JP3164996B2 - シリアルデータ受信装置 - Google Patents

シリアルデータ受信装置

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JP3164996B2
JP3164996B2 JP05483995A JP5483995A JP3164996B2 JP 3164996 B2 JP3164996 B2 JP 3164996B2 JP 05483995 A JP05483995 A JP 05483995A JP 5483995 A JP5483995 A JP 5483995A JP 3164996 B2 JP3164996 B2 JP 3164996B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシリアルデータ受信装置
に関し、特に受信したシリアルデータをパラレルデータ
に変換して出力するとともに、受信エラー検出を行うシ
リアルデータ受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のシリアルデータ受信装置
においては、図7に示すように、シリアルデータ形式の
受信データをパラレルデータ形式に変換するシリアル・
パラレル変換回路1と、受信データから受信エラー情報
を検出する受信エラー検出回路2と、シリアル・パラレ
ル変換回路1でパラレルデータ形式に変換された受信デ
ータを格納する受信FIFO(ファーストインファース
トアウト)21とから構成されている。
【0003】図示せぬ受信回路によってシリアルデータ
形式で受信された受信データはシリアル・パラレル変換
回路1でパラレルデータ形式に変換される。パラレルデ
ータ形式に変換された受信データは受信された順番で受
信FIFO21に格納される。
【0004】このとき、受信エラー検出回路2はシリア
ルデータ形式で受信した受信データからアボートやCR
C(Cyclic Redundancy Check
code)エラー等の受信エラー情報を検出し、その
受信エラー情報をステータスデータとして出力する。
【0005】1つのデータブロック(1パケットデー
タ)の受信が終了すると、そのデータブロックの最終デ
ータに続いて受信エラー検出回路2から出力されるステ
ータスデータが受信FIFO21に格納される。
【0006】受信FIFO21に格納された受信データ
及びステータスデータは受信FIFO21に格納された
順番で、シリアルデータ受信装置に接続されたCPU
(中央処理装置)(図示せず)によって読出される。こ
の方法では受信FIFO21の段数に応じて複数のデー
タブロックを格納することが可能である。
【0007】上記の方法のほかに、図8に示すように、
受信エラー検出回路2から出力されるステータスデータ
を受信ステータスレジスタ23に格納する方法もある。
この方法によるシリアルデータ受信装置はシリアルデー
タ形式の受信データをパラレルデータ形式に変換するシ
リアル・パラレル変換回路1と、受信データから受信エ
ラー情報を検出する受信エラー検出回路2と、シリアル
・パラレル変換回路1でパラレルデータ形式に変換され
た受信データを格納する受信FIFO22と、受信エラ
ー検出回路2から出力されるステータスデータを格納す
る受信ステータスレジスタ23とから構成されている。
【0008】受信回路によってシリアルデータ形式で受
信された受信データはシリアル・パラレル変換回路1で
パラレルデータ形式に変換される。パラレルデータ形式
に変換された受信データは受信された順番で受信FIF
O22に格納される。
【0009】このとき、受信エラー検出回路2はシリア
ルデータ形式で受信した受信データからアボートやCR
Cエラー等の受信エラー情報を検出し、その受信エラー
情報をステータスデータとして出力する。受信エラー検
出回路2から出力されるステータスデータは1つのデー
タブロックの受信が終了した後に、受信ステータスレジ
スタ23に格納される。
【0010】受信FIFO22に格納された受信データ
は受信FIFO22に格納された順番で、シリアルデー
タ受信装置に接続されたCPUによって読出される。ま
た、受信ステータスレジスタ23に格納されたステータ
スデータは受信FIFO22から1つのデータブロック
の最終データが読出された後にCPUによって読出され
る。この方法では受信FIFO22の段数及び受信ステ
ータスレジスタ23の段数によって、受信できるデータ
ブロックの数が決定される。
【0011】上記の方法はいずれも図6に示すようなシ
ステム構成の下に用いられている。このシステム構成に
おいて、シリアルデータ受信装置11はシリアルデータ
送信装置12と、CPU13と、ダイレクトメモリアク
セスコントローラ(DMAC)14と、RAM(ランダ
ムアクセスメモリ)15と、ROM(リードオンリメモ
リ)16とに夫々接続されている。
【0012】シリアルデータ受信装置11でパラレルデ
ータ形式に変換された受信データはCPU13やダイレ
クトメモリアクセスコントローラ14によって読出さ
れ、RAM15に格納される。
【0013】ROM16にはCPU13をコントロール
するプログラムが格納されている。CPU13はそのプ
ログラムを実行することで、シリアルデータ受信装置1
1の受信FIFO21,22や受信ステータスレジスタ
23から受信データやステータスデータの読出し処理を
制御する。
【0014】上記の方法のうち2番目の方法について
は、特開昭63−293657号公報に詳述されてい
る。この公報に開示されたシリアル通信制御装置では受
信データを一時的に格納するFIFO形式の受信データ
バッファと、受信ステータスを一時的に格納するFIF
O形式の受信ステータスバッファとが設けられており、
各バッファ内の受信データと受信ステータスとの対応付
けが行われている。これによって、フレーム毎の割込み
処理を行うことなく、連続する複数のフレームを読取る
ことが可能となっている。
【0015】上記の技術以外にも、特開平5−2682
71号公報に開示された技術がある。この技術では第1
のFIFOメモリ内にデータとエラーデータとを格納
し、第2のFIFOメモリにデータの最終バイトを示す
ビットを格納している。
【0016】これによって、第1のFIFOメモリに格
納されたデータのうち第2のFIFOメモリの最終バイ
トを示すビットに対応するデータの次のデータをエラー
データとしてエラーレジスタに書込むことができるの
で、第1のFIFOメモリのデータを連続的に読出すこ
とができる。この場合、エラーレジスタに書込まれたエ
ラーデータは第1のFIFOメモリに格納された次のフ
レームの最終バイトが出力されるまでに読出せばよい。
【0017】また、上記の技術では第2のFIFOメモ
リに最終バイトを示すビットの他にエラービットを格納
しておくことで、そのエラービットにエラーがあること
が示されている場合にのみエラーデータをエラーレジス
タに書込むことを可能としている。この場合、エラービ
ットにエラーがあることが示されなければ、エラーデー
タをエラーレジスタに書込む必要はない。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のシリア
ルデータ受信装置では、1つのデータブロックを受信F
IFOに格納した後に、そのデータブロックの最終デー
タに続けてステータスデータを受信FIFOに格納する
方法の場合、受信FIFOの段数に応じて複数のデータ
ブロックを同一の受信FIFO内に格納することが可能
となるが、1つのデータブロックを受信FIFOから読
出した後に、そのデータブロックの最終データに続けて
受信FIFOに格納されたステータスデータも必ず読出
さなければならない。
【0019】また、受信データを受信FIFOに格納
し、ステータスデータを受信ステータスレジスタに格納
する方法の場合、受信ステータスレジスタに格納された
ステータスデータは受信エラーが発生しているときだけ
読出すようにすることが可能であるが、予め複数の受信
ステータスレジスタを準備しておかなければ、複数のデ
ータブロックを受信しようとした時に受信ステータスレ
ジスタ内のステータスデータが上書きされてしまうこと
がある。この場合には複数のデータブロックとステータ
スデータとの対応をとることが困難である。
【0020】さらに、特開昭63−293657号公報
に開示された技術の場合、複数のフレームを受信データ
バッファ内に取込み、各フレーム毎に受信ステータスに
よる割込み処理を必要とすることなく、複数のフレーム
を読取ることを可能としているが、複数のフレーム各々
に対応する受信ステータスを格納するために複数の受信
ステータスバッファが必要となる。
【0021】さらにまた、特開平5−268271号公
報に開示された技術の場合、第1のFIFOメモリ内に
データとエラーデータとを格納し、第2のFIFOメモ
リにデータの最終バイトを示すビットを格納し、そのビ
ットに対応するデータの次のデータをエラーデータとし
てエラーレジスタに書込むことで、第1のFIFOメモ
リのデータを連続的に読出すことができるようにしてい
る。
【0022】しかしながら、エラーレジスタに書込まれ
たエラーデータを次のフレームの最終バイトが出力され
るまでに読出せなければ、エラーデータが失われてしま
うこととなる。
【0023】この技術では第2のFIFOメモリに最終
バイトを示すビットの他にエラービットを格納しておく
ことで、そのエラービットにエラーがあることが示され
ている場合にのみエラーデータをエラーレジスタに書込
むことを可能とし、エラービットにエラーがあることが
示されていなければ、エラーデータをエラーレジスタに
書込む必要はないようにしている。しかしながら、この
方法では受信データを格納する第1のFIFOメモリの
段数に比例して第2のFIFOメモリの段数が決定され
るため、第1のFIFOメモリの段数を増やす時には第
2のFIFOメモリの段数も増やさなければならない。
【0024】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、受信FIFO内に複数のデータブロックを対応す
るステータスデータとともに格納可能とし、そのステー
タスデータをエラー発生時にのみ読出すことができるシ
リアルデータ受信装置を提供することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明によるシリアルデ
ータ受信装置は、受信したシリアルデータをパラレルデ
ータに変換する変換手段と、前記シリアルデータのエラ
ー情報検出する検出手段と前記変換手段で変換され
た前記パラレルデータ及び前記検出手段の検出結果を示
すステータスデータを一時的に格納する先入れ先出し形
式の受信バッファと、前記ステータスデータを保持する
レジスタとを有するシリアルデータ受信装置において
前記受信バッファから読出したデータから前記ステータ
スデータを取出して前記レジスタに移す手段と、前記レ
ジスタに保持された前記ステータスデータが前記シリア
ルデータのエラー発生を示しているか否かを判定しかつ
前記シリアルデータが前記エラー発生を示している時の
み前記レジスタに保持された前記ステータスデータの読
取りを要求する手段とを備えている。
【0026】
【作用】受信したシリアルデータ形式の受信データをシ
リアル・パラレル変換回路でパラレルデータ形式に変換
して受信FIFOに一時的に格納するとともに、受信F
IFOに受信エラー検出回路からのステータスデータを
一時的に格納する。
【0027】この後に、受信ステータス制御回路の制御
の基に受信FIFOからステータスデータを読取って受
信ステータスレジスタに移動し、受信ステータスレジス
タに保持されたステータスデータが受信データのエラー
発生を示す時のみ受信ステータス読取り要求回路からC
PUにステータスデータの読取り要求を出力する。
【0028】これによって、受信FIFO内に複数のデ
ータブロックを、それに対応するステータスデータとと
もに格納可能とし、そのステータスデータをエラー発生
時にのみ読出すことができる。
【0029】また、受信FIFOの段数によって異なる
が、複数のパケットデータを受信FIFO内に蓄積して
おくことが可能となる。したがって、受信FIFOから
受信データの読出しを行うCPUが他の処理で忙しい場
合でも、受信FIFOに空きが有る限り、複数の受信パ
ケットデータを受信FIFOに蓄積しておくことがで
き、CPUの処理が忙しくなくなった時に受信FIFO
から受信データを読出すことができる。
【0030】さらに、受信データのエラー情報等を示す
ステータスデータ用レジスタを複数段必要とすることな
く、1つのステータスデータ用レジスタで複数のパケッ
トデータを受信FIFO内に蓄積しておくことが可能と
なる。つまり、ステータスデータを受信データとは別に
レジスタに格納する方法では複数のパケットデータを受
信したい場合、受信可能なパケットデータ数と同数の受
信ステータスレジスタを準備しなければならないが、本
発明では1つの受信ステータスレジスタで複数のパケッ
トデータを受信することができる。
【0031】さらにまた、受信パケットデータにエラー
が発生していない時には受信ステータスデータの読取り
を行う必要がない。すなわち、受信データとステータス
データとを同一の受信FIFOに格納するような方法で
は、受信FIFOから1つのパケットデータのブロック
を読出すたびに必ずステータスデータも受信FIFOか
ら読出す必要がある。
【0032】しかしながら、受信データにおけるエラー
の発生頻度は正常なデータを受信する場合に比べて非常
に低いので、すなわち通信で受信データに誤りが生ずる
確率は10-7程度と低いので、通常、ほとんどのステー
タスデータを読出す必要がない。
【0033】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0034】図1は本発明の一実施例の構成を示すブロ
ック図である。図において、本発明の一実施例によるシ
リアルデータ受信装置はシリアル・パラレル変換回路1
と、受信エラー検出回路2と、最終データ検出回路3
と、受信FIFO4と、受信ステータス制御回路5と、
受信ステータスレジスタ6と、受信ステータス読取り要
求回路7とから構成されている。
【0035】シリアル・パラレル変換回路1は図示せぬ
受信回路によってシリアルデータ形式で受信した受信デ
ータをパラレルデータ形式に変換し、その受信データを
最終データ検出回路3及び受信FIFO4に出力する。
【0036】受信エラー検出回路2はシリアルデータ形
式で受信した受信データからアボートやCRCエラー等
の受信エラー情報を検出し、その受信エラー情報をステ
ータスデータとして出力する。
【0037】最終データ検出回路3はシリアル・パラレ
ル変換回路1でパラレルデータ形式に変換された受信デ
ータを監視し、その受信データが予め設定された最終デ
ータを示す内容であればその旨を受信FIFO4に出力
する。
【0038】受信FIFO4はデータ部にシリアル・パ
ラレル変換回路1でパラレルデータ形式に変換された受
信データを受信した順番で格納するとともに、最終デー
タ検出回路3の出力を基に受信データが最終データか否
かを示すビットをその受信データに対応する最終データ
フラグ部(F)に格納する。
【0039】受信ステータス制御回路5は受信FIFO
4のデータ部から受信データを読出すとともに、その受
信データに対応する最終データフラグ部の内容を確認
し、その内容が“0”であれば受信FIFO4からの受
信データの読取りを要求する。
【0040】また、受信ステータス制御回路5は最終デ
ータフラグ部の内容が“1”であれば受信FIFO4か
らの受信データの読取りを要求するとともに、その受信
データが1つのデータブロックの最終データであること
をCPU8に通知する。その後に、受信ステータス制御
回路5はその受信データの次のデータがステータスデー
タであると認識し、CPU8に対してデータの読取り要
求を行うことなく、そのステータスデータを受信FIF
O4から受信ステータスレジスタ6に移動する。
【0041】受信ステータス読取り要求回路7は受信ス
テータスレジスタ6に格納されたステータスデータが受
信エラーの発生を示しているか否かを判断する。この場
合、受信ステータス読取り要求回路7はステータスデー
タが受信エラーの発生を示していれば、CPU8に対し
て割込み信号を出力して受信ステータスレジスタ6に格
納されたステータスデータの読取りを要求する。
【0042】また、受信ステータス読取り要求回路7は
ステータスデータが受信エラーの発生を示していなけれ
ば、CPU8に対して割込み信号を出力せず、受信ステ
ータスレジスタ6に格納されたステータスデータの読取
り要求は行わない。
【0043】図2は図1の受信FIFO4の構成を示す
図である。図において、受信FIFO4は最終データ検
出回路3からの最終データか否かを示すビットを格納す
る最終データフラグ部4aと、シリアル・パラレル変換
回路1でパラレルデータ形式に変換された受信データを
受信した順番で格納するデータ部4bとからなる。
【0044】受信FIFO4の最終データフラグ部4a
には受信データが最終データでなければ“0”が、受信
データが最終データであれば“1”が夫々格納される。
最終データフラグ部4aに最終データであることを示す
“1”が格納されている場合、最終データフラグ部4a
に“1”が格納されている受信データの次のデータ部4
bにはステータスデータが格納される。
【0045】これら図1及び図2を用いて本発明の一実
施例の動作について説明する。まず、通信相手からシリ
アルデータ形式で受信した受信データはシリアル・パラ
レル変換回路1でパラレル形式に変換される。
【0046】例えば、“1”及び“0”のビット単位で
表されるデータがシリアルに連続して入力される時、そ
れらのデータを8個づつまとめてパラレルデータ(オク
テットデータ)とする。受信回路では受信データの数が
任意であるので、複数のオクテット単位のデータが受信
されることとなる。
【0047】受信エラー検出回路2はシリアルデータ形
式の受信データを常時監視し、受信データに何かエラー
が発生してれば、そのエラー内容を示すデータを出力す
る。但し、受信エラー検出回路2は受信データにエラー
が発生していない場合でも、正常にデータを受信したこ
とを示すデータを出力する。
【0048】最終データ検出回路3はシリアル・パラレ
ル変換回路1でパラレルデータ形式に変換された受信デ
ータを常時監視し、その受信データを1つのデータブロ
ックの最終データと判断しなければ“0”を、1つのデ
ータブロックの最終データと判断すると“1”を夫々受
信FIFO4に出力する。
【0049】シリアル・パラレル変換回路1でパラレル
データ形式に変換された受信データは受信FIFO4に
出力される。同様に、受信エラー検出回路2の出力デー
タ、つまりステータスデータも受信FIFO4に出力さ
れる。
【0050】パラレルデータ形式に変換された受信デー
タは受信された順番で受信FIFO4に蓄積され、1つ
のデータブロックの受信が終了すると、そのデータブロ
ックに続いてステータスデータが受信FIFO4に入力
される。よって、受信FIFO4内には「複数の受信デ
ータ+ステータスデータ」の組合せで、受信FIFO4
の段数に応じて複数のデータブロックが蓄積される。
【0051】受信FIFO4内ではオクテット化された
受信データに対し、最終データ検出回路3の出力データ
に基づいて1つのデータブロックの終りを示す最終デー
タフラグが付加される。つまり、受信FIFO4の各段
は夫々8ビットの受信データと1ビットの最終データフ
ラグとで構成されている。
【0052】最終データフラグは1つのデータブロック
の最終データが受信FIFO4に格納された時のみ
“1”となり、それ以外では“0”である。最終データ
フラグが“0”の時には受信FIFO4の受信データが
通常の受信データであることを示している。
【0053】また、最終データフラグが“1”の時には
受信FIFO4の受信データが1つのデータブロックの
最終データであることを示すとともに、その最終データ
に続くデータがステータスデータであることを示してい
る。
【0054】上記のようにして受信FIFO4に蓄積さ
れた受信データは、シリアルデータ受信装置に接続され
たCPU8によって読出される。受信FIFO4から受
信データが順次読出され、1つのデータブロックの最終
データが読出されると、受信ステータス制御回路5は最
終データに続いて受信FIFO4から出力されるステー
タスデータを受信ステータスレジスタ6に格納するよう
動作する。
【0055】つまり、受信ステータス制御回路5は受信
FIFO4から読出した受信データの最終データフラグ
を確認し、最終データフラグが“0”の場合、受信FI
FO4からの受信データの読取りをCPU8に要求す
る。
【0056】また、受信ステータス制御回路5は最終デ
ータフラグが“1”の場合、受信FIFO4からの受信
データの読取りをCPU8に要求するとともに、その受
信データが1つのデータブロックの最終データであるこ
とをCPU8に通知する。
【0057】この後に、受信ステータス制御回路5はこ
の最終データの次のデータをステータスデータであると
認識し、CPU8に対してデータの読取り要求を行わず
に、そのステータスデータを自動的に受信FIFO4か
ら受信ステータスレジスタ6に移動させる。その後に、
受信ステータス制御回路5は受信FIFO4に複数のデ
ータブロックが格納されていれば、受信FIFO4から
次の受信データの読取りを行うことになる。
【0058】受信ステータスレジスタ6に格納されたス
テータスデータが受信エラーの発生を示している場合、
受信ステータス読取り要求回路7は受信ステータスレジ
スタ6の読取り要求をCPU8への割込み要求で行う。
CPU8は受信ステータスレジスタ6からステータスデ
ータの読取りを行うと、そのステータスデータの内容に
応じて受信エラー処理を行う。
【0059】一連のデータブロックが正常に受信され、
ステータスデータに受信エラーの発生が示されていない
場合、受信ステータス読取り要求回路7はCPU8に対
して受信ステータスデータの読取りを要求する割込みを
発生させない。したがって、CPU8ではステータスデ
ータを毎回読取る必要がなくなるので、CPU8に対す
る負荷が軽減する。
【0060】例えば、受信エラーが何も発生していない
時にはステータスデータの値が全て“0”であるとし、
受信エラーが何か発生している時にはそのエラー内容に
対応するステータスデータの値が“1”であるとする
と、受信ステータス読取り要求回路7はステータスデー
タの中に“1”のビットが1つでもあると、CPU8に
対してステータス読取り要求を割込み要求として出力す
る。
【0061】受信エラーには受信データのエラーチェッ
クのために通信相手が送出したCRCデータとシリアル
データ受信装置が受信データから計算したCRCデータ
とが一致しないことによるCRCエラー、通信相手が途
中でデータ送信を中断した等によるアボートフレーム受
信エラー、受信したパケットが規定のデータ数に満たな
い場合のショートパケットエラー、受信したパケットが
8ビット(オクテット)の整数倍になっていない場合の
端数ビットエラー等がある。
【0062】図3は本発明の一実施例の動作を示すフロ
ーチャートである。この図3を用いて上記一連の処理動
作について説明する。
【0063】受信したシリアルデータ形式の受信データ
はシリアル・パラレル変換回路1でパラレルデータ形式
に変換され(図3ステップS1,S2)、受信エラー検
出回路2でシリアルデータ形式の受信データにエラーが
あるかどうかがチェックされる(図3ステップS3)。
【0064】シリアル・パラレル変換回路1でパラレル
データ形式に変換された受信データは受信FIFO4に
書込まれ(図3ステップS4)、最終データ検出回路3
で最終データかどうかの判定が行われる(図3ステップ
S5)。上記のステップS1〜S5の処理は1つのデー
タブロックの最終データが受信されるまで繰返し実行さ
れる。
【0065】最終データ検出回路3で最終データが検出
されると、その受信データに対応する受信FIFO4の
最終データフラグ部4aに最終データであることを示す
ビット“1”が書込まれる。
【0066】最終データが受信FIFO4に書込まれた
後に、受信データを受信エラー検出回路2でエラーチェ
ックした結果であるステータスデータが受信FIFO4
に書込まれる(図3ステップS6)。
【0067】次に、CPU8は1つのデータブロックの
最終データまで、受信FIFO4から受信データを順次
読出す(図3ステップS7,S8)。この場合、受信F
IFO4から読出した受信データが最終データであるか
どうかは最終データフラグの内容によって確認すること
ができる。受信FIFO4から読出した受信データが最
終データであるかどうかの確認は受信ステータス制御回
路5で行われる。
【0068】受信FIFO4から最終データが読出され
た後、受信ステータス制御回路5は受信FIFO4から
ステータスデータを読出して受信ステータスレジスタ6
に移動する(図3ステップS9)。このとき、受信FI
FO4からのデータが受信データかステータスデータか
の判断は受信ステータス制御回路5が行う。
【0069】受信ステータス読取り要求回路7は受信ス
テータスレジスタ6に書込まれたステータスデータを判
定し、受信エラーがあるかどうかを判断する(図3ステ
ップS10)。受信ステータス読取り要求回路7で受信
エラーがないと判断されると、1フレームのデータブロ
ックの受信が完了する。
【0070】これに対し、受信ステータス読取り要求回
路7で受信エラーがあると判断されると、受信ステータ
ス読取り要求回路7はCPU8に対してステータスデー
タの読取りを要求する。CPU8はその要求に応答して
受信ステータスレジスタ6からステータスデータを読取
り(図3ステップS11)、そのステータスデータに応
じたエラー処理を行う(図3ステップS12)。その後
に、1フレームのデータブロックの受信が完了する。
【0071】図4は本発明の他の実施例の構成を示すブ
ロック図である。図において、本発明の他の実施例によ
るシリアルデータ受信装置は受信エラー検出回路2が受
信FIFO9にステータスデータフラグ(F)の情報を
出力するようにし、受信ステータス制御回路10が受信
FIFO9のステータスデータフラグの内容を基に受信
FIFO9からのデータが受信データかステータスデー
タかの判断を行うようにした以外は、図1に示す本発明
の一実施例によるシリアルデータ受信装置と同様の構成
となっており、同一構成要素には同一符号を付してあ
る。また、同一構成要素の動作は本発明の一実施例の動
作と同様である。
【0072】受信ステータス制御回路10は受信FIF
O9からデータを読出す時に、受信FIFO9から同時
に読出されたステータスデータフラグの内容を判定し、
そのステータスデータフラグに“1”が立っていればス
テータスデータと判断してそのステータスデータを受信
ステータスレジスタ6に移動する。
【0073】この後、受信ステータス制御回路10は受
信ステータスレジスタ6に書込まれたステータスデータ
を判定し、受信エラーがあればCPU8に対してステー
タスデータの読取りを要求する。
【0074】図5は図4の受信FIFO9の構成を示す
図である。図において、受信FIFO9は受信エラー検
出回路2からのステータスデータか否かを示すビットを
格納するステータスデータフラグ部9aと、シリアル・
パラレル変換回路1でパラレルデータ形式に変換された
受信データを受信した順番で格納するデータ部9bとか
らなる。
【0075】受信FIFO9のステータスデータフラグ
部9aには受信データがステータスデータでなければ
“0”が、受信データがステータスデータであれば
“1”が夫々格納される。ステータスデータフラグ部9
aにステータスデータであることを示す“1”が格納さ
れている場合、ステータスデータフラグ部9aに“1”
が格納されているデータ部9bにはステータスデータが
格納される。
【0076】このように、受信したシリアルデータ形式
の受信データをシリアル・パラレル変換回路1でパラレ
ルデータ形式に変換して受信FIFO4,9に一時的に
格納するとともに、この受信FIFO4,9に受信エラ
ー検出回路2からのステータスデータを一時的に格納
し、受信ステータス制御回路5の制御の基に受信FIF
O4,9からステータスデータを読取って受信ステータ
スレジスタ6に移動し、受信ステータスレジスタ6に保
持されたステータスデータが受信データのエラー発生を
示す時のみ受信ステータス読取り要求回路7からCPU
8にステータスデータの読取り要求を出力することによ
って、受信FIFO内に複数のデータブロックを対応す
るステータスデータとともに格納可能とし、そのステー
タスデータをエラー発生時にのみ読出すことができる。
【0077】これによって、本発明では受信FIFO
4,9の段数によって異なるが、複数のパケットデータ
を受信FIFO4,9内に蓄積しておくことが可能とな
る。したがって、受信FIFO4,9から受信データの
読出しを行うCPU8が他の処理で忙しい場合でも、受
信FIFO4,9に空きが有る限り、複数の受信パケッ
トデータを受信FIFO4,9に蓄積しておくことがで
き、CPU8の処理が忙しくなくなった時に受信FIF
O4,9から受信データを読出すことができる。
【0078】また、本発明では受信データのエラー情報
等を示すステータスデータ用レジスタを複数段必要とす
ることなく、1つのステータスデータ用レジスタで複数
のパケットデータを受信FIFO4,9内に蓄積してお
くことが可能となる。つまり、ステータスデータを受信
データとは別にレジスタに格納する方法では複数のパケ
ットデータを受信したい場合、受信可能なパケットデー
タ数と同数の受信ステータスレジスタを準備しなければ
ならないが、本発明では1つの受信ステータスレジスタ
6で複数のパケットデータを受信することができる。
【0079】さらに、本発明では受信パケットデータに
エラーが発生していない時には受信ステータスデータの
読取りを行う必要がない。すなわち、受信データとステ
ータスデータとを同一の受信FIFOに格納するような
方法では、受信FIFOから1つのパケットデータのブ
ロックを読出すたびに必ずステータスデータも受信FI
FOから読出す必要がある。
【0080】しかしながら、受信データにおけるエラー
の発生頻度は正常なデータを受信する場合に比べて非常
に低いので、すなわち通信で受信データに誤りが生ずる
確率は10-7程度と低いので、通常、ほとんどのステー
タスデータを読出す必要はない。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、受
信したシリアルデータをパラレルデータに変換して先入
れ先出し形式の受信バッファに一時的に格納するととも
に、この受信バッファに受信したシリアルデータのエラ
ー情報を一時的に格納し、受信バッファから読出したデ
ータからエラー情報を取出してレジスタに移し、レジス
タに保持されたエラー情報がシリアルデータのエラー発
生を示す時のみレジスタの読取り要求を出力することに
よって、受信バッファ内に複数のデータブロックを対応
するエラー情報とともに格納可能とし、そのエラー情報
をエラー発生時にのみ読出すことができるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】図1の受信FIFOの構成を示す図である。
【図3】本発明の一実施例の動作を示すフローチャート
である。
【図4】本発明の他の実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図5】図4の受信FIFOの構成を示す図である。
【図6】シリアルデータ受信装置のシステム構成を示す
ブロック図である。
【図7】従来例の構成を示すブロック図である。
【図8】従来例の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 シリアル・パラレル変換回路 2 受信エラー検出回路 3 最終データ検出回路 4,9 受信FIFO 5,10 受信ステータス制御回路 6 受信ステータスレジスタ 7 受信ステータス読取り要求回路 8 CPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−268271(JP,A) 特開 昭63−293657(JP,A) 特開 平3−34661(JP,A) マイコンピュータ,8(昭58)CQ出 版株式会社,「Z80 SIOとその使い 方」,P.81−137

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信したシリアルデータをパラレルデー
    タに変換する変換手段と、前記シリアルデータのエラー
    情報検出する検出手段と前記変換手段で変換された
    前記パラレルデータ及び前記検出手段の検出結果を示す
    ステータスデータを一時的に格納する先入れ先出し形式
    の受信バッファと、前記ステータスデータを保持するレ
    ジスタとを有するシリアルデータ受信装置において、前
    記受信バッファから読出したデータから前記ステータス
    データを取出して前記レジスタに移す手段と、前記レジ
    スタに保持された前記ステータスデータが前記シリアル
    データのエラー発生を示しているか否かを判定しかつ前
    記シリアルデータが前記エラー発生を示している時のみ
    前記レジスタに保持された前記ステータスデータの読取
    りをCPUへ割り込み要求する手段とを有することを特
    徴とするシリアルデータ受信装置。
  2. 【請求項2】 前記受信バッファは、前記シリアルデー
    タのうち1つのデータブロックの最終受信データに連続
    して前記ステータスデータを格納するよう構成されたこ
    とを特徴とする請求項1記載のシリアル受信装置。
  3. 【請求項3】 前記受信バッファは、前記シリアルデー
    タのうち1つのデータブロックの最終受信データに前記
    データブロックの最終を示す情報を付与して格納するよ
    う構成されたことを特徴とする請求項1または請求項2
    記載のシリアルデータ受信装置。
  4. 【請求項4】 前記受信バッファは、前記ステータスデ
    ータに前記ステータスデータであることを示す情報を付
    与して格納するよう構成されたことを特徴とする請求項
    1または請求項2記載のシリアルデータ受信装置。
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