JP3161545U - 寝じわ防止枕 - Google Patents

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Abstract

【課題】頭を安定して就寝でき、寝じわを防止できる低反発性の枕を提供する。【解決手段】頭部を支持する支持部4及び首を支持する頚支持部3と、頚支持部3の左右に枕から分離可能な分離部2とで構成する。前記分離部2を枕1から分離した時に頚支持部3の左右に空間部5が形成されて、頬や首筋などが接触しないようにした。枕1は低反発性ウレタンフォーム等で作成され、頚支持部3の分離部2側の周縁や端面は他の部位より反発性と保型性を高くしてある。更に分離した分離部2を反転して枕内の凹部に前記分離部2の凸部を嵌めこんで固定連結できる。【選択図】図3

Description

本考案は、就寝時に使用する枕に関し、特に就寝時に頭部の重みによって枕表面に圧迫される頬及び首への圧迫を防止し、頬や首周辺部位に生じる表情しわや首しわ等の寝じわの形成を防止する機能を備えた寝じわ防止枕に関するものである。
現在においては、多くの枕はおよそ矩形であることが通常である。
枕の内部素材は、羽毛などのクッション動物素材、小豆 木片 炭塊などの植物素材、軽石のような鉱物素材、小短管や球体の合成樹脂素材、ウレタン発泡体クッション、ゲルクッションなどがある。
近時は、低反発性ウレタンフォームが選ばれることが多く、特開2006−51067(発明の名称:クッション材)などの素材が開発されている。
しかし、矩形である枕は、寝返りをうって横向きで寝ると顔の頬や首に当たり、その部位の皮膚が布面に接触し圧迫されて自然と寝じわを形成してしまうことがある。
長年の寝じわは、美容上好ましくない。
また、前記のような内部素材ではどうしても、反発による圧迫作用があり、寝じわを解消することはできないものであった。
つまり、皮膚に他物体の面との接触があり、頭の重さがあり、他物体の接触面が平坦であっても低反発でも、皮膚と面との当接現象があるかぎり、寝じわの発生は不可避である。
皮膚は、極めて敏感であり、短時間の微細な加圧でしわができるのである。
近年では老若男女を問わず美容に対する関心が非常に高まり、顔面にできる表情しわや首しわ等の寝じわをつけたままでは、ビジネスも外出もしにくい時代である。
さて、従来の技術で寝じわ等の形成を防止することを目的とした枕の開発はいくつか知見できる。(特許文献1及び特許文献2参照。)
基本的には、皮膚と他物体との接触がない構成の枕の開発方向である。
実用新案登録第3117224号公報 特開平9−149846号公報
しかしながら、実用新案登録第3117224号公報(段差面を形成した枕)及び特開平9−149846号公報(傾斜面を形成した枕)の切欠形態のものであると、第一に通常の形態の枕として使用することができない。
又、就寝中に枕自体が動いてしまうことがあり頭が外れたりする。
頭を載せたときに低反発ウレタンフォームは全方向に変形するために自然と傾斜して行き、載せた頭が就寝中に左右に移動してしまい、頬などが接触し結局寝じわができてしまう。
つまり、従来構成では、皮膚と他物体との接触がない状態を長く維持できない。
このように、前記従来公知のものは、幅広の面で就寝したいときやしわ形成防止の必要がない時には不適であり、通常の矩形枕をもう一つ用意しなければならないし、就寝という長時間に渡っての寝じわ防止には十分ではなかった。
本考案の解決しようとする課題は、以下の通りである。
(1)就寝時に頭部の重みによって枕表面に圧迫されて、顔の頬や首に表情しわや首しわなどの寝じわが形成されるのを防止する枕の開発を課題とする。
(2)加えて特に寝じわ形成防止機能を必要としない際は、通常形態の枕として使用することも可能な枕の開発も課題とする。
(3)特に寝じわ防止のために使用するときは、枕自体が、動かないような形態にする。長時間使用しても寝じわの発生を防止できることを課題とする。
(4)枕の形状が変化して、矩形からT字状に移行した場合であっても、枕カバーはぴったりと枕にフィットしていることも課題とする。
本考案は、就寝時に頭部の重みによって枕表面に圧迫される頬及び首への圧迫を防止し、頬や首周辺部位に生じる表情しわや首しわ等の寝じわの形成を防止する機能を備えた寝じわ防止枕を提供することを最も主要な目的とする。
そこで、枕を使用して顔を横向きにして寝たときに、顔の頬及び首が当接する箇所を分離可能とし、その部分を空間とする枕を開発し、分離部位は簡易に分離連結の着脱ができ、分離した部位を枕本体に簡易に嵌めこみ固定できる枕を案出した。
頬が当たる部分を空間とすることは、心理的にも意味があり、空間ではなく段差を設けた連面としたり、傾斜面を連設すると、結局それらの面に頬などの顔面を接触させることになるからである。
心理的にも頭部の位置を安定させることが必要で、就寝時に枕が安定し、さらに載せた頭が安定することで、枕表面から頬や首筋が離れていて、圧迫から解放されて、寝じわが付くことがなくなる。
本考案の枕には分離した部位を外した状態の枕であっても、簡易に装着ができて、しかも角がだぶつかずに枕にしっかりフィットする枕カバーが被覆される。
枕の全体形状は長方形の矩形で、前側の左右に略△形状の対称の分離部を設けている。
分離部を分離した状態では、枕体は略▽形状になる。
枕は、前側の左右に二つの分離部と、略▽形状で一塊りの頚支持部及び主に頭部を支持する支持部との組み合わせからなる
略▽形状の枕体と分離部は、相互に凹凸形状で相互に端面係合している。
凹凸形状には、Ω形状や〜波形や、蟻溝形状がある。
そして、分離後はそこに空間を置いて位置をずらし、別の面を合わせて略T字状に連結する。
分離部は、就寝時に圧迫部位となる部分であったが、その部分が分離され空間となり、横臥しても頬や顎横に圧迫部位がないことで、顔にできる寝じわを防止できることになる。
上記課題を解決するために請求項1の考案は、全体を略偏平な矩形に形成しかつ上面は少し窪んだ頭部を支持する支持部とその前に盛り上がって首を支持する頚支持部を形成してなる枕であって、主に頭部を支持する支持部乃び主に首を支持する頚支持部と、頚支持部の左右に設けた枕から分離可能な分離部とからなり、前記頚支持部と分離部は相互に凹凸形状で端面係合していて、相互に凸部と凹部に嵌めこんで組み合わせ固定するとともに、前記分離部をそこから分離した時に頚支持部の左右に空間部が形成され、更に分離した分離部を位置をずらして、枕の左右に嵌めこんで組み合わせ連結する構成であることを特徴とする寝じわ防止枕である。
請求項2の考案は、請求項1記載の頚支持部と分離部を相互に凹凸形状で端面係合する構成において、前記頚支持部に凹部を、前記分離部に凸部を設けて前記凸部を凹部に嵌めこんで組み合わせ固定するとともに、前記分離部をそこから分離した時に頚支持部の左右に空間部が形成され、更に分離した左右の分離部を位置をずらして反転して前記頚支持部の凹部に前記分離部の凸部を嵌めこんで略T字状に組み合わせ連結することを特徴とする寝じわ防止枕である。
請求項3の考案は、枕カバーで覆った全体を略偏平な矩形に形成してなる枕であって、主に頭部を支持する支持部及び主に首を支持する頚支持部と、頚支持部の左右に分離可能な分離部とからなり、前記頚支持部と分離部は相互に湾曲端面で係合して組み合わされていて、前記分離部をそこから分離した時に頚支持部の左右に空間部が形成されるもので、前記頭部を支持する支持部と首を支持する頚支持部を包むカバーと左右の二つの分離部を包むカバーが設けられ、かつ分離部のカバーの後端が頭部を支持する支持部と首を支持する頚支持部を包むカバーに連結されて、カバーの前記連結縁を支点に折曲げ自在で分離部の位置をカバーごと開いてずらせることを特徴とする寝じわ防止枕である。
請求項4の考案は、請求項1〜は請求3記載の一塊りの頚支持部及び主に頭部を支持する支持部において、分離部に接合する側に形態維持層を形成して、分離部側に近接する面の変形を少なくしていることを特徴とする寝じわ防止枕である。
請求項5の考案は、枕全体を被覆する略矩形の形状でかつ分離部を取り外した空間部付近で布が余った部分を折り返した状態で係止可能な係止具を備えている枕カバーで覆った請求項1又は請求項2記載の寝じわ防止枕である。
本考案は前記の構成であり、次の技術的効果がある。
(A)就寝時に頭部の重みによって頬などの顔面が枕表面に圧迫されて、顔の頬や首にしわが形成されるのを防止するために、本考案の枕は頬に当たる枕の一部(分離部)を外して空間にすることができるものとした。
そしてその外した部分をそのままその枕に位置をずらして連結して、枕を安定させる。
この構成で、まず、頬や顎横を、枕と接触しないままに睡眠できるので寝じわを防止できる。
分離部は、枕の左右に開いた形で連結されるので、枕自体が安定する。
枕の上面は湾曲面で、側面視で中央に頭を安定して支持するための少し低い窪んだ頭部を支持する支持部があり、その前に盛り上がって首を支持する頚支持部を形成している。この湾曲面で頭を安定して載せて就寝できる。
さらに、頚支持部の分離部側端面には、形態を変形しにくい処理をしてあるので、睡眠中の頭部位置も安定して中央に維持されるので、寝返りなどをしても、枕から落ちたりすることもない。
(B)分離部の取り外しと、連結が簡単にできる。
連結部分が左右に広がる位置であるので枕はますます安定する。
(C)しわ形成防止機能を必要としない際は、分離部を組み合わせた通常形態の枕として使用することも可能である。
(D)枕カバーは、分離部の有無にかかわらず、いずれの場合にも被覆できる形態であり、分離部の移動に合わせてぴったりと枕にフィットする。
(E)本願考案の枕は、外観からその機能性を直感させることができる。
寝じわ防止の美容効果は、美容に対する関心がある消費者の興味ある課題であるが、分離部を設けることで、形状が一見して頬が当たらないことが判り、商品説明が簡単にできる。
このように、枕を使用して顔を横向きにして寝たときに、顔の頬及び首が当接する箇所を予め分離可能とした枕を開発したもので、分離部位は簡易に分離、着脱ができ、分離した部位を枕本体の別な位置に嵌めこみ固定できる。
枕カバーは、変形する枕の形に合わせて全体を被覆するものが設計されるが、分離部をずらした状態の枕であっても、枕カバーに若干の工夫をして枕にしっかりフィットする形状を提案できる。
本考案に係る寝じわ防止枕の実施例1を示すもので、全体斜視図である。 同じく実施例1を示すもので、分離部を本体から分離し、それを枕本体に装着した態様を示す斜視図である。図中の砂点部分は、頚支持部及び頭部支持部の分離部側に変形性を低くした処理或は構成を形成した部分を示している。 同じく実施例1を示すもので、枕に頭を載せて仰向けで寝ている使用態様を示す斜視図である。 同じく実施例1を示すもので、枕に頭を載せて横向きで寝ている使用態様を示す斜視図である。 同じく実施例1を示すもので、枕に枕カバーを被せて係止具で固定した態様を示す斜視図である。 同じく実施例1を示すもので、枕の平面図である。 本考案に係る寝じわ防止枕の実施例2を示すもので、右の分離部を分離した態様を示す斜視図である。
次にこの考案の実施形態を説明する。
寝じわ防止枕の基本構成は、低反発ウレタンフォームを材質とし、全体を偏平な矩形に形成して、前記枕の上面形状は湾曲面とするとともに、頚を支持する頚支持部の左右には枕使用時に顔の頬や首にしわができるのを防止する手段を設けたことを特徴とする枕である。
次に枕使用時に顔の頬や首にしわができるのを防止する手段について説明する。
枕使用時に顔を横に向けた時に頬及び首に当接する部位を分離して、枕全体をT字状に形成するとともに、分離した部位をずらして、その部分を空間とした。分離した部位は、前記枕に嵌めこみ、着脱自在に配設した。
枕の頭や首を載せる部位の空間側は変形性を低くした処理部分を設けて、変形傾斜を少なくしている。
次に枕カバーについて説明する。
枕カバーの素材は、木綿、合成繊維、など寝心地の良いものであればよい。
吸湿性や通気性が良く肌触りの良いものが選ばれる。
前記枕のカバーは、空間部付近で布が余った部分を下側に折り返した状態で係止可能な係止具(ボタン、紐、面ファスナー等)を備えている。
次にこの考案にかかる寝じわ防止枕の実施例を添付した図面に基づいて説明する。
図1は本考案に係る寝じわ防止枕の実施例1を示す斜視図である。
実施例1の枕(1)は、材質を低反発ウレタンフォームとし、全体を略偏平な長方形の矩形状に形成した枕である。
横50cm、奥行き30cmの大きさで、表面側は、首に当たる湾曲した盛り上がり(高さ10cm)からへこんだ窪み(高さ7cm)そして湾曲した低い盛り上がり(高さ8cm)を形成している。
前記枕(1)は、前側の左右に二つの分離部(2)と、一塊りの主に首を支持する頚支持部(3)及び主に頭部を支持する支持部(4)との組み合わせからなる。
頚支持部(3)及び支持部(4)は、平面視で略▽字形状の枕体である。
頚支持部(3)の先端幅は21cmである。
頚支持部の左右に枕から分離可能な分離部(2)を設けたかたちになる。
主に頭部を支持する支持部(4)乃び主に首を支持する頚支持部(3)と、分離部(2)は相互に凹凸形状で端面係合していて、相互に凸部と凹部に嵌めこんで組み合わせ固定する。
左右に略△形状の対称の二つの分離部(2)と一つの略▽形状枕体との三つの組み合わせで構成され、その組み合わせは、分離自在かつ連結自在である。
分離自在かつ連結自在の構成は、前側の左右に形成された分離部(2)には略Ω形状の凸部(21)を設け、前記凸部(21)に対応して略逆Ω形状の凹部(11)を略T字形状枕体の左右に設けて、夫々嵌めこみ装着して固定する構成である。
前記分離部(2)を枕(1)から分離した時には、頚支持部(3)の左右に空間部が形成される。
更に分離した分離部(2)を反転して枕内の凹部(11)に前記分離部(2)の凸部(21)を嵌めこんで固定できる。
反転して連結するときに、平面状にするとかは、設計できる予想の形態である。
実施例のデザインや寸法はあくまで一例である。
図2は、同じく本考案に係る寝じわ防止枕の実施例1を示すもので、分離部(2)を反転して凸部(21)を凹部(11)に嵌めこみ装着している態様を示す斜視図である。
柔軟な低反発性素材であるため嵌めこみは、多少のずれがあってもうまく合致する。この連結により枕(1)の幅が広がり安定する。
前記斜視図で示すように、分離部(2)を反転して前記分離部(2)の凸部(21)を枕(1)の凹部(11)に嵌めこんで装着すると、頚支持部(3)の左右に空間部(5)ができる。
図2の図中において、砂点で示す部分が変形性を低くした部分の一例であり、頚支持部及び頭部支持部の分離部側には変形性を低くした処理部分(=形態維持部分)を形成している。
つまり、頚支持部及び頭部支持部の分離部に接合する端面や周縁側に、形態維持層を形成して、分離部側に近接する面の変形を少なくしている。
変形性を低くとは、頚支持部(3)の分離部(2)側の周縁や端面は他の部位より反発性と保型性が高くしてあるという意味である。
枕(1)を低反発性ウレタンフォーム等で作成した場合は、その低反発性能を異なるものとする。
変形性を低くした処理は、頚支持部及び頭部支持部の分離部側端面に、変形性の少ない硬めのウレタン層を形成するとか、ウレタン層を貼り付けるとか、頚支持部及び頭部支持部の周縁端部の部分を反発性や保型性のあるように化学的に変質させた層を設けた構成をざす。
この構成により、保型性のある周縁で囲繞された頚支持部及び頭部支持部の中央に頚部や頭部は低反発性ウレタンフォームで沈み安定することになる。
顔を横向きにしても保型性のある周縁であるので、頭部が傾斜して行くこともなく、頬は空間の上に位置し、寝じわを防止できる。
図3は同じく本考案に係る寝じわ防止枕の実施例1を示すもので、分離部(2)を反転して凸部(21)を凹部(11)に嵌めこみ装着した状態で、実際に人の頭を枕(1)に載せて使用している態様を示す斜視図である。
前記斜視図で示すように、使用者が前記枕(1)の頚支持部(3)に首を、支持部(4)に頭部を載せて顔を上向きで使用した場合には、通常の矩形状の枕と同様にして使用できる。
図4は同じく本考案に係る寝じわ防止枕の実施例1を示すもので、枕本体(1)から分離部(2)を分離した状態で、実際に人の頭を枕(1)に載せて使用している態様を示す斜視図である。
前記斜視図で示すように、使用者が前記枕(1)の頚支持部(3)に首を、支持部(4)に頭部を載せて顔を横向きで使用した場合には、使用者の顔の頬及び首は頚支持部(3)の左右に形成された空間部(5)の上方に位置し、頭部の重みによって頬や首筋を圧迫しこれにしわを形成させることがなく、頭部の圧迫によるしわの形成が防止される。
図5は同じく本考案に係る寝じわ防止枕の実施例1を示すもので、枕本体(1)から分離部(2)を分離した状態で、前記枕(1)に枕カバー(6)を被せた態様を示す斜視図である。
前記斜視図で示すように、枕本体(1)から分離部(2)を分離すると枕全体が▽状に形成され、その状態で枕カバー(6)を被せ、空間部(5)の隙間によってカバーの角の布が余った部位を下側に折り曲げ、係止具(61)によって固定する。
なお、係止具(61)の係止手段は容易に着脱ができる、例えばホックや面状ファスナーを好適とする。
図7は本考案に係る寝じわ防止枕の実施例2を示す斜視図である。
実施例1では、前記頚支持部と分離部は相互に凹凸形状で端面係合する構成であるが、実施例2は相互に湾曲端面で係合して組み合わされている。
実施例2の寝じわ防止枕は、3つの袋体からなる枕カバー(6)で覆った全体を略偏平な矩形に形成してなる枕(1)であって、主に頭部を支持する支持部(4)と主に首を支持する頚支持部(3)と、頚支持部の左右に分離可能な分離部(2)とからなる。
前記頚支持部(3)と分離部(2)は相互に湾曲端面で係合して組み合わされていて、前記分離部をそこから分離した時に頚支持部の左右に空間部(5)が形成される。
前記頭部を支持する支持部(4)と首を支持する頚支持部(3)を包むカバーと左右の二つの分離部(2)を包むカバーが設けられ、かつ分離部(2)のカバーの後端が頭部を支持する支持部(4)と首を支持する頚支持部(3)を包むカバーに連結されて、カバーの前記連結縁を支点に折曲げ自在で分離部(2)の位置をカバーごと開いてずらせることを特徴とする。
右の分離部(2)を右方向に、左の分離部(2)を左方向に反転させて開くと、空間部(5)が形成される。
このように、頭部を支持する支持部(4)と、首を支持する頚支持部(3)と、頚支持部の左右に枕から分離可能な分離部(2)とが、枕カバー(6)でそれぞれ被覆され、前記分離部(2)は支持部(3)(4)と隣接する連結縁を支点に折曲げ自由に設計しているので、分離部(2)を左右に開くことで就寝時の寝じわを防止できる。
使用が簡単でかつ、部品の離別がない利点がある。
頚支持部(3)及び頭部支持部(4)の分離部側には変形性を低くした処理部分があるのが好ましい。頚支持部及び頭部支持部の分離部側端面に、変形性の少ない硬めのウレタン層を貼り付ける構成が採用できる。
分離部(2)を頚支持部(3)方向に閉じている時は、枕全体が略偏平な矩形状であるから、通常の枕と同じように使用できる。
近年、老若男女を問わない美容志向の高まりから、日用品に美容の機能を備えた商品にたいする需要が高まりつつある状況を鑑みると、一日の三分の一の時間を費やす睡眠の際に用いる枕に、前記美容の機能が求められるのは必至といえる。
日常の睡眠用枕として、或はエステ枕として、あるいは勤務中の小休止用の枕として、寝じわの心配なく利用できる製品であり、量産性もあり、家庭用、業務用など、広く産業上の利用可能性がある。
1 枕
11 凹部
2 分離部
21 凸部
3 頚支持部
4 支持部
5 空間部
6 枕カバー
61 係止具

Claims (5)

  1. 全体を略偏平な矩形に形成しかつ上面は少し窪んだ頭部を支持する支持部とその前に盛り上がった首を支持する頚支持部を形成してなる枕であって、頭部を支持する支持部及び首を支持する頚支持部と、頚支持部の左右に設けた枕から分離可能な分離部とからなり、前記頚支持部と分離部は相互に凹凸形状で端面係合していて、相互に凸部と凹部に嵌めこんで組み合わせ固定するとともに、前記分離部をそこから分離した時に頚支持部の左右に空間部が形成され、更に分離した分離部を位置をずらして、枕の左右に嵌めこんで組み合わせ連結する構成であることを特徴とする寝じわ防止枕。
  2. 全体を略偏平な矩形に形成しかつ上面は少し窪んだ頭部を支持する支持部とその前に盛り上がった首を支持する頚支持部を形成してなる低反発ウレタンフォームの枕であって、頭部を支持する支持部及び首を支持する頚支持部と、頚支持部の左右に設けた枕から分離可能な分離部とからなり、前記頚支持部と分離部は相互に凹凸形状で端面係合していて、前記頚支持部に凹部を、前記分離部に凸部を設けて前記凸部を凹部に嵌めこんで組み合わせ固定するとともに、前記分離部をそこから分離した時に頚支持部の左右に空間部が形成され、更に分離した左右の分離部を位置をずらして反転して前記頚支持部の凹部に前記分離部の凸部を嵌めこんで略T字状に組み合わせ連結することを特徴とする寝じわ防止枕。
  3. 枕カバーで覆った全体を略偏平な矩形に形成してなる枕であって、主に頭部を支持する支持部及び主に首を支持する頚支持部と、頚支持部の左右に分離可能な分離部とからなり、前記頚支持部と分離部は相互に湾曲端面で係合して組み合わされていて、前記分離部をそこから分離した時に頚支持部の左右に空間部が形成されるもので、前記頭部を支持する支持部と首を支持する頚支持部を包むカバーと左右の二つの分離部を包むカバーが設けられ、かつ分離部のカバーの後端が頭部を支持する支持部と首を支持する頚支持部を包むカバーに連結されて、カバーの前記連結縁を支点に折曲げ自在で分離部の位置をカバーごと開いてずらせることを特徴とする寝じわ防止枕。
  4. 請求項1〜は請求3記載の一塊りの頚支持部及び頭部を支持する支持部において、分離部に接合する側に形態維持層を形成して、分離部側に近接する面の変形を少なくしていることを特徴とする寝じわ防止枕。
  5. 枕全体を被覆する略矩形の形状でかつ分離部を取り外した空間部付近で布が余った部分を折り返した状態で係止可能な係止具を備えている枕カバーで覆った請求項1又は請求項2記載の寝じわ防止枕。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107836940A (zh) * 2017-12-22 2018-03-27 温州市卡美琳乳胶制品有限公司 可调节宽度的乳胶枕及其宽度调节方法
WO2022244310A1 (ja) * 2021-05-19 2022-11-24 紀臣 角田

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