JP3164740B2 - 繊維織物用の水性コーティング剤およびコーティング処理された繊維織物 - Google Patents

繊維織物用の水性コーティング剤およびコーティング処理された繊維織物

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JP3164740B2
JP3164740B2 JP26227594A JP26227594A JP3164740B2 JP 3164740 B2 JP3164740 B2 JP 3164740B2 JP 26227594 A JP26227594 A JP 26227594A JP 26227594 A JP26227594 A JP 26227594A JP 3164740 B2 JP3164740 B2 JP 3164740B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は繊維織物用の水性コーテ
ィング剤およびこれによりコーティングされた繊維織物
に関する。本発明の水性コーティング剤は繰り返し摩擦
を受ける繊維織物のコーティングに好適である。
【0002】
【従来の技術】従来、繊維織物の耐摩耗性向上手段とし
て、ポリウレタン系、フッ素系、シリコーン系樹脂等に
よる表面被覆が知られている。例えば、ウレタンプレポ
リマーブロック化物を主成分とする樹脂を繊維織物ベル
トに被覆し加熱硬化させる方法(特開昭60-173174 号公
報参照)、繊維織物をシラン系カップリング剤で処理し
た後、ポリウレタン、酸化ポリエチレンおよびエチレン
尿素の混合物で処理する方法(特公平1-29909 号公報参
照)、ビニルシロキサンとハイドロジェンシロキサンお
よび触媒を含む混合物を繊維織物に被覆し硬化させる方
法(西ドイツ特許出願公開第2601159 号公報参照)、更
にそれにシラン系カップリング剤およびビニルポリマー
を混合した処理剤を用いる方法(特公昭63-11948号公報
参照)等が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、滑り
性、耐摩耗性および処理剤と基材との密着性が十分なも
のはなく、繰り返し摩擦を受ける繊維織物のコーティン
グに好適な処理剤はなかった。本発明はこのような問題
点を改良した繊維織物用の水性コーティング剤およびこ
れによりコーティングされた繊維織物を提供しようとし
てなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記の課
題を解決するため鋭意研究の結果、下記の水性コーティ
ング剤によれば目的が達成できることを見出して本発明
に至った。すなわち、本発明は繊維織物用の水性コーテ
ィング剤およびこれによりコーティングされた繊維織物
に関するものであり、この水性コーティング剤は、 1)第1成分としての一般式 R1 2SiO2/2で示される単位
と一般式R1SiO3/2で示される単位(ここにR1 は炭素数
1〜20の非置換または置換の1価炭化水素基)とを構成
単位としてなる非流動性の分枝状シリコーンの水性分散
液、 2)第2成分としての一般式R2SiR3(OR4)2(ここにR2
はエポキシ基含有の炭素数5〜20の1価の有機基、R
3 、R4 は炭素数1〜6の非置換または置換のエポキシ
基を含有しない1価炭化水素基)で示されるエポキシ基
含有のジアルコキシシランの加水分解縮合物および/ま
たは前記エポキシ基含有のジアルコキシシランと一般式
R5R6Si(OR7)2(ここにR5 、R6 、R7 は炭素数1〜6
の非置換または置換のエポキシ基を含有しない1価炭化
水素基)で示されるジアルコキシシランとの共加水分解
縮合物の水性乳濁液、 3)第3成分としての一般式 R8R9N(CH2)a[NR10(CH2)b]
cSiR11(OR12)2 (ここにR8 、R9 、R10は各々水素原
子または炭素数1〜6の非置換または置換のアミノ基を
含有しない1価炭化水素基、R11、R12は各々炭素数1
〜6の非置換または置換のアミノ基を含有しない1価炭
化水素基、a、b、cは1≦a≦6、1≦b≦6、0≦
c≦3)で示されるアミノアルキル基含有のジアルコキ
シシランの加水分解縮合物および/または前記アミノア
ルキル基含有のジアルコキシシランと一般式R13R14Si(O
