JPH0742898A - 補強材の製造方法 - Google Patents

補強材の製造方法

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JPH0742898A
JPH0742898A JP5213432A JP21343293A JPH0742898A JP H0742898 A JPH0742898 A JP H0742898A JP 5213432 A JP5213432 A JP 5213432A JP 21343293 A JP21343293 A JP 21343293A JP H0742898 A JPH0742898 A JP H0742898A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 第1に、追加部材を用いることなく製造で
き、その型も不要でコスト面に優れ、第2に、4枚合わ
せ状態での溶接も回避され、溶接が簡単容易かつ確実化
され、第3に、応力集中も緩和され強度面にも優れつ
つ、基準となる補強材の部材のみを使用して、より長さ
の長い補強材を製造する方法を提案する。 【構成】 この製造方法では、基準となる長さAの補強
材1用のアッパ部材2,ロア部材3が使用される。そし
てまず、第1ジョグル9のみを途中で備えるべく切断さ
れた長さBの一方のアッパ部材11,ロア部材13と、
第1ジョグル9と第2ジョグル10を備え第1ジョグル
9にて切断された長さCの他方のアッパ部材12,ロア
部材14が、製作される。次に、このような一方と他方
が端の第1ジョグル9にて溶接されたアッパ部材,ロア
部材を、各第2ジョグル10が第1ジョグル9と対応す
べく位置決めして、フランジ部4,5にて溶接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リーンホースとも称さ
れる補強材の製造方法に関する。すなわち、基準となる
補強材の製造に用いられる部材を用いて、より長さの長
い補強材を製造する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は、この種従来例の製造方法の説明
に供する斜視図である。同図にも示すように、基準とな
る略長筒状をなす長さAの補強材1の製造に用いられ
る、上下に分割された元となるアッパ部材2およびロア
部材3を使用して、長さAより長さの長い別の補強材
(図示せず)を製造する場合は、従来次のように行われ
ていた。すなわち、図2の(1)図の斜視図に示したよ
うに、まず、対をなし略半筒状をなすと共に相互間の溶
接用のフランジ部4,5が両側縁に沿ってそれぞれ長手
方向に形成されてなる、元となるアッパ部材2およびロ
ア部材3が、各1個ずつ準備される。そして次に、この
ようなアッパ部材2およびロア部材3を、それぞれ、長
手方向の例えば中央のカット位置Wで径廻りに切断し
て、2分割する。それから、図2の(2)図の斜視図に
示したように、このように2分割されたアッパ部材6間
に、それらの胴部と同一形状の略半筒状をなしフランジ
部4を備えた長さ継ぎ足し用の追加部材7を、介装して
相互間をスポット溶接すると共に、同様に、2分割され
たロア部材8間に、それらの胴部と同一形状の略半筒状
をなしフランジ部5を備えた長さ継ぎ足し用の追加部材
7を、介装して相互間をスポット溶接する。しかる後、
このようにアッパ部材6間に追加部材7が溶接された1
本のアッパ部材(図示せず)と、ロア部材8間に追加部
材7が溶接された1本のロア部材(図示せず)とを、対
応位置決めして、相互のフランジ部4,5にてスポット
溶接する。従来はこのようにして、前述した基準となる
長さAの補強材1より長さの長い補強材(図示せず)を
製造していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来例にあっては、次の問題が指摘されていた。まず第
1に、基準となる補強材1のアッパ部材2およびロア部
材3を使用して、その長さAより長い別の補強材を製造
する際、このように従来は、追加部材7が必須的に用い
られていた。そこで、アッパ部材2およびロア部材3の
成形型に加え、このような追加部材7の成形型を要し、
コスト上問題が指摘されていた。
【0004】第2に、最終的に長さの長い補強材として
スポット溶接する際、部分的かつ必然的に4枚合わせ状
態となり、スポット溶接が容易でないという指摘があっ
た。すなわち、2分割されたアッパ部材6のフランジ部
4と、その追加部材7のフランジ部4と、2分割された
ロア部材8のフランジ部5と、その追加部材7のフラン
ジ部5とが、それらの溶接箇所で部分的に4枚合わせ状
態で重なってしまい、該箇所の肉厚が厚くなり過ぎ、ス
ポット溶接が困難化するという問題があった。
【0005】第3に、2分割された両アッパ部材6とそ
の間の追加部材7とのスポット溶接箇所、および、2分
割された両ロア部材8とその間の追加部材7とのスポッ
ト溶接箇所が、それぞれ径廻りに1列状をなし、応力集
中が指摘されていた。そして、このような径廻りの応力
集中部分が、製造された1個の補強材につき2箇所に生
じ、もって補強材が破損,損壊等しやすく強度面に問題
があった。
【0006】本発明は、このような実情に鑑み、上記従
来例の問題点を解決すべくなされたものであって、第1
ジョグルのみを途中に備えるべく切断された一方のアッ
パ部材およびロア部材と、第1ジョグルと第2ジョグル
の双方を備えつつ第1ジョグルにて切断された他方のア
ッパ部材およびロア部材とを、組み合わせて用いるよう
にしたことにより、第1に、追加部材を用いずその型も
不要であり、第2に、4枚合わせ状態での溶接も回避さ
れ、第3に、応力集中も緩和されるようになる、基準と
なる補強材より長さの長い補強材の製造方法を提案する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成する本発
明の技術的手段は、次のとおりである。すなわち、この
補強材の製造方法は、基準となる略長筒状をなす補強材
の製造に用いられる、上下に分割された元となるアッパ
部材およびロア部材を使用して、より長さの長い別の補
強材を製造する方法に関する。そしてまず、対をなし略
半筒状をなすと共に相互間の溶接用のフランジ部が両側
縁に沿って長手方向に形成されてなる、元となる該アッ
パ部材およびロア部材であって、該フランジ部を含む径
廻りに形成された第1ジョグルと、少なくともフランジ
部に形成された第2ジョグルとを、長手方向に所定間隔
を存して備えたものを、それぞれ2個ずつ準備する。そ
して次に、一方の該アッパ部材およびロア部材について
は、該第1ジョグルのみを途中に備えつつ一般面で径廻
りに切断して残を除去し、又、他方の該アッパ部材およ
びロア部材については、該第1ジョグルと第2ジョグル
の双方を備えつつ第1ジョグルにて径廻りに切断して残
を除去する。
【0008】しかる後、上述により該第1ジョグルのみ
を備えた一方の該アッパ部材と、上述により該第1ジョ
グルと第2ジョグルの双方を備えた他方の該アッパ部材
とを、他方のアッパ部材の端の第1ジョグルにて溶接す
ると共に、上述により該第1ジョグルのみを備えた一方
の該ロア部材と、上述により該第1ジョグルと第2ジョ
グルの双方を備えた他方の該ロア部材とを、他方のロア
部材の端の第1ジョグルにて溶接する。それから、この
ようにそれぞれ一方と他方が溶接されてなる各1本の該
アッパ部材およびロア部材を、各該第2ジョグルがそれ
ぞれ途中の第1ジョグルと対応すべく位置決めして、相
互のフランジ部にて溶接することにより、前述した基準
となる補強材より長さの長い補強材が得られる。
【0009】
【作用】本発明は、このような手段よりなるので、次の
ように作用する。この製造方法では、基準となる補強材
用のアッパ部材およびロア部材を2個ずつ使用して、ま
ず、第1ジョグルのみを途中に備えるべく切断された一
方のアッパ部材およびロア部材と、第1ジョグルと第2
ジョグルの双方を備えつつ第1ジョグルにて切断された
他方のアッパ部材およびロア部材とが、製作される。そ
して、長さが異なる一方と他方が端の第1ジョグルにて
溶接されてなるアッパ部材およびロア部材を、各第2ジ
ョグルが途中の第1ジョグルと対応すべく位置決めし
て、各フランジ部にて溶接する。このようにして、基準
となる補強材より長さの長い補強材が製造される。
【0010】そこで、第1に、基準となる補強材用のア
ッパ部材およびロア部材のみを使用して、より長さの長
い補強材が製造され、追加部材は用いられず、追加部材
用の成形型も不要である。第2に、アッパ部材間の溶接
箇所とロア部材間の溶接箇所とが、長手方向にずれた状
態で、アッパ部材とロア部材が上下で溶接されるので、
溶接箇所でフランジ部が4枚合わせ状態となることは回
避される。第3に、アッパ部材間の溶接箇所とロア部材
間の溶接箇所とがずれており、径廻りに1列状をなすと
共にこれが2箇所にわたり生じてしまうようなこともな
く、応力集中は緩和される。
【0011】
【実施例】以下本発明を、図面に示すその実施例に基づ
いて、詳細に説明する。図1は、本発明の実施例の説明
に供する斜視図であり、(1)図は、準備された元とな
るアッパ部材およびロア部材を示し、(2)図は、切断
され対応位置決めされたアッパ部材およびロア部材を示
す。
【0012】この製造方法は、基準となるボックス断面
状で略長筒状をなす長さAの補強材1の製造に用いられ
る、上下に分割された元となるアッパ部材2およびロア
部材3を使用して、同一ボックス断面状で略長筒状をな
すと共に、より長さの長い別の補強材(図示せず)を製
造する方法に関する。そしてまず、対をなし略半筒状を
なすと共に相互間の溶接用のフランジ部4,5が両側縁
に沿って長手方向に形成されてなる、元となるアッパ部
材2およびロア部材3であって、フランジ部4,5を含
む径廻りに形成された第1ジョグル9と、図示例ではフ
ランジ部4,5のみに形成された第2ジョグル10と
を、長手方向に所定間隔を存して(例えば全体を長手方
向に略3分割する位置にて)備えたものが、それぞれ2
個ずつ準備される。この元となるアッパ部材2およびロ
ア部材3は、鉄やアルミニウム等の金属製よりなり、基
準となる長さAの補強材1が、同一径で長い角筒状の胴
部と、より径大で短い角筒状の両端部とからなることに
鑑み、共に長さAで、対応した同一径で凹状の長い半角
筒状の胴部と、より径大で短い半角筒状の両端部とから
なる。又、フランジ部4,5は、このような元となるア
ッパ部材2やロア部材3の開口端縁である両側縁からそ
れぞれ側方に突出した状態で、長手方向に形成されてい
る。第1ジョグル9および第2ジョグル10は、当初は
ビードとして径廻り方向に形成され、事後、切断時の目
安や上下の位置決め用として使用される。
【0013】次に、このように準備されたそれぞれ2個
のうち一方の元となるアッパ部材2およびロア部材3に
ついては、第1ジョグル9のみを途中に備えつつ一般面
のカット位置XやX’で、径廻りに切断され、残は除去
される。これに対し、2個のうち他方の元となるアッパ
部材2およびロア部材3については、第1ジョグル9と
第2ジョグル10の双方を備えつつ、第1ジョグル9の
途中のカット位置YやY’にて、径廻りに切断され、残
は除去される。このようにして、まず元となるアッパ部
材2から2種類のアッパ部材11,12が製作されると
共に、元となるロア部材3から2種類のロア部材13,
14が製作される。
【0014】しかる後、上述により第1ジョグル9のみ
を備えた短い長さBの一方のアッパ部材11と、上述に
より第1ジョグル9と第2ジョグル10の双方を備えた
長い長さCの他方のアッパ部材12とを、他方のアッパ
部材12の端の第1ジョグル9にてスポット溶接する。
これと共に、上述により第1ジョグル9のみを備えた短
い長さBの一方のロア部材13と、上述により第1ジョ
グル9と第2ジョグル10の双方を備えた長い長さCの
他方のロア部材14とを、他方のロア部材14の端の第
1ジョグル9にてスポット溶接する。勿論、長さBと長
さCとをプラスした長さは、前述した長さAより長く設
定される。
【0015】それから、このようにそれぞれ一方と他方
がスポット溶接された各1本のアッパ部材(図示せず)
およびロア部材(図示せず)を、途中の各第2ジョグル
10が対応する途中の第1ジョグル9と対向すべく位置
決めして、相互のフランジ部4,5にてスポット溶接す
ることにより、前述した基準となる長さAの補強材1よ
り長さの長い補強材(図示せず)が製造される。すなわ
ち、前述により得られていた短い長さBの一方のアッパ
部材11と長い長さCの他方のアッパ部材12がスポッ
ト溶接されてなる1本のアッパ部材と、短い長さBの一
方のロア部材13と長い長さCの他方のロア部材14が
スポット溶接されてなる1本のロア部材とを、相互のフ
ランジ部4,5を合わせて、スポット溶接する。そして
その際、1本のアッパ部材となった他方のアッパ部材1
2側の第2ジョグル10が、1本のロア部材となった一
方のロア部材13側の途中つまり中間の第1ジョグル9
と対向すべく、アッパ部材の他方のアッパ部材12とロ
ア部材の一方のロア部材13とが、位置合わせされる。
同様に、1本のロア部材となった他方のロア部材14側
の第2ジョグル10が、1本のアッパ部材となった一方
のアッパ部材11側の途中つまり中間の第1ジョグル9
と対向すべく、ロア部材の他方のロア部材14とアッパ
部材の一方のアッパ部材11とが、位置合わせされる。
【0016】さて、このようにして製造された補強材の
長さは、長さBと長さCとをプラスしたものから、溶接
代をマイナスしたものとなる。なお溶接代は、他方のア
ッパ部材12の端の第1ジョグル9や、他方のロア部材
14の端の第1ジョグル9にほぼ見合ったものとなる。
このようにして、基準となる長さAの補強材1より長さ
の長い、長さBプラス長さCマイナス溶接代の長さより
なる補強材が、製造される。
【0017】本発明は、以上説明したようになってい
る。そこで以下のようになる。この製造方法では、基準
となる長さAの補強材1の製造に用いられる元となるア
ッパ部材2およびロア部材3を2個ずつ使用して、ま
ず、第1ジョグル9のみを途中に備えるべく切断された
長さBの一方のアッパ部材11およびロア部材13と、
第1ジョグル9と第2ジョグル10の双方を備えつつ第
1ジョグル9にて切断された長さCの他方のアッパ部材
12およびロア部材14とが、製作される。そして、こ
のように長手方向の長さが異なる一方のアッパ部材11
と他方のアッパ部材12や、一方のロア部材13と他方
のロア部材14を、それぞれ端の第1ジョグル9にてス
ポット溶接した後、得られた同一長さのアッパ部材およ
びロア部材(図示せず)を、途中の各第2ジョグル10
が対応する途中の第1ジョグル9と対向すべく位置決め
して、各フランジ部4,5にてスポット溶接する。この
ようにして、基準となる長さAの補強材1より長さの長
い補強材(図示せず)が製造される。製造された補強材
の長さは、長さBプラス長さCマイナス溶接代となる。
そこで、次の第1,第2,第3のようになる。
【0018】第1に、この製造方法では、基準となる補
強材1用の元となるアッパ部材2およびロア部材3のみ
を使用して、より長さの長い補強材が製造される。つま
り、前述した図2のこの種従来例のように追加部材7を
用いることなく、長い補強材が製造されるので、追加部
材7用の成形型も不要であり、上述した元となるアッパ
部材2およびロア部材3用の成形型のみが用いられるに
過ぎない。
【0019】第2に、最終的に長さの長い補強材として
溶接する際、部分的に4枚合わせ状態となってしまうこ
ともない。すなわちこの製造方法では、長さの異なる一
方のアッパ部材11,ロア部材13と他方のアッパ部材
12,ロア部材14とを、それぞれ端の第1ジョグル9
でスポット溶接してなるアッパ部材およびロア部材が、
途中の第2ジョグル10を途中の第1ジョグル9に対応
させつつ、フランジ部4,5にてスポット溶接される。
このように、一方と他方のアッパ部材11,12間のス
ポット溶接箇所(つまり他方のアッパ部材12の第1ジ
ョグル9の位置)と、一方と他方のロア部材13,14
間のスポット溶接箇所(つまり他方のロア部材14の第
1ジョグル9の位置)とが、長手方向にずれた状態で、
アッパ部材とロア部材とが上下で溶接される。従って、
スポット溶接箇所でフランジ部4,5が2枚合わせ状態
とはなるが、前述した図2のこの種従来例のように、4
枚合わせ状態となることは回避される。
【0020】第3に、同様の理由により応力集中は緩和
される。すなわち、一方と他方のアッパ部材11,12
間のスポット溶接箇所(つまり他方のアッパ部材12の
第1ジョグル9の位置)と、一方と他方のロア部材1
3,14間のスポット溶接箇所(つまり他方のロア部材
14の第1ジョグル9の位置)とが、長手方向にずれた
状態となっており、前述した図2のこの種従来例のよう
に、2分割されたアッパ部材6と追加部材7とのスポッ
ト溶接箇所と、2分割されたロア部材8と追加部材7と
のスポット溶接箇所とが一致し、径廻りに1列状をなす
と共にこれが必然的に2箇所にわたり生じてしまうよう
なこともなく、もって製造された補強材について、事
後、外力による応力集中は緩和される。
【0021】
【発明の効果】本発明に係る補強材の製造方法は、以上
