JP6132524B2 - 緑化保護装置及び緑化保護装置を備えたのり面 - Google Patents

緑化保護装置及び緑化保護装置を備えたのり面 Download PDF

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Description

本発明は、イノシシ、シカ、ニホンカモシカ等が、例えば、緑化のり面又は緑化済のり面に侵入し、緑化植物、遷移植物を掘り起こしたり、食害を与えることを防止する緑化保護装置に関する。
従来、里山及び山間地におけるのり面の植物生育を促進して緑化を図ると共に、のり面の保護を図る緑化工事において、のり面に固定して植生基盤剤を充填するために用いられるのり面緑化構造体及びのり面緑化方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1では、それぞれ矩形状を呈する複数の踏み面金網枠と蹴込み金網枠とが折り畳み可能に且つ階段状に展開可能に上下方向の端縁において順次連結されている。蹴込み金網枠には土留シートがポケットを形成するように取り付けられると共に、蹴込み金網枠の内面には断熱シートが吊り下げられている。
加えて、踏み面金網枠の金網の目を粗く、蹴込み面金網枠の金網の目を細かくすることにより、のり面に取り付けた後に、植生基盤材の投入を容易にすると共に、投入された植生基盤材の流失を有効に防止することができる。
このように、特許文献1等記載ののり面緑化構造体及びのり面緑化方法にて里山及び山間地におけるのり面緑化工事の施工によってのり面の緑化が可能となった。
ところが、これらの構造体は、イノシシ、シカ、ニホンカモシカ等の侵入を防止する機能を備えていないため、発芽したばかりの緑化植物や、過去に施工した場所で生育した緑化植物が、イノシシ、シカ、ニホンカモシカ等による食害に遭う事例が多発している。
シカやニホンカモシカは、播種又は植栽した緑化植物や緑化後に遷移した植物の芽、葉、茎、樹皮を食したり、食する際に植物を引っ張ることで根を含めて引き抜いたりするので、緑化植物や遷移植物の成長を阻害し、緑化が成立しなくなるといった問題が多発していた。特に、施工直後の発芽時に、食害を受けると植生基盤の流失を招き緑化そのものが成立しなくなる。
そこで、例えば、図10に示すように、里山及び山間地におけるのり面の対象となる防獣地帯1の外周に柵やネットを張って、囲い2を設ける防獣対策が知られている。囲い2は、メンテナンス用扉3から作業者が出入りできるように構成されている。
この囲い2を構成する柵やネットに電線を張り、侵入する動物等にショックを与える電圧の電気を流し、驚かせ立ち入らせないにする対策も取られている。
また、別の方法では、例えば、図11(a)に示すように、対象となるのり面の周辺又はのり面全体4を網5で覆う方法もある。この方法ならば、多少網5を破られても、面的な効果があり、外周柵のように1ヶ所破られただけでは、柵内ののり面を蹂躙される虞はない。
また、のり面内に使用する緑化用の土壌にアスファルト乳材を混ぜる方法、動物の嫌がる物質を含んだ基盤材を敷設する方法、ライオン等の猛獣の糞を播く方法等がある。
また、対象となる防獣地帯に、動物を誘き寄せる匂いの出る装置を設置し、この装置に電気を流し触れさせ感電させることで、動物にとって危険地帯であることを示す対策も講じられている。
また、対象となる地面全面に金網を敷設し、金網にバネを付けることで動物が足を入れないようにする対策、動物が食さない毒や棘のある植物を播種、植栽することにより、害を為す動物の侵入を防ぐ対策等が知られている。
特許第3516132号公報
しかし、図10に示す対策では、柵やネットで囲い2を構成する場合、5cm〜10cm程度の網目のネットを張ることで、シカ等の侵入を防いでいるが、天候等何らかの作用で柵が壊れたり、ネットが破れたりしたところから、シカ等が侵入し草や木の芽に食害を与えるという問題がある。
また、囲い2を構成する柵やネットに電線を張り電気を流す場合、人里から離れたのり面では人間が感電する虞やメンテナンス上の監視が必要となるという問題がある。
また、図11(a)に示す対策では、のり面内のメンテナンス時に、作業員の出入りの際に網5を潜り抜ける等の不自由な作業が強いられる。特に、図11(b)のように、シカ等の踏み入れ防止を効果的にするため、網5を支持体6によって宙に浮かした場合、メンテナンスはほとんど困難になり、実用的ではないという問題がある。
また、誘き寄せて感電させる方法では、広大なのり面では設置台数が多くなりコストが掛かるという問題がある。
また、バネ付の金網の敷設の場合、のり面全面に敷設する必要があり、コストが掛かるという問題がある。
また、のり面内に使用する緑化用の土壌にアスファルト乳材を混ぜる方法、動物の嫌がる物質を含んだ基盤材を敷設する方法、ライオン等の猛獣の糞を播く方法等では、水源保安林のような上水道水源の山地のり面には適用しにくい。また、糞は降雨で流され効果が薄らぐほか、寄生虫・病原菌の温床になるという問題がある。加えて、動物の嫌がる物質を置く場合、臭気源を補給する必要があるという問題がある。
また、忌諱植物を植栽、播種する場合、地域によっては植生が適さない場合がある。
また、柵の代わりにポールを建てて、鉄砲の音を出して脅かす対策も知られているが、直に慣れてしまい役に立たなくなる。
また、フラッシュライトで脅かす対策もあるが、ファラッシュライトが交通の障害になるケースがあり、また、電気の供給等の問題もある。
本発明は、斯かる従来の問題点を解決するために為されたもので、被覆網工のような面的なのり面保護を加えながら、メンテナンスが容易でメンテナンス時の通路を確保しつつ、柵工のように景観を損なうことのない緑化保護装置及び緑化保護装置を備えたのり面を提供することにある。
請求項1に係る発明は、10cm×10cmの升目から成る溶接金網を階段状に折り曲げて少なくとも二つの踏み面を形成して成る第一網ユニットを、所定の間隔を隔てて配置すると共に前記第一網ユニット間の横方向及び/又は縦方向を相互に可動自在に連結して成る網ユニット群と、前記網ユニット群の各前記第一網ユニットを、各前記第一網ユニットが有する前記少なくとも二つの踏み面のいずれかの踏み面の重心位置からずれた辺縁部において、緑化のり面又は緑化済のり面に揺動自在に固定する第一アンカーピンとを備えることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、10cm×10cmの升目から成る溶接金網を階段状に折り曲げて少なくとも二つの踏み面を形成して成る第一網ユニットを、所定の間隔を隔てて配置すると共に前記第一網ユニット間の横方向及び/又は縦方向を相互に可動自在に連結して成る網ユニット群と、前記網ユニット群の各前記第一網ユニットを、各前記第一網ユニットが有する前記少なくとも二つの踏み面のいずれかの踏み面の重心位置からずれた辺縁部において、緑化のり面又は緑化済のり面に揺動自在に固定する第一アンカーピンと、10cm×10cmの升目から成る溶接金網を一つの踏み面を形成するように折り曲げ、前記網ユニット群に所定の間隔を隔てて可動自在に連結される第二網ユニットと、前記第二網ユニットを、前記第二網ユニットが有する前記一つの踏み面の重心位置からずれた辺縁部において、前記緑化のり面又は緑化済のり面に揺動自在に固定する第二アンカーピンとを備えることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2記載の緑化保護装置において、前記網ユニット群の各前記第一網ユニットは、それぞれの前記緑化のり面又は緑化済のり面側辺縁部の中心位置から外れた位置を前記第一アンカーピンで固定されることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項2記載の緑化保護装置において、前記第二網ユニットは、前記緑化のり面又は緑化済のり面側辺縁部の中心位置から外れた位置を前記第二アンカーピンで固定されることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1乃至請求項4の何れか記載の緑化保護装置において、前記網ユニット群は、前記第一網ユニットをワイヤで弛緩状態でそれぞれ連結し、前記ワイヤには、鐘、鈴、カウベル又は鳴子が取り付けられていることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項2又は請求項記載の緑化保護装置において、前記網ユニット群と前記第二網ユニットとは、ワイヤで弛緩状態でそれぞれ連結され、前記ワイヤには、鐘、鈴、カウベル又は鳴子が取り付けられていることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、緑化のり面又は緑化済のり面の縁部に沿って請求項1乃至請求項6の何れか記載の緑化保護装置を設置して緑化保護ゾーンを設けることを特徴とする。
請求項8に係る発明は、請求項7記載の緑化保護装置を備えたのり面において、前記緑化保護ゾーンは、前記緑化保護装置を前記緑化のり面又は緑化済のり面の縁部の内周又は外周に沿って設けられていることを特徴とする。
請求項9に係る発明は、請求項又は請求項記載の緑化保護装置を備えたのり面において、前記緑化保護ゾーンは、前記緑化保護装置を前記緑化のり面又は緑化済のり面の縁部の内周又は外周から前記緑化のり面又は緑化済のり面の内側に向かって3m以上の幅で設置されていることを特徴とする。
請求項10に係る発明は、請求項7乃至請求項9の何れか記載の緑化保護装置を備えたのり面において、前記緑化保護ゾーンは、前記緑化保護装置を前記緑化のり面又は緑化済のり面の内周又は外周にそって連続的に設置する第一ゾーンと、前記第一ゾーンより前記緑化のり面又は緑化済のり面側で前記緑化保護装置を千鳥状に配置する第二ゾーンとを備えていることを特徴とする。
請求項11に係る発明は、請求項10記載の緑化保護装置を備えたのり面において、前記第一ゾーンは、前記緑化保護装置が、10cm×10cmの升目から成る溶接金網を少なくとも三段以上折り曲げて成る第一網ユニットを、所定の間隔を隔てて配置すると共に前記第一網ユニット間の横方向及び/又は縦方向を相互に可動自在に連結して成ることを特徴とする。
請求項12に係る発明は、請求項10又は請求項11記載の緑化保護装置を備えたのり面において、前記第一ゾーンは、前記緑化保護装置を前記緑化のり面又は緑化済のり面の内周又は外周に沿って連続的に設置する第一域と、前記第一域の内周又は外周に沿って前記緑化保護装置を連続的に設置する第二域とを備えることを特徴とする。
本発明の緑化保護装置は、主に溶接金網とワイヤとから構成されるので、のり面への設置工事において、のり面清掃後、植生基材吹付前に設置できる。従って、被覆網工のように植生基材吹付後に被覆網を設置する際にのり面を傷付けることはない。
また、本発明の緑化保護装置は、網ユニット群の網目が大きめに(ラス張工のラスは5cm×5cm程度)造られているので、植物の成長を阻害することもない。従って、外観上、柵工のように網が目立つことはないので、景観を保つことができる。
また、本発明の緑化保護装置は、半永久的に、のり面上に残るので、ネット工や柵工のように破れたためにシカやニホンカモシカの蹂躙を許すことはない。また、ネット工のようにシカやニホンカモシカが角を絡ませ死亡することもない。
また、本発明の緑化保護装置は、被覆網工のような面的なのり面保護領域を形成するように、網ユニット群を構成する第一網ユニットをそれぞれの重心位置をずらして辺縁部を緑化のり面又は緑化済のり面に第一アンカーピンによって揺動自在に固定するので、メンテナンスが容易でメンテナンス時の通路を確保しつつ、柵工のように景観を損なうことがないという利点を有する。
また、本発明の緑化保護装置は、のり面に階段状に置くような形で設置するため、人間はメンテナンス等で、設置している線上を歩くことが可能となる。また、径5mmの線径の溶接金網を使用することで、溶接部(網目が十字となる部分)は人間の歩行を助けることができる。一方、シカやニホンカモシカは溶接金網の線上では蹄が滑ったり、線が食い込んだりするので乗りたがらない。
そして、網ユニット群は、網目を10cm×10cmとしたので、シカやニホンカモシカが足を入れようか入れまいかと迷う程度の目の大きさとなり、シカやニホンカモシカの侵入を防止しやすい機能を発揮することができる。
また、網ユニット群は、30cm〜40cmの踏み面を階段状とすることで、網目の不快効果の他にシカやニホンカモシカの踵(人間の目には膝に見える箇所)が段の突出部にあたり、不快感を増すことになり、シカやニホンカモシカの侵入を防止しやすい機能を発揮することができる。
また、網ユニット群は、第一網ユニット間を10cm程度あけて設置すると共にのり面の設置部分1ヶ所のみを重心位置をずらして固定としたので、動物が触れると網ユニット群が揺れるようになり、足に触れる不快感を増し、動物の侵入を防止しやすい機能を発揮することができる。
また、網ユニット群は、各第一網ユニット間が若干動く程度にワイヤで連結してあるので、第一網ユニット単体は不安定であっても、網ユニット群全体では落下しないようにのり面上に固定することができる。
また、第一網ユニット間を連結するワイヤには、異なる鐘を取り付けることで、慣れのこない警戒音を動物に与えることでできる。特に、第一網ユニットに鐘を付けると、第一網ユニットに触れたときだけに鐘が鳴るだけであるため、動物は直ぐになれてしまうが、ワイヤの場合、どの鐘が鳴るかは、その時の状況次第であり、あらぬところの鐘が鳴ることで動物を不安にさせるためことが可能となり、動物の侵入を防止しやすい機能を発揮することができる。
また、網ユニット群によって形成される緑化保護ゾーンを、網ユニット群の内周側を千鳥状(市松模様状)としたので、見かけ上三列〜四列すなわち3m〜4m程度のユニット幅があるように見せかけることが可能となり、シカやニホンカモシカの飛び越えるを確実に阻止することができる。
本発明に係る緑化保護装置を備えたのり面の一実施形態を示す説明図である。 図1の緑化保護装置を備えたのり面の一部を拡大して示す説明図である。 図1の緑化保護装置を備えたのり面に用いる第一網ユニットを示す斜視図である。 図1の緑化保護装置を備えたのり面に用いる第一網ユニット間を鐘を取り付けたワイヤで弛緩状態で連結した状態を示す斜視図である。 図3に示す第一網ユニットを緑化のり面又は緑化済みのり面に第一アンカーピンで固定した状態を示す斜視図である。 図1の緑化保護装置を備えたのり面に用いる第一網ユニットと第二網ユニットとの間を鐘を取り付けたワイヤで弛緩状態で連結した状態を示す斜視図である。 図1の緑化保護装置を備えたのり面に用いる第一網ユニットの別の形態を示す斜視図である。 本発明に係る緑化保護装置を備えたのり面の別の実施形態を示す説明図である。 本発明に係る緑化保護装置を備えたのり面のさらに別の実施形態を示す説明図である。 従来例を示す説明図である。 (a)別の従来例を示す説明図、(b)別の従来例における一部拡大図である。
以下、本発明を図面に示す実施形態に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る緑化保護装置30を備えたのり面10の一実施形態を示す。
本実施形態に係る緑化保護装置30を備えたのり面10は、図2に示すように、緑化のり面又は緑化済のり面11の縁部12に沿って緑化のり面又は緑化済のり面11の中心方向に向かって網掛けで示すように緑化保護装置30を設置して緑化保護ゾーン20を設けている。
本実施形態において、緑化保護ゾーン20は、緑化のり面又は緑化済のり面11の縁部12から緑化のり面又は緑化済のり面11の中心側に向かって緑化保護装置30を全幅に亘って連続的に設けて成る第一ゾーン21と、第一ゾーン21の内周に緑化のり面又は緑化済のり面11の中心側に向かって緑化保護装置30を全幅に亘って二列以上の千鳥状に設けて成る第二ゾーン22とを設置することによって構成されている。
ここで、緑化保護ゾーン20を緑化のり面又は緑化済のり面11の縁部12から緑化のり面又は緑化済のり面11の中心側に向かって3m以上の幅Bで全域に亘って設けた理由は、シカやニホンカモシカは平地で3m程度の帯状の障害を飛び越えるといわれているので、シカやニホンカモシカの飛び込みを防止できる帯域を形成するためである。
本実施形態において、緑化保護装置30は、図2〜図6に示すように、網ユニット群31と、第一アンカーピン37と、第二網ユニット38と、第二アンカーピン39とで構成されている。
網ユニット群31は、例えば、径が5mmで、10cm×10cmの升目から成る溶接金網32を階段状に折り曲げて二つの踏み面33a,33bを形成して成る第一網ユニット33を、図2、図4に示すように、例えば、10cm程度の間隔Lを隔てて平面状に配置すると共に、第一網ユニット33間の横方向を鐘36を取り付けた、例えば、20cmmのワイヤ35で相互に可動自在に連結することによって構成されている。
また、網ユニット群31は、第一網ユニット33を横方向に配列して形成される第一ゾ−ン21の内周側に、同様に第一網ユニット33を横方向に千鳥状に配列して形成される第二ゾ−ン22の各第一網ユニット33との間で、縦方向や斜め方向に鐘36を取り付けた、例えば、20cmのワイヤ35で相互に可動自在に連結することによって構成されている。この際、第一ゾーン21と第二ゾーン22との間隔は、上述の間隔Lと同様に10cm程度とする。
第一網ユニット33間のワイヤ35による連結は、少なくとも網ユニット群31の両端では上部平面部と下部垂直部と連結するものとする。これは、シカやニホンカモシカの不用意な侵入と蹴り上げを防ぐためである。
第一網ユニット33は、図3に示すように、例えば、横幅Wが90cm、高さHが30cm〜40cm、奥行きDが30cm〜40cmとした。第一網ユニット33は、形状保持のために、二つの踏み面33a,33b間をワイヤ35,35によって連結している。
ここで、溶接金網32の網目を10cm×10cmとしたのは、シカやニホンカモシカが足を入れようか入れまいかと迷う程度の網目の大きさとした。網目が細か過ぎればシカやニホンカモシカが溶接金網32に乗ってジャンプする可能性があり、網目が大き過ぎればシカやニホンカモシカが網目に足を入れてジャンプする可能性がある。シカやニホンカモシカは足が傷付くことを極度に恐れる動物であることから、10cm×10cmの網目では足に触れるか触れないかの不快な大きさとなる。
また、第一網ユニット33は、例えば、図5に示すように、奥行きDを30cm〜40cmとする二つの踏み面33a,33bを形成した階段状とすることで、網目の不快効果の他にシカやニホンカモシカの踵(人間の目には膝に見える箇所)が二つの踏み面33a,33bの突出部33d,33eに当たり、不快感を増すことになる。シカやニホンカモシカは、有蹄類の偶蹄目に属する動物であり、4本指であるが、2本の指は退化して小さくなり、地面に着くのは2本の指だけである。通常、地面に着く2本の指を蹄、後退した2本の指を踵と称している。
また、第一網ユニット33は、例えば、図5に示すように、緑化のり面又は緑化済のり面11に階段状に置くような形で設置するため、人間はメンテナンス等で、設置している二つの踏み面33a,33bの線上を歩くことが可能となる。また、径5mmの線径の溶接金網を使用することで、溶接部(網目が十字となる部分)は人間の歩行を助ける。シカやニホンカモシカは二つの踏み面33a,33bの線上では蹄が滑ったり、線が食い込んだりするので乗りたがらない。
網ユニット群31は、例えば、図2、図4、図5に示すように、各第一網ユニット33の踏み面33aの重心位置をずらして辺縁部33cの一カ所を、例えば、径16mm、長さ40cm〜90cmの第一アンカーピン37によって緑化のり面又は緑化済のり面11に揺動自在に固定される。なお、第一アンカーピン37による固定は、豪雪地帯のように一カ所では第一網ユニット33の落下の虞がある箇所では、一カ所以上とする。
各第一網ユニット33と緑化のり面又は緑化済のり面11の設置部分1ヶ所のみ固定とした理由は、各第一網ユニット33をガチガチに固定しないためである。また、各第一網ユニット33間を10cm程度あけて設置するのも、同じ理由である。
各第一網ユニット33の固定箇所を重心部ではなく辺縁部33cとすることで、シカやニホンカモシカが触れると各第一網ユニット33が揺れるようになり、足に触れる不快感を増すことになる。しかし、各第一網ユニット33を蹴落とされては困るので、各第一網ユニット33間は、各第一網ユニット33が若干動く程度にワイヤ35で連結しあうものとする。ワイヤ35の連結により各第一網ユニット33単体は不安定であっても、緑化保護装置30全体では落下しないように緑化のり面又は緑化済のり面11上に固定されるものとする。
