JP3159938B2 - 靴底に対する通気孔の成形方法及び成形型 - Google Patents

靴底に対する通気孔の成形方法及び成形型

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば室内履きの
射出成形靴に通気孔を成形する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば体育館で使用する運動靴と
か室内履きシューズ等として、靴底の踏付け部から爪先
部等にかけての接地面側に、靴底を上下に貫通する複数
の通気孔を形成し、靴内の湿気等を逃がして足がムレる
のを防止するような射出成形靴が知られており、このよ
うな通気孔の成形は、例えば靴底成形用のボトムモール
ドの上面に複数のピンを突設し、型締め状態で靴底成形
用の空間部を画成すると同時に、各ピンの先端をラスト
モールド側に当接させ、空間部内に靴底材料を射出する
ことで、ピンの箇所を貫通孔として形成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
にボトムモールドの上面にピンを突設するような方法
は、型締めによってピンの先端とラストモールド側が当
接する際に衝撃が加わりやすく、ピンの先端部とかラス
トモールド側が損耗しやすいという問題がある。また各
ピンの突出量を精密に設定しないと、ラストモールド側
に当接しないピンが生じて貫通孔を形成出来ない箇所が
発生し、通気作用が充分発揮されない場合がある。更
に、例えば靴底を複層構造にするためボトムモールドを
型組みし直すような時は、貫通した通気孔を形成するた
めの機構が複雑になるという問題もある。
【0004】そこで本発明は、通気孔を成形するにあた
り、確実に通気性を確保出来、またラストモールド等が
損耗しにくく、しかも靴底を複層構造にする時でも、簡
単且つ確実に通気孔を成形出来る成形方法及び成形型の
提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、請求項1において、ラストモールドとサイド
モールドとボトムモールドによって靴底成形用の空間部
を画成し、この空間部に靴底材料を射出して靴底の所定
部に複数の通気孔を成形するようにした方法において、
ボトムモールドに対して上下摺動自在に組込まれる複数
のピンを付勢部材によってボトムモールドから上方に突
出させ、このピンの先端を型締め状態のラストモールド
側に当接させて靴底材料を射出することで、複数の通気
孔を成形するようにした。
【0006】このように複数のピンを付勢部材で付勢す
れば、型締めした際にピンの先端がラストモールド側に
当接する時の衝撃を弱めることが出来、ピンの先端とか
ラストモールドが損耗しにくくなる。しかもピンの先端
を確実にラストモールド側に当接させることが出来、確
実に貫通孔が成形出来る。ここで、ピンの先端が当接す
るラストモールド側とは、例えばラストモールドに靴胛
被が吊り込まれてラストモールド下面に中底等が存在す
るような場合、ピンの先端を中底等に当接させる。また
付勢部材としては、例えばスプリング、又はゴム等の弾
性部材、又はエアシリンダ等の各種手段が適用出来る。
【0007】また請求項2では、靴底材料を射出する
際、ボトムモールドを段階的に降下させながら靴底成形
用空間部を複層に分けて画成し、各空間部に靴底材料を
射出して複層の靴底を成形するとともに、すべての靴底
材料が射出される間、ピンの先端を継続してラストモー
ルド側に当接させておくようにした。
【0008】このようにボトムモールドを段階的に降下
させながら複数段に分けて射出することで、例えば色違
い、材料違い等の複層構造の靴底が成形出来るが、この
間継続してピンの先端をラストモールド側に当接させて
いれば、靴底全体を貫通する通気孔が成形される。ここ
で、ピンを付勢部材で上方に付勢しているため、ボトム
モールドが降下してもピンの先端をラストモールド側に
継続して当接させておくことは容易に行える。
【0009】また請求項3では、ラストモールドとサイ
ドモールドとボトムモールドによって靴底成形用の空間
部を画成し、この空間部に靴底材料を射出して靴底の所
定部に複数の通気孔を成形するようにした成形型におい
て、ボトムモールドの所定部に、通気孔を成形するため
の通気孔成形機構を設け、この通気孔成形機構として、
ボトムモールドに対して上下に摺動自在となり且つボト
ムモールドより上方に突出する複数のピンと、このピン
を上方に付勢する付勢部材を設けた。そしてこのような
成形型によって請求項1又は請求項2のような方法で通
気孔を成形する。
【0010】また請求項4では、付勢部材の付勢力を調
整可能とした。このように付勢部材の付勢力を調整可能
にすれば、すべてのピンの先端を確実にラストモールド
側に当接させることが出来、また例えば靴底の厚みを変
えるような時でも、ピンの先端をラストモールド側に当
接させるよう調整出来る。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について添付
した図面に基づき説明する。ここで図1は靴底を複層構
造にする時の射出成形要領の説明図、図2は靴底の接地
面側から見た底面図、図3は靴底に通気孔を成形するた
めの通気孔成形機構の作用図、図4は靴底に意匠凹部を
成形するための凹部成形機構の作用図である。
【0012】本発明に係る通気孔の成形方法及び成形型
は、例えば体育館で使用される運動靴とか、室内履きシ
ューズの靴底に通気孔を成形するための改良技術であ
り、実施形態における靴底では、図2に示すように、踏
付け部から爪先部にかけて靴底Sを上下に貫通する複数
の通気孔t、…を形成している。そしてこの通気孔t、
…は、後述する通気孔成形機構5によって成形するよう
にしている。
【0013】また、この靴底Sは、上層側のテープ部S
1と接地面側のソール部S2の複層構造とされ、例えばテ
ープ部S1の色彩とソール部S2の色彩を異ならせるとと
もに、靴底Sの踵部接地面側には、図2に示すような意
匠凹部qを成形し、この意匠凹部qを通してテープ部S
1の色が視認出来るようにしてアクセント効果を高める
とともに、歩行等に際してサクション作用によるクッシ
ョン効果が得られるようにしている。そしてこの意匠凹
部qは、後述する凹部成形機構6によって成形するよう
にしている。
【0014】靴底Sを成形するための成形型1は、図1
に示すように、胛被Kが吊り込まれるラストモールド2
と、靴底Sの周囲側面を画成するサイドモールド3と、
靴底Sの接地面側を画成するボトムモールド4を備えて
おり、このボトムモールド4の高さを変えながら靴底成
形用の空間部を段階的に画成しつつ、各空間部に靴底材
料を射出して複層構造の靴底Sを成形するようにしてい
る。
【0015】すなわち、当初の段階では、ラストモール
ド2とサイドモールド3に対して、図1(A)に示すよ
うに、ボトムモールド4を上段位置にセットして型締め
すると、テープ部S1成形用の空間部と、この空間部に
連通するテープ部材料注入用通路7が形成されるように
しており、この通路7を通してテープ部成形用空間部内
にテープ部材料を射出し、特定色のテープ部S1を成形
する。
【0016】次いで、図1(B)に示すように、ボトム
モールド4を所定ストローク降下させて型締めすると、
ソール部S2成形用の空間部と、この空間部に連通する
ソール部材料注入用通路8が形成されるようにしてお
り、この通路8を通してソール部材料を射出して、テー
プ部S1の色彩とは異なる色彩のソール部S2を形成す
る。
【0017】そしてこのような成形によって、テープ部
S1とソール部S2の色彩の異なる2層構造の靴底Sが成
形されるが、ボトムモールド4には、靴底Sの踏付け部
から爪先部にかけて複数の通気孔t、…を成形するため
の通気孔成形機構5(図3)と、踵部に意匠凹部qを成
形するための凹部成形機構6(図4)が設けられてお
り、まず通気孔成形機構5から説明する。
【0018】通気孔成形機構5は、図3に示すように、
ボトムモールド4を上下に貫通するピン孔10と、この
ピン孔10に沿って上下に摺動自在なピン11と、前記
ピン孔10の下端側開口ネジ部に螺合する調整部材12
と、この調整部材12と前記ピン11間に介装される付
勢部材としてのスプリング13を備えており、このスプ
リング13の付勢力で前記ピン11の先端は、ボトムモ
ールド4の上面より上方に突出している。
【0019】そしてこのピン11の突出量は、図3
(A)に示すように、靴底Sのテープ部S1を成形する
ため、ボトムモールド4が上段位置まで上昇した型締め
状態で、ピン11の先端が、ラストモールド下面の中底
K1(胛被Kと一体)に当接するとともに、その後、ボ
トムモールド4が所定ストローク降下して、図3(B)
に示すように、靴底Sのソール部S2を成形するため2
段目の型締めを行う際も継続して中底K1に当接するよ
うにしており、中底K1に対してピン11の先端を密着
させることで、同部に靴底材料が入り込まないようにし
ている。
【0020】そして、このようなピン11及びスプリン
グ13等は通気孔t、…の成形箇所に対応して複数箇所
に設けられており、このため、テープ部S1及びソール
部S2の射出成形が終えると、各ピン11の箇所は靴底
材料が入り込まない貫通孔となり、通気孔t、…として
成形される。因みに、前記中底K1は、通気性を有する
素材から構成されている。
【0021】また、これらのピン11の付勢力は、調整
部材12によって調整可能とされている。すなわち、調
整部材12をネジ込んでスプリング13を圧縮すれば、
ピン11の上方への付勢力が強まり、逆に調整部材12
によってスプリング13の圧縮力を弱めれば、ピン11
の付勢力が弱まる。そしてこのような調整は、例えばピ
ン11の先端と中底K1の隙間から靴底材料が入り込ん
で通気孔t、…が潰れるような時とか、靴底Sの厚みを
厚くするような時等は、ピン11の付勢力を強めるよう
にする。
【0022】尚、実施形態では、靴底Sを2段の複層構
造としているが、それ以上の複層構造の場合でも適用出
来る。
【0023】次に、凹部成形機構6について、図4に基
づき説明する。ここで図4は図1(A)のA−A断面方
向から見た作用図である。
【0024】この凹部成形機構6は、ボトムモールド4
の踵部に設けられており、ボトムモールド4を上下に貫
通するピン孔15と、このピン孔15を上下に摺動自在
な摺動ロッド16と、この摺動ロッド16の上端部に連
結されるピン体17と、摺動ロッド16の下端部に連結
されるストッパ18と、ピン体17とボトムモールド4
間に介装される付勢部材としてのスプリング19を備え
ており、図4(A)に示すように、型開き状態では、ス
トッパ18がボトムモールド4の下面に当接するととも
に、ピン体17の一部がボトムモールド4の上面より上
方に突出するようにしている。
【0025】また、ストッパ18の近傍のサイドモール
ド3には、ストッパ18の上昇位置を規制する係止部3
e、3eが設けられている。そしてこの係止部3e、3
eは、図4(B)に示すように、靴底Sのテープ部S1
を成形するためボトムモールド4が上段位置まで上昇す
る時、ストッパ18を係合せしめて上昇位置を規制する
ようにしており、ストッパ18の位置がこの係止部3
e、3eによって規制された以降、ボトムモールド4だ
けがスプリング19を縮めながら所定ストローク上昇
し、ボトムモールド4の下面とストッパ18の間に所定
ストローク分の隙間gが生じるようにしている。
【0026】またこの時のピン体17の上面とラストモ
ールド2側の中底(図4では省略)との間には、所定の
隙間が形成されるようにしており、ピン体17の上部に
もテープ部S1の材料が入り込むようにしている。
【0027】そして、図4(C)に示すように、テープ
部S1の成形が終えてボトムモールド4が1段降下し、
ソール部S1成形用の空間部が画成される時、前記隙間
gが無くなるか又は狭くなるようにしている。このた
め、ピン体17の上面は依然としてテープ部S1の下面
に当接した状態で、ピン体17は同じ位置を保持するこ
とになり、この状態でソール部材料を注入してソール部
S2を成形すれば、ソール部S2だけに窓が明いた意匠凹
部qが形成され、この意匠凹部qを通して色違いのテー
ブ部S1を視認することが出来る。
【0028】尚、図4(A)において、右側のサイドモ
ールド3とボトムモールド4間には、テープ部材料注入
用通路7と同ゲート部7aが設けられ、左側のサイドモ
ールド3とボトムモールド4間には、ソール部材料注入
用通路8と同ゲート部8aが設けられている。
【0029】また、ストッパ18の両サイドの上面に
は、アール部18rを形成し、ストッパ18が左右に傾
いて一端側が上がっているような時でも、係止部3eに
よって円滑に押し下げることが出来るようにしている。
【0030】以上のように構成した成形型における靴底
の成形方法について説明する。ラストモールド2とサイ
ドモールド3とボトムモールド4を型締めして、まず図
1(A)に示すように、テープ部S1成形用の空間部を
画成する。この時、ボトムモールド4は上段位置にセッ
トされ、通気孔成形機構5のピン11は、図3(A)に
示すように、ラストモールド2側の中底K1に当接して
いる。また、凹部成形機構6のストッパ18は、図4
(B)に示すように、サイドモールド3の係止部3e、
3eに係合してピン体17がテープ部S1成形用の空間
部の所定の位置に臨んでいる。
【0031】この型締めの際、通気孔成形機構5のピン
11の先端はラストモールド2側の中底K1に当接する
が、スプリング13で支持されているため、衝撃力は弱
く、損耗等の可能性は少ない。そしてテープ部材料注入
用通路7を通して所定色のテープ部材料を注入し、靴底
Sのテープ部S1を成形する。
【0032】次いで、図1(B)に示すように、ボトム
モールド4を2段目まで降下させて型締めし、ソール部
S2成形用の空間部を画成する。この時、通気孔成形機
構5のピン11は、図3(B)に示すように、中底K1
に当接したままである。また凹部成形機構6のピン体1
7は、図4(C)に示すように、原位置を保ったままで
その上面がテープ部S1に当接している。
【0033】そしてソール部材料注入用通路8を通して
テープ部S1とは異なる色彩のソール部材料を注入し、
テープ部S1と一体のソール部S2を成形する。
【0034】そして、このようにテープ部S1とソール
部S2が一体の靴底Sを成形すると、型開きする。する
と、通気孔成形機構5の複数のピン11、…の箇所は、
通気孔t、…として、靴内の湿気等を逃がすことが出来
る貫通孔として形成される。また、靴底Sの踵部には、
凹部成形機構6のピン体17によって、テープ部S1が
視認出来る意匠凹部qが成形される。そしてこの意匠凹
部qによって意匠効果を高めることが出来、またサクシ
ョン効果によってクッション性を向上させることが出来
る。
【0035】また、例えばボトムモールド4を降下させ
てソール部S2成形用の空間部を画成するような際、通
気孔成形機構5のピン11の先端が中底K1から離れた
り、当接力が弱まったりして孔が潰れるような時は、調
整部材12を調整して適切な圧接力で当接させるように
し、通気孔t、…が潰れるような不具合をなくして通気
性を確保するようにする。
【0036】尚、本発明は以上のような実施形態に限定
されるものではない。本発明の特許請求の範囲に記載し
た事項と実質的に同一の構成を有し、同一の作用効果を
奏するものは、本発明の技術的範囲に含まれる。例えば
通気孔t、…を成形する箇所は、踏付け部又は爪先部に
限られるものではなく、また靴底Sは複層でなくて単層
でも良く、又は3層以上の複層でも良い。更に、通気孔
成形機構5の付勢部材はスプリング13以外の弾性部材
等でも良い。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明の通気孔の成形方法
及び成形型は、請求項1及び請求項3のように、ボトム
モールドに対して上下摺動自在に組込まれる複数のピン
を付勢部材によってボトムモールドから上方に突出さ
せ、このピンの先端を型締め状態のラストモールド側に
当接させて靴底材料を射出することで、複数の通気孔を
成形するようにしたため、型締めする際にピンの先端が
ラストモールド側に当接する時の衝撃を弱めることが出
来、ピンの先端とかラストモールドを損耗しにくくする
と同時にピンの先端を確実にラストモールド側に当接さ
せることが出来、通気性の良い通気孔を成形することが
出来る。また請求項2のように、靴底を複層構造にする
時に適用すれば、靴底全体を貫通する通気孔を簡素に構
成出来る。また請求項4のように、付勢部材の付勢力を
調整可能とすれば、すべてのピンの先端を確実にラスト
モールド側に当接させることが出来、しかも例えば靴底
の厚みを変えるような時でも、ピンの先端をラストモー
ルド側に確実に当接させるよう調整出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】靴底を複層構造にする時の射出成形要領の説明
【図2】靴底の接地面側から見た底面図
【図3】靴底に通気孔を成形するための通気孔成形機構
の作用図
【図4】靴底に意匠凹部を成形するための凹部成形機構
の作用図で、図1のA−A線断面方向から見た図
【符号の説明】
1…成形型、2…ラストモールド、3…サイドモール
ド、4…ボトムモールド、5…通気孔成形機構、11…
ピン、12…調整部材、13…スプリング、t…通気
孔、S…靴底、S1…テープ部、S2…ソール部。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラストモールドとサイドモールドとボト
    ムモールドによって靴底成形用の空間部を画成し、この
    空間部に靴底材料を射出して靴底の所定部に複数の通気
    孔を成形するようにした方法であって、前記ボトムモー
    ルドに対して上下摺動自在に組込まれる複数のピンを付
    勢部材によってボトムモールドから上方に突出させ、こ
    のピンの先端を型締め状態のラストモールド側に当接さ
    せて靴底材料を射出することで、複数の通気孔を成形す
    ることを特徴とする靴底に対する通気孔の成形方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の靴底に対する通気孔の
    成形方法において、前記靴底材料は、ボトムモールドを
    段階的に降下させながら靴底成形用の空間部を複層に分
    けて画成し、各空間部に靴底材料を射出して複層の靴底
    を成形するとともに、すべての靴底材料が射出される
    間、前記ピンの先端を継続してラストモールド側に当接
    させておくことを特徴とする靴底に対する通気孔の成形
    方法。
  3. 【請求項3】 ラストモールドとサイドモールドとボト
    ムモールドによって靴底成形用の空間部を画成し、この
    空間部に靴底材料を射出して靴底の所定部に複数の通気
    孔を成形するようにした成形型であって、前記ボトムモ
    ールドの所定部には、通気孔を成形するための通気孔成
    形機構が設けられ、この通気孔成形機構は、ボトムモー
    ルドに対して上下に摺動自在となり且つボトムモールド
    より上方に突出する複数のピンと、このピンを上方に付
    勢する付勢部材を備えたことを特徴とする成形型。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の成形型において、前記
    付勢部材の付勢力は調整可能とされることを特徴とする
    成形型。
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