JP3161987B2 - 組立式構造物 - Google Patents
組立式構造物Info
- Publication number
- JP3161987B2 JP3161987B2 JP35799896A JP35799896A JP3161987B2 JP 3161987 B2 JP3161987 B2 JP 3161987B2 JP 35799896 A JP35799896 A JP 35799896A JP 35799896 A JP35799896 A JP 35799896A JP 3161987 B2 JP3161987 B2 JP 3161987B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- side wall
- upper side
- lower side
- edge
- roof
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上下に分割された
部分を組み立てて一体にする組立式構造物に関する。
部分を組み立てて一体にする組立式構造物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からいわゆるデッキ板という台形状
の山部と谷部とを波形に連続してなる角波板を用い、該
角波板をコ字状に折り曲げることにより屋根部と側壁部
とを一体に形成した簡易な組立式構造物が提案され、実
用に供されている。通常は、上記デッキ板の折曲げは工
場で行なわれ、工場から直接、作業現場に運ばれてそこ
で組み立てられるのが一般的であるが、上述の角波板の
場合、屋根部と側壁部とが一体に形成されているため、
その形状は大きく嵩張るためにトラック等で運搬に際し
て車両の荷台に載置して固定する作業が大掛かりになる
とともに、一度の運ぶことのできる数量は限られてい
た。このため、側壁部を上下に分割し、組立時に接続部
材によって接続する構造のものが提案されている。
の山部と谷部とを波形に連続してなる角波板を用い、該
角波板をコ字状に折り曲げることにより屋根部と側壁部
とを一体に形成した簡易な組立式構造物が提案され、実
用に供されている。通常は、上記デッキ板の折曲げは工
場で行なわれ、工場から直接、作業現場に運ばれてそこ
で組み立てられるのが一般的であるが、上述の角波板の
場合、屋根部と側壁部とが一体に形成されているため、
その形状は大きく嵩張るためにトラック等で運搬に際し
て車両の荷台に載置して固定する作業が大掛かりになる
とともに、一度の運ぶことのできる数量は限られてい
た。このため、側壁部を上下に分割し、組立時に接続部
材によって接続する構造のものが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
角波板は大きいために接続部材によって接続しても下側
の側壁部が屋根部と上側の側壁部を支えることになり側
壁部と屋根部とが一体に形成されたものに比べて強度の
面で問題があるとともに、上下の側壁部を接続しながら
構造物を組み立てる作業は時間と労力がかかった。
角波板は大きいために接続部材によって接続しても下側
の側壁部が屋根部と上側の側壁部を支えることになり側
壁部と屋根部とが一体に形成されたものに比べて強度の
面で問題があるとともに、上下の側壁部を接続しながら
構造物を組み立てる作業は時間と労力がかかった。
【0004】本発明は上記問題点を解消し、構造物の部
材を上下に分割することによって輸送効率を上げること
ができるとともに、分割された部材を強固に連結して支
持することができる組立式構造物を提供することをその
課題とする。
材を上下に分割することによって輸送効率を上げること
ができるとともに、分割された部材を強固に連結して支
持することができる組立式構造物を提供することをその
課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明に係る組立式構造物は、台形状の山部と谷部
とを波形に連続してなる角波板をコ字状に折り曲げて屋
根部と側壁部とを一体的に形成する構造物において、該
側壁部を上下に分割された上部側壁と下部側壁とから分
割し、上部側壁を上記屋根部と一体に形成するととも
に、上部側壁と下部側壁とを構造物内に構築された支持
骨を介して連結させたことを特徴とする。
め、本発明に係る組立式構造物は、台形状の山部と谷部
とを波形に連続してなる角波板をコ字状に折り曲げて屋
根部と側壁部とを一体的に形成する構造物において、該
側壁部を上下に分割された上部側壁と下部側壁とから分
割し、上部側壁を上記屋根部と一体に形成するととも
に、上部側壁と下部側壁とを構造物内に構築された支持
骨を介して連結させたことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】図1において符号1は、組立式構
造物であるガレージの斜視図を示すもので、このガレー
ジ1の長手方向の端部には車両を出し入れする開口部2
が形成されるとともに、この開口部2にはシャッター3
が開閉自在に設けられている。
造物であるガレージの斜視図を示すもので、このガレー
ジ1の長手方向の端部には車両を出し入れする開口部2
が形成されるとともに、この開口部2にはシャッター3
が開閉自在に設けられている。
【0007】このガレージ1は台形状の山部と谷部とを
波形に連続してなる金属製の角波板4をコ字状に折り曲
げて屋根部5と側壁部6とを形成したものであって、側
壁部6は上部側壁6aと下部側壁6bとに分割されてい
る。
波形に連続してなる金属製の角波板4をコ字状に折り曲
げて屋根部5と側壁部6とを形成したものであって、側
壁部6は上部側壁6aと下部側壁6bとに分割されてい
る。
【0008】上部側壁6aは屋根部5と一体に形成さ
れ、また上部側壁6aの下端と、下部側壁6bの上端と
にはそれぞれ断面がZ字形に形成された長尺の第1の端
縁部材7と第2の端縁部材8とが取着されている。第1
の端縁部材7は図2に示すように、水平板7aの一端に
形成された起立縁7bが上部側壁6aの内側に位置し、
他端に設けられた垂下縁7cが上部側壁6aの外側に突
出するように形成され、上記起立縁7bがボルトとナッ
トとからなる固定手段9で上部側壁6aに固定されて第
1の端縁部材7が上部側壁6aに取り付けられている。
れ、また上部側壁6aの下端と、下部側壁6bの上端と
にはそれぞれ断面がZ字形に形成された長尺の第1の端
縁部材7と第2の端縁部材8とが取着されている。第1
の端縁部材7は図2に示すように、水平板7aの一端に
形成された起立縁7bが上部側壁6aの内側に位置し、
他端に設けられた垂下縁7cが上部側壁6aの外側に突
出するように形成され、上記起立縁7bがボルトとナッ
トとからなる固定手段9で上部側壁6aに固定されて第
1の端縁部材7が上部側壁6aに取り付けられている。
【0009】第2の端縁部材8は水平板8aの一端に形
成された垂下縁8bが下部側壁6bの内側に位置し、他
端に形成された起立縁8bが下部側壁6bの外側に突出
するように形成され、上記垂下縁8bがボルトとナット
とからなる固定手段9で下部側壁6bに固定され、第2
の端縁部材8が下部側壁6bに取り付けられている。な
お、下部側壁6bはベース部材17に固定されている。
成された垂下縁8bが下部側壁6bの内側に位置し、他
端に形成された起立縁8bが下部側壁6bの外側に突出
するように形成され、上記垂下縁8bがボルトとナット
とからなる固定手段9で下部側壁6bに固定され、第2
の端縁部材8が下部側壁6bに取り付けられている。な
お、下部側壁6bはベース部材17に固定されている。
【0010】そして、第1の端縁部材7と第2の端縁部
材8との間には連結部材10が配置されている。この連
結部材10は、短い長方形の角筒状部材で上面には水切
り部材11を介して第1の端縁部材7がボルトとナット
とからなる固定手段9で固定され、下面には第2の端縁
部材8がボルトとナットとからなる固定手段9で固定さ
れ、上部側壁6aと下部側壁6bとは連結部材10を介
して連結されている(図3参照)。符号19は連結部分
を覆う化粧板を示し、この化粧板19は第1の端縁部材
7に螺子20で固定されている。
材8との間には連結部材10が配置されている。この連
結部材10は、短い長方形の角筒状部材で上面には水切
り部材11を介して第1の端縁部材7がボルトとナット
とからなる固定手段9で固定され、下面には第2の端縁
部材8がボルトとナットとからなる固定手段9で固定さ
れ、上部側壁6aと下部側壁6bとは連結部材10を介
して連結されている(図3参照)。符号19は連結部分
を覆う化粧板を示し、この化粧板19は第1の端縁部材
7に螺子20で固定されている。
【0011】なお、上記連結部材10は第1の端縁部材
7と第2の端縁部材8とに対しボルトとナットとで固着
するほか、溶接してもよい。
7と第2の端縁部材8とに対しボルトとナットとで固着
するほか、溶接してもよい。
【0012】ところで、上記屋根部と側壁部とはガレー
ジ1の内部に構築された支持骨Aを介して連結支持され
ている。この支持骨Aは、図4及び図5に示すように、
所定間隔で並設された支柱12と、支柱12の上端に左
右に掛け渡された横桁13と、この横桁13の上に立設
された束14の上端に前後に掛け渡された上桁15とで
構成されている。
ジ1の内部に構築された支持骨Aを介して連結支持され
ている。この支持骨Aは、図4及び図5に示すように、
所定間隔で並設された支柱12と、支柱12の上端に左
右に掛け渡された横桁13と、この横桁13の上に立設
された束14の上端に前後に掛け渡された上桁15とで
構成されている。
【0013】上記支柱12は図6に示すように、下端に
形成されたプレート16がベース部材17に螺子止めさ
れることによって立設され、上端には連結プレート18
を介して横桁13が固定されている。この横桁13は両
端が支柱12よりも外側に突出するように形成されてい
る。横桁13の上面には束14が溶接されて立設され、
この束14の上端には連結プレート21を介して上桁1
5が横桁13に直交する方向に固定されている。
形成されたプレート16がベース部材17に螺子止めさ
れることによって立設され、上端には連結プレート18
を介して横桁13が固定されている。この横桁13は両
端が支柱12よりも外側に突出するように形成されてい
る。横桁13の上面には束14が溶接されて立設され、
この束14の上端には連結プレート21を介して上桁1
5が横桁13に直交する方向に固定されている。
【0014】上記上桁15の上面にはデッキ板の形状に
即して台形の山部と谷部とが波形に連続して形成された
帯状のタイトフレーム22が設けられ、ボルトとナット
からなる固定手段で屋根部5がタイトフレーム22を介
して上桁15に固定されている。
即して台形の山部と谷部とが波形に連続して形成された
帯状のタイトフレーム22が設けられ、ボルトとナット
からなる固定手段で屋根部5がタイトフレーム22を介
して上桁15に固定されている。
【0015】そして、支柱12から左右の外側に突出し
た横桁13の両端部は、上記上部側壁6aと下部側壁6
bとの間に配置された連結部材10に嵌め合わせるよう
に係合されて側壁部6を支持している。横桁13は断面
方形状に形成されているが連結部材10の断面は長方形
なので連結部材10と横桁13との位置が左右に多少ず
れていても容易に係合させることができる。
た横桁13の両端部は、上記上部側壁6aと下部側壁6
bとの間に配置された連結部材10に嵌め合わせるよう
に係合されて側壁部6を支持している。横桁13は断面
方形状に形成されているが連結部材10の断面は長方形
なので連結部材10と横桁13との位置が左右に多少ず
れていても容易に係合させることができる。
【0016】上述の組立式構造物は、上部側壁6aと一
体形成された屋根部5を支持骨Aの上桁15に支持固定
するとともに、上部側壁6aの下端の第1の端縁部材7
と下部側壁6bの上端の第2の端縁部材8とを支持骨A
の横桁13によって連結支持する構造であるから、十分
な強度を有する堅牢な建造物を実現することができる。
体形成された屋根部5を支持骨Aの上桁15に支持固定
するとともに、上部側壁6aの下端の第1の端縁部材7
と下部側壁6bの上端の第2の端縁部材8とを支持骨A
の横桁13によって連結支持する構造であるから、十分
な強度を有する堅牢な建造物を実現することができる。
【0017】また、下部側壁6bと屋根部4と一体の上
部側壁6aとに分割されているので、トラック等の荷台
のスペースを有効に使うことができる。したがって、一
体構成のものを運搬する場合に比べ、同じスペースでも
多くの数量を運ぶことができるから、輸送効率が大幅に
向上する。
部側壁6aとに分割されているので、トラック等の荷台
のスペースを有効に使うことができる。したがって、一
体構成のものを運搬する場合に比べ、同じスペースでも
多くの数量を運ぶことができるから、輸送効率が大幅に
向上する。
【図1】本発明に係る組立式構造物の斜視図
【図2】上部側壁と下部側壁との連結構造を示す要部断
面図
面図
【図3】端縁部材と連結部材との関係を示す要部断面図
【図4】上記組立式構造物の側面を省略した中央縦断面
図
図
【図5】図4のAーA線断面図
【図6】図4のBーB線断面図
1 組立式構造物(ガレージ) 4 角波板 5 屋根部 6 側壁部 6a 側壁上部 6b 側壁下部 7、8 端縁部材 10 連結部材 13 横桁
Claims (1)
- 【請求項1】 台形状の山部と谷部とを波形に連続して
なる角波板をコ字状に折り曲げて屋根部と側壁部とを一
体的に形成する構造物において、該側壁部を上下に分割
された上部側壁と下部側壁とから分割し、上部側壁を上
記屋根部と一体に形成するとともに、上部側壁と下部側
壁とを構造物内に構築された支持骨を介して連結させた
ことを特徴とする組立式構造物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35799896A JP3161987B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 組立式構造物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35799896A JP3161987B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 組立式構造物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10183768A JPH10183768A (ja) | 1998-07-14 |
JP3161987B2 true JP3161987B2 (ja) | 2001-04-25 |
Family
ID=18457022
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35799896A Expired - Fee Related JP3161987B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 組立式構造物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3161987B2 (ja) |
-
1996
- 1996-12-27 JP JP35799896A patent/JP3161987B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10183768A (ja) | 1998-07-14 |
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Legal Events
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