JP3160769U - 音符すごろく - Google Patents

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Abstract

【課題】リズムをとらえるための音の長さを楽しみながら遊戯感覚で理解することが可能となる音符すごろくを提供する。【解決手段】本音符すごろく10は、表面に複数のマス目12等が描かれたすごろく盤11と、4個のすごろく駒と、4種類の音符カードと、4種類の休符カードと、1種類の指示カードとを具備し、遊戯者が音符カードまたは休符カードを1枚ずつ引いて、当該カードに記載された音符または休符の音の長さに従ってすごろく駒をマス目に沿って進める。【選択図】図1

Description

本考案は、遊びながら音符や休符の長さを身につける音符すごろくに関するものである。
幼児や児童に対する音楽教育において、楽譜を読む力(読譜力)を身につけることは当人にとっては大変な作業であり、満足のゆく結果が得られていないのが現状となっている。
これは、楽譜を読む際には、数ミリというわずかな間隔で書かれた5線上のどの位置に音符が配置されているか、配置された音符の長さはどの位か、調や拍子はどのようになっているか等、様々な情報を一度に把握することが要求されるためである。
このように、幼児や児童にとって大変な作業となる読譜力を身につけるために、例えば特許文献1には、5線譜表に音階の13音の音符記号を記載した13枚の音符カード4組とジョーカーカード1枚からなる音符トランプが提案されている。
また、特許文献2には、音部記号が無い5線のみに音の高さと長さとの組合せで52枚の音符カードを形成したゲーム用組スケールカードが提案されている。
特開2005−230483号公報 特開2009−183356号公報
本願考案者は、その長年のピアノ教室での音楽教育において、音符の高さや長さ、さらに調や拍子等の多くの情報の中で、一番感覚的にとらえることが出来るリズムに関する理屈を理解することが読譜力を身につける一助となることを把握していた。
この点において、特許文献1に提案される音符トランプや特許文献2に提案されるゲーム用組スケールカードは、複数の情報となる音の高さと音の長さの組合せで作成された音符カードを用いているため、例えば10歳未満の低年齢の幼児や児童にとっては感覚的に理解することが難しいという課題があった。
この考案の目的は、上述した事情に鑑みなされたもので、この考案の主たる目的は、リズムをとらえるための音の長さを楽しみながら遊戯感覚で飽きさせず理解することが可能となる音符すごろくを提供することである。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この考案に係わる音符すごろくは、請求項1の記載によれば、スタート地点からゴール地点までを接続する複数のマス目が表面に描かれたすごろく盤と、一方面に音符または休符が記載された各々複数枚数の複数種類のカードと、前記スタート地点から前記ゴール地点に向かって前記マス目を移動する複数のすごろく駒と、を具備し、任意または順番に選択した前記カードに記載された音符または休符の音の長さに従って、前記すごろく駒を前記マス目に沿って移動させることを特徴とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この考案に係わる音符すごろくは、請求項2の記載によれば、前記カードは、前記すごろく駒の移動方法の指示が一方面に記載された複数枚数の1種類の指示カードをさらに備えることを特徴とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この考案に係わる音符すごろくは、請求項3の記載によれば、前記カードとは別に、前記すごろく駒の移動方法の指示が一方面に記載された各々複数枚数の複数種類の指示カードをさらに具備することを特徴とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この考案に係わる音符すごろくは、請求項4の記載によれば、前記カードの一方面に記載された音符の形から連想される言葉を該音符の長さとすることを特徴とする。
この考案によれば、音の長さを楽しみながら遊戯感覚で理解することが可能となる音符すごろくを提供することができる。
本考案の音符すごろくのすごろく盤を示す図 本考案の音符すごろくのすごろく駒を示す図 本考案の音符すごろくの音符カードを示す図 本考案の音符すごろくの休符カードを示す図 本考案の音符すごろくの指示カードを示す図
以下に図面を用いて本考案の実施例を説明する。図1は、本考案の音符すごろくのすごろく盤を示す図である。図2は、本考案の音符すごろくのすごろく駒を示す図である。図3は、本考案のカードとしての音符カードを示す図である。図4は、本考案のカードとしての休符カードを示す図である。図5は、本考案のカードに追加される指示カードを示す図である。
本実施形態の音符すごろく10は、すごろく盤11と、4個のすごろく駒21、22、23、24と、4種類の音符カード31、32、33、34と、4種類の休符カード41、42、43、44と、1種類の指示カード51とを具備している。なお、音符カード31、32、33、34と、休符カード41、42、43、44及び指示カード51は各々複数枚数となっている。
図1に示すすごろく盤11は、例えば厚紙によって長方形に形成されている。このすごろく盤11の表面には、すごろくを開始する際のすごろく駒21のふりだし位置を示すスタート地点13のマス目と、すごろくが終了する際のすごろく駒21等のあがり位置を示すゴール地点14のマス目と、スタート地点13のマス目からゴール地点14のマス目までを接続し、後に詳細に説明する音符カード31等又は休符カード41等の指示内容に従ってすごろく駒21等が移動されて配置される複数のマス目12a、12bと、がすごろくのコースとして描かれている。
なお、本実施形態の音符すごろく10では、スタート地点13のマス目からゴール地点14のマス目までを接続する複数のマス目12a、12bが、途中で二手に分かれようにすごろくのコースが描かれている。遊戯者は、この二手に分かれたコースのいずれか一方を選択してすごろく駒21等を進める。
また、マス目12bのマス目内には「もう1まいひく」、「あと2まいひく」、「3つすすむ」、「5つすすむ」、「おなじだけすすむ」、「スタートにもどる」、「3つもどる」、「1つもどる」、「1かいやすみ」等の指示が記載されている。このマス目12bへ移動されて配置されたすごろく駒21等の遊戯者は、当該マス目に記載された指示内容に従う。また、マス目12aはすごろく駒21等が移動されて配置されるのみのマス目となっている。
また、すごろく駒21等を移動して配置する複数のマス目の中に、指示カード51の指示内容である「ほしへとぶ」に従ってすごろく駒21等が移動されて配置される、星印が付けられた特別なマス目15が設けられている。
さらに、すごろく盤11の表面には、音符カード31等、休符カード41等及び指示カード51が混ぜ合わされて載置されるカード載置部17と、使用済みの指示カード51を載置する使用済みカード載置部18とが描かれている。
なお、図1のすごろく盤11においては、スタート地点13のマス目とゴール地点14のマス目と該2つのマス目を接続する複数のマス目12a、12bは略正方形であり、該正方形が隣り合わせて接するように描かれている。しかしながら、複数のマス目12a、12bは略正方形以外の形状でも良いし、また、すごろくのコースとして支障のないように描かれていれば、例えば隣り合うマス目が接していなくともよいし、その他のどのようなマス目の配置方法が採用されていてもよい。
また、本考案の実施例においては、スタート地点13とゴール地点14はマス目として説明するが、マス目以外を採用しても何ら問題はない。
さらに、すごろく盤11は厚紙に限らず、例えばプラスチック板によって形成されていても良く、また、その形状も長方形に限らず、略正方形や略円形でもよいし、さらには3次元的形状(立体形状)となっていても良いことは説明するまでもない。
またさらに、複数のマス目12a、12bの中に連続する数字を記載したり、絵柄等の意匠を設けたりしてもよいことは説明するまでもない。また、すごろく盤11の表面を彩色したり、各種キャラクターや花柄等の意匠を設けたりしても良いことも説明するまでもない。
図2は本考案の音符すごろくのすごろく駒を示す図であり、図2(a)に示すすごろく駒21は円錐形状、図2(b)に示すすごろく駒22は円柱形状、図2(c)に示すすごろく駒23は直方体形状、図2(d)に示すすごろく駒24は角柱形状となっている。なお、これらのすごろく駒21等はすごろくを行う遊戯者ごとに区別ができれば、その数量や形状もしくは色彩等に何らの制限はない。
図3(a)、(b)、(c)、(d)は、本実施形態の音符すごろく10を特徴づけるカードとしての音符カード31、32、33、34の例を示している。音符カード31、32、33、34は、一方面に音符が記載されており、他方面は一方面に記載された音符が透けて見えないように、例えば有色の色彩が施されていたり、図柄等の意匠が施されたりしている。
また、本実施形態において、音符カード31は一方面に四分音符が記載されている。また、音符カード32は一方面に二分音符が記載され、音符カード33は一方面に付点二分音符が記載され、音符カード34は一方面に全音符が記載されている。
また、図4(a)、(b)、(c)、(d)は音符カード31、32、33、34と一緒に使用されるカードとしての休符カード41、42、43、44の例を示している。休符カード41、42、43、44は、一方面に休符が記載されており、他方面は一方面に記載された休符が透けて見えないように、例えば有色の色彩が施されていたり、図柄等の意匠が施されたりしている。なお、休符カード41等は音符カード31等と一緒に使用するため、他方面の有色の色彩や図柄等の意匠には音符カード31等と同一の色彩や意匠が採用されている。
また、本実施形態において、休符カード41は一方面に四分休符が記載されている。また、休符カード42は一方面に二分休符が記載され、休符カード43は一方面に付点二分休符が記載され、休符カード44は一方面に全休符が記載されている。なお、二分休符は全休符を上下逆さまにしたものであるため、全休符を示す休符カード44を上下逆さまに配置すると二分休符を示す休符カード42と区別が出来なくなる。このため、少なくとも休符カード42と休符カード44には上下を識別するための目印が必要であるので、本実施形態においてはカードの左下を示す丸印をカードの全てに設けるようにしている。
また、音符カード31等及び休符カード41等は、その用途を妨げなければ、紙、プラスチック等の材質や四角形、円形等の形状はどのようなものを採用しても問題ない。また、本実施形態において、音符カード31等は4種類の音符を記載し、休符カード41等は4種類の休符を記載していると説明しているが、それ以外の例えば八分音符や八分休符等を追加しても良いことは説明するまでもない。
図5は、指示カード51の例を示している。指示カード51は、一方面にすごろく駒の移動方法の指示や条件が記載されており、他方面は一方面に記載された音符が透けて見えないように、例えば有色の色彩が施されていたり、図柄等の意匠が施されたりしている。なお、指示カード51は音符カード31等や休符カード41等と一緒に使用するため、他方面の有色の色彩や図柄等の意匠には音符カード31等及び休符カード41等と同一の色彩や意匠が採用されている。
また、本実施形態において、指示カード51は一方面に「ほしへとぶ」が記載されている。
また、指示カード51は、その用途を妨げなければ、紙、プラスチック等の材質や四角形、円形等の形状はどのようなものを採用しても問題ない。また、本実施形態において、指示カード51は「ほしへとぶ」の指示を記載していると説明しているが、それ以外の指示をこの指示カードに追加しても良いことは説明するまでもない。
なお、音符カード31、32、33、34と休符カード41、42、43、44及び指示カード51は各々が複数枚数準備されていると説明したが、例えば具体的な枚数は以下の通りである。四分音符が記載された音符カード31と二分音符が記載された音符カード32は各々16枚、付点二分音符が記載された音符カード33と全音符が記載された音符カード34は各々12枚、それに指示カード51は4枚で合計60枚を1セットとしている。後に説明する遊戯者が音符について学習する初級者である場合には、この音符カード31等と指示カード51のセットを使用するようにする。
また、休符カード41、42、43、44の枚数について、四分休符が記載された休符カード41と二分休符が記載された休符カード42を各々8枚、付点二分休符が記載された休符カード43と全休符が記載された休符カード44を各々4枚となっている。遊戯者が音符について学習する中級者以上である場合には、音符カード31と休符カード41、音符カード32と休符カード42、音符カード33と休符カード43、音符カード34と休符カード44を各々同じ枚数ずつ入れ替えて全体の枚数である合計60枚が変わらないように交換して、音符カード31等と休符カード41等と指示カード51のセットを使用するようにする。
なお、このカードの枚数について、1セット60枚で説明しているが、これに限るものではないことは説明するまでもない。
図1乃至図5を用いて説明した、すごろく盤11と、すごろく駒21乃至24と、音符カード31乃至34と、休符カード41乃至44と、指示カード51とを具備する音符すごろく10を用いて行うすごろくについて、以下に説明する。
通常、すごろくとは、複数の遊戯者が順番にサイコロを振り、紙の上に描かれている「ふりだし(スタート)」から「あがり(ゴール)」までのマス目に沿って遊戯者各自の駒をサイコロの出た目の数だけ先に進み、「あがり」への到着の早さを競う遊戯となっている。