R15)2 (ここにR13、R14、R15は炭素数1〜6の非置
換または置換のアミノ基を含有しない1価炭化水素基)
で示されるジアルコキシシランとの共加水分解縮合物の
水性分散液、および 4)第4成分としてのシリコーンゴム粒状物の水性分散
液の4成分を主成分とし、第1〜第4成分中の有効成分
重量比を第1成分/第2成分/第3成分/第4成分=10
〜90重量%/1〜50重量%/1〜50重量%/1〜70重量
%とするものである。また、本発明の繊維織物は前記の
水性コーティング剤によりコーティング処理されたもの
である。
【0005】以下に本発明についてさらに詳しく説明す
る。本発明の水性コーティング剤を構成する第1成分
は、一般式(1) R1 2SiO2/2 ・・・・・・(1) で示される単位および一般式(2) R1SiO3/2 ・・・・・・(2) で示される単位を構成単位とする非流動性の分枝状シリ
コーンの水性分散液(水性乳濁液)である。R1 は炭素
数1〜20の非置換または置換の1価炭化水素基とされる
ものであるが、これにはメチル基、エチル基、プロピル
基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、
オクチル基、ノニル基、ドデシル基、テトラデシル基、
ヘキサデシル基、オクタデシル基等のアルキル基;ビニ
ル基、アリル基等のアルケニル基;フェニル基、トリル
基等のアリール基;シクロヘキシル基等のシクロアルキ
ル基;あるいはこれらの基の炭素原子に結合した水素原
子の一部または全部がハロゲン原子あるいはエポキシ
基、カルボキシル基、アミノ基等を含有する有機基で置
換された1価炭化水素基などが例示される。
【0006】このような非流動性の分枝状シリコーンの
水性乳濁液は乳化重合により製造できる。この一般式
(1)で示されるシロキサン単位のシリコーン原料とし
ては [R1 2SiO]A(A=3〜7)で示されるシクロポリシ
ロキサン、または式R16O-[R1 2SiO]B-R16、HO-[R1 2SiO]B
-H(ここでR1 は前出と同じ、R16はメチル基、エチル
基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基等のアルキル
基;シクロペンチル基、シクロヘキシル基等のシクロア
ルキル基;フェニル基;トリフロロプロピル基等のハロ
ゲノアルキル基などの炭素数1〜6の1価炭化水素基ま
たはハロゲン化炭化水素基で、特にはメチル基、エチル
基が好ましいものであり、Bは1〜1,000 である)で示
されるジオルガノポリシロキサンが例示され、この一般
式(2)で示されるシロキサン単位のシリコーン原料と
しては R1Si(OR16)3(R1 、R16は前出と同じ)で示さ
れるアルコキシシランなどが例示されるが、これらを乳
化剤を用いて水中に乳化分散させたのち、ここに触媒を
添加して重合反応を行なわせ、重合後触媒を不活性化さ
せれば容易に得ることができる。
【0007】この乳化重合に使用する乳化剤には特に制
限はなく、これには例えば第4級アンモニウム塩、アル
キルアミン塩等の陽イオン系乳化剤;アルキルベタイン
等の両性イオン系乳化剤;ポリオキシエチレンアルキル
エーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテ
ル、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エス
テル等の非イオン系乳化剤;有機スルホン酸、アルキル
硫酸エステル等の酸性陰イオン系乳化剤などが挙げられ
るが、これにはこれらの中の1種または2種以上を使用
することができる。
【0008】また、この触媒としては、陽イオン系乳化
剤、両性イオン系乳化剤、非イオン系乳化剤を使用した
場合には、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化
リチウム、ナトリウムメチラート、アンモニア、テトラ
メチルアンモニウムハイドロキサイド、トリエチルアミ
ン、トリエタノールアミンなどのアルカリ化合物が例示
されるが、有機スルホン酸、アルキル硫酸エステル等の
酸性陰イオン系乳化剤はそのままで触媒作用がある。な
お、この触媒の不活性化には、アルカリ化合物の場合、
酢酸、リン酸、塩酸、クエン酸などの酸で中和する方法
が挙げられる。酸性陰イオン系乳化剤を触媒として使用
した場合は、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸
化リチウム、ナトリウムメチラート、アンモニア、テト
ラメチルアンモニウムハイドロキサイド、トリエチルア
ミン、トリエタノールアミンなどのアルカリ化合物で中
和する方法が挙げられる。
【0009】このようにして製造された水性乳濁液中の
有効成分濃度は、1重量%未満ではこれを配合するとき
の配合量を多くしなければならないので不経済となる
し、70重量%より大きいとこの第1成分の粘度が高くな
って取り扱いが困難となるので1〜70重量%の範囲とす
ればよいが、この好ましい範囲は10〜60重量%とされ
る。
【0010】本発明の水性コーティング剤を構成する第
2成分は一般式(3) R2SiR3(OR4)2・・・・・・(3) で示されるエポキシ基含有のジアルコキシシランの加水
分解縮合物および/または前記エポキシ基含有のジアル
コキシシランと一般式(4) R5R6Si(OR7)2・・・・・・(4) で示されるエポキシ基を含有しないジアルコキシシラン
との共加水分解縮合物の水性乳濁液である。このR2
β−グリシドキシエチル、γ−グリシドキシプロピル、
β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチル、γ−
(3,4−エポキシシクロヘキシル)プロピルなどで例
示されるエポキシ基含有の炭素数5〜20の1価の有機
基、R3 、R4 、R5 、R6 、R7 はメチル基、エチル
基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基等のアルキル
基;シクロペンチル基、シクロヘキシル基等のシクロア
ルキル基;フェニル基;トリフロロプロピル基等のハロ
ゲノアルキル基などで例示される炭素数1〜6の非置換
または置換のエポキシ基を含有しない1価炭化水素基
で、特にはメチル基、エチル基であることが好ましい。
【0011】このエポキシ基含有のジアルコキシシラン
としてはβ−グリシドキシエチルメチルジメトキシシラ
ン、β−グリシドキシエチルメチルジエトキシシラン、
γ−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ
−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、β−
(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルメチルジメ
トキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシ
ル)エチルメチルジエトキシシランなどが代表的なもの
として例示されるが、これらの加水分解はこれらのシラ
ンに酸性水溶液を添加するという公知の方法で行えばよ
く、これによれば脱アルコール縮合反応は容易に進行す
るので、その後酸を中和して生成したアルコールを留去
すればよい。得られた加水分解縮合物の末端のアルコキ
シ基または水酸基はトリメチルシリル化を行うことによ
り、トリメチルシリル基としてもよい。
【0012】また、このエポキシ基含有のジアルコキシ
シランと共加水分解を行うエポキシ基を含有しないジア
ルコキシシランとしては、ジメチルジメトキシシラン、
ジメチルジエトキシシラン、ジエチルジメトキシシラ
ン、ジエチルジエトキシシランなどが例示されるが、そ
の共加水分解はエポキシ基含有のジアルコキシシランと
混合後、前述と同様の方法で行えばよい。好ましくはエ
ポキシ基含有のジアルコキシシランの配合量は全シラン
中50モル%以上である。
【0013】これらの加水分解縮合物はこれを界面活性
剤を用いて水中に乳化分散させれば水性乳濁液とするこ
とができる。この乳化に使用する界面活性剤には特に制
限はないが、これにはポリオキシエチレンアルキルエー
テル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、
ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル
などの非イオン性の界面活性剤を使用することが好まし
く、これらの1種または2種以上を使用すればよい。な
お、この水性乳濁液中の有効成分濃度はこれが1重量%
未満ではこれを配合するときの配合量を多くしなければ
ならないので不経済であるし、これを70重量%より大き
くするとこの第2成分の粘度が高くなって取り扱いが困
難となるので、これは1〜70重量%の範囲とすればよい
が、この好ましい範囲は10〜50重量%とされる。
【0014】本発明の水性コーティング剤を構成する第
3成分は一般式(5) R8R9N(CH2)a[NR10(CH2)b]cSiR11(OR12)2 ・・・・・・ (5) で示されるアミノアルキル基含有のジアルコキシシラン
の加水分解縮合物および/または前記アミノアルキル基
含有のジアルコキシシランと一般式(6) R13R14Si(OR15)2 ・・・・・・ (6) で示されるアミノアルキル基を含有しないジアルコキシ
シランとの共加水分解縮合物の水性分散液である。この
8 、R9 、R10には各々水素原子またはメチル基、エ
チル基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基等のアルキ
ル基;シクロペンチル基、シクロヘキシル基等のシクロ
アルキル基;フェニル基;トリフロロプロピル基などの
ハロゲノアルキル基などから選択される非置換またはハ
ロゲン置換の炭素数1〜6のアミノ基を含有しない1価
炭化水素基が挙げられるが、水素原子が90モル%以上
で、炭化水素基が10モル%以下が好ましい。R11
12、R13、R14、R15にはR8 、R9 、R10と同様の
炭素数1〜6の非置換またはハロゲン置換のアミノ基を
含有しない1価炭化水素基が挙げられるが、特にはメチ
ル基、エチル基であることが好ましい。a、b、cにつ
いては、a、bが0のものはSi−N結合が加水分解を
受けて目的とする加水分解縮合物が得られず、6より大
きいと第3成分の特性効果としての繊維表面への密着性
向上効果が低下するので1≦a≦6、1≦b≦6、好ま
しくはa、bは2または3とされるもので、cは3より
大きいものが工業的に合成が困難となることから0≦c
≦3とされるものである。
【0015】このアミノアルキル基含有のジアルコキシ
シランとしては、γ−(N−β−アミノエチル)アミノ
プロピルメチルジメトキシシラン、γ−(N−β−アミ
ノエチル)アミノプロピルメチルジエトキシシラン、γ
−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、γ−アミノ
プロピルメチルジエトキシシランなどが代表的なものと
して挙げられる。これらのシランの加水分解は公知の方
法に従えばよく、これらのシランはこれに水を添加する
と脱アルコール縮合反応が容易に進行するので、その
後、生成したアルコールを留去すればよい。得られた加
水分解縮合物の末端のアルコキシ基または水酸基はトリ
メチルシリル化を行うことにより、トリメチルシリル基
としてもよい。
【0016】また、このアミノアルキル基含有のジアル
コキシシランと共加水分解を行うアミノアルキル基を含
有しないジアルコキシシランとしては、ジメチルジメト
キシシラン、ジメチルジエトキシシラン、ジエチルジメ
トキシシラン、ジエチルジエトキシシランなどが例示さ
れるが、その共加水分解はアミノアルキル基含有のジア
ルコキシシランと混合後、前述と同様の方法で行えばよ
い。好ましくはアミノアルキル基含有のジアルコキシシ
ランの配合量は全シラン中50モル%以上である。
【0017】これらのジアルコキシシランの加水分解物
は水と混合すると水に容易に溶解あるいは分散して均一
な水性分散液となるが、この第3成分の水性分散液中に
おけるジアルコキシシランの量は、これが1重量%未満
では硬化皮膜の繊維表面への密着力が低くなり、耐摩耗
性の乏しいものとなるし、50重量%より多くすると液の
粘度が高くなって他成分との配合時に均一に分散させる
ことが難しくなるので、1〜50重量%の範囲とすること
がよいが、この好ましい範囲は10〜30重量%とされる。
なお、この第3成分の水性分散液の均一性を改良するた
めに、これにギ酸、酢酸、プロピオン酸、マロン酸、マ
レイン酸、サルチル酸などの有機酸、塩酸、リン酸、硫
酸などの無機酸を添加することは好ましい方法とされ
る。
【0018】本発明の水性コーティング剤を構成する第
4成分はシリコーンゴム粒状物の水性分散液とされる
が、このシリコーンゴム粒状物はその平均粒径が 0.1μ
m未満では摺動性が悪くなり、平均粒径が 100μmより
大きいと耐摩耗性が悪くなるので、平均粒径が 0.1〜 1
00μmの範囲のもの、好ましくは1〜20μmのものとさ
れる。このシリコーン粒状物を界面活性剤を用いて水中
に乳化分散させてシリコーン粒状物の水性分散液として
もよいが、特には硬化性シリコーンを界面活性剤を用い
て水中に分散させた後、硬化させ、シリコーンゴム粒状
物の水性分散液とすることが好ましい。この硬化性シリ
コーンの硬化は付加反応、縮合反応による硬化、紫外線
硬化、などのいずれであってもよいし、この硬化性シリ
コーンは硬化によりゴム弾性を有する固型物になるもの
であれば、けい素原子に結合している有機基、分子構
造、分子量などは任意とされる。この硬化が付加反応で
行なわれる場合、これは1分子中にけい素原子に結合し
ているアルケニル基を少なくとも2個有するオルガノポ
リシロキサンと、1分子中にけい素原子に結合している
水素原子を少なくとも2個有するオルガノハイドロジェ
ンポリシロキサンとを、界面活性剤を用いて水中に乳化
分散させたのち、白金系触媒を用いて付加反応させるも
のとすればよい。
【0019】なお、この第4成分としての分散液中の有
効成分濃度は1重量%未満では配合するときに配合量を
多くする必要があるために不経済となり、70重量%より
大きくするとこの粘度が高くなって取り扱いが困難とな
るので、1〜70重量%の範囲、好ましくは10〜60重量%
の範囲とすることがよい。なお、シリコーンゴム粒状物
には、予め硬化性シリコーンに配合しておくことによ
り、その粒子中にオイル、シラン、有機系粉末、無機系
粉末などを含有させることができる。
【0020】この上記した第1〜第4成分は使用に先立
って混合されるが、各成分の配合比は第1成分の有効成
分量が10重量%未満では耐摩耗性の乏しいものとなり、
90重量%より多くなると繊維表面への密着性が低下して
耐摩耗性が乏しいものとなり、第2成分の有効成分量が
1重量%未満では繊維表面への密着性および皮膜の硬化
性が低下し、50重量%より多くなると耐摩耗性の乏しい
ものとなる。第3成分の有効成分量が1重量%未満では
繊維表面への密着性と皮膜の硬化性が低下し、50重量%
より多くなると耐摩耗性の乏しいものとなり、第4成分
の有効成分量が1重量%未満では表面平滑性の低いもの
となり、70重量%より多くなると耐摩耗性の乏しいもの
となるので、これらの配合比は有効成分重量比で第1成
分/第2成分/第3成分/第4成分=10〜90重量%/1
〜50重量%/1〜50重量%/1〜70重量%の範囲とする
が、好ましくは第1成分/第2成分/第3成分/第4成
分=20〜70重量%/5〜20重量%/5〜20重量%/5〜
50重量%の範囲とするのがよい。
【0021】なお、この第1〜第4成分の混合は従来公
知のパドル型、錨型などの攪拌翼を備えた混合攪拌機を
用いて行えばよいが、この混合液中における有効成分の
濃度はこれが1重量%未満では繊維へのコーティング皮
膜が薄いものとなって耐摩耗性の乏しいものとなるし、
50重量%より多いものとすると水性乳濁液の安定性が低
下するので、1〜50重量%の範囲とすることがよいが、
これは好ましくは10〜30重量%とすることがよく、必要
に応じて水で希釈することが好ましい。
【0022】繊維織物への表面処理方法としては、前記
第1成分〜第4成分を主成分とする混合液である水性コ
ーティング液を、スプレーコート、ロールコート、ディ
ップコート、ナイフコートなどの方法により塗布した
後、室温あるいは加温乾燥により皮膜の硬化を行なう。
このように処理された繊維織物は繰り返し摩擦を受ける
ような用途に有用とされる。
【0023】なお、この表面処理において皮膜の硬化を
促進させるために、第1成分〜第4成分にさらにジブチ
ルすずジラウレート、ジオクチルすずジラウレート、ジ
ブチルすずジアセテート、オクチル酸すず、オクチル酸
鉄、オクチル酸亜鉛などの有機酸金属塩を配合するこ
と、さらに本発明の効果を損なわない範囲内において、
必要に応じてカーボンブラック、フッ素樹脂粉末、メラ
ミン樹脂粉末、アクリル樹脂粉末、ポリカーボネート樹
脂粉末、シリコーン樹脂粉末、ポリアミド樹脂粉末、グ
ラファイト粉末、各種有機あるいは無機顔料、パラフィ
ンワックス、ポリエチレンワックス、シリコーンオイル
などを配合することは任意とされる。
【0024】
【実施例】つぎに本発明で使用される第1〜第4成分の
調製例および実施例、比較例をあげるが、例中の%は重
量%を示す。 (調製例1−第1成分−1調製)オクタメチルシクロテ
トラシロキサン350g、フェニルトリエトキシシラン1.3g
を1リットルのガラスビーカーに仕込み、ホモミキサー
を用いて2,000rpmで攪拌混合し、10%ラウリル硫酸ナト
リウム水溶液 35gと10%ドデシルベンゼンスルホン酸水
溶液 35gを加えて6,000rpmで攪拌を継続したところ、転
相が起り増粘が認められたが、さらにそのまま2,000rpm
で攪拌を行ないながら水280gを加え、ついで 300kg/cm2
の高圧ホモジナイザーに通したところ、安定なO/W型
エマルジョンが得られた。つぎに、このエマルジョンを
攪拌装置、温度計、還流冷却器を付けた容量1リットル
のガラスフラスコに移し、50℃で12時間反応させたの
ち、25℃で24時間熟成させてから10%炭酸ナトリウム水
溶液で中和したところ、分枝状シリコーンを含有する水
性乳濁液(以下第1成分−1と呼称する)が得られたの
で、これにイソプロピルアルコールを加えてエマルジョ
ンを破壊したのち、シロキサンを抽出し、乾燥したとこ
ろ、ゲル状の非流動性シロキサンが得られた。この水性
乳濁液の有効成分含有量は49%である。
【0025】(調製例2−第1成分−2調製)オクタメ
チルシクロテトラシロキサン333g、N−(β−アミノエ
チル)−γ−アミノプロピルメチルポリシロキサン 14
g、メチルトリエトキシシラン3g を1リットルのガラ
スビーカーに仕込み、ホモミキサーを用いて2,000rpmで
攪拌混合し、30%セチルトリメチルアンモニウムクロラ
イド水溶液 30g、ポリオキシエチレン(付加モル数=60
モル)ノニルフェニルエーテル3g 、水 70gを加えて6,
000rpmで攪拌を継続したところ、転相が起り増粘が認め
られたが、さらにそのまま2,000rpmで攪拌を行ないなが
ら水520gを加え、ついで 300kg/cm2の高圧ホモジナイザ
ーを通したところ、安定なO/W型エマルジョンが得ら
れた。つぎに、このエマルジョンを攪拌装置、温度計、
還流冷却器を付けた容量1リットルのガラスフラスコに
移し、5%水酸化カリウム水溶液 20gを加え、70℃で72
時間反応を行なわせたのち、25℃で24時間熟成させてか
ら、酢酸で中和したところ、分枝状シリコーンを含む水
性乳濁液(以下第1成分−2と呼称する)が得られたの
で、これにイソプロピルアルコールを加えてエマルジョ
ンを破壊したのち、シロキサンを抽出し、乾燥したとこ
ろ、ゲル状の非流動性シロキサンが得られた。この水性
乳濁液の有効成分含有量は35%である。
【0026】(調製例3−第2成分−1調製)塩酸(濃
度35%)2g 、脱イオン水190gを攪拌装置、滴下装置、
温度計、還流冷却器を付けた容量1リットルのガラスフ
ラスコに仕込み、50℃で攪拌下にγ−グリシドキシプロ
ピルメチルジエトキシシラン270gを3時間に渉って滴下
し、滴下終了後プロピレンオキサイドで中和し、昇温し
ながら反応系を減圧して生成したエタノールを留去し、
100℃で30分間減圧操作を続けたのち、冷却すると共に
常圧にもどしたところ、加水分解縮合物が得られた。つ
いで、この加水分解縮合物315g、ポリオキシエチレン
(付加モル数=85モル)ノニルフェニルエーテル 30g、
水 70gを1リットルのガラスビーカーに仕込み、ホモミ
キサーを用いて6,000rpmで攪拌混合したところ、増粘が
認められたが、さらにそのままで2,000rpmで攪拌を行な
いながら水285gを加え、これを 300kg/cm2の高圧ホモジ
ナイザーに通したところ、水性乳濁液(以下第2成分−
1と呼称する)が得られた。この水性乳濁液の有効成分
含有量は45%である。
【0027】(調製例4−第3成分−1調製)γ−(N
−β−アミノエチル)アミノプロピルメチルジメトキシ
シラン500gを攪拌装置、滴下装置、温度計、還流冷却器
を付けた容量1リットルのガラスフラスコに仕込み、室
温で攪拌下に脱イオン水135gを30分間に渉って滴下し、
滴下終了後、昇温しながら反応系を減圧し、生成したメ
タノールを留去した。ついで、55〜60℃において30分間
減圧操作を続けたのち、冷却するとともに常圧へもどし
て反応を終了させ、得られた加水分解縮合物105gを水59
5gを仕込んだ1リットルのガラスフラスコに室温で投入
し、30分間攪拌したところ、この加水分解縮合物の水性
分散液(以下第3成分−1と呼称する)が得られた。こ
のものの有効成分含有量は15%である。
【0028】(調製例5−第3成分−2調製)γ−アミ
ノプロピルメチルジメトキシシラン500gを攪拌装置、滴
下装置、温度計、還流冷却器を付けた容量1リットルの
ガラスフラスコに仕込み、室温で攪拌下に脱イオン水17
0gを30分間に渉って滴下した。滴下終了後、昇温しなが
ら反応系を減圧し、生成したメタノールを留去し、55〜
60℃において30分間減圧操作を続けたのち、冷却すると
ともに常圧へもどして反応を終了させ、得られた加水分
解縮合物105gを水595gを仕込んだ1リットルのガラスフ
ラスコに室温で投入し、30分間攪拌したところ、この加
水分解縮合物の水性分散液(以下第3成分−2と呼称す
る)が得られた。このものの有効成分含有量は15%であ
る。
【0029】(調製例6−第4成分−1調製)
【化1】 で示される粘度が10cSのメチルビニルシロキサン280g
と、
【化2】 で示される粘度が 200cSのメチルハイドロジェンポリシ
ロキサン 90gを容量1リットルのガラスビーカーに仕込
み、ホモミキサーを用いて2,000rpmで攪拌混合したの
ち、ポリオキシエチレン(付加モル数=9モル)オクチ
ルフェニルエーテル3g 、水 70gを加えて6,000rpmで攪
拌を継続したところ、転相が起り増粘が認められたが、
さらにそのままで2,000rpmで攪拌を行ないながら水295g
を加えたところ、O/W型エマルジョンが得られた。つ
いで、このエマルジョンを攪拌装置の付いたガラスフラ
スコに移し、室温で攪拌下に塩化白金酸−オレフィン錯
体のトルエン溶液(白金含有量0.05%)1gとポリオキ
シエチレン(付加モル数=9モル)オクチルフェニルエ
ーテル1g の混合物を添加し、12時間反応を行ったとこ
ろ、水性分散液(以下第4成分−1と呼称)が得られた
が、この分散液中の粒子の平均粒径をコールターカウン
ター(コールターエレクトロニクス社製)を用いて測定
したところ4μmであり、この分散液の数g を室温乾燥
したところ、弾性のある白色のゴム粉末が得られた。こ
の水性分散液の有効成分含有量は50%である。
【0030】(調製例7−第4成分−2調製)前記した
調製例6におけるO/W型エマルジョン作製時に使用し
たポリオキシエチレン(付加モル数=9モル)オクチル
フェニルエーテル3g を0.5gとしたほかは調製例6と同
様に処理したところ、水性分散液(以下第4成分−2と
呼称)が得られたので、この分散液中の粒子の平均粒径
をしらべたところ13μmであり、この分散液数g を風乾
したところ、弾性のある白色のゴム粉末が得られた。こ
の水性分散液の有効成分含有量は50%である。
【0031】前述の調製例で得た成分を用いて水性コー
ティング剤組成物をつくり、下記の方法で評価した。 (表面滑り性の評価)JIS K−7125に準じた方
法で評価した。すなわち、タルクを20%含有したポリプ
ロピレンを相手材とし、新東科学(株)製HEIDON
14DRを用い、面圧0.145kg/cm2 、速度40mm/secの
条件で動摩擦係数を測定した。 (耐摩耗性の評価)タルクを20%含有したポリプロピレ
ン板で面圧0.145kg/cm2 の荷重をかけ、40mm/secの速度
で摺動摩擦運動を1,000m繰り返した後、表面滑り性の評
価と同じ方法で動摩擦係数を測定した。
【0032】実施例1〜7 調製例で得た第1成分〜第4成分を表1に示した配合組
成で混合してコーティング剤組成物を調製し、これらを
厚さ50μmのポリエチレンナフタレートフィルムに貼り
合わせたナイロン布の表面に50μmのクリアランスを設
けてフラットバーでコーティングし、 120℃に調節した
熱風循環式恒温槽内に10分間放置して硬化を行った。得
られたコートされたナイロン布の被膜厚さは2〜10μm
であった。ついで、コートされたナイロン布の表面滑り
性および耐摩耗性について前記の方法に従って評価した
ところ、表1に併記したとおりの結果が得られ、これら
の結果はいずれも表面滑り性および耐摩耗性が優れてい
ることを示すものであった。
【0033】
【表1】
【0034】比較例1〜6 調製例で得た第1成分〜第4成分を表2に示した配合組
成で混合してコーティング剤組成物を調製し、実施例と
同様にしてポリエチレンナフタレートフィルムに貼り合
わせたナイロン布表面に処理を行った。ついで、コート
されたナイロン布の表面滑り性および耐摩耗性を評価し
たところ表2に併記したとおりの結果が得られた。これ
らの結果は、比較例においては表面滑り性および耐摩耗
性を同時に満足するものはないことを示した。
【0035】
【表2】
【0036】
【発明の効果】繊維表面に滑り性、耐摩耗性、基材との
密着性に優れた被膜を与えるので、本発明の水性コーテ
ィング剤は繰り返し摩擦を受ける用途向けの繊維織物の
処理用として有用であり、処理された繊維織物は繰り返
し摩擦を受ける用途に好適である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 章央 群馬県碓氷郡松井田町大字人見1番地10 信越化学工業株式会社 シリコーン電 子材料技術研究所内 (56)参考文献 特開 昭64−45466(JP,A) 特開 平3−51375(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06M 13/00 - 15/72

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1)第1成分としての一般式 R1 2SiO2/2
    示される単位と一般式R1SiO3/2で示される単位(ここに
    1 は炭素数1〜20の非置換または置換の1価炭化水素
    基)とを構成単位としてなる非流動性の分枝状シリコー
    ンの水性分散液、 2)第2成分としての一般式R2SiR3(OR4)2(ここにR2
    はエポキシ基含有の炭素数5〜20の1価の有機基、R
    3 、R4 は炭素数1〜6の非置換または置換のエポキシ
    基を含有しない1価炭化水素基)で示されるエポキシ基
    含有のジアルコキシシランの加水分解縮合物および/ま
    たは前記エポキシ基含有のジアルコキシシランと一般式
    R5R6Si(OR7)2(ここにR5 、R6 、R7 は炭素数1〜6
    の非置換または置換のエポキシ基を含有しない1価炭化
    水素基)で示されるジアルコキシシランとの共加水分解
    縮合物の水性乳濁液、 3)第3成分としての一般式 R8R9N(CH2)a[NR10(CH2)b]
    cSiR11(OR12)2 (ここにR8 、R9 、R10は各々水素原
    子または炭素数1〜6の非置換または置換のアミノ基を
    含有しない1価炭化水素基、R11、R12は各々炭素数1
    〜6の非置換または置換のアミノ基を含有しない1価炭
    化水素基、a、b、cは1≦a≦6、1≦b≦6、0≦
    c≦3)で示されるアミノアルキル基含有のジアルコキ
    シシランの加水分解縮合物および/または前記アミノア
    ルキル基含有のジアルコキシシランと一般式R13R14Si(O
    R15)2 (ここにR13、R14、R15は炭素数1〜6の非置
    換または置換のアミノ基を含有しない1価炭化水素基)
    で示されるジアルコキシシランとの共加水分解縮合物の
    水性分散液、および 4)第4成分としてのシリコーンゴム粒状物の水性分散
    液の4成分を主成分とし、第1〜第4成分中の有効成分
    重量比が第1成分/第2成分/第3成分/第4成分=10
    〜90重量%/1〜50重量%/1〜50重量%/1〜70重量
    %である繊維織物用の水性コーティング剤。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した水性コーティング剤
    によりコーティング処理された繊維織物。
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