JP3167270B2 - 泡含有スカムの除去方法および装置 - Google Patents
泡含有スカムの除去方法および装置Info
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- JP3167270B2 JP3167270B2 JP35264595A JP35264595A JP3167270B2 JP 3167270 B2 JP3167270 B2 JP 3167270B2 JP 35264595 A JP35264595 A JP 35264595A JP 35264595 A JP35264595 A JP 35264595A JP 3167270 B2 JP3167270 B2 JP 3167270B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、活性汚処理、特
に、曝気層で発生するいわゆる泡含有スカムを、次工程
である沈殿槽において除去する泡含有スカムの除去方法
およびその装置に関する。
に、曝気層で発生するいわゆる泡含有スカムを、次工程
である沈殿槽において除去する泡含有スカムの除去方法
およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】活性汚泥処理槽である曝気槽は、活性汚
泥と排水を混合し、これにさらに空気(あるいは酸素リ
ッチな空気)を強制的に吹き込みあるいは攪拌機により
混合させ、排水中の有機物を分解して処理するところで
ある。この曝気槽においては、まれに、気泡と活性汚泥
が集合した泡状のいわゆる泡含有スカム(以下、単に
『スカム』という)を作り、このものが曝気槽の表面に
浮遊することがある。このスカムは、発生した曝気槽の
表面や次工程の活性汚泥分離槽(活性汚泥の沈殿による
場合は、『沈殿槽』と呼ばれる)の水路等での浮遊物と
なる。このスカムは混合し難いので腐敗臭がしたりす
る。また、スカムの発生により相対的に曝気槽の活性濃
度の低下を招くこともある。このことはわずかではある
が、汚泥処理効率の低下につながってしまう。
泥と排水を混合し、これにさらに空気(あるいは酸素リ
ッチな空気)を強制的に吹き込みあるいは攪拌機により
混合させ、排水中の有機物を分解して処理するところで
ある。この曝気槽においては、まれに、気泡と活性汚泥
が集合した泡状のいわゆる泡含有スカム(以下、単に
『スカム』という)を作り、このものが曝気槽の表面に
浮遊することがある。このスカムは、発生した曝気槽の
表面や次工程の活性汚泥分離槽(活性汚泥の沈殿による
場合は、『沈殿槽』と呼ばれる)の水路等での浮遊物と
なる。このスカムは混合し難いので腐敗臭がしたりす
る。また、スカムの発生により相対的に曝気槽の活性濃
度の低下を招くこともある。このことはわずかではある
が、汚泥処理効率の低下につながってしまう。
【0003】このようなスカムを消す手段としては、従
来より、例えば、消泡剤を用いてこのものと泡状のス
カムとを接触させることによってスカムを除去する方法
(特開昭56−7692号公報、特開昭62−1258
97号公報等)、水または活性汚泥水をスカムに向け
てシャワーして機械的に泡状のスカムを壊して除去する
方法(特開平5−277305号公報、特開昭62−1
25897号公報等)、吸引手段を用いて曝気槽表面
の所定箇所にスカムを集めて、集まったスカムを除去な
いし破泡する方法(特開昭51−45457、特開昭6
1−54213号公報、特開平6−315696号公報
等)が提案されている。
来より、例えば、消泡剤を用いてこのものと泡状のス
カムとを接触させることによってスカムを除去する方法
(特開昭56−7692号公報、特開昭62−1258
97号公報等)、水または活性汚泥水をスカムに向け
てシャワーして機械的に泡状のスカムを壊して除去する
方法(特開平5−277305号公報、特開昭62−1
25897号公報等)、吸引手段を用いて曝気槽表面
の所定箇所にスカムを集めて、集まったスカムを除去な
いし破泡する方法(特開昭51−45457、特開昭6
1−54213号公報、特開平6−315696号公報
等)が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
やの方法では、消泡剤のある部分や水噴射部およびそ
の周辺といった具体に非常に狭い範囲にしかその効果が
及ばないものと考えられる。また、消泡剤や特殊な装置
系を用いるためにコスト的にも満足のいくものとは言え
ない。また、上記の方法では、一旦、スカムを一か所
に集めてその後に処理するのであるから効率的には良い
ように思えるが、比較的に粘性の高いスカムになると吸
引範囲は限られてしまい、そのためスカムを集めること
自体、困難になる場合がある。
やの方法では、消泡剤のある部分や水噴射部およびそ
の周辺といった具体に非常に狭い範囲にしかその効果が
及ばないものと考えられる。また、消泡剤や特殊な装置
系を用いるためにコスト的にも満足のいくものとは言え
ない。また、上記の方法では、一旦、スカムを一か所
に集めてその後に処理するのであるから効率的には良い
ように思えるが、比較的に粘性の高いスカムになると吸
引範囲は限られてしまい、そのためスカムを集めること
自体、困難になる場合がある。
【0005】本発明は、このような実状のもとに創案さ
れたものであり、その目的は、簡易な方法でエネルギー
コストも少なく、しかもスカムを効率良くかつ確実に除
去することができる泡含有スカムの除去方法および装置
を提供することにある。
れたものであり、その目的は、簡易な方法でエネルギー
コストも少なく、しかもスカムを効率良くかつ確実に除
去することができる泡含有スカムの除去方法および装置
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、汚泥と処理水を分離するための沈
殿分離部と、その周囲を周回するように配置され、曝気
槽より移される活性汚泥液を受け入れて、当該活性汚泥
液を前記沈殿分離部へ略均等に送り込むための樋水路
と、を有する沈殿槽における、前記樋水路を流れる活性
汚泥液の上を浮遊する泡含有スカムを強制的に除去する
方法であって、該方法は、樋水路を流れる活性汚泥液の
流れ方向に沿って、活性汚泥液流入口近傍より、水路の
液面に対してほぼ垂直に浸漬させた掻き寄せ板を、水路
の液流れ方向に沿って移動させつつ泡含有スカムを集
め、さらに掻き寄せ板を進行させることによってこの集
められた泡含有スカムを、水路の液面よりわずかに突出
している排出口に落とし込み除去するように構成され
る。
るために、本発明は、汚泥と処理水を分離するための沈
殿分離部と、その周囲を周回するように配置され、曝気
槽より移される活性汚泥液を受け入れて、当該活性汚泥
液を前記沈殿分離部へ略均等に送り込むための樋水路
と、を有する沈殿槽における、前記樋水路を流れる活性
汚泥液の上を浮遊する泡含有スカムを強制的に除去する
方法であって、該方法は、樋水路を流れる活性汚泥液の
流れ方向に沿って、活性汚泥液流入口近傍より、水路の
液面に対してほぼ垂直に浸漬させた掻き寄せ板を、水路
の液流れ方向に沿って移動させつつ泡含有スカムを集
め、さらに掻き寄せ板を進行させることによってこの集
められた泡含有スカムを、水路の液面よりわずかに突出
している排出口に落とし込み除去するように構成され
る。
【0007】また、本発明の好ましい態様として、前記
掻き寄せ板は、その下面が活性汚泥液の水面よりわずか
に下がった位置になるように設置される。
掻き寄せ板は、その下面が活性汚泥液の水面よりわずか
に下がった位置になるように設置される。
【0008】また、本発明の好ましい態様として、前記
方法は、泡含有スカムを、水路の液面よりわずかに突出
している排出口に落とし込み除去する際に、水路の幅を
掻き寄せ板の幅と同程度に狭めて液体を圧縮するように
してスカムとそのスカム下方の液体とを一緒に排出する
ように構成される。
方法は、泡含有スカムを、水路の液面よりわずかに突出
している排出口に落とし込み除去する際に、水路の幅を
掻き寄せ板の幅と同程度に狭めて液体を圧縮するように
してスカムとそのスカム下方の液体とを一緒に排出する
ように構成される。
【0009】また、本発明の好ましい態様として、前記
方法は、泡含有スカムを、水路の液面よりわずかに突出
している排出口に落とし込み除去する際に、水路の深さ
を掻き寄せ板の浸漬深さと同程度となるように浅くして
液体を圧縮するようにしてスカムとそのスカム下方の液
体とを一緒に排出するように構成される。
方法は、泡含有スカムを、水路の液面よりわずかに突出
している排出口に落とし込み除去する際に、水路の深さ
を掻き寄せ板の浸漬深さと同程度となるように浅くして
液体を圧縮するようにしてスカムとそのスカム下方の液
体とを一緒に排出するように構成される。
【0010】また、汚泥と処理水を分離するための沈殿
分離部と、その周囲を周回するように配置され、曝気槽
より移される活性汚泥液を受け入れて、当該活性汚泥液