ワイヤ35に取り付ける鐘36は、数種類とし、慣れのこない警戒音をシカやニホンカモシカが触れることで発するようにする。これは各第一網ユニット33ではなくワイヤ35に付けることによって鐘36による効果を発揮することが可能となる。各第一網ユニット33に付けると第一網ユニット33に触ると第一網ユニット33上の鐘36が鳴るだけで、シカやニホンカモシカの慣れが生じやすいが、ワイヤ35の場合、どの鐘36が鳴るかは、その時の状況次第であり、あらぬところの鐘36が鳴ることでシカやニホンカモシカやニホンカモシカを不安にさせることができる。
第二網ユニット38は、例えば、図1、図2に示すように、設置面積が小さすぎて第一網ユニット33を設置することが困難な領域に設置される。
また、第二網ユニット38は、第一網ユニット33と同様に、図5に示すように、例えば、径が5mmで、10cm×10cmの升目から成る溶接金網32を、横幅Wが90cm、高さHが30cm〜40cm、奥行きDが30cm〜40cmとし、一つの踏み面38aを形成するように一段に折り曲げて形成されている。踏み面38aの突起部38bは、第一網ユニット33の二つの踏み面33a,33bの突出部33d,33eと同様に、シカやニホンカモシカに当たり、不快感を増すことになる。
本実施形態において、第一網ユニット33を2段式としたのは、ライトバンでも輸送できるようにするためである。また、のり面上での扱いでも二段式のほうが軽量で扱いやすいこと、のり面の地形や現地性の障害物(石、木等)に合わせて一段にカットしやすいことも二段式とした理由である。
また、第二網ユニット38は、例えば、図2、図6に示すように、第二網ユニット38の踏み面38aの重心位置をずらした辺縁部38cの一カ所を、例えば、径16mm、長さ40cm〜90cmの第二アンカーピン39によって緑化のり面又は緑化済のり面11に可動自在に固定される。ここで、第一アンカーピン37と第二アンカーピン39とは、同一物を使用した。
また、第二網ユニット38と第一網ユニット33との間には、鐘36を取り付けたワイヤ35によって連結されている。
なお、シカやニホンカモシカは、網ユニット群31の側面を潜って侵入することはないので、開放していても問題はない。
次に、以上のように構成された本実施形態に係る緑化保護装置30を備えたのり面10の作用を説明する。
先ず、緑化のり面又は緑化済のり面11の縁部12に沿って緑化のり面又は緑化済のり面11の中心方向に向かって網掛けで示すように緑化保護装置30を設置して緑化保護ゾーン20を設けるに当たり、緑化のり面又は緑化済のり面11の縁部12に沿って緑化保護装置30を帯状に配置する。
次に、緑化のり面又は緑化済のり面11の縁部12に沿って緑化保護装置30を帯状に配置した第一ゾーン21の内周に沿って、緑化保護装置30を二列の千鳥状に配置して第二ゾーン22を形成する。
例えば、図1、図2に示すように設置された本実施形態に係る緑化保護装置30を備えたのり面10によれば、緑化保護装置30の各第一網ユニット33及び第二網ユニット38が、溶接金網32の網目を10cm×10cmとしてあるので、シカやニホンカモシカが足を入れようか入れまいかと迷い容易に緑化保護ゾーン20内への侵入を阻止することができる。
そして、万一、シカやニホンカモシカが緑化保護装置30の各第一網ユニット33及び第二網ユニット38上に乗ると、第一網ユニット33は、例えば、図5に示すように、奥行きDを30cm〜40cmとする二つの踏み面33a,33bを形成した階段状としてあるので、網目の不快効果の他にシカやニホンカモシカの踵(人間の目には膝に見える箇所)が二つの踏み面33a,33bの突出部33d,33eに当たり、不快感を増し、シカやニホンカモシカの侵入を防止することができる。
さらに、各第一網ユニット33と緑化のり面又は緑化済のり面11の設置部分1ヶ所のみ固定としたので、各第一網ユニット33は、シカやニホンカモシカが乗ったり、触れたりすると、各第一網ユニット33が揺れるようになり、足に触れる不快感を増す。同時に、各第一網ユニット33間は、各第一網ユニット33が若干動く程度にワイヤ35で連結し合っているので、ワイヤ35に取り付けた鐘36が鳴りシカやニホンカモシカを驚かせる。加えて、連絡し合う各ワイヤ35が揺らされるので、どの鐘36が鳴るかは、その時の状況次第であり、あらぬところの鐘36が鳴ることでシカやニホンカモシカを不安にさせることができる。
しかも、本実施形態では、緑化保護装置30の配置を外周側の列をフルにし、内周側二列を千鳥状とし、見掛け上三列〜四列すなわち3m〜4m程度のユニット幅があるように見せかける効果を発揮するように設置したので、たとえシカやニホンカモシカが平地で3m程度の帯状の障害を飛び越える能力を発揮としても飛び越える気を殺ぐ効果が期待できる。
その結果、本実施形態に係る緑化保護装置30を備えたのり面10にはシカやニホンカモシカが侵入することができず、本実施形態に係る緑化保護装置30を備えたのり面10内の緑化のり面又は緑化済みのり面11を保護することが可能となる。
なお、仮に大型のシカやニホンカモシカにより三列配置を凌駕するジャンプが観察された場合には、例えば、図8に示すように、第一網ユニット33を増設することも可能である。
例えば、第一ゾーン21を、緑化保護装置30を緑化のり面又は緑化済のり面11の内周に沿って連続的に設置する第一域と、その第一域の内周に沿って緑化保護装置30を連続的に設置する第二域とを備えるように構成する。
上記実施形態では、第一網ユニット33を二つの踏み面33a,33bを備えた構成としたが、例えば、図7に示すように、三つの踏み面33a,33b,33fを備えた構成としても良い。踏み面33faの突起部33gは、第一網ユニット33の二つの踏み面33a,33bの突出部33d,33eと同様に、シカやニホンカモシカに当たり、不快感を増すことになる。
また、上記実施形態では、図1に示すように、緑化のり面又は緑化済のり面11の縁部12に沿って緑化のり面又は緑化済のり面11の中心方向に向かって網掛けで示すように緑化保護装置30を設置して緑化保護ゾーン20を設けた場合について説明したが、本発明はこれに限らず、例えば、図9に示すように、緑化のり面又は緑化済のり面11の縁部12の外側から緑化のり面又は緑化済のり面11の中心方向に向かって網掛けで示すように緑化保護装置30を設置して緑化保護ゾーン20を設けても良い。
また、上記実施形態では、ワイヤ35に鐘36を取り付けた場合について説明したが、本発明はこれに限らず、例えば、鈴、カウベル又は鳴子等のようにワイヤ35に取り付けた場合に容易に音を発することができるものであれば良い。これらを数種類用意したり、これらを組み合わせたりすることも可能である。
また、上記実施形態では、対象動物をシカやニホンカモシカについて説明したが、本発明は、これに限らずイノシシについても有効である。イノシシは、鼻や前足を使って植生基盤を掘り起こし基盤中の植根や昆虫類の幼虫などを食するため、植生基盤が破壊され緑化が成立しなくなる。
本発明では、網ユニット群31の周縁部がイノシシの鼻や前足によって捲り上がらないように、ワイヤ35によって連結してあるので、イノシシの侵入を防止することが可能である。
10 緑化保護装置30を備えたのり面
11 緑化のり面又は緑化済のり面
12 緑化のり面又は緑化済のり面11の縁部
20 緑化保護ゾーン
21 第一ゾーン
22 第二ゾーン
30 緑化保護装置
31 網ユニット群
32 溶接金網
33 第一網ユニット
33a,33b,33f 踏み面
35 ワイヤ
36 鐘
37 第一アンカーピン
38 第二網ユニット
39 第二アンカーピン

Claims (12)

  1. 10cm×10cmの升目から成る溶接金網を階段状に折り曲げて少なくとも二つの踏み面を形成して成る第一網ユニットを、所定の間隔を隔てて配置すると共に前記第一網ユニット間の横方向及び/又は縦方向を相互に可動自在に連結して成る網ユニット群と、
    前記網ユニット群の各前記第一網ユニットを、各前記第一網ユニットが有する前記少なくとも二つの踏み面のいずれかの踏み面の重心位置からずれた辺縁部において、緑化のり面又は緑化済のり面に揺動自在に固定する第一アンカーピンと
    を備えることを特徴とする緑化保護装置。
  2. 10cm×10cmの升目から成る溶接金網を階段状に折り曲げて少なくとも二つの踏み面を形成して成る第一網ユニットを、所定の間隔を隔てて配置すると共に前記第一網ユニット間の横方向及び/又は縦方向を相互に可動自在に連結して成る網ユニット群と、
