JP3167409B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3167409B2
JP3167409B2 JP09650592A JP9650592A JP3167409B2 JP 3167409 B2 JP3167409 B2 JP 3167409B2 JP 09650592 A JP09650592 A JP 09650592A JP 9650592 A JP9650592 A JP 9650592A JP 3167409 B2 JP3167409 B2 JP 3167409B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】画像形成装置に関し、特に、画像
形成装置本体から引き出される構造の転写機構に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式による複写機やプリンタ等
の画像形成装置においては、感光体上に形成された静電
潜像を現像することにより可視像とされたトナー像を記
録紙に対して静電転写することが行なわれている。この
ため、画像形成装置内には、記録紙の搬送経路中に転写
行程部を設定し、記録紙に対してトナー像と逆極性の転
写バイアスを与えることによってトナー像を静電転写す
る構造が装備されており、その一例として、ベルト状の
転写部材を設け、この転写ベルトに転写バイアスを与え
ることによって得られるベルト上での電界を利用して記
録紙をも静電吸着させるようにした構造がある。このよ
うな構造においては、記録紙の搬送経路を構成する部材
の一部を転写行程部として構成することができ、搬送経
路の構成が簡略化される利点がある。
【0003】ところで、画像形成装置における記録紙の
搬送経路中では、上述した転写行程部を含めて、所謂、
記録紙のジャムが発生した場合には、記録紙を取り出す
ための操作が必要になる。この操作において、画像形成
装置内に手を差し入れて記録紙を取り出すようにする
と、狭い空間内での操作がやりずらいために、ジャムし
た記録紙の取り出しが困難な場合が多かった。そこで、
記録紙の搬送経路を構成する機構部を画像形成装置内部
から外部に引き出せる構造が提案されている(例えば、
特開平2ー149862号公報)。この構造によると、
装置本体内部の狭い空間に手を差し入れるような事態を
回避できるとともにジャムしている記録紙を目視しなが
ら除去できる利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように記録紙を転写ベルト上に静電吸着して搬送する
構造においては、ジャムした記録紙を取り出すために転
写ベルトを停止させると、記録紙がベルト上に貼り付い
たままとなっているので、搬送経路を構成する機構部を
装置外部に引き出した場合においても、ベルト上から剥
がしにくくなる虞れがあった。また、このような状態で
記録紙を強引に剥がそうとすると、転写ベルトに亀裂を
生じさせたりあるいはその平面性を損ねてしまうことが
あり、平面性が損ねられた場合、特に凹みが生じた場合
には、感光体との間の距離が変化してしまい、転写バイ
アスの作用が有効に得られなくなり、転写される画像の
一部が欠損したりして転写性能を悪化させることにな
る。従って、このような事態は、転写ベルトを用いた転
写性能の悪化によって、転写ベルトの交換時期を早めて
しまうことになり、結果として、転写ベルトのランニン
グコストを低下させることになる。
【0005】そこで、本発明の目的は、従来の画像形成
装置、特に、記録紙の搬送経路を構成する機構部を装置
本体外部に引き出す場合に、転写ベルト表面からの記録
紙の分離を容易に行なえる構造を備えた画像形成装置を
得ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、給紙部からの記録紙を搬送する手段とこ
の搬送手段の一部に含まれる転写手段とを備えた搬送ユ
ニットが外部に引き出される構造を備えている画像形成
装置において、装置本体側における上記搬送ユニットの
引き出し移動用の摺動路に、搬送ユニット内の記録紙搬
送手段と対面可能な導電性部材を配置し、この導電性部
材を記録紙搬送手段に接触させることを特徴としてい
る。
【0007】また本発明は、給紙部からの記録紙を搬送
する手段とこの搬送手段の一部に含まれる転写手段とを
備えた搬送ユニットが外部に引き出される構造を備えて
いる画像形成装置において、搬送ユニットに設けられて
いて、記録紙の搬送手段を移動させるための従動部と、
上記搬送ユニットを収納している装置本体側に設けられ
ていて、上記従動部に対して駆動源からの駆動力を伝達
する第1の駆動部および上記搬送ユニットの摺動路に対
向して配置されている第2の駆動部とを備え上記第1
の駆動部は、上記搬送ユニットが上記装置本体内に収納
されているときに上記駆動源からの駆動力を上記搬送手
段に伝達し、上記第2の駆動部は、上記搬送ユニットが
上記装置本体から引き出される途中に上記搬送手段を駆
動することを特徴としている。
【0008】さらに本発明は、搬送ユニットの搬送手段
の移動方向下流側に位置して搬送手段に接離可能な分離
爪と、この分離爪に連結されていて、通常態位が、上記
分離爪を搬送手段から離間させる態位に設定されている
駆動手段と、上記搬送ユニット側における上記分離爪と
干渉できる位置に設けられていて、搬送ユニットが引き
出されるときに上記分離爪を上記駆動手段の通常態位に
拘らず、搬送手段に向け当接させる態位を設定する態位
設定部材とを備えていることを特徴としている。
【0009】そして本発明は、給紙部からの記録紙を搬
送する手段とこの搬送手段の一部に含まれる転写手段と
を備えた搬送ユニットが外部に引き出される構造を備え
ている画像形成装置において、装置本体側における上記
搬送ユニットの引き出し移動用の摺動路上面に位置し、
搬送手段に残っている記録紙を剥がす向きの付勢を有す
る剥離手段を有し、この剥離手段は、上記搬送ユニット
が引き出される途中で搬送手段に残っている記録紙を剥
ぎ取る態位を設定されることを特徴としている。
【0010】
【作用】本発明によれば、搬送ユニットが画像形成装置
本体から引き出されるとき、装置本体側に設けられてい
る導電性部材が搬送手段に接触することにより、搬送ユ
ニットの移動途中で除電が行なわれる。
【0011】また、本発明によれば、搬送ユニットが装
置本体内に収納されているときと装置本体から引き出さ
れるときとにおいてそれぞれ搬送手段を駆動する第1お
よび第2の駆動部を備えることで、搬送ユニットが引き
出される際には第2の駆動部により第1の駆動部を用い
た駆動時と同じ状態で搬送手段が駆動されて記録紙が分
離のための搬送を行われる。
【0012】さらに本発明によれば、装置本体側に設け
られていて搬送ユニットが装置本体内にあるときに搬送
手段から離間する態位を設定されている分離爪が搬送ユ
ニットの引出時に搬送手段に接触し、これによって、搬
送手段に残っている記録紙を分離する。
【0013】
【実施例】以下、図1乃至図8において本発明の実施例
の詳細を説明する。図1は、本発明の画像形成装置の全
体構成を概略的に示す配置図であり、この画像形成装置
は、色分解像重ね転写方式によるフルカラー複写機1で
ある。上述した方式のフルカラー複写機では、原稿の画
像を青、緑および赤の3原色に色分解した画像情報光を
それぞれ読み取り、その各色の光強度レベルを基に、画
像演算処理を実行してイエロー、マゼンタおよびシア
ン、黒(以下、Y、M、C、Bkと称する)の各色で現像
するための書き込み画像データを求め、この書き込み画
像データで変調されたレーザ光を用いて感光体上に静電
潜像を形成するようになっている。そして、レーザー光
による光書き込みを行なわれる感光体は、上述した各色
の静電潜像を形成できるように4個設けられており、こ
れら感光体に形成された静電潜像が各色のトナーにより
現像され、このトナー像を給紙部から給送されてくる記
録紙に対して各感光体から順次重ね合わせて転写し、定
着装置により定着することによりフルカラー画像が得ら
れる。図1に示すフルカラー複写機1においては、原稿
読み取り部Aと書き込み部Bとが設けられており、これ
ら各部の間には、原稿読み取り部Aからの光強度レベル
に応じた書き込み画像データを得るための演算処理が実
行される画像処理部が位置している。
【0014】原稿読み取り部Aは、その詳細を図示しな
いが、原稿載置台の長手方向に沿って摺動可能なスキャ
ナと原稿照明光源、集束性光伝送体および等倍カラーセ
ンサを装備しており、前述したように、等倍カラーセン
サにより読み取られた色分解光に応じた画像情報信号を
画像処理部に出力するようになっている。そして、画像
処理部においては、画像情報信号を書き込み部Bでの書
き込み画像信号に変換されるようになっている。一方、
書き込み部Bは、それぞれの書き込み画像信号に応じた
露光用レーザ光を出射する4組のレーザ光書き込み装置
2が設けられ、このレーザ光書き込み装置2には、出射
装置2Y、2M、2C、2Bkが備えられている。これ
ら各レーザ光出射装置からのレーザ光線は、最下周面の
位置が同一平面上に並ぶ状態に配置されている4本の感
光体ドラム3Y、3M、3C、3Bkに入射される。
【0015】感光体ドラムの周囲には、感光体ドラムの
時計方向への回転方向に沿って、帯電装置4、上記書き
込み装置2、現像装置5、転写装置6がそれぞれ設けら
れている。なお、添字Y、M、C、Bkは、感光体ドラ
ム3Y、3M、3C、3Bkと同じく画像書き込み信号
により形成される静電潜像を現像することにより得られ
るトナー像の色を意味しており、現像装置5Y、5M、
5C、5Bkには、それぞれの色の現像剤が収容されて
いる。
【0016】また、感光体ドラム3の下側には、同ドラ
ム周面に対して接離可能な転写ベルト7が配置されてい
る。この転写ベルト7は、記録紙を静電吸着して搬送す
るための搬送手段を構成しており、上記感光体ドラム3
の並列方向両端に位置する一対のプーリに掛け回され、
図中、右側から左側に向け感光体ドラム3との対向面が
移動する向きに駆動されるようになっている。そして、
転写ベルト7は、その移動途中において、感光体ドラム
3と対面する前に転写装置6Y、6M、6C、6Bkか
らのバイアスを受けることによって帯電し、給紙部8か
ら繰り出された記録紙を静電吸着するようになってい
る。従って、給紙部8の給紙カセットのいずれかから給
紙コロ8Aおよびレジストローラ8Bを介して繰り出さ
れた記録紙は、転写装置7による転写ベルト7の帯電電
界によって転写ベルト7上に吸着され、そして、その電
界によって感光体ドラム3上のトナー像を順次重ね合わ
されるようにして転写される。
【0017】転写ベルト7における展張方向の一端、図
では、給紙部8と反対側の端部には、定着装置9が設け
られており、転写ベルト7上から分離された記録紙が搬
送されて転写画像を定着されるようになっている。そし
て、定着を終えた記録紙は、そのまま排紙トレー10上
に向け排出される。なお、転写ベルト7からの記録紙の
分離のための構造については後述する。また、定着装置
9への記録紙の搬送が終了した転写ベルト7は、クリー
ニング装置11によって表面に付着した紙粉あるいは現
像剤を清掃されるようになっている。
【0018】一方、転写装置6Y、6M、6C、6Bk
および転写ベルト7を含む転写ユニットと転写ベルトク
リーニング装置11および定着装置9を含む機構部は搬
送ユニット12を構成しており、この搬送ユニット12
は、画像形成装置1の本体に対して、図示しない摺動機
構により、図2に示すように、装置本体の開口1Aから
挿脱できる向きに移動可能に設けられている。このた
め、搬送ユニット12には、装置本体内に収納された場
合に係止態位を設定し、そして、装置本体内から外部に
引き出される場合に係止態位を解除するための操作ハン
ドル13(図3参照)が設けられており、この操作ハン
ドル13を図において直立させた場合に上記係止態位
が設定され、そして倒した場合に係止態位の解除が行わ
れて引き出されるようになっている。
【0019】ところで、上述した転写ベルト7からの記
録紙の分離を行う分離機構14は、図3において、転写
ベルト7の幅方向に沿って複数配置されている分離爪1
4Aを備えている。図3は、定着装置9を除外して転写
ベルト7の展張方向の端部を示したものであり、この図
において、分離爪14Aは、搬送ユニット12の壁部
(図示されず)に取り付けられている支軸14A1を支点
として回転できる側面視形状がつるはし状の部材であ
り、そのくちばしに相当する端部が転写ベルト7の表面
に対面し、そして、柄に相当する端部は、搬送ユニット
12の不動部において転写ベルト7の幅方向に沿って往
復動可能に支持されている摺動片15に対し、バネ16
を介して圧接させられている。この摺動片15における
分離爪14Aが圧接する位置には凹み部が形成されてお
り、この凹み部への分離爪14Aの落ち込み動作は、摺
動片15の延長方向一端と搬送ユニット12の不動部と
の間に掛けられているバネ17の付勢に抗して凹み部が
分離爪14Aに対向したときに行われ、この時の分離爪
14Aの回転により分離爪14Aが転写ベルト7の表面
に当接するようになっている。このため、摺動片15に
は、凹み部と分離爪14Aとの対向状態を設定するため
の駆動手段をなすソレノイド18が設けられており、こ
のソレノイド18は、搬送ユニット12の不動部に設け
られている支軸により揺動可能な揺動アーム19の一端
がプランジャに連結され、励磁されることによって揺動
アーム19を揺動させて上述したように摺動片15をバ