説明したように、第1ジョグルのみを途中に備えるべく
切断された一方のアッパ部材およびロア部材と、第1ジ
ョグルと第2ジョグルの双方を備えつつ第1ジョグルに
て切断された他方のアッパ部材およびロア部材とを、組
み合わせて用い、もって基準となる補強材より長さの長
い補強材を得るようにしたことにより、次の効果を発揮
する。
【0022】第1に、追加部材を用いることなく、基準
となる補強材のアッパ部材およびロア部材のみを使用し
て、より長さの長い補強材が製造される。このように追
加部材を別途用いないので、その成形型も不要であり、
もってこの製造方法は、この面からコスト面に優れてな
る。
【0023】第2に、4枚合わせ状態での溶接も回避さ
れる。このように、溶接箇所の肉厚が、部分的に特に厚
くなることがないので、この製造方法では溶接が簡単容
易かつ確実に実施される。
【0024】第3に、応力集中も緩和される。従って、
応力集中に起因した破損,損壊も防止される等、製造さ
れた補強材は強度面に優れている。このように、この種
従来例に存した問題点が一掃される等、本発明の発揮す
る効果は、顕著にして大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る補強材の製造方法の実施例の説明
に供する斜視図であり、(1)図は、準備された元とな
るアッパ部材およびロア部材を示し、(2)図は、切断
され対応位置決めされたアッパ部材およびロア部材を示
す。
【図2】この種従来例の補強材の製造方法の説明に供す
る斜視図であり、(1)図は、準備された元となるアッ
パ部材およびロア部材を示し、(2)図は、切断され2
分割されたアッパ部材およびロア部材と、追加部材とを
示す。
【符号の説明】
1 基準となる補強材 2 元となるアッパ部材 3 元となるロア部材 4 フランジ部 5 フランジ部 6 2分割されたアッパ部材 7 追加部材 8 2分割されたロア部材 9 第1ジョグル 10 第2ジョグル 11 一方のアッパ部材 12 他方のアッパ部材 13 一方のロア部材 14 他方のロア部材 A 長さ B 長さ C 長さ W カット位置 X カット位置 X’カット位置 Y カット位置 Y’カット位置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準となる略長筒状をなす補強材の製造
    に用いられる、上下に分割された元となるアッパ部材お
    よびロア部材を使用して、より長さの長い別の補強材を
    製造する方法であって、 まず、対をなし略半筒状をなすと共に相互間の溶接用の
    フランジ部が両側縁に沿って長手方向に形成されてな
    る、元となる該アッパ部材およびロア部材であって、該
    フランジ部を含む径廻りに形成された第1ジョグルと、
    少なくともフランジ部に形成された第2ジョグルとを、
    長手方向に所定間隔を存して備えたものを、それぞれ2
    個ずつ準備し、 次に、一方の該アッパ部材およびロア部材については、
    該第1ジョグルのみを途中に備えつつ一般面で径廻りに
    切断して残を除去し、又、他方の該アッパ部材およびロ
    ア部材については、該第1ジョグルと第2ジョグルの双
    方を備えつつ第1ジョグルにて径廻りに切断して残を除
    去し、 しかる後、上述により該第1ジョグルのみを備えた一方
    の該アッパ部材と、上述により該第1ジョグルと第2ジ
    ョグルの双方を備えた他方の該アッパ部材とを、他方の
    アッパ部材の端の第1ジョグルにて溶接すると共に、上
    述により該第1ジョグルのみを備えた一方の該ロア部材
    と、上述により該第1ジョグルと第2ジョグルの双方を
    備えた他方の該ロア部材とを、他方のロア部材の端の第
    1ジョグルにて溶接し、 それから、このようにそれぞれ一方と他方が溶接されて
    なる各1本の該アッパ部材およびロア部材を、各該第2
    ジョグルがそれぞれ途中の第1ジョグルと対応すべく位
    置決めして、相互のフランジ部にて溶接することによ
    り、前述した基準となる補強材より長さの長い補強材を
    得ること、を特徴とする補強材の製造方法。
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