JP3164529B2 - 浴室引き戸 - Google Patents

浴室引き戸

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JP3164529B2 JP04008097A JP4008097A JP3164529B2 JP 3164529 B2 JP3164529 B2 JP 3164529B2 JP 04008097 A JP04008097 A JP 04008097A JP 4008097 A JP4008097 A JP 4008097A JP 3164529 B2 JP3164529 B2 JP 3164529B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴室引き戸に関
し、特に、縦枠と障子との戸当り部からの水の浸入を一
層完全に防止でき、また障子を縦枠に容易に固定するこ
とができる浴室引き戸に関する。
【0002】
【従来の技術】一般建屋の浴室においては、出入口幅を
広くとれる利点から、引き戸タイプの扉が広く採用され
ている。このような従来の浴室引き戸の構成について説
明する。図5に示すのは三枚引きの浴室引き戸の横断面
図であり、概略的には、左右の縦枠12、13、下枠1
1及び図示しない上枠10を枠組してなる枠体と、この
枠体内に重合状かつ摺動自在に納められた複数の障子1
6A、16B、16Cから構成されている。
【0003】この図5において、符号Aは浴室、符号B
は脱衣室であり、当然のことながら浴室A内で発生した
水は脱衣室B側へ流入する可能性がある。このような水
の流入を防ぐため、従来の浴室引き戸においては、図5
に示すように、縦枠12の戸当り部には、その障子16
Aより浴室A側の位置に、水返し片12aを設け、さら
にこの水返し片12aには、障子16Aの側面に当接す
るタイト材15を設けていた。また同様に、縦枠13の
戸当り部には、その障子16Cより浴室A側の位置に、
水返し片13aを設け、さらにこの水返し片13aに障
子16Cの側面に当接するタイト材15を設けていた。
そして、これら水返し片12a、13aと、タイト材1
5によって、浴室A側から脱衣室B側へ水が流入するこ
とを防止していた。
【0004】次に従来の浴室引き戸の障子固定構造につ
いて説明する。複数の障子16A、16B、16Cのう
ち、最も浴室A側の障子16A若しくは最も脱衣室B側
の障子16Cのいずれかは縦枠に固定される。図5では
障子16Cが左の縦枠13に固定されている。図6、図
7は、それぞれ障子16Cの上側及び下側部分の固定構
造を示す斜視図である。まず図6に示すように、障子1
6Cの上側の固定は、略L字形の固定ブラケット43を
障子16Cの側面に配置し、この固定ブラケット43を
障子16Cの縦框と上枠10とにそれぞれ固定して行っ
ていた。一方、障子16Cの下側の固定は、図6に示す
ように、固定具44を下枠11の案内溝44aにネジ止
めして行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の浴室引き戸においては、防水構造と障子固定構造との
各々に不具合な点が見られ、いずれも改善が要望されて
いた。具体的に、まず防水構造については、図5に示す
ように、タイト材15を障子16A、16Cに当接させ
ることにより防水を図っているが、特に上吊り式の引き
戸においては障子16A、16Cの見込み方向に対する
自由度が大きいため、浴室A側からの内圧等によって障
子16A、16Cが脱衣室B側に微動することがあり、
障子16A、16Cとタイト材15とが十分に密着しな
い場合があった。そのため十分な防水性を発揮すること
ができない場合があった。
【0006】また固定構造については、固定ブラケット
43や固定具44をネジ止めすることにより障子16C
を固定しているが、図7に示す下枠11の案内溝44a
の清掃をする等のため障子16Cを枠体から取り外す場
合には、その都度固定ブラケット43や固定具44を上
枠10や下枠11から取り外さなければならなず、非常
に面倒であった。また上枠10の固定ブラケット43
は、床から約2m近い位置にあるため、取り外しができ
ないという問題もあった。
【0007】また近年バリアフリーの要請が高まり、段
差を極力なくすことが要望されている。したがって、従
来の固定構造のように下枠11の上面に固定具44が突
出するようなものは望ましくなく、改善が要望されてい
た。
【0008】本発明は、このような従来の浴室引き戸に
おける問題点に鑑みてなされたもので、タイト材と障子
との密着性を高めて防水性を向上させ、また障子の着脱
が容易でかつ床面に一切突起が生じない浴室引き戸を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような従来の浴室引
き戸における問題点を解決するために請求項1記載の本
発明は、浴室の開口部に装着した左右の縦枠と上下枠よ
りなる枠体内に複数の障子を重合状に摺動自在に納めて
なる浴室引き戸において、前記一方の縦枠には浴室側の
障子を当接する戸当り部を設け、該戸当り部には前記障
子に対する浴室側位置と脱衣室側位置の両位置に水返し
片を設け、浴室側の水返し片と前記障子の間には障子の
側面に当接するタイト材を設けると共に、脱衣室の水返
し片と障子の間には障子の側面に当接して該障子を前記
タイト材側に押圧とする押圧部材を設けてなり、前記他
方の縦枠には脱衣室の障子を当接する戸当り部を設け、
該戸当り部には前記障子に対する脱衣室側位置に水返し
片を設けると共に、該水返し片と障子の間に固定部材を
設けてなり、この固定部材には障子側へ貫通するネジ孔
を形成すると共に、障子の縦框には前記ネジ孔に対応す
る位置に貫通孔を形成してなり、任意のネジ等からなる
連結部材を、前記ネジ孔に螺合すると共に、前記縦框の
貫通孔に遊挿することにより、連結部材及び固定部材を
介して前記障子を前記縦枠に固定自在としてなることを
特徴として構成されている。
【0010】また請求項2記載の本発明は、請求項1記
載の本発明において、前記他方の縦枠に設けた戸当り部
に前記障子に対する脱衣室側位置に水返し片を設け、該
水返し片と障子の間に該障子の側面に当接するタイト材
を設け、前記脱衣室の水返し片と障子の間に設けた固定
部材で障子の側面を前記タイト材側に押圧することを特
徴として構成されている。
【0011】また請求項3記載の本発明は、請求項1記
載の本発明において、前記連結部材がユリアネジからな
り、このユリアネジが前記ネジ孔に螺合すると共に、前
記縦框の貫通孔に遊挿することにより、前記脱衣室側の
障子を前記縦枠に固定自在としてなることを特徴として
構成されている。
【0012】
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態に係る
浴室引き戸について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る浴室引き戸の横断面図、図2
は、図1の浴室引き戸の縦断面図、図3は、図1の浴室
A側の障子16Aの端部の拡大斜視図、図4は、図1の
浴室B側の障子16Cの端部の拡大斜視図である。
【0014】これら図1、図2において浴室引き戸は、
建屋の浴室Aと脱衣室Bとの間に設けた開口部に上下枠
10、11と左右の縦枠12、13とを枠組してなる枠
体を納め、この枠体内に複数の障子16A、16B、1
6Cを重合状かつ摺動自在に納めて構成されている。な
お、これら上下枠10、11、縦枠12、13、及び障
子16A、16B、16Cの上下左右の框は、アルミニ
ウムの押出型材にて形成されている。
【0015】まず障子16A、16B、16C相互の連
動について説明しておく。本実施形態においては浴室A
側の障子16A及び中央の障子16Bが摺動側、脱衣室
B側の障子16Cが固定側とされている。図1に示すよ
うに、障子16Aには取手22、押圧体30及び係合片
31、障子16Bには、係合片32、33、障子16C
には、係合片34がそれぞれ設けられている。
【0016】図1の状態において、障子16Aをその取
手22を介して縦枠13側に摺動させると、押圧体30
を介して障子16Bも縦枠13側に摺動し、引き戸が開
口状態となる。また開口状態から障子16Aをその取手
22を介して縦枠12側に摺動させると、係合片31、
32が相互に係合して、障子16Bも縦枠12側に摺動
し、引き戸が閉状態となる。またこの時、係合片33、
34が相互に係合して、障子16Bがオーバーランする
ことなく所定の位置で停止する。なお係合片31、32
の間、及び係合片34、35の間には、それぞれ弾性材
からなる緩衝部材35が設けらており、係合時の音の発
生及び浴室A側からの水の浸入が防止される。
【0017】ここで、図1に示すように、縦枠12に
は、障子16Aの縦枠12側の端部を当接する戸当り部
17が設けられており、この戸当り部17には、障子1
6Aに対する浴室A側位置に水返し片17aを、また脱
衣室B側位置に水返し片17bをそれぞれ設けてなる。
これら水返し片17a、17bは、戸当り部17から障
子16A側に延出されて該障子16Aの縦枠12側の端
部を略覆うもので、図3に示すように上下に連続した長
手部材である。
【0018】この図3に示すように、水返し片17aの
端部には、障子16A側に向けてタイト材15を嵌挿す
るためのタイト枠17cが形成されており、このタイト
枠17cにはタイト材15が嵌挿されている。このタイ
ト材15は、合成ゴム等の軟性樹脂にて形成された上下
に連続する長手部材であり、障子16Aの浴室A側の側
面に当接して該障子16Aとの隙間を塞ぐことによっ
て、防水性を向上させるものである。
【0019】ここで、図3に示すように、戸当り部17
には、その脱衣室C位置に設けた水返し片17bと障子
16Aの間に、該障子16Aの側面に当接して該障子1
6Aをタイト材15側に押圧する押圧部材1が設けられ
ている。この押圧部材1は、上下の2か所に設けられる
もので、障子16Aの縦枠12側の端部に当接する当接
片17dと、水返し片17bとの間に嵌挿される。この
押圧部材1は、略方形部材で、これら当接片17dと水
返し片17bとの間隔に略適応した厚みと、水返し片1
7bの突出幅に略対応した長さにて形成されている。
【0020】この押圧部材1の当接片17d側の側面に
は該当接片17d側に弾性変形可能に突出する突起部1
aが形成され、一方、当接片17dの押圧部材1側の側
面には突起部1aを係止可能とする係止孔17eが形成
されており、突起部1aを係止孔17eに係止させるこ
とによって、押圧部材1が固定可能とされている。ま
た、水返し片17bの先端部には押圧部材1側に突起1
7fが形成されており、一方、押圧部材1の突起17f
に対応する位置には該突起17fが係合可能な段部1b
が形成されている。そして、段部1bに突起17fを係
合させることによって、押圧部材1が一層強固に固定可
能とされている。
【0021】この押圧部材1は、その障子16A側の角
部1cをR状に形成されており、障子16Aを開閉する
際、障子16Aが押圧部材1に接触することなくスムー
ズに開閉できるように工夫が施されている。
【0022】これまで縦枠12に設けた戸当り部17に
ついて説明したが、縦枠13にも略同様の機能を有する
戸当り部18が設けられており、以下、この戸当り部1
8について説明する。ただし特に説明なき部分は戸当り
部17と同様である。図1に示すように、縦枠13に
は、障子16Cの縦枠13側の端部を当接する戸当り部
18が設けられており、この戸当り部18には、障子1
6Cに対する浴室A側位置に水返し片18aが、また脱
衣室B側位置に水返し片18bがそれぞれ設けられてい
る。これら水返し片18a、18bは、戸当り部18か
ら障子16C側に延出されて該障子16Cの縦枠13側
の端部を略覆ってなる。図4に示すように、水返し片1
8aの端部には、タイト枠18cが形成されており、こ
のタイト枠18cにはタイト材15が嵌挿されている。
【0023】この戸当り部18には、その水返し片18
bと障子16Cの間に、該障子16Cの側面に当接して
該障子16Cをタイト材15側に押圧する押圧部材2が
設けられている。この押圧部材2は、障子16Cの縦枠
13側の端部に当接する当接片18dと、水返し片18
bとの間に嵌挿される。そして押圧部材2には、突起部
2aが形成され、一方、当接片18dには係止孔18e
が形成されており、これらの係止によって押圧部材2が
固定可能とされている。
【0024】ここで、押圧部材2は、該押圧部材2を固
定した状態において水返し片18bより縦枠12側に延
在する延在部2bが形成されており、この延在部2b分
だけ押圧部材1よりも長手の部材として形成されてい
る。この延在部2dには障子16C側へ貫通するネジ孔
2cが形成されており、またこのネジ孔2c内部には図
示しないネジ溝が形成されている。一方、障子16Cの
縦框には、ネジ孔2cに対応する位置に貫通孔19が形
成されている。
【0025】そしてネジ孔2c及び貫通孔19には連結
部材たるユリアネジ3が連通されており、該ユリアネジ
3及び押圧部材2によって、障子16Cが縦枠13に固
定されている。すなわち押圧部材2は、障子16Cを固
定するための固定部材としても機能する。ここで、連通
についてより詳細に説明すれば、まずユリアネジ3と押
圧部材2については、押圧部材2のネジ孔2cにユリア
ネジ3が螺合することにより連通され、またユリアネジ
3と障子16Cの縦框については、縦框の貫通孔19に
ユリアネジ3を遊挿することにより連通されている。
【0026】したがって障子16Cを取外す際には、ユ
リアネジ3を緩め、その先端部が障子16Cの縦框から
外れた状態であり、かつ、ユリアネジ3がネジ孔2cに
螺合している状態にすればよい。この状態にすれば、障
子16Cの縦框とユリアネジ3との連通が解除されて障
子16Cが取外可能となると共に、ユリアネジ3がネジ
孔2cに螺合して抜け落ちることがない。したがって再
度、障子16Cを固定する場合にも非常に容易である。
【0027】さてこれまで本発明の一実施形態について
説明したが、本発明は上記に示した実施形態に限定され
ず、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内にお
いて種々異なる形態にて実施されてよいものであり、以
下、これら異なる形態について説明する。まず上記実施
形態においては、脱衣室側に設ける押圧部材2は、押圧
機能のみならず固定部材としての固定機能を持たせてあ
る。また一方、防水性を考慮せず、固定部材としての機
能のみを持たせるのであれば、タイト材15を押圧する
機能は不要となる。
【0028】また押圧部材1、2を上下2か所に設ける
ものとして説明したが、最低1か所に設ければ良く、あ
るいは2か所に設けて一層防水性や固定力を高めてもよ
い。無論、押圧部材1、2を縦枠12、13、へ固定す
る構造は上記のもの以外でもよく、ネジ止めや接着剤を
用いた固定であってもよい。また押圧部材2と障子16
Cの縦框との固定は、ユリアネジ3に限定することなく
他のネジを使用してもよい。ただしユリアネジ3を用い
れば、利用者が手作業で容易に脱着できる。また押圧部
材1の材質は、障子16Aの縦框を押圧するのに必要な
硬さを有するものであれば良い。硬質ゴム、プラスチッ
ク材や錆びないものであれば金属も使用できる。
【0029】
【発明の効果】これまで説明したように請求項1記載の
本発明は、一方の縦枠には障子を当接する戸当り部を設
け、該戸当り部には障子の浴室側位置と脱衣室側位置の
両位置に水返し片を設け、その浴室側位置に設けた水返
し片と障子の間には障子の側面に当接するタイト材を設
け、脱衣室位置に設けた水返し片と障子の間には障子の
側面に当接して該障子をタイト材側に押圧する押圧部材
を設けることにより、押圧部材を介して障子をタイト材
側に押圧でき、これら障子とタイト材とを相互に密着さ
せて防水性を向上させることができる。
【0030】また本発明は、前記他方の縦枠には脱衣室
の障子を当接する戸当り部を設け、該戸当り部には障子
の脱衣室側位置に水返し片を設けると共に、該水返し片
と障子の間に固定部材を設け、この固定部材には障子側
へ貫通するネジ孔を形成すると共に、障子の縦框には前
記ネジ孔に対応する位置に貫通孔を形成し、任意のネジ
等からなる連結部材を、前記ネジ孔に螺合すると共に、
前記縦框の貫通孔に遊挿することにより、連結部材及び
固定部材を介して前記障子を前記縦枠に固定自在として
なることから、水返し片と障子の間に設けた固定部材等
を介して障子を固定できるので、下枠の上面に固定金具
が突出することがなく、下枠のフラット化を推進でき一
層バリアフリーの思想に適した引き戸を提供できる。ま
た本発明は、固定部材にはネジ孔を形成すると共に、該
ネジ孔に連結部材を螺合し、障子の縦框にはネジ孔に対
応する位置に貫通孔を形成すると共に、該貫通孔に連結
部材を遊挿することにより縦框と連結部材とを相互に連
結してなることにより、連結部材を完全に取り外すこと
なく適度に緩めるだけで障子の固定を解除できるので、
障子の脱着作業が非常に容易となる。
【0031】しかも請求項2の発明は、固定部材にはネ
ジ孔を形成すると共に、固定部材は、脱衣室位置に設け
た水返し片と障子の間に設けられると共に、障子の側面
に当接して該障子をタイト材側に押圧してなることによ
り、固定部材を押圧部材として機能させることができ、
両部材を兼用化できて、構成が一層簡易で製造コストの
低い引き戸を構成することができる。
【0032】しかも請求項3記載の本発明は、前記連結
部材がユリアネジからなり、このユリアネジが前記ネジ
孔に螺合すると共に、前記縦框の貫通孔に遊挿すること
により、前記脱衣室側の障子を前記縦枠に固定自在とし
てなることから、このユリアネジを用いることによっ
て、利用者が手作業で障子の脱着作業を容易に行える効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る浴室引き戸の横断面
図である。
【図2】図1の浴室引き戸の縦断面図である。
【図3】図1の浴室A側の障子16Aの端部の拡大斜視
図である。
【図4】図1の脱衣室B側の障子16Cの端部の拡大斜
視図である。
【図5】従来の浴室引き戸の横断面図である。
【図6】図5の浴室引き戸の固定側の障子の上部固定構
造を示す斜視図である。
【図7】図5の浴室引き戸の固定側の障子の下部固定構
造を示す斜視図である。
【符号の説明】
A 浴室 B 脱衣室 1、2 押圧部材 3 ユリアネジ 10 上枠 11 下枠 12、13 左右の縦枠 15 タイト材 16A、16B、16C 障子
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05C 19/00 - 21/02 E06B 7/16 - 7/23 E05C 3/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴室の開口部に装着した左右の縦枠と上
    下枠よりなる枠体内に複数の障子を重合状に摺動自在に
    納めてなる浴室引き戸において、 前記一方の縦枠には浴室側の障子を当接する戸当り部を
    設け、該戸当り部には前記障子に対する浴室側位置と脱
    衣室側位置の両位置に水返し片を設け、浴室側の水返し
    片と前記障子の間には障子の側面に当接するタイト材を
    設けると共に、脱衣室の水返し片と障子の間には障子の
    側面に当接して該障子を前記タイト材側に押圧とする押
    圧部材を設けてなり、 前記他方の縦枠には脱衣室の障子を当接する戸当り部を
    設け、該戸当り部には前記障子に対する脱衣室側位置に
    水返し片を設けると共に、該水返し片と障子の間に固定
    部材を設けてなり、この固定部材には障子側へ貫通する
    ネジ孔を形成すると共に、障子の縦框には前記ネジ孔に
    対応する位置に貫通孔を形成してなり、 任意のネジ等からなる連結部材を、前記ネジ孔に螺合す
    ると共に、前記縦框の貫通孔に遊挿することにより、連
    結部材及び固定部材を介して前記障子を前記縦枠に固定
    自在としてなることを特徴とする浴室引き戸。
  2. 【請求項2】 前記他方の縦枠に設けた戸当り部に前記
    障子に対する脱衣室側位置に水返し片を設け、該水返し
    片と障子の間に該障子の側面に当接するタイト材を設
    け、前記脱衣室の水返し片と障子の間に設けた固定部材
    で障子の側面を前記タイト材側に押圧することを特徴と
    する請求項1記載の浴室引き戸。
  3. 【請求項3】 前記連結部材がユリアネジからなり、こ
    のユリアネジが前記ネジ孔に螺合すると共に、前記縦框
    の貫通孔に遊挿することにより、前記脱衣室側の障子を
    前記縦枠に固定自在としてなることを特徴とする請求項
    1記載の浴室引き戸。
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