JP3070151U - 自在まくら - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 ［課題］ 「くび」（頭・頸部）を休めるのに必要かつ
十分なはたらきを確保するため、寝姿の変化に伴う頭の
動きに適合する複数の支持部分を設けた枕。 ［解決手段］ 仰向けになったとき必要となる支持部分
と横向きになったとき必要となる支持部分のそれぞれに
ついて、その高さが供用者にとって最適のものとなるよ
う調整を施し、これら支持部分を接合して一体化する。

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、枕の最適な高さは支持点に接する「くび」（頭・頸部）の部位 によって異なること並びに寝姿の変化に伴う頭の動きとともに支持点も移動す ることに着目して、支える各部位に対応する複数の支持部分を設け、それぞれ の高さを供用者に合わせて調節できるようにした枕に関するものである。

人の寝姿は、不動のものではなく、寝返りなどの変化を示すのが常態である と言われている。従来の枕は、支持部分の高さが寝姿の変化に適合するように は作られていないので、「くび」に無理な負担をかけるという欠点がある。

本考案は、この欠点を除くためになされたもので、これを図面について説明 すれば、図１で示す形態に仕上げるため、図２で示す支持部分に仕立てる布製 の袋それぞれについて、そばがら等の素材を詰め供用者の体型と好みに合わせ て高さを調節した後、図３のように組み合わせ、マジック・テープや手縫いの 方法で接合する。出来上がりは、柔らかく弾みの小さな、体感的に敷布団とよ く調和するものがのぞましい。この枕の使用による効果は次のとおりである。

仰向けになり中央の後頭支持部に頭が来て頸支持部にうなじが当るとき、枕 から受ける「くび」の歪みは最小となる。横向きになり右または左の側頭支持 部に頭が載り「くび」が肩の高さ分だけ持ち上がるとき、その動きは上半身に 一体として起こるから、「くび」に歪みをもたらすようには作用しない。また 頭の支持面を平らにしかつ頭頂方面を開放して、頭の自在な動きに対する抵抗 が小さくなるようにしたので、「くび」に生じる歪みはその分だけ減少する。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案の斜視図である。

【図２】 本考案を構成する各支持部分の斜視図であ
る。

【図３】 本考案の構造図である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】寝姿の変化に自在に適合するよう、支える
   「くび」の部位ごとに高さを調整した複数の支持部分か
   ら成る枕。