を前記沈殿分離部へ略均等に送り込むための樋水路と、
を有する沈殿槽に備えられ、前記樋水路を流れる活性汚
泥液の上を浮遊する泡含有スカムを強制的に除去する装
置であって、該除去装置は、樋水路に沿って移動できる
移動ユニットと、樋水路を流れる活性汚泥液の上部に浸
漬可能なように上下動できる掻き寄せ板を備えるように
構成される。
分離部と、その周囲を周回するように配置され、曝気槽
より移される活性汚泥液を受け入れて、当該活性汚泥液
を前記沈殿分離部へ略均等に送り込むための樋水路と、
を有する沈殿槽に備えられ、前記樋水路を流れる活性汚
泥液の上を浮遊する泡含有スカムを強制的に除去する装
置であって、該除去装置は、樋水路に沿って移動できる
移動ユニットと、樋水路を流れる活性汚泥液の上部に浸
漬可能なように上下動できる掻き寄せ板を備えるように
構成される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。まず最初に、本発明の理解が容易になるように、
本発明が用いられる活性汚泥の処理プロセスのうち、特
に主要なプロセスを、図6に基づいて簡単に説明してお
く。
する。まず最初に、本発明の理解が容易になるように、
本発明が用いられる活性汚泥の処理プロセスのうち、特
に主要なプロセスを、図6に基づいて簡単に説明してお
く。
【0012】図6において、図面の左方から流入してき
た被処理液である排水Q1は、バースクリーンを経て、
夾雑物等が除去されて調整槽に入る。この調整槽では、
排水の受け入れとともに、受け入れた排水濃度の均一
化、および処理すべき排水の量の調整が行われる。この
調整槽で所定の調整が行われた排水は、次工程の曝気槽
へと送り込まれる。この曝気槽では、排水と活性汚泥の
混合および空気の供給が行われ、その結果、汚泥による
吸着・酸化・同化等の化学的ないし物理的処理が行われ
る。
た被処理液である排水Q1は、バースクリーンを経て、
夾雑物等が除去されて調整槽に入る。この調整槽では、
排水の受け入れとともに、受け入れた排水濃度の均一
化、および処理すべき排水の量の調整が行われる。この
調整槽で所定の調整が行われた排水は、次工程の曝気槽
へと送り込まれる。この曝気槽では、排水と活性汚泥の
混合および空気の供給が行われ、その結果、汚泥による
吸着・酸化・同化等の化学的ないし物理的処理が行われ
る。
【0013】この曝気槽で所定の処理が行われた処理水
は、次工程の沈殿槽へと送り込まれる。この沈殿槽で
は、汚泥と処理水の分離、汚泥の濃縮、汚泥の返送が行
われ、この沈殿槽を経て活性汚泥処理された処理水Q2
が得られる。
は、次工程の沈殿槽へと送り込まれる。この沈殿槽で
は、汚泥と処理水の分離、汚泥の濃縮、汚泥の返送が行
われ、この沈殿槽を経て活性汚泥処理された処理水Q2
が得られる。
【0014】本発明のポイントは、主として曝気槽で発
生し、泡状に浮遊しているスカムを、次工程の沈殿槽で
どのようにして除去するかにある。
生し、泡状に浮遊しているスカムを、次工程の沈殿槽で
どのようにして除去するかにある。
【0015】本発明で適用の対象となる沈殿槽は、槽の
周囲から活性汚泥液(排水と活性汚泥との混合液)を流
入させ、中央から上澄み液(処理水)を溢流させる、い
わゆるリムフロー・トウブロー方式のものである。その
具体的構造が図1および図2に示される。図1は、沈殿
槽1の縦断面を模式的に示した図であり、また、図2
は、図1の平面図、特に沈殿槽1の周縁の構造を模式的
に示した図である。
周囲から活性汚泥液(排水と活性汚泥との混合液)を流
入させ、中央から上澄み液(処理水)を溢流させる、い
わゆるリムフロー・トウブロー方式のものである。その
具体的構造が図1および図2に示される。図1は、沈殿
槽1の縦断面を模式的に示した図であり、また、図2
は、図1の平面図、特に沈殿槽1の周縁の構造を模式的
に示した図である。
【0016】これらの図に示されるように、沈殿槽1
は、その本体中心部をなし、汚泥と処理水を分離するた
めの沈殿分離部30と、その周囲を周回するように配置
され、前工程である曝気槽より移される活性汚泥液を受
け入れて、当該活性汚泥液を前記沈殿分離部へ略均等に
送り込むための樋水路50とを有している。
は、その本体中心部をなし、汚泥と処理水を分離するた
めの沈殿分離部30と、その周囲を周回するように配置
され、前工程である曝気槽より移される活性汚泥液を受
け入れて、当該活性汚泥液を前記沈殿分離部へ略均等に
送り込むための樋水路50とを有している。
