JP3164174B2 - 硝子板の切断方法及びその装置 - Google Patents

硝子板の切断方法及びその装置

Info

Publication number
JP3164174B2
JP3164174B2 JP11745992A JP11745992A JP3164174B2 JP 3164174 B2 JP3164174 B2 JP 3164174B2 JP 11745992 A JP11745992 A JP 11745992A JP 11745992 A JP11745992 A JP 11745992A JP 3164174 B2 JP3164174 B2 JP 3164174B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass plate
cutting
conveyor
cut
folding machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP11745992A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05310436A (ja
Inventor
仁 長曽我部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Glass Co Ltd filed Critical Asahi Glass Co Ltd
Priority to JP11745992A priority Critical patent/JP3164174B2/ja
Publication of JPH05310436A publication Critical patent/JPH05310436A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3164174B2 publication Critical patent/JP3164174B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は硝子板の切断方法及びそ
の装置に係り、特にカッタで硝子板に切線を入れた後、
この切線に沿って硝子板を折って切断する硝子板の切断
方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、硝子板を切断する場合、手折りの
場合には、先ず硝子板を硝子板切り機のテーブル上に載
置して硝子板の切断したい箇所にカッタで切線を入れ、
次に硝子板の切線に沿って作業者がハンマリングして作
業者の手で硝子板を切線から折り、硝子板を切線で切断
する。
【0003】また、機械折りの場合には、硝子板切り機
のテーブル上に硝子板を載置し、カッタで硝子板の切断
したい箇所に切線を入れる。切線を入れた後、ベルトコ
ンベアで硝子板切線折りローラに位置するまで移動
し、この位置で、硝子板を切線で折る。このようにし
て、硝子板を所望の形状に切断することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、硝子板
を作業者の手で折る場合良好な折口を得るためには熟
練した作業者が必要であるという問題がある。また生産
性が低いのでコスト低減を図ることができないという問
題がある。また、機械折りの場合、硝子板の切線に沿っ
て硝子板を折るためには、硝子板を切線毎にコンベア上
で90°毎に方向転換しなければなず、このためにコ
ンベアの設置スペースが大きくなる欠点がある。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、生産性が高くかつコンベアの設置スペースを
大きくとらない硝子板の切断方法及びその装置を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、複数の切線が加工された硝子板を夫々の
切線で折って切断する硝子板の切断方法に於いて、折り
機で硝子板を1つの切線に沿って切断し、切断後の硝子
板を折り機の上方空間で方向転換し、再び折り機で硝子
板を別の切線に沿って切断し、この工程を繰り返すこと
により硝子板を切断する硝子板の切断方法を提供する。
また、本発明は、前記目的を達成するために、複数の切
線が加工された硝子板 を夫々の切線で折って切断する硝
子板の切断装置に於いて、硝子板を切線に沿って折り切
断する折り機と、折り機の搬入側に位置し、折り機に硝
子板を供給する第1コンベアと、折り機の搬出側に位置
し折り機で切断された硝子板を折り機から搬出する第2
コンベアと、上下動機構、往復移動機構、旋回機構及び
吸着機構を備え、吸着機構で第2コンベア上の硝子板を
吸着保持し、旋回機構で折り機の上方空間で所定角度旋
回し、往復移動機構で硝子板を第1コンベアまで移送
し、上下動機構で硝子板を第1コンベア上に降ろす吸着
ユニットと、から成る硝子板の切断装置を提供する。
【0007】
【作用】切線が加工された硝子板が第1コンベア上に供
給され、硝子板は第1コンベアから折り機に送られる。
硝子板は折り機で1つの切線に沿って切断され、第2コ
ンベアに送られる。更に切断の必要がある場合には、吸
着ユニットで硝子板は吸着され、折り機上方で方向転換
され、第1コンベアに送られる。第1コンベアから再び
折り機に送られ、他の切線に沿って切断される。この動
作を繰り返すことにより必要な切断箇所を全て切断後、
第2コンベアから搬出される。
【0008】また、本発明では、好ましくは、ストック
手段を有し、切断箇所の残っている硝子板をストック
し、第1コンベアが空になり次第、ストック手段の硝子
板を吸着ユニットで取り出し、第1コンベアに供給す
る。これにより、省スペースを図るとともに作業効率を
高めることができる。
【0009】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係る硝子板の
切断方法及びその装置の好ましい実施例を詳説する。本
発明に係る硝子板の切断装置は、図1に示すように主と
して第1コンベア10、折り機12、14、ゲートコン
ベア16、第2コンベア18、ストッカー20、吸着ユ
ニット22から構成されている。
【0010】第1コンベア10は、図2に示すように位
置決めストッパピン24、24…、ベルトコンベア2
6、26…、エアテーブル28、28…等から構成され
る。ベルトコンベア26はモータ27で駆動され、エア
テーブル28にはブロワー29からエアが供給される。
切線が加工された硝子板はエアテーブル28上で浮上さ
せられ、位置決めストッパピン24で硝子板の端面
置決めされた後、ベルトコンベア26で折り機12、1
4に向けて搬送される。
【0011】3に示すように、折り機12は厚板の
子板の切断に使用され、折り機14は網入り硝子板の切
断に使用される。折り機12は、下方から上方に向かっ
て突きげる突き上げ棒30と、上方から下方に向けて
降下する押圧パッド32、32から構成される。押圧パ
ッド32、32は硝子板の切線の両側に当接し、この状
態で突き上げ棒30は硝子板の切線の位置に下方から押
し上げ、硝子板を切断する。折り機14には、突き上げ
棒30、押圧パッド32、32の他に網切断用のレーザ
加工機33が設置される。
【0012】ゲートコンベア16は、図4に示すように
揺動フレーム34に軸支されたローラコンベア36を有
し、揺動フレーム34はシリンダ38を作動させること
により軸40を中心に図の2点鎖線で示すように下方に
揺動し、切断された硝子くずを下方に落下させる。第2
コンベア18は、図示しないが第1コンベアと同様に硝
子板を浮上させるエアテーブルと、硝子板を搬送するベ
ルトコンベアから構成される。
【0013】ストッカー20は図5に示すように、例え
ば4枚の支持プレート46、48、50、51から構成
され、上から3枚の支持プレート46、48、50は
点鎖線で示すように軸54を中心に回動自在に構成され
る。支持プレート46、48、50はロープ46A、4
8A、50Aにより上方に回動される。更にストッカー
20は、上下動自在に構成され、図点鎖線で示す
ように、第2コンベア18内に没入できるようになって
いる。ストッカー20は第2コンベア18内に没入した
状態からプレート1枚分の厚さだけ上昇し、支持プレー
ト46、48、50上に硝子板を載せる。切断終了後の
硝子板はストッカー20の下方を抜けて第2コンベア1
8から通過する。
【0014】次に吸着ユニット22について説明する。
図1に示すように硝子板の搬送ラインの両側には2対の
ポスト52、52、52、52が立設され、この各対の
ポスト52、52には夫々X軸ガイド54、54が設け
られる。このX軸ガイド54、54間にはY軸ガイド5
6が架け渡され、このY軸ガイド56はモータ58によ
りX軸ガイド54に沿って移動される。Y軸ガイド56
には、Z軸ガイド60がY軸方向に移動自在に設けら
れ、Z軸ガイド60はモータ62によりY軸ガイド56
に沿って移動される。Z軸ガイド60はY軸ガイド56
に対して旋回自在且つ上下動自在に設けられ、モータ6
4により旋回され、モータ66により上下動される。Z
軸ガイド60の下端には吸着盤68が設けられ、この吸
着盤68の下面には図5に示すように多数の吸着ノズル
70、70…が設けられる。したがって、吸着盤68は
上下動し、旋回し、更にX軸ガイド54に沿って往復移
動することができる。
【0015】前記の如く構成された本発明に係る硝子板
の切断装置の作用は次の通りである。先ず切線が加工さ
れた硝子板72が第1コンベア10上に供給され、硝子
板72が厚板の硝子板の場合には折り機12に送られ、
網入り硝子板の場合には折り機14に送られる。折り機
12に於いて、切線の両側を押圧パッド32、32で押
さえるとともに下方から突き上げ棒30で突き上げ切断
する。切断後の硝子くずは、ゲートコンベア16を傾け
て廃棄され、硝子板は第2コンベア18に送られる。
【0016】第2コンベア18上の硝子板はストッカー
20の上昇により支持プレート46上に載せられ、スト
ッカー20は次の硝子板を支持プレート48上に載せる
ためにプレート1枚分の厚さだけ上昇する。このように
してストッカー20の支持プレート46、48、50、
51には切線の残っている硝子板がストックされる。吸
着ユニット22は、ストッカー20の上方まで移動し、
支持プレート46上の硝子板を吸着し、例えば90°回
転し、第1コンベア10まで移送する。吸着ユニット2
2は再びストッカー20の上方に移動し支持プレート4
8上の硝子板を吸着し、硝子板を所定角度回転し、第1
コンベア10上に移送する。吸着ユニットはこの動作を
繰返す。この時、空の支持プレート46ロープ46A
が引張られて、空の支持プレート46が軸54を中心に
時計方向に回動して第2プレート18上から逃げる。こ
れにより、吸着ユニット22が支持プレート48上の硝
子板を吸着することを可能とする。
【0017】全ての切線を切断された硝子板が第2コン
ベア18に来ると、ストッカー20は上昇して硝子板を
通過させる。このような動作を繰返しながら、硝子板
全ての切線に沿って切断する。
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る硝子板
の切断方法及びその装置によれば、折り機の上方で硝子
板を方向転換するようにしたので、搬送コンベアの設置
面積が少なくて済み、また作業能率も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係る実施例の概略を示す斜視図
である。
【図2】図2は第1コンベアの平面図である。
【図3】図3は折り機の正面図である。
【図4】図4はゲートコンベアの平面図である。
【図5】図5はストッカーの平面図である。
【符号の説明】
10…第1コンベア 12、14…折り機 18…第2コンベア 20…ストッカー 22…吸着ユニット

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の切線が加工された硝子板を夫々の
    切線で折って切断する硝子板の切断方法に於いて、 折り機で硝子板を1つの切線に沿って切断し、切断後の
    硝子板を折り機の上方空間で方向転換し、再び折り機で
    硝子板を別の切線に沿って切断し、この工程を繰り返す
    ことにより硝子板を切断する硝子板の切断方法。
  2. 【請求項2】 複数の切線が加工された硝子板を夫々の
    切線で折って切断する硝子板の切断装置に於いて、 硝子板を切線に沿って折り切断する折り機と、 折り機の搬入側に位置し、折り機に硝子板を供給する第
    1コンベアと、 折り機の搬出側に位置し折り機で切断された硝子板を
    折り機から搬出する第2コンベアと、 上下動機構、往復移動機構、旋回機構及び吸着機構を備
    え、吸着機構で第2コンベア上の硝子板を吸着保持し、
    旋回機構で折り機の上方空間で所定角度旋回し、往復移
    動機構で硝子板を第1コンベアまで移送し、上下動機構
    で硝子板を第1コンベア上に降ろす吸着ユニットと、 から成る硝子板の切断装置。
  3. 【請求項3】 第2コンベアから送られる硝子板を一時
    的にストックするストック手段を有する請求項2に記載
    の硝子板の切断装置。
JP11745992A 1992-05-11 1992-05-11 硝子板の切断方法及びその装置 Expired - Fee Related JP3164174B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11745992A JP3164174B2 (ja) 1992-05-11 1992-05-11 硝子板の切断方法及びその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11745992A JP3164174B2 (ja) 1992-05-11 1992-05-11 硝子板の切断方法及びその装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05310436A JPH05310436A (ja) 1993-11-22
JP3164174B2 true JP3164174B2 (ja) 2001-05-08

Family

ID=14712201

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11745992A Expired - Fee Related JP3164174B2 (ja) 1992-05-11 1992-05-11 硝子板の切断方法及びその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3164174B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004048057A1 (ja) * 2002-11-22 2004-06-10 Mitsuboshi Diamond Industrial Co., Ltd. 基板分断システム、基板製造装置、基板スクライブ方法および基板分断方法
CN112356323A (zh) * 2020-11-11 2021-02-12 常德市金沅锅炉制造有限公司 一种玻璃批量裁切装置
CN113060932A (zh) * 2021-03-24 2021-07-02 深圳市巨艾伦控股有限公司 一种带有主轴间距自动调节机构的玻璃切割机
CN115416606A (zh) * 2022-09-05 2022-12-02 中国第一汽车股份有限公司 一种车门玻璃爆破逃生装置及汽车

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05310436A (ja) 1993-11-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN105479930B (zh) 一种倾斜重力送料自动定位的丝网印刷机
JPH09263417A (ja) ガラス板の加工装置及びそれに好適な折り割り装置
JP3164174B2 (ja) 硝子板の切断方法及びその装置
JP3201539B2 (ja) 硝子板の切断方法及びその装置
JPH11222317A (ja) 板材の搬入出装置
JP2000127075A (ja) ワーク吸着搬送装置
JP2571754Y2 (ja) 把持具交換装置
JP2643423B2 (ja) 長尺材の切断装置
JP3692744B2 (ja) 板材の分離・積載装置
JP3117929B2 (ja) 自動カス取り装置及び自動カス取り方法
JPH0820427A (ja) シート状材料の搬送方法及びその装置
JPH06345042A (ja) 折丁結束用処理装置
CN212979539U (zh) 一种包装盒生产用印刷装置
RU1768533C (ru) Установка дл обработки листового стекла
JP2544145Y2 (ja) プリント基板の自動面取り装置
KR100208072B1 (ko) 자동 포장 장치
JPH0781829A (ja) 裁断生地仕分装置
JPH09220629A (ja) 板材加工機
JP2909721B2 (ja) 粉体の自動処理装置
JP4271749B2 (ja) 紙容器の切欠形成装置
JPH0551927U (ja) ガラス板用折割具付き作業台
JPH10202829A (ja) 捺染装置
JPS63130301A (ja) 鋸びき機械への加工材料供給装置
JPS638134A (ja) プリント配線基板の供給方法と装置
JPH05198915A (ja) プリント基板の切断方法及びその装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees