JP2019030243A - ペット用フェンス - Google Patents

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Abstract

【課題】 ペットがフェンスを乗り越えるときの動作と、そのための要件を再確認し、ペットの習性や運動能力を検討した上で、乗り越えを確実に阻止することのできるペット用フェンスを提供すること。【解決手段】 ペットの乗り越えを阻止することのできるペット用フェンスであって、接地面から立ち上がって存在する立上り部材と、当該立上り部材の上方から横方向に延出する延出部材とからなり、当該延出部材の先端側は、ペットの手係りを阻止可能な曲面に形成されているペット用フェンスとする。【選択図】図2

Description

本発明はペットの乗り越えを阻止することのできるペット用フェンスに関し、特にペットがフェンス(垣、塀及び柵を含む)を越えて脱出したり、侵入したりするのを阻止できるペット用フェンスに関する。
従来からペットとして猫や犬などが飼育されている。そしてこれらペットは、通常は屋内で飼育されることが多く、室内や敷地内を自由に移動できるようにして飼育されている。しかしながら、時としてペットが敷地内から脱出してしまう事もあり、その場合には逃げ出したペットを探し出すのが一苦労である。また、敷地内に外からペットや動物が侵入するという問題もあった。
そこで従前においては、このようなペット等の脱出や侵入を阻止することのできるフェンスが種々提案されている。
例えば特許文献1(特開2008−196226号公報)では、侵入者の乗り越えや小動物の侵入を確実に阻止でき、しかも、視界を妨げることがない格子フェンスを提案している。具体的には、支柱間に胴縁を介して複数本の主縦格子が互いに平行に配された格子フェンスにおいて、胴縁は、上段、中段および下段からなり、主縦格子の上端は、上段の胴縁から上方に突出し、主縦格子間においてその下半部の中段の胴縁と下段の胴縁との間には、補助縦格子が配され、補助縦格子の上端は、中段の胴縁3の上方に突出している格子フェンスを提案している。そしてこの文献の段落番号〔0018〕欄には、「主縦格子5の下半部における主縦格子5と補助縦格子6との間隔、すなわち、格子間隔は、約30mmである。この結果、猫や小型犬等の小動物の侵入を確実に阻止できる。しかも、補助縦格子6の上端は、中段の胴縁3の上方に突出しているので、中段の胴縁3に足を掛けることができない。この結果、侵入者のフェンスの乗り越えを確実に阻止することができる。」ことが記載されている。
また、特許文献2(実用新案登録第3068433号公報)では、塀の上端部に被着すれば、野良猫やりす、鼠、或は、カラス等の害鳥獣が塀を越えて侵入したり、塀の上を渡り歩くのを防止できると共に、ペットとして飼育している猫やりす,モルモット或いは小型爬虫類等の小動物が塀を越えて脱出するのを防止できる装置を提案している。即ちこの文献で提案する脱出防止装置は、表面が平滑な金属板又は合成樹脂板から成る基板を、頂部を丸みのある鋭角状に形成すると共に、該頂部の前後側を弯曲状に膨出させて下部を垂直な立壁部に形成して成り、塀の上端部に被着し、前記立壁部を塀の壁面に固定するようにしている。
特開2008−196226号公報 実用新案登録第3068433号公報
前述のごとく、従前においても小動物が塀を越えて脱出するのを防止する脱出防止装置は提案されている。しかしながら、従前において提案されている当該脱出防止装置では、小動物の種類や運動能力によっては、その脱出を阻止できないことが危惧された。
そこで本発明では、ペットがフェンスを乗り越えるときの動作と、そのための要件を再確認し、ペットの習性や運動能力を検討した上で、乗り越えを確実に阻止することのできるペット用フェンスを提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明では、ペットの乗り越えを阻止することのできるペット用フェンスであって、接地面から立ち上がって存在する立上り部材と、当該立上り部材の上方から横方向に延出する延出部材とからなり、当該延出部材の先端側は、ペットの手係りを阻止可能な曲面に形成されているペット用フェンスを提供する。
前記本発明に係るペット用フェンスにおいて、前記立上り部材は平行に配置された複数の支柱によって形成することができ、複数の支柱は胴縁によって接合することができる。そしてこの胴縁は、立上り部材の外側面に存在するとともに、上端側が支柱から離れる向きに湾曲する帯板によって形成することができる。即ち、当該胴縁は、支柱に向かう面を曲面に形成することができる。このように胴縁を、上端側が支柱から離れる向きに湾曲する帯板によって形成することにより、ペットの手足を載せることが不可能になり、また蹴り上がりを阻止することができる。更に当該胴縁は、ペットの爪が引っかかることの無いように金属、セラミック、樹脂などで形成することができる。
そして前記ペット用フェンスでは、前記複数の支柱の少なくとも何れか1又は2以上の支柱には、立上り部材の外側面に控え柱が設けられており、当該控え柱と支柱との接合部は、前記帯板として形成された胴縁によって遮蔽するか、または当該胴縁で覆うことができる。当該控え柱と支柱との接合部を、帯板として形成した胴縁で、フェンスの内側から見て遮蔽するか覆うことにより、ペットが手や足をかけることができなくなり、脱出のおそれを大幅に減じることができる。
また本発明に係るペット用フェンスでは、
前記立上り部材は平行に配置された複数の支柱によって形成されるとともに、前記延出部材は各支柱に接合して、横向きに帯状に延出するように形成することができる。そしてこの延出部材は、支柱の上端から上方に向かって半円状に突出して横方向に延出するとともに、その先端側を円筒状に丸めて形成することができる。
また本発明では、前記課題を解決するために、ペットの乗り越えを阻止することのできるペット用フェンスであって、接地面から立ち上がって存在する複数の支柱によって形成された立上り部材と、当該立上り部材の外側面に存在し、複数の支柱に接合される胴縁とからなり、当該胴縁は、立上り部材の外側面に存在するとともに、上端側が支柱から離れる向きに湾曲する帯板によって形成されているペット用フェンスとすることができる。
また本発明では、前記課題を解決するために、ペットの乗り越えを阻止することのできるペット用フェンスであって、接地面から立ち上がって存在する複数の立上り部材と、当該複数の立上り部材を連結する胴縁部材とを備え、当該立上り部材がクランク状に湾曲して外側に張り出していることを特徴とするペット用フェンスを提供する。
当該立上り部材をクランク状に湾曲させて外側に張り出させることにより、当該立上り部材の靭性を大きくすることができる。特に、前記胴縁部材を、湾曲して外側に張り出している領域に設けることにより、ペットが手足を伸ばす可能性を大幅に減じることができる。
本発明のペット用フェンスは、ペットがフェンスを乗り越えるときの動作と、そのための要件を再確認した上で創作されたものであり、これによりペットの脱出を確実に阻止することのできるペット用フェンスを提供することができる。
第1の実施の形態に係るペット用フェンスを示す(A)正面図、(B)左側面図、(C)背面図 第1の実施の形態に係るペット用フェンスの設置状態を示す斜視図 第1の実施の形態に係るペット用フェンスの延出部材を示す(A)正面図、(B)背面図、(C)左側面図、(D)右側面図、(E)平面図、(F)底面図、(G)斜視図 第2の実施の形態に係るペット用フェンスを示す(A)正面図、(B)左側面図 第3の実施の形態に係るペット用フェンスを示す(A)正面図、(B)左側面図 第4の実施の形態に係るペット用フェンスを示す(A)正面図、(B)左側面図 第5の実施の形態に係るペット用フェンスを示す(A)正面図、(B)左側面図 第6の実施の形態に係るペット用フェンスを示す(A)正面図、(B)左側面図 第7の実施の形態に係るペット用フェンスを示す(A)正面図、(B)左側面図、(C)背面図
以下、図面を参照しながら、本実施の形態にかかるペット用フェンス1を具体的に説明する。特に本実施の形態は、主として猫の脱出を阻止するように構成したペット用フェンス1として具体化したものである。
図1は第1の実施の形態に係るペット用フェンス1を示す(A)正面図、(B)左側面図、(C)背面図である。この図に示すように、本実施の形態に係るペット用フェンス1は、接地面から立ち上がって存在する立上り部材10と、当該立上り部材10の上方から横方向に延出する延出部材20とで構成している。立上り部材10は、複数の支柱11によって形成しており、当該支柱11はステンレスやアルミニウム、あるいは防錆加工を施した鋼材で形成することができる。かかる支柱11はペットが通り抜けできない間隔(W)で設置しており、ペットが猫である場合には、当該支柱同士の間隔(W)は、30mm以上、80mm以下の間隔で、望ましくは60mm以上、70mm以下で設置する。ただし、立上り部材10を構成する複数の支柱11の設置間隔は、当該フェンスの乗り越えを企図する動物の運動能力や体形などを考慮して適宜設定することができ、当該動物が大型犬等のように体形の大きな動物の場合には、当該支柱11の間隔を100mm以上で設置できる場合も考えられる。
また、当該支柱11(立上り部材10)は、ペットが当該フェンスを乗り越えることの無いように、後述する延出部材20を高い位置に保持するためにも機能する。よって、当該支柱11の高さ(H1)は1,500mm以上の高さ(「地上高」、以下同じ)であることが望ましく、特に1,800mm以上の高さであることが望ましい。ただし、この支柱11(立上り部材10)の高さ(H1)も、当該フェンスの乗り越えを阻止する動物の運動能力や体形などを考慮して適宜設定することができ、当該動物が跳躍力の低い動物である場合には、当該支柱11の高さを1,500mm未満の高さで設置できる場合も考えられる。
そして、上記した支柱11の上端側には、横方向に延出して展開する延出部材20が設けられている。本実施の形態において、この延出部材20は、支柱11の上端から上方に向かって半円状に突出して横方向に延出するとともに、その先端側21を円筒状に丸めて形成している。特に本実施の形態において、延出部材20は、支柱11の上端から上方に向かって半円状に突出する部分22と、その先端側に形成した円筒状の部分21とは、相互に異なる曲率半径で形成している。具体的には、支柱11の上端から上方に向かって半円状に突出する部分22の曲率半径を、先端側に形成した円筒状の部分21の曲率半径よりも大きく形成することができる。これにより、曲面の構成領域を大きくしながらも、先端側に形成した円筒状の部分21をより高い位置に存在させることができる。ただし、支柱11の上端から上方に向かって半円状に突出する部分22の曲率半径を、先端側に形成した円筒状の部分21の曲率半径よりも小さく形成することもできる。
上記延出部材20は、ペット等の動物がフェンスを飛び越えるのを阻止するために、横方向に張り出して形成されるものであり、例えばフェンスで囲まれた領域の内側に張り出すように形成することができる。かかる延出部材20は、当該フェンスの乗り越えを企図する動物が例えば猫である場合には、横方向への長さ(D)に300mm以上、望ましくは350mm以上張り出すように形成することが望ましい。ただし、この延出部材20の張り出し長さ(D)も、当該フェンスの乗り越えを企図する動物の運動能力や体形などを考慮して適宜設定することができ、当該動物が跳躍力の低い動物である場合には、当該延出部材20の張り出し長さ(D)を300mm未満とすることもできる。
そして上記延出部材20の先端側は、跳ね上がった(飛び上がった)ペットの手係り(手をかけること)を阻止するために、曲面に形成することが望ましい。このように延出部材20を形成することにより、仮にペット等が支柱11を蹴って跳ね上がったとしても、当該延出部材20に手足を引っ掛けることができず、当該フェンスの乗り越えを阻止することができる。
よって、当該延出部材20は、ペットが手足の爪を引っ掛けることができないように平滑な面として形成することが望ましく、例えばステンレス、アルミニウム、防錆加工を施した鋼材、セラミックスあるいは樹脂で形成することもできる。特に、この延出部材20の先端側に形成する曲面は、全体として略筒状に形成することができる。かかる円筒状の部分21は、少なくともペットの手足がかかることの無い大きさに形成されることが望ましく、当該フェンスの乗り越えを阻止する動物の運動能力や大きさにもよるが、例えば当該動物が猫である場合には、例えば外径80mm以上、望ましくは外径150mm以上の大きさの円筒として形成するのが望ましい。当該動物が猫である場合、外径が80未満の場合には、跳ね上がったペットが手足をかけることが可能になり、これにより当該フェンスを乗り越えてしまう事が危惧されるためである。
特に、このような延出部材20をフェンスに設置する場合には、風への対策のために風を逃すための開口や孔部を形成することも考えられる。しかしながら、本実施の形態に係る延出部材20は、ペットの習性に基づいて、脱出時における手足の係り部を無くすことを主眼とするものであることから、当該延出部材20の面内には、開口や孔部などを設けないで形成することが望ましい。よって当該延出部材20は平滑な面によって形成されることが望ましい。
そして本実施の形態に係るペット用フェンス1では、前記支柱11を相互につなげるために、帯板(即ち、帯状に形成した板)として形成された胴縁30を設けている。この胴縁30は、支柱11における高さ方向の中央よりも下側に設けることが望ましい。当該胴縁30は各支柱11を相互に連結して、その倒伏などを阻止するために設けられる。しかしながら、その一方で、当該胴縁30はペットが跳ね上がる際のステップともなり得ることから、フェンスの乗り越え阻止の観点からは、存在しないことが望ましい。
そこで本実施の形態では、上端側が支柱11から離れる向きに湾曲する帯板(1/4の円状に湾曲する帯板)によって胴縁30を形成し、これを立上り部材10の外側面(当該フェンスで包囲する得よう壱岐の外側に存在する面)に設けている。このように、上端側が支柱11から離れる向きに湾曲する帯板とすることにより、ペットがステップとして利用しようとしても、手足が滑ってしまい跳ね上がることができないようになる。ただし、当該帯板として形成した胴縁30は、当該作用効果を発現できる大きさに形成することが望ましい。かかる帯板の大きさは、当該フェンスの乗り越えを企図する動物の運動能力や特性などを考慮して設定することができ、当該動物が例えば猫である場合には、当該帯板は半径約50mm以上、望ましくは半径約80mm以上の曲面になるように形成することが望ましい。当然に対象とする動物の運動能力が低い場合には、当該帯板は半径約50mm未満の大きさに形成しても良い。
そして当該帯板として形成した胴縁30も、ペットの手足が掛かることを無くすために、ステンレス、アルミニウム、防錆加工を施した鋼材、セラミックスあるいは樹脂で形成し、少なくともフェンスの内側に向く面は平滑に形成されることが望ましい。
かかる胴縁30は、帯板として形成する他、ペットの手足が掛からない限りにおいてその他の形状に形成することもできる。例えば、当該胴縁30は筒状、樋形状など、各種形状に形成することもできる
そして本実施の形態に係るペット用フェンス1では、前記した支柱11の倒伏を確実に阻止するために、控え柱40を設けている。かかる控え柱40は、前記立上り部材10の外側面に設けており、これにより当該控え柱40がペットの手かけ部になることを阻止している。特に本実施の形態では、当該控え柱40と支柱11との接合部を、前記帯板として形成された胴縁30によって覆っている。即ち、当該フェンスで包囲した領域の内側から見たときに、当該控え柱40と支柱11との接合部が、当該帯板に隠れるように構成することが望まし。これにより、当該控え柱40と支柱11との接合部でさえも、ペットの手かけ部となることはできず、よってペットがフェンスを飛び越えて脱出する可能性を極力なくすことができる。
以上のように構成したペット用フェンス1は、図2に示すように敷地内の領域、望ましくは境界領域に設置することができる。特にこの実施の形態では、前記図1に示したペット用フェンス1同士の連結部分であって、かつコーナーとなる部分には、上面視で90°に屈曲させたペット用フェンスを設置している。即ち、当該コーナー用ペット用フェンスは、図1に示した長尺状のペット用フェンスを45°の角度で切断し、当該切断部同士を突き合わせて接合して形成することができる。これにより、当該ペット用フェンス1は連続状に繋がることができ、ペットなどの動物が延出部材20を飛び越えるのが困難になる。かかるペット用フェンス1で当該領域を包囲することにより、当該領域からのペットの脱出を阻止することができ、よって敷地内においてリードを繋げることなく遊ばせることができる。
そして上記の実施の形態に示したペット用フェンス1に関連し、更に図4〜9に示す実施形態のペット用フェンス1とすることができる。
図4は第2の実施の形態に係るペット用フェンス1を示す(A)正面図、(B)左側面図である。この実施の形態に示すペット用フェンス1は、前記延出部材20を立上り部材10から斜め上方に延出させることにより横方向に突出させ、その先端側23を筒状に形成した実施の形態を示している。このように形成したペット用フェンス1においても、当該延出部材20は、ペットの跳ね上がりや、手足の引っ掛けを阻止することができることから、当該フェンスの飛び越えを阻止することができる。
特に、上記第1及び第2の実施の形態に示したペット用フェンス1においては、ペットがフェンスの基端部(立上り根元部分)から上方を見上げた場合でも、前記筒状に形成された曲面が見えるだけとなる。その結果、ペットは当該筒状に形成された部分を目標に飛び上がることになる。しかしながら、当該筒状に形成された部分は、上面も連続的な曲面を形成していることから、飛び上がったペットは、その爪をかけることができずに、当該フェンスから落下することになる。即ち、この第1及び第2の実施の形態に示したペット用フェンス1では、筒状に形成した曲面部分によって、その上方の構造が見えないように形成していることから、ペットに対して、フェンスを乗り越える困難性を覚え込ませることができる。
また、この図4に示す実施の形態では、控え柱40を支柱10の上方の位置まで延伸させ、支柱10と控え柱40との接合を延出部材23の存在する近傍で行っている。このように、控え柱40を長尺状に形成することにより、支柱10を補強することができるとともに、ペットなどの動物が、支柱10と控え柱40との接合に手足をかけ、当該部位を踏み台にする恐れを無くすことができる。かかる長尺状の支柱40は、本明細書に示したすべての実施の形態で採用することができ、またこのように長尺状に形成した控え柱40を使用する場合であっても、更に前記した帯状の胴縁を設けることもできる。
図5は第3の実施の形態に係るペット用フェンス1を示す(A)正面図、(B)左側面図である。この図に示すペット用フェンス1においても、前記立上り部から横方向に延出する延出部材20を備えており、その先端側23は、ペットの手係りを阻止するために、上向きに突出する曲面形状に形成している。特に本実施の形態に示すペット用フェンス1において、当該延出部材20の先端側23に存在する曲面部分は、その半径がペットの手足が回り込むことの無い大きさに形成することが望ましい。伸ばした手足が届く範囲を曲面における下向きの曲面だけにすることで、当該フェンスを登ることを困難にすることができる。
図6は第4の実施の形態に係るペット用フェンス1を示す(A)正面図、(B)左側面図である。この実施の形態に示すペット用フェンス1も、前記立上り部から横方向に延出する延出部材20を備えており、その先端側23は下方に垂れ下がるような筒状に形成している。かかる構造の延出部材20でも、跳ね上がったペットは、当該フェンスに手足をかけることができずに、当該フェンスを飛び越えることが不可能となる。特にこの実施の形態に関連し、当該延出部材20において筒状に形成された先端側23の筒状部は、側面視において液滴形状や、その他の形状に形成することもできる。
図7は第5の実施の形態に係るペット用フェンス1を示す(A)正面図、(B)左側面図である。この実施の形態に示すペット用フェンス1も、前記立上り部から横方向に延出する延出部材20を備えており、その先端側23は下方に垂れ下がるように湾曲させている。かかる構造の延出部材20でも、跳ね上がったペットは、当該フェンスに手足をかけることができないことから、当該フェンスの乗り越えを阻止することができる。ただし、このように延出部材20の先端側23を下側に湾曲させた場合には、その先端部23は下向きに延出することが望ましい。仮に当該先端部が少しでも上向きになった場合には、ペットは当該部分に爪などを引っ掛けることができ、その結果当該フェンス上に上る可能性があるためである。従って、当該延出部材20の先端側は必ずしも筒状に形成する必要はなく、ペットなどの動物における手係りを阻止できる形状であれば適宜採用することができる。
そして図8は第6の実施の形態に係るペット用フェンス1を示す(A)正面図、(B)左側面図である。この実施の形態に示すペット用フェンス1も、前記立上り部から横方向に延出する延出部材20を備えており、特に前記立上り部材10の上端から斜め下方に向かって延出し、その先端側23を半円状に丸めて形成している。このような延出部材20とする場合には、立上り部材10の上端から斜め下方に向かって延出する領域は平面として形成される。その結果、雨水や塵埃が当該延出部材20に蓄積することが無くなる。ただし、この斜め下方に延出する領域は、少なくとも前記立上り部材10と成す内角が60度以下に形成することが望ましい。当該斜め下方に延出する領域にもペットの手足が掛かることがないようにするためである。なお、このように斜め下方に延伸した延出部材20は、必ずしもその先端側を丸める必要はなく、当該斜め下方に延伸した延出部材20は、平板状に形成することもできる。
さらに、図8は第7の実施の形態に係るペット用フェンス1を示す(A)正面図、(B)左側面図、(C)背面図である。この実施の形態に示すペット用フェンス1は、前記第1の実施の形態に係るペット用フェンス1に関連するものであり、特に立上り部材10の形状を異ならせている。即ち、本実施の形態では、当該立上り部材10を構成する支柱11の下方側を、外側(当該フェンスで包囲する領域の外側) に膨出させるようにクランク状の曲折部12を形成している。そしてこのクランク状の曲折部12に、前記控え柱40が連結されており、この曲折部12と控え柱40との接続部分は、前記帯板として形成した胴縁30によって遮蔽している。
このように形成したペット用フェンス1によれば、ペットなどの動物が当該フェンスを乗り越えようとして跳ね上がったとしても、上端には延出部材20が存在することから、手をかけることができない。さらに当該支柱11と控え柱40との接続部や胴縁30を踏み台にして跳ね上がろうとしても、当該接続部や胴縁30は、正面側に膨出している支柱11の奥側に存在することから、当該接続部や胴縁30を踏み台にしようとしても、手足が伸びきるか十分な助走が得られない程度に伸びた状態となり、跳ね上がりを阻止することができる。よって、このようにクランク状に曲折させた支柱11は、前後方向に20mm以上、ずれるように曲折させることが望ましい。
以上のように形成したペット用フェンス1は、敷地を囲むように設置することで、当該敷地からペットが脱出する可能性を阻止することができる。即ち、本実施の形態に係るペット用フェンス1は、内側から外側への脱出を阻止するように構成しており、その設置する向きに方向性を有する。従って、この方向性を利用すれば、外からの動物の侵入を阻止するように利用することもできる。
即ち、前記延出部材20が外側に向かって延出するように設置すれば、敷地内への小動物や野良猫などの侵入を阻止することができる。これは例えば送電設備や発電施設内に野生動物が侵入するのを阻止するための防護壁としても使用できることを意味し、このような使用の仕方も本発明の技術的範囲に属するものである。
本発明のペット用フェンスは、ペットの脱出を阻止するためのフェンスとして利用できる他、その設置する向きによっては外からの動物の侵入を阻止する防護壁としても使用することができる。
1 ペット用フェンス
10 立上り部材
11 支柱
12 曲折部
20 延出部材
21 円筒状部分
23 先端側
30 胴縁
40 控え柱

Claims (5)

  1. ペットの乗り越えを阻止することのできるペット用フェンスであって、
    接地面から立ち上がって存在する立上り部材と、当該立上り部材の上方から横方向に延出する延出部材とからなり、
    当該延出部材の先端側は、ペットの手係りを阻止可能な曲面に形成されていることを特徴とする、ペット用フェンス。
  2. 前記立上り部材は平行に配置された複数の支柱によって形成されるとともに、複数の支柱は胴縁によって接合されており、
    当該胴縁は、立上り部材の外側面に存在するとともに、上端側が支柱から離れる向きに湾曲する帯板によって形成されている、請求項1に記載のペット用フェンス。
  3. 前記複数の支柱の少なくとも何れか1又は2以上の支柱には、立上り部材の外側面に控え柱が設けられており、当該控え柱と支柱との接合部は、前記帯板として形成された胴縁によって遮蔽されている請求項2に記載のペット用フェンス。
  4. 前記立上り部材は平行に配置された複数の支柱によって形成されるとともに、前記延出部材は各支柱に接合して帯状に延出して形成されており、
    当該延出部材は、支柱の上端から上方に向かって半円状に突出しながら横方向に延出するとともに、その先端側を円筒状に丸めて形成されている、請求項1〜3の何れか一項に記載のペット用フェンス。
  5. ペットの乗り越えを阻止することのできるペット用フェンスであって、
    接地面から立ち上がって存在する複数の支柱によって形成された立上り部材と、当該立上り部材の外側面に存在し、複数の支柱に接合される胴縁とからなり、
    当該胴縁は、立上り部材の外側面に存在するとともに、上端側が支柱から離れる向きに湾曲する帯板によって形成されていることを特徴とするペット用フェンス。
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