JP3321394B2 - ベッド - Google Patents

ベッド

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JP3321394B2
JP3321394B2 JP27363097A JP27363097A JP3321394B2 JP 3321394 B2 JP3321394 B2 JP 3321394B2 JP 27363097 A JP27363097 A JP 27363097A JP 27363097 A JP27363097 A JP 27363097A JP 3321394 B2 JP3321394 B2 JP 3321394B2
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synthetic fiber
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floor plate
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徹 原島
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、冬の寒い気候時には、ベッドに電
気毛布や電気行火等の暖房器具を載置して、布団等を予
め暖めておいた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の暖房器具は、ベッドの上に載置されるので、睡眠中、
位置がずれたり、あるいは、ベッドから落下してしまう
ことがあった。また、ベッドを折畳む際には、暖房器具
を別の場所に保管するため、使用したい時には一回ごと
に取出す必要があり、不便であった。そこで、本発明
は、寒い季節に、暖かく快適に眠ることができるベッド
を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明のベッドは、床板部に面状ヒータを内蔵し
ベッドであって;面状ヒータは、ベッド全長の約半分
以下の後半部に配設され;床板部が、補強用パイプ材上
に、順次、支持ネット、発泡樹脂層、合成繊維綿を積層
すると共に、該外面をファスナー付カバー布にて包囲し
たものから成り;かつ、面状ヒータが、上記合成繊維綿
の上面とカバー布との間に、合成繊維綿の上面に面状フ
ァスナーにて着脱自在となるように取付けられたもので
る。
【0005】また、床板部に面状ヒータを内蔵したベッ
ドであって;面状ヒータは、ベッド全長の後端寄りの約
4半分に配設され;床板部が、補強用パイプ材上に、順
次、支持ネット、発泡樹脂層、合成繊維綿を積層すると
共に、該外面をファスナー付カバー布にて包囲したもの
から成りかつ、面状ヒータが、上記合成繊維綿の上面
とカバー布との間に合成繊維綿の上面に面状ファスナ
ーにて着脱自在となるように取付けられたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を示す図面に基
づき、本発明を詳説する。
【0007】図1は、本発明のベッドの実施の一形態を
示し、このベッド1は、床板部2と、この床板部2を載
置する枠体3と、を備えている。
【0008】具体的に説明すると、枠体3は、(横断面
略正方形乃至長方形の)金属パイプ材で平面視矩形状に
形成されており、前枠4と、後枠5とから成っている。
そして、図2に示すように、前枠4の後端側と後枠5の
前端側の左右側縁部と、このベッド1の裏面中央部に位
置する中間支持脚6の左右側板部7,7とを枢着具8…
にて枢着して、前枠4と後枠5とを水平軸心廻りに揺動
自在としている。
【0009】また、前枠4の前端部には、枕止め枠12が
立設されている。この枕止め枠12は、アーチ部13と、左
右一対の固定支脚14,14とから成り、このアーチ部13の
中央部及び固定支脚14の下端には、車輪15…が設けられ
ている。
【0010】一方、後枠5の後端部には、支持台枠16を
設けている。この支持台枠16は、一対の車輪17,17を有
する前後方向の水平杆18,18と、(図示省略の)それを
左右連結する横杆とを備えており、後枠5の後端部を上
下揺動自在に枢着(受支)している。しかも、後枠5の
前端側の左右側縁部には、左右一対の鉛直状把手20…を
突設しており、布団の落下を防止する。
