JP3166338B2 - 船殻のロンジ取付方法 - Google Patents
船殻のロンジ取付方法Info
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- JP3166338B2 JP3166338B2 JP28279592A JP28279592A JP3166338B2 JP 3166338 B2 JP3166338 B2 JP 3166338B2 JP 28279592 A JP28279592 A JP 28279592A JP 28279592 A JP28279592 A JP 28279592A JP 3166338 B2 JP3166338 B2 JP 3166338B2
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- Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、船殻のロンジ取付方法
に係り、特に大きな曲率を有する船殻にロンジを取り付
けるに際してロンジに捩じり加工を加えることなく取り
付けることができるロンジ取付方法に関するものであ
る。
に係り、特に大きな曲率を有する船殻にロンジを取り付
けるに際してロンジに捩じり加工を加えることなく取り
付けることができるロンジ取付方法に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】一般に、図４に示すように、船体１の外
殻を区画する船殻２は船体１の大きさに応じて複数に分
割された船殻ブロック３によって構成されている。これ
ら船殻ブロック３は鋼板４によって成型され、それぞれ
の船殻ブロック３には船軸方向に沿ってかつ高さ方向に
所定の間隔を隔て矩形状の鋼板によって成型されたロン
ジ５が取り付けられ、強度を高めている。また、船殻ブ
ロック３にはロンジ５が取り付けられる外に高さ方向乃
至船体１の内周方向に沿った補強フレ−ム６が取り付け
られている。図３及び図４に示すように、各船殻ブロッ
ク３の両端部には補強フレ−ム６が取り付けられ、これ
らの補強フレ−ム６間にロンジ５が船殻ブロック３に溶
接等により取り付けられる。船殻ブロック３において、
このロンジ５は上記補強フレ−ム６と直交するロンジラ
イン７上に、補強フレ−ム６の曲率に沿ってかつ鋼板４
の形成する平面に鉛直なロンジ取付角８に沿って設けら
れる。したがって、曲率を有する船殻ブロック３の場合
には、ロンジライン７上のロンジ取付角８が場所によっ
て異なるため、取り付けられるロンジ５が上記ロンジラ
イン７上に上記ロンジ取付角８に沿って設けられるため
には、矩形状のロンジ５に予め捩じり加工を加える必要
がある。
殻を区画する船殻２は船体１の大きさに応じて複数に分
割された船殻ブロック３によって構成されている。これ
ら船殻ブロック３は鋼板４によって成型され、それぞれ
の船殻ブロック３には船軸方向に沿ってかつ高さ方向に
所定の間隔を隔て矩形状の鋼板によって成型されたロン
ジ５が取り付けられ、強度を高めている。また、船殻ブ
ロック３にはロンジ５が取り付けられる外に高さ方向乃
至船体１の内周方向に沿った補強フレ−ム６が取り付け
られている。図３及び図４に示すように、各船殻ブロッ
ク３の両端部には補強フレ−ム６が取り付けられ、これ
らの補強フレ−ム６間にロンジ５が船殻ブロック３に溶
接等により取り付けられる。船殻ブロック３において、
このロンジ５は上記補強フレ−ム６と直交するロンジラ
イン７上に、補強フレ−ム６の曲率に沿ってかつ鋼板４
の形成する平面に鉛直なロンジ取付角８に沿って設けら
れる。したがって、曲率を有する船殻ブロック３の場合
には、ロンジライン７上のロンジ取付角８が場所によっ
て異なるため、取り付けられるロンジ５が上記ロンジラ
イン７上に上記ロンジ取付角８に沿って設けられるため
には、矩形状のロンジ５に予め捩じり加工を加える必要
がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
取付方法にあっては、ロンジ５を船殻ブロック３のロン
ジライン７上にロンジ取付角８に沿って溶接して取り付
けるには、矩形のロンジ５に予め捩じり加工を加えるこ
とが不可避となる。ところが、船殻ブロック３の製作工
程で、このロンジ５の捩じり加工工程はかなり煩雑なも
のであり、工期が長くかかる。
取付方法にあっては、ロンジ５を船殻ブロック３のロン
ジライン７上にロンジ取付角８に沿って溶接して取り付
けるには、矩形のロンジ５に予め捩じり加工を加えるこ
とが不可避となる。ところが、船殻ブロック３の製作工
程で、このロンジ５の捩じり加工工程はかなり煩雑なも
のであり、工期が長くかかる。
【０００４】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、曲率を有する船殻の内壁に沿ってロンジを取り付け
るに際して、取り付けられるロンジに捻り加工を加える
必要のないロンジ取付方法を提供することにある。
し、曲率を有する船殻の内壁に沿ってロンジを取り付け
るに際して、取り付けられるロンジに捻り加工を加える
必要のないロンジ取付方法を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、船殻の内壁に沿ってロンジを取り付ける方
法において、上記船殻を所定の面積を有する複数のブロ
ックに分割し、これらのブロックのうち大きな曲率を有
するブロックに、その一端部から他端部に、これに取り
付けられる上記ロンジの始点と終点を予め設定し、隣り
合って接合されるブロックの接合角度倣りに任意の点を
設定し、これらの点を結んで平坦な面を有するロンジを
取り付ける方法を可能とするものである。
に本発明は、船殻の内壁に沿ってロンジを取り付ける方
法において、上記船殻を所定の面積を有する複数のブロ
ックに分割し、これらのブロックのうち大きな曲率を有
するブロックに、その一端部から他端部に、これに取り
付けられる上記ロンジの始点と終点を予め設定し、隣り
合って接合されるブロックの接合角度倣りに任意の点を
設定し、これらの点を結んで平坦な面を有するロンジを
取り付ける方法を可能とするものである。
【０００６】
【作用】船殻を所定の面積を有する複数のブロックに分
割し、これらのうちブロックに曲率を有する船殻ブロッ
ク内に、その一端部から他端部に、これに取り付けられ
るロンジの始点と終点を決め、隣り合って接合されるブ
ロックの接合角度倣りに任意の点を設定する。これら三
点を結んで平坦な面を有するロンジを取り付けることに
より、ロンジに予め捻れ加工を加えることがなく船殻に
ロンジを取り付けることができる。
割し、これらのうちブロックに曲率を有する船殻ブロッ
ク内に、その一端部から他端部に、これに取り付けられ
るロンジの始点と終点を決め、隣り合って接合されるブ
ロックの接合角度倣りに任意の点を設定する。これら三
点を結んで平坦な面を有するロンジを取り付けることに
より、ロンジに予め捻れ加工を加えることがなく船殻に
ロンジを取り付けることができる。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て詳述する。
て詳述する。
【０００８】図１及び図２に示すように、従来例同様
に、船体１の外殻を区画する船殻２は船体１の大きさに
応じて複数に分割された船殻ブロック３によって構成さ
れている。これら船殻ブロック３は鋼板４によって成型
され、それぞれの船殻ブロック３には船軸方向に沿って
かつ高さ方向に所定の間隔を隔て矩形状の鋼板によって
成型されたロンジ５が取り付けられ、強度を高めてい
る。また、船殻ブロック３にはロンジ５が取り付けられ
る外に高さ方向乃至船体１の内周方向に沿った補強フレ
−ム６が取り付けられている。
に、船体１の外殻を区画する船殻２は船体１の大きさに
応じて複数に分割された船殻ブロック３によって構成さ
れている。これら船殻ブロック３は鋼板４によって成型
され、それぞれの船殻ブロック３には船軸方向に沿って
かつ高さ方向に所定の間隔を隔て矩形状の鋼板によって
成型されたロンジ５が取り付けられ、強度を高めてい
る。また、船殻ブロック３にはロンジ５が取り付けられ
る外に高さ方向乃至船体１の内周方向に沿った補強フレ
−ム６が取り付けられている。
【０００９】特に本発明にあっては、これら船殻ブロッ
ク３のうち、曲率を有する船殻ブロック３にロンジ５を
取り付けるものである。図１及び図２に示すように曲率
を有する船殻ブロック３に、その一端部から他端部に、
これに取り付けられるロンジ５の始点９と終点１０を決
める。次に、始点９で隣り合う船殻ブロック１１の接合
角度倣りに任意の点１２を設定する。すなわち、ロンジ
５を取り付ける船殻ブロック３の一端において、隣り合
う船殻ブロック１１の接合角度をもつ平面Ｈを仮想し、
ロンジ５を取り付ける船殻ブロック３と上記仮想平面Ｈ
との交線Ｔに直交する点線で示す半直線１３を上記仮想
平面Ｈ上に描き、この点線で示す半直線１３上に任意の
点１２を設定する。尚、この半直線１３は、図２に示す
ように、上記仮想平面と交線との両方に直交する半直線
１３でも差し支えない。上記の始点９、終点１０及び任
意の点１２の三点を結ぶ平面１４と船殻ブロック３との
交線をロンジライン７とし、ロンジ取付角８をこの平面
に平行に設定する。そして、このロンジライン７上に上
記三点を結ぶ平面１４に沿って平坦な面を有する矩形状
のロンジ５を溶接して取り付ける。
ク３のうち、曲率を有する船殻ブロック３にロンジ５を
取り付けるものである。図１及び図２に示すように曲率
を有する船殻ブロック３に、その一端部から他端部に、
これに取り付けられるロンジ５の始点９と終点１０を決
める。次に、始点９で隣り合う船殻ブロック１１の接合
角度倣りに任意の点１２を設定する。すなわち、ロンジ
５を取り付ける船殻ブロック３の一端において、隣り合
う船殻ブロック１１の接合角度をもつ平面Ｈを仮想し、
ロンジ５を取り付ける船殻ブロック３と上記仮想平面Ｈ
との交線Ｔに直交する点線で示す半直線１３を上記仮想
平面Ｈ上に描き、この点線で示す半直線１３上に任意の
点１２を設定する。尚、この半直線１３は、図２に示す
ように、上記仮想平面と交線との両方に直交する半直線
１３でも差し支えない。上記の始点９、終点１０及び任
意の点１２の三点を結ぶ平面１４と船殻ブロック３との
交線をロンジライン７とし、ロンジ取付角８をこの平面
に平行に設定する。そして、このロンジライン７上に上
記三点を結ぶ平面１４に沿って平坦な面を有する矩形状
のロンジ５を溶接して取り付ける。
【００１０】次に実施例の作用を述べる。
【００１１】上記構成によれば、曲率を有する船殻ブロ
ック３において、始点９と終点１０と任意の点１２の三
点を決め、この三点を結んで平坦な面を有するロンジ５
を取り付けるので、ロンジ５に捩じりを加える必要はな
く、平坦な面を有するロンジ５を船殻ブロック３に溶接
して取り付けることができる。したがって、ロンジ５に
捩じり加工を加える必要がなくなるので、ロンジ５の取
り付けが容易になる。
ック３において、始点９と終点１０と任意の点１２の三
点を決め、この三点を結んで平坦な面を有するロンジ５
を取り付けるので、ロンジ５に捩じりを加える必要はな
く、平坦な面を有するロンジ５を船殻ブロック３に溶接
して取り付けることができる。したがって、ロンジ５に
捩じり加工を加える必要がなくなるので、ロンジ５の取
り付けが容易になる。
【００１２】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、曲率を有
する船殻において、船殻の内壁に沿って取り付けられる
ロンジに捩じり加工を加える必要がなくなる。したがっ
て、ロンジの取り付けが容易になると共に、工期が短縮
される等の優れた効果を発揮する。
する船殻において、船殻の内壁に沿って取り付けられる
ロンジに捩じり加工を加える必要がなくなる。したがっ
て、ロンジの取り付けが容易になると共に、工期が短縮
される等の優れた効果を発揮する。
【図１】本発明の実施例を示す図であり、正面線図の概
略図である。
略図である。
【図２】本発明の実施例を示す図であり、船殻ブロック
の斜視図である。
の斜視図である。
【図３】従来例を示す図であり、正面線図の概略図であ
る。
る。
【図４】従来例を示す図であり、船殻ブロックの斜視図
である。
である。
１ 船体 ２ 船殻 ３ 船殻ブロック ４ 鋼板 ５ ロンジ ６ 補強フレ−ム ７ ロンジライン ８ ロンジ取付角 ９ 始点 １０ 終点 １１ 隣り合う船殻ブロック １２ 任意の点 １３ 直線 １４ 平面
Claims (1)
- 【請求項１】 船殻の内壁に沿ってロンジを取り付ける
方法において、上記船殻を所定の面積を有する複数のブ
ロックに分割し、これらのブロックのうち大きな曲率を
有するブロックに、その一端部から他端部に、これに取
り付けられる上記ロンジの始点と終点を予め設定し、隣
り合って接合されるブロックの接合角度倣りに任意の点
を設定し、これらの点を結んで平坦な面を有するロンジ
を取り付けることを特徴とするロンジ取付配置方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28279592A JP3166338B2 (ja) | 1992-10-21 | 1992-10-21 | 船殻のロンジ取付方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28279592A JP3166338B2 (ja) | 1992-10-21 | 1992-10-21 | 船殻のロンジ取付方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06127464A JPH06127464A (ja) | 1994-05-10 |
| JP3166338B2 true JP3166338B2 (ja) | 2001-05-14 |
Family
ID=17657194
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28279592A Expired - Lifetime JP3166338B2 (ja) | 1992-10-21 | 1992-10-21 | 船殻のロンジ取付方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3166338B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101779023B1 (ko) * | 2011-05-31 | 2017-09-18 | 대우조선해양 주식회사 | 선체의 곡면 부위에 대한 블록의 조립 방법 |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101259464B1 (ko) * | 2011-01-24 | 2013-04-30 | 삼성중공업 주식회사 | 선체 블록면에 론지를 결합하는 방법 |
| KR101888794B1 (ko) * | 2017-07-19 | 2018-08-14 | 주식회사 현대미포조선 | 선체 설계방법 |
| CN109344524B (zh) * | 2018-10-18 | 2022-12-09 | 燕山大学 | 一种薄板结构加强筋分布优化方法 |
| US20210056243A1 (en) * | 2019-04-17 | 2021-02-25 | Dalian University Of Technology | Method for establishing the geometrical imperfection database for the aerospace thin-walled structure |
-
1992
- 1992-10-21 JP JP28279592A patent/JP3166338B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101779023B1 (ko) * | 2011-05-31 | 2017-09-18 | 대우조선해양 주식회사 | 선체의 곡면 부위에 대한 블록의 조립 방법 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06127464A (ja) | 1994-05-10 |
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Legal Events
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