JP3167911B2 - トナー回収用ローラ部構造 - Google Patents

トナー回収用ローラ部構造

Info

Publication number
JP3167911B2
JP3167911B2 JP269896A JP269896A JP3167911B2 JP 3167911 B2 JP3167911 B2 JP 3167911B2 JP 269896 A JP269896 A JP 269896A JP 269896 A JP269896 A JP 269896A JP 3167911 B2 JP3167911 B2 JP 3167911B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
roller
photosensitive drum
toner collecting
collecting roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP269896A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09190076A (ja
Inventor
俊紀 西村
亮二 西村
直樹 元林
悟 米本
郁雄 牧江
高志 永島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Mita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Mita Corp filed Critical Kyocera Mita Corp
Priority to JP269896A priority Critical patent/JP3167911B2/ja
Publication of JPH09190076A publication Critical patent/JPH09190076A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3167911B2 publication Critical patent/JP3167911B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、あるいはファクシミリ等の画像形成装置の現像装置
に適用されるトナー回収用ローラ部構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置は、定速回転される感光体
ドラムを備えた像形成部を有しており、この感光体ドラ
ムの表面に形成されたトナーによる原稿画像を転写紙に
転写し、定着することによってコピーを行うように構成
されている。感光体ドラムは、その表面に均一に電荷が
与えられた後、原稿を読み取った光像により露光されて
潜像が形成され、さらにトナーが吸着されて顕在化され
るようになされている。
【0003】感光体ドラムの表面へのトナーの供給は、
現像装置のトナーリサイクル機構によって行われるよう
になっている。上記現像装置は、内部に感光体ドラムに
平行でかつ若干の隙間を介して対向した現像ローラを有
し、トナーは、この現像ローラの回転に誘導されつつそ
の外周面から上記隙間を介して感光体ドラムの外周面に
供給され、これによって感光体ドラムの外周面にトナー
像が形成されるようになっている。そしてトナーリサイ
クル機構は、上記のような現像装置に付設され、スクリ
ューコンベヤ等を用いてトナーを循環させるように構成
されている。
【0004】そして、従来、上記感光ドラムと現像ロー
ラの対向部分の下部には、特開平4−323671号公
報に記載されているように、トナー回収用のローラが感
光体ドラムの軸心方向に延びるように配設されており、
このトナー回収用ローラを感光体ドラムに非接触状態で
同ドラムの回転方向と反対方向に回転させることによっ
て、感光ドラムと現像ローラとの隙間からこぼれ落ちた
トナーを回収するようになされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記トナー
回収用ローラは、現像装置の下縁部に一体に固定されて
いることから、トナー回収ローラと感光体ドラムとの対
向状態を調整したり、ローラの外周面を清掃しようとす
れば、一旦、現像装置を画像形成装置内のフレームから
取り外し、さらに、ネジ止め或は嵌め合い等で固定され
ているトナー回収用ローラを現像装置から分離するとい
う面倒な操作を行った後、設置位置の調整やローラ面の
清掃を行わなければならず、多くの手間と時間がかか
り、画像形成装置のメンテナンスを行う上での問題点と
なっていた。
【0006】そして、特にトナー回収用ローラと感光体
ドラムとの対向状態の調整に関しては、現像装置側で行
われるため、調整後に現像装置をフレームに装着した状
態では、確実な調整結果が得られていない場合が多いと
いう問題点を有している。
【0007】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたものであり、メンテナンス操作が極めて
容易で、かつ、トナー回収用ローラと感光体ドラムとの
相対位置を確実に設定し得るトナー回収用ローラ部構造
を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
画像形成装置の装置本体内のフレームに回転可能に設け
られた感光体ドラムの外周面に現像装置によって側方か
ら供給されたトナーのこぼれを回収するトナー回収用ロ
ーラ部構造であって、上記現像装置の下方で外周面が上
記感光体ドラムの外周面に対向するトナー回収用ローラ
と、このトナー回収用ローラの下部にトナー回収用ロー
ラの全長に亘って設けられたトナー回収板とが備えら
れ、上記トナー回収用ローラは、上記フレームに支持軸
回りに回転可能に支持され、上記フレームには、上記支
持軸を支持する軸受部材が設けられ、この軸受部材は、
感光体ドラムの方向に向かうように移動可能で、かつ、
上記移動がロックされることによりトナー回収ローラの
位置決めが行われるように構成されていることを特徴と
するものである。
【0009】この発明によれば、現像装置から感光体ド
ラムに供給されたトナーのうちこぼれて落下したもの
