JP3161355U - 害獣防止柵 - Google Patents

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裕 岸田
裕 岸田
三浦 隆男
隆男 三浦
航平 山中
航平 山中
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株式会社ダイクレ
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Abstract

【課題】近年、鹿や猪等の害獣が山から下りてきて農作物を荒らす被害が多発している。そこで、害獣の田畑等への侵入を防止する柵を提供する。【解決手段】害獣防止柵1は、複数本の支柱1aに帯板状の板状部材1bが複数枚固定されている。該板状部材1bは、該支柱1aの中心を通る支柱軸に対して、ある程度の傾斜角度を設けて固定されている。支柱に対して傾斜角度を設けて板状部材を固定する事で、風の通り道となる通風路が構成される。害獣は視覚により周囲の安全確認を行う習性を利用し、支柱1aに対して板状部材1bに傾斜角度を有する事で、害獣は柵内の安全確認が行えず、柵内への侵入を諦める。又、強風時でも通風路を設けた事で、柵が受ける風圧を抑える事が可能となり、柵の破損を防止する事も可能となる。【選択図】図4

Description

本考案は、鹿や猪などの害獣の侵入を阻止する害獣防止柵に関するものである。
近年、鹿や猪等の害獣が山から下りてきて農作物を荒らす被害が多発している。そこで、田畑等をネット等で囲い、害獣が田畑等に侵入するのを防止する方式が多く提案されている。
例えば、(1)金属製等の波状柵板で田畑等を囲み、該柵板上方にネットをもうけた害獣防止柵(特許文献1参照)、(2)害獣ネット本体を構成する網部の一部分にループ状のトラップ部を設け、トラップ部に害獣の脚がからまる害獣ネット(特許文献2参照)、(3)害獣ネット本体は第1のネットと第2のネットを重ねて構成され、第1ネットの網目は第2ネットの網目よりも大きく構成され、また第1ネットと第2ネットで異なった色に着色された害獣ネット(特許文献3参照)などが提案されている。
実用新案登録番号第3056413号公報 特開2006−296234号公報 特開2008−306940号公報
鹿や猪等の害獣は、視覚確認により安全であるか否かを判断している。従来の害獣防止柵である特許文献2と特許文献3は、害獣ネットの網目を介して、田畑等の農作物や天敵を視覚で確認する事が可能であった為に、害獣ネットを設けているにも関わらず、田畑等への侵入確率は高いものであった。視覚確認を防ぐ為に、特許文献1のように田畑等を柵板で囲む方法もあるが、強風時などは柵板全面で風圧の影響を受け、柵板が破損する事も多くあった。
請求項1に係る考案は、地面に所定の間隔をあけて複数本の支柱を立設し、該支柱に複数枚の板状部材を固定した害獣防止柵において、該支柱の支柱軸に対してある程度の傾斜角度を有する板状部材を設けた害獣防止柵。
請求項2に係る考案は、支柱に固定される複数枚の板状部材において、隣接する該板状部材間に通風路を設けた請求項1記載の害獣防止柵。
請求項3に係る考案は、複数枚の板状部材が固定された支柱において、該支柱を上方に延設し、板状部材が設けられていない該支柱の上方部分にネットを設けた請求項1と請求項2に記載の害獣防止柵。
請求項1に係る考案によると、支柱の中心を通る軸を支柱軸とし、該支柱軸に対してある程度の傾斜角度を設けて板状部材を設けると、上下に隣接する板状部材間に隙間が設けられる。該隙間が風の抜ける道となり、強風時に複数枚の板状部材から構成される該害獣防止柵全面に強い風圧がかからず、該害獣防止柵の破損を防ぐ事ができる。
請求項2に係る考案によると、上下に隣接する板状部材の設置間隔広げ隙間を設ける事で、風が通る通風路が広く形成され、強風時の板状部材にかかる風圧を最小に抑える事ができる。また、上下に隣接する板状部材の設置間隔が広がれば、使用する板状部材の枚数が減り、コストの削減が可能となる。更に、該害獣防止柵の重量も軽減され、設置が容易となる。害獣は安全確認を視覚で行っており、上下に隣接する板状部材の設置間隔が広がる事で該害獣防止柵内の様子をうかがう事が可能となるが、柵の内側の様子を見えにくくするだけでも害獣の侵入防止には効果が期待できる事が実験により確認されている。
請求項3に係る考案によると、害獣の目線の高さまで複数枚の板状部材を支柱に固定し、板状部材が設置されていない該支柱の上方にネットを設ける事で、跳躍力のある鹿等の害獣の田畑等への侵入を防止する事ができる。
以下、本考案の実施形態の害獣防止柵を図面により説明する。
図1は本考案の第1の実施例である害獣防止柵(1)を地面(G)に設置した正面図である。所定の間隔をあけて複数本の支柱(1a、1a)が地面(G)に立設されている。複数枚の帯状の板状部材(1b、1b・・・)が支柱(1a、1a)に固定されている。
図2は、図1におけるA−A断面図である。図3は、図2における部分拡大図である。支柱(1a)の中心を通る軸を支柱軸(W)とし、複数枚の板状部材(1b、1b)が支柱軸(W)に対して平行ではなく、ある程度の傾斜角度(Y)を有して設けられている。
図4は、本考案の第1の実施例を示す害獣防止柵(1)の使用状況参考図である。害獣(X)からは、該害獣防止柵(1)内の農作物が見えにくい構造となっている。
図5は、本考案の第2の実施例を示す害獣防止柵(1)の支柱断面の部分拡大図である。板状部材(1b)は第1の実施例と同様に支柱軸(W)に対してある程度の傾斜角度(Y)を有して設け、上下に隣接する板状部材(1b、1b)を密接に設けず、板状部材(1b、1b)同士の設置間隔を広く設けている。この上下に隣接する板状部材(1b、1b)の広く設けられた間隔が通風路(Z)となる。
図6は、本考案の第3の実施例を示す害獣防止柵(2)の正面図である。所定の間隔をあけて複数本の支柱(2a、2a)が地面(G)に立設されている。複数枚の帯状の板状部材(2b、2b・・・)は害獣(X)の目線の高さまで支柱(2a、2a)に固定されている。害獣(X)の目線より上方となる板状部材(2b)が設けられなかった該支柱(2a、2a)間には樹脂製のネット(2c)が設けられている。図7は、第3の実施例を示す害獣防止柵(2)の使用状況参考図である。害獣(X)からは、害獣防止柵(2)内の農作物が見えにくい構造となっている。該害獣(X)は、該害獣防止柵(2)内の安全確認が視覚では出来なくても、農作物を食べようと強引に柵内に侵入してくる場合もある。そのような場合、鹿のような跳躍力のある害獣(X)が該害獣防止柵(2)の板状部材(2a)からなる板部を乗り越えようとしても、該害獣防止柵(2)の上方にあるネット(2c)によって、害獣(X)の侵入を防止している。
本考案の害獣防止柵を構成する支柱、板状部材は鋼材、間伐材、竹、樹脂製材料等、どのような材質でも構わない。本考案は、上記実施例に限られるものではなく、本考案の趣旨の範囲内であればどの様に実施されても良い。
本考案の第1の実施例を示す害獣防止柵1の正面図 図1におけるA−A断面図 図2における部分拡大図 第1の実施例を示す害獣防止柵1の使用状況参考図 本考案の第2の実施例を示す害獣防止柵の支柱断面の部分拡大図 本考案の第3の実施例を示す害獣防止柵2の正面図 第3の実施例を示す害獣防止柵2の使用状況参考図
1 害獣防止柵
1a・・・支柱
1b・・・板状部材
2 防止柵
2a・・・支柱
2b・・・板状部材
2c・・・ネット
G 地面
W 支柱軸
Y 傾斜角度
Z 通風路
X 害獣

Claims (3)

  1. 地面に所定の間隔をあけて複数本の支柱を立設し、該支柱に複数枚の板状部材を固定した害獣防止柵において、該支柱の支柱軸に対してある程度の傾斜角度を有する板状部材を設けた害獣防止柵。
  2. 支柱に固定される複数枚の板状部材において、隣接する該板状部材間に通風路を設けた請求項1記載の害獣防止柵。
  3. 複数枚の板状部材が固定された支柱において、該支柱を上方に延設し、板状部材が設けられていない該支柱の上方部分にネットを設けた請求項1と請求項2に記載の害獣防止柵。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012223102A (ja) * 2011-04-15 2012-11-15 Reiji Oshima 害獣防護柵

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