JP3159603B2 - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JP3159603B2
JP3159603B2 JP14771394A JP14771394A JP3159603B2 JP 3159603 B2 JP3159603 B2 JP 3159603B2 JP 14771394 A JP14771394 A JP 14771394A JP 14771394 A JP14771394 A JP 14771394A JP 3159603 B2 JP3159603 B2 JP 3159603B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、脱水槽を回転させつつ
この脱水槽内に給水することにより洗濯物をすすぐとこ
ろの脱水すすぎ運転を行なうようにした洗濯機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、洗濯機においては、脱水槽を
回転させつつこの脱水槽内に給水することにより洗濯物
をすすぐところの脱水すすぎ運転を行なうようにしたも
のがある。このものでは、通常、脱水槽はコンデンサモ
ータにより回転駆動されるようになっている。しかし
て、脱水すすぎ運転においては、脱水槽従って上記モー
タを低速にて回転させることを行なうが、この場合、該
モータをオンオフさせることにより低速制御をするよう
にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
場合、脱水槽の回転速度がモータのオフ時にはオン時よ
りも遅くなり、すなわち、脱水槽の回転速度がばらつく
という事情にある。このため、脱水槽内の洗濯物に対し
水が均一に供給されず、一部が含水不充分となることが
あり、洗濯物の一部にすすぎ不足が発生する虞がある。
【0004】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、脱水槽を回転させつつこの脱水槽
内に給水することにより洗濯物をすすぐところの脱水す
すぎ運転を行なうについて、洗濯物における含水分布を
判別することが可能で、洗濯物の一部にすすぎ不足が発
生することをなくすことが可能な洗濯機を提供するにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の手段は、脱水槽
と、この脱水槽内に給水する給水手段とを備え、前記脱
水槽を回転させつつこの脱水槽内に前記給水手段にて給
水することにより洗濯物をすすぐところの脱水すすぎ運
転を行なうようにしたものにおいて、前記脱水槽の回転
角度を検出しその回転角度に応じて該脱水槽の内部を円
周方向の複数区域に設定する区域設定手段と、前記給水
手段の給水位置に対し前記各設定区域が通過する時間を
各設定区域ごとに検出する計時手段とを備え、この計時
手段の検出結果に応じて洗濯物の含水状態を判定するよ
うにしたところに特徴を有する(請求項1の発明)。
【0006】第2の手段は、第1の手段において、計時
手段により検出された各設定区域の通過時間がすべて基
準時間以上となったときに給水を停止する給水制御手段
を設けたところに特徴を有する(請求項2の発明)。
【0007】第3の手段は、第1の手段において、計時
手段により検出された各設定区域の通過時間のうち基準
時間以上の通過時間となった設定区域部分に対する給水
を順次停止する給水制御手段を設けたところに特徴を有
する(請求項3の発明)。
【0008】第4の手段は、第2の手段または第3の手
段において、給水手段の給水能力を判定する給水能力判
定手段と、この給水能力判定手段の判定結果に応じて基
準時間を変更する基準時間変更手段とを設けたところに
特徴を有する(請求項4の発明)。
【0009】第5の手段は、第2の手段または第3の手
段において、各設定区域を表示する表示部を有する表示
器と、計時手段により検出された各設定区域の通過時間
のうち基準時間以上の通過時間となった区域部分に対応
