JP3037531U

JP3037531U - 枕

Info

Publication number: JP3037531U
Application number: JP1996012019U
Authority: JP
Inventors: 金寅夫定
Original assignee: ナニワ研磨工業株式会社
Priority date: 1996-11-07
Filing date: 1996-11-07
Publication date: 1997-05-20
Anticipated expiration: 2002-11-07

Abstract

(57)【要約】【課題】仰向きに寝る人と横向きに寝る人の両者に対応
して適正な高さで頭を支持できる枕を提供するものであ
る。【解決手段】枕の略中央部に後頭部を乗せる凹み部
（１）を設け、枕の両側部より中央部を低くした。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は寝るときに頭を乗せる枕に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来枕は端から端まで略同じ高さになっている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

一般的に仰向きに寝る場合と横向きに寝る場合では、横向きの方が枕が高い方が寝易いが、従来の枕は端から端まで略同じ高さになっているため、仰向きに寝る人には高過ぎ、横向きに寝る人には低過ぎ、両者に対応できない問題があった。

【０００４】本考案は上記のような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするとろは、仰向きに寝る人と横向きに寝る人の両者に対応して適正な高さで頭を支持できる枕を提供するものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案の枕は、枕の略中央部に後頭部を乗せる凹み部を設け、枕の両側部より中央部を低くしたもので、仰向きに寝る人は枕の中央部の凹み部に後頭部を乗せ、横向きに寝る人は枕の両側部に側頭部を乗せることにより、仰向きに寝る人と横向きに寝る人の両者に対応して適正な高さで頭を支持し得るものである。

【０００６】また凹み部を枕の表面略中央部と裏面略中央部の四点を糸体で絞り寄せて形成することにより、簡単に凹み部を形成し得、糸体による絞り方を調整するだけで後頭部を乗せる凹み部上面の高さを体に合った高さに簡単に調整し得、体の大きさに対応して性能を適正に発揮させ得るものである。

【０００７】

【考案の実施の形態】

以下本考案の実施例を図面に基づいて詳述する。図１は枕カバーを外した状態の枕本体の外観斜視図、図２は同断面図であり、枕本体（Ａ）の略中央部に後頭部を乗せる略正方形の凹み部（１）設け、枕本体（Ａ）の両側部を中央部に比べて高くしている。この凹み部（１）は図３にも示すように、枕本体（Ａ）の表面略中央部とそこに対応する裏面略中央部の四点（一辺が１０ｃｍ前後の正方形の四つの頂点）を凧糸やナイロン糸等の容易に切れない糸体（２）で絞り寄せて形成している。

【０００８】そして、枕本体（Ａ）の蕎麦殻、羽毛、羊毛、スポンジ、綿、木又はプラスチック製のチップ等の充填物（５）を包み込んでいる布（３）から糸体（２）の端部に作った結び目（２ａ）が抜けるのを防止し、且つ、結び目（２ａ）を係止させている布（３）の止め部が破れてしまうのを防止するため、比較的厚めの布片や小さいボタン等の補強材（４）を介して各結び目（２ａ）を布（３）に係止させている。

【０００９】また少なくとも各糸体（４）の一方の結び目（２ａ）は、人為的に容易に解くことができるように、蝶々結び等で作り、糸体（２）による絞り寄せ方を調整し、後頭部を乗せる凹み部（１）上面の高さ（深さ）を体に合った高さ（深さ）に調整できるようにしている。

【００１０】また仰向きに寝る場合、凹み部（１）に後頭部を乗せることにより、頭を安定して支持でき、枕の端に頭がずれ動いたり、枕から頭がずれ落ちるのを防止でき、寝ている間に頭を枕の中央部に何度も乗せ直すことを不要にでき、頭を包み込むようなしっかりとした安定感を使用者に与えることができ、寝心地をよくしすることができると共に、凹み部（１）の前側の部分が首と床面との間に入り込み、その部分で首を支えるようになるため、体のどこにも力が入らない適正な寝姿勢を取らせることができ、寝て起きたときに体の痛みを感じさせるのを防止できるものである。また仰向きに寝る場合と、横向きに寝る場合の両者とも頭を適正な高さに支持できるので、体のどこにも力が入らない適正な寝姿勢を取らせることができ、寝て起きたときに体の痛みを感じさせるのを防止できるものである。

【００１１】

【考案の効果】

以上実施例からも明らかなように本考案は、枕の略中央部に後頭部を乗せる凹み部（１）を設け、枕の両側部より中央部を低くしたもので、仰向きに寝る人は枕の中央部の凹み部（１）に後頭部を乗せ、横向きに寝る人は枕の両側部に側頭部を乗せることにより、仰向きに寝る人と横向きに寝る人の両者に対応して適正な高さで頭を支持できるものである。

【００１２】また凹み部（１）を枕の表面略中央部と裏面略中央部の四点を糸体（２）で絞り寄せて形成することにより、簡単に凹み部（１）を形成でき、糸体（２）による絞り方を調整するだけで後頭部を乗せる凹み部（１）上面の高さを体に合った高さに簡単に調整でき、体の大きさに対応して性能を適正に発揮させることができるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】枕本体の外観斜視図

【図２】枕本体の断面図

【図３】凹み部の拡大平面図

【符号の説明】

（Ａ）枕本体（１）凹み部（２）糸体

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】枕の略中央部に後頭部を乗せる凹み部を設
け、枕の両側部より中央部を低くしたたことを特徴とす
る枕。
【請求項２】凹み部を枕の表面略中央部と裏面略中央部
の複数点を糸体で絞り寄せて形成したことを特徴とする
請求項１記載の枕。