本実施形態の音符すごろく10は、通常使用するサイコロの代わりに音符カードと指示カードの組み合わせ、または音符カードと休符カードと指示カードの組み合わせの合計60枚のカードを使用することが特徴となっている。即ち、サイコロの出た目の数だけマス目を進むのではなく、この60枚のカードをきって(混ぜ合わせて)他方面(音符等が記載されていない面)を表側にしてカード載置部17に載置し、順番にカードを引いて、カードに記載された音符または休符の音の長さに従ってマス目を進むようにしている。
例えば、音符カード31には四分音符が記載されているので、この音符カード31を引いた遊戯者は「くろ」と声に出して読むと共に、音の数(即ち音符の長さ)に従って自分のすごろく駒を1マス分進める。また、音符カード32には二分音符が記載されているので、この音符カード32を引いた遊戯者は「しー」「ろー」と声に出して読むと共に、音の数に従って自分のすごろく駒をマス目12a、12bに沿って2マス分進める。
同様に、音符カード33には付点二分音符が記載されているので、この音符カード33を引いた遊戯者は「しー」「ろー」「てん」と声に出して読むと共に、音の数に従って自分のすごろく駒を3マス分進める。また、音符カード34には全音符が記載されているので、この音符カード34を引いた遊戯者は「しー」「ろー」「まー」「るー」と声に出して読むと共に、音の数に従って自分のすごろく駒を4マス分進める。
また、休符カード41、42、43、44も音符カードと同様に休符の長さに対応した数に従って、自分のすごろく駒を進める。具体的には、休符カード41には四分休符が記載されているので、すごろく駒を1マス分進め、休符カード42には二分休符が記載されているので、すごろく駒を2マス分進め、休符カード43には付点二分休符が記載されているので、すごろく駒を3マス分進め、休符カード44には全休符が記載されているので、すごろく駒を4マス分進める。
また、カード載置部17から引いたカードが指示カード51であった場合には、カード51の指示である「ほしへとぶ」の指示に従い、星印が付けられた特別なマス目15へすごろく駒を移動等させる。
本願の音符すごろく10を使用したすごろくを、その手順に従って示すと以下の通りとなる。最初に、音符カード31等の一方面を表側にして、記載された音符を声に出して読んで長さを覚える。この音符の長さは、音符すごろく10におけるすごろく駒21等を進める数となるので、声に出して読むことによりその長さを覚えることは重要な作業となる。また、休符は、予め別途準備した音符との比較表でその長さを覚える。なお、この音符または休符の音読理解は、音符カード31等と休符カード41等を使用する代わりに、予め別途準備した音符表等を利用しても良い。
なお、遊戯者が音符について学習する初級者であれば、使用するカードを音符カード31等のみとして、休符カード41等を使用しないようにし、遊戯者が音符について学習する中級者以上であれば、使用するカードに音符カード31等と休符カード41等との両方を使用するようにすれば、学習の効果が高くなる。
次に、音符カードと指示カードの組み合わせ、または音符カードと休符カードと指示カードの組み合わせの合計60枚のカードをよく混ぜ合わせたあとにカードの他方面を表側にして重ね合わせてすごろく盤11のカード載置部17に載置する。
次に、遊戯者ごとにすごろく駒を割り当てて、すごろく駒をスタート地点13に配置する。例えば遊戯者が4名であったとすれば、遊戯者Aにすごろく駒21を割り当て、遊戯者Bにすごろく駒22を割り当て、遊戯者Cにすごろく駒23を割り当て、遊戯者Dにすごろく駒24を割り当てた後に、各々のすごろく駒21乃至24をスタート地点13のマス目に配置する。
次に、遊戯者の遊戯の順番を決定する。例えば遊戯者A、B、C、Dの4人でじゃんけんを行い、勝った遊戯者を先頭に時計回りに遊戯をすすめるようにしても良いし、じゃんけんの勝った順番に遊戯を進めるようにしても良い。なお、この遊戯の順番は、遊戯者ごとにすごろく駒を割り当てる前に行っても良いことは説明するまでもない。ここでは、遊戯の順番は、便宜上、遊戯者A、B、C、Dの順として説明する。
次に、遊戯者ごとにカード載置部17に載置されたカードを重ねられた順番に上から引く。具体的には、最初の遊戯者Aは、カードを1枚引き、そこに記載された音符が全音符であれば、この全音符を「しー」「ろー」「まー」「るー」と音読すると共に、その音の数(即ち音符の長さ)に従って、すごろく駒21を4マス分進めてマス目12aへ配置する。また、遊戯者Aは、引いたカードを自分の前に左から順番に並べていく。
同様に、2番目の遊戯者Bは、カードを1枚引き、そこに記載された音符が二分音符であれば、この二分音符を「しー」「ろー」と音読すると共に、その音の数に従って、すごろく駒22を2マス分進めてマス目12aへ配置する。また、遊戯者Bは、引いたカードを自分の前に左から順番に並べていく。