は、下部に設けられたトナー回収用ローラに捕捉され、
その回転によってトナー回収板に回収される。そして、
トナー回収用ローラは、上記フレームに支持軸回りに回
転可能に支持されているため、従来の現像装置に支持さ
れているトナー回収用ローラに比べて、トナー回収ロー
ラと感光体ドラムとの対向状態の調整が容易になる。
【0010】請求項1記載の発明において、上記フレー
ムに、感光体ドラムの方向に向かうように延びた長孔を
穿設し、上記軸受部材を、上記長孔に移動可能に嵌め込
むとともに、外面側に突設された雄ネジをナットで締結
することにより上記移動をロックするように構成するこ
とができる(請求項2)。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の発明において、上記トナー回収用ローラの支持軸
の両側部に位置決め片が外嵌され、上記位置決め片が上
記感光体ドラムの回転軸に取り付けられた軸受に当止す
ることによってトナー回収用ローラの外周面が感光体ド
ラムの外周面に所定の間隔を空けて対向するように設定
されていることを特徴とするものである。
【0012】この発明によれば、位置決め片を感光体ド
ラムの回転軸に取り付けられた軸受に当止させることに
より、トナー回収用ローラの外周面が感光体ドラムの外
周面に予め設定された間隔を維持した状態で対向する。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るトナー回収
用ローラ部構造が適用された複写機の一実施形態を示す
全体斜視図、図2は、その内部構成図である。複写機1
は、複写機本体1aと、その頂部に配設された原稿載置
部1bとからなり、複写機本体1aは、光学機構2、感
光体ドラム31を備えた像形成部3、用紙搬送機構4、
反転機構5、および両面ユニット部6を備えて形成され
ている。
【0014】原稿載置部1bは、複写機本体1aの頂面
開口に装着されたコンタクトガラス1c面を開閉する原
稿押さえ部を用い、マニュアル操作で原稿をセットする
ようにしたものである。なお、原稿載置部1bとして、
コンタクトガラス1cの上部であって、積層された原稿
を1枚ずつコンタクトガラス1c上に搬入して露光位置
にセットし、原稿読み取り後に搬出する自動原稿送り装
置を用いるようにしたものでもよい。
【0015】上記光学機構2は、コンタクトガラス1c
上の原稿をホームポジションH.Pを基準に往動時に走
査するハロゲンランプからなる光源211および反射鏡
212を有する第1光学系21、光源211により照射
され原稿面で反射された原稿像を像形成部3に導く複数
の反射鏡221,222を有する第2光学系22、上記
原稿像を感光体ドラム31面に結像させるレンズ23、
第1、第2光学系21,22を往復方向(図2中に、矢
印で示す)にガイドする一対のガイドレール24、およ
び第1、第2光学系21,22をガイドレール24に沿
ってそれぞれ所定速度で走行させる図略の駆動手段を備
えている。反射鏡223はレンズ23を通過した原稿像
を感光体ドラム31の露光位置に導くものである。
【0016】光源211からの光は、コンタクトガラス
1c上にセットされた原稿に向けて照射され、原稿面で
反射されて原稿像を得る。この原稿像は、図中、一点鎖
線で示すように反射鏡212,221,222で反射さ
れ、レンズ23を経た後、反射鏡223を介して感光体
ドラム31の露光位置に導かれる。
【0017】像形成部3は、図略の駆動手段によって時
計方向に定速回転される感光体ドラム31を備えるとと
もに、感光体ドラム31の周囲に、その回転方向の上流
側から主帯電部32、現像部33、トナー回収ローラ部
34、転写部35、分離部36分およびクリーニング部
37とを備えている。感光体ドラム31は主帯電部32
により表面が均一帯電された後、原稿像が露光されて静
電潜像が形成される。この静電潜像は現像部33でトナ
ーを付着されることによって顕在化され、ついで転写部
35で転写紙に転写される。トナー像が転写された転写
紙は、分離部36で感光体ドラム31から分離された
後、後述する定着部46に導かれる。
【0018】用紙搬送機構4は、複写機本体1aの下部
位置に着脱可能に設けられ、それぞれ積層状態で所定サ
イズの転写紙を収納する複数段の給紙カセットCを備え
るとともに、搬送方向上流側から転写紙を1枚ずつ送り
出す給紙ローラ411,412、給紙された用紙の重送
を防止する捌きローラ対421,422、各搬送ローラ
対431〜434、二次給紙のためのレジストローラ対
44を備える。また、感光体ドラム31の下流方向に
は、一対の回転ローラ451,452間に張架された搬
送ベルト45、定着部46、排出ローラ対47、および
排紙トレイ48が設けられている。搬送ガイド部40
は、捌きローラ対42から給送された用紙を排出ローラ
対47まで搬送するためのもので、所要幅を有して対向
配置された板状体から構成されている。手差しトレイ4
9は所要サイズの転写紙をマニュアルでセット可能にす
るもので、給紙ローラ413及び捌きローラ対423を
有してなり、その下流側で搬送ガイド部40と合流して
いる。定着部46は、上側の熱ローラ461と下側の圧
ローラ462とからなり、熱ローラ461は内部にヒー
タが設けられ、圧ローラ462は熱ローラ461側に所
要の圧力で押圧されている。
【0019】給紙カセットC、あるいは手差しトレイ4
9から給紙ローラ411〜413によって繰り出された
転写紙は、それぞれの搬送ローラ対431〜434を経
てレジストローラ対44まで給送される。レジストロー
ラ対44まで搬送された転写紙は、光学機構2の露光走
査の開始タイミングと同期して二次給紙され、転写部3
5でトナー像を転写される。トナー像を転写された転写
紙は、搬送ベルト45を経て定着部46に搬送され、こ
こでトナー像が転写紙に定着された後、排出ローラ対4
7を経て排紙トレイ48に排出される。
【0020】反転機構5は、定着部46と排出ローラ対
47との間の搬送ガイド部40の途中であって、図略の
電磁ソレノイドによって水平軸511回りに、転写紙を
排出ローラ対47の方向に導く回動位置と、後述の両面
ユニット部6の方向に導く回動位置とに切換えられる方
向切換え板51を有するとともに、方向切換えされた転
写紙を両面ユニット部6に導くべく対向配置された反転
用紙ガイド52、反転用紙ガイド52の途中の搬送ロー
ラ対53、および反転用紙ガイド52の下流端に設けら
れた搬出ローラ対54から構成されている。両面ユニッ
ト部6側に方向切換えされた転写紙は、反転用紙ガイド
52に沿って下方に搬送され、反転用紙ガイド52の搬
送ローラ対53が設けられた部分に形成されている湾曲
部分において定着部46で形成されたカールが矯正さ
れ、可及的に真っ直に戻された状態で搬出ローラ対54
に導かれる。
【0021】両面ユニット部6は、転写紙の両面に複写
を行うためのもので、ユニット部本体60を有する中間
トレイ部7と再給送機構8とから構成されている。中間
トレイ部7は、反転されてきた転写紙を載置する中間ト
レイ71を備えるとともに、この上方に用紙はたき部7
2、ニップローラ73、用紙ガイド74、および用紙面
上に自重落下して用紙の移送に伴って連れ回りする回転
板75を備えている。なお、用紙ガイド74は回転板7
5の取付け位置の前側にのみ設けられ、上部で軸支され
て自重、または下方への僅かな付勢力でもって後方に傾
斜されて中間トレイ71上に当接されているもので、搬
出ローラ対54から搬出された転写紙を中間トレイ71
の面上にスムーズに案内して、転写紙の先端が回転板7
5に衝突することによるストックミスを防止している。
【0022】また、再給送機構8は、中間トレイ71の
下方に形成され、所定間隔を有して対向配置された板状
体からなる再給送ガイド部81を備えるとともに、中間
トレイ71の再給送方向のやや前方側であって、上部周
面を一部露出して設けられた再給紙ローラ82、その前
方の反転ローラ83、一対の回転ローラ841,842
間に張架され、反転ローラ83の周面に接触した状態で
再給送方向と逆方向に回転する捌きベルト84、および
再給送ガイド部81の適所に所要間隔を置いて配設され
た再給送ローラ対851〜853を有して形成されてい
る。また、捌きベルト84の回転ローラ841と反転ロ
ーラ83とが対面する用紙ニップ位置には、可撓性を有
するシート体86がユニット部本体60から下方に垂下
し、その下端が反転ローラ83に当接した状態で取り付
けられている。
【0023】なお、両面ユニット部6は、複写機本体1
aから前方側に抜き出し可能に構成されており、この装
着位置に、両面ユニットに代えて給紙カセットCを前方
側からスライドさせて装填することで、給紙カセットの
3段構成とすることも可能となっている。この場合、給
紙ローラ411及び捌きローラ対421に相当する部分
を給送ユニットとして構成しておき、給紙カセットCの
挿入に先立って、この給送ユニットを装填するようにす
ればよい。
【0024】搬出ローラ対54から中間トレイ71上に
転写紙が送られてくると、用紙はたき部72が回動して
転写紙の後端側(再給送時には先端側)を上方から押さ
えて残存するカールを強制的に真っ直に規制し、この状
態でニップローラ73が再給紙方向に回転して転写紙を
反転ローラ83とシート体86間の用紙ニップ位置まで
移送してニップ状態の確保と前端揃えとを行う。転写紙
の移送状態は回転板75の回動軸に設けられた図略のロ
ータリエンコーダ等で監視されている。この状態で、再
給送、すなわち裏面複写動作の開始指示があると、再給
紙ローラ82、反転ローラ83および捌きベルト84が
回転駆動を開始し、用紙はたき部72による上方からの
押圧作用によって最下位の転写紙から順に1枚ずつ繰り
出され、再給送ガイド部81を経て搬送ガイド部40と
合流する位置まで給送され、合流後は、搬送ローラ対4
33、レジストローラ対44により感光体ドラム31に
導かれる。裏面にトナー像が転写された転写紙は、排出
ローラ対47を経て排紙トレイ48に排出される。
【0025】以下本発明に係るトナー回収用ローラ構造
について図面を基に詳細に説明する。図3は複写機本体
1a内においてトナー回収用のローラ装置340を支持
するフレーム3aの一実施形態を示す斜視図である。ま
た、図4はフレーム3aに支持されたトナーリサイクル
機構の一実施形態を示す一部切欠き斜視図であり、現像
装置330が複写機本体1a内の所定のフレーム3aに
装着され、締結された状態を示している。また、図5は
現像装置330の上記締結が解除された状態を示してい
る。また、図6はフレーム3aから引き出された現像装
置330の一実施形態を示す一部切欠き斜視図である。
さらに、図7はトナーホッパの一部切欠き斜視図であ
り、図8は図3のA−A線断面略図である。なお以下、
図3〜図7においては、X−X方向を幅方向、Y−Y方
向を前後方向と表現し、図の紙面の手前側を前方または
前部、同向う側を後方または後部と表現する。
【0026】複写機本体1a(図2)には、図3に示す
ような現像装置330(図4)を支持するフレーム3a
が内装されている。このフレーム3aは、底部に形成さ
れた升形基部3b、この升形基部3bの幅方向両側部か
ら立設された一対の側板3c、および上記升形基部3b
内の底部前方に形成された底板3dからなる基本構成を
有している。
【0027】左方の側板3c下部外方には、側板3cか
ら離間した上下方向に延びる外側板3c′が設けられ、
この外側板3c′に後述するローラ装置340が備えた
トナー回収ローラ342の左端部が支持される。外側板
3c′の下縁部と左方の側板3cとの間には前後方向に
延びる長尺底板3c″が形成され、この長尺底板3c″
上にトナー回収ローラ部34の駆動手段を配置し得るよ
うにしている。
【0028】升形基部3b内の底板3dより後方は開放
された開放部3eが形成され、この開放部3eの上部の
側板3c間に感光体ドラム31(図4)が配設されると
ともに、開放部3eの下部に転写部35および分離部3
6(図2)が配されるようになっている。また、升形基
部3bの後方端部の側板3c間には、クリーニング部3
7を構成するクリーニング装置370が配設されてい
る。
【0029】底板3dの上部には現像装置330を配置
する空間が設定され、この空間内に導入された現像装置
330は、底板3dによって支持されるとともに、升形
基部3bの前方縁部に設けられた締結手段3fによって
締結され(図4)、これによって現像装置330のフレ
ーム3aへの装着状態が安定するようにしている。ま