【0017】樋水路50は、沈殿槽1の最縁部に位置し
ており、周回した水路となっている。すなわち、樋水路
50は、2つの壁面51,52と底面53とを備える水
路である。この水路には、図2に示されるように少なく
とも一つの活性汚泥液流入口としての沈殿槽流入枡40
が設けられ、この沈殿槽流入枡40から前工程である曝
気槽からの活性汚泥液が流入するようになっている。こ
の時、前工程の曝気槽でスカムが発生している場合に
は、曝気槽から溢流する活性汚泥液とともに、スカムも
同伴して沈殿槽流入枡40に回収されることになる。こ
のスカムは樋水路50では、表面に浮遊する浮遊物とな
り、ゆっくりと水路を流れるが、進行が遅い。そのため
に、水路に滞留しがちとなり、腐敗臭の原因ともなりう
る。
ており、周回した水路となっている。すなわち、樋水路
50は、2つの壁面51,52と底面53とを備える水
路である。この水路には、図2に示されるように少なく
とも一つの活性汚泥液流入口としての沈殿槽流入枡40
が設けられ、この沈殿槽流入枡40から前工程である曝
気槽からの活性汚泥液が流入するようになっている。こ
の時、前工程の曝気槽でスカムが発生している場合に
は、曝気槽から溢流する活性汚泥液とともに、スカムも
同伴して沈殿槽流入枡40に回収されることになる。こ
のスカムは樋水路50では、表面に浮遊する浮遊物とな
り、ゆっくりと水路を流れるが、進行が遅い。そのため
に、水路に滞留しがちとなり、腐敗臭の原因ともなりう
る。
【0018】また、上記樋水路50の内側の壁面52に
は、図1および図2に示されるように一定間隔で、沈殿
分離部30との連通手段、例えば、複数の孔54が形成
されており、この孔54を通して樋水路50を流れる活
性汚泥液が、内側の沈殿分離部30側に分配されつつ流
れ込むようになっている。なお、孔54は、壁面52の
底部近傍に設けられる。沈殿分離部30に流れ込んだ活
性汚泥液は、図1に示されるように沈殿分離部30のま
わりに浸漬された筒状のフェンス32の下部を潜って越
えていき、さらに沈殿分離部30内部で活性汚泥と処理
水との分離が行われる。すなわち、活性汚泥33は、沈
殿分離部30の底部に沈殿して堆積し、上澄み液として
の処理水Q2が頂部の流出口37よりオーバーフローし
て出て行くようになっている。なお、符号38は集泥機
であり、沈殿分離部30の底部には汚泥抜き取りライン
39が形成されており、堆積した汚泥がポンプPを稼働
させることにより抜き取られるようになっている。
は、図1および図2に示されるように一定間隔で、沈殿
分離部30との連通手段、例えば、複数の孔54が形成
されており、この孔54を通して樋水路50を流れる活
性汚泥液が、内側の沈殿分離部30側に分配されつつ流
れ込むようになっている。なお、孔54は、壁面52の
底部近傍に設けられる。沈殿分離部30に流れ込んだ活
性汚泥液は、図1に示されるように沈殿分離部30のま
わりに浸漬された筒状のフェンス32の下部を潜って越
えていき、さらに沈殿分離部30内部で活性汚泥と処理
水との分離が行われる。すなわち、活性汚泥33は、沈
殿分離部30の底部に沈殿して堆積し、上澄み液として
の処理水Q2が頂部の流出口37よりオーバーフローし
て出て行くようになっている。なお、符号38は集泥機
であり、沈殿分離部30の底部には汚泥抜き取りライン
39が形成されており、堆積した汚泥がポンプPを稼働
させることにより抜き取られるようになっている。
【0019】本発明は、上記樋水路50を流れる活性汚
泥液の上を浮遊するスカムを強制的に除去する方法であ
り、この方法を図1〜図3を参照しつつ説明する。な
お、図3は図2のB−B断面矢視図であり、排出口10
の近傍を拡大して示したものである。
泥液の上を浮遊するスカムを強制的に除去する方法であ
り、この方法を図1〜図3を参照しつつ説明する。な
お、図3は図2のB−B断面矢視図であり、排出口10
の近傍を拡大して示したものである。
【0020】本発明の方法のステップとして、まず最初
に、図2に示されるごとく活性汚泥流入口(沈殿槽流入
枡40)近傍より、水路の液面に対してほぼ垂直(図2
において紙面の奥行き側)に掻き寄せ板70を浸漬させ
る。この時、掻き寄せ板70の幅方向両端部は、水路の
左右壁面51,52に接していてもよいし、両端わずか
の間隙を設けておいてもよい。むしろ少し間隙があり、
活性汚泥液が掻き寄せ板70の移動とともに板70の後
方に流れ出る方がスカムの回収にとっては好都合であ
る。この場合の隙間は、3〜10mm程度とされる。ま
