JPH0531001A - 射出成形靴およびその製造方法 - Google Patents
射出成形靴およびその製造方法Info
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- JPH0531001A JPH0531001A JP3213250A JP21325091A JPH0531001A JP H0531001 A JPH0531001 A JP H0531001A JP 3213250 A JP3213250 A JP 3213250A JP 21325091 A JP21325091 A JP 21325091A JP H0531001 A JPH0531001 A JP H0531001A
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- shoe
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 靴本体胴部、テープ部および本底の三つの構
成要素を有する射出成形靴でありながら、テープ部の剥
離や欠落がないばかりでなく、靴のボリューム感や履着
時の安定性およびクッション性があり、堅牢で、かつ高
級感を備えた射出成形靴およびその製造方法を提供す
る。 【構成】 ラストモールド11とダミーボトムモールド
12およびサイドモールド13とからなる空隙部14に
靴本体胴部成形用合成樹脂を射出して少なくとも胛被0
11と中底012とを有する靴本体胴部01を一体的に
成形するとともに、ボトムモールド22とオンメンダミ
ーモールド21とからなる空隙部24に本底成形用合成
樹脂を射出して本底03を成形し、次いで前記ダミーボ
トムモールド12と前記本底03を装着したボトムモー
ルド22とを入れ替えてサイドモールド13と前記本底
03を装着したボトムモールド22および前記中底01
2とからなる空隙部50にミッドソールおよびテープ部
成形用合成樹脂を射出する。
成要素を有する射出成形靴でありながら、テープ部の剥
離や欠落がないばかりでなく、靴のボリューム感や履着
時の安定性およびクッション性があり、堅牢で、かつ高
級感を備えた射出成形靴およびその製造方法を提供す
る。 【構成】 ラストモールド11とダミーボトムモールド
12およびサイドモールド13とからなる空隙部14に
靴本体胴部成形用合成樹脂を射出して少なくとも胛被0
11と中底012とを有する靴本体胴部01を一体的に
成形するとともに、ボトムモールド22とオンメンダミ
ーモールド21とからなる空隙部24に本底成形用合成
樹脂を射出して本底03を成形し、次いで前記ダミーボ
トムモールド12と前記本底03を装着したボトムモー
ルド22とを入れ替えてサイドモールド13と前記本底
03を装着したボトムモールド22および前記中底01
2とからなる空隙部50にミッドソールおよびテープ部
成形用合成樹脂を射出する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、靴本体胴部、テープ部
と一体化されたミッドソールおよび本底の、少なくとも
三つの構成要素からなる射出成形靴およびその製造方法
に関する。
と一体化されたミッドソールおよび本底の、少なくとも
三つの構成要素からなる射出成形靴およびその製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】図6に示すように、従来、靴本体胴部0
1′、テープ部02′および本底03′の三つの構成要
素から形成された射出成形ブーツ1′がある。
1′、テープ部02′および本底03′の三つの構成要
素から形成された射出成形ブーツ1′がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この射出成
形ブーツ1′は、靴底05′が本底03′と靴本体胴部
01′の一部を構成する中底012′との二重構造のた
め、履着時の安定性や靴のボリーム感に欠けるという問
題があった。また、テープ部02′と本底03′との間
に製造上の理由で止むなくできた細溝06′があり、テ
ープ部02′が剥離したり、欠落し易いという問題があ
った。さらに、靴本体胴部の細溝06′が、履用中に割
れを生じやすいという問題があった。
形ブーツ1′は、靴底05′が本底03′と靴本体胴部
01′の一部を構成する中底012′との二重構造のた
め、履着時の安定性や靴のボリーム感に欠けるという問
題があった。また、テープ部02′と本底03′との間
に製造上の理由で止むなくできた細溝06′があり、テ
ープ部02′が剥離したり、欠落し易いという問題があ
った。さらに、靴本体胴部の細溝06′が、履用中に割
れを生じやすいという問題があった。
【0004】本発明は、このような欠点を克服するため
になされたものであり、その目的は、靴本体胴部、テー