    前記網ユニット群の各前記第一網ユニットを、各前記第一網ユニットが有する前記少なくとも二つの踏み面のいずれかの踏み面の重心位置からずれた辺縁部において、緑化のり面又は緑化済のり面に揺動自在に固定する第一アンカーピンと、
    10cm×10cmの升目から成る溶接金網を一つの踏み面を形成するように折り曲げ、前記網ユニット群に所定の間隔を隔てて可動自在に連結される第二網ユニットと、
    前記第二網ユニットを、前記第二網ユニットが有する前記一つの踏み面の重心位置からずれた辺縁部において、前記緑化のり面又は緑化済のり面に揺動自在に固定する第二アンカーピンと
    を備えることを特徴とする緑化保護装置。
  3. 請求項1又は請求項2記載の緑化保護装置において、
    前記網ユニット群の各前記第一網ユニットは、それぞれの前記緑化のり面又は緑化済のり面側辺縁部の中心位置から外れた位置を前記第一アンカーピンで固定される
    ことを特徴とする緑化保護装置。
  4. 請求項2記載の緑化保護装置において、
    前記第二網ユニットは、前記緑化のり面又は緑化済のり面側辺縁部の中心位置から外れた位置を前記第二アンカーピンで固定される
    ことを特徴とする緑化保護装置。
  5. 請求項1乃至請求項4の何れか記載の緑化保護装置において、
    前記網ユニット群は、前記第一網ユニットをワイヤで弛緩状態でそれぞれ連結し、前記ワイヤには、鐘、鈴、カウベル又は鳴子が取り付けられている
    ことを特徴とする緑化保護装置。
  6. 請求項2又は請求項記載の緑化保護装置において、
    前記網ユニット群と前記第二網ユニットとは、ワイヤで弛緩状態でそれぞれ連結され、前記ワイヤには、鐘、鈴、カウベル又は鳴子が取り付けられている
    ことを特徴とする緑化保護装置。
  7. 緑化のり面又は緑化済のり面の縁部に沿って請求項1乃至請求項6の何れか記載の緑化保護装置を設置して緑化保護ゾーンを設ける
    ことを特徴とする緑化保護装置を備えたのり面。
  8. 請求項7記載の緑化保護装置を備えたのり面において、
    前記緑化保護ゾーンは、前記緑化保護装置を前記緑化のり面又は緑化済のり面の縁部の内周又は外周に沿って設けられている
    ことを特徴とする緑化保護装置を備えたのり面。
  9. 請求項又は請求項記載の緑化保護装置を備えたのり面において、
    前記緑化保護ゾーンは、前記緑化保護装置を前記緑化のり面又は緑化済のり面の縁部の内周又は外周から前記緑化のり面又は緑化済のり面の内側に向かって3m以上の幅で設置されている
    ことを特徴とする緑化保護装置を備えたのり面。
  10. 請求項7乃至請求項9の何れか記載の緑化保護装置を備えたのり面において、
    前記緑化保護ゾーンは、
    前記緑化保護装置を前記緑化のり面又は緑化済のり面の内周又は外周にそって連続的に設置する第一ゾーンと、
    前記第一ゾーンより前記緑化のり面又は緑化済のり面側で前記緑化保護装置を千鳥状に配置する第二ゾーンと
    を備えていることを特徴とする緑化保護装置を備えたのり面。
  11. 請求項10記載の緑化保護装置を備えたのり面において、
    前記第一ゾーンは、
    前記緑化保護装置が、10cm×10cmの升目から成る溶接金網を少なくとも三段以上折り曲げて成る第一網ユニットを、所定の間隔を隔てて配置すると共に前記第一網ユニット間の横方向及び/又は縦方向を相互に可動自在に連結して成る
    ことを特徴とする緑化保護装置を備えたのり面。
  12. 請求項10又は請求項11記載の緑化保護装置を備えたのり面において、
    前記第一ゾーンは、
    前記緑化保護装置を前記緑化のり面又は緑化済のり面の内周又は外周に沿って連続的に設置する第一域と、
    前記第一域の内周又は外周に沿って前記緑化保護装置を連続的に設置する第二域と
    を備えることを特徴とする緑化保護装置を備えたのり面。
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