JP3161390B2 - ズームレンズ及びそれを用いたイメージスキャナー - Google Patents

ズームレンズ及びそれを用いたイメージスキャナー

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はズームレンズ及びそ
れを用いたイメージスキャナーに関し、特に物像間距離
を一定の有限距離に維持した状態において変倍を行なっ
たものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりイメージスキャナー用に用いら
れる結像レンズは単焦点レンズで構成されている場合が
多い。またこの種のイメージスキャナーはラインセンサ
ー(CCD)によるディジタル読み取りのため、画像の
拡大等は電子ズームで行なえる。しかしながら一般に電
子ズームは一定の画素から成る画像を拡大するため画像
劣化が避けられないという問題点がある。
【0003】近年、パーソナルコンピュータのディスプ
レー及びプリンターの高画質化が急速に進んでいる。そ
れに伴いイメージスキャナーも高解像化に対応なりつつ
ある。今後、実質的に拡大画像を高画質化するためには
光学ズームが必要となる。
【0004】この光学ズームを用いたイメージスキャナ
ー用のズームレンズが、例えば特開平9-113804号公報で
提案されている。同公報では物体側より順に負の屈折力
の第1群と正の屈折力の第2群との2つのレンズ群を有
し、ズーミングの際には該第1群と該第2群との間隔を
変化させて行なっている。しかしながら同公報では周辺
光量、歪曲収差などにおいては、従来の単焦点レンズを
用いたイメージスキャナーのレベルには達していない。
【0005】またズームレンズの色収差の発生や変動を
小さく抑える為に回折光学素子を利用したズームレンズ
が、例えば米国特許5,268,790 号で提案されている。同
号では主変倍群の第2群、補正群の第3群に回折光学素
子を使用している。
【0006】また色収差を補正する為に回折光学素子を
ズームレンズに配置したズームレンズが、例えば特開平
9-197274号公報で提案されている。同公報では物体側よ
り順に正の屈折力の第1群、負の屈折力の第2群の2つ
のレンズ群とを有し、該第1群又は第2群に回折光学素
子を配置し、広角端から望遠端へのズーミングの際には
該第1群と該第2群とが互いに間隔を狭くするようにし
て行なっている。しかしながら同公報で提案されている
ズームレンズはレンズシャッターカメラ用として用いら
れる為、イメージスキャナー用としては色収差、像面特
性、そして歪曲収差とも不十分な光学性能であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】一般にイメージスキャ
ナーは原稿面全域に渡って忠実に画像を読み取る必要が
あるため歪曲収差がなく画面全域で一定以上の解像力が
要求される。またカラー読取りの場合には、R(赤),
G(緑),B(青)の各色光でのピント位置が揃ってい
ること、画面内での色ズレがないこと等が要求される。
またイメージスキャナーに用いられる読取素子としての
イメージセンサーはラチチュードが狭いため、画面中心
に対する周辺光量をできるだけ確保しておく必要があ
る。
【0008】更にイメージスキャナーに用いられるズー
ムレンズは、例えば写真レンズやビデオレンズ等のズー
ムレンズで実用上許容されている収差変動量が許容する
ことができないほどの高い光学性能が要求される。
【0009】本発明は3群ズームレンズの各レンズ群の
レンズ構成を適切に設定し、かつ第1群と第2群とに各
々回折光学素子を設けることによって、変倍比2.0程
度と高い変倍比を確保しつつ、全変倍範囲にわたり高い
光学性能を有し、カラー読取りに対応できるズームレン
ズ及びそれを用いたイメージスキャナーの提供を目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明のズーム
レンズは原稿面側より順に負の屈折力の第1群、正の屈
折力の第2群、そして正の屈折力の第3群の3つのレン
ズ群を有し、該第1、第2群の空気間隔と該第2、第3
群の空気間隔を変化させて変倍を行なうズームレンズに
おいて、該第2群内に絞りを有し、該第1群は第1の回
折光学素子を有し、該絞り近傍に第2の回折光学素子を
有し、該第2、第3群の短焦点距離側の結像倍率を各々
順にβ 2w ,β 3w としたとき 0.86≦|β 2w ×β 3w |<1.1 但し、β 2w ×β 3w <0 なる条件を満足する ことを特徴としている。
【0011】請求項2の発明は請求項1の発明において
前記第1、第2、第3群は変倍に際して全て光軸上移動
することを特徴としている。請求項3の発明は請求項1
又は2の発明において前記ズームレンズは物像間隔距離
が一定の基で使用されることを特徴としている。請求項
4の発明は請求項1の発明において前記第1の回折光学
素子は前記第1群を構成するレンズの負の屈折面に付加
されていることを特徴としている。請求項5の発明は請
求項1,2,3又は4の発明において前記第1、第2の
回折光学素子の位相関数を
【数2】 (但し、λは基準波長、hは光軸からの高さ、iは次
数、jは回折光学素子の番号)と定義し、全系の短焦点
距離側の焦点距離をfwとしたとき 0.0005<C2(1)×fw<0.005 0.005<|C2(2)×fw|<0.03 (但し、C2(2)<0) なる条件を満足することを特徴としている。請求項6の
発明は請求項1から5のいずれか1項の発明において前
記第1、第2の回折光学素子は共に複数の回折格子を基
板ガラス上に積層して形成した積層型の回折格子より成
ることを特徴としている。請求項7の発明は請求項1の
発明において短焦点距離端から長焦点距離端への変倍を
前記第1群を像面側に凸状の軌跡を有しつつ移動させ、
前記第2、第3群を原稿面側へ単調移動させて行ない、
物像間距離が一定であることを特徴としている。請求項
8の発明は請求項7の発明において原稿面側から順に前
記1群は第1−1負レンズ、第1−2負レンズ、そして
第1−1正レンズの3つのレンズを有し、前記第2群は
第2−1正レンズ、第2−2正レンズ、第2−1負レン
ズ、第2−2負レンズ、そして第2−3正レンズの5つ
のレンズを有し、前記第3群は第3−1正レンズと第3
−1負レンズの2つのレンズを有していることを特徴と
している。請求項9の発明は請求項7の発明において原
稿面側から順に前記第1群は第1−1負レンズ、第1−
1正レンズ、第1−2負レンズ、そして第1−2正レン
ズの4つのレンズを有し、前記第2群は第2−1正レン
ズ、第2−2正レンズ、第2−1負レンズ、そして第2
−3正レンズの4つのレンズを有し、前記第3群は第3
−1正レンズと第3−1負レンズの2つのレンズを有し
ていることを特徴としている。請求項10の発明は請求
項7の発明において原稿面側から順に前記第1群は第1
−1負レンズ、第1−1正レンズ、第1−2負レンズ、
そして第1−2正レンズの4つのレンズを有し、前記第
2群は第2−1正レンズ、第2−2正レンズ、第2−1
負レンズ、第2−2負レンズ、そして第2−3正レンズ
の5つのレンズを有し、前記第3群は第3−1正レンズ
と第3−1負レンズの2つのレンズを有していることを
特徴としている。請求項11の発明は請求項7の発明に
おいて原稿面側から順に前記第1群は第1−1負レン
ズ、第1−2負レンズ、そして第1−1正レンズの3つ
のレンズを有し、前記第2群は第2−1正レンズ、第2
−2正レンズ、第2−1負レンズ、そして第2−2負レ
ンズの4つのレンズを有し、前記第3群は第3−1正レ
ンズと第3−1負レンズの2つのレンズを有しているこ
とを特徴としている。請求項12の発明は請求項7の発
明において原稿面側から順に前記第1群は第1−1負レ
ンズ、第1−2負レンズ、そして第1−1正レンズの3
つのレンズを有し、前記第2群は第2−1正レンズ、第
2−2正レンズ、そして第2−1負レンズの3つのレン
ズを有し、前記第3群は第3−1負レンズ、第3−1正
レンズ、そして第3−2負レンズの3つのレンズを有し
ていることを特徴としている。
【0012】請求項13の発明のイメージスキャナは前
記請求項1乃至12のいずれか1項記載のズームレンズ
をイメージスキャナーに用いたことを特徴としている。
【0013】本発明のイメージスキャナーは、 (2) 上記(1)、(1-1) 乃至(1-12)のいずれか1項記載のズ
ームレンズをイメージスキャナーに用いたことを特徴と
している。
【0014】
【発明の実施の形態】図1〜図5は各々順に本発明の後
述する数値実施例1〜5のレンズ断面図、図6〜図10
は各々順に本発明の後述する数値実施例1〜5の諸収差
図である。収差図において(A)は短焦点距離端(高倍
側)、(B)は長焦点距離端(低倍側)の収差を示して
いる。尚、各数値実施例はイメージスキャナーに用いら
れるズームレンズの数値例を示している。
【0015】図中、L1は負の屈折力の第1群であり、
その群L1内に変倍による倍率色収差の変動を補正する
第1の回折光学素子11を有している。第1の回折光学
素子11は第1群L1を構成するレンズの負の屈折面に
付加されている。L2は正の屈折力の第2群であり、そ
の群L2内に変倍による軸上色収差の変動を補正する第
2の回折光学素子12を有している。SPは絞りであ
り、第2群L2内に配置されており、本発明では変倍に
伴ない第2群L2と一体的に移動させている。また絞り
SP近傍には第2の回折光学素子12が配置されてい
る。L3は正の屈折力の第3群である。Gはラインセン
サー(不図示)用の平行平面板より成るカバーガラスで
あり、像面近傍に配置されている。
【0016】図1の数値実施例1においては原稿面側か
ら順に第1群L1を第1−1負レンズL1A 、第1−2負
レンズL1B 、そして第1−1正レンズL1C の3枚構成と
し、第2群L2を第2−1正レンズL2A 、第2−2正レ
ンズL2B 、第2−1負レンズL2C 、絞り、第2−2負レ
ンズL2D 、そして第2−3正レンズL2E の5枚構成と
し、第3群L3を第3−1正レンズL3A と第3−1負レ
ンズL3B の2枚構成とし、第1群の第1−2負レンズL1
B の原稿面側のレンズ面に第1の回折光学素子11を付
加し、第2群L2内に絞りSPを配し、第2群の第2−1
負レンズL2C の像面側のレンズ面に第2の回折光学素子
12を付加している。
【0017】図2の数値実施例2においては原稿面側か
ら順に第1群L1を第1−1負レンズL1A 、第1−1正
レンズL1B 、第1−2負レンズL1C 、そして第1−2正
レンズL1D の4枚構成とし、第2群L2を第2−1正レ
ンズL2A 、第2−2正レンズL2B 、第2−1負レンズL2
C 、そして第2−3正レンズL2D の4枚構成とし、第3
群L3を第3−1正レンズL3A と第3−1負レンズL3B
の2枚構成とし、第1群L1の第1−2負レンズL1C
原稿面側のレンズ面に第1の回折光学素子11を付加
し、第2群L2L2内に絞りSPを配し、第2群L2の第
2−2正レンズL2B の像面側のレンズ面に第2の回折光
学素子12を付加している。
【0018】図3の数値実施例3においては原稿面側か
ら順に第1群L1を第1−1負レンズL1A 、第1−1正
レンズL1B 、第1−2負レンズL1C 、そして第1−2正
レンズL1D の4枚構成とし、第2群L2を第2−1正レ
ンズL2A 、第2−2正レンズL2B 、第2−1負レンズL2
C 、第2−2負レンズL2D 、そして第2−3正レンズL2
E の5枚構成とし、第3群L3を第3−1正レンズL3A
と第3−1負レンズL3B の2枚構成とし、第1群L1の
第1−2負レンズL1C の原稿面側のレンズ面に第1の回
折光学素子11を付加し、第2群L2内に絞りSPを配
し、第2群L2の第2−1負レンズL2C の像面側のレン
ズ面に第2の回折光学素子12を付加している。
【0019】図4の数値実施例4においては原稿面側か
ら順に第1群L1を第1−1負レンズL1A 、第1−2負
レンズL1B 、そして第1−1正レンズL1C の3枚構成と
し、第2群L2を第2−1正レンズL2A 、第2−2正レ
ンズL2B 、第2−1負レンズL2C 、そして第2−2負レ
ンズL2D の4枚構成とし、第3群L3を第3−1正レン
ズL3A と第3−1負レンズL3B の2枚構成とし、第1群
L1の第1−2負レンズL1B の原稿面側のレンズ面に第
1の回折光学素子11を付加し、第2群L2L2内に絞
りSPを配し、第2群L2の第2−1負レンズL2C の像面
側のレンズ面に第2の回折光学素子12を付加してい
る。
【0020】図5の数値実施例5においては原稿面側か
ら順に第1群L1を第1−1負レンズL1A 、第1−2負
レンズL1B 、そして第1−1正レンズL1C の3枚構成と
し、第2群L2を第2−1正レンズL2A 、第2−2正レ
ンズL2B 、そして第2−1負レンズL2C の3枚構成と
し、第3群L3を第3−1負レンズL3A 、第3−1正レ
ンズL3B 、第3−2負レンズL3C の3枚構成とし、第1
群L1の第1−2負レンズL1B の原稿面側のレンズ面に
第1の回折光学素子11を付加し、第2群L2L2内に
絞りSPを配し、第2群L2の第2−1負レンズL2C の像
面側のレンズ面に第2の回折光学素子12を付加してい
る。
【0021】各数値実施例では上述の如く第1群L1内
に第1の回折光学素子11を有し、第2群L2内に絞り
SPを有し、かつ該絞りSP近傍に第2の回折光学素子
12を有している。そして図1〜図5に示すように短焦
点距離端から長焦点距離端への変倍(ズーミング)に際
しては物像間距離を一定の有限距離に維持しつつ第1群
L1を像面側に凸状の軌跡を有しつつ移動させ、第2,
第3群L2,L3を原稿面側へ単調移動させると共に、
該第1,第2群L1,L2の空気間隔と、該第2,第3
群L2,L3の空気間隔を同時に変化させて行なってい
る。
【0022】尚、各数値実施例において第2,第3群L
2,L3は同方向(原稿面側)に向かって移動する第1
群L1を負の屈折力にすることによって、ズーミングに
よって大きくなりがちな前玉径を小さくしている。
【0023】各数値実施例においては主に第2,第3群
L2,L3の移動によって変倍するが、ズーム比が2倍
と大きくなるとズーム中間部で像面湾曲などズーミング
による収差変動が大きくなるので該第2,第3群L2,
L3の空気間隔を可変とすることにより収差変動を小さ
く抑えている。また第2群L2内に絞りSPを配置する
ことにより、レンズ系を該絞りに対しできる限り対称形
とし、これにより歪曲収差や倍率色収差等の補正をしや
すくしている。
【0024】各数値実施例においては各レンズ群内のレ
ンズ形状の最適化、硝材の選択などにより、ズーミング
による軸上色収差の変動や倍率色収差の変動をある程度
補正することはできる。
【0025】しかしながら軸上色収差や倍率色収差等は
共に2次スペクトルが残存し、R(赤)、G(緑)、B
(青)の3色光のピント位置を一致させることが難し
く、正確なカラー読取りができないという課題がある。
【0026】そこで各数値実施例では第2群L2内の絞
りSP近傍に第2の回折光学素子12を設けることによ
って軸上色収差の2次スペクトルを補正し、また第1群
L1を構成するレンズの負(凹)の屈折面に第1の回折
光学素子11を付加することによって倍率色収差の2次
スペクトルを補正している。
【0027】本発明においては上述の如く各数値実施例
とも第2群L2内に絞りを有し、ズーミングにより絞り
SP前後のレンズの対称性を維持することによって、イ
メージスキャナーに必要な歪曲収差や倍率色収差等の補
正がしやすい構成としている。また第2群L2におい
て、絞りSPの原稿面側に少なくとも2枚のレンズを配
置することによって、球面収差の変動を抑えている。こ
れによって各数値実施例においてはいずれも実効Fナン
バー(FNo )がF6程度と明るくズーム比2倍のイメー
ジスキャナー用のズームレンズを実現している。
【0028】さらに本発明のズームレンズを高性能に維
持するためには次の各条件式を満足させるのが良い。
【0029】即ち、第2,第3群L2,L3の短焦点距
離側の結像倍率を各々順にβ2w、β3wとしたとき 0.86≦|β2w×β3w|<1.1 ‥‥‥‥(1) 但し、β2w×β3w<0 なる条件を満足することである。
【0030】また第1,第2の回折光学素子11,12
の位相関数を
【0031】
【数3】 (但し、λは基準波長、hは光軸からの高さ、iは次
数、jは回折光学素子の番号)と定義し、全系の短焦点
距離側の焦点距離をfwとしたとき 0.0005<C2(1)×fw<0.005 ‥‥‥‥(2) 0.005<|C2(2)×fw|<0.03 ‥‥‥‥(3) (但し、C2(2)<0) なる条件を満足することである。尚、C2(1)、C2(2)
各々第1,第2の回折光学素子11,12の位相関数の
係数C2 を表わしている。
【0032】条件式(1)は原稿面側の画角が拡がる短
焦点距離側で該原稿面側のレンズ径を小さく抑え、かつ
歪曲収差を発生させないための条件であり、また第2群
L2に対する第1群L1の距離ができるだけ離れないよ
うにして絞りSPに対する前後のレンズ形状が対称形を
維持するようにしているものである。
【0033】条件式(1)の上限値を越えると高倍側で
の第2,第3群L2,L3のトータルの倍率が大きくな
ってズーミングによる収差変動が大きくなるので良くな
い。また条件式(1)の下限値を越えると特に絞りSP
に対するレンズ系の対称形が崩れ、歪曲収差の発生や前
玉径の大型化を招くので良くない。
【0034】条件式(2)、(3)は第1,第2の回折
光学素子11,12の屈折力の大きさの適正値を規定し
たものである。条件式(2)は非点収差やコマ収差等の
非対称収差を発生させないようにしながら、倍率色収差
のズーミングによる変動を補正するためのものである。
条件式(3)は球面収差の曲がりを発生させないように
しながら軸上色収差のズーミングによる変動を補正する
ためのものである。
【0035】条件式(2)、(3)は共に上限値を越え
ると色収差以外への悪影響が大きくなり良くない。また
条件式(2)、(3)の下限値を越えると本来の補正効
果が薄くなるので良くない。
【0036】各数値実施例における第1、第2の回折光
学素子11,12は回折の法則 nsinθ−n’sinθ’=mλ/d (但しnは入射側媒質、n’は出射側媒質の屈折率、θ
は光線入射角、θ’は光線出射角、λは波長、dは格子
間隔) によって屈折反射させる光学素子である。
【0037】屈折光学素子の通常のガラスが ν=(n−1)/Δn で表される分散を持つのに対して、回折光学素子は ν=λ/Δλ の分散を持つ。通常のガラスのアッベ数が約20〜95
であるのに対して回折光学素子のアッベ数はν=−3.
453という一定値を持つ。つまり通常のガラスが正の
アッベ数を持つのに対して負のアッベ数を持つことにな
る。また部分分散比についても通常のガラスとはかけ離
れた値を持つ。
【0038】各数値実施例においてはこのような回折光
学素子の光学特性を利用することによって色補正を効率
的に行っている。
【0039】この回折光学素子は以下の位相方程式で表
わすことができるものである。
【0040】
【数4】 上記φ(h) は位相を表わしており、hはレンズ光軸から
径方向の距離、λは基準波長である。つまり回折光学素
子はレンズの基準面に位相を付加することにより表わさ
れる。
【0041】図11は各数値実施例における回折光学素
子11(12)の回折格子形状を示す説明図であり、キ
ノフォーム形状より成っている。
【0042】図12は図11に示す回折光学素子の1次
回折効率の波長依存特性を示した説明図である。実際の
回折格子の構成は図11に示すように基材(基板ガラ
ス)102の表面に紫外線硬化樹脂を塗布し、樹脂部に
波長530nmで1次回折効率が100%となるような
格子厚dの格子103を形成している。図12で明らか
なように設計次数での回折効率は最適化した波長530
nmから離れるに従って低下し、一方設計次数近傍の次
数0次、2次回折光が増大している。この設計次数以外
の回折光の増加はフレアとなり、光学系の解像度の低下
につながる。
【0043】図13に図11の格子形状で前述の各数値
実施例を作成した場合の空間周波数に対する短焦点距離
端の可視域平均のMTF特性を示す。図13に示すよう
に低周波数領域のMTFが所望の値より低下しているこ
とが分かる。
【0044】そこで各数値実施例では図11に示した回
折格子形状に限らず、例えば図14に示すように複数の
回折格子10,10を基材102上に積層して形成
した積層型の回折格子を回折光学素子の格子形状とする
ことによって所望のMTF特性を得ている。
【0045】図15はこの構成の回折光学素子の1次回
折効率の波長依存特性を示す説明図である。具体的な構
成としては図14に示すように基材102上に紫外線硬
化樹脂(nd=1.499、νd=54)からなる第1
の回折格子104を形成し、その上に別の紫外線硬化樹
脂(nd=1.598、νd=28)からなる第2の回
折格子105を形成している。この材質の組み合わせで
は第1の回折格子104の格子厚d1はd1=13.8
μm、第2の回折格子105の格子厚d2はd2=1
0.5μmとしている。図15から分かるように積層構
造の回折格子にすることで、設計次数の回折効率は使用
波長域全域で95%以上の高い回折効率を有している。
【0046】図16にこの場合の空間周波数に対するM
TF特性を示す。図16に示すように積層構造の回折格
子を用いることで低周波数のMTFは改善され、所望の
MTF特性が得られていることが分かる。このように回
折光学素子として積層構造の回折格子を用いることによ
って光学性能はさらに改善される。
【0047】尚、前述の積層構造の回折光学素子として
材質を紫外線硬化樹脂に限定するものではなく、他のプ
ラスチック材なども使用できるし、基材によっては第1
の回折格子104を直接基材に形成してもよい。また各
格子厚が必ずしも異なる必要はなく、材料の組み合わせ
によっては図17に示すように2つの回折格子104,
105の格子厚を等しくしても良い。この場合は回折光
学素子の表面に格子形状が形成されないので、防塵性に
優れ、回折光学素子の組立作業性を向上させることがで
き、より安価な光学系を提供することができる。
【0048】図18は本発明のズームレンズをイメージ
スキャナーに適用したときの要部概略図である。同図に
おいて1は原稿台ガラスであり、その原稿台ガラス1上
に原稿(画像)7が載置されている。Aは副走査方向の
原稿の長さである。8はスリットであり、原稿7面近傍
に設けている。2,3,4は各々順に第1,第2,第3
ミラーであり、原稿面からの画像情報に基づく光束を折
り曲げて後述する結像手段に導いている。本実施例では
スリット走査中に原稿面Aと後述するラインセンサー6
との間の光路長を一定に保つため、第1ミラー2と、第
2,第3ミラー3,4から成るミラーユニットとの移動
比を2:1に設定している。5は本発明に関わる結像手
段としてのズームレンズであり、前述の如く3つのレン
ズ群より成っている。ズームレンズ5はスリット走査中
は固定であり、ズーミングの際には位置5aから位置5
bとの間を移動する。またズーミングによるスリット走
査範囲は、例えば範囲Bに制限される。6は紙面に垂直
方向に長い読取手段としてのラインセンサー(CCD)
である。
【0049】本実施例においては照明手段(不図示)で
照明された原稿台ガラス1上の原稿からの光束を第1,
第2,第3ミラー2,3,4を介して結像手段5により
ラインセンサー6面上に結像させ、該ライセンサー6で
該原稿7の画像を読み取っている。
【0050】本実施例においてズーミングにより原稿
(画像)が2倍に拡大されたとき、ラインセンサー(C
CD)の読取幅が一定だとすると、原稿読取幅が1/2
となり、かつスリット走査範囲も1/2となる。従って
原稿面上の読取ドットサイズはフルスキャンに対して1
/2となり、拡大時はより細かい画像読取りが可能とな
る。
【0051】しかしながら拡大時においてラインセンサ
ーによる読取速度を不変とした場合、ラインセンサー側
の実効Fナンバーを一定にしなければならないという問
題点がある。また拡大時は全系の焦点距離が長くなるの
で、フルスキャンに対して明るいFナンバーが必要とな
る。更にカラー読取りの場合、ラインセンサーの画素ピ
ッチが一定のため、拡大時には原稿面上の色ズレを小さ
く抑えなければならない。
【0052】このようにイメージスキャナー用のズーム
レンズは上述の如くズーミングによる収差補正の条件
が、例えば写真レンズ等の通常のズームレンズより厳し
いという問題点がある。
【0053】そこで本実施例では前述した如くズームレ
ンズ5を3つのレンズ群で構成し、各レンズ群のレンズ
構成を適切に設定し、かつ第1群内と第2群内に各々回
折光学素子を適切に配置することによって上記の問題点
を解決し、所望のズーム性能を確保している。
【0054】次に本発明の数値実施例1〜5を示す。
【0055】数値実施例1〜5において、riは原稿面
側より順に第i番目のレンズ面の曲率半径、diは原稿
面側より順に第i番目のレンズ厚及び空気間隔、ni、
νiは各々原稿面側より順に第i番目のレンズのガラス
の屈折率とアッベ数である。回折光学素子は位相方程式
の係数を示す。
【0056】また前述の各条件式と各数値実施例におけ
る諸数値との関係を表−1に示す。
【0057】
【外1】
【0058】
【表1】 [位相係数](*印の面に回折格子素子を付加) r 3 面 c 2 c 3 c 4 c 5 c 6 3.24210D-05 0.00000D+00 -1.05560D-07 0.00000D+00 1.34850D-10 r12 面 c 2 c 3 c 4 c 5 c 6 -2.24304D-04 0.00000D+00 -2.49290D-08 0.00000D+00 -2.65880D-09 物像間距離 406.98 各レンズ群の焦点距離 第1群L1 -70.45 第2群L2 48.10 第3群L3 106.64
【0059】
【外2】
【0060】
【表2】 [位相係数](*印の面に回折格子素子を付加) r 5 面 c 1 c 2 c 3 c 4 c 5 0.00000D+00 6.03500D-05 0.00000D+00 1.68371D-08 0.00000D+00 c 6 c 8 c 9 c10 c11 2.75860D-10 -3.12051D-12 0.00000D+00 5.44567D-15 0.00000D+00 c12 c13 0.00000D+00 0.00000D+00 r12 面 c 2 c 3 c 4 c 5 c 6 -2.02168D-04 4.12204D-06 -1.53314D-06 2.60950D-07 -1.33349D-08 物像間距離 406.98 各レンズ群の焦点距離 第1群L1 -77.15 第2群L2 50.06 第3群L3 515.88
【0061】
【外3】
【0062】
【表3】 [位相係数](*印の面に回折格子素子を付加) r 5 面 c 1 c 2 c 3 0.00000D+00 4.63645D-05 0.00000D+00 c 4 c 5 c 6 2.94554D-08 0.00000D+00 -3.62557D-10 r14 面 c 2 c 3 c 4 c 5 c 6 -2.07007D-04 0.00000D+00 -2.53629D-09 0.00000D+00 -1.43772D-09 物像間距離 406.98 各レンズ群の焦点距離 第1群L1 -66.46 第2群L2 48.25 第3群L3 177.08
【0063】
【外4】
【0064】
【表4】 [位相係数](*印の面に回折格子素子を付加) r 3 面 c 2 c 3 c 4 c 5 c 6 1.53310D-05 0.00000D+00 -6.99030D-08 0.00000D+00 1.26980D-10 r12 面 c 2 c 3 c 4 c 5 c 6 -2.21370D-04 0.00000D+00 7.08610D-08 0.00000D+00 -3.72960D-09 物像間距離 406.98 各レンズ群の焦点距離 第1群L1 -67.48 第2群L2 43.65 第3群L3 102.72
【0065】
【外5】
【0066】
【表5】 [位相係数](*印の面に回折格子素子を付加) r 3 面 c 2 c 3 c 4 c 5 c 6 3.64050D-05 0.00000D+00 -9.19710D-08 0.00000D+00 -7.75180D-11 r12 面 c 2 c 3 c 4 c 5 c 6 -2.62730D-04 0.00000D+00 3.45210D-07 0.00000D+00 -6.45240D-09 物像間距離 406.98 各レンズ群の焦点距離 第1群L1 -66.01 第2群L2 43.75 第3群L3 185.06
【0067】
【表6】 各数値実施例における回折光学素子はピッチ、深さとも
に十分製造可能な範囲に収まっている。例えば数値実施
例1については単層の回折光学素子で制作した場合、最
小のピッチは第1群では約600μm、第2群では約1
00μmであり、深さは0.83μmとなっており、十
分製造可能なレベルとなっている。
【0068】
【発明の効果】本発明によれば前述の如く3群ズームレ
ンズの各レンズ群のレンズ構成を適切に設定し、かつ第
1群と第2群とに各々回折光学素子を設けることによっ
て、変倍比2.0程度と高い変倍比を確保しつつ、全変
倍範囲にわたり高い光学性能を有し、カラー読取りに対
応できるズームレンズ及びそれを用いたイメージスキャ
ナーを達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の数値実施例1のレンズ断面図
【図2】 本発明の数値実施例2のレンズ断面図
【図3】 本発明の数値実施例3のレンズ断面図
【図4】 本発明の数値実施例4のレンズ断面図
【図5】 本発明の数値実施例5のレンズ断面図
【図6】 本発明の数値実施例1の収差図であり、
(A)は短焦点距離端、(B)は長焦点距離端
【図7】 本発明の数値実施例2の収差図であり、
(A)は短焦点距離端、(B)は長焦点距離端
【図8】 本発明の数値実施例3の収差図であり、
(A)は短焦点距離端、(B)は長焦点距離端
【図9】 本発明の数値実施例4の収差図であり、
(A)は短焦点距離端、(B)は長焦点距離端
【図10】 本発明の数値実施例5の収差図であり、
(A)は短焦点距離端、(B)は長焦点距離端
【図11】 本発明に係る回折光学素子の説明図
【図12】 本発明に係る回折光学素子の波長依存特性
の説明図
【図13】 本発明に係る回折光学素子のMTF特性図
【図14】 本発明に係る回折光学素子の説明図
【図15】 本発明に係る回折光学素子の波長依存特性
の説明図
【図16】 本発明に係る回折光学素子のMTF特性図
【図17】 本発明に係る回折光学素子の説明図
【図18】 本発明をイメージスキャナーに適用したと
きの要部概略図
【符号の説明】
1 原稿台ガラス 2,3,4 反射ミラー 5 結像手段(ズームレンズ) L1 第1群 L2 第2群 L3 第3群 G カバーガラス S サジタル像面 M メリディオナル像面 e e線 g g線 c c線
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−173073(JP,A) 特開 昭61−221719(JP,A) 特開 平2−118509(JP,A) 特開 平9−197274(JP,A) 特開 平9−197273(JP,A) 特開 平11−72702(JP,A) 特開 平10−213744(JP,A) 特開 平11−119097(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 9/00 - 17/08 G02B 21/02 - 21/04 G02B 25/00 - 25/04

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿面側より順に負の屈折力の第1群、
    正の屈折力の第2群、そして正の屈折力の第3群の3つ
    のレンズ群を有し、該第1、第2群の空気間隔と該第
    2、第3群の空気間隔を変化させて変倍を行なうズーム
    レンズにおいて、該第2群内に絞りを有し、該第1群は
    第1の回折光学素子を有し、該絞り近傍に第2の回折光
    学素子を有し、該第2、第3群の短焦点距離側の結像倍
    率を各々順にβ 2w ,β 3w としたとき 0.86≦|β 2w ×β 3w |<1.1 但し、β 2w ×β 3w <0 なる条件を満足する ことを特徴とするズームレンズ。
  2. 【請求項2】 前記第1、第2、第3群は変倍に際して
    全て光軸上移動することを特徴とする請求項1のズーム
    レンズ。
  3. 【請求項3】 前記ズームレンズは物像間距離が一定の
    基で使用されることを特徴とする請求項1又は2のズー
    ムレンズ。
  4. 【請求項4】 前記第1の回折光学素子は前記第1群を
    構成するレンズの負の屈折面に付加されていることを特
    徴とする請求項1記載のズームレンズ。
  5. 【請求項5】 前記第1、第2の回折光学素子の位相関
    数を 【数1】 (但し、λは基準波長、hは光軸からの高さ、iは次
    数、jは回折光学素子の番号)と定義し、全系の短焦点
    距離側の焦点距離をfwとしたとき 0.0005<C2(1)×fw<0.005 0.005<|C2(2)×fw|<0.03 (但し、C2(2)<0) なる条件を満足することを特徴とする請求項1、2、3
    又は4記載のズームレンズ。
  6. 【請求項6】 前記第1、第2の回折光学素子は共に複
    数の回折格子を基板ガラス上に積層して形成した積層型
    の回折格子より成ることを特徴とする請求項1から5の
    いずれか1項記載のズームレンズ。
  7. 【請求項7】 短焦点距離端から長焦点距離端への変倍
    を前記第1群を像面側に凸状の軌跡を有しつつ移動さ
    せ、前記第2、第3群を原稿面側へ単調移動させて行な
    い、物像間距離が一定であることを特徴とする請求項
    載のズームレンズ。
  8. 【請求項8】 原稿面側から順に前記1群は第1−1負
    レンズ、第1−2負レンズ、そして第1−1正レンズの
    3つのレンズを有し、前記第2群は第2−1正レンズ、
    第2−2正レンズ、第2−1負レンズ、第2−2負レン
    ズ、そして第2−3正レンズの5つのレンズを有し、前
    記第3群は第3−1正レンズと第3−1負レンズの2つ
    のレンズを有していることを特徴とする請求項記載の
    ズームレンズ。
  9. 【請求項9】 原稿面側から順に前記第1群は第1−1
    負レンズ、第1−1正レンズ、第1−2負レンズ、そし
    て第1−2正レンズの4つのレンズを有し、前記第2群
    は第2−1正レンズ、第2−2正レンズ、第2−1負レ
    ンズ、そして第2−3正レンズの4つのレンズを有し、
    前記第3群は第3−1正レンズと第3−1負レンズの2
    つのレンズを有していることを特徴とする請求項記載
    のズームレンズ。
  10. 【請求項10】 原稿面側から順に前記第1群は第1−
    1負レンズ、第1−1正レンズ、第1−2負レンズ、そ
    して第1−2正レンズの4つのレンズを有し、前記第2
    群は第2−1正レンズ、第2−2正レンズ、第2−1負
    レンズ、第2−2負レンズ、そして第2−3正レンズの
    5つのレンズを有し、前記第3群は第3−1正レンズと
    第3−1負レンズの2つのレンズを有していることを特
    徴とする請求項記載のズームレンズ。
  11. 【請求項11】 原稿面側から順に前記第1群は第1−
    1負レンズ、第1−2負レンズ、そして第1−1正レン
    ズの3つのレンズを有し、前記第2群は第2−1正レン
    ズ、第2−2正レンズ、第2−1負レンズ、そして第2
    −2負レンズの4つのレンズを有し、前記第3群は第3
    −1正レンズと第3−1負レンズの2つのレンズを有し
    ていることを特徴とする請求項記載のズームレンズ。
  12. 【請求項12】 原稿面側から順に前記第1群は第1−
    1負レンズ、第1−2負レンズ、そして第1−1正レン
    ズの3つのレンズを有し、前記第2群は第2−1正レン
    ズ、第2−2正レンズ、そして第2−1負レンズの3つ
    のレンズを有し、前記第3群は第3−1負レンズ、第3
    −1正レンズ、そして第3−2負レンズの3つのレンズ
    を有していることを特徴とする請求項記載のズームレ
    ンズ。
  13. 【請求項13】 前記請求項1乃至12のいずれか1項
    記載のズームレンズをイメージスキャナーに用いたこと
    を特徴とするイメージスキャナー。
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