プ部および本底の三つの構成要素を有する射出成形靴で
ありながら、テープ部の剥離や欠落がないばかりでな
く、靴のボリューム感や履着時の安定性およびクッショ
ン性があり、堅牢でかつ高級感を備えた射出成形靴およ
びその製造方法を提供することにある。
になされたものであり、その目的は、靴本体胴部、テー
プ部および本底の三つの構成要素を有する射出成形靴で
ありながら、テープ部の剥離や欠落がないばかりでな
く、靴のボリューム感や履着時の安定性およびクッショ
ン性があり、堅牢でかつ高級感を備えた射出成形靴およ
びその製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも胛
被と中底とからなる靴本体胴部と、前記中底の外側に被
装されたミッドソールと、該ミッドソールの外側に被装
され、かつ該ミッドソールの上部周縁に該ミッドソール
と一体化されたテープ部を外方に露出させるようにした
本底とからなる射出成形靴を提供するものである。
被と中底とからなる靴本体胴部と、前記中底の外側に被
装されたミッドソールと、該ミッドソールの外側に被装
され、かつ該ミッドソールの上部周縁に該ミッドソール
と一体化されたテープ部を外方に露出させるようにした
本底とからなる射出成形靴を提供するものである。
【0006】また、本発明は、ラストモールドとダミー
ボトムモールドおよびサイドモールドとからなる空隙部
に靴本体胴部成形用合成樹脂を射出して少なくとも胛被
と中底とを有する靴本体胴部を一体的に成形するととも
に、ボトムモールドとオンメンダミーモールドとからな
る空隙部に本底成形用合成樹脂を射出して本底を成形
し、次いで前記ダミーボトムモールドと前記本底を装着
したボトムモールドとを入れ替えてサイドモールドと前
記本底を装着したボトムモールドおよび前記中底とから
なる空隙部にミッドソールおよびテープ部成形用合成樹
脂を射出するようにしたことを特徴とする射出成形靴の
製造方法を提供するものである。
ボトムモールドおよびサイドモールドとからなる空隙部
に靴本体胴部成形用合成樹脂を射出して少なくとも胛被
と中底とを有する靴本体胴部を一体的に成形するととも
に、ボトムモールドとオンメンダミーモールドとからな
る空隙部に本底成形用合成樹脂を射出して本底を成形
し、次いで前記ダミーボトムモールドと前記本底を装着
したボトムモールドとを入れ替えてサイドモールドと前
記本底を装着したボトムモールドおよび前記中底とから
なる空隙部にミッドソールおよびテープ部成形用合成樹
脂を射出するようにしたことを特徴とする射出成形靴の
製造方法を提供するものである。
【0007】
【作用】このように胛被と中底とからなる靴本体胴部
と、中底の外側に被装されたミッドソールと、ミッドソ
ールの外側に被装され、かつミッドソールの上部周縁に
ミッドソールと一体化されたテープ部を外部に露出させ
るようにした本底とから形成したことにより、靴本体胴
部、テープ部および本底の三つの構成要素を有する射出
成形靴でありながら、ミッドソールとテープ部とが一体
化されており、テープ部の剥離や欠落がない。さらに、
靴底は、中底とミッドソールおよび本底の3層構造にな
っており、靴のボリューム感や履着時の安定性およびク
ッション性がある。また、堅牢で、かつ高級感を備えて
いる。
と、中底の外側に被装されたミッドソールと、ミッドソ
ールの外側に被装され、かつミッドソールの上部周縁に
ミッドソールと一体化されたテープ部を外部に露出させ
るようにした本底とから形成したことにより、靴本体胴
部、テープ部および本底の三つの構成要素を有する射出
成形靴でありながら、ミッドソールとテープ部とが一体
化されており、テープ部の剥離や欠落がない。さらに、
靴底は、中底とミッドソールおよび本底の3層構造にな
っており、靴のボリューム感や履着時の安定性およびク
ッション性がある。また、堅牢で、かつ高級感を備えて
いる。
【0008】一方、ラストモールドとダミーボトムモー
ルドおよびサイドモールドとからなる空隙部に靴本体胴
部成形用合成樹脂を射出して少なくとも胛被と中底とを
有する靴本体胴部を一体的に成形するとともに、ボトム
モールドとオンメンダミーボトムモールドとからなる空
隙部に本底成形用合成樹脂を射出して本底を成形し、次
いでダミーボトムモールドと本底を装着したボトムモー
ルドとを入れ替えてサイドモールドと本底を装着したボ
トムモールドおよび中底とからなる空隙部にミッドソー
ルおよびテープ部成形用合成樹脂を射出するようにした
ことにより、靴本体胴部、テープ部と一体化されたミッ
ドソールおよび本底の、少なくとも三つの構成要素から
なる射出成形靴を効率的に成形することができる。
ルドおよびサイドモールドとからなる空隙部に靴本体胴
部成形用合成樹脂を射出して少なくとも胛被と中底とを
有する靴本体胴部を一体的に成形するとともに、ボトム
モールドとオンメンダミーボトムモールドとからなる空
隙部に本底成形用合成樹脂を射出して本底を成形し、次
いでダミーボトムモールドと本底を装着したボトムモー
ルドとを入れ替えてサイドモールドと本底を装着したボ
トムモールドおよび中底とからなる空隙部にミッドソー
ルおよびテープ部成形用合成樹脂を射出するようにした
ことにより、靴本体胴部、テープ部と一体化されたミッ
ドソールおよび本底の、少なくとも三つの構成要素から
なる射出成形靴を効率的に成形することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。なお、この実施例では、3色3層構造ブー
ツの製造を例とする。
に説明する。なお、この実施例では、3色3層構造ブー
ツの製造を例とする。
【0010】図1において、10は、ブーツ本体胴部成
形部であり、ラストモールド11とダミーボトムモール
ド12およびサイドモールド13とにより、ブーツ本体
胴部成形用空隙部14を形成するようになっている。こ
のブーツ本体胴部成形用空隙部14には、射出ゲート1
5が連通している。
形部であり、ラストモールド11とダミーボトムモール
ド12およびサイドモールド13とにより、ブーツ本体
胴部成形用空隙部14を形成するようになっている。こ
のブーツ本体胴部成形用空隙部14には、射出ゲート1
5が連通している。
【0011】一方、20は、本底成形部であり、オンメ
ンダミーモールド21とボトムモールド22とにより、
本底成形用空隙部24を形成するようになっている。こ
の本底成形用空隙部24には、射出ゲート27が連通し
ている。また、突起部(ミッドソール突出部)成形用空
隙部26に達する射出ゲート28が設けられている。さ
らに、オンメンダミーモールド21は、本底形成用空隙
部24をテープ部成形用空隙部25および突起部(ミッ
ドソール突出部)成形用空隙部26と連通させないため
の栓の役目をするようになっている。
ンダミーモールド21とボトムモールド22とにより、
本底成形用空隙部24を形成するようになっている。こ
の本底成形用空隙部24には、射出ゲート27が連通し
ている。また、突起部(ミッドソール突出部)成形用空
隙部26に達する射出ゲート28が設けられている。さ
らに、オンメンダミーモールド21は、本底形成用空隙
部24をテープ部成形用空隙部25および突起部(ミッ
ドソール突出部)成形用空隙部26と連通させないため
の栓の役目をするようになっている。
【0012】上記ブーツ本体胴部成形部10と本底成形
部20とは、プレート30を挟んで背中合わせに取付け
れている。すなわち、プレート30の一方の側には、サ
イドモールド13がねじ31により固着されており、プ
レート30の他の一方の側には、オンメンダミーモール
ド21を取り付けたオンメン保持プレート23がねじ3
2により固着されている。
部20とは、プレート30を挟んで背中合わせに取付け
れている。すなわち、プレート30の一方の側には、サ
イドモールド13がねじ31により固着されており、プ
レート30の他の一方の側には、オンメンダミーモール
ド21を取り付けたオンメン保持プレート23がねじ3
2により固着されている。
【0013】さらに、上記ダミーボトムモールド12と
ボトムモールド22とは、ボトムプレート40に固着さ
れている。このボトムプレート40は、図示しないエア
シリンダによって矢印AまたはBの方向に昇降できるよ
うになっているとともに、矢印CまたはDの方向に18
0°回転できるようになっている。また、上記射出ゲー
ト15、27、28は、ボトムプレート40にも設けら
れている。
ボトムモールド22とは、ボトムプレート40に固着さ
れている。このボトムプレート40は、図示しないエア
シリンダによって矢印AまたはBの方向に昇降できるよ
うになっているとともに、矢印CまたはDの方向に18
0°回転できるようになっている。また、上記射出ゲー
ト15、27、28は、ボトムプレート40にも設けら
れている。
【0014】ここで、ボトムモールド22の高さHは、
ミッドソールの厚さにもよるが、ボトムプレート22を
180°回転させてボトムモールド22をサイドモール
ド13に連結した時、ダミーボトムモールド12がオン
メンダミーモールド21に接触しないようにダミーボト
ムモールド12の高さhより高くなっている。
ミッドソールの厚さにもよるが、ボトムプレート22を
180°回転させてボトムモールド22をサイドモール
ド13に連結した時、ダミーボトムモールド12がオン
メンダミーモールド21に接触しないようにダミーボト
ムモールド12の高さhより高くなっている。
【0015】次に、上記ブーツ成形装置の作用について
説明する図2に示すように、ラストモールド11とダミ
ーボトムモールド12およびサイドモールド13とによ
り、ブーツ本体胴部成形用空隙部14を形成するととも
に、オンメンダミーモールド21とボトムモールド22
とにより、本底成形用空隙部24を形成した状態におい
て、射出ゲート15からブーツ本体胴部成形用空隙部1
4内に、深緑色に着色したブーツ本体胴部成形用合成樹
脂を射出すると、ブーツ本体胴部成形用空隙部14内に
深緑色で柔軟性を有するブーツ本体胴部01が成形され
る。
説明する図2に示すように、ラストモールド11とダミ
ーボトムモールド12およびサイドモールド13とによ
り、ブーツ本体胴部成形用空隙部14を形成するととも
に、オンメンダミーモールド21とボトムモールド22
とにより、本底成形用空隙部24を形成した状態におい
て、射出ゲート15からブーツ本体胴部成形用空隙部1
4内に、深緑色に着色したブーツ本体胴部成形用合成樹
脂を射出すると、ブーツ本体胴部成形用空隙部14内に
深緑色で柔軟性を有するブーツ本体胴部01が成形され
る。
【0016】次いで、射出ゲート27から本底成形用空
隙部24内に黒色に着色された本底成形用合成樹脂を射
出すると、本底成形用空隙部24内に適度の硬さと耐摩
耗性を有する本底03が成形される。
隙部24内に黒色に着色された本底成形用合成樹脂を射
出すると、本底成形用空隙部24内に適度の硬さと耐摩
耗性を有する本底03が成形される。
【0017】次いで、図3に示すように、ボトムプレー
ト40を矢印Aの方向に降下させることにより、ダミー
ボトムモールド12をサイドモールド13から引き離す
とともに、ボトムモールド22を、その中に本底03を
保持したままオンメンダミーモールド21から引き離し
たのち、ボトムプレート40を矢印Cの方向に180°
回転させる。
ト40を矢印Aの方向に降下させることにより、ダミー
ボトムモールド12をサイドモールド13から引き離す
とともに、ボトムモールド22を、その中に本底03を
保持したままオンメンダミーモールド21から引き離し
たのち、ボトムプレート40を矢印Cの方向に180°
回転させる。
【0018】次いで、図4に示すように、ボトムプレー
ト40を矢印Bの方向に上昇させることにより、ボトム
モールド22をサイドモールド13に連結したのち、射
出ゲート28からサイドモールド13と本底03を装着
したボトムモールド22およびブーツ本体胴部01の中
底012とからなる空隙部50に茶色に着色されたミッ
ドソールおよびテープ部成形用合成樹脂を射出すると、
ブーツ本体胴部01の中底012と本底03との間に茶
色に着色されたミッドソール04とこのミッドソール0
4と一体化されたテープ部02と突起部(ミッドソール
突出部)041とが形成される。
ト40を矢印Bの方向に上昇させることにより、ボトム
モールド22をサイドモールド13に連結したのち、射
出ゲート28からサイドモールド13と本底03を装着
したボトムモールド22およびブーツ本体胴部01の中
底012とからなる空隙部50に茶色に着色されたミッ
ドソールおよびテープ部成形用合成樹脂を射出すると、
ブーツ本体胴部01の中底012と本底03との間に茶
色に着色されたミッドソール04とこのミッドソール0
4と一体化されたテープ部02と突起部(ミッドソール
突出部)041とが形成される。
【0019】次いで、ボトムプレート40を矢印Aの方
向に降下させたのち、サイドモールド13を割り、ラス
トモールド11から射出成形靴1を取り出すと、図5に
示すようなブーツ1が得られる。このブーツ1は、一体
成形された胛被011と中底012とが深緑色に着色さ
れ、かつ柔軟性を有するブーツ本体胴部01と、前記中
底012の外側に被装された茶色に着色されたミッドソ
ール04と、該ミッドソール04の外側に被装され、か
つ該ミッドソール04の上部周縁に該ミッドソール04
と一体化された茶色に着色されたテープ部02を外方に
露出させるようにした黒色に着色され、かつ適度の硬さ
と耐摩耗性を有する本底03とから形成されており、テ
ープ部02の剥離や欠落がない。さらに、靴底05は、
中底012とミッドソール04および本底03の3層構
造になっており、靴のボリューム感や履着時の安定性お
よびクッション性がある。また、堅牢で、かつ高級感を
備えている。
向に降下させたのち、サイドモールド13を割り、ラス
トモールド11から射出成形靴1を取り出すと、図5に
示すようなブーツ1が得られる。このブーツ1は、一体
成形された胛被011と中底012とが深緑色に着色さ
れ、かつ柔軟性を有するブーツ本体胴部01と、前記中
底012の外側に被装された茶色に着色されたミッドソ
ール04と、該ミッドソール04の外側に被装され、か
つ該ミッドソール04の上部周縁に該ミッドソール04
と一体化された茶色に着色されたテープ部02を外方に
露出させるようにした黒色に着色され、かつ適度の硬さ
と耐摩耗性を有する本底03とから形成されており、テ
ープ部02の剥離や欠落がない。さらに、靴底05は、
中底012とミッドソール04および本底03の3層構
造になっており、靴のボリューム感や履着時の安定性お
よびクッション性がある。また、堅牢で、かつ高級感を
備えている。
【0020】以上で本発明の実施例を説明したが、本発
明は、この実施例に必ずしも限定されることはなく、要
旨を逸脱しない範囲での変更などがあっても本発明に含
まれる。
明は、この実施例に必ずしも限定されることはなく、要
旨を逸脱しない範囲での変更などがあっても本発明に含
まれる。
【0021】例えば、実施例では、ブーツについて説明
したが、これに限定するものではなく、射出成形できる
靴であれば、長靴などの如何なる靴およびその製造にも
適用できる。
したが、これに限定するものではなく、射出成形できる
靴であれば、長靴などの如何なる靴およびその製造にも
適用できる。
【0022】さらに、ミッドソールを合成樹脂で成形し
たが、例えばスポンジ層にすれば、耐防寒性に富むよう
になる。
たが、例えばスポンジ層にすれば、耐防寒性に富むよう
になる。
【0023】また、この実施例では、靴本体胴部を深緑
色、ミッドソールを茶色、本底を黒色にしたが、これら
の色彩を適宜選択することにより、ファション性を付与
することもできる。
色、ミッドソールを茶色、本底を黒色にしたが、これら
の色彩を適宜選択することにより、ファション性を付与
することもできる。
【0024】さらに、靴本体胴部の硬度としては、JI
S K6301によるDUROMETER Cタイプで
測定して30〜65°の範囲が好ましい。
S K6301によるDUROMETER Cタイプで
測定して30〜65°の範囲が好ましい。
【0025】また、ミッドソールおよび本底の硬度は、
JIS K6301によるDUROMETER Cタイ
プで測定して65〜85°の範囲が好ましい。
JIS K6301によるDUROMETER Cタイ
プで測定して65〜85°の範囲が好ましい。
【0026】
【発明の効果】上記のように、本発明の射出成形靴は、
胛被と中底とからなる靴本体胴部と、中底の外側に被装
されたミッドソールと、ミッドソールの外側に被装さ
れ、かつミッドソールの上部周縁にミッドソールと一体
化されたテープ部を外部に露出させるようにした本底と
から形成されているので、靴本体胴部、テープ部および
本底の三つの構成要素を有する射出成形靴でありなが
ら、ミッドソールとテープ部とが一体化されており、テ
ープ部の剥離や欠落がない。さらに、靴底は、中底とミ
ッドソールおよび本底の3層構造になっており、靴のボ
リューム感や履着時の安定性およびクッション性を有す
る。また、堅牢で、かつ高級感を備えている。さらに、
靴本体胴部の前記従来技術にみられるような細溝06′
相当部の割れが生じない。一方、本発明の射出成形靴の
製造方法は、ラストモールドとダミーボトムモールドお
よびサイドモールドとからなる空隙部に靴本体胴部成形
用合成樹脂を射出して少なくとも胛被と中底とを有する
靴本体胴部を一体的に成形するとともに、ボトムモール
ドとオンメンダミーボトムモールドとからなる空隙部に
本底成形用合成樹脂を射出して本底を成形し、次いでダ
ミーボトムモールドと本底を装着したボトムモールドと
を入れ替えてサイドモールドと本底を装着したボトムモ
ールドおよび中底とからなる空隙部にミッドソールおよ
びテープ部成形用合成樹脂を射出するようにしたため、
靴本体胴部、テープ部と一体化されたミッドソールおよ
び本底の、少なくとも三つの構成要素からなる射出成形
靴を効率的に成形することができる。
胛被と中底とからなる靴本体胴部と、中底の外側に被装
されたミッドソールと、ミッドソールの外側に被装さ
れ、かつミッドソールの上部周縁にミッドソールと一体
化されたテープ部を外部に露出させるようにした本底と
から形成されているので、靴本体胴部、テープ部および
本底の三つの構成要素を有する射出成形靴でありなが
ら、ミッドソールとテープ部とが一体化されており、テ
ープ部の剥離や欠落がない。さらに、靴底は、中底とミ
ッドソールおよび本底の3層構造になっており、靴のボ
リューム感や履着時の安定性およびクッション性を有す
る。また、堅牢で、かつ高級感を備えている。さらに、
靴本体胴部の前記従来技術にみられるような細溝06′
相当部の割れが生じない。一方、本発明の射出成形靴の
製造方法は、ラストモールドとダミーボトムモールドお
よびサイドモールドとからなる空隙部に靴本体胴部成形
用合成樹脂を射出して少なくとも胛被と中底とを有する
靴本体胴部を一体的に成形するとともに、ボトムモール
ドとオンメンダミーボトムモールドとからなる空隙部に
本底成形用合成樹脂を射出して本底を成形し、次いでダ
ミーボトムモールドと本底を装着したボトムモールドと
を入れ替えてサイドモールドと本底を装着したボトムモ
ールドおよび中底とからなる空隙部にミッドソールおよ
びテープ部成形用合成樹脂を射出するようにしたため、
靴本体胴部、テープ部と一体化されたミッドソールおよ
び本底の、少なくとも三つの構成要素からなる射出成形
靴を効率的に成形することができる。
【図1】本発明の実施例のブーツ射出成形装置の断面図
である。
である。
【図2】本発明の実施例のブーツ射出成形工程を示す説
明図である。
明図である。
【図3】本発明の実施例のブーツ射出成形工程を示す説
明図である。
明図である。
【図4】本発明の実施例のブーツ射出成形工程を示す説
明図である。
明図である。
【図5】本発明の実施例のブーツの断面図である。
【図6】従来のブーツの断面図である。
01 靴本体胴部
011 胛被
012 中底
02 テープ部
03 本底
04 ミッドソール
1 射出成形靴
11 ラストモールド
12 ダミーボトムモールド
13 サイドモールド
14 空隙部
21 オンメンダミーモールド
22 ボトムモールド
24 空隙部
50 空隙部
Claims (2)
- 【請求項1】 少なくとも胛被と中底とからなる靴本体
胴部と、前記中底の外側に被装されたミッドソールと、
該ミッドソールの外側に被装され、かつ該ミッドソール
の上部周縁に該ミッドソールと一体化されたテープ部を
外方に露出させるようにした本底とからなる射出成形
靴。 - 【請求項2】 ラストモールドとダミーボトムモールド
およびサイドモールドとからなる空隙部に靴本体胴部成
形用合成樹脂を射出して少なくとも胛被と中底とを有す
る靴本体胴部を一体的に成形するとともに、ボトムモー
ルドとオンメンダミーモールドとからなる空隙部に本底
成形用合成樹脂を射出して本底を成形し、次いで前記ダ
ミーボトムモールドと前記本底を装着したボトムモール
ドとを入れ替えてサイドモールドと前記本底を装着した
ボトムモールドおよび前記中底とからなる空隙部にミッ
ドソールおよびテープ部成形用合成樹脂を射出するよう
にしたことを特徴とする射出成形靴の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3213250A JPH0531001A (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 射出成形靴およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3213250A JPH0531001A (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 射出成形靴およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0531001A true JPH0531001A (ja) | 1993-02-09 |
Family
ID=16635995
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3213250A Withdrawn JPH0531001A (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 射出成形靴およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0531001A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20100287788A1 (en) * | 2009-05-15 | 2010-11-18 | Spanks Jeffrey C | Article of Footwear with Multiple Hardnesses and Method of Manufacture |
-
1991
- 1991-07-31 JP JP3213250A patent/JPH0531001A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20100287788A1 (en) * | 2009-05-15 | 2010-11-18 | Spanks Jeffrey C | Article of Footwear with Multiple Hardnesses and Method of Manufacture |
US8545743B2 (en) * | 2009-05-15 | 2013-10-01 | Nike, Inc. | Method of manufacturing an article of footwear with multiple hardnesses |
US8607474B2 (en) | 2009-05-15 | 2013-12-17 | Nike, Inc. | Article of footwear with multiple hardnesses and method of manufacture |
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