そして従来、ブラシホル
ダのエンドブラケットへの固定方法としては、図8
(A)、(B)のようにエンドブラケット16にブラシ
ホルダ17を螺子18によって固定するものや、図8
(C)のように、金属製のエンドブラケット19に樹脂
製のブラシホルダ20を一体的に樹脂モールドするもの
等の固定手段が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで前記従来のも
ののうち、前者のものは、螺子18を用いて止め付ける
ものであるため組付け工程数が多くなって煩雑になって
しまうばかりでなく、電動モータの駆動時においてブラ
シの振動により前記固定用の螺子18が弛んでしまう惧
れがあり、これを回避するには弾性のある特別なワッシ
ャ18aを介して螺子止め固定を行う等の配慮が必要
で、部品点数が増加する許りでなくコストアップになる
等の問題が生じる。一方、後者のものでは、膨張係数が
大きく相違するもの同志のモールド加工であるため、シ
ール性能を確保するため金属材と樹脂材との境界部分に
シール材を塗布してからモールド加工する必要があり、
その分作業性が損なわれて生産性が低下する等の問題が
あり、これらに本発明が解決しようとする課題があっ
た。さらに、このようにしてブラシホルダを固定したエ
ンドブラケットをヨークに封止状に組付けるには、これ
ら部材同志のあいだに封止材を組込むことになるが、こ
の場合、封止材21は、図8(C)に示すように予め一
方の部材、この場合はエンドブラケット19に固定され
たブラシホルダ20の外周面に外径方向から装着し、そ
の後、該ブラシホルダ20に他方の部材であるヨーク2
2を軸方向に外嵌組込みするという二段階の作業が必要
となり、このことも作業性の低下の一因となっていて問
題があり、これらに本発明が解決しようとする課題があ
った。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創
作されたものであって、電動モータのハウジングを、コ
ンミテータを備えたアーマチュアが収納される筒状のヨ
ークと、該ヨーク開口端部を覆蓋するエンドブラケット
とを備え、ヨーク開口端に形成のフランジ部をエンドブ
ラケットの内面に当接する構成とし、前記コンミテータ
に摺接するブラシを支持するためのブラシホルダをヨー
ク開口部に設けるにあたり、エンドブラケット内面には
ブラシホルダの基部が内嵌する凹部が形成され、ブラシ
ホルダはヨーク内周面に嵌合すべく基部から突設される
嵌合片部を備え、基部外周に、ヨーク内径よりも大径
で、かつエンドブラケット凹部内径よりも小径な状態で
膨出する膨出部を設けて、膨出部と、凹部の内周面部お
よび底面外径側面部と、フランジ部とで囲繞されるスペ
ースを形成し、該スペースに封止材を弾圧状に組込んだ
ものである。そして、このようにすることにより、ブラ
シホルダを特別な固定手段を用いることなく固定できる
うえ、封止材のエンドブラケットへの組込みをヨーク組
込み方向と同方向にできる。このものにおいて、本発明
のブラシホルダの膨出部は傾斜面に形成されているもの
とすることができる。さらにこのものにおいて、本発明
のエンドブラケット凹部は、ブラシホルダ基部を内嵌す
る底深の第一凹部と、該第一凹部より大径で、膨出部外
周面に対向する内周面を有する底浅の第二凹部とで構成
されているものとすることができる。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図1
〜図5に示す図面に基づいて説明する。図面において、
1は電装品を構成する電動のハウジングであって、該ハ
ウジング1は、内周面に永久磁石2が固着され有底筒状
に形成されるヨーク3と、該ヨーク3の開口端部を覆蓋
するエンドブラケット4とで構成されている。そして、
ハウジング1には、アーマチュア5を構成するアーマチ
ュア軸5aが、軸受6、6aを介して回動自在に支持さ
れている。ここで、アーマチュア5は、アーマチュア軸
(出力軸)5aに巻装されるアーマチュアコイル5bの
エンドブラケット4側端面(一側端面)にコンミテータ
7が一体配設される設定となっている。つまり、本実施
の形態のコンミテータ7はアーマチュアコイル5bの端
面に平面状に配される平面コンミテータに構成されてお
り、複数の整流子片7aはアーマチュア軸5aに対して
放射状に配され、その摺接面が一方側に向けて配されて
いる。
【0006】さて、前記ヨーク3は内径Aを有する有底
円筒状に形成され、その底面部3aに他方に向けて突出
する軸受部3bが形成されており、該軸受部3bに、軸
受6aを介してアーマチュア軸5aの他端部が軸承され
ている。また、ヨーク3の開口端縁部には外径側に向け
て拡開するように折曲されたフランジ部3cが一体的に
形成されている。そして、該フランジ部3cの外径側に
は、一対の突片3dが一体形成されているが、これら突
片3dは点対称とはならない位置関係で形成されると共
に、躯体取付け用の貫通孔3eがそれぞれ穿設されてい
る。
【0007】一方、前記エンドブラケット4は金属板材
をプレス成形して構成されたものであって、中央部には
一方側に向けて突出した軸受部4aが絞り加工により形
成され、ここに軸受6が内装される。前記軸受部4aの
突出端面には貫通孔4bが穿設されており、アーマチュ
ア軸(出力軸)5aの一端部が、貫通孔4bから突出す
る状態で軸受部4aに軸承される設定となっている。さ
らに、エンドブラケット4の内側面(他側面)には、底
深さが浅深段差状になったリング状の凹部4cが打出し
加工により凹設されている。前記凹部4cは、第一、第
二凹部8、9とで構成され、第一凹部8は深さH1を有
し、内周面8a、底面8b、外周面8cとで構成される
が、第二凹部9は、第一凹部8よりも浅い深さH2(H
1>H2)に設定され、第一凹部外周面8cに続く底面
9a、外周面9bとで構成されている。そして、第一凹
部8の外径B(第一凹部外周面8cにより設定される直
径であって、第二凹部9の内径に相当する)は第二凹部
9の外径C(第二凹部外周面9bにより設定される直
径)よりも小径(B<C)に設定されている。さらに、
前記第一凹部8の外径Bは、前記ヨーク3の内径Aより
も大径(A<B)になるよう寸法設定され、これによっ
て第一凹部外径Bとヨーク内径Aとのあいだに寸法差R
が設定されるように構成されている。また、エンドブラ
ケット4における第二凹部9の外径側には、前記ヨーク
突片3dに対向すべく一対の突片4dが一体形成され、
該突片4dに躯体取付け用の貫通孔4eが穿設されてい
る。そして、後述するように、これら突片4d、3d同
志を対向状に組込むことでヨーク3とエンドブラケット
4との周回り方向の位置決めができるように設定されて
いる。
【0008】10は樹脂材で一体型成形されたブラシホ
ルダであって、該ブラシホルダ10は、ヨーク3の開口
部を塞ぐ状態で組込まれるものであるが、円盤状の基部
10aの中央にはアーマチュア軸5a貫通用の貫通孔1
0bが穿設されている。またブラシホルダ基部10aに
おけるヨーク底面部3aに対向する面(他側面)には、
ブラシ11を軸方向移動自在に収納する一対のブラシ収
納部10cが周回り方向に隣接する状態で突出形成され
ている。このブラシ収納部10cは突出端面に開口10
dが開設され、該開口10dから、弾機12により付勢
されたブラシ11の他端部が突出する設定となってい
る。さらに、ブラシホルダ10の他側面外周縁部から
は、内径Aに設定されたヨーク3に摺動自在に内嵌する
よう寸法設定された嵌合片部10eが突出形成されてい
る。該嵌合片部10eは、周回り方向に間隔を存する状
態で形成されると共に、軸方向突出長さがブラシ収納部
10cの軸方向突出長さと略同じかやや短くなるように
形成されており、ブラシ収納部10cに近接対向する部
位の嵌合片部10eは、ブラシ11から引出されるピグ
テール11aが金属製のヨーク3に接触するのを防止
(絶縁)するべく、ピグテール11aの引き出し方向
(周回り方向)に沿って形成されている。尚、10fは
各ブラシ収納部10cの外径側片部に形成されたピグテ
ール11aを引出すための引き出し溝である。
【0009】さらに、前記ブラシホルダ基部10aにお
けるエンドブラケット4に対向する面(一側面)には、
外径Bを有するエンドブラケット第一凹部8に内嵌する
よう寸法設定されたリング状の突部10gが突出形成さ
れているが、該突部10gの内径は、エンドブラケット
第一凹部8の内周面に対して丁度内嵌する大きさに寸法
設定されている。そうして、基部10aの外周面は、外
径略Bに設定される突部10g外周面と外径略Aに設定
される嵌合片部10e外周面とのあいだで前記寸法差R
だけ小さくなるべく嵌合片部10e側ほど小径の傾斜面
に形成されることになり、該傾斜面部が本発明の膨出部
10hに相当している。
【0010】次に、ブラシホルダ10のエンドブラケッ
ト4への組込みであるが、まず、ブラシホルダ突部10
gをエンドブラケット第一凹部8に内嵌させるが、この
とき、ブラシホルダ10とエンドブラケット4とは、ブ
ラシホルダ突部10gの内径側面がエンドブラケット第
二凹部8の内周面に対して印篭嵌合することによって芯