【0011】次に、図1に示したように、床板部2は、
平面視矩形状であって、前床板9と、後床板10とから成
っている。具体的に述べると、この前床板9は、図2に
示したように、前半部9a(約半分)が支軸11廻りに上
下揺動して、仮想線で示すように起伏可能である。
【0012】また、この支軸11にラチェット機構を設け
ているので、前半部9aを、有段乃至無段階に、所定小
角度ずつ起伏して傾斜角度を調整可能であるため、所望
の傾斜角度に設定して読書やテレビ鑑賞ができ、至便で
ある。
【0013】さらに、図1に示したように、後床板10
は、後半部(後端寄りの約半分)10aに、面状ヒータ21
を内蔵している。具体的には、図3に示すように、この
面状ヒータ21は、発熱体34がはりめぐらされたヒータ本
体22に温度調節器付電源スイッチ23がコネクタにて接続
されたものであり、設定温度は、20℃〜55℃とされてい
る。また、この面状ヒータ21は、複数個の面状ファスナ
ー33…(図例では5個)にて、後半部10aの内部に着脱
自在に取付けられている。
【0014】つまり、図4に示すように、床板部2は、
矩形状に形成した補強用パイプ材24上に、順次、格子状
又は網状の支持ネット25,ウレタン等の発泡樹脂層26,
防カビ性・抗菌性・防虫性・防臭性・遠赤性の合成繊維
綿27を積層し、この外面をファスナー付カバー布28にて
包囲したものである。なお、図中に示したように、パイ
プ材24下に、発泡樹脂層29を設けても好ましい。
【0015】また、合成繊維綿27の上面とカバー布28と
の間には、面状ヒータ21を設けている。つまり、この面
状ヒータ21は、合成繊維綿27の上面に面状ファスナー33
…にて着脱自在に接着されているので、面状ヒータ21が
よじれて位置ずれした時や、あるいは、面状ヒータ21が
不必要な際には、カバー布28のファスナーを開けて、面
状ヒータ21を取出すことが可能である。なお、この面状
ヒータ21は、合成繊維綿27の上面に接着にて固定しても
よい。
【0016】このように、この床板部2は、支持ネット
25により、睡眠中に発汗された水分を外部に発散するた
め、通気性がよく、かつ、合成繊維綿27の性質から、ム
レを防止すると共に、爽やかな暖かさを持続することが
できるので、衛生的に快適に眠ることができる。さら
に、補強用パイプ材24が内部に設けられているので、型
崩れの心配がない。
【0017】なお、このベッド1は、図5に示すよう
に、前床板9の裏面側と、後床板10の裏面側を相互に近
接する倒立V字状に折畳むことができる。具体的には、
図2に示したように、倒立V字型の方向へ折畳まれるよ
うに弾発付勢する弾発部材Sが設けられている。また、
この弾発部材Sは、一対の第一引張バネ・第二引張バネ
30,31にて構成されている。
【0018】即ち、第一引張バネ30・第二引張バネ31
は、ベッド1の裏面側に設けられ、前者は、前枠4の前
端と中間支持脚6の下端縁との間に張架され、また、後
者は、後枠5の後端(横杆)と中間支持脚6の下端縁と
の間に張架されている。
【0019】従って、ベッド1を使用しない場合は、鉛
直状把手20(図2参照)を引き寄せて、ベッド1の後端
側の半分を揺動させ、図5の状態とする。つまり、ベッ
ド1を、弾発部材Sの弾発力にて、倒立V字状に折畳
み、支持台枠16の車輪17…と、枕止め枠12の車輪15に
て、鉛直状に支持する。
【0020】なお、上述したように、本発明のベッド1
は、後床板10の後半部10aに、面状ヒータ21を配設して
おり、配線(プラグ等)は後床板10へのみ接続・供給す
ればよいので、(後床板10と前床板9の間の配線は省略
できて、)折畳む際に、ヒータ21の配線を前枠4と後枠
5との間に挟んだりする虞れがなく、配線に損傷を受け
る心配がない。
【0021】しかも、この面状ヒータ21は、面状ファス
ナー33…にて接着されているので、折畳んだ際に、下に
ずれ落ちたりする心配がなく、常に、所望の位置にしわ
のない状態で固定しておくことができる。
【0022】また、ベッド1を使用する場合は、鉛直状
把手20を手前に引出して展開し、図1及び図2の状態に
すればよく、中間支持脚6と、固定支脚14,14及び車輪
15…と、支持台枠16及び車輪17…にて、ベッド1を水平
に支持する。このように、鉛直状把手20を持てば、弾発
部材Sの弾発力にて、女性や老人等の力の弱い者でも、