た、掻き寄せ板70の下面は、活性汚泥液の水面よりも
幾分下げることが好ましく、その浸漬深さは、30〜1
00mm程度とするのがよい。
に、図2に示されるごとく活性汚泥流入口(沈殿槽流入
枡40)近傍より、水路の液面に対してほぼ垂直(図2
において紙面の奥行き側)に掻き寄せ板70を浸漬させ
る。この時、掻き寄せ板70の幅方向両端部は、水路の
左右壁面51,52に接していてもよいし、両端わずか
の間隙を設けておいてもよい。むしろ少し間隙があり、
活性汚泥液が掻き寄せ板70の移動とともに板70の後
方に流れ出る方がスカムの回収にとっては好都合であ
る。この場合の隙間は、3〜10mm程度とされる。ま
た、掻き寄せ板70の下面は、活性汚泥液の水面よりも
幾分下げることが好ましく、その浸漬深さは、30〜1
00mm程度とするのがよい。
【0021】このように浸漬された掻き寄せ板70は、
上記樋水路50を流れる活性汚泥液の流れ方向(図2の
(a)方向)に沿って、移動されていき、活性汚泥液の
上に浮遊するスカムSが板70によって流路の下流側に
集められる(例えば図3の状態)。さらに掻き寄せ板7
0を下流側に進行させることによってこの集められたス
カムSを、水路の液面よりわずかに突出している排出口
10(図2および図3)に落とし込んで除去するように
する。ここで、『液面よりわずかに突出している』と
は、スカムの下面と同程度か少し高い位置、例えば、ス
カムの下面から0〜30mm程度の位置を言う。排出口
10に落とし込まれたスカムSは、例えば、汚泥処理設
備へ移送回収され、升などに一旦貯留された後、汚泥脱
水機などに送りこまれて脱水処理される。
上記樋水路50を流れる活性汚泥液の流れ方向(図2の
(a)方向)に沿って、移動されていき、活性汚泥液の
上に浮遊するスカムSが板70によって流路の下流側に
集められる(例えば図3の状態)。さらに掻き寄せ板7
0を下流側に進行させることによってこの集められたス
カムSを、水路の液面よりわずかに突出している排出口
10(図2および図3)に落とし込んで除去するように
する。ここで、『液面よりわずかに突出している』と
は、スカムの下面と同程度か少し高い位置、例えば、ス
カムの下面から0〜30mm程度の位置を言う。排出口
10に落とし込まれたスカムSは、例えば、汚泥処理設
備へ移送回収され、升などに一旦貯留された後、汚泥脱
水機などに送りこまれて脱水処理される。
【0022】また、本発明においては、スカムSを、水
路の液面よりわずかに突出している排出口に落とし込み
除去する際に、水路の幅を掻き寄せ板の幅と同程度に狭
めて液体を圧縮するようにしてスカムとそのスカム下方
の液体(活性汚泥液)とを一緒に排出させることが好ま
しい。スカムを溢流にのせて、排出口への落とし込みを
容易にするためである。この方法を実現するために、図
3に示されるように排出口近傍において、壁面51およ
び52の内側に流路幅を狭めるための板体51a,52
aを固着させ(図3においては、壁面51および板体5
1aは表れていない)、排出口近傍で掻き寄せ板70の
両端が、それぞれ、板体51a,52aと密着させるよ
うにする。なお、掻き寄せ板の壁面51,52と接する
側(実際には板体51a,52aと接する)には、ゴム
等の弾性体を貼り付けて密接性をより確実なすることが
好ましい。なお、上記板体51a,52aの長さLは、
例えば、1000mm程度の長さとされる。
路の液面よりわずかに突出している排出口に落とし込み
除去する際に、水路の幅を掻き寄せ板の幅と同程度に狭
めて液体を圧縮するようにしてスカムとそのスカム下方
の液体(活性汚泥液)とを一緒に排出させることが好ま
しい。スカムを溢流にのせて、排出口への落とし込みを
容易にするためである。この方法を実現するために、図
3に示されるように排出口近傍において、壁面51およ
び52の内側に流路幅を狭めるための板体51a,52
aを固着させ(図3においては、壁面51および板体5
1aは表れていない)、排出口近傍で掻き寄せ板70の
両端が、それぞれ、板体51a,52aと密着させるよ
うにする。なお、掻き寄せ板の壁面51,52と接する
側(実際には板体51a,52aと接する)には、ゴム
等の弾性体を貼り付けて密接性をより確実なすることが
好ましい。なお、上記板体51a,52aの長さLは、
例えば、1000mm程度の長さとされる。
【0023】さらに、本発明においては、スカムSを、
水路の液面よりわずかに突出している排出口に落とし込
み除去する際に、水路の深さを掻き寄せ板の浸漬深さと
同程度となるように浅くして液体を圧縮するようにして
スカムとそのスカム下方の液体(活性汚泥液)とを一緒
に排出するようにすることが好ましい。この方法を実現
するために、図3に示されるように排出口近傍の水路の
底部には、底上げ用の基台13,13が形成されてお
り、この基台13の片端は、斜面13aを形成してお
り、一方の他端は、排出口10の外枠を形成する箱状体
5の側面5aに連接されている。ちなみに、本実施例に
おける排出口10は、外枠を形成する箱状体5とこの箱
状体の内部に連接して設けられた漏斗形状の排出口部6
を備えている(図3)。なお、図3において、符号Hw
は、液面高さを示しており、符号Hdは、壁面51,5
2の高さを表わしている。なお、上記基台13と排出口
10とは一体化されたものであってもよい。
水路の液面よりわずかに突出している排出口に落とし込
み除去する際に、水路の深さを掻き寄せ板の浸漬深さと
同程度となるように浅くして液体を圧縮するようにして
スカムとそのスカム下方の液体(活性汚泥液)とを一緒
に排出するようにすることが好ましい。この方法を実現
するために、図3に示されるように排出口近傍の水路の
底部には、底上げ用の基台13,13が形成されてお
り、この基台13の片端は、斜面13aを形成してお
り、一方の他端は、排出口10の外枠を形成する箱状体
5の側面5aに連接されている。ちなみに、本実施例に
おける排出口10は、外枠を形成する箱状体5とこの箱
状体の内部に連接して設けられた漏斗形状の排出口部6
を備えている(図3)。なお、図3において、符号Hw
は、液面高さを示しており、符号Hdは、壁面51,5
2の高さを表わしている。なお、上記基台13と排出口
10とは一体化されたものであってもよい。
【0024】排出口10まで進行し、スカムSの除去作
業を終えた掻き寄せ板70は、一旦上に上昇し、後述す
る駆動装置によって、元の位置近傍まで戻され、さらに
上記の操作が繰り返される。通常、該除去装置を2台設
け、流入升40の近傍を起点として、(図2の)左右か
ら流路の下流側へ移動させる。なお、上述してきた除去
操作は、スカムの発生時に、すなわち、必要な時に行わ
れる。
業を終えた掻き寄せ板70は、一旦上に上昇し、後述す
る駆動装置によって、元の位置近傍まで戻され、さらに
上記の操作が繰り返される。通常、該除去装置を2台設
け、流入升40の近傍を起点として、(図2の)左右か
ら流路の下流側へ移動させる。なお、上述してきた除去
操作は、スカムの発生時に、すなわち、必要な時に行わ
れる。
【0025】次に、上述してきた操作を行うスカムの除
去装置、すなわち、前記樋水路50を流れる活性汚泥液
の上を浮遊するスカムSを強制的に除去する装置につい
て説明する。本発明の除去装置は、図4および図5(特
に、図4)に示されるように、上記樋水路50に沿って
移動できる移動ユニット90と、上記樋水路50を流れ
る活性汚泥液の上部に浸漬可能なように上下動できる掻
き寄せ板70を備えている。移動ユニット90として
は、装置が樋水路50に沿って移動できるものであれば
特にその機構については限定されるものではない。図4
に示される例では、壁面51,52を構成する各壁の最
上部平面に流路に沿って、ガイドレール91,92と、
ガイドレール91に併設されたチェーンレール93とが
備えられている。ガイドレール91,92は装置全体を
乗せて移動させるために敷設されたレールであり、チェ
ーンレール93は、駆動用スプロケット94と噛み合っ
ており、基台97に載置されている駆動モータ95から
の駆動力を得て実際の装置の駆動に寄与しているもので
ある。この一方で、スカムを集めて除去するための掻き
寄せ板70は、例えば2つの連結棒71,71に連結さ
れており、基台97に取り付けられたエアーシリンダ7
5の駆動により、上下に移動できるようになっている。
去装置、すなわち、前記樋水路50を流れる活性汚泥液
の上を浮遊するスカムSを強制的に除去する装置につい
て説明する。本発明の除去装置は、図4および図5(特
に、図4)に示されるように、上記樋水路50に沿って
移動できる移動ユニット90と、上記樋水路50を流れ
る活性汚泥液の上部に浸漬可能なように上下動できる掻
き寄せ板70を備えている。移動ユニット90として
は、装置が樋水路50に沿って移動できるものであれば
特にその機構については限定されるものではない。図4
に示される例では、壁面51,52を構成する各壁の最
上部平面に流路に沿って、ガイドレール91,92と、
ガイドレール91に併設されたチェーンレール93とが
備えられている。ガイドレール91,92は装置全体を
乗せて移動させるために敷設されたレールであり、チェ
ーンレール93は、駆動用スプロケット94と噛み合っ
ており、基台97に載置されている駆動モータ95から
の駆動力を得て実際の装置の駆動に寄与しているもので
ある。この一方で、スカムを集めて除去するための掻き
寄せ板70は、例えば2つの連結棒71,71に連結さ
れており、基台97に取り付けられたエアーシリンダ7
5の駆動により、上下に移動できるようになっている。
【0026】このような除去装置を用いることによっ
て、樋水路50の沿って浮遊するスカムの除去操作が実
現可能となる。
て、樋水路50の沿って浮遊するスカムの除去操作が実
現可能となる。
【0027】
【発明の効果】本発明は、汚泥と処理水を分離するため
の沈殿分離部と、その周囲を周回するように配置され、
曝気槽より移される活性汚泥液を受け入れて、当該活性
汚泥液を前記沈殿分離部へ略均等に送り込むための樋水
路と、を有する沈殿槽における、前記樋水路を流れる活
性汚泥液の上を浮遊する泡含有スカムを強制的に除去す
る方法であって、該方法は、樋水路を流れる活性汚泥液
の流れ方向に沿って、活性汚泥液流入口近傍より、水路
の液面に対してほぼ垂直に浸漬させた掻き寄せ板を、水
路の液流れ方向に沿って移動させつつ泡含有スカムを集
め、さらに掻き寄せ板を進行させることによってこの集
められた泡含有スカムを、水路の液面よりわずかに突出
している排出口に落とし込み除去するように構成してい
る。
の沈殿分離部と、その周囲を周回するように配置され、
曝気槽より移される活性汚泥液を受け入れて、当該活性
汚泥液を前記沈殿分離部へ略均等に送り込むための樋水
路と、を有する沈殿槽における、前記樋水路を流れる活
性汚泥液の上を浮遊する泡含有スカムを強制的に除去す
る方法であって、該方法は、樋水路を流れる活性汚泥液
の流れ方向に沿って、活性汚泥液流入口近傍より、水路
の液面に対してほぼ垂直に浸漬させた掻き寄せ板を、水
路の液流れ方向に沿って移動させつつ泡含有スカムを集
め、さらに掻き寄せ板を進行させることによってこの集
められた泡含有スカムを、水路の液面よりわずかに突出
している排出口に落とし込み除去するように構成してい
る。
【0028】従って、曝気槽において、スカムを強制的
に集めるのではなく、溢流してくるスカムを次工程の沈
殿槽の流入樋水路にて浮遊物として、掻き寄せて、わず
かの活性汚泥液とともに、排出口へ落とし込むので、ス
カムを効率良くかつ確実に回収することができる。
に集めるのではなく、溢流してくるスカムを次工程の沈
殿槽の流入樋水路にて浮遊物として、掻き寄せて、わず
かの活性汚泥液とともに、排出口へ落とし込むので、ス
カムを効率良くかつ確実に回収することができる。
【0029】また、簡易な方法であり、装置としては水
路に沿って移動できる装置部材と、掻き寄せ板を上下さ
せるものをもっていればよい。従って、エネルギーコス
トも従来のものと比べて格段と少なくてすむ。
路に沿って移動できる装置部材と、掻き寄せ板を上下さ
せるものをもっていればよい。従って、エネルギーコス
トも従来のものと比べて格段と少なくてすむ。
【図1】沈殿槽の縦断面を模式的に示した図である。
【図2】図1の平面図、特に沈殿槽1の周縁の構造を模
式的に示した図である。
式的に示した図である。
【図3】図2のB−B断面矢視図であり、排出口近傍を
拡大して示したものである。
拡大して示したものである。
【図4】スカムの除去装置の正面図である。
【図5】図4のスカムの除去装置の正面図であり、特
に、駆動モータ95と掻き寄せ板70との相対的位置関
係を示すための図である。。
に、駆動モータ95と掻き寄せ板70との相対的位置関
係を示すための図である。。
【図6】活性汚泥の処理プロセスを示す図である。
1…沈殿槽 10…排出口 30…沈殿分離部 40…沈殿槽流入枡 50…樋水路 70…掻き寄せ板 90…移動ユニット S …スカム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中條 慎一 茨城県取手市大字桑原188−1 麒麟麦 酒株式会社取手工場内 (56)参考文献 特開 平7−155507(JP,A) 実開 昭53−28574(JP,U) 特公 昭46−41068(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C02F 1/40 B01D 21/24
Claims (5)
- 【請求項1】 汚泥と処理水を分離するための沈殿分離
部と、その周囲を周回するように配置され、曝気槽より
移される活性汚泥液を受け入れて、当該活性汚泥液を前
記沈殿分離部へ略均等に送り込むための樋水路と、を有
する沈殿槽における、前記樋水路を流れる活性汚泥液の
上を浮遊する泡含有スカムを強制的に除去する方法であ
って、 該方法は、樋水路を流れる活性汚泥液の流れ方向に沿っ
て、活性汚泥液流入口近傍より、水路の液面に対してほ
ぼ垂直に浸漬させた掻き寄せ板を、水路の液流れ方向に
沿って移動させつつ泡含有スカムを集め、さらに掻き寄
せ板を進行させることによってこの集められた泡含有ス
カムを、水路の液面よりわずかに突出している排出口に
落とし込み除去することを特徴する泡含有スカムの除去
方法。 - 【請求項2】 前記掻き寄せ板は、その下面が活性汚泥
液の水面よりわずかに下がった位置になるように設置さ
れる請求項1記載の泡含有スカムの除去方法。 - 【請求項3】 泡含有スカムを、水路の液面よりわずか
に突出している排出口に落とし込み除去する際に、水路
の幅を掻き寄せ板の幅と同程度に狭めて液体を圧縮する
ようにしてスカムとそのスカム下方の液体とを一緒に排
出してなる請求項1または請求項2に記載の泡含有スカ
ムの除去方法。 - 【請求項4】 泡含有スカムを、水路の液面よりわずか
に突出している排出口に落とし込み除去する際に、水路
の深さを掻き寄せ板の浸漬深さと同程度となるように浅
くして液体を圧縮するようにしてスカムとそのスカム下
方の液体とを一緒に排出してなる請求項1ないし請求項
3のいずれかに記載の泡含有スカムの除去方法。 - 【請求項5】 汚泥と処理水を分離するための沈殿分離
部と、その周囲を周回するように配置され、曝気槽より
移される活性汚泥液を受け入れて、当該活性汚泥液を前
記沈殿分離部へ略均等に送り込むための樋水路と、を有
する沈殿槽に備えられ、前記樋水路を流れる活性汚泥液
の上を浮遊する泡含有スカムを強制的に除去する装置で
あって、 該除去装置は、樋水路に沿って移動できる移動ユニット
と、樋水路を流れる活性汚泥液の上部に浸漬可能なよう
に上下動できる掻き寄せ板を備えることを特徴とする泡
含有スカムの除去装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35264595A JP3167270B2 (ja) | 1995-12-30 | 1995-12-30 | 泡含有スカムの除去方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35264595A JP3167270B2 (ja) | 1995-12-30 | 1995-12-30 | 泡含有スカムの除去方法および装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09187763A JPH09187763A (ja) | 1997-07-22 |
JP3167270B2 true JP3167270B2 (ja) | 2001-05-21 |
Family
ID=18425466
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35264595A Expired - Fee Related JP3167270B2 (ja) | 1995-12-30 | 1995-12-30 | 泡含有スカムの除去方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3167270B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102009674B1 (ko) * | 2018-10-25 | 2019-10-21 | 주식회사 누리 | 친환경 생활하수 처리시스템 |
CN117101201B (zh) * | 2023-10-24 | 2023-12-26 | 国投瑞能(山东)环境集团有限公司 | 一种生物池浮泥收集装置 |
-
1995
- 1995-12-30 JP JP35264595A patent/JP3167270B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09187763A (ja) | 1997-07-22 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |