JP3165241B2 - テーブルタップの気泡発生防止構造 - Google Patents

テーブルタップの気泡発生防止構造

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JP3165241B2
JP3165241B2 JP16659492A JP16659492A JP3165241B2 JP 3165241 B2 JP3165241 B2 JP 3165241B2 JP 16659492 A JP16659492 A JP 16659492A JP 16659492 A JP16659492 A JP 16659492A JP 3165241 B2 JP3165241 B2 JP 3165241B2
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博之 立石
昌之 前田
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テーブルタップの気泡
発生防止構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一次成形品であるボディ1とカバ
ー2とを上下で重ね合わせて配置し、このボディ1とカ
バー2とを二次成形品となる樹脂製の表面層3にて被覆
して連結一体化して形成されるテーブルタップAにおい
ては、ボディ1とカバー2との連結一体化を確実なもの
とするために図11、図12に示されるようにボディ1
とカバー2との相対向する端部に相互に連通する同形状
の通孔1a,2aが穿設されており、表面層3の形成時
に各通孔1a,2a内に表面層3を形成する樹脂が充填
されることでボディ1とカバー2との連結一体化が確実
なものとなるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、成形型内に
おいて、樹脂製の表面層3をボディ1とカバー2との外
面に充填配置する場合には先ず、成形型内で下側に配置
されることとなるボディ1の外面に樹脂が充填配置さ
れ、次いで成形型内で上側に配置されることとなるカバ
ー2の外面に樹脂が充填配置されることとなり、樹脂の
充填速度が成形型内の上側と下側とで異なることがあ
る。このため、樹脂を充填すると図12に示されるよう
に各通孔1a,2a内に流れ込む樹脂はボディ1側の通
孔1a内に流れ込む樹脂の方が速いためにカバー2に設
けられた通孔2aの上部で重なることとなり、つまり、
カバー2に設けられた通孔2a内の上部でウェルドaが
形成されることとなって、この部分に気泡が溜まること
となり、成形されるテーブルタップAには、図13の斜
線部分に示される部分に気泡が発生した状態となってお
り、製品価値が低いものになるという問題があった。
【0004】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、気泡が製品の一部に溜まったままの状態とな
るようなことのないテーブルタップの気泡発生防止構造
を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、一次成形品であるボディ1とカバー2
とを上下で重ね合わせて配置し、このボディ1とカバー
2とを二次成形品となる樹脂製の表面層3にて被覆して
連結一体化して成るテーブルタップAであって、ボディ
1とカバー2の相対向する端部にそれぞれ連通する通孔
1a,2aを穿設し、カバー2に穿設された通孔2aよ
りも樹脂流入速度が遅くなるようにボディ1に穿設され
る通孔1aの樹脂流入口部に細巾樹脂流入口4を設けた
ものである。
【0006】
【作用】しかして、カバー2に穿設された通孔2aより
も樹脂流入速度が遅くなる細巾樹脂流入口4をボディ1
に穿設される通孔1aの樹脂流入口部に設けてあること
によってボディ1の通孔1a側からの樹脂の流入速度が
遅くなり、これによって通常、カバー2の通孔2a内に
充填される樹脂よりも速く充填されることとなるボディ
1の通孔1a内への樹脂の流入速度が遅くなってカバー
2の通孔2a内に充填されることとなる樹脂とボディ1
の通孔1a内に充填されることとなる樹脂の充填速度が
ほぼ等しくなり、各通孔1a,2a内に充填されること
となる樹脂は各通孔1a,2aの接続部分、つまり、ボ
ディ1とカバー2の合わせ面付近に位置することとな
り、従ってボディ1とカバー2の合わせ面より気泡は抜
けることとなってカバー2の通孔2a内に気泡が溜まっ
たりするようなことが防止される。
【0007】
【実施例】以下、本発明を図示された実施例に基づいて
詳述する。テーブルタップAは、図1、図4に示される
ように一次成形品であるボディ1とカバー2と、ボディ
1とカバー2との間に収納配置される端子板5と、ボデ
ィ1及びカバー2の外面を覆うように形成される二次成
形品である塩化ビニール等の樹脂製の表面層3にて主体
が構成されている。
【0008】ボディ1とカバー2との間に収納配置され
る端子板5は、テーブルタップAの上面及び側端面にコ
ンセントを形成するようにカバー2に設けられた栓刃挿
入口8の位置と対応する位置には刃受け部5aが設けら
れており、ボディ1に設けられた収納凹所6にそれぞれ
隣合うように収納配置されるようになっている。ボディ
1とカバー2とはボディ1上にカバー2を重ね合わせた
状態で取付けビスのような固着具7によって連結一体化
されるようになっており、さらに、ボディ1とカバー2
の外面にはボディ1とカバー2とを一体に被覆する表面
層3が形成されるようになっている。この表面層3は一
次成形品であるボディ1とカバー2とを固着具7にて連
結した状態で成形型内にボディ1とカバー2とを配置
し、成形型内において表面層3となる樹脂を充填してボ
ディ1とカバー2の外面を覆うことによって形成される
ようになっている。
【0009】ボディ1とカバー2の端部には上下に貫通
するように通孔1a,2aがそれぞれ設けられており、
各通孔1a,2aはボディ1とカバー2とを重ね合わせ
た状態で上下に連通するようになっている。カバー2に
設けられる通孔2aは、図9、図10に示されるように
ほぼ同一径で上下方向に貫通するように穿設されてい
る。
【0010】ボディ1に設けられる通孔1aは、図5乃
至図8に示されるようにカバー2に穿設された通孔2a
よりも樹脂流入速度が遅くなるように通孔1aの樹脂流
入口部に細巾樹脂流入口4が形成されている。つまり、
通孔1aの下部に設けられる細巾樹脂流入口4はカバー
2に設けられた通孔2aよりも細径とされており、この
細巾樹脂流入口4によって通孔1a内に流入する樹脂の
流入速度が通孔2a内に流入する樹脂aよりも遅くなる
ようになっている。
【0011】しかして、ボディ1とカバー2とを組み立
てた状態てボディ1とカバー2とを成形型内に収納配置
し、表面層3となる樹脂を成形型内に充填すると樹脂は
ボディ1とカバー2の外面を覆うように充填配置される
と共に通孔1aの部分においては、細巾樹脂流入口4の
存在によってボディ1の通孔1a側からの樹脂の流入速
度が遅くなり、これによって通常、カバー2の通孔2a
内に充填される樹脂よりも速く充填されることとなるボ
ディ1の通孔1a内への樹脂の流入速度が遅くなってカ
バー2の通孔2a内に充填されることとなる樹脂とボデ
ィ1の通孔1a内に充填されることとなる樹脂の充填速
度がほぼ等しくなり、各通孔1a,2a内に充填される
こととなる樹脂は各通孔1a,2aの接続部分、つま
り、ボディ1とカバー2の合わせ面付近で重なることと
なり、図2に示されるようにウェルドaはボディ1とカ
バー2の合わせ面付近に位置することとなるものであ
り、これによって通孔1a,2a内に存在する空気はボ
ディ1とカバー2の合わせ面より抜けることとなりカバ
ー2の通孔2a内に気泡が大量且つ部分的に溜まったり
するようなことが防止されるようになっている。図中実
線の矢印は樹脂の流れを示しており、図中aはウェルド
の位置を示している。
【0012】
【発明の効果】本発明は上述のように、ボディとカバー
の相対向する端部にそれぞれ連通する通孔を穿設し、カ
バーに穿設された通孔よりも樹脂流入速度が遅くなるよ
うにボディに穿設される通孔の樹脂流入口部に細巾樹脂
流入口を設けてあるので、ボディの通孔内に流れ込む樹
脂はカバーの通孔内に流れ込む樹脂よりも流入速度が遅
くなり、これによって通常、カバーの通孔内に充填され
る樹脂よりも速く充填されることとなるボディの通孔内
への樹脂の流入速度が遅くなってボディの通孔内に充填
されることとなる樹脂とカバーの通孔内に充填されるこ
ととなる樹脂の充填速度がほぼ等しくなり、各通孔内に
充填されることとなる樹脂は各通孔の接続部分、つま
り、ボディとカバーの合わせ面付近に位置することとな
り、従って各通孔内に存在する空気はボディとカバーの
合わせ面より抜けることとなり、カバーの通孔内に気泡
が溜まったりするようなことが防止されるものであり、
気泡が部分的に大量に溜まったりするようなことのない
製品価値の高いテーブルタップを提供することができる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す一部破断した斜視図で
ある。
【図2】同上の断面図である。
【図3】同上の細巾樹脂流入口を示す正面図である。
【図4】同上の分解斜視図である。
【図5】同上の通孔の配置状態を示す拡大断面図であ
る。
【図6】同上の一部省略した側断面図である。
【図7】ボディを示すものであり、(a)は拡大断面
図、(b)は一部省略した平面図である。
【図8】図7(b)における側断面図である。
【図9】カバーを示すものであり、(a)は拡大断面
図、(b)は一部省略した平面図である。
【図10】図9(b)における側断面図である。
【図11】従来例の一部破断した斜視図である。
【図12】同上の断面図である。
【図13】同上の気泡の発生場所を示す平面図である。
【符号の説明】
1 ボディ 1a 通孔 2 カバー 2a 通孔 3 表面層 4 細巾樹脂流入口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 25/00 H01R 13/502 H01R 43/18 H01R 43/24

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一次成形品であるボディとカバーとを上
    下で重ね合わせて配置し、このボディとカバーとを二次
    成形品となる樹脂製の表面層にて被覆して連結一体化し
    て成るテーブルタップであって、ボディとカバーの相対
    向する端部にそれぞれ連通する通孔を穿設し、カバーに
    穿設された通孔よりも樹脂流入速度が遅くなるようにボ
    ディに穿設される通孔の樹脂流入口部に細巾樹脂流入口
    を設けて成ることを特徴とするテーブルタップの気泡発
    生防止構造。
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