JP3165877B2 - コントロールレバーの調整装置 - Google Patents

コントロールレバーの調整装置

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JP3165877B2 JP17193194A JP17193194A JP3165877B2 JP 3165877 B2 JP3165877 B2 JP 3165877B2 JP 17193194 A JP17193194 A JP 17193194A JP 17193194 A JP17193194 A JP 17193194A JP 3165877 B2 JP3165877 B2 JP 3165877B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等に設ける空調
装置等のスライドスイッチを操作するためのコントロー
ルレバーの調整装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車に設けた空調装置は、図11
に示すように、インストルメントパネル1に空調装置の
操作用のレバー群2を取付け、空調装置の操作を行うも
のがある。空調装置のレバー群2にはスライド方式を利
用したものがある。図12に示すように、スライドの全ス
トロークの途中に、吹き出しモード、温度コントロー
ル、内外気切替およびファン強弱の記号が描かれ、つま
み3がどの位置にあるかで制御内容がわかるようになっ
ている。
【0003】ところで、自動車の運転中にはいちいちつ
まみ3位置を見るわけにはいかず、つまみ3を操作する
ときの手の感触で確認し易いように、つまみ3が移動す
る全ストロークの間の複数箇所にクリックを発生させる
構造のものが利用される。
【0004】クリックを発生させる構造は、図13、図14
に示すように、基板4に取付けたスライド板5のスライ
ド面6に複数の溝7を形成させ、コントロールレバー8
と並設したばね板9に突起10を設け、コントロールレバ
ー8を左右に操作することで、突起10が複数の溝7の間
を行き来しクリックが発生する(実開平2-138314号公報
参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図14に
示すように、クリックを強く発生させるためには溝7ま
たは突起10を矩形状にして溝7の深さと突起10の高さを
同じ位にして、引っ掛かりを強くしなければならない
が、溝底部に突起10が当たると共に突起10を形成した面
がスライド面6に当接し、互いの衝突箇所が複数箇所
(スライド面と溝底部)になる場合があり、クリックの
発生が明確にならないことがある。また、図15に示す矩
形状の突起10と弧状の溝7との組み合わせでは互いの衝
突箇所が2〜4か所になり、不安定な接触はエンジン振
動に対して振動を誘発し易く異音を発生させることにな
る。また、上記公報においても形成した溝に突起側面だ
けが当たるので不安定な接触となっている。
【0006】本発明は、明確なクリックの発生と操作性
の良いコントロールレバーの調整装置を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、コントロールレバーにばね板を並設し、該
コントロールレバーのスライド方向に沿ってスライド板
を設け、該スライド板にはコントロールレバーのスライ
ド方向に交差して複数の溝を形成し、前記ばね板に形成
した突起と前記複数の溝に適宜係合する配置としたコン
トロールレバーの調整装置において、前記ばね板の幅を
前記溝幅より大きくし、突起の高さを溝の深さ以下に
し、突起基部のスライド方向の幅を溝幅と等しいかまた
は小さくし、該突起または溝壁にスライド方向に対して
斜めに接触する傾斜面を形成させたことを特徴とする。
【0008】また、コントロールレバーにばね板を並設
し、該コントロールレバーのスライド方向に沿ってスラ
イド板を設け、該スライド板にはコントロールレバーの
スライド方向に交差して複数の溝を形成し、前記ばね板
に形成した突起と前記複数の溝に適宜係合する配置とし
たコントロールレバーの調整装置において、前記スライ
ド板にスライド面より高い平面部を複数の溝に沿って設
け、該平面部にばね力によって圧接する平面部を前記ば
ね板に形成すると共に、前記ばね板の平面部の延長面上
に設けた突起の先端を溝に侵入した時の溝底部より浮か
した位置になるように形成し、該突起または溝壁にスラ
イド方向に対して斜めに接触する傾斜面を形成させたこ
とを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明は上記のように構成したものであり、コ
ントロールレバーが所定位置で停止するときは、突起が
スライド面から落ちて溝に嵌るときであり、ばね板がス
ライド面に衝突する。このときにクリックが発生する。
また、突起または溝壁に形成した傾斜面と、溝の深さ以
下にした高さの突起により、引っ掛かりが少なくなり、
ばね板の上下方向の変位量が少なくなる。本発明でいう
ところの溝とは、平面視のもので、短冊状のもの、円形
のもの、小判形状のもの等を含んだものである。
【0010】一方、スライド板の平面部にばね板の平面
部を当接させて突起を溝に侵入させる構成においては、
突起が溝から離れてスライド面に載っているときは、ば
ね板の平面部はスライド板の平面部の上方に位置する。
コントロールレバーを移動させて突起を溝に侵入させる
と、落差によってばね板の平面部がスライド板の平面部
に衝突する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。図1ないし図3に示すように、空調装置のレ
バー群2の基板4に両端に足部11を設けたスライド板5
がレバーの個数分だけ設けられ、基板4に設けた軸部12
によりコントロールレバー8が基板4とスライド板5と
の空間部を貫通して回動自在に設けられている。各コン
トロールレバー8にはチューブ13に保護されたワイヤー
14が接続されている。伝達方式としてスライド板5に電
気スイッチの接点を並設しても良い。
【0012】図3の図中の上部分に示すように、コント
ロールレバー8の先端にはつまみ3が固着され、中間部
に孔15,16が2つ開けられている。コントロールレバー
8に装着するばね板9は一方に突起10が形成され、他方
の端部には係止用の折れ部17が形成されている。コント
ロールレバー8にばね板9を装着する手順は、つまみ3
から遠い方の孔15に折れ部17を先端としてばね板9を挿
通し、つまみ3から近い方の孔16に折れ部17を係止させ
ると、突起10がコントロールレバー8の面に向いて上方
に位置するようになる。したがって、この間にスライド
板5が挿通される。なお、ばね板9の突起10より先端は
弧状の曲り部18が形成されている。
【0013】ばね板9の突起10に対向するスライド板5
のスライド面6には、図1に示すように、溝7を複数形
成し、溝壁7aは垂直にされている。ばね板9は溝幅より
大きい幅を有し、溝7の深さ以下にした高さの突起10を
設けている。突起10のスライド方向に対する表面は溝7
に斜めに接触する傾斜面10a を形成させている。この場
合、突起基部のスライド方向の幅は溝幅に等しいか小さ
くされており、円弧状の面を形成している。なお、突起
10の先端は平坦であっても良い。
【0014】このほか、突起10と溝7との関係は図4に
示すように互いに傾斜面を形成させても良く、図5の
(a),(b)に示すように円弧面を利用しても良い。
円弧状の突起10を形成するときはその円中心をばね板9
の上方にして傾斜面となるようにする。
【0015】このように構成したコントロールレバーの
調整装置は、コントロールレバー8を操作して突起10が
溝7に嵌合したとき、ばね板9の平面がスライド面6に
衝突してクリックを発生する。なお、突起10および溝7
の互いに当接する傾斜面は、コントロールレバーの操作
力が図9に示すように、操作する初期に8Nくらいの力
を要し、全ストロークにおいてこの繰り返しとなるよう
に作られる。例えば、温度コントロール用コントロール
レバーの操作力を15N以下とし、min/max幅5
N,レバー比2:1とすると、総操作力は約14Nmi
n/max幅2.5Nとなる(図10参照)。
【0016】他の実施例を説明する。このコントロール
レバーの調整装置は、図6の(a)および図7に示すよ
うに、複数の溝7に沿ってスライド面6より高い平面部
19を形成したスライド板5を基板4に取付けたものであ
る。平面部19は剛性であれば図6の(b)に示すように
中空であっても良い。平面部19に対応して図8の(a)
に示すように、ばね板9の突起10より先部に平面部20を
設け、スライド板5の平面部19にばね力によって圧接さ
せるように位置させる(図3の下半分の図参照)。ま
た、突起10の先端は、図8の(b)に示すように、溝7
に侵入した時の溝底部より浮かした位置になるように形
成する。
【0017】この構成によると、クリック(手に伝わる
感触)の調整は溝7と突起10とで行い、クリック音は主