同様に、3番目の遊戯者Cは、カードを1枚引き、そこに記載された音符が付点二分音符であれば、この付点二分音符を「しー」「ろー」「てん」と音読すると共に、その音の数に従って、すごろく駒23を3マス分進めてマス目12bへ配置する。この際、遊戯者Cは、マス目12bのマス目内に記載された「おなじだけすすむ」の指示に従って、すごろく駒23をさらに3マス進めてマス目12aへ配置する。また、遊戯者Cは、引いたカードを自分の前に左から順番に並べていく。
同様に、4番目の遊戯者Dは、カードを1枚引き、そこに記載された音符が四分音符であれば、この四分音符を「くろ」と音読すると共に、その音の数に従って、すごろく駒22を1マス分進めてマス目12aへ配置する。また、遊戯者Dは、引いたカードを自分の前に左から順番に並べていく。
以後は、遊戯者A、B、C、Dの順番にカードを上から引く作業を繰り返す。この際、すごろく駒22等がマス目12bに配置された際には、その都度、マス目12bのマス目内に記載された指示に従う。また、引いたカードが指示カード51であった場合には、指示カード51の指示内容である「ほしへとぶ」に従って、すごろく駒22等を特別なマス目15に移動する。なお、引いた指示カード51は、すごろく駒22等の特別なマス目15への移動後に、使用済みカード載置部18へ載置する。
また、本実施形態の音符すごろく10では、スタート地点13のマス目からゴール地点14のマス目までを接続する複数のマス目12a、12bが、途中で二手に分かれようにすごろくのコースが描かれている。
この二手に分かれるコースの一方は、スタート地点13のマス目からゴール地点14のマス目までのマス目の数が少ない代わりに、遊戯者に指示を与えるマス目12bの指示内容が「1かいやすみ」や「3つもどる」等のゴールへ近づくことが困難となる内容となっている。
また、この二手に分かれるコースの他方は、スタート地点13のマス目からゴール地点14のマス目までのマス目の数が多い代わりに、遊戯者に指示を与えるマス目12bの指示内容が「おなじだけすすむ」、「もう1まいひく」や「3つすすむ」等のゴールへ近づくことが容易となる内容となっている。
遊戯者は、マス目の数が少ない代わりにゴールへ近づくことが困難な一方のコースか、マス目の数が多い代わりにゴールへ近づくことが容易な他方のコースのいずれか一方を選択してすごろく駒21等を進めることが可能であり、この二手に分かれたコースが本実施形態の音符すごろく10の遊戯性を高めている。
このように、遊戯者A、B、C、Dが順番にカードを引く作業を繰り返し、4人の遊戯者のいずれか一人、または、全員がゴール地点14のマス目に辿り着くまでこの作業を行う。
また、すごろく遊びとしての遊戯者A、B、C、Dの順位は、4人の遊戯者のいずれか一人がゴール地点14のマス目に辿り着くまでカードを引く場合には、最初にゴール地点14のマス目に辿り着いた遊戯者を勝ち、残りを負けとする。また、4人の遊戯者の全員がゴール地点14のマス目に辿り着くまでカードを引く場合には、辿り着いた順番に1位、2位、3位、4位の順位をつけるようにする。なお、カードがなくなっても誰もゴール地点に至らない時は、現在位置に関わらず引き分けとし、再ゲームとする。
最後に、例えば、遊戯者全員がゴール地点14のマス目に辿り着いた順番に順位をつける場合には、この順位の順番に、遊戯者が各々の前に並べられたカードに記載された音符等を、左から順番に音読して音符すごろく10の遊戯を終了とする。
なお、遊戯者がリズムについて学習する中級者以上の場合に、使用するカードに音符カード31等と休符カード41等との両方を使用するようにすることに関して、本実施形態の音符すごろく10で遊戯を行う前に、休符カードに記載された休符が音符カードに記載されたどの音符と同じ長さであるかを、休符カード41等と音符カード31等を利用して覚えるようにすると学習の効果がより高くなる。なお、この休符の音の長さの確認は、休符カード41等を使用する代わりに、予め別途準備した休符表等を利用しても良い。
また、全音符が記載された音符カード34を引いた際には、「しー」「ろー」「まー」「るー」と音読すると共に、その音の数(即ち音符の長さ)に従ってすごろく駒を4マス分進めると説明したが、全休符が記載された休符カード44を引いた際には、同じ音符の長さを声を出さずに心の中でつぶやき、それに併せて、片手で軽く膝うちしながらすごろく駒を4マス分進めるようにすると、リズム感が助成される。
即ち、このような作業により、休符カード41等に記載された休符も音楽の流れの一部であり、楽譜の中に休符がある場合においても音楽がそこで止まるものではなく、休符にも長さが存在することを学習することができるという効果が得ることができる。
また、遊戯者が音符について学習する上級者、または本願の音符すごろく10を繰り返し遊戯することで、それぞれの音符や休符の長さを覚えた遊戯者であれば、全音符が記載された音符カード34を引いた場合に、「しー」「ろー」「まー」「るー」と音読する代わりに音価「たーーー」と音読する、二分音符が記載された音符カード32を引いた場合に「しー」「ろー」と音読する代わりに音価「たー」と音読する、または、四分音符が記載された音符カード31を引いた場合に「くろ」と音読する代わりに音価「たん」と音読するようにすることで、音符の音価への置き換えが上手になる。この結果、本願の音符すごろく10は、これで遊戯することで、音符で構成される音楽の流れを理解することが可能となる効果を有する。
以上のように、この考案による音符すごろく10は、すごろく遊びという単純であるが故に幼児や児童が夢中となる遊戯の要素を取り入れることにより、音の長さを楽しみながら容易に理解することが可能となる効果を有するものである。
特に、この考案においては、全音符が記載された音符カード34なら「しー」「ろー」「まー」「るー」、四分音符が記載された音符カード31なら「くろ」というように、音符の形から容易に連想される言葉(かたちことば)をその音符の長さとしている。この方式は、特許文献1や特許文献2を始めとする過去のあらゆるリズムを理解するための製品にはない、この考案によって初めて提起される方式であり、この考案の最大の特徴となっている。また、この考案は、該方式を用いているが故に、音符で構成される音楽の流れを理解することが容易となり、また、リズムを感覚的にとらえること容易となる効果を有するものである。
<変形例>
なお、本実施形態の音符すごろく10は、通常使用するサイコロの代わりに音符カードと指示カードの組み合わせ、または音符カードと休符カードと指示カードの組み合わせの合計60枚のカードを使用すると説明したが、このカードとは別に、すごろく駒の移動方法の指示が一方面に記載された複数の別の指示カードをさらに具備していても良い。
具体的には、例えば、音符カードと休符カードと指示カードの組み合わせの合計60枚のカードを引いた後に引く別のカードを準備し、該音符カード等のカードを引いてすごろく駒を移動した後に、別のカードを1枚引き、その指示に併せてすごろく駒を再度移動等させるようにしても良い。
この別のカードには、例えば、「1かいやすみ」や「1まいひく」等の指示が記載されており、遊戯者は、この別のカードの「1かいやすみ」の指示に従って次回の順番を1回休んだり、「1まいひく」の指示に従って音符カード等を再度引いたりしてすごろく駒を進めるようにする。
このように、本実施形態の音符すごろく10は、通常使用するサイコロの代わりに音符カードと指示カードの組み合わせ、または音符カードと休符カードと指示カードの組み合わせの合計60枚のカードを使用する特徴を損なわない限りにおいて、適宜変形が可能である。
10・・・音符すごろく、 11・・・すごろく盤、 12a、12b・・・マス目、 13・・・スタート地点、 14・・・ゴール地点、 15・・・特別なマス目、 17・・・カード載置部、 18・・・使用済みカード載置部、 21、22、23、24・・・すごろく駒、 31、32、33、34・・・音符カード、 41、42、43、44・・・休符カード、 51・・・指示カード

Claims (4)

  1. スタート地点からゴール地点までを接続する複数のマス目が表面に描かれたすごろく盤と、
    一方面に音符または休符が記載された各々複数枚数の複数種類のカードと、
    前記スタート地点から前記ゴール地点に向かって前記マス目を移動する複数のすごろく駒と、を具備し、
    任意または順番に選択した前記カードに記載された音符または休符の音の長さに従って、前記すごろく駒を前記マス目に沿って移動させることを特徴とする音符すごろく。
  2. 前記カードは、前記すごろく駒の移動方法の指示が一方面に記載された複数枚数の1種類の指示カードをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の音符すごろく。
  3. 前記カードとは別に、前記すごろく駒の移動方法の指示が一方面に記載された各々複数枚数の複数種類の別の指示カードをさらに具備することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の音符すごろく。
  4. 前記カードの一方面に記載された音符の形から連想される言葉を該音符の長さとすることを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載の音符すごろく。
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