JP3914829B2 - デスクワーク用下肢保温具 - Google Patents

デスクワーク用下肢保温具 Download PDF

Info

Publication number
JP3914829B2
JP3914829B2 JP2002175157A JP2002175157A JP3914829B2 JP 3914829 B2 JP3914829 B2 JP 3914829B2 JP 2002175157 A JP2002175157 A JP 2002175157A JP 2002175157 A JP2002175157 A JP 2002175157A JP 3914829 B2 JP3914829 B2 JP 3914829B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cloth
leg
cover
desk
heat insulating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002175157A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004016457A (ja
Inventor
秀治 冨永
Original Assignee
秀治 冨永
冨永 伸樹
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 秀治 冨永, 冨永 伸樹 filed Critical 秀治 冨永
Priority to JP2002175157A priority Critical patent/JP3914829B2/ja
Publication of JP2004016457A publication Critical patent/JP2004016457A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3914829B2 publication Critical patent/JP3914829B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Central Heating Systems (AREA)
  • Tables And Desks Characterized By Structural Shape (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デスクワーク用下肢保温具に関する。
【0002】
【従来の技術】
デスクワークする場合、人は椅子に座って脚部を机の甲板下のスペースに差し入れた姿勢を取るのが一般的である。この際、冬場などには室内を暖房しても上記甲板下は気温が上がらないことがあり、人によっては下肢に毛布を巻きつけて冷えを防ぐことがある。特に、冷え性の女性にとっては、保温用の毛布は冬場の必需品といわれている。最近では、夏場でも過度に冷房する傾向にあるため,毛布を下肢に巻きつけることが多くなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記したように毛布を下肢に巻きつけて冷えを防ぐのでは、用事等のために席を離れる都度に毛布を椅子の上や机の甲板上に置き、用事が終わって席につく際には毛布を取って再び下肢に巻きつけなければならず、非常に煩わしい。
【0004】
また、毛布を下肢全体が保温できるように巻きつけるのは難しく、下肢の一部(特に、冷気に晒される脛や足部)が冷えから逃れられないことが多い。
【0005】
本発明の目的は、何ら手を煩わすことなく人の下肢全体を効果的に保温することができるデスクワーク用下肢保温具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、椅子に座り脚部を机の甲板下のスペースに差し入れた人の下肢を保温するデスクワーク用下肢保温具であって、前記机の甲板下のスペースに配設され後方部分に前記人の脚部の出し入れを許容する開口部が形成された第1保温カバーと、前記椅子の前面部に配設された第2保温カバーとを備えており、前記第1保温カバーは、前記人の脚部を上方から覆う天布、当該脚部を側方から覆う前垂布および側垂布、これらの垂布の下端部に取り外し可能に取り付けられるとともに床面に接触する床ずり布、ならびに前記開口部を開閉可能な延べ布およびプリーツ状のつなぎ布から形成されていて、複数の長さ調節可能な紐および取付け具を介して前記机の甲板の底面部または引出し支持部に吊下げられており、
前記第2保温カバーは、前記椅子の前面部に垂れ下がり長さ調節可能に垂れ下げられており、前記第1保温カバーで当該カバー開口部を介して差し込まれた人の下肢を前方、左右両側および上方から囲むとともに第2保温カバーで前記人の脚部を後方から囲んで下肢を保温することを特徴とするものである。
【0007】
請求項2の発明は、前記第1保温カバーおよび前記第2保温カバーのうちの少なくともいずれか一方が高断熱布製とされたものである。
【0008】
請求項3の発明は、前記第1保温カバーおよび前記第2保温カバーのうちの少なくともいずれか一方に発熱体が設けられたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
【0010】
本発明に係るデスクワーク用下肢保温具1は、図1および図2に示すように、机2の甲板3下のスペース2sに配設された第1保温カバー10と、椅子5の前面部に配設された第2保温カバー20とを備え、第1保温カバー10で当該カバー開口部17を介して差し込まれた人Bの下肢(脚部および腰部)を前方、左右両側および上方から囲むとともに第2保温カバー20で人Bの脚部を後方から囲んで下肢を保温する構成とされている。
【0011】
具体的には、第1保温カバー10および第2保温カバー20は高断熱布製とされている。これにより、人Bの下肢部と柔らかく接触することになり一段と使い心地が良くなる。この実施形態では、両保温カバー(10,20)は、毛布等の厚布で形成されている。第1保温カバー10の後方部分には、図4および図5に示すように、椅子5に座った人Bの脚部の出し入れを許容する開口部17が形成されている。なお、図1および図2において、2は机である。3は机2の甲板、4は机2の脚部である。また、5は椅子である。6は椅子5の座部、7は背もたれ部、8は脚部、9はキャスタである。
【0012】
より具体的には、第1保温カバー10は、図3〜図5に示すように、天布11、前垂布12、側垂布13、床ずり布14、延べ布15およびつなぎ布16から形成されており、前吊り紐31および後吊り紐32ならびに取付け具35を介して甲板3の底面部(または引出し支持部)に吊下げられている。
【0013】
第1保温カバー10の天布11、前垂布12、側垂布13、延べ布15およびつなぎ布16は、縫い合わされるなどして一体的に形成されている。床ずり布14は、前垂布12および側垂布13の下端部に面ファスナ(図示省略)を介して高さ位置調節可能および取外し可能に取付けられている。この床ずり布14は、その下端が床面FLに軽く接触するように高さ位置が調節されている。また、汚れた場合には、取り外して洗濯することにより、いつも清潔な状態を維持できることとされている。つなぎ布16は、プリーツ状に形成されており、延べ布15の持ち上げ動作等を許容可能とされている。
【0014】
なお、取付け具35は、スチール製の机2の上記甲板3の底面等に磁力で強固に固着して第1保温カバー10を保持可能に形成されている。前吊り紐31および後吊り紐32の長さを調節することにより、第1保温カバー10の高さ位置や姿勢を調節できる。使用に先立ち、第1保温カバー10の天布11が椅子5に座る人Bの太ももに接触するように紐(31,32)の長さを調節しておく。このように、使用者の体格に合わせて天布11(従来のひざ掛け相当)を太ももがあたる位置に簡単に調節できる。
【0015】
また、上記した第1保温カバー10の天布11、前垂布12、側垂布13に、それぞれ図示しない面ファスナを介して各同等面積の厚布(図示省略)を取付け可能に構成してもよい。これにより、一段と保温性能を向上させることができる。
【0016】
一方、第2保温カバー20は、図6および図7に示すように、椅子5の前面部に垂れ下げられている。この実施形態では、第2保温カバー20は、垂れ下り長さが面ファスナ25を介して調節可能とされている。使用に先立ち、第2保温カバー20が椅子5のキャスタ9の運動に支障を与えないように、当該カバー20の垂れ下り長さを調節しておく。
【0017】
上記構成のデスクワーク用下肢保温具1によれば、図1および図2に示すように、椅子5に座った人Bが延べ布15を持ち上げ、椅子5ごと机2に向かって少し移動すれば、その脚部は第1保温カバー10内に開口部17を介して差し入まれる。すると、椅子5に座った人Bの下肢は、第1保温カバー10の天布11、前垂布12、側垂布13、床ずり布14、延べ布15およびつなぎ布16によって前方、左右両側および上方から囲まれるとともに、第2保温カバー20によって脚部後方が囲まれる。これにより、人Bの下肢部体熱の放散が抑えられるとともに外部からの冷気の侵入が抑えられる。このように、椅子5に座った人Bが椅子5ごと机2に向かって少し移動するだけで、下肢全体が保温されることになる。
【0018】
また、用事等のために席を離れる場合は、上記人Bが椅子5ごと後退すればその脚部が第1保温カバー10から自然に抜け出る。この際、第1保温カバー10は紐(31,32)等によって机2の甲板3下に保持されており、第2保温カバー20は椅子5に保持されているので、両カバー(10,20)を片付ける必要がない。そして、用事が終わって席につく際には、人Bは上記したように椅子5ごと机2に向かって少し移動するだけで本デスクワーク用下肢保温具1によって下肢全体が保温される。したがって、何ら手を煩わすことなく人Bの下肢全体を効果的に保温することができる。
【0019】
なお、上記実施形態では、第1保温カバー10および第2保温カバー20を高断熱布製としたが、これに限定されるものではなく、両者またはいずれか一方を布以外の材料(例えば、プラスチック)で形成してもよい。
【0020】
また、第1保温カバー10および第2保温カバー20のうちの少なくともいずれか一方に発熱体を設けてもよい。例えば、布製の第1保温カバー10内に図8に示すように電熱線(41)を配設し通電することにより、適度な熱を発生するように構成してもよい。これにより、机下用の温風機を使用するよりも消費電力量が大幅に減少し省エネとなるとともに、電力が低いため通電を切り忘れても安全である。
【0021】
また、第1保温カバー10を前吊り紐31および後吊り紐32等を介して机甲板3の底面部等に吊下げたが、これに限定されるものではなく、例えば図9に示すように、机2の甲板3下のスペース2sで自立するフレーム51で第1保温カバー10を保持するようにしてもよい。
【0022】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、机の甲板下のスペースに配設した第1保温カバーで椅子に座った人の下肢を前方、左右両側および上方から囲むとともに、椅子に配設した第2保温カバーで人の脚部を後方から囲むので、何ら手を煩わすことなく人の下肢全体を効果的に保温することができる。また、床ずり布は、その下端が床面に接触するので汚れやすいが、取り外して洗濯することができ、いつも清潔な状態を維持できる。また、開口部を開閉可能なつなぎ布は、プリーツ状に形成されているので、人がスペースに脚部を差し入れる際の延べ布の持ち上げ動作等を許容するので当該スペースに冷気を入れないですむ。また、複数の紐の長さを調節することにより、第1保温カバーの高さ位置や姿勢を調節できる。これにより、使用に先立ち、第1保温カバーの天布が椅子に座る人の太ももに接触するように紐の長さを調節しておけば、使用者の体格に合わせて天布(従来のひざ掛け相当)を太ももがあたる位置に簡単に調節できる。さらに、使用する前に、第2保温カバーが垂れ下がり長さを調節しておけば、当該カバーが椅子のキャスタの運動に支障を与えないようにできる。
【0023】
請求項2の発明によれば、第1保温カバーおよび第2保温カバーのうちの少なくともいずれか一方が高断熱布製とされているので、請求項1の発明と同様な効果を奏する他、人の下肢部と柔らかく接触することになり一段と使い心地が良くなる。
【0024】
請求項3の発明は、第1保温カバーおよび第2保温カバーのうちの少なくともいずれか一方に発熱体が設けられているので、請求項1又は2の発明と同様な効果を奏する他、一段と保温効果を増すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を説明するための図である。
【図2】同じく、使用前の状態を示す図である。
【図3】同じく、全体構成を説明するための側面図である。
【図4】同じく、全体構成を説明するための斜視図である。
【図5】同じく、第1保温カバーの開口部を説明するための斜視図である。
【図6】同じく、椅子に配設された第2保温カバーを説明するための斜視図である。
【図7】同じく、第2保温カバーを説明するための正面図である。
【図8】同じく、第1保温カバー内の電熱線を説明するための側面図である。
【図9】同じく、フレームに保持された第1保温カバーを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 デスクワーク用下肢保温具
2 机
2s スペース
3 甲板
4 脚部
5 椅子
6 座部
7 背もたれ部
9 キャスタ
10 第1保温カバー
11 天布
12 前垂布
13 側垂布
14 床ずり布
15 延べ布
16 つなぎ布
17 開口部
20 第2保温カバー
25 面ファスナ
31 前吊り紐
32 後吊り紐
35 取付け具
41 電熱線
51 フレーム
B 人

Claims (3)

  1. 椅子に座り脚部を机の甲板下のスペースに差し入れた人の下肢を保温するデスクワーク用下肢保温具であって、
    前記机の甲板下のスペースに配設され後方部分に前記人の脚部の出し入れを許容する開口部が形成された第1保温カバーと、前記椅子の前面部に配設された第2保温カバーとを備えており
    前記第1保温カバーは、前記人の脚部を上方から覆う天布、当該脚部を側方から覆う前垂布および側垂布、これらの垂布の下端部に取り外し可能に取り付けられるとともに床面に接触する床ずり布、ならびに前記開口部を開閉可能な延べ布およびプリーツ状のつなぎ布から形成されていて、複数の長さ調節可能な紐および取付け具を介して前記机の甲板の底面部または引出し支持部に吊下げられており、
    前記第2保温カバーは、前記椅子の前面部に垂れ下がり長さ調節可能に垂れ下げられており、
    前記第1保温カバーで当該カバー開口部を介して差し込まれた人の下肢を前方、左右両側および上方から囲むとともに第2保温カバーで前記人の脚部を後方から囲んで下肢を保温することを特徴とするデスクワーク用下肢保温具。
  2. 前記第1保温カバーおよび前記第2保温カバーのうちの少なくともいずれか一方が高断熱布製とされた請求項1記載のデスクワーク用下肢保温具。
  3. 前記第1保温カバーおよび前記第2保温カバーのうちの少なくともいずれか一方に発熱体が設けられた請求項1又は2記載のデスクワーク用下肢保温具。
JP2002175157A 2002-06-17 2002-06-17 デスクワーク用下肢保温具 Expired - Fee Related JP3914829B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002175157A JP3914829B2 (ja) 2002-06-17 2002-06-17 デスクワーク用下肢保温具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002175157A JP3914829B2 (ja) 2002-06-17 2002-06-17 デスクワーク用下肢保温具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004016457A JP2004016457A (ja) 2004-01-22
JP3914829B2 true JP3914829B2 (ja) 2007-05-16

Family

ID=31173893

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002175157A Expired - Fee Related JP3914829B2 (ja) 2002-06-17 2002-06-17 デスクワーク用下肢保温具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3914829B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014097291A (ja) * 2012-10-15 2014-05-29 Cool Kobe Co Ltd 足冷え防止用具
CN110693112A (zh) * 2019-11-27 2020-01-17 徐州丽斯顿工业设计有限公司 一种腿部保暖格挡
KR20210089530A (ko) * 2020-01-08 2021-07-16 신정훈 다기능 하체 난방기

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004016457A (ja) 2004-01-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2770089C (en) Functional seat cover
US20020129445A1 (en) Pillow blanket
US10595681B2 (en) Bath cover for child
JP3914829B2 (ja) デスクワーク用下肢保温具
JPH10117907A (ja) 患者用寝返り背当て枕
JP3694016B2 (ja) 被い機能付き椅子
US20080034500A1 (en) Foot warming bed sheet
KR200211509Y1 (ko) 소파
JP3149531U (ja) 多目的電気足温器
JP3098427U (ja) 脚保温カバー
KR20220107755A (ko) 담요가 구비된 일체형 방석
JP3033251U (ja) 足温用敷パット
KR200424073Y1 (ko) 낚시의자용 시트커버
CA2070373C (en) Foot comforter
JP3321394B2 (ja) ベッド
JP3132929U (ja) ヘルニア足上げ電気敷き布団
JP2727056B2 (ja) 座椅子
JP3044505U (ja) マット状温熱具
JP3190815U (ja) ピロー
KR200315789Y1 (ko) 전열식 돌침대 겸용 전열식 쇼파
JP2835458B2 (ja) 腰・椅子包囲暖房具
JP3265509B2 (ja) 放射ファスナーで結解する暖房座蒲団。
KR200376098Y1 (ko) 방석 바지
KR20240011652A (ko) 바닥부가 개선된 바닥 가열식 침구
KR200419628Y1 (ko) 개별접철식베드

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040913

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050307

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060912

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061017

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070116

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070205

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees