JP2017035276A - 頭部用のクッション - Google Patents

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【課題】安定して頭部を支えることができ、さらに頭部を楽に横向きにしたり戻したりすることができる頭部用のクッションを提供する。【解決手段】弾力性を有する発泡体からなり、上面の中央に頭部を乗せる凹溝11が形成されると共に、その凹溝11の左右に丘部15が形成され、前記凹溝11の底部12が頭部の後部突起近辺を支える略V字状の断面形状を備えている。左右の丘部15の上面16の、凹溝11よりいくらか離れた部位に、使用者が側方を向いたときに耳たぶを収容する耳収容溝17が形成されている。そして前記凹溝の底部に首部を支持する突出部13が設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は頭部用のクッション、とくに枕として好適に用いられる頭部用のクッションに関する。
特許文献1には、左右に延びる頸部受けと、上方および後方(頭頂側)に向かって開いている傾斜面を形成する左右一対の高さブロックとを備えた寝枕が記載されている。この寝枕は頸部を安定して支えることができる。
さらに、特許文献2には、上面に頭部を乗せる偏平状の凹部と、下面に変形用の凹部とを備え、上面に頭部を乗せると下面の空間に沈み込み、頭部を包み込んで固定する診断用まくらが開示されている。この診断用まくらは、頭部を上向きの状態に固定し、頭部が左右に振れるのをいくらか規制することができる。
一方、特許文献3には、半円筒状の形態を備え、頭部を載せた状態で頭と一緒に転動する左右ローリング枕が開示されている。この左右ローリング枕は左右への寝返りを楽にすることができる。
特開2015−104651号公報 実用新案登録第3012934号公報 特開平11−192144号公報
従来から、枕に対して頭部を乗せる位置を特定することにより、特有の機能、例えば枕に対する頭部の位置や向きを所定の状態で保持する機能を発揮する枕がある。例えば特許文献1では、左右および後方の傾斜面に沿って頭部を落とすことにより、頭部の水平状態を保持する。さらに例えば特許文献2では、頭部を乗せることにより枕を変形させ、頭を包み込むように挟持して、頭部を上向きの状態に固定する。
しかしながら、一般的に、人は寝ている間にいくらか寝返りをうつ。さらにいえば、寝ている間にいくらか寝返りを打つことは、自然な人間の行為とも考えられる。とすると、就寝の間ずっと頭を特定の位置に保持させることは、一般的に考えて自然ではないし、そのような状態を維持するのも困難である。さらに例えば、寝返り後に、枕の特定位置に元通りに頭部が戻ってくることは期待し難い。
これに関連して、例えば特許文献3のように、最初から頭部に枕を巻き付けるようにするものがある。このものは、実質的には枕に対する頭部の位置をほぼ固定しているから、枕に対して頭部の位置は保持される。しかし、例えば頭部を水平に保持できない。
このように、頭部を枕の特有の機能を発揮する部位に置くことと、使用者に寝返りを自由にさせることとは、同時に解決し難い。
そこで本発明では、寝返りを無理に妨げず、それでいて頭部を枕の特定の位置へ自然に戻すように促す頭部用のクッションを提供することを技術課題としている。
(1)本発明の頭部用のクッションは、弾力性を有する発泡体からなり、その上面の中央に頭部を乗せる凹溝が形成されると共に、その凹溝の左右に丘部が形成され、その左右の丘部の上面に、凹溝と略平行に複数本の深溝が形成されており、前記左右の丘部の上面が、左右端に向かって上昇する緩やかな傾斜面ないし湾曲面に形成されていることを特徴としている。
(2)このような頭部用のクッションにおいては、前記左右の丘部の上面の、凹溝よりいくらか離れた部位に、使用者が側方を向いたときに耳たぶを収容する耳収容溝が形成されているものが一層好ましい。
(3)さらに、前記凹溝の底部が頭部の後部突起近辺を支える略V字状の断面形状を備えているものが好ましい。
(4)さらに、前記凹溝の底部に首部を支持する突出部が設けられているものが好ましい。
(1)本発明の頭部用のクッションは、凹溝に頭部を収容して横たわると、あるいは椅子にもたれると、凹溝の傾斜に沿って頭部全体として中心側に向かうように安定して支えられる。
また、使用者が横向きに姿勢を変えるとき、頭部は凹溝の左右の丘部に乗り上げるので、肩と頭部側面の大きい段差に対応することができる。このため、寝返りしやすい。
そして、前記左右の丘部の上面に、凹溝と略平行に複数本の深溝が形成されているから、丘部の上面に頭部が乗り上げても、深溝の空間に向けてクッションが弾性変形することにより頭部を軟らかく丘部に乗せることができ、寝返りしやすい。
さらに、前記左右の丘部の上面が、左右端に向かって上昇する緩やかな傾斜面ないし湾曲面に形成されているから、丘部に頭部が乗り上げたとき、外側にいくことを穏やかに抑制する。また外側に転がりかけたときでも、穏やかに内側に戻るように促す。そして、横向きの姿勢から仰向きに戻るとき、再び頭部は凹溝に入りやすい。
さらに、頭を回転するに従い、次第に深溝の間の突出する部分の先端付近が顔面に触れ、いくらか使用者に違和感を与え、それにより頭部が外側にいくことを穏やかに抑制することが期待される。
さらに、頭骨後部の左右の突起、すなわち頸椎の根本近辺の突起が凹溝の傾斜している底部で支えられることが期待される。そして、その突起で頭部の当接部が押圧されることが期待される。
(2)このような頭部用のクッションにおいて、前記左右の丘部の上面の、凹溝よりいくらか離れた部位に、使用者が側方を向いたときに耳たぶを収容する耳収容溝が形成されている場合は、使用者が横向きに寝返りを打ったとき、耳たぶが耳収容溝に入るので、頭部の重さで耳たぶがクッションに押しつけられることがない。そのため、寝返りが容易であり、一層自然な眠りに就くことができる。
(3)さらに、前記凹溝の底部が頭部の後部突起近辺を支える略V字状の断面形状を備えている場合は、頭をV字状の斜面に沿ってその内部にもってくることにより、頭部全体が中心側に向かうように安定して支えられ、頭の位置を水平に保つことができる。
また、頭骨後部の左右の突起、すなわち頸椎の根本近辺の突起がV字状に傾斜している底部で支えられることが期待される。そしてその突起で頭部の当接部が押圧されることが期待される。
(4)さらに、前記凹溝の底部に首部を支持する突出部が設けられている場合は、首の筋をいくらか反らすことができる。これにより首のこりを緩和するのが期待される。
図1は本発明の頭部用のクッションの第1実施形態においてアタッチメントを係脱する様子を示す斜視図である。 図2aは図1のアタッチメント付きのクッションを示す正面図、図2bは図1のアタッチメント付きのクッションの底面図、図2cは図2aのA−A線断面図である。 図3は本発明の頭部用のクッションの第2実施形態においてアタッチメントを係脱する様子を示す斜視図である。 図4は本発明の頭部用のクッションの他の実施形態を示す正面図である。 図5aは本発明のクッションのさらに他の実施形態を示す正面図、図5bは本発明に関連する他の実施形態を示す斜視図である。
(第1実施形態)
「1.クッションの概略」
図1に示す頭部用のクッション10は、基本的には横長の偏平な直方体の形態を有し、上面の中央部には、前後に延びる凹溝11が形成されている。凹溝11の底部12は、比較的浅い略V字状の断面形状を備えている。底部12の端部からは、立ち壁14が立ち上がっている。この実施形態ではいくらか上拡がりに立ち上がっている。底部12の凹溝11の左右に残された部位は丘部15である。
前記凹溝11の底部12の傾斜角度は、例えば約10°〜45°、好ましくは10°〜20°である。そして、凹溝11の開口端の幅は160〜200mmで、好ましくは170〜190mmである。さらに最深部の深さは65〜85mmで好ましくは70〜80mmである。
前記丘部15の上面16(図2a参照)のうち、凹溝11に近い部位には、略台形状の断面を備えた耳収容溝17が前後に延びるように形成されている。丘部15の上面16のうち、耳収容溝17の外側には、多数のV溝18(深溝)が凹溝11と平行になるように、前後に延びるように形成されている。
上記のクッション10は、凹溝11、耳収容溝17およびV溝18がいずれも前後に延びているので、全体として同形状の断面で前後に延びている。そのため、型成形やカッティングなどの成形が比較的容易である。
また、この実施形態では、凹溝11、耳収容溝17およびV溝18が僅かの間隔をあけて並んでいるので、残されている上面16の面積は少ないが、図2aの符号19aの想像線で示すように、外側に向かっていくらか上昇するように傾斜している。この実施形態では符号Bで示す付近を下端として内側および外側に向かっていくらか上昇するように傾斜している。その曲率半径は390〜430mm、好ましくは400〜420mmである。
さらに、前記耳収容溝17およびV溝18の底部を結ぶ線は、前記想像線19aと平行な想像線19bに示すように、いくらか下向きに凸となるように前記符号B付近を下端とするように形成されている。その曲率半径は420〜460mm、好ましくは430〜450mmである。これにより、溝深さが同じになるので、丘部15の柔軟性を同じような程度に揃えている。
前記耳収容溝17は、その開口幅が45〜65mm、好ましくは50〜60mmである。さらにその深さが20〜40mmで、好ましくは25〜35mmである。
なお、図2aに示すように、その溝底が外向きに下方に傾斜しているが、真っ直ぐであってもよいし、いくらか上方に傾斜していてもよい。
前記V溝18は、図では5本である。そのV溝の深さは、20〜45mmであり、好ましくは30〜40mmである。溝間の幅は15〜35mmであり、好ましくは20〜30mmである。
さらに、隣接する溝の間に形成された上面16の幅は1〜10mm、好ましくは3〜7mmである。
前記V溝18の本数は、丘部15の左右幅に応じて増減させるのがよい。図2aに示すように、頭の大きさを考えると、本実施形態のV溝18ならば、寝返りを打った頭部を乗せることができる幅として、少なくとも3本以上は必要である。
図1および図2bに示すように前記クッション10の底部12の前端には切り欠き10aが形成されている。さらにその後ろには台形状の比較的小さな貫通孔10bが形成されている。それらの切り欠き10aおよび貫通孔10bに、首部を支持する突出部としてアタッチメント13が取り付けられる。
なお、図1のクッション10において、アタッチメント13が取り付けられていない切り欠きなどの形成されたクッション(図1の下方のもの)をクッション本体と呼び、図1では符号10cを付している。
図2cに示すように前記アタッチメント13は、切り欠き10aに係合される脚部13aと、貫通孔10bに嵌め込まれる脚部13bとを有しており、それらの間を連結するように上方に凸の連結部13cが設けられている。そのアタッチメント13は図1に示すように前方から後方にかけて次第に幅広になり、平面視で略三角形状ないし台形状で、かつ、その中央付近で最も上方向に突出する湾曲形状にされている。このアタッチメントは、首をいくらか伸ばした状態あるいは反った状態で支持する。ただし、頭部の重量の大部分は凹溝11の底部12で支持される。
また、前後の脚部13a、13bの間で、凹溝の底部12との間にはスペース13dがある。このスペース13dにより前記連結部13cが下方に弾性変形する。
そのアタッチメント13の高さは20〜80mmで、好ましくは40〜60mmが好ましい。アタッチメント13の脚部は1本でもよい。
図1に戻って、前記クッション10およびアタッチメント13は、弾性を備えた発泡体から構成されている。本実施形態では同じ材質で形成されている。その発泡体は連通気泡とするのが好ましく、それにより、通気性が高く、寝心地がよくなる。発泡体は合成樹脂あるいは合成または天然のゴムなどの高分子材料から形成しうる。弾力性は、頭部を凹溝11に乗せたとき、底部12がいくらか沈み込んで安定して支える程度とする。合成樹脂発泡体は、成型時に表面がスキンで覆われることがあるが、スキンは除去するほうが通気性の点で好ましい。発泡体の表面は多孔質であるので、汚れやすい。そのため、木綿などの布地製の袋(図4の符号20参照)などに収容し、さらに枕カバーを掛けて使用する。
「2.使用方法」
このクッション10を使用する場合は、仰向きに寝て、図2aに示すように中央の凹溝11に頭部21を乗せる。凹溝11は比較的浅いので、使用者の耳たぶ21bは凹溝11に入らない。そして頭部21の後面22が凹溝11の底部12によって支持される。頭部21が大きい使用者の場合は、立ち壁14が外側に弾力的に拡がって左右から挟むので、頭部21は一層安定する。頭部21が小さく立ち壁で挟まれない場合も、V字状の底部12で安定して支持される。首部はアタッチメント13で支持される。
一方、人によっては仰向きでは寝付かず、すぐに横向きに寝返りを打つ。その場合、想
像線21aで示すように、頭部が凹溝11から転がり出て、丘部15の上面16に乗る。
その上面16は凹溝11の底部12よりも高い位置にあるので、寝返りによって生ずる肩23と頭部21aの段差を吸収する。それにより、横向きの状態でも寝心地がよい。さらに耳たぶ21bが耳収容溝17内に入るので、耳たぶ21bが圧迫されず、一層快適である。
また、前記左右の丘部15の上面が、左右端に向かって上昇する緩やかな傾斜面ないし湾曲面に形成されているから、丘部に頭部が乗り上げたとき、外側にいくことを穏やかに抑制する。また外側に転がりかけたときでも、穏やかに内側に戻るように促す。そして、横向きの姿勢から仰向きに戻るとき、再び頭部は凹溝に入りやすく、容易に仰向きに姿勢に戻ることができる。さらに、頭が外側に回転するに従い、次第にV溝の間の弾性片18aの先端が顔面に触れるので、それも頭部が外側にいくことを穏やかに抑制する。
なお、多数のV溝18はタイヤのトレッドパターンのような形状を呈しており、頭部が外側にいくに従って、立ち上がったV溝間の上面16(すなわち弾性片18aの先端面)が頭部あるいは顔面と正面から接触するようになり、頭部の移動を弾力的に押し戻すような作用が期待される。
このように、頭部21が凹溝11内に乗せられるように促すので、就寝中において、使用者の頭骨の後面の左右の突起が底部12の左右の傾斜面によって支持される時間が多くなり、あるいはその確率が高まることが期待される。そして、その傾斜面によって頭部の支持部位が押圧され、指圧のような効果がいくらか期待される。
そして、前記アタッチメント13は、コンピュータ操作やデスクワークなどの日常の業務で硬直した首の筋を反らすことにより、その筋を伸ばすことができる。
(第2実施形態)
「3.その他」
図3に示すクッション24は、図1に示すクッション10のものとアタッチメントが異なり、他の部位の構成は同じである。このためアタッチメントおよびそれを取り付ける部位の説明をし、同じ部分には同じ符号を付してその説明を省略する。
前記クッション24のクッション本体24cの底部12の前端にはほぼ正方形の切り欠き24aが形成されている。さらにその後ろには同形の貫通孔24bが形成されている。それらの切り欠き24aおよび貫通孔24bには、アタッチメント25が脱着自在に取り付けられる。
そのアタッチメント25は、切り欠き24aに係合される脚部25aと、貫通孔24bに嵌め込まれる脚部25bとを有しており、それらの間を連結するように上方に凸の連結部25cが設けられている。そのアタッチメント25は、平面視で細長の長方形であり、その中央付近で最も上方向に突出する湾曲形状にされている。このものは、首の頸椎を効率的に支持するものである。
(変形例)
以上、本発明の頭部用のクッションの実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、発明の範囲内で種々変更することができる。
例えば、前記アタッチメント13、25は、取り付け・取り外しが可能であり、取り外してクッションの本体のみを使用することもできる。ここでクッションとは、最初から切り欠きおよび貫通孔を形成せず、アタッチメントの取り付けが予定されていないものを含む。
前記アタッチメント13、25はクッション本体10cに一体に設けられてもよい。
さらに、前記アタッチメント13、25は、形状の異なるものを複数個用意しておき、異なるものに変更してもよい。例えば高さや幅の異なるものに交換する。
また、丘部15の柔軟性を外側に向けて次第に硬くすることにより、頭部が外側にいく
のを穏やかに抑制するようにしてもよい。例えば、V溝18の深さを外側に向けて次第に浅くする、隣接するV溝18の間隔を空けるなどである。
また、上面16の幅を小さくし、顔面に与える違和感を増大して、外側にいくのを抑制するようにしてもよい。その場合は、V溝の間隔を狭くしたり、V溝の角度を大きくする。
また、符号B付近を下端とせず、さらに内側あるいは外側であってもよい。
また、凹溝11の断面形状はU字状(図5a参照)の他、頭部を落とす際に頭部を左右から支持できる左右対称でいくらか中央に向かって傾斜している面を有するものが好ましい。
また、V溝18に代えて、長方形の溝やU字状の深溝でもよい。ただし、V字状の溝はカッターで切り込むなどの加工が容易である。そして、長方形の溝やU字状の溝を採用し、丘部をいくらか硬くしてもよい。あるいは、それらの溝を部分的に用いてもよい。例えば丘部15の外側に長方形の溝やU字状のも溝を採用するなどである。
(他の実施形態)
図4に示すクッション26は、中央の凹溝11の底部12に高分子材料製の発泡体からなるプレート27が敷かれている。そして、図1のクッション本体10cの切り欠き10aおよび貫通孔10bが形成されていない。それ以外はクッション本体10cとほぼ同じである。
前記プレート27は接着剤や熱溶着などで固定されている。着脱自在に嵌めてもよい。プレート27は2枚一対としてもよく、1枚のプレートを折り曲げて用いてもよい。あらかじめV字状に成形されたものでもよい。プレート27は他の部位よりも固く、反発力が強い。そのプレート27の堅さは発泡密度や材質を選択することによって調整することができる。
(関連する実施形態)
図5aに示すクッション30は、凹溝11が略円弧状であること、丘部15にV溝18を設けず、切り欠き10aおよび貫通孔10bを形成しない以外は図1のクッション本体10cと実質的に同一である。耳収容溝17の断面形状は浅い円弧状を呈している。また、丘部15の上面16は下に凸となるように緩く湾曲している。このクッション30は凹溝11が円弧状であるので、胴部の転がりを抑制し、安定させる働きがある。他の点については図1のクッション10と同様の作用効果を奏する。
さらに略円弧状ないし半円状の凹溝11内に、他の部位より固い高分子材料製の発泡体からなるプレート28を着脱自在に嵌合または固定するようにしてもよい。その場合は図4のクッション26と同様の作用効果を奏する。また、プレート28の上面に、図1のクッション10の凹溝11の底部12と同様のV溝29を形成してもよい。その場合は、クッション10と同様の作用効果を奏する。プレート28を着脱自在とする場合は、使用者の好みなどに応じて使用形態を選択することができる。
図5bに示すクッション32は、丘部15の上面16がほぼ真っ直ぐに延び、かつ、図1のクッション本体10cのような切り欠き10aおよび貫通孔10bが形成されていないことを除き、クッション本体10cと実質的に同じである。
(その他の変形例)
その他、たとえば図1のクッション10の凹溝11の底部12に頭部の指圧のツボを支持するような突起ないし突条を設けてもよい。図4のクッション26のプレート27や、図5aのクッション30のプレート28についても、同様の突起ないし突条を設けることができる。また、クッションの底面を平坦面とするほか、通気性を与えたり、クッション
性を高める目的で凹溝を形成してもよい。また、ソファや安楽椅子の上部の前面などに固定するため、底面に面ファスナーなどの固定手段を設けてもよい。
10 クッション
10a 切り欠き
10b 貫通孔
10c クッション本体
11 凹溝
12 底部
13 アタッチメント
13a 前脚部
13b 後脚部
13c 連結部
13d スペース
14 立ち壁
15 丘部
16 上面
17 耳収容溝
18 V溝
18a 弾性片
19a 想像線
19b 想像線
20 袋
21 頭部
21a 横向きの頭部
21b 耳たぶ
22 後面
23 肩
24 クッション
24a 切り欠き
24b 貫通孔
24c クッション本体
25 アタッチメント
25a 前脚部
25b 後脚部
25c 連結部
26 クッション
27 プレート
28 プレート
29 V溝
30 クッション
31 プレート
32 クッション
B 下端

Claims (4)

  1. 弾力性を有する発泡体からなり、
    その上面の中央に頭部を乗せる凹溝が形成されると共に、その凹溝の左右に丘部が形成され、
    その左右の丘部の上面に、凹溝と略平行に複数本の深溝が形成されており、
    前記左右の丘部の上面が、左右端に向かって上昇する緩やかな傾斜面ないし湾曲面に形成されている、頭部用のクッション。
  2. 前記左右の丘部の上面の、凹溝よりいくらか離れた部位に、使用者が側方を向いたときに耳たぶを収容する耳収容溝が形成されている請求項1記載の頭部用のクッション。
  3. 前記凹溝の底部が頭部の後部突起近辺を支える略V字状の断面形状を備えている、請求項1または2記載の頭部用のクッション。
  4. 前記凹溝の底部に首部を支持する突出部が設けられている請求項1、2または3のいずれかに記載の頭部用のクッション。
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