JP3165334U - カラザ除去機能付きスプーン - Google Patents

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【課題】生卵のカラザを容易に取り除くことができるカラザ除去機能付きスプーンを提供する。【解決手段】生卵のカラザを容易に取り除くことができるカラザ除去機能付きスプーンであって、スプーン掬い部20の先端部21に、奥に向かって徐々に狭まる開口部11と、スプーン本体の長さ方向と平行に延設する導入溝12と、該導入溝と略T字状に交差する袋小路溝13と、で構成されるカラザ取り溝10を設ける。又、スプーン本体1の取手部23の基端部に、デザイン化された装飾柄を設ける。【選択図】図1

Description

本考案は、生卵のカラザを容易に取り除くことができるカラザ除去機能付きスプーンに関する。
従来より、生卵を割った際のカラザ(卵帯)を取り除く方法としては、箸やピンセットの先で挟んで取り除く方法と、フォークや先割れスプーンなどの割れ目に引っ掛けて取り除く方法があった。
しかしながら、生卵のカラザにはゾル状の濃厚卵白が纏わり付いているため、上記の方法では、容易に卵黄からカラザを切り離して取り去ることができないという問題があった。
そこで、上記の問題点を解決しようとするカラザ除去具が提案されている。例えば、ピンセットの先をスプーン状にし、黄身に傷をつけずに殻座のみを除去できるよう加工を施した「卵の殻座除去具」(特許文献1参照)や、スプーン本体の外周に、入口は広く中に入る程狭くなり、最後は閉じるような形の開口部を設けた「スプーン」(特許文献2参照)などのカラザ除去具が提案され、公知技術となっている。
しかるに「卵の殻座除去具」(特許文献1参照)においては、卵黄に纏わり付いているゾル状のカラザを挟み取る除去具の提案であって、たまごかけご飯を食するスプーン食器としての機能を備えているものではなかった。
また、「スプーン」(特許文献2参照)においては、卵黄に纏わり付いているゾル状のカラザを切込み部の割れ目に引っ掛け、掬い取って取り除くスプーン形状の除去具であるが、使用するに当たって下記の問題点が指摘されるものである。
(1)切込み部の形状が、開口部が広く開放され、且つ直線状であるため、切込み部に入ったゾル状のカラザが逃げ易すい構造であった。
(2)スプーン掬い部の外周部にクローバーの意匠デザインが施されていることによって、その意匠デザインの凹凸部が舌や唇に当って口当たり(食感)が悪い上、たまごかけご飯を食するスプーン食器としてのまろやかさを備えるスプーン形状ではなかった。
(3)スプーン掬い部の外周形状が、クローバーのデザイン意匠によって優先されることで、切込み部の形状と掬い部の大きさがバランス感覚上限定されるため、たまごかけご飯を食するスプーンの大きさを制限するものであった。
(4)切込み部に入ったカラザを掬い取る際のカラザが途中で逃げ出す場合は、指で上から押えつけなければならないため、衛生的でないことや、指にゾル状のカラザが付着してしまう問題があった。
本出願人は、上記の「卵の殻座除去具」(特許文献1参照)と、「スプーン」(特許文献2参照)の提案が解決できない問題点を解決するために考案されたもので、スプーン掬い部の先端部に、奥に向かって徐々に狭まる開口部と、スプーン本体の長さ方向と平行に延設する導入溝と、該導入溝と略T字状に交差する袋小路溝と、で構成されるカラザ取り溝によって卵黄に纏わり付くカラザを取り除くカラザ除去機能と、たまごかけご飯を食するスプーン機能を備えることができるスプーン形状を実験を重ねて研究開発し、本考案におけるカラザ除去機能付きスプーンの提案に至るものである。
特開2008-6249号公報 特開2003-116699号公報
本考案は、上記問題点に鑑み、生卵のカラザを容易に取り除くことができるカラザ除去機能付きスプーンの提供を図る。
本考案のカラザ除去機能付きスプーンは、生卵のカラザを容易に取り除くことができるカラザ除去機能付きスプーンであって、スプーン掬い部の先端部に、奥に向かって徐々に狭まる開口部と、スプーン本体の長さ方向と平行に延設する導入溝と、該導入溝と略T字状に交差する袋小路溝と、で構成されるカラザ取り溝を設けた手段を採る。
また本考案は、スプーン本体の取手部の基端部に、デザイン化された装飾柄を設けた手段を採る。
本考案のカラザ除去機能付きスプーンによれば、カラザ取り機能と、たまごかけご飯を食するスプーン食器機能との両機能を有する優れた効果を奏する。
また、本考案のカラザ除去機能付きスプーンによれば、カラザ取り溝が、略T字状に形成されて袋小路溝に入ったカラザが逃げ難い構造であるため、卵黄とカラザを容易に分離することができる優れた効果を奏する。
また、本考案のカラザ除去機能付きスプーンによれば、スプーン掬い部の外周部が円滑な曲線を形成すると共に、カラザ取り溝がスプーン掬い部の中央に位置することにより、スプーン掬い部の外周部の口当たりが良くなり、たまごかけご飯のまろやかな食感が増す優れた効果を奏する。
また、本考案のカラザ除去機能付きスプーンによれば、スプーンの大きさが、カラザ取り溝の形状とスプーン掬い部の大きさ比較して制限されないため、たまごかけご飯を食する機能的な大きさを有する優れた効果を奏する。
また、本考案のカラザ除去機能付きスプーンによれば、カラザ取り溝が、略T字状を有して袋小路溝に入ったカラザが逃げることなく容易に切り離すことができるため、指で押えつける必要がない上、指にゾル状のカラザが付着しない衛生的な優れた効果を奏する。
また、本考案のカラザ除去機能付きスプーンによれば、お粥、おじや、ビビンバ料理、納豆ご飯、山掛けご飯、すき焼丼など、生卵を使ったご飯料理のスプーン食器具として利用することができる優れた効果を奏する。
また、本考案のカラザ除去機能付きスプーンによれば、スプーン本体の取手部の基端部に、デザイン化された装飾柄を設けることによって、携帯用のマイスプーンとしてや、結婚式の引き出物としてや、誕生日やご長寿祝いの贈り物としてなど、贈答ギフト商品としての商品価値を高める優れた効果を奏する。
本考案のカラザ除去機能付きスプーンにおける請求項1記載の実施形態の全体を示す説明図である。(実施例1) 本考案のカラザ除去機能付きスプーンにおける請求項1記載の使用状態を示す説明図である。(実施例2) 本考案のカラザ除去機能付きスプーンにおける請求項2記載の実施形態を示す説明図である。(実施例3) 本考案のカラザ除去機能付きスプーンにおける請求項2記載の別の実施形態を示す説明図である。(実施例4)
本考案のカラザ除去機能付きスプーンは、生卵のカラザを容易に取り除くカラザ除去機能付きスプーンであって、スプーン掬い部の先端部に、奥に向かって徐々に狭まる開口部と、スプーン本体の長さ方向と平行に延設する導入溝と、該導入溝と略T字状に交差する袋小路溝と、で構成されるカラザ取り溝を設けた手段と、スプーン本体の取手部の基端部に、デザイン化された装飾柄を設けた手段を採ったことを最大の特徴とするもので、以下、実施例を図面を基に説明する。
また、本実施例で示される外形寸法や、スプーン本体、装飾柄の形状は、下記に述べる実施例に特に限定されるものでなく、本考案の技術的思想に逸脱しない範囲で任意に変更することができる。
図1は、本考案のカラザ除去機能付きスプーンにおける請求項1記載の実施形態の全体を示す説明図である。
図(a)は全体図を示し、図(b)はスプーン掬い部の拡大図を示す。
本考案のスプーン本体1は、カラザ除去機能と、たまごかけご飯を食するスプーン食器機能との両機能を有して形成される。素材は特に限定するものではないが、金属製であることが望ましく、特に量産化ならびに価格面から考慮してステンレス製が最適と思われる。全体形状は、全長155mm、厚さ1mm程度の寸法形状でプレス成型される。
カラザ取り溝10は、スプーン掬い部20の先端部21に、開口部11が奥に向かって徐々に狭まる導入溝12と、卵黄YからカラザKを切り離す袋小路溝13と、で略T字状に形成される。また取り付けられる位置は、スプーン掬い部20の略楕円形状の短軸方向二箇所に設けることができるが、スプーン掬い部20が口の中で運ばれる方向を考慮すると、図示されるようなスプーン掬い部20の先端部21の中央に設けることによってスプーン掬い部20の外周部22の口当たりが良くなり、たまごかけご飯のまろやかな食感がさらに増すものである。
また、導入溝12と袋小路溝13が交差するカラザ取り溝10の形状は、図示では略T字状を形成しているが逆V字状かそれに近い形状であっても構わない。
開口部11は、導入溝12の奥に向かって徐々に狭まる形状を有して、卵黄Yにゾル状に纏わり付いているカラザKの根元を導入溝12に導く役割を果たすものである。
導入溝12は、溝幅は0.8mm程度でスプーン本体1の長さ方向に対して平行に延設され、長さ4mm程度で形成される。卵黄Yにゾル状に纏わり付いているカラザKを卵黄Yの重さを利用して卵黄Yから切り離す袋小路溝13に導く役割を果たすものである。
袋小路溝13は、溝幅は0.8mm程度、長さは8mm程度の寸法で形成され、卵黄Yにゾル状に纏わり付いているカラザKをスプーン掬い部20で掬い上げることによって、卵黄Yの重さを利用して卵黄YからカラザKを切り離す役割を果たすものである。また、直線または曲線で形成されるが、スプーン掬い部20の意匠的形状からして曲線で形成されることが望ましい。また、図示では、導入溝12に対して略T字状に交差させているが、略L字状であっても差し支えない。略T字状に交差させる形態を採用している訳は、使用者によってカラザKを袋小路溝13の両側どちらに導いても切り離すことができるようにしているためである。
スプーン掬い部20は、特に限定されるものではないが、長軸50mm程度、短軸が35mm程度の略楕円状を形成し、カラザKにゾル状に纏わり付いている濃厚卵白を掬い取ることによって、卵黄Yの重さを利用して卵黄YからカラザKを切り離す役割と、たまごかけご飯を食する時のご飯を掬い取る役割を果たすものである。
図2は、本考案のカラザ除去機能付きスプーンにおける請求項1記載の使用状態を示す説明図である。
(1)生卵を小皿に割って取り、スプーン掬い部20の先端部21に設けられるカラザ取り溝10の開口部11をカラザKの根元の真上に当てがう。
(2)スプーン本体1の手持ち角度を変えながらカラザKの根元を導入溝12まで導く。
(3)カラザKの根元を導入溝12の奥の袋小路溝13と交わるT字状の位置まで導く。
(4)スプーン本体1の向きを変えながらカラザKの根元を袋小路溝13の奥まで導く。
(5)スプーン掬い部20を掬い上げ、卵黄Yの重さを利用してカラザKを卵黄Yから引き離す。
(6)もう一方のカラザKを取り除いて、終了。
以上のようにカラザKの根元を導入溝12まで導き、さらに袋小路溝13の奥まで導くことによってゾル状のカラザKを確実に逃がすことなく、卵黄Yの重さを利用して卵黄Yから引き離すことができるものである。
図3は、本考案のカラザ除去機能付きスプーンにおける請求項2記載の実施形態を示す説明図である。
図(a)〜図(e)は装飾柄の実施例を示す。
スプーン本体1の取手部23の基端部24に、デザイン化された装飾柄25を設けたものである。デザイン化された装飾柄25は、例えば、図示されるようなハート形、クローバー形、ダイヤ形、スペード形、多角形などの形状を有し、中心にルビー、サファイヤ、ダイヤモンドなどの色とりどりの人口宝石31を配することによって装飾兼実用的なたまごかけスプーンの提供を可能とするものである。
図4は、本考案のカラザ除去機能付きスプーンにおける請求項2記載の別の実施形態を示す説明図である。
図(a)は贈答用の実施例を示し、図(b)は引き出物の実施例を示す。
スプーン本体1の取手部23の基端部24に、デザイン化された装飾柄25を設け、さらに図示されるような透明な収納ケース30に収めることによって、携帯用のマイスプーンとしてや、結婚式の引き出物としてや、誕生日やご長寿祝いの贈り物としてなど、贈答ギフト商品としての商品価値を高めるたまごかけスプーンの提供を可能とするものである。
本考案のカラザ除去機能付きスプーンは、生卵のカラザを容易に除去する機能を有したたまごかけスプーンとして提案しているが、その他にお粥、おじや、ビビンバ料理、納豆飯、山掛けご飯、すき焼丼など生卵を利用したご飯料理に広く使用することができることからして、本考案におけるカラザ除去機能付きスプーンの産業上の利用可能性は極めて高いものと解する。
1 スプーン本体
10 カラザ取り溝
11 開口部
12 導入溝
13 袋小路溝
20 掬い部
21 先端部
22 外周部
23 取手部
24 基端部
25 装飾柄
30 収納ケース
31 人口宝石
K カラザ
Y 卵黄

Claims (2)

  1. 生卵のカラザを容易に取り除くことができるカラザ除去機能付きスプーンであって、
    スプーン掬い部の先端部に、奥に向かって徐々に狭まる開口部と、スプーン本体の長さ方向と平行に延設する導入溝と、該導入溝と略T字状に交差する袋小路溝と、で構成されるカラザ取り溝を設けたことを特徴とするカラザ除去機能付きスプーン。
  2. スプーン本体の取手部の基端部に、デザイン化された装飾柄を設けたことを特徴とする請求項1記載のカラザ除去機能付きスプーン。
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