JP3512278B2 - シリアル通信処理装置 - Google Patents

シリアル通信処理装置

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JP3512278B2
JP3512278B2 JP26856395A JP26856395A JP3512278B2 JP 3512278 B2 JP3512278 B2 JP 3512278B2 JP 26856395 A JP26856395 A JP 26856395A JP 26856395 A JP26856395 A JP 26856395A JP 3512278 B2 JP3512278 B2 JP 3512278B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリアルに複数の
データをメッセージとして通信するシリアル通信処理装
置に関し、特に通信処理時間の短縮を行うことができる
シリアル通信処理装置を提供することを目的とする。
【0002】
【従来の技術】図8は従来のシリアル通信処理装置を説
明する図であり、図9は送受信バッファを示す図であ
る。図8に示すように、従来のシリアル通信処理装置で
は、シリアルに受信される1メッセージは複数のデータ
のヘッダー部、複数のデータのデータ部からなる。デー
タ部の最後にはチェックサム(CS)データが設けられ
る。受信データは、図9に示す受信バッファに逐次格納
される。各データは1バイトで構成される。
【0003】メッセージ受信終了判断が行われると、ヘ
ッダー部の正常受信判断を行う(ヘッダー部チェッ
ク)。次に、チェックサム(CS)によりデータ部の正
常受信判断を行う。すなわち、第1番目〜第n番目まで
のデータを加算した値を求め、この加算値とチェックサ
ムデータ値が一致するかを判断する(CSチェック)。
【0004】これらの判断が正常ならば、図9に示すよ
うに受信データに対する応答データが送信バッファに格
納され、送信を開始し応答処理を終了する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記シリア
ル通信処理装置では、メッセージ終了判断後、ヘッダー
部のチェック、データ部のチェック、応答処理中には、
このシリアル通信処理より優先度の低い他の処理が中断
される(図8参照)。しかしながら、この中断処理が長
いと、他の処理が遅れるという問題がある。さらに、ヘ
ッダー部にエラーがあっても最後まで受信処理を行って
いるので、エラー発生時から最後までの受信処理は時間
的に無断であるという問題がある。さらに、通信で取り
決められた最大値のバイト数を基に受信バッファ、送信
バッファのデータ格納容量が決められているが、この際
この格納容量をできるだけ小さくしたいという課題もあ
る。
【0006】したがって、本発明は、上記問題点に鑑
み、他の処理中断の時間を短縮でき、ヘッダー部にエラ
ーがある場合に無駄な受信処理時間を短縮できかつ送受
信バッファタの格納容量を低減できるシリアル通信処理
装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記問題点を
解決するために、シリアルに複数のデータをメッセージ
として通信するシリアル通信処理装置において、前記メ
ッセージのヘッダー部の複数のデータを正常に受信した
かのヘッダー部判断処理と、前記メッセージの複数のデ
ータのエラーを見つけるためにデータを累積するチェッ
クサム処理とが前記データのインターバル間に分散して
行われる。この手段により、メッセージ受信終了後の処
理が短縮し、このために、他の処理の待ち時間が減少
し、応答性が向上できる。
【0008】分散された前記ヘッダー判断処理は、受信
に異常がある場合にその後の通信処理を終了するように
してもよい。この手段により、受信毎にデータ内容チェ
ックすることで、エラー検出が早くでき、その後無駄な
処理を省略することができる。分散された、前記ヘッダ
ー判断処理及び前記チェックサム処理に1データ分の格
納容量をもつ受信バッファを使用するようにしてもよ
い。この手段により、受信用のバッファが通信で取り決
められた最大値のバイト数から1バイトの容量に削減で
きる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態について
図面を参照して説明する。図1は本発明に実施の形態に
係るシリアル通信処理装置を示す図であり、図2は図1
における送受バッファを示す図である。本図に示すよう
に、シリアル通信処理装置は、マスタECU(電子制御
装置)1と、マスタECU1からリクエストメッセージ
データを受信しレスポンスを送信する複数のスレーブE
CU(電子制御装置)2とからなる。各スレーブECU
2は、マスタECU1に対する入出力回路21と、送信
バッファと受信バッファからなるシリアルバッファ22
と、メモリ23と、演算部24とを有する。ここで、本
図に示すように、通信で取り決められた最大値のバイト
数を基に、送信バッファのデータ格納容量が決められる
が、後述するように受信バッファはデータ格納容量は1
データ分の、例えば、1バイトである。
【0010】図3はマスタECU1からのリクエストメ
ッセージのシリアル受信の構成を示す図である。本図に
示すように、リクエストメッセージのシリアル通信の構
成は、みだしIDを示すフォーマットバイトデータ、宛
て名IDを示すターゲットアドレスデータ、送り先ID
を示すソースアドレスデータを有するヘーダー部と、自
分がサポートしているサービスIDを示すサービスID
データ、パラメータ1のデータ、…、パラメータnのデ
ータ、チェックサムデータを有するデータ部からなるシ
リアル受信の構成を示す図である。各データは1バイト
であり、各データの時間間隔は1msであり、ヘッダー
部とデータ部とのインターバルは0〜20msであり、
各データ間のインターバルは数μsである。
【0011】図4は本発明に実施の形態に係るシリアル
通信処理装置の受信、応答処理を説明するタイミングを
示す図である。本図に示すように、本発明に係る受信/
応答処理では、シリアルデータ受信毎にヘッダー部チェ
ック、CSチェック用データ加算処理、応答データの送
信バッファへのセット等が行われる。つまり、従来メッ
セージ受信終了後判断処理で行われていた処理をシリア
ルデータ受信毎に分散したため、メッセージ受信終了後
判断の処理に係る時間が従来の時間(t1)に対して本
発明の時間(t2)は短くなる。そして、他の処理時間
が短くなる。以下に詳細を説明する。
【0012】図5及び図6はスレーブECU2の受信/
応答処理を説明するフローチャートである。ステップS
1において、シリアルデータを受信バッファに入力し、
この入力毎に、データ受信割り込み処理が行われ、受信
カウンタ値CRCV に1を加える。ステップS2におい
て、 受信カウンタ値>送信最大(MAX)数 が成立するか否かを判断する。この判断が「YES」な
らステップS3に進み、「NO」ならステップS4に
進。
【0013】ステップS3において、受信カウンタ値が
送信最大数を越える場合には、通信を終了し、割り込み
を終了する。ここで、通信終了により、通信タイミング
初期化、通信メモリオールクリアが行われる。ステップ
S4において、受信カウンタ値が送信最大数を越えない
場合には、 受信カウンタ値CRCV =1 が成立するか否かを判断する。この判断が「YES」な
らステップS5に進み、「NO」ならステップS7に進
む。
【0014】ステップS5において、ヘッダー部のフォ
ーマットバイトの受信が正常であるか否かを判断する。
この判断が「YES」で受信が正常ならばステップS2
1に進み、「NO」ならステップS6に進む。ステップ
S6において、ヘッダー部のフォーマットバイトの受信
が異常ならば、通信を終了し、割り込みを終了する。
【0015】ステップS7において、 受信カウンタ値CRCV =2 が成立するか否かを判断する。この判断が「YES」な
らステップS8に進み、「NO」ならステップS10に
進む。ステップS8において、ヘッダー部のターゲット
アドレスの受信が正常であるか否かを判断する。この判
断が「YES」で受信が正常ならばステップS21に進
み、「NO」ならステップS9に進む。
【0016】ステップS9において、ヘッダー部のター
ゲットアドレスの受信が異常ならば、通信を終了し、割
り込みを終了する。ステップS10において、 受信カウンタ値CRCV =3 が成立するか否かを判断する。この判断が「YES」な
らステップS11に進み、「NO」ならステップS13
に進む。
【0017】ステップS11において、ヘッダー部のソ
ースアドレスの受信が正常であるか否かを判断する。こ
の判断が「YES」で受信が正常ならばステップS21
に進み、「NO」ならステップS12に進む。ステップ
S12において、ヘッダー部のソースアドレスの受信が
異常ならば、通信を終了し、割り込みを終了する。
【0018】ステップS13において、 受信カウンタ値CRCV =4 が成立するか否かを判断する。この判断が「YES」な
らステップS17に進み、「NO」ならステップS14
に進む。ステップS14において、ヘッダー部のサービ
スIDの受信が正常であるか否かを判断する。この判断
が「YES」ならステップS15に進み、「NO」なら
ステップS16に進む。
【0019】ステップS15において、ヘッダー部のサ
ービスIDの受信が正常である場合には、サービス設定
を行ってステップS21に進む。ステップS16におい
て、ヘッダー部のサービスIDの受信が異常ならば、通
信処理を終了し、割り込みを終了する。以上のステップ
において、ヘッダー部のデータの受信毎に正常か否かの
判断を行うので、メッセージ受信終了後のヘッダー部チ
ェックを行う必要がなくなる。
【0020】ステップS17において、受信カウンタ値
CRCV >4ならば、パラメータIDを読み込む。ステッ
プS18において、パラメータ値に該当しないかを判断
する。この判断が「YES」ならステップS19に進
み、「NO」ならステップS20に進む。ステップS1
9において、パラメータ値がパラメータ値に該当しない
場合、送信バッファに受信データをセットし、割り込み
を終了する。この受信データは最後に受信したデータで
ある。
【0021】ステップS20において、パラメータ値が
パラメータ値に該当する場合、サービスに応じてパラメ
ータIDの応答データを送信バッファにセットする。ス
テップS21において、RAM(ランダムアクセスメモ
リ)より前回のCSを読み出す。ステップS22におい
て、下記演算を行う。
【0022】CS=CS+受信データ ステップS23において、上記CSを上記RAMに格納
し、割り込みを終了する。以上のステップにおいて、ヘ
ッダー部、データ部のデータの受信毎にチェックサムを
行うので、メッセージ受信終了後のチェックサムを行う
必要がなくなる。
【0023】さらに、データ受信毎に、ヘッダー部チェ
ック、チェックサムを行うので、受信バッファは1バイ
ト分のデータを格納する容量をもてばよくなる。図7は
メッセージ受信終了後の処理を説明するフローチャート
である。ステップS31において、メッセージ受信終了
により割り込みを開始する。ステップS32において、
最後に受信したデータ部のチェックサムデータと前記ス
テップS22においてなされたチェックサムCSと一致
するか否かを判断する。この判断が「YES」ならステ
ップS33に進み、「NO」ならステップS35に進
む。
【0024】ステップS33において、一致する場合に
は、前記ステップS20で最後に格納した送信データを
削除する。ステップS34において、送信用のヘッダー
部のデータ、チェックサムデータを送信バッファにセッ
トする。ステップS35において、送信処理を開始し割
り込みを終了する。
【0025】ステップS36において、一致しない場合
には、通信を終了し、割り込みを終了する。このように
して、メッセージ受信終了後の処理が従来と比較して非
常に少なくなるため、他の処理の待ち時間が短縮され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に実施の形態に係るシリアル通信処理装
置を示す図である。
【図2】図1における送受バッファを示す図である。
【図3】マスタECU1からのリクエストメッセージの
シリアル受信の構成を示す図である。
【図4】本発明に実施の形態に係るシリアル通信処理装
置の受信、応答処理を説明するタイミングを示す図であ
る。
【図5】スレーブECU2の受信/応答処理を説明する
フローチャートである。
【図6】スレーブECU2の受信/応答処理を説明する
フローチャートである。
【図7】メッセージ受信終了後の処理を説明するフロー
チャートである。
【図8】従来のシリアル通信処理装置を説明する図であ
る。
【図9】送受信バッファを示す図である。
【符号の説明】
1…マスタECU 2…スレーブECU 21…送受信バッファ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 数のデータを各データ間にインターバ
    ルを挟んでメッセージとしてシリアル通信するシリアル
    通信処理装置において、 前記メッセージの複数のデータを正常に受信したかを判
    断するデータ判断処理と、前記複数のデータのエラーを
    見つけるためにデータを累積するチェックサム処理と
    、前記各データの各インターバル間に分散して行われ
    ることを特徴とするシリアル通信処理装置。
  2. 【請求項2】 分散された前記データ判断処理は、受信
    に異常がある場合にその後の通信処理を終了することを
    特徴とする、請求項1に記載のシリアル通信処理装置。
  3. 【請求項3】 分散された、前記データ判断処理及び前
    記チェックサム処理に1データ分の格納容量をもつ受信
    バッファを使用することを特徴とする、請求項1に記載
    のシリアル通信処理装置。
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