にスライド板5の平面部19とばね板9の平面部20とによ
って行うことができる。
【0018】ところで、空調装置のレバー群2において
は、それぞれの溝間隔が異なっていたり、突起形状も対
応していろいろな形状になっていたりするが、この構成
ではクリック(手に伝わる感触)とクリック音との関係
が独自になるので部品製造の自由度が増え、部品を共通
化することができ、作動力、感触を統一させることがで
きる。
【0019】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したコント
ロールレバーの調整装置であるので、クリックを確実に
発生させることができると共に、操作力を小さくしてコ
ントロールレバーを円滑に操作することができる。ま
た、クリックの手の感触とクリック音とを独自なものに
し、部品の共通性を図ることによって、空調装置のレバ
ー群の意匠性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施例のコントロールレバーの調
整装置のクリックを発生させる構成の断面図である。
【図2】図1に示す構成に対応するコントロールレバー
の調整装置の斜視図である。
【図3】図2に示すコントロールレバーの調整装置の断
面図である。
【図4】図1に示すクリックを発生させる構成の変形例
を示す断面図である。
【図5】図1に示す溝と突起の変形例を断面で示した説
明図である。
【図6】他の実施例のコントロールレバーの調整装置の
スライド板を断面で示した説明図である。
【図7】図6に示すスライド板の一部正面図である。
【図8】図6に示すスライド板のばね板との関係を断面
で示した説明図である。
【図9】実施例のコントロールレバーのストロークにお
ける操作力の配分を示すグラフである。
【図10】実施例のコントロールレバーのストロークに
おける総操作力の配分を示すグラフである。
【図11】従来の自動車のインストルメントパネルの正
面図である。
【図12】図11に示すインストルメントパネルに設けら
れた空調装置のパネルを示す正面図である。
【図13】図12に示す空調装置の内部機構を示す平面図
である。
【図14】図12に示す空調装置のクリックを発生させる
構成の断面図である。
【図15】図12に示す空調装置のクリックを発生させる
構成の変形例を示す断面図である。
【符号の説明】
5 スライド板 6 スライド面 7 溝 7a 溝壁 8 コントロールレバー 9 ばね板 10 突起 19 平面部 20 平面部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60H 1/00 103 G05G 1/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コントロールレバーにばね板を並設し、
    該コントロールレバーのスライド方向に沿ってスライド
    板を設け、該スライド板にはコントロールレバーのスラ
    イド方向に交差して複数の溝を形成し、前記ばね板に形
    成した突起と前記複数の溝に適宜係合する配置としたコ
    ントロールレバーの調整装置において、 前記ばね板の幅を前記溝幅より大きくし、突起の高さを
    溝の深さ以下にし、突起基部のスライド方向の幅を溝幅
    と等しいかまたは小さくし、該突起または溝壁にスライ
    ド方向に対して斜めに接触する傾斜面を形成させたこと
    を特徴とするコントロールレバーの調整装置。
  2. 【請求項2】 コントロールレバーにばね板を並設し、
    該コントロールレバーのスライド方向に沿ってスライド
    板を設け、該スライド板にはコントロールレバーのスラ
    イド方向に交差して複数の溝を形成し、前記ばね板に形
    成した突起と前記複数の溝に適宜係合する配置としたコ
    ントロールレバーの調整装置において、 前記スライド板にスライド面より高い平面部を複数の溝
    に沿って設け、該平面部にばね力によって圧接する平面
    部を前記ばね板に形成すると共に、前記ばね板の平面部
    の延長面上に設けた突起の先端を溝に侵入した時の溝底
    部より浮かした位置になるように形成し、該突起または
    溝壁にスライド方向に対して斜めに接触する傾斜面を形
    成させたことを特徴とするコントロールレバーの調整装
    置。
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