する表示部を表示動作させる表示制御手段とを設けたと
ころに特徴を有する(請求項5の発明)。
【0010】
【作用】脱水槽が回転するとき、その回転にばらつきが
あると、これと共に回転する洗濯物は、給水手段の給水
位置を通過する時間が短かかったり長かったりする。そ
の通過時間が短いと受水量が少なく、また通過時間が長
いと受水量が多くなる。すなわち、脱水槽内の洗濯物に
受水量のばらつきが発生する。
【0011】しかるに第1の手段においては、区域設定
手段により、脱水槽の回転角度を検出しその回転角度に
応じて該脱水槽の内部を円周方向の複数区域に設定し、
計時手段により、給水手段の給水位置に対し各設定区域
が通過する時間を各設定区域ごとに検出するから、その
通過時間が短いほど該当する設定区域における洗濯物の
受水量は少なく、逆にその通過時間が長いほど該当する
設定区域における洗濯物の受水量は多いことが分かる。
従って、この計時手段の検出結果に応じて洗濯物の含水
状態を判定することで、洗濯物にあって各設定区域の受
水量が個別に分かり、この結果、洗濯物の一部にすすぎ
不足が発生することをなくすことが可能となる。
【0012】第2の手段においては、計時手段により検
出された各設定区域の通過時間がすべて基準時間以上と
なったときに給水を停止する給水制御手段を設けている
から、各設定区域における洗濯物の給水量が十分とな
り、すすぎ不足を防止できるようになる。
【0013】第3の手段においては、計時手段により検
出された各設定区域の通過時間のうち基準時間以上の通
過時間となった設定区域部分に対する給水を順次停止す
る給水制御手段を設けているから、各設定区域における
洗濯物の給水量が必要最小限となり、使用水量を必要最
小限に抑えながら、洗濯物のすすぎ不足を防止できるよ
うになる。
【0014】第4の手段においては、給水手段の給水能
力を判定する給水能力判定手段と、この給水能力判定手
段の判定結果に応じて基準時間を変更する基準時間変更
手段とを設けているから、給水手段における給水能力に
違いがあっても、洗濯物に対しすすぎに十分な水量を供
給できるようになる。
【0015】第5の手段においては、各設定区域を表示
する表示部を有する表示器と、計時手段により検出され
た各設定区域の通過時間のうち基準時間以上の通過時間
となった区域部分に対応する表示部を表示動作させる表
示制御手段とを設けたから、各設定区域における洗濯物
に対する給水完了具合を表示できて便利である。
【0016】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例につき図1ない
し図8を参照しながら説明する。図2には脱水兼用洗濯
機を示している。同図において、外箱1内に桶2を弾性
吊持機構3(一部のみ図示)により支持して配設し、桶
2内に洗い槽兼脱水槽たる回転槽4を配設している。
又、回転槽4内には底部に撹拌体5を配設しており、そ
の下方の桶2外に、桶2内及び回転槽4内から排水する
ための排水弁6及び排水ホース7を配設すると共に、コ
ンデンサ誘導モータからなるモータ8を主体とする駆動
機構9を配設し、この駆動機構9により、洗い及びため
すすぎ時に回転槽4を制止して撹拌体5を回転させ、脱
水すすぎ及び脱水時に回転槽4を撹拌体5と共に回転さ
せるようにしている。上記駆動機構9には、ベルト伝達
機構9aが含まれると共に、減速ギア機構9bが含まれ
る。ベルト伝達機構9aによる減速比は「1/1.5」
であり、減速ギア機構9bの減速比は洗い時には「1/
5」で、脱水時および脱水すすぎ時には「1/1」であ
る。
【0017】上記回転槽4は、バランスリング10を装
着した上部にのみ脱水孔11を有していて、バランスリ
ング10とその上部との間の隙間を通して脱水孔11か
ら脱水するようになっている。又、それに対し、桶2の
上部には平リング状の桶カバー12を装着しており、こ
の桶カバー12に内蓋13を後部の支軸14により上下
回動可能に枢支し、桶カバー12内の開口部を開閉する
ようにしている。従って、内蓋13は回転槽4の上方部
に位置するものであり、閉鎖状態でその回転槽4の上方
を覆うようになっている。
【0018】内蓋13の周囲部の一部である後部の中央
には、凹状部15を形成している。この凹状部15は、
底部が前部から後部にかけて漸次低くなる斜面状を成し
ており、その最低部である後部に通水孔16を多数形成
し、該凹状部15を通水部として機能させるようにして
いる。なお、この凹状部15の開放上面部には、通水孔
16の上方部分を除いて該凹状部15の開放上面部を覆
う凹状部カバー17を装着しており、また、内蓋13の
前部には開蓋操作用のハンドル18を設けている。
【0019】更に、内蓋13及び桶カバー12の上方に
はトップカバー19を装着しており、このトップカバー
19に外蓋20を設けると共に、内蓋13の凹状部15
の後上方に位置してそこから凹状部15内に向け給水す
る給水弁21を主体とした給水手段としての給水装置2
2を設けている。
【0020】またトップカバー19の前部には、図3に
示すような操作パネル23を設けており、これには、コ
ース選択スイッチ24a、洗い時間設定スイッチ24
b、スタートスイッチ24c等を含むスイッチ入力部2
4を設けていると共に、時間・行程表示器25、さらに
は請求項5の発明の表示器に相当する区域表示器26等
を設けている。この区域表示器26はドーナッツ円形を
なしており、6分割された形状のLEDからなる表示部
26aないし26fを有している。
【0021】回転槽4の下部には、通水孔27が形成さ
れており、この通水孔27は前記桶2の底部に形成され
た通水路28を介して前記排水弁6に連通されている。
回転槽4内に貯水されたときには、その水は、この通水
路28まで溜められるが、桶2には溜められない。な
お、排水時には、回転槽4内の水がこの通水孔27およ
び通水路28、排水弁6、排水ホース7を経て排出され
る。また、脱水時には、回転槽4の脱水孔11から桶2
内に出た水は、桶2の底部に形成された排水口29から
図示しない連絡管を介して前記排水ホース7へ通されて
外部に排出されるようになっている。
【0022】一方、前記モータ8には、その回転軸の反
出力側に回転検出手段たる回転検出装置30が設けられ
ており、これは、上記回転軸に取り付けられた8極の永
久磁石31と、この永久磁石31用のカバー31aに取
り付けられたホールIC32とから構成されている。
【0023】次に、図1には、電気的構成を示してい
る。商用交流電源33には、前記排水弁6、給水弁21
およびモータ8をそれぞれトライアック34、35、3
6および37を介して接続している。なお、トライアッ
ク36はモータ8正転用、トライアック37はモータ8
逆転用である。また、上記交流電源33には、降圧トラ
ンス38を介して平滑・整流回路39が接続されている
と共に、この平滑・整流回路39の出力側に定電圧回路
40が接続されており、制御回路41に定電圧電源を与
えている。
【0024】この制御回路41は、マイクロコンピュー
タおよび各種A/D等を含んで構成されており、この制
御回路41は、内部に保有するプログラムに従い、スイ
ッチ入力部24からの入力、水位センサ42からの入力
およびホールIC32からの入力に応じ、前記トライア
ック34、35、36および37をオンオフ制御して前
記排水弁6、給水弁21およびモータ8を駆動制御する
と共に、時間・行程表示器25および区域表示器26を
制御するようになっている。なお、上記水位センサ42
は図2に示したトップカバー19の後部内部に設けられ
ている。
【0025】上述の制御回路41は、例えば標準コース
が選択されたときには、洗い運転、脱水すすぎ運転およ
び脱水すすぎ運転を順次行なうが、洗い運転での給水時
に給水能力判定手段および基準時間変更手段として機能
し、また脱水すすぎ運転時には区域設定手段、計時手
段、給水制御手段、表示制御手段として機能するように
なっており、以下、各手段に関連する制御内容について
図7および図8を参照して説明する。
【0026】まず図7には、標準コースにおける洗い運
転での給水時における制御内容を示している。まずステ
ップS1において給水弁21をオンして給水を開始し、
ステップS2においてタイムカウントを開始する。そし
てステップS3において水位センサ42からの入力に基
づいて回転槽4内の水位が予め設定された最少水位であ
る「低水位」に達したか否かの判断をする。この「低水
位」に達すれば、ステップS4において、給水開始から
のタイムカウント値が、給水能力判定用の第1の基準時
間である例えば「4分」以上であるか否かを判断し、ま
たステップS5において、給水開始からのタイムカウン
ト値が、給水能力判定用の第2の基準時間である例えば
「2.4分」以上であるか否かを判断する。
【0027】しかして、タイムカウント値が「4分」以
上であれば、ステップS6に移行して給水装置22の給
水能力が「5リットル/分」と判定する。また、タイム
カウント値が「4分」未満「2.4分」以上であれば、
ステップS7に移行して給水装置22の給水能力が「1
0リットル/分」と判定する。タイムカウント値が
「2.4分」未満であれば、ステップS8に移行して給
水装置22の給水能力が「15リットル/分」と判定す
る。なお、この後は、洗い用に設定された水位(「高水
位」、「中水位」および上記「低水位」のいずれか)ま
で給水し(「低水位」のときは、この時点で給水停
止)、洗い制御を行なう。
【0028】次に、標準コースにおける脱水すすぎ運転
時には、図8に示す制御が行なわれる。この図8に示す
制御を説明する前に、予め前記回転検出装置30の動作
について述べる。回転検出装置30の永久磁石31は8
極に着磁されているから、ホールIC32は、図4
(a)に示すように、モータ8の1回転につき4個のパ
ルスを発生する。この場合、脱水すすぎ時のモータ8と
回転槽4との回転比は、1:1/1.5であるから、回
転槽4の1回転は、同図(b)に示すように上記パルス
6個分に相当する。すなわち、最初のパルス立ち上がり
Ptからその後パルスの立ち上がりPtが6回カウント
されると回転槽4の1回転が検出されることになり、逆
にいうと、各パルスの立ち上がりPt発生により、回転
槽4が回転角「360°/6」が検出されるものであ
る。従って、図6に示すように、回転槽4に対する給水
位置をKとし、回転槽4が矢印A方向に回転するものと
したとき、各パルス立ち上がりPtは、回転槽4の地点
4a,4b,4c,4d,4e,4fで発生するもので
あり、これらにより、回転槽4の内部を円周方向の複数
(この場合6個)の区域Ra,Rb,Rc,Rd,R
e,Rfに設定することが可能となる。
【0029】さて、標準コースにおける脱水すすぎ運転
は図5に示すように、回転槽4を低速回転させる低速運
転と、回転槽4を高速回転させる高速運転との組み合わ
せから構成されている。この場合、低速運転におけるモ
ータ8の速度制御は、ホールIC32からの出力パルス
に基づいて回転速度が検出され、例えばモータ8の回転
速度が回転槽4の回転速度で30r.p.m まで達したとき
にはモータ8を断電し、ホールICの出力が0.2秒間
変化がないときにはこのモータ8に再通電することで、
行なわれるようになっている。そして、この低速運転時
に回転槽4内へ給水し、高速運転時には給水はしないよ
うになっている。
【0030】図8において制御回路41の制御内容を説
明する。まずステップG1においてモータ8を既述した
ように低速制御し、ステップG2において給水弁21を
オンして給水を開始する。次いで、給水位置Kに対し回
転槽4の前述した設定区域Ra,Rb,Rc,Rd,R
e,Rfのいずれが通過しているか否かをステップG3
ないしステップG7のいずれかにおいて判断する。すな
わち、ステップG3では、第1番目のパルス立ち上がり
Ptの入力があって第2番目のパルス立ち上がりPtの
入力がない状態であるか否かをもって設定区域Raが通
過中であるか否かを判断する。同様にステップG4で
は、第3番目のパルス立ち上がりPtの入力があって第
4番目のパルス立ち上がりPtの入力がない状態である
か否かをもって設定区域Rbが通過中であるか否かを判
断する。以下、ステップG5ないしステップG7におい
て同様の判断がなされる。
【0031】しかして、設定区域Raが通過中であれば
(ステップG3の「Y」)、ステップG8に移行して、
制御回路41が内部に有する計時手段としてのソフトタ
イマ機能Taをカウントアップする。設定区域Rbが通
過中であれば(ステップG4の「Y」)、ステップG9
に移行して、制御回路41が内部に有する計時手段とし
てのソフトタイマ機能Tbをカウントアップする。設定
区域Rcが通過中であれば(ステップG5の「Y」)、
ステップG10に移行して、制御回路41が内部に有す
る計時手段としてのソフトタイマ機能Tcをカウントア
ップする。設定区域Rdが通過中であれば(ステップG
6の「Y」)、ステップG11に移行して、制御回路4
1が内部に有する計時手段としてのソフトタイマ機能T
dをカウントアップする。設定区域Reが通過中であれ
ば(ステップG7の「Y」)、ステップG12に移行し
て、制御回路41が内部に有する計時手段としてのソフ
トタイマ機能Teをカウントアップする。設定区域Rf
が通過中であれば(ステップG7の「N」)、ステップ
G13に移行して、制御回路41が内部に有する計時手
段としてのソフトタイマ機能Tfをカウントアップす
る。
【0032】この場合、各ソフトタイマ機能Taないし
Tfには、各設定区域RaないしRfが給水位置Kを通
過する時間が積算されるものであり、この各時間をもっ
て各設定区域RaないしRfの給水量を判定することが
可能である。
【0033】これらステップG8ないしステップG13
の後、前述の判定された給水能力が、「5リットル/
分」であるか否か、あるいは「10リットル/分」であ
るか否か、もしくは「15リットル/分」であるか否か
を、ステップG14、ステップG15にて判断する。
【0034】給水能力が「5リットル/分」であるとき
には、ステップG16に移行して、すべてのソフトタイ
マ機能TaないしTfのカウント値(通過時間)が基準
時間である「15秒」(1.25リットル相当時間)を
超えたか否かを判断し、超えれば、各設定区域Raない
しRfの給水量がすべて十分な量であると判定され、す
なわち、各設定区域RaないしRfにおける洗濯物の受
水量換言すれば含水状態がすべて良好であると判定さ
れ、ステップG19に移行する。
【0035】また、給水能力が「10リットル/分」で
あるときには、ステップG17に移行して、すべてのソ
フトタイマ機能TaないしTfのカウント値(通過時
間)が基準時間である「7.5秒」(同じく1.25リ
ットル相当時間)を超えたか否かを判断し、超えれば、
各設定区域RaないしRfの給水量がすべて十分な量で
あると判定され、すなわち、各設定区域RaないしRf
における洗濯物の受水量換言すれば含水状態がすべて良
好であると判定されて、ステップG19に移行する。
【0036】さらにまた、給水能力が「15リットル/
分」であるときには、ステップG15の「N」に従って
ステップG18に移行して、すべてのソフトタイマ機能
TaないしTfのカウント値(通過時間)が基準時間で
ある「5秒」(同じく1.25リットル相当時間)を超
えたか否かを判断し、超えれば、各設定区域Raないし
Rfの給水量がすべて十分な量であると判定され、すな
わち、各設定区域RaないしRfにおける洗濯物の受水
量換言すれば含水状態がすべて良好であると判定され、
ステップG19に移行する。
【0037】ステップG19では、給水弁21をオフし
て給水を停止し、そしてステップG20に移行して、モ
ータ8を例えばフル通電して高速制御を予め設定された
時間実行し、この脱水すすぎ運転を終了する。
【0038】このような本実施例によれば、制御回路4
1は、回転検出手段30により回転槽4の回転角度を例
えば60°ごとに検出しその回転角度に応じて該回転槽
4の内部を円周方向の複数区域RaないしRfに設定
し、給水装置22の給水位置Kに対し各設定区域Raな
いしRfが通過する時間(各ソフトタイマ機能Taない
しTfのカウント時間)を各設定区域ごとに検出するか
ら、その通過時間が短いほど該当する設定区域における
洗濯物の受水量は少なく、逆にその通過時間が長いほど
該当する設定区域における洗濯物の受水量は多いことが
分かる。従って、各ソフトタイマ機能TaないしTfの
カウント時間に応じて洗濯物の含水状態を判定すること
で、洗濯物にあって各設定区域の受水量が個別に分か
り、この結果、洗濯物の一部にすすぎ不足が発生するこ
とをなくすことが可能となる。
【0039】特に本実施例においては、各設定区域Ra
ないしRfの通過時間がすべて基準時間以上となったと
きに給水を停止するから、各設定区域RaないしRfに
おける洗濯物の給水量が十分となり、すすぎ不足を防止
できるようになる。
【0040】また、本実施例においては、給水装置22
の給水能力を「5リットル/分」、「10リットル/
分」および「15リットル/分」のいずれかに判定し、
この判定結果に応じて基準時間を「15秒」、「7.5
秒」および「5秒」のいずれかに変更するから、給水能
力に違いがあっても、洗濯物に対しすすぎに十分な水量
を供給できるようになる。
【0041】図9は本発明の第2の実施例を示してお
り、この実施例では、次の点が第1の実施例と異なる。
この図9において、ステップQ1ないしステップQ7
は、第1の実施例における図8のステップG1ないしス
テップG7と同様である。今、例えば、給水位置Kに対
して設定区域Raが通過中である場合(ステップQ3の
「Y」)、給水終了判定用のフラグFaがセットされて
いるか否かを判断し(ステップQ8)、このフラグFa
がセットされていなければ、ソフトタイマ機能Taをカ
ウントアップし(ステップQ9)、給水弁21をオンし
(ステップQ10)、そして、図8のステップG14な
いしステップG18と同様のステップQ11ないしステ
ップQ15を実行する。すなわち、ソフトタイマ機能T
aのカウント時間が、判定された給水能力に応じた基準
時間を超えたか否かが判断される。
【0042】しかして、ソフトタイマ機能Taのカウン
ト時間が、判定された給水能力に応じた基準時間を超え
ないうちは、ステップQ16は実行せずにステップQ1
7に移行し、このステップQ17にて、すべてのフラグ
FaないしFf(フラグFbないしFfについては後述
する)がセットされているか否かを判断する。フラグF
aないしFfのうち一つでもセットされていなければ、
上記ステップQ3に戻る。
【0043】ここで、ソフトタイマ機能Taのカウント
時間が、判定された給水能力に応じた基準時間を超えた
場合(ステップQ13あるいはステップQ14またはス
テップQ15のいずれかが「Y」)には、ステップQ1
6に移行してフラグFaをセットする。この後、ステッ
プQ17、ステップQ3を経てステップQ8に移行する
が、このステップQ8にてフラグFaがセットされてい
ると判断され(該ステップQ8の「Y」)、ステップQ
18に移行し、給水弁21をオフする。すなわち、この
設定区域Raにおける給水量が十分な量(1.25リッ
トル)に達すると、該設定区域Raにおける給水を停止
する。
【0044】このステップQ18の後、ステップQ19
に移行し、区域表示器26のうち該設定区域Raに該当
する表示部26aを表示動作すなわち発光させる。
【0045】以上のような制御は、給水位置Kに対する
通過区域が他の設定区域RbないしRfであるときにも
同様に行なうものである。すなわち、給水位置Kに対し
て設定区域Rbが通過中である場合(ステップQ4の
「Y」)、上述したステップQ8ないしステップQ1
6、ステップQ18、ステップQ19と同じ制御ステッ
プが含まれる脱水すすぎ制御(ステップQ20)が実行
される。この脱水すすぎ制御にて使用される給水終了判
定用のフラグはフラグFbである。以下、同様に、給水
位置Kに対して設定区域Rcが通過中である場合(ステ
ップQ5の「Y」)、給水終了判定用のフラグがフラグ
Fcとされた脱水すすぎ制御(ステップQ21)が実行
され、給水位置Kに対して設定区域Rdが通過中である
場合(ステップQ6の「Y」)、給水終了判定用のフラ
グがフラグFdとされた脱水すすぎ制御(ステップQ2
2)が実行され、給水位置Kに対して設定区域Reが通
過中である場合(ステップQ7の「Y」)、給水終了判
定用のフラグがフラグFeとされた脱水すすぎ制御(ス
テップQ23)が実行され、給水位置Kに対して設定区
域Rfが通過中である場合(ステップQ7の「N」)、
給水終了判定用のフラグがフラグFfとされた脱水すす
ぎ制御(ステップQ24)が実行される。
【0046】このようにして、設定区域RaないしRf
において通過時間が基準時間を超えるとその区域につい
て給水が停止されると共に、区域表示器26の表示部2
6aないし26fうち該当区域に対応する表示部が発光
制御される。
【0047】なお、ステップQ17においてすべてのフ
ラグFaないしFfがセットされたと判断されると、ス
テップQ25に移行して、図8に示したステップG20
と同様にモータ8を例えばフル通電して高速制御を予め
設定された時間実行し、この脱水すすぎ運転を終了す
る。
【0048】このような第2の実施例によれば、各設定
区域RaないしRfの通過時間のうち基準時間以上の通
過時間となった設定区域部分に対する給水を順次停止す
るから、各設定区域における洗濯物の給水量が必要最小
限となり、使用水量を必要最小限に抑えながら、洗濯物
のすすぎ不足を防止できる。
【0049】さらには、各設定区域RaないしRfの通
過時間が基準時間以上となったとき、区域表示器26の
表示部26aないし26fのうちその設定区域部分に対
応する表示部を発光させるから、洗濯物に対する給水完
了具合を逐次表示できて便利となる。
【0050】なお、回転槽4の回転角度を検出する回転
検出手段の構成は、図2に示した構成に限られず、例え
ば回転槽4外面の複数箇所に被検出体(例えば永久磁
石)を固着し、桶2の内面に防水処理された磁気検出素
子(例えばホールIC)を設ける構成としても良い。ま
た回転槽4において設定する区域は6区域に限るもので
はなく、4区域であってもよい。この場合、回転槽4の
回転角を90゜で検出する構成とするとよい。また、設
定区域を表示する表示器は、時間・行程表示器25の一
つのセグメントを用いるようにしても良い。この場合、
本発明の第3の実施例として示す図10のように、7セ
グメント表示からなる区域表示器51は、その各表示素
子51aないし51fを表示部として使用すると良い。
さらに、給水能力は、流量計を用いて検出するようにし
ても良い。
【0051】
【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかなよう
に、次の効果を得ることができる。請求項1の発明によ
れば、区域設定手段により、脱水槽の回転角度を検出し
その回転角度に応じて該脱水槽の内部を円周方向の複数
区域に設定し、計時手段により、給水手段の給水位置に
対し各設定区域が通過する時間を各設定区域ごとに検出
するから、その通過時間が短いほど該当する設定区域に
おける洗濯物の受水量は少なく、逆にその通過時間が短
いほど該当する設定区域における洗濯物の受水量は多い
ことが分かる。従って、この計時手段の検出結果に応じ
て洗濯物の含水状態を判定することで、洗濯物にあって
各設定区域の受水量が個別に分かり、この結果、洗濯物
の一部にすすぎ不足が発生することをなくすことを可能
にできる。
【0052】請求項2の発明によれば、計時手段により
検出された各設定区域の通過時間がすべて基準時間以上
となったときに給水を停止する給水制御手段を設けてい
るから、各設定区域における洗濯物の給水量が十分とな
り、すすぎ不足を防止できるものである。
【0053】請求項3の発明によれば、計時手段により
検出された各設定区域の通過時間のうち基準時間以上の
通過時間となった設定区域部分に対する給水を順次停止
する給水制御手段を設けているから、各設定区域におけ
る洗濯物の給水量が必要最小限となり、使用水量を必要
最小限に抑えながら、洗濯物のすすぎ不足を防止でき
る。
【0054】請求項4の発明によれば、給水手段の給水
能力を判定する給水能力判定手段と、この給水能力判定
手段の判定結果に応じて基準時間を変更する基準時間変
更手段とを設けているから、給水手段における給水能力
に違いがあっても、洗濯物に対しすすぎに十分な水量を
供給できる。
【0055】請求項5の発明によれば、各設定区域を表
示する表示部を有する表示器と、計時手段により検出さ
れた各設定区域の通過時間のうち基準時間以上の通過時
間となった区域部分に対応する表示部を表示動作させる
表示制御手段とを設けたから、洗濯物に対する給水完了
具合を表示できて便利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す電気回路図
【図2】洗濯機の縦断側面図
【図3】操作パネルの正面図
【図4】ホールICの出力の様子と回転槽の設定区域と
の関係を示す図
【図5】脱水すすぎのタイムチャート
【図6】回転槽内部の設定区域を示す概略的平面図
【図7】制御内容のフローチャート
【図8】制御内容のフローチャート
【図9】本発明の第2の実施例を示す制御内容のフロー
チャート
【図10】本発明の第3の実施例を示す表示器部分の平
面図
【符号の説明】
4は回転槽(脱水槽)、8はモータ、13は内蓋、16
は通水孔、21は給水弁、22は給水装置(給水手
段)、26は区域表示器(表示器)、26aないし26
fは表示部、30は回転検出装置(回転検出手段)、3
1は永久磁石、32はホールIC、41は制御回路(給
水能力判定手段、基準時間変更手段、区域設定手段、計
時手段、給水制御手段、表示制御手段)、51は区域表
示器(表示器)、51aないし51fは表示部を示す。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−66566(JP,A) 特開 平1−284292(JP,A) 特開 昭60−253495(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06F 39/08 301

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脱水槽と、この脱水槽内に給水する給水
    手段とを備え、前記脱水槽を回転させつつこの脱水槽内
    に前記給水手段にて給水することにより洗濯物をすすぐ
    ところの脱水すすぎ運転を行なうようにしたものにおい
    て、 前記脱水槽の回転角度を検出しその回転角度に応じて該
    脱水槽の内部を円周方向の複数区域に設定する区域設定
    手段と、 前記給水手段の給水位置に対し前記各設定区域が通過す
    る時間を各設定区域ごとに検出する計時手段とを備え、 この計時手段の検出結果に応じて洗濯物の含水状態を判
    定するようにしたことを特徴とする洗濯機。
  2. 【請求項2】 計時手段により検出された各設定区域の
    通過時間がすべて基準時間以上となったときに給水を停
    止する給水制御手段を設けたことを特徴とする請求項1
    記載の洗濯機。
  3. 【請求項3】 計時手段により検出された各設定区域の
    通過時間のうち基準時間以上の通過時間となった設定区
    域部分に対する給水を順次停止する給水制御手段を設け
    たことを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  4. 【請求項4】 給水手段の給水能力を判定する給水能力
    判定手段と、この給水能力判定手段の判定結果に応じて
    基準時間を変更する基準時間変更手段とを設けたことを
    特徴とする請求項2または3記載の洗濯機。
  5. 【請求項5】 各設定区域を表示する表示部を有する表
    示器と、計時手段により検出された各設定区域の通過時
    間のうち基準時間以上の通過時間となった区域部分に対
    応する表示部を表示動作させる表示制御手段とを設けた
    ことを特徴とする請求項2または3記載の洗濯機。
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