合せ状態となるように設定されている。この組込み状態
において、ブラシホルダ基部10aの外周面における膨
出部10hは第二凹部9に対向しており、該膨出部10
eの外径側には、第二凹部底面9aと、第二凹部外周面
9bとで囲繞されるスペースが形成されるように設定さ
れ、該スペースにゴム質弾性材等で構成される封止材1
3が組込まれる設定となっている。ここで、第一凹部8
底面には底浅状の段差部8dが周回り方向一箇所に突出
形成されている一方、ブラシホルダ突部10gには前記
段差部8dに係合する切欠き部10iが形成され、ブラ
シホルダ10のエンドブラケット4に対する周方向の位
置決めおよび回り止めができるように設定されている。
さらに、前記スペースに組込まれる封止材13は、前記
スペースに丁度内嵌される寸法に設定され、弾性変形さ
せることなくスペースに組込むことができるように設定
されているうえ、外形形状が断面略四角形となっていて
組込み方向を限定されることがないように配慮されてい
る。さらに封止材13は、軸方向寸法が第二凹部9の深
さH2よりもやや長いものが用いられており、前記組込
み状態で封止材13が第二凹部9から突出して組込まれ
ている。因みに、封止材13は、前述したように弾性変
形しない径寸法を有したものを用いることもできるが、
径寸法をブラシホルダ膨出部10hの外径よりも小さい
ものを採用し、封止材13を弾性変形させた状態で組込
むようにしてもよく、この場合では封止材13はブラシ
ホルダに仮止め状に組込むことができ、以降の組込み作
業時に封止材13を押えたり、支えたりする等の作業が
省略できるうえ、不用意に外れてしまうようなことがな
いという利点がある。
【0011】次に、ブラシホルダ10を組込んだエンド
ブラケット4にヨーク3を軸方向から突当て状に組込む
が、この場合に、ブラシホルダ嵌合片部10eはヨーク
3内周面に摺動自在に内嵌(印篭嵌合)し、これによっ
て、エンドブラケット4とヨーク3との芯合せができる
ように設定されており、もって、エンドブラケット4
と、ブラシホルダ10と、ヨーク3とがそれぞれ芯合せ
状態に組込まれることになる。そしてこの組込み状態に
おいて、前述したように突片4d、3d同志を突き合せ
ることで、エンドブラケット4とヨーク3との周回り方
向の位置決めがなされ、これら突片4d、3d同志を緊
締することで、前記突出している封止材13がヨークフ
ランジ部3cの内径側端面により弾圧されて弾性変形し
てハウジング1が封止状態となるように設定されてい
る。この封止状態において、封止材13は傾斜面状の膨
出部10hと、第二凹部底面9aと、第二凹部外周面9
bと、ヨークフランジ部3cとに弾圧状に当接してお
り、エンドブラケット4とヨーク3とのあいだが封止さ
れると共に、弾性変形した封止材13が膨出部10hを
弾圧することによって、ブラシホルダ10をエンドブラ
ケット4側に押し付ける方向(軸方向)の力が作用し
て、ブラシホルダ10を抜け止め状に固定されるように
設定されている。尚、本実施の形態におけるピグテール
11aは、一方のものはエンドブラケット4に対して絶
縁状に設けられた接続端子11bに接続され、他方のも
のはエンドブラケット4に直接接続されていてアースの
信頼性を高める配慮がなされている。
【0012】因みに、本実施の形態の電動モータは、前
記突片4d、3d同志が対向している仮組込み状態、つ
まり突片4d、3d同志の緊締がなされていない非封止
状態の段階で工場出荷され、現場で突片4d、3dを介
して躯体ブラケット等に取付け緊締することに伴い、突
片4d、3d同志の緊締を行い封止状態となるように構
成されている。そのため、前記仮組込み状態の各突片4
d、3d同志をジョイントプレート14、15により仮
固定し、該仮固定状態で工場出荷し、このものをそのま
ま躯体に取付けできるように配慮されている。前記ジョ
イントプレート14、15は、エンドブラケット突片4
d側からあてがわれ、係合爪14a、15aをヨーク突
片3d側でカシメることで取り付けられるようになって
いる。このとき、エンドブラケット貫通孔4eはヨーク
貫通孔3eよりも大径に形成されており、ジョイントプ
レート14、15に形成の孔筒14b、15bをエンド
ブラケット貫通孔4eに内嵌した状態で、孔筒14b、
15bの端面がヨーク貫通孔3e外周面と所定間隔を存
して対向し、かつ孔筒14b、15b内径がヨーク貫通
孔3e内径と一致する、または大径となるように設定さ
れている。そうして、ジョイントプレート14、15を
取付けてエンドブラケット4とヨーク3とを周回り方向
位置決め状態とした状態で工場出荷し、このものを孔筒
14b、15bを介して躯体ブラケット等に緊締するこ
とで、電動モータを封止状態にすると同時に躯体取付け
ができるように設定されている。
【0013】叙述の如く構成された本発明の実施の形態
において、エンドブラケット4にブラシホルダ10を印
篭嵌合させ、該印篭嵌合されたブラシホルダ10とヨー
ク3とを、これらのあいだに封止材13を挟み込む状態
で印篭嵌合させることで、ハウジング1は、芯合せされ
た状態で封止状に組込まれることになる。この場合に、
ブラシホルダ10は、傾斜面状の膨出部10hが、ヨー
クフランジ部3cによって弾性変形した封止材13によ
って軸方向に押し付けられるようにして弾圧されてお
り、これによって、ブラシホルダ10は、軸方向への抜
け止めがなされる状態でエンドブラケット4とヨーク4
とのあいだに挟み込まれるようにして固定できることに
なる。この結果、ブラシホルダ10のエンドブラケット
への軸方向の固定を、ハウジング1の封止手段で兼用で
きることになって、従来のもののように、ブラシホルダ
を前記エンドブラケットに固定するための特別な固定手
段が不要になる。しかも、封止材13は、前記スペース
に一つのものが弾圧状に組込まれるものであるが、ブラ
シホルダ10の外周においてエンドブラケット4とヨー
ク3とのあいだに挟まれるようにして弾圧状に介在し、
各封止材13との接触面がそれぞれ弾圧状に押し付けら
れる結果、一つの封止材13でありながら、エンドブラ
ケット4とヨーク3とのあいだを封止できるうえ、ブラ
シホルダ10をエンドブラケット側に挟み込み固定でき
ることになり、この結果、固定手段が不要なうえに封止
材13も一つでよく、もって部品点数の削減、コスト低
下、さらには作業性の改善が計れることになる。
【0014】さらに、前記封止材13は、エンドブラケ
ット4に嵌合するブラシホルダ基部10aの外径側の第
二凹部9に相当するスペースに宛てがうように嵌め込め
ばよい構成となっているため、封止材13を弾性変形さ
せることなく配設できる。しかもその嵌め込み方向は、
ヨーク3を組込む方向と同一のアーマチュア軸5a方向
でよいことになって作業性が改善され、従来の嵌め込み
作業のように、封止材13を弾性変形させて大径にして
部材の外径側から嵌め込むような手間がなくなる。
【0015】またこのものでは、エンドブラケット4と
ブラシホルダ10とは、第一凹部内周面8aにブラシホ
ルダ突部10g内周面が印篭嵌合することにより芯合せ
がなされる一方、エンドブラケット4とヨーク3とは嵌
合片部10eがヨーク3内周面に印篭嵌合することで芯
合せがなされるため、これら印篭嵌合なされた状態で
は、エンドブラケット4、ブラシホルダ10、ヨーク3
とを互いに芯合せ状態にすることができる。さらに、エ
ンドブラケット4とヨーク3とは、それぞれの突部4
d、3d同志を位置合わせすることで周回り方向の位置
決めもできる。
【0016】尚、本発明は前記実施の形態に限定される
ことは勿論なく、エンドブラケットの凹部は前記実施の
形態のように段差状に形成することなく、一段状の凹部
であってもよく、この場合、凹部の外径を、ブラシホル
ダ基部外径よりも大きくなるように設定すればよい。さ
らに、ブラシホルダの基部に形成される膨出部として
は、軸方向に高低差のある段差状部に形成することもで
きる。また、前記第一の実施の形態は、ブラシホルダ1
0とエンドブラケット4との芯合せを、ブラシホルダ突
部10gの内周面とエンドブラケット第一凹部8の内周
面8aとの印篭嵌合で行ったが、突部10gの外周面と
第一凹部8の外周面8cとの印篭嵌合で行うこともでき
る。
【0017】次に、図6、7に示す第二の実施の形態に
ついて説明する。本実施の形態では、前記第一の実施の
形態の如く金属板材をプレス成形したエンドブラケット
ではなく、アルミダイカスト製のエンドブラケット23
が用いられている。この場合、エンドブラケット23の
内側面(他側面)に、底深さの異なる第一、第二凹部2
3a、23bを凹設する一方、ブラシホルダ24の基部
24a一側面に突部24bを一体形成し、該突部24b
を前記第一凹部23aに印篭嵌合せしめる構成とし、ブ
ラシホルダ基部24aに形成される膨出部24cと、第
二凹部23bとで囲繞されるスペースに封止材13を組
込み、そうしてヨークフランジ部3cを組込むことで、
エンドブラケット23とヨーク3とを封止しながら、ブ
ラシホルダ24がエンドブラケット23とヨーク3との
あいだに挟み込まれるようにして固定できることは、前
記第一の実施の形態と同様の構成となっている。
【0018】さらにこのものにおいて、ブラシホルダ2
4の嵌合片部24dは、基部24aの他側面外周縁全体
から突出形成され、ヨーク3の内周面に筒状のヨーク嵌
合片部24dの外周面が印篭嵌合する構成となってい
る。前記ヨーク嵌合片部24dの突出長さはブラシホル
ダ24に形成されるブラシ収納部24eと略同じ長さに
設定され、ブラシ11から延出されるピグテール11a
とヨーク3とのあいだを絶縁していることは前記第一の
実施の形態と同様である。また、前記嵌合片部24dの
突出端部は、外周面が端部側ほど長さSだけ小径になる
ようテーパ面24fに形成されており封止材13の組込
みガイド面となるように構成されている。このため、封
止材13の径寸法がブラシホルダ膨出部24c外径より
も小さいものを採用したような場合に、前記テーパ面2
4fに沿って封止材13を組込むことで、組込み作業が
容易になって組付け性の改善が計れるように配慮されて
いる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電動モータの一部切欠き断面図である。
【図2】図2(A)、(B)はそれぞれ図1の左側面
図、右側面図である。
【図3】図3(A)、(B)、(C)はそれぞれエンド
ブラケットの正面図、図3(A)のA−A断面図、背面
図である。
【図4】図(A)、(B)、(C)はそれぞれブラシホ
ルダの正面図、図3(A)のA−A断面図、背面図であ
る。
【図5】要部の拡大断面図である。
【図6】図6(A)、(B)はそれぞれ第二の実施の形
態の電動モータの一部切欠き断面図、ブラシホルダ組込
み状態のエンドブラケットの内観図である。
【図7】図7(A)、(B)、(C)はそれぞれ第二の
実施の形態のブラシホルダの正面図、図7(A)のA−
A断面図、背面図である。
【図8】図8(A)、(B)、(C)はそれぞれ従来例
を示す要部側面図、正面図、断面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 3 ヨーク 3c フランジ部 4 エンドブラケット 4c 凹部 5a アーマチュア軸 7 コンミテータ 8 第一凹部 9 第二凹部 9b 外周面 10 ブラシホルダ 10a 基部 10e 嵌合片部 10g 突部 10h 膨出部 11 ブラシ 13 封止材 14 ジョイントプレート
フロントページの続き (72)発明者 蛭間 宏 群馬県桐生市広沢町一丁目二六八一番地 株式会社ミツバ内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動モータのハウジングを、コンミテー
    タを備えたアーマチュアが収納される筒状のヨークと、
    該ヨーク開口端部を覆蓋するエンドブラケットとを備
    え、ヨーク開口端に形成のフランジ部をエンドブラケッ
    トの内面に当接する構成とし、前記コンミテータに摺接
    するブラシを支持するためのブラシホルダをヨーク開口
    部に設けるにあたり、エンドブラケット内面にはブラシ
    ホルダの基部が内嵌する凹部が形成され、ブラシホルダ
    はヨーク内周面に嵌合すべく基部から突設される嵌合片
    部を備え、基部外周に、ヨーク内径よりも大径で、かつ
    エンドブラケット凹部内径よりも小径な状態で膨出する
    膨出部を設けて、膨出部と、凹部の内周面部および底面
    外径側面部と、フランジ部とで囲繞されるスペースを形
    成し、該スペースに封止材を弾圧状に組込んだ電動モー
    タのハウジング構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、ブラシホルダの膨出
    部は傾斜面に形成されている電動モータのハウジング構
    造。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、エンドブラ
    ケット凹部は、ブラシホルダ基部を内嵌する底深の第一
    凹部と、該第一凹部より大径で、膨出部外周面に対向す
    る内周面を有する底浅の第二凹部とで構成されている電
    動モータのハウジング構造。
JP6778198A 1998-03-03 1998-03-03 電動モータのハウジング構造 Pending JPH11252870A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6778198A JPH11252870A (ja) 1998-03-03 1998-03-03 電動モータのハウジング構造
TW88101927A TW419880B (en) 1998-03-03 1999-02-09 Housing structure of electric motor
EP99400498A EP0940906A3 (en) 1998-03-03 1999-03-02 Housing structure of electric motor
IDP990172D ID22110A (id) 1998-03-03 1999-03-03 Struktur rumahan motor listrik

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6778198A JPH11252870A (ja) 1998-03-03 1998-03-03 電動モータのハウジング構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11252870A true JPH11252870A (ja) 1999-09-17

Family

ID=13354855

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6778198A Pending JPH11252870A (ja) 1998-03-03 1998-03-03 電動モータのハウジング構造

Country Status (4)

Country Link
EP (1) EP0940906A3 (ja)
JP (1) JPH11252870A (ja)
ID (1) ID22110A (ja)
TW (1) TW419880B (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009005433A (ja) * 2007-06-19 2009-01-08 Asmo Co Ltd モータ
US7772739B2 (en) 2005-12-27 2010-08-10 Asmo Co., Ltd Commutator, direct current motor, and manufacturing method of commutator
KR101361538B1 (ko) * 2013-02-28 2014-02-14 발레오전장시스템스코리아 주식회사 스타트모터용 모터부의 밀봉장치
JP2014039380A (ja) * 2012-08-14 2014-02-27 Mitsuba Corp 電動モータ
JP2016010249A (ja) * 2014-06-25 2016-01-18 アスモ株式会社 減速機付モータ及び減速機付モータの組立方法

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6459188B1 (en) * 2000-07-31 2002-10-01 Valeo Electrical Systems, Inc. Integral brush holder gasket
JPWO2015004795A1 (ja) * 2013-07-12 2017-03-02 株式会社ミツバ モータ装置
US9601967B2 (en) 2014-05-02 2017-03-21 The Scott Fetzer Company Electric motor brush apparatus and method
FR3081632B1 (fr) * 2018-05-28 2020-05-08 Valeo Equipements Electriques Moteur Demarreur de moteur de vehicule etanche avec rondelle porte-balais calee angulairement

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63253837A (ja) * 1987-04-06 1988-10-20 Moriyama Kogyo Kk スタ−タモ−タの防水構造
WO1991003095A1 (de) * 1989-08-25 1991-03-07 Siemens Aktiengesellschaft Elektromotor in geschlossener bauart
JPH0498860U (ja) * 1991-01-24 1992-08-26
JP2759164B2 (ja) * 1991-11-29 1998-05-28 澤藤電機株式会社 回転機のケーシングのシール構造
JPH07322551A (ja) * 1994-05-25 1995-12-08 Mabuchi Motor Co Ltd 小型モータ
DE4440479C2 (de) * 1994-11-12 1997-08-21 Temic Auto Electr Motors Gmbh Elektromotorischer Antrieb für ein stirnseitig an einem Motorgehäuse anflanschbares Aggregat
DE4444643A1 (de) * 1994-12-15 1996-06-20 Teves Gmbh Alfred Elektromotor
FR2729514A1 (fr) * 1995-01-13 1996-07-19 Valeo Equip Electr Moteur Machine electrique tournante munie de moyens perfectionnes d'assemblage et d'etancheite
JPH1032952A (ja) * 1996-07-16 1998-02-03 Unisia Jecs Corp モータ
JP3394410B2 (ja) * 1997-02-06 2003-04-07 アスモ株式会社 回転電機の製造方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7772739B2 (en) 2005-12-27 2010-08-10 Asmo Co., Ltd Commutator, direct current motor, and manufacturing method of commutator
JP2009005433A (ja) * 2007-06-19 2009-01-08 Asmo Co Ltd モータ
JP2014039380A (ja) * 2012-08-14 2014-02-27 Mitsuba Corp 電動モータ
KR101361538B1 (ko) * 2013-02-28 2014-02-14 발레오전장시스템스코리아 주식회사 스타트모터용 모터부의 밀봉장치
JP2016010249A (ja) * 2014-06-25 2016-01-18 アスモ株式会社 減速機付モータ及び減速機付モータの組立方法

Also Published As

Publication number Publication date
ID22110A (id) 1999-09-09
EP0940906A3 (en) 2000-12-06
TW419880B (en) 2001-01-21
EP0940906A2 (en) 1999-09-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0218669Y2 (ja)
CN110771017B (zh) 具有壳体的电驱动单元
KR100769840B1 (ko) 전기식 구동 유니트
JP5394864B2 (ja) モータ
JPWO2007080887A1 (ja) 回転電機
JP4785852B2 (ja) 電動モータ
JP3274072B2 (ja) 電動モータにおける給電部構造
JPH11252870A (ja) 電動モータのハウジング構造
JPH1028349A (ja) 電動モータの防水構造
JPH0567168U (ja) モータのケーシング構造
JPH07322552A (ja) 小型モータ
JP3901838B2 (ja) 電動モータのハウジング
JPH07322551A (ja) 小型モータ
CN110581620A (zh) 电刷组件、包含该电刷组件的电机和电动助力转向系统
JP6544417B2 (ja) モータ及び車両用パワーウインド装置
CN211606231U (zh) 旋转电机
JP4179590B2 (ja) 回転電機におけるブラシホルダ固定構造
JPH07194048A (ja) ブラシホルダステーの支持装置
JP2023148181A (ja) 電動アクチュエータ
JP6771655B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP4852405B2 (ja) 電動モータ
JPH0534210Y2 (ja)
JP2000333402A (ja) モータの組立構造
JP2829182B2 (ja) ブラシ装置
JP6262291B2 (ja) モータ及び車両用パワーウインド装置