簡単に展開・折畳むことが可能である。
【0023】なお、本発明のベッドは、上述した実施の
形態以外にも設計変更自由である。例えば、ベッド1は
折畳式としなくてもよい。また、面状ヒータ21は、後床
板10の後半部10aのみでなく、後床板10の全面に内蔵し
てもよい。あるいは、床板部2の全面、又は、前床板9
の後半部及び後床板10に内蔵しても好ましい。さらに、
前床板9の前半部9aは、傾斜する構造でなくともよ
い。
【0024】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成されるので、次
に記載する効果を奏する。
【0025】(請求項1によれば、)寒い気候時、冷た
くなっているベッドを予め暖めておけるので、快適に暖
かく眠ることができる。また、面状ヒータ21が直接身体
に触れないので、低温火傷等の心配がない。
【0026】また、頭寒足熱が実現できるので、頭部が
のぼせることなく、腰や足元のみを暖めることができ
て、より快適に眠ることができる。
【0027】また、支持ネット25により、睡眠中に発汗
された水分が外部に発散されるため、通気性がよい。ま
た、合成繊維綿27の性質から、ムレを防止すると共に、
爽やかな暖かさを持続させることができるので、衛生的
に眠ることができる。しかも、カバー布28は容易に取り
外すことができるので、取替自在であり、衛生的であ
る。しかも、補強用パイプ材24が内部に設けられている
ので、型崩れの心配がない。
【0028】また、面状ヒータ21を、合成繊維綿27の上
面に取付け・取外しする作業が容易であり、至便であ
る。
【0029】(請求項2によれば、)請求項1と同様の
効果を奏し、さらに、暖房機では暖めにくい腰や足元を
柔らかく暖めることができるので、一層快適に眠ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す平面図である。
【図2】側面図である。
【図3】要部の平面図である。
【図4】要部の断面正面図である。
【図5】折畳状態を示す側面図である。
【符号の説明】
2 床板部 21 面状ヒータ 24 補強用パイプ材 25 支持ネット 26 発泡樹脂層 27 合成繊維綿 28 カバー 33 面状ファスナー
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−173297(JP,A) 特開 平1−278653(JP,A) 実開 昭61−60871(JP,U) 実公 昭63−37745(JP,Y2) 実公 平7−15485(JP,Y2) 実公 平4−28430(JP,Y2) 実公 昭56−54827(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47C 21/04 A47C 19/12 A47C 27/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床板部2に面状ヒータ21を内蔵したベッ
    ドであって、 面状ヒータ21は、ベッド全長の約半分以下の後半部に配
    設され、 床板部2が、補強用パイプ材24上に、順次、支持ネット
    25、発泡樹脂層26、合成繊維綿27を積層すると共に、該
    外面をファスナー付カバー布28にて包囲したものから成
    り、 かつ、面状ヒータ21が、上記合成繊維綿27の上面とカバ
    ー布28との間に、合成繊維綿27の上面に面状ファスナー
    33…にて着脱自在となるように取付けられた ことを特徴
    とするベッド。
  2. 【請求項2】 床板部2に面状ヒータ21を内蔵したベッ
    ドであって、 面状ヒータ21は、ベッド全長の後端寄りの約4半分に配
    設され、 床板部2が、補強用パイプ材24上に、順次、支持ネット
    25、発泡樹脂層26、合成繊維綿27を積層すると共に、該
    外面をファスナー付カバー布28にて包囲したものから成
    り、 かつ、面状ヒータ21が、上記合成繊維綿27の上面とカバ
    ー布28との間に、合成繊維綿27の上面に面状ファスナー
    33…にて着脱自在となるように取付けられたことを特徴
    とする ベッド。
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