ネ17の付勢に抗して、図において装置本体内に向け摺
動させるようになっている。従って、ソレノイド18が
励磁されない通常時には、ソレノイド18に装備されて
いる付勢手段により、分離爪14Aは摺動片15の凹み
部から外れて摺動片15の端縁部に乗り上げ、これによ
って転写ベルト7に対面している端部をベルト表面から
離間させるようになっている。
【0020】一方、装置本体側における搬送ユニット1
2の摺動路に対面する位置には、転写ベルト7およびこ
のベルト7上に静電吸着されている記録紙の除電を行う
部材20が設けられている。この除電部材20は、図4
に示すように、搬送ユニット12を引き出すために装置
本体の側壁に形成されている開口部1Aの上縁に配置さ
れた導電性ブラシ20Aによって構成されており、この
導電性ブラシ20Aは、転写ベルト7の表面に接触する
ことのできる長さを設定され、開口上縁に取り付けられ
ている基体20A1に固定されている。導電性ブラシ2
0Aは、基体20A1を介して装置本体内での接地路に
電気的な接続が行われ、転写ベルト7およびこの表面に
吸着されている記録紙に接触することにより、記録紙お
よび転写ベルト7表面に存在する電荷を除電して電気的
に中和状態を得るようになっている。従って、搬送ユニ
ット12が引き出された場合に、転写ベルト7上に位置
する記録紙は、電気的に中和状態とされて吸着状態を解
除されているので、オペレータの手によって容易に剥が
されることになる。
【0021】一方、本実施例においては、上述した転写
ベルト7上の記録紙を剥がす方式として、人手による場
合とは別に自動的に剥がすことができる構造を備えてい
る。図5には、このための構造を搬送ユニット12内に
おける転写ベルト7の幅方向の一端に設けた場合が示さ
れており、この端部は、装置本体の開口1Aから外部に
引き出された搬送ユニット12の幅方向において、外部
に出ないで装置本体内に位置する部分である。そして、
この端部においては、転写ベルト7を移動させるための
構造と上述した記録紙分離のための構造とが併せて設け
られている。すなわち、転写ベルト7を移動するための
構造は、転写ベルト7が掛け回されているプーリ7Aの
回転軸と同軸上に固定されている第1のギヤ群7Bと、
この第1のギヤ群7Bのひとつに常時噛み合うギヤを備
え、装置本体側に設けられている駆動源をなす駆動モー
タ21からの回転力を伝達する第1の駆動部22とを備
えている。上述した第1のギヤ群7Bは、第1の駆動部
22によって作動される従動部をなす部分であり、スプ
ールギヤ7B1とベベルギヤ7Bとで構成されている。
また、第1の駆動部22は、駆動モータ21の出力軸に
固定されているプーリとの間に掛けられたベルト22A
を介して回転されるウォームギヤ22B、これに噛み合
うウォームホィール22Cおよびこのウォームホィール
22Cと同軸支持されて第1のギヤ群7Bのスプールギ
ヤ7B1に噛み合うスプールギヤ22Dとで構成され、
駆動モータ21からの回転力をベルト22A、ウォーム
ホィール22Cおよびスプールギヤ22Dを介して第1
のギヤ群7Bに伝達し、プーリ7Aを従動回転させる。
【0022】一方、記録紙分離のための構造は、搬送ユ
ニット12の側壁に固定されている支持板23によって
回転自在に支持されている第2のギヤ群7Cと装置本体
側に固定されている第2の駆動部24とを備えている。
第2のギヤ群7Cは、第1の駆動部22によって作動さ
れる従動部をなす第1のギヤ群7Bの一部に設けられて
おり、第1のギヤ群7Bのベベルギヤ7B2に噛み合う
ベベルギヤ7Cとこれと同軸支持されているピニオン
ギヤ7Cとで構成されている。また、第2の駆動部2
4は、図6に示すように、装置本体内部における搬送ユ
ニット12の摺動路に対面する位置に固定されているラ
ックで構成されている。このラック24は、その延長方
向の長さを、搬送ユニット12が引き出される途中で第
2のギヤ群7Cのピニオンギヤ7Cに噛み合うことが
できる長さとされている。従って、搬送ユニット12が
装置本体内に収納されているときには第2のギヤ群7C
のピニオンギヤ7Cと第2の駆動部であるラック24
とは噛み合うことがなく、これによって、第2のギヤ群
7Cは、第1のギヤ群7Bに連れ回ることができる。そ
して、搬送ユニット12が引き出される途中でラック2
4にピニオンギヤ7Cが噛み合うことになり、搬送ユ
ニット12が引き出される方向に移動するのにあわせて
ベベルギヤ7Cを回転させて第1のギヤ群7Bに回転
を伝達し、転写ベルト7のプーリ7Aを第1の駆動部2
2による駆動伝達時と同じ方向に回転させる。このよう
に、第2の駆動部24と第2のギヤ群7Cにおけるピニ
オンギヤ7Cとが噛み合った時点から搬送ユニット1
2が引き出される間、第1のギヤ群7Bへの回転が伝達
されると、転写ベルト7は記録紙を転写行程実行時と同
じ方向に移動させ、プーリ7Aによる曲率分離を可能に
する。
【0023】また、本実施例においては、上述した記録
紙分離のための構造に加えて、記録紙の曲率分離を効率
よく行うために既存の記録紙分離のための構造を用いる
ことが行われている。すなわち、これは、図3に示した
分離爪14Aが用いられるようになっており、同図にお
いて、摺動片15を往復動させるために設けられている
ソレノイド18のプランジャの頭部と対向する装置本体
側の位置には、ソレノイドの態位設定手段をなす操作片
25(図中、二点鎖線で示す部材)が設けられている。こ
の操作片25は、ソレノイド18の移動路中に臨出して
おり、搬送ユニット12が引き出されたときにソレノイ
ド18のプランジャに衝突することによってソレノイド
18を励磁時と同じ状態に設定し、摺動片15を装置本
体側に向け移動させてその凹み部を分離爪14Aの端部
に対向させ、分離爪14Aを転写ベルト7の表面に当接
させるようになっている。従って、搬送ユニット12が
引き出されると、除電部材20をなす導電性ブラシ20
Aによって転写ベルト7および記録紙の除電されるとと
もに、図4に示した第2の駆動部をなすラック24と第
2のギヤ群7Dを介して転写ベルト7が移動させられ、
プーリ7Aの位置に記録紙が到達すると、記録紙は曲率
分離に加えて分離爪14Aによって剥離される。
【0024】なお、上述した摺動片15を移動させるソ
レノイド18は、図3に示した向きに限ることなく、例
えば、図7に示すように、転写ベルト7の幅方向中央側
にソレノイド本体を位置させてプランジャを転写ベルト
7の幅方向外側に向け突没させるようにしてもよい。こ
の場合には、ソレノイド18に対しての励磁時期の設定
を搬送ユニット12の引出時にも行うようにし、図3に
示した場合と同様な分離機能を持たせる。
【0025】さらに、分離爪の構造としては、既存のも
のを用いる代わりに、図8に示すように、装置本体の開
口1Aにおける転写ベルト7の上位に剥離爪14Bを設
け、搬送ユニット12が引き出される方向で記録紙の分
離を行うようにしてもよい。この場合には、剥離爪14
Bが、側面視形状を三角形状に設定されて装置本体側に
固定されている支持アーム14B1により揺動可能に支
持される構造とされ、そして、分離爪14Bにおける転
写ベルト7と対面する側の端部の位置が支持アーム14
B1の位置よりも装置本体側に設定されている。また、
剥離爪14Bは、搬送ユニット12が装置本体内に収納
されているときには分離爪14Bにおける転写ベルト7
に対面する端部を搬送ユニット12の側壁上面によって
衝止されるように構成され、搬送ユニット12が装置本
体内から引き出されたときに、上記側壁上面が逃げるこ
とにより剥離爪14Bを自らの自重によるモーメントに
よって揺動させて転写ベルト7の表面に当接させるよう
になっている。さらに、搬送ユニット12が装置本体内
に収納される場合には、搬送ユニット12の側壁上面に
よって転写ベルト7の表面に対面している端部が押し上
げられて転写ベルト7の表面から離間する。従って、搬
送ユニット12が引き出される場合には、転写ベルト7
と分離爪14Aとが相対移動する関係となり、転写ベル
ト7の表面に当接した場合に記録紙を剥離する態位とさ
れることになる。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、装置本体
から引き出される搬送ユニットの記録紙搬送手段に対し
て、除電機能を備えた導電性部材を接触させるように構
成したので、搬送手段に静電吸着している記録紙を電気
的に中和させて容易に分離させることができる。従っ
て、記録紙を強引に剥がすような事態を回避でき、これ
によって、搬送手段への損傷を防いで、この搬送手段を
転写部の一部として用いた場合の転写性能の悪化を未然
に防止することが可能になる。
【0027】また、本発明によれば、搬送ユニットが装
置本体内に収納されている場合と搬送ユニットが装置本
体から引き出される場合とで搬送手段に対してそれぞれ
同様な駆動伝達が行える第1および第2の駆動部を用い
ることにより上述した導電部材によって除電された記録
紙を搬送ユニットの引き出し移動に連動して搬送する
とができ、この搬送時に曲率分離および分離爪による剥
離が行えるので、搬送手段に静電吸着されていた記録紙
を容易に分離することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による画像形成装置の一例であ
るフルカラー複写機の概略構成を示す配置図である。
【図2】図1に示した複写機における引き出し可能な搬
送ユニットの外観図である。
【図3】図2に示した搬送ユニットに設けられている記
録紙分離機構を示す斜視図である。
【図4】図2に示した搬送ユニット内の転写ベルトの除
電機構を示す斜視図である。
【図5】図2に示した搬送ユニット内の記録紙分離を行
う駆動部および従動部の構造を説明するための斜視図で
ある。
【図6】図5の符号ー線で示す方向の矢視図であ
る。
【図7】図3において示した記録紙分離機構の要部変形
例の一部を示す斜視図である。
【図8】記録紙分離機構のさらに別の例を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 画像形成装置の一例であるフルカラー
複写機 2 感光体ドラム 6 転写装置 7 記録紙搬送手段をなす転写ベルト 8 給紙部 12 搬送ユニット 14A 分離爪 14B 剥離手段に相当する爪 20 除電部材 20A 導電性ブラシ 22 第1の駆動部 24 第2の駆動部 25 態位設定部材をなす操作片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/00 550 G03G 15/00 526 G03G 15/16 G03G 21/16 B41J 11/42 B41J 13/00 B41J 29/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】給紙部からの記録紙を搬送する手段とこの
    搬送手段の一部に含まれる転写手段とを備えた搬送ユニ
    ットが外部に引き出される構造を備えている画像形成装
    置において、 装置本体側における上記搬送ユニットの引き出し移動用
    の摺動路に、搬送ユニット内の記録紙搬送手段と対面可
    能な導電性部材を配置し、この導電性部材を記録紙搬送
    手段に接触させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】給紙部からの記録紙を搬送する手段とこの
    搬送手段の一部に含まれる転写手段とを備えた搬送ユニ
    ットが外部に引き出される構造を備えている画像形成装
    置において、 搬送ユニットに設けられていて、記録紙の搬送手段を移
    動させるための従動部と、 上記搬送ユニットを収納している装置本体側に設けられ
    ていて、上記従動部に対して駆動源からの駆動力を伝達
    する第1の駆動部および上記搬送ユニットの摺動路に対
    向して配置されている第2の駆動部とを備え上記第1の駆動部は、上記搬送ユニットが上記装置本体
    内に収納されているときに上記駆動源からの駆動力を上
    記搬送手段に伝達し、上記第2の駆動部は、上記搬送ユ
    ニットが上記装置本体から引き出される途中に上記搬送
    手段を駆動することを 特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項記載の画像形成装置において、 搬送ユニットの搬送手段の移動方向下流側に位置して搬
    送手段に接離可能な分離爪と、 この分離爪に連結されていて、上記分離爪を搬送手段か
    ら離間させる態位を通常態位として設定されている駆動
    手段と、 上記搬送ユニット側における上記分離爪を衝止できる位
    置に設けられていて、搬送ユニットが引き出されるとき
    に上記分離爪を上記駆動手段の通常態位に拘らず、搬送
    手段に向け当接させる態位に設定する態位設定部材とを
    備えている画像形成装置。
  4. 【請求項4】給紙部からの記録紙を搬送する手段とこの
    搬送手段の一部に含まれる転写手段とを備えた搬送ユニ
    ットが外部に引き出される構造を備えている画像形成装
    置において、 装置本体側における上記搬送ユニットの引き出し移動用
    の摺動路上面に位置し、搬送手段に残っている記録紙を
    剥がす向きの習性を有する剥離手段を有し、この剥離手
    段は、上記搬送ユニットが引き出される途中で搬送手段
    に残っている記録紙を剥ぎ取る態位に設定される画像形
    成装置。
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