た、左方の側板3cの外壁面には、側板3cの上下方向
の中央部から外方に向かって突設された前後方向に延び
るフック板30cが設けられ、このフック板30cを介
してフレーム3aにリサイクル機構335の一部を構成
するトナーホッパ336(図4、図5、図7)が取り付
けられるようになっている。
【0030】また、開放部3eに対応した左右の側板3
cには、感光体ドラム31の図略の支持軸を支持する軸
孔31aが設けられた軸受板31bが着脱可能に装着さ
れているとともに、クリーニング装置370に対応した
左方の側板3cには、回収したトナーT(図7)をトナ
ーホッパ336に導くためのトナー導出孔37aが設け
られている。
【0031】上記締結手段3fは、図4および図5に示
すように、升形基部3bの前縁部に設けられた幅方向一
対の締結腕3gと、これら締結腕3gの先端部に幅方向
に延びるように架橋された押え板3hと、押え板3hの
幅方向の中央部裏面に付設された押え片3iとからなっ
ている。上記締結腕3gは、升形基部3b内にセットさ
れた現像装置330の前面外形に対応するように折り曲
げられて形成され、その基端部が升形基部3bの前方縁
部で図略の水平軸回りに回動自在に軸支されている。
【0032】かかる締結腕3gの基端部には、図4に示
す状態で升形基部3bの内側に向けて突出した節度片3
jが設けられている一方、升形基部3bの前縁部の内側
には、両側部で節度片3jを升形基部3bの縁部に向け
て押圧するようにした板バネ3kが固定されている。そ
して、上記節度片3jは、締結手段3fが現像装置33
0を締結した締結姿勢(図4)において板バネ3kの付
勢力より水平軸回りに反時計方向に向かう力を受けると
ともに、締結手段3fが開放した開放姿勢(図5)にお
いて板バネ3kの付勢力により水平軸回りに時計方向に
向かう力を受けるような立体形状に設定され、これによ
って締結手段3fの締結姿勢および開放姿勢が安定する
ようにしている。
【0033】上記底板3dの後方先端縁部には、若干の
傾斜を持って後方に向かうようとともに、最先端部が水
平で後方に向かうように折り曲げられた状態の底板傾斜
縁部3mが設けられ、この底板傾斜縁部3mによって現
像装置330がフレーム3a内で後方にずれるのを防止
している。そして、この底板傾斜縁部3mに、ネジ止め
等で後述するトナー回収板341が設けられているとと
もに、右方の側板3cと左方の外側板3c′間に、外周
面が感光体ドラム31の外周面に対向するトナー回収ロ
ーラ342が架橋されている。
【0034】上記外側板3c′および右方の側板3cに
は、トナー回収ローラ342の支持軸342aを軸受部
材を介して支持するための前後方向に延びる長孔343
aが穿設されており、軸受部材を長孔343a内で前後
方向に移動させて締結することにより、トナー回収ロー
ラ342の位置決めを行い得るようになっている。
【0035】そして、リサイクル機構335は、上記フ
レーム3aに支持された現像装置330内およびクリー
ニング装置370内の搬送手段と、トナーホッパ336
とによって形成されている。上記搬送手段としては、ス
クリューコンベヤが用いられている。
【0036】上記現像装置330は、図6および図8に
示すように、ケーシング331と、このケーシング33
1の前方側に内装されたスクリューコンベヤ337と、
同後方側に内装された現像ローラ332とを備えて形成
されている。上記ケーシング331は、幅方向に長尺の
立体形状を呈し、その前方には高さの低いテラス部33
1aが形成されているとともに、後方にはテラス部33
1aから上方に膨出した台地部331bが形成されてい
る。この台地部331bの略中央上面にはトナーTをケ
ーシング331内に導くためのトナー導入孔3310が
穿設されている。
【0037】上記スクリューコンベヤ337としては、
ケーシング331のテラス部331a内に幅方向に延び
るように配設された第1コンベヤ337aと、この第1
コンベヤ337aに隣接し、かつ平行にケーシング33
1の台地部331b内に配設された第2コンベヤ337
bと、この第2コンベヤ337bに隣接し、かつ平行に
台地部331b内の略中央部に配設された第3コンベヤ
337cとの3本が採用されている。
【0038】そして、第1コンベヤ337aと第2コン
ベヤ337bとの間、および第2コンベヤ337bと第
3コンベヤ337cとの間には仕切壁333が立設さ
れ、この仕切壁333によって第1コンベヤ337aで
トナーTを搬送する第1搬送空間331cと、第2コン
ベヤ337bでトナーTを搬送する第2搬送空間331
dとが形成されているとともに、後方の仕切壁333と
現像ローラ332との間に第3コンベヤ337cによっ
てトナーTを搬送しつつ現像ローラ332にトナーTを
供給するトナー供給空間331eが形成されている。
【0039】また、上記各仕切壁333には、それらの
中央部および両側部にそれぞれ中央部連絡開口333a
および側部連絡開口333bが設けられ、これらの連絡
開口333a,333bによって第1搬送空間331c
と第2搬送空間331dとの間、および第2搬送空間3
31dとトナー供給空間331eとの間をトナーTが流
通し得るようになっている。
【0040】上記各コンベヤ337a,337b,33
7cは、その左端部に設けられた歯車337dによって
互いに連動されるようにしているとともに、スパイラル
の方向が中央部を境に異なるようにしてある。そして、
各コンベヤ337a,337b,337cを回転させた
状態で、トナーTを上記トナー導入孔3310から第1
搬送空間331c内に導入することにより、トナーT
は、各中央部連絡開口333aおよび側部連絡開口33
3bを介して第1搬送空間331c内および第2搬送空
間331d内を八の字を描くように搬送されつつ混合さ
れ、トナー供給空間331eに搬入され、ここで回転し
ている現像ローラ332の表面に供給されるようにして
いる。
【0041】そして、ケーシング331は、その後面部
に長手方向の全長に亘るトナー供給窓334を有してお
り、このトナー供給窓334を介して感光体ドラム31
の表面にトナーTを供給するようにしている。
【0042】上記クリーニング装置370は、前面に幅
方向の全長に亘るトナー回収口371aを備えた長尺箱
型のケーシング371と、このケーシング371に内装
され、かつ、先端部を感光体ドラム31の表面に当接す
るように設定されたウェブ状の払拭部材372と、ケー
シング371内の下部に長手方向に延びるように配設さ
れた、スクリューコンベヤからなる回収コンベヤ373
とからなるものである。
【0043】かかるクリーニング装置370によって、
上記分離部36における分離処理後に感光体ドラム31
の表面に付着しているトナーTは、感光体ドラム31の
回転により上記払拭部材372によって掻き落とされ、
トナー回収口371aを介してケーシング371内に回
収されることになる。
【0044】上記トナーホッパ336は、図4、図5お
よび図7に示すように、その内部に底部が断面視で円弧
状の撹拌槽338と、底面が撹拌槽338の底面よりも
上位で、かつ、フレーム3a側に位置設定されたトナー
搬送棚339とを有している。撹拌槽338内の後方の
フレーム3a側の壁面には、クリーニング装置370か
らのトナーTを導入するための導入孔338cが設けら
れ、回収コンベヤ373によって搬送されたトナーT
は、この導入孔338cを通って撹拌槽338内に導入
されるようになっている。
【0045】そして、撹拌槽338には、前後方向延び
る撹拌軸338aが設けられているとともに、この撹拌
軸338aに一体に撹拌部材338bが取り付けられて
いる。この撹拌部材338bは、撹拌軸338aから互
いに反対方向に突出し、かつ、前後方向に延びるように
形成された撹拌翼を有している。各撹拌翼の先端部には
可撓性部材が付設され、撹拌部材338bの回転によっ
てこの可撓性部材が撹拌槽338の内壁面をこするよう
にしてあり、これによって撹拌槽338内に導入された
トナーTは十分に混合されるようになっている。
【0046】上記トナー搬送棚339の上部には、前後
方向に延びたスクリューコンベヤからなるホッパ内コン
ベヤ339aが設けられている。このホッパ内コンベヤ
339aの駆動により、撹拌部材338bにより撹拌さ
れた撹拌槽338内のトナーTが、後述する旋回アーム
(中継搬送手段)3390内の搬送通路を通り、トナー
導入孔3310を介して現像装置330のケーシング3
31内に導入されるようになっている。
【0047】上記撹拌軸338aは、撹拌槽338の前
方壁面を貫通して外部に突出され、この突出部分の先端
にジョイント338dが設けられている。このジョイン
ト338dに図略の駆動モータの駆動軸が接続されてお
り、駆動モータの駆動によってジョイント338dを介
して撹拌軸338aが回転するようにしている。また、
上記撹拌軸338aおよびホッパ内コンベヤ339aの
中心軸は、トナーホッパ336の後部外壁を貫通して外
部に突出されているとともに、これらの軸は所定の歯車
336a(図7)によって相互に連絡されている。従っ
て、図略の駆動モータの駆動による撹拌軸338aの回
転によってホッパ内コンベヤ339aも回転することに
なる。
【0048】上記トナー搬送棚339は、その前端部に
トナー導出孔339b(図7)を有しており、トナーT
はこのトナー導出孔339bを介して旋回アーム339
0内に向けて導出されるようになっている。このトナー
導出孔339bの縁部には下方に向かって突出した環状
ジョイント339cが設けられている。また、撹拌槽3
38の前端部にはフレーム3aの方向に水平姿勢で突出
した軸受338eが付設されている。
【0049】上記旋回アーム3390は、断面視で下部
が半円形状を呈した樋部3391、および、この上部を
覆って樋部3391と一体化した蓋部3392によって
形成されている。かかる旋回アーム3390は、その基
端側(図7の左方)の蓋部3392に上記トナー導出孔
339bに対応したトナー導入孔3393が穿設されて
いるとともに、トナー導入孔3393の縁部に、上記ト
ナーホッパ336の環状ジョイント339cに外嵌する
環状ジョイント3394が上方に向かって突設されてい
る。また、樋部3391の底部には上記軸受338eの
軸孔に摺接状態で嵌入する垂直軸3395が垂下されて
いる。
【0050】そして、上記旋回アーム3390側の環状
ジョイント3394を、トナーホッパ336側の環状ジ
ョイント3394に外嵌するとともに、垂直軸3395
を軸受338eの軸孔に嵌め込むことにより、旋回アー
ム3390は、垂直軸3395回りに旋回し得るように
している。
【0051】また、旋回アーム3390は、図5に示す
ように、樋部3391の先端側の下部に内部に連通した
接続筒3396を有している。この接続筒3396の外
径は、上記現像装置330のケーシング331のトナー
導入孔3310の内径よりも若干小さく寸法設定されて
おり、これによって旋回アーム3390が、図4に示す
ように、現像装置330のテラス部331a上に位置し
た状態で接続筒3396がトナー導入孔3310に嵌入
され、旋回アーム3390内とケーシング331内とが
相互に連通するようになされている。
【0052】かかる旋回アーム3390は、その内部に
長手方向に延びるように配設されたスクリューコンベヤ
からなるアーム内コンベヤ3397を有している。この
アーム内コンベヤ3397の中心軸は、樋部3391の
先端壁から外部に突出され、その先端部に第1クラッチ
3398が設けられている。
【0053】一方、ケーシング331は、テラス部33
1a上の略右半分の部分に立設された幅方向一対のブラ
ケット331fを有しており、このブラケット331f
に駆動力伝達軸331g(図4)が、自軸心回りに回転
自在に軸支されている。この動力伝達軸331gの左端
部には、上記第1クラッチ3398に対向した第2クラ
ッチ331hが設けられ、この第2クラッチ331hと
上記第1クラッチ3398とが相互に当接し合う旋回ア
ーム3390の搬送姿勢(トナー中継可能姿勢)(図
4)においては、動力伝達軸331gの回転がアーム内
コンベヤ3397に伝達されるようになっている。
【0054】また、第2クラッチ331hと左方のブラ
ケット331fとの間の動力伝達軸331gには伸長方
向に付勢するコイルバネ331iが外嵌され、これによ
って旋回アーム3390の搬送姿勢においては、図4に
示すように、第1クラッチ3398と第2クラッチ33
1hとが当接した状態になっている。この当接状態を解
除するには、指で動力伝達軸331gを右方に移動させ
ればよく、そうすることによって、図5に示すように、
第1クラッチ3398と第2クラッチ331hとが離間
するため、この状態で旋回アーム3390は、それを旋
回させて前方に引き出すことにより、現像装置330を
フレーム3aに対して着脱し得る開放姿勢(退避姿勢)
になる。
【0055】そして、動力伝達軸331gの右端部には
歯車331jが設けられ、図略の駆動モータの駆動回転
がこの歯車331jを介して動力伝達軸331gに伝達
されるようになっている。なお、この歯車331jは、
第1コンベヤ337aの右端部に設けられた歯車に噛合
しているとともに、中間歯車を介して現像ローラ332
に設けられた歯車にも噛合しており、歯車331jの回
転によって第1〜第3コンベヤ337a〜337cが歯
車337dを介して回転するとともに、現像ローラ33
2も回転するようになっている。
【0056】図9は、ローラ装置340の一実施形態を
示す斜視図である。この図に示すように、ローラ装置3
40は、フレーム3aの底板傾斜縁部3mに取り付けら
れたトナー回収板341と、このトナー回収板341上
に配設されたトナー回収ローラ342と、このトナー回
収ローラ342を駆動する駆動手段343と、トナー回
収ローラ342の前後方向の位置決めを行う位置決め手
段346とを備えて形成されている。
【0057】上記トナー回収板341は、断面視で樋状
を呈し、上下方向の中央部に幅方向の全長に亘って凹ん
だ長尺凹部341aを有し、この長尺凹部341aにト
ナーTを溜めるようにしている。また、トナー回収板3
41の前方には、上記底板傾斜縁部3mに対応した幅方
向に延びる接続代341bが形成され、この接続代34
1bがネジ止め等によって底板傾斜縁部3mに取り付け
られることによってトナー回収板341がフレーム3a
に装着されるようになっている。
【0058】そして、上記ネジ止め用に底板傾斜縁部3
mに穿設された貫通孔は、前後方向に延びる長孔状に形
成され、これによってトナー回収板341はフレーム3
aに取り付けられた状態で前後方向に移動し得るように
なっている。また、トナー回収板341は、その後方縁
部が幅方向の全長に亘って前方に向かって斜め上方に折
り曲げられた堰部341cを有し、これによってトナー
回収板341の長尺凹部341aに溜ったトナーTが後
方にこぼれるのを防止している。
【0059】このようなトナー回収板341の幅方向両
端部の各木口面には、幅方向一対の位置決め板(位置決
め片)341dが固定され、この位置決め板341dに
トナー回収ローラ342の支持軸342aが貫通される
ことによりトナー回収ローラ342がトナー回収板34
1に支持軸342a回りに回転自在に取り付けられてい
る。
【0060】一方、外側板3c′および右側の側板3c
には、前後方向に延びる長孔343aが穿設されてお
り、この長孔343aに位置決め手段346が設けられ
ている。この位置決め手段346は、長孔343aに前
後動可能に嵌め込まれ、かつ、上記支持軸342aを軸
心回りに回転自在に支持する軸受部材347と、この軸
受部材347の外面側に突設された雄ネジ347aと、
この雄ネジ347aに螺着されるナット347bとから
構成されており、上記雄ネジ347aにナット347b
を螺着して締結することにより、軸受部材347の前後
動がロックされるようになっている。
【0061】従って、ナット347bを緩めた状態で軸
受部材347を前後動させることによりトナー回収ロー
ラ342の位置決めを行うことが可能になる。位置決め
後はナット347bを締結してトナー回収ローラ342
の移動が阻止される。
【0062】一方、上記軸受板(感光体ドラムの回転軸
に取り付けられた軸受)31bには、その前方側の端縁
に位置決め板341dに対応したストッパ部31b′が
形成されているとともに、このストッパ部31b′の前
方上部には、現像ローラ332の軸を支持する軸孔31
xが設けられ、この軸孔31xに現像ローラ332が支
持されるようになっている。
【0063】そして上記ストッパ部31b′は、位置決
め板341dの後方側の先端部が当止した状態でトナー
回収ローラ342が感光体ドラム31に対し予め設定さ
れた所定の間隔で対向するように位置設定されている。
従って、トナー回収ローラ342の前後方向の位置決め
は、位置決め板341dがストッパ部31b′に当止す
るまでトナー回収ローラ342を移動させることにより
容易に行われ、しかもトナー回収ローラ342は、位置
決めされた状態で、感光体ドラム31および現像ローラ
332に対して精密に位置付けされた状態になる。
【0064】上記駆動手段343は、長尺底板3c″上
に固定された駆動モータ344と、この駆動モータ34
4の駆動軸に設けられたウォームギヤ345aと、この
ウォームギヤ345aに噛合するピニオン345bとか
らなっている。ピニオン345bは、上記支持軸342
aに同心で固定されており、これによって駆動モータ3
44の駆動力はウォームギヤ345a、ピニオン345
b、および支持軸342aを介してトナー回収ローラ3
42に伝達されるようになっている。トナー回収ローラ
342は、感光体ドラム31とは逆方向に回転される。
【0065】以下本発明の作用について説明する。ま
ず、図4に示すように、現像装置330がフレーム3a
に装着され、旋回アーム3390が搬送姿勢に設定さ
れ、かつ、現像装置330と旋回アーム3390とが締
結手段3fによって締結された状態で、トナーホッパ3
36内の撹拌部材338bおよびホッパ内コンベヤ33
9a、アーム内コンベヤ3397、現像装置330内の
スクリューコンベヤ337(図6、図8)および現像ロ
ーラ332、およびクリーニング装置370内の回収コ
ンベヤ373を駆動させることにより、トナーホッパ3
36内のトナーT(図8)は、撹拌部材338bによっ
て撹拌されつつトナー搬送棚339によって旋回アーム
3390内に導入され、アーム内コンベヤ3397によ
って搬送された現像装置330のケーシング331内に
供給される。
【0066】そして、ケーシング331内に供給された
トナーTは、各コンベヤ337a,337b,337c
によって第1搬送空間331c、第2搬送空間331d
およびトナー供給空間331e(図6、図8)に順次搬
送され、トナー供給空間331eにおいて現像ローラ3
32の回転によりトナー供給窓334から感光体ドラム
31の表面に供給される。
【0067】この供給に際し、感光体ドラム31の表面
からこぼれ落ちたトナーTは、駆動手段343の駆動に
よって感光体ドラム31とは逆方向に回転しているトナ
ー回収ローラ342に捕捉され、トナー回収板341の
長尺凹部341aに回収される。
【0068】ついで感光体ドラム31の表面に吸着され
たトナーTは、感光体ドラム31の回転によって転写部
35で転写紙に移され、感光体ドラム31に残留してい
るトナーTは、回転方向加硫側の分離部36で電荷が中
和されて感光体ドラム31から剥離し易い状態にされ、
クリーニング装置370において払拭部材372により
感光体ドラム31の表面から掻き落され、ケーシング3
71内に回収される。この回収されたトナーTは、回収
コンベヤ373の駆動によってトナーホッパ336に返
送され、以後循環搬送される。
【0069】つぎにフレーム3aに対する現像装置33
0の着脱操作について説明する。現像装置330がフレ
ーム3aに装着された状態(図4)において、メンテナ
ンス操作等でフレーム3aから現像装置330を取り外
すには、押え板3hによってケーシング331および旋
回アーム3390を押圧締結している締結手段3fを前
方側に引くことにより、締結腕3gが板バネ3kの付勢
力に抗して升形基部3bの前縁部の水平軸回りに時計方
向に回動し、これによって締結手段3fは開放姿勢にな
る。この状態で旋回アーム3390を前方に引くことに
より、図5に示すように、締結手段3fも垂直軸339
5(図7)回りに時計方向に回動して前方に向けて突出
した開放姿勢になる。この状態で図5に白抜き矢印で示
すように、現像装置330のケーシング331を一旦引
き上げて手前に引くことにより、現像装置330はフレ
ーム3aから取り外される。この操作と逆の操作を行う
ことによって現像装置330はフレーム3aに装着され
る。
【0070】本発明は、以上詳述したように、トナー回
収ローラ342を有するローラ装置340を複写機本体
1aのフレーム3aに取り付けられているため、従来の
ようにトナー回収ローラが現像装置に設けられたものに
比べて、感光体ドラム31とトナー回収ローラとの相対
位置関係の調整が容易であり、装置の組付け作業や、メ
ンテナンス操作を容易にする上で極めて好都合である。
【0071】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、トナー回
収用ローラは、上記フレームに支持軸回りに回転可能に
支持されているため、従来のトナー回収用ローラのよう
に、現像装置に支持されているものに比べて、トナー回
収ローラと感光体ドラムとの対向状態の調整が容易にな
り、トナー回収ローラの組付け作業やメンテナンス操作
の簡素化を図る上で有効である。
【0072】請求項2記載の発明によれば、一対のフレ
ームに、それぞれ感光体ドラムの方向に向かうように延
びた長孔を穿設し、軸受部材を、長孔に移動可能に嵌め
込むとともに、外面側に突設された雄ネジをナットで締
結することにより上記移動をロックするように構成した
ため、ナットを緩めることによって軸受部材を移動させ
てトナー回収ローラを位置決めすることができる。
【0073】請求項3記載の発明によれば、トナー回収
用ローラの支持軸の両側部に位置決め片が外嵌され、上
記位置決め片が上記感光体ドラムの回転軸に取り付けら
れた軸受に当止することによってトナー回収用ローラの
外周面が感光体ドラムの外周面に所定の間隔を空けて対
向するように設定されているため、トナー回収用ローラ
の位置決め構造が簡単な構成で実現し、装置コストの低
減を図る上で有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るトナー回収用ローラ構造が適用さ
れた複写機の一実施形態を示す全体斜視図である。
【図2】図1に示す複写機の内部構成図である。
【図3】複写機本体内においてトナー回収用のローラ装
置を支持するフレームの一実施形態を示す斜視図であ
る。
【図4】フレームに支持されたトナーリサイクル機構の
一実施形態を示す一部切欠き斜視図であり、現像装置が
フレームに装着され、締結された状態を示している。
【図5】フレームに支持されたトナーリサイクル機構の
一実施形態を示す一部切欠き斜視図であり、現像装置の
フレームへの締結が解除された状態を示している。
【図6】フレームから引き出された現像装置の一実施形
態を示す一部切欠き斜視図である。
【図7】トナーホッパの一実施形態を示す一部切欠き斜
視図である。
【図8】図6のA−A線断面略図である。
【図9】ローラ装置の一実施形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 複写機 2 光学機構 3 像形成部 31 感光体ドラム 31b 軸受板(感光体ドラムの回転軸に取り付けられ
た軸受) 31b′ ストッパ部 32 主帯電部 33 現像部 3a フレーム 3b 升形基部 3f 締結手段 3g 締結腕 3h 押え板 330 現像装置 331 ケーシング 332 現像ローラ 335 リサイクル機構 336 トナーホッパ 338b 撹拌部材 339a ホッパ内コンベヤ 337 スクリューコンベヤ 337a 第1コンベヤ 337b 第2コンベヤ 337c 第3コンベヤ 34 トナー回収ローラ部 340 ローラ装置 341 トナー回収板 341d 位置決め板(位置決め片) 342 トナー回収ローラ 343 駆動手段 370 クリーニング装置 371 ケーシング 372 払拭部材 373 回収コンベヤ 3390 旋回アーム(中継搬送手段) 3391 樋部 3392 蓋部 3397 アーム内コンベヤ T トナー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 米本 悟 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田 工業株式会社内 (72)発明者 牧江 郁雄 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田 工業株式会社内 (72)発明者 永島 高志 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田 工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−215677(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 13/08 - 13/095 G03G 15/08 - 15/095

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置の装置本体内のフレームに
    回転可能に設けられた感光体ドラムの外周面に現像装置
    によって側方から供給されたトナーのこぼれを回収する
    トナー回収用ローラ構造であって、上記現像装置の下
    方で外周面が上記感光体ドラムの外周面に対向するトナ
    ー回収用ローラと、このトナー回収用ローラの下部にト
    ナー回収用ローラの全長に亘って設けられたトナー回収
    板とが備えられ、上記トナー回収用ローラは、上記フレ
    ームに支持軸回りに回転可能に支持され、上記フレーム
    には、上記支持軸を支持する軸受部材が設けられ、この
    軸受部材は、感光体ドラムの方向に向かうように移動可
    能で、かつ、上記移動がロックされることによりトナー
    回収ローラの位置決めが行われるように構成されている
    ことを特徴とするトナー回収用ローラ部構造。
  2. 【請求項2】 上記フレームには、感光体ドラムの方向
    に向かうように延びた長孔が穿設され、上記軸受部材
    は、外面側に突設された雄ネジを有し、かつ、上記長孔
    に移動可能に嵌め込まれるとともに、上記雄ネジに螺着
    されたナットを締結することにより上記移動がロックさ
    れるように構成されていることを特徴とする請求項1記
    載のトナー回収用ローラ部構造。
  3. 【請求項3】 上記トナー回収用ローラの支持軸の両側
    部に位置決め片が外嵌され、上記位置決め片が上記感光
    体ドラムの回転軸に取り付けられた軸受に当止すること
    によってトナー回収用ローラの外周面が感光体ドラムの
    外周面に所定の間隔を空けて対向するように設定されて
    いることを特徴とする請求項1または2記載のトナー回
    収用ローラ部構造。
JP269896A 1996-01-10 1996-01-10 トナー回収用ローラ部構造 Expired - Fee Related JP3167911B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP269896A JP3167911B2 (ja) 1996-01-10 1996-01-10 トナー回収用ローラ部構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP269896A JP3167911B2 (ja) 1996-01-10 1996-01-10 トナー回収用ローラ部構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09190076A JPH09190076A (ja) 1997-07-22
JP3167911B2 true JP3167911B2 (ja) 2001-05-21

Family

ID=11536507

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP269896A Expired - Fee Related JP3167911B2 (ja) 1996-01-10 1996-01-10 トナー回収用ローラ部構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3167911B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09190076A (ja) 1997-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR930001239B1 (ko) 분리가능하게 장착이 가능한 프로세스 카트리지와 함께 사용이 가능한 화상형성장치
CN1051159C (zh) 图象形成装置
CN100545759C (zh) 处理盒、其定位机构和电子照相成像设备
JPH07248675A (ja) 電子写真装置
JPH0721688B2 (ja) トナー回収装置
KR19990014635U (ko) 양면인쇄장치의 용지가이드
US4621802A (en) Sheet material conveying device
JPH03140988A (ja) 現像剤搬送装置
JP3080832B2 (ja) クリーニング装置
JPH1031363A (ja) 現像装置
JP3167911B2 (ja) トナー回収用ローラ部構造
JP3165365B2 (ja) トナー供給機構
US7031640B2 (en) Recording medium conveying unit and image forming apparatus, including recording medium reversing unit
JP2912073B2 (ja) 廃トナー回収装置
JP3349909B2 (ja) 給紙装置
JP3227394B2 (ja) トナー補給装置
JP3103226B2 (ja) トナーカートリッジの開封機構
JP3544837B2 (ja) 現像装置
JPH1031337A (ja) 画像形成装置
JP3219505B2 (ja) トナー供給装置
JPH0355964Y2 (ja)
JPH0270655A (ja) 用紙を使用する装置の排紙搬送ユニット
JP4422224B2 (ja) 画像形成装置
JPH052933Y2 (ja)
JPH08211811A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees