JP3164976U - 獣類捕獲装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 樹上で活動する複数頭の獣類を捕獲可能な獣類捕獲装置の提供。【解決手段】捕獲対象の獣類が入る捕獲室12と、当該捕獲室12に連通する入り口通路18と、により獣類捕獲装置10を形成し、入り口通路18の少なくとも一部が、落下通路24をなし、当該落下通路24は入り口20から捕獲室12に向かって鉛直下方に形成し、落下通路24の長さを捕獲対象の獣類の身体の全長よりも長くし、落下通路24の内周面及び外周面を凹凸のない平滑面とする。【選択図】 図2
Description
本考案は、樹上で活動する獣類を生け捕りにする獣類捕獲装置に関する。
近年、野山に生息する獣類が餌を求めて人里に出没するようになっており、かかる獣類が及ぼす田畑や作物への被害が増加している。そこで、住民は、人里近辺を徘徊する獣類を捕獲する等の様々な対策を行っている。獣類を捕獲する場合、生け捕り用の檻等の捕獲装置が用いられる(例えば、特許文献1を参照)。
獣類が檻の中の餌におびき寄せられて檻に入ると、檻の入り口が閉じ、獣類は檻の中に捕獲される。
獣類が檻の中の餌におびき寄せられて檻に入ると、檻の入り口が閉じ、獣類は檻の中に捕獲される。
しかし、特許文献1に開示されて捕獲装置は、地上を徘徊する鹿や猪等の獣類を捕獲対象としており、樹上で活動する獣類を捕獲対象としていない。なお、樹上で活動する獣類として、例えば、猿、アライグマ、ハクビシン等を挙げることができる。
また、獣類は捕獲装置の中に入ると、その入り口が閉じてしまう。このため、ひとつの捕獲装置によって複数頭の獣類を捕獲することは困難である。
また、獣類は捕獲装置の中に入ると、その入り口が閉じてしまう。このため、ひとつの捕獲装置によって複数頭の獣類を捕獲することは困難である。
本考案は、上記問題を解決するものであり、その目的とするところは、樹上で活動する複数頭の獣類を捕獲可能な獣類捕獲装置を提供することである。
本考案は、その課題を解決するために以下のような構成をとる。請求項1の考案に係る獣類捕獲装置は、捕獲対象の獣類が入る捕獲室と、当該捕獲室に連通する入り口通路と、を有し、前記入り口通路は、外部に開口する入り口を有し、当該入り口の周囲に囮用の餌を置く餌台が形成されており、前記入り口通路の少なくとも一部が、落下通路をなし、当該落下通路は、前記入り口から前記捕獲室に向かって、下方または斜め下方に連続しており、当該落下通路の長さは、捕獲対象の獣類の身体の全長よりも長く、当該落下通路の内周面及び外周面は、平滑面によって形成されている。
樹上で活動する獣類は、餌台に置かれた囮用の餌によって、入り口通路の入り口におびき寄せられる。そして、捕獲室内にも餌を置いておけば、入り口通路の入り口におびき寄せられた獣類は、捕獲室内の餌をさらに取ろうとし、入り口通路を通って捕獲室内に入る。
捕獲室内に入った獣類は、入り口通路を通って捕獲室外へ逃走しようとしても、落下通路内に手足を引っ掛けることができず、落下通路内で滑ってしまい、捕獲室内に落下してしまう。したがって、捕獲室内に入った獣類は、捕獲室外へ逃走できない。
例えば、落下通路の内周面及び外周面を、金属や硬質樹脂によって形成することができる。落下通路の内周面及び外周面を形成する部材の材質は、獣類が爪をたてたりすることができない硬度を有することが好ましい。また、落下通路の内周面及び外周面をなす平滑面は、凹凸を有していないことが好ましい。
捕獲対象の獣類の身体の全長とは、その獣類が身体を最大限に伸長したときにおける、身体の最大長さである。例えば、猿にあっては、その猿が手足と尻尾を最大限に伸長したときに、左右の手の先端間の長さ、左右の足の先端間の長さ、左手の先端と右足の先端との間の長さ、左手の先端と尻尾の先端との間の長さうち、最も長い長さが、猿の身体の全長である。
捕獲対象の獣類の身体の全長とは、その獣類が身体を最大限に伸長したときにおける、身体の最大長さである。例えば、猿にあっては、その猿が手足と尻尾を最大限に伸長したときに、左右の手の先端間の長さ、左右の足の先端間の長さ、左手の先端と右足の先端との間の長さ、左手の先端と尻尾の先端との間の長さうち、最も長い長さが、猿の身体の全長である。
落下通路は、鉛直方向下向きとなっているのが最も好ましい。
捕獲室内において、捕獲室の床面から捕獲室内の入り口通路の端部までの高さ距離は、
獣類が身体を最大限に伸長したときにおける身体の最大長さに対応する距離よりも、長いことが好ましい。また、獣類が跳躍力を有する場合、その獣類が跳躍可能な高さ分だけ、さらに長いことが好ましい。
捕獲室内において、捕獲室の床面から捕獲室内の入り口通路の端部までの高さ距離は、
獣類が身体を最大限に伸長したときにおける身体の最大長さに対応する距離よりも、長いことが好ましい。また、獣類が跳躍力を有する場合、その獣類が跳躍可能な高さ分だけ、さらに長いことが好ましい。
獣類が捕獲室内に捕らえられても、入り口通路の入り口を閉ざす必要がない。したがって、複数頭の獣類を捕獲室内に捕獲することが可能である。
捕獲室の容積は、捕獲室内に捕らえられた獣類が閉塞感を感じないサイズとすることが好ましい。
捕獲室の容積は、捕獲室内に捕らえられた獣類が閉塞感を感じないサイズとすることが好ましい。
上記のような獣類捕獲装置であるので、樹上で活動する複数頭の獣類を捕獲可能である。
本考案の実施の形態を図1及び図2を参照しつつ説明する。
図1に示すように、獣類捕獲装置10は捕獲室12を有する。捕獲室12の側面及び上面は、例えば、金属製の格子や網によって形成されている。この格子や網の開き目のサイズは、捕獲対象の獣類に応じて適宜選定すればよい。また、捕獲室12の側面及び上面を形成する部材も、捕獲対象の獣類に応じて適宜選定すればよい。
図1に示すように、獣類捕獲装置10は捕獲室12を有する。捕獲室12の側面及び上面は、例えば、金属製の格子や網によって形成されている。この格子や網の開き目のサイズは、捕獲対象の獣類に応じて適宜選定すればよい。また、捕獲室12の側面及び上面を形成する部材も、捕獲対象の獣類に応じて適宜選定すればよい。
捕獲対象の獣類の力が強い場合、捕獲室12を鉄筋で骨組みすることが好ましい。
捕獲室12の側面には、人が捕獲室12に出入りするための出入り口14が形成されている。出入り口14は、捕獲室12外からロック可能に構成されている。
捕獲室12の上面に、入り口通路18の入り口20が開口している。入り口通路18は、外部から捕獲室12内に連通している。入り口20の開口は円形をなす。入り口20の周囲には、餌台18が形成されている。餌台18は、フランジ状をなし、餌台18が入り口20の開口を取り囲んでいる。
捕獲室12の側面には、人が捕獲室12に出入りするための出入り口14が形成されている。出入り口14は、捕獲室12外からロック可能に構成されている。
捕獲室12の上面に、入り口通路18の入り口20が開口している。入り口通路18は、外部から捕獲室12内に連通している。入り口20の開口は円形をなす。入り口20の周囲には、餌台18が形成されている。餌台18は、フランジ状をなし、餌台18が入り口20の開口を取り囲んでいる。
入り口通路18は、入り口20から捕獲室12内に連なる落下通路24を有する。落下通路24は略円筒形をなし、円形断面を有し、入り口20から鉛直方向下向きに形成されている。落下通路24の内壁は金属製であり、平滑面となっている。落下通路24の内壁は、捕獲対象の獣類が爪をたてることができない硬度を有する。落下通路24の内壁には、凹凸が一切形成されていない。
落下通路24の長さは、捕獲対象の獣類が身体を最大限に伸長したときにおける身体の最大長さよりも、長い。さらに、捕獲室12内において、落下通路24の下端部は、捕獲室12内で獣類が跳躍等しても届かない高さにある。
入り口通路18の径は、捕獲対象の獣類が通り抜けることができる大きさである。
捕獲室12内には、餌台26が形成されている。餌台26は、入り口通路18の入り口20から見えることが好ましい。
入り口通路18の径は、捕獲対象の獣類が通り抜けることができる大きさである。
捕獲室12内には、餌台26が形成されている。餌台26は、入り口通路18の入り口20から見えることが好ましい。
獣類捕獲装置10は上述した構成を有している。次に、獣類捕獲装置10の作用について説明する。
先ず、獣類捕獲装置10を捕獲対象の獣類が出没する地点に設置し、餌台18及び26に捕獲対象の獣類が好む餌を置く。そして、捕獲室12の出入り口14を閉めてロックし、獣類捕獲装置10を放置しておく。
先ず、獣類捕獲装置10を捕獲対象の獣類が出没する地点に設置し、餌台18及び26に捕獲対象の獣類が好む餌を置く。そして、捕獲室12の出入り口14を閉めてロックし、獣類捕獲装置10を放置しておく。
捕獲対象の獣類が、餌台18の餌におびき寄せられ、入り口通路18の入り口20に近づく。そして、獣類が、餌台18の餌を食べる。餌台26が入り口20から見えるので、獣類は、餌台26に置かれた餌に気づく。そして、獣類は餌台26の餌を取ろうとし、入り口20から入り口通路18の落下通路24に入る。
落下通路24に入った獣類は、落下通路24の内周面及び外周面につかまったりすることができず、そのまま捕獲室12内に落下してしまう。
落下通路24に入った獣類は、落下通路24の内周面及び外周面につかまったりすることができず、そのまま捕獲室12内に落下してしまう。
捕獲室12内に落下した獣類は、落下通路24を伝って捕獲室12外に出ようとしても、捕獲室12外に出ることはできない。獣類がつかまるところが落下通路24内にないので、獣類は落下通路24を滑って登ることができないからである。
捕獲室12内に獣類が入っているか否かにかかわらず、入り口通路18の入り口20を開いたままにしておくことができる。したがって、捕獲室12内に獣類を捕まえた後も、引き続き、獣類を捕まえることが可能である。
捕獲室12内に獣類が入っているか否かにかかわらず、入り口通路18の入り口20を開いたままにしておくことができる。したがって、捕獲室12内に獣類を捕まえた後も、引き続き、獣類を捕まえることが可能である。
本実施の形態において、入り口20の形状や落下通路24の断面形状が円形であるとした。しかし、入り口20の形状や落下通路24の断面形状が、楕円形、四角形あるいは多角形であってもよい。
上記のような獣類捕獲装置であるので、樹上で活動する複数頭の獣類を捕獲する際に用いる装置として有用である。
10 獣類捕獲装置
12 捕獲室
14 出入り口
18 入り口通路または餌台
20 入り口
24 落下通路
26 餌台
12 捕獲室
14 出入り口
18 入り口通路または餌台
20 入り口
24 落下通路
26 餌台
Claims (1)
- 捕獲対象の獣類が入る捕獲室と、当該捕獲室に連通する入り口通路と、を有し、
前記入り口通路は、外部に開口する入り口を有し、当該入り口の周囲に囮用の餌を置く餌台が形成されており、
前記入り口通路の少なくとも一部が、落下通路をなし、当該落下通路は、前記入り口から前記捕獲室に向かって、下方または斜め下方に連続しており、当該落下通路の長さは、捕獲対象の獣類の身体の全長よりも長く、当該落下通路の内周面及び外周面は、平滑面によって形成されていることを特徴とする獣類捕獲装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010006772U JP3164976U (ja) | 2010-10-12 | 2010-10-12 | 獣類捕獲装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010006772U JP3164976U (ja) | 2010-10-12 | 2010-10-12 | 獣類捕獲装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3164976U true JP3164976U (ja) | 2010-12-24 |
Family
ID=54876306
Family Applications (1)
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JP2010006772U Expired - Fee Related JP3164976U (ja) | 2010-10-12 | 2010-10-12 | 獣類捕獲装置 |
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JP (1) | JP3164976U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5870366B1 (ja) * | 2014-10-22 | 2016-03-01 | 有限会社トップ・クリエイト | 縦型捕獲箱 |
-
2010
- 2010-10-12 JP JP2010006772U patent/JP3164976U/ja not_active Expired - Fee Related
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