JP3159183B2 - 釣合い試験機 - Google Patents

釣合い試験機

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JP3159183B2
JP3159183B2 JP26696198A JP26696198A JP3159183B2 JP 3159183 B2 JP3159183 B2 JP 3159183B2 JP 26696198 A JP26696198 A JP 26696198A JP 26696198 A JP26696198 A JP 26696198A JP 3159183 B2 JP3159183 B2 JP 3159183B2
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裕一 巳波
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のプロペラ
シャフト等の被試験体の動的な釣り合い状態を試験する
釣合い試験機に関し、特に、多種類の被試験体をフレキ
シブルに試験することができる釣合い試験機に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用プロペラシャフトのよう
な高速回転する部品の高速回転時の釣合い状態を試験す
るものとして釣合い試験機が知られている。この釣合い
試験機としては、例えば、図10に示す釣合い試験機1
00が知られている。即ち、図10に示す釣合い試験機
100は、基台101と、該基台101の両端部に対向
配置され、被試験体となるプロペラシャフト110の両
端部のユニバーサルジョイント111を支持するスピン
ドル102を備えた左端支持架台103及び右端支持架
台104と、前記左端支持架台103及び前記右端支持
架台104の中間に配設され、プロペラシャフト110
の軸受部112を支持する中間支持架台105と、プロ
ペラシャフト110に回転を与える回転駆動装置106
などを備え、プロペラシャフト110に高速回転を与え
て、高速回転時の釣合い状態を試験するものである。そ
して、従来は、被試験体の種類や、軸受部の数に合わせ
た専用の釣合い試験機を用いて試験を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、自動
車の多品種化に伴い、自動車に用いられるプロペラシャ
フト等の被試験体の種類も増えている。しかも、一の種
類のプロペラシャフトは小ロットであることが多いた
め、釣合い試験機で試験するプロペラシャフトの種類が
頻繁に変化することとなって、これら全ての被試験体に
専用の釣合い試験機を準備することは、コスト及び設置
場所の面で難しいという問題点があった。従って、一つ
の釣合い試験機で多種類の被試験体の試験を作業効率を
さほど落とすことなく行いたいというニーズがある。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あって、種類の異なる被試験体を効率よく試験すること
が可能な釣合い試験機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、基台2と、被試験体10
(例えば、プロペラシャフト)を回転させる回転駆動装
置3と、前記基台に載置され、前記被試験体を支持する
左端支持架台4、右端支持架台6、中間支持架台7と、
を備え、前記回転駆動装置の回転駆動力に基づいて前記
被試験体を回転させ、回転時における前記被試験体の釣
合い状態を試験する釣合い試験機1において、前記基台
上を直線往復動することが可能な移動台5と、前記移動
台を直線往復動させ、且つ移動台の位置を検出可能な
線往復動手段(例えば、ボールねじ23と、サーボモー
タ24と、ロータリーエンコーダ25)と、を備え、
記左端支持架台、前記右端支持架台、前記中間支持架台
のうち少なくとも前記中間支持架台を、前記移動台に着
脱自在に設けたことを特徴としている。
【0006】請求項1記載の発明によれば、左端支持架
台、右端支持架台、中間支持架台のうち、少なくとも中
間支持架台は、直線往復動手段によって基台上を直線往
復動する移動台に着脱自在に設けられているので、被試
験体の種類に応じて支持架台を移動台に取り付けたり、
或いは取り外すことが出来ることとなって、1つの釣合
い試験機で多種類の被試験体の試験を行うことが出来
る。
【0007】ここで、被試験体は、例えば、自動車用プ
ロペラシャフト、或いはユニバーサルジョイント軸など
回転して使用されるものである。支持架台としては、フ
ランジチャック用、スリーブチャック用、或いは取付部
の各種寸法違いのチャック用などがある。前記直線往復
動手段は、例えば、ピニオンとラックによる移動やボー
ルねじによる移動であってもよい。移動台の数は、特に
限定するものでなく、何台でもよい。回転駆動装置、或
いは支持架台を着脱する方法としては、例えば、ボルト
とナットによって締結するものであってもよいし、ま
た、シリンダなどによる圧力を利用して固定するもので
もよい。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の釣
り合い試験機において、前記移動台に、前記回転駆動装
置を着脱可能に設けたことを特徴としている。
【0009】請求項2記載の発明によれば、回転駆動装
置の配置位置を左端から右端に変更することが出来るこ
ととなって、工場での当該釣合い試験機のレイアウトす
る場合にフレキシブルな対応が可能となる。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の釣合い試験機において、前記移動台に接続され、前
記支持架台を載置して前記移動台に案内し、前記移動台
との間で前記支持架台を移載可能な案内部20(例え
ば、ガイドレール)を備えたことを特徴としている。
【0011】請求項3記載の発明によれば、案内部によ
って、支持架台が移動台に案内され、移動台に案内され
た支持架台は案内部と移動台との間で移載されるので、
移動台への支持架台の載置、或いは移動台から取り外し
た支持架台の撤去が案内部を介して容易に行うことが出
来る。
【0012】ここで、案内部は、線路のような線状のレ
ールが設けられたものや、溝状のレールが設けられたも
のであってもよい。
【0013】請求項4記載の発明は、基台と、被試験体
を回転させる回転駆動装置と、前記被試験体を支持する
複数の支持架台と、を備え、前記回転駆動装置の回転駆
動力に基づいて前記被試験体を回転させ、回転時におけ
る前記被試験体の釣合い状態を試験する釣合い試験機に
おいて、前記基台上を直線往復動することが可能な移動
台と、前記移動台を直線往復動させる直線往復動手段
と、を備え、前記支持架台のうち少なくとも一つは、前
記移動台に着脱自在に設けられ、前記移動台に接続さ
れ、前記支持架台を載置して前記移動台に案内し、前記
移動台との間で前記支持架台を相互に移載可能な案内部
と、前記支持架台の下面部の一部に凹部61が設けら
れ、前記凹部内に、前記案内部と接触して転動可能な転
動部62と、前記転動部の上部と、前記凹部の底面部と
に固定され、前記支持架台にかかる荷重が所定値より小
さい場合には、前記支持架台を浮かした状態で支持し、
前記支持架台にかかる荷重が所定値より大きい場合に
は、縮むことにより、前記支持架台を前記案内部、或い
は前記移動台の上面部に接触させる弾性体63(例え
ば、バネ)と、を備えたことを特徴としている。
【0014】請求項4記載の発明によれば、支持架台に
かかる荷重が所定値より小さい場合には、支持架台が浮
いた状態で弾性体に支持されるので、支持架台の下面部
の一部に設けられた凹部内の転動部が転動することによ
り、支持架台が動くとともに、支持架台にかかる荷重が
所定値より大きい場合には、弾性体が縮むことにより、
支持架台が案内部、或いは移動台の上面部に接触して支
持架台が動かなくなるので、支持架台にかかる荷重を制
御することにより、支持架台を移動させたり、或いは支
持架台を固定することが出来る。
【0015】ここで、転動部としては、例えば、ころ、
或いはローラのようなものを用いる。弾性体としては、
例えば、金属バネ、空気バネ等を使用する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明に係る
釣合い試験機の実施の形態を詳細に説明する。図1は、
本発明に係る第1の実施の形態の釣合い試験機を模式的
に示した全体構成図である。
【0017】図1に示す本発明に係る釣合い試験機1
は、例えば、被試験体として自動車用のプロペラシャフ
ト10の高速回転時の釣合い状態を試験するための試験
機であって、基台2と、該基台2に固定して設けられ、
前記プロペラシャフト10に回転力を与える回転駆動装
置3と、前記基台2に固定して設けられ、前記プロペラ
シャフト10の左端を支持する左端支持架台4と、前記
基台2上を直線往復動する移動台5(5a、5b)と、
該移動台5a、5bに着脱自在に取り付けられ、プロペ
ラシャフト10の右端を支持する右端支持架台6と、同
様に、前記移動台5a、5bに着脱自在に取り付けら
れ、プロペラシャフト10の軸受部11を支持する中間
支持架台7などにより概略構成されている。
【0018】前記基台2には、図2の基台2の幅方向断
面図に示すように、中央に凹状部21が設けられ、該凹
状部21よりも更に外側の両端には、断面視が凸状の溝
部22、22が前記基台2の長さ方向に設けられてい
る。そして、前記凹状部21内には、2本のボールねじ
23、23が凹状部21の長手方向に沿って設けられて
いる。そして、それぞれのボールねじ23、23は、前
記移動台5の下端部に設けられた螺合部51と螺合して
いる。前記ボールねじ23、23の先端部は、サーボモ
ータ24とロータリーエンコーダ25と接続され、サー
ボモータ24の駆動力によりボールねじ23、23が回
動し、この回動によりボールねじ23、23の長手方向
に移動台5が往復動するようになっている。
【0019】また、移動台5の位置検出手段の一例とし
てのロータリーエンコーダ25は、図示しないが、例え
ば、メッシュ状に仕切られた円板、光源、レンズ、ホト
トランジスタなどを備えており、光源から発射された光
が円板を通過する際のパルスによって移動台5の移動位
置を正確に制御出来るようになっている。従って、右端
支持架台6、中間支持架台7を取り外した状態で移動台
5を移動させても正確な位置合わせが出来る。前記移動
台5a、5bは、同一形状となっていて、どちらの移動
台5a、5bにも右端支持架台6、中間支持架台7を取
付可能となっている。そして、例えば、前記移動台5a
には、前記右端支持架台6が固定され、前記移動台5b
には、前記中間支持架台7が固定されている。
【0020】前記基台2と前記右端支持架台6との固定
は、例えば、図3〜図5に示すように、先端が左右方向
に延出した鉤部52aを有する固定用軸52を、前記右
端支持架台6の四隅に設けた穴部61…を貫通させて前
記溝部22内に挿入し(図4参照)、次いで、該固定用
軸52を約90度垂直軸回りに回転させて、鉤部52a
を溝部22に引っかけ(図5参照)、続いて、前記固定
用軸52を油圧シリンダ装置63(図3参照)で引くこ
とにより、その反作用によって前記右端支持架台6が押
されることにより行われる。
【0021】前記左端支持架台4と前記右端支持架台6
には、図1に示すように、対向配置されたスピンドル8
と、該スピンドル8に連結され、プロペラシャフト10
を固定するチャック部9と、が設けられ、該チャック部
9には、プロペラシャフト10の端部のユニバーサルジ
ョイント12が装着されるようになっている。
【0022】前記回転駆動装置3は、図示しないモータ
を備え、前記左端支持架台4の前記スピンドル8に回転
駆動軸41を介して接続され、モータ(図示省略)によ
る回転駆動力を前記スピンドル8に伝達する。そして、
回転駆動装置3のモータ(図示省略)の回転駆動力がス
ピンドル8に伝達されることによりプロペラシャフト1
0が回転するようになっている。
【0023】前記中間支持架台7も、前記右端支持架台
6と同様に、移動台5bに着脱自在に固定され、プロペ
ラシャフト10の軸受部11を支持している。また、前
記移動台5aには、図6に示すように、該移動台5aの
移動方向に垂直に当接され、前記右端支持架台6を載置
して前記移動台5aに案内し、前記移動台5aと前記右
端支持架台6との間で移載可能な案内部としてのガイド
レール20が設けられている。
【0024】前記ガイドレール20は、矩形状のもので
あって、上面の両端角部20a、20aと、前記右端支
持架台6の下面の角部6a、6aとが当接することによ
り、前記右端支持架台6がガイドレール20の長手方向
に沿って案内されるようになっている。また、図示しな
いが、前記ガイドレール20の下面部には、例えば、ロ
ーラが取り付けられ、前後に移動可能とされている。
【0025】また、図7に示すように、前記右端支持架
台6の下面部6bの四隅に凹部61が設けられ、前記凹
部61内に、前記ガイドレール20と接触して転動可能
な転動部としてのローラ62…が、前記ローラ62…の
上部と、前記凹部61の底面部6cとに固定されて弾性
体としてのバネ63が設けられている。前記バネ63
は、前記右端支持架台6にかかる荷重が所定値より小さ
い場合には、前記右端支持架台6を浮かした状態で支持
し、前記右端支持架台6にかかる荷重が所定値より大き
い場合には、バネ63が縮むことにより、前記右端支持
架台6が前記ガイドレール20、或いは前記移動台5の
上面部に接触するようになっている。
【0026】なお、図示はしないが、前記中間支持架台
7にも、同様にガイドレールが当接して設けられ、ま
た、その下面部の構造は、前記右端支持架台6の下面部
と同様の構造となっている。従って、右端支持架台6と
中間支持架台7にかかる荷重を制御することにより、右
端支持架台6と中間支持架台7を移動させやすくした
り、或いは右端支持架台6と中間支持架台7を固定した
りすることが出来る。
【0027】次に上記構成の釣合い試験機1による中間
支持架台、右端支持架台の着脱動作について図8、図9
を用いて説明する。まず、図8に示すように、前記釣合
い試験機1の基台2には、2つの移動台5a、5bが設
けられている。そして、該移動台5a、5bに何も取り
付けられていない状態で、例えば、中間に軸受部を有す
るプロペラシャフトの釣合い試験を行う場合には、前記
移動台5aに前記右端支持架台6を固定し、前記移動台
5bに前記中間支持架台7を固定する。
【0028】この際、前記右端支持架台6及び前記中間
支持架台7の移動台5a、5bへの移動台は、前記ガイ
ドレール20によって行われる。即ち、前記ガイドレー
ル20に載置された前記右端支持架台6及び前記中間支
持架台7を、その下面部の前記凹部61内に備えた前記
ローラ62…を回転させることにより、前記ガイドレー
ル20に沿って、前記移動台5a、5bに移載させる。
そして、前記固定用軸52を、前記右端支持架台6、及
び前記中間支持架台7の四隅に設けた穴部61…を貫通
させて前記溝部22、22内に挿入し、次いで、該固定
用軸52を約90度垂直軸回りに回転させて、鉤部52
aを溝部22に引っかけ、続いて、前記固定用軸52を
油圧シリンダ装置63で引いて、前記移動台5a、5b
に前記右端支持架台6、及び前記中間支持架台7を固定
する。
【0029】このとき、前記右端支持架台6、及び前記
中間支持架台7には、所定の荷重以上の荷重がかかるこ
とになって、前記右端支持架台6、及び前記中間支持架
台7の下面部6bは、前記移動台5a、5bの上面部に
接するようになる。この状態で、図1に示すように、該
釣合い試験機1に、軸受部11を有するプロペラシャフ
ト10を装着して所定の試験を行う。
【0030】その後、所定の本数の試験を行った後、今
度は、例えば、中間に軸受部のないプロペラシャフト1
0を試験しようとした場合、前記中間支持架台7の油圧
シリンダ装置(図示省略)をオフ状態とし、次いで、固
定用軸52を約90度垂直軸回りに回転させて、鉤部5
2aを溝部22に引っかからない状態とし、前記固定用
軸52を、前記溝部22、22から抜き出すことによっ
て、前記移動台5bから前記中間支持架台7を外す。そ
して、前記ガイドレール20に移載して当該釣合い試験
機の外に出す。この状態で、図9に示すように、プロペ
ラシャフト10を装着して所定の試験を行う。
【0031】以上説明した本発明に係る釣合い試験機1
によれば、右端支持架台6、及び中間支持架台7は、基
台2上を直線往復動する移動台5a、5bに着脱自在に
設けられているので、プロペラシャフト10の種類に応
じて右端支持架台6及び中間支持架台7を移動台5a、
5bに取り付けたり、或いは取り外すことが出来ること
となって、1つの釣合い試験機1で多種類のプロペラシ
ャフト10の試験を行うことが出来る。
【0032】また、ガイドレール20によって、右端支
持架台6、及び中間支持架台7が移動台5に案内され、
移動台5a、5bに案内された右端支持架台6、及び中
間支持架台7はガイドレール20と移動台5との間で移
載されるので、移動台5a、5bへの右端支持架台6、
及び中間支持架台7の載置、或いは移動台5a、5bか
ら取り外した右端支持架台6、及び中間支持架台7の撤
去がガイドレール20を介して容易に行うことが出来
る。また、移動台5a、5bは、同一形状、大きさとさ
れているので、右端支持架台6、及び中間支持架台7の
移動台5a、5bとの固定部の形状を統一すれば、どの
移動台5a、5bでも自由に取り付けることが出来る。
【0033】なお、上記実施の形態においては、左端支
持架台と回転駆動装置は、据置型の構成としたが、移動
台に着脱可能に設けてもよい。このようにすれば、例え
ば、回転駆動装置の配置位置を左端から右端に変更する
ことが出来ることとなって、工場での当該釣合い試験機
のレイアウトする場合にフレキシブルな対応が可能とな
る。また、右端支持架台、或いは回転駆動装置の据え付
け、撤去は、クレーンなどを用いてもよい。
【0034】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、左端支持
架台、右端支持架台、中間支持架台のうち、少なくとも
中間支持架台は、直線往復動手段によって基台上を直線
往復動する移動台に着脱自在に設けられているので、被
試験体の種類に応じて支持架台を移動台に取り付けた
り、或いは取り外すことが出来ることとなって、1つの
釣合い試験機で多種類の被試験体の試験を行うことが出
来る。
【0035】請求項2記載の発明によれば、回転駆動装
置の配置位置を左端から右端に変更することが出来るこ
ととなって、工場での当該釣合い試験機のレイアウトす
る場合にフレキシブルな対応が可能となる。
【0036】請求項3記載の発明によれば、案内部によ
って、支持架台が移動台に案内され、移動台に案内され
た支持架台は案内部と移動台との間で移載されるので、
移動台への支持架台の載置、或いは移動台から取り外し
た支持架台の撤去が案内部を介して容易に行うことが出
来る。
【0037】請求項4記載の発明によれば、支持架台に
かかる荷重が所定値より小さい場合には、支持架台が浮
いた状態で弾性体に支持されるので、支持架台の下面部
の一部に設けられた凹部内の転動部が転動することによ
り、支持架台が動くとともに、支持架台にかかる荷重が
所定値より大きい場合には、弾性体が縮むことにより、
支持架台が案内部、或いは移動台の上面部に接触して支
持架台が動かなくなるので、支持架台にかかる荷重を制
御することにより、支持架台を移動させやすくしたり、
或いは支持架台を固定しやすくさせることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る釣合い試験機を模式的に示した全
体構成図である。
【図2】基台の幅方向断面図である。
【図3】右端支持架台を装着した基台の幅方向断面図で
ある。
【図4】固定軸を穴部に挿入した状態を示した図であ
る。
【図5】固定時を溝部に挿入した状態を示した図であ
る。
【図6】移動台とガイドレールとの間で右支持架台を移
動させる状態を示した斜視図である。
【図7】右端支持架台の下面部の凹部の断面図である。
【図8】右支持架台、及び中間支持架台を移動台に載置
する前の釣合い試験機を模式的に示した全体構成図であ
る。
【図9】中間支持架台を外した場合の釣合い試験機を模
式的に示した全体構成図である。
【図10】従来の釣合い試験機を模式的に示した全体構
成図である。
【符号の説明】
1 釣合い試験機 2 基台 3 回転駆動装置 4 左端支持架台 5 移動台 6 右端支持架台 7 中間支持架台 10 プロペラシャフト(被試験体) 20 ガイドレール(案内部) 21 凹状部 22 溝部 23 ボールねじ 24 サーボモータ 25 ロータリーエンコーダ 61 凹部 62 ローラ(転動部) 63 バネ(弾性体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01M 1/00 - 1/38 EPAT(QUESTEL) JICSTファイル(JOIS)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台と、被試験体を回転させる回転駆動
    装置と、前記被試験体を支持する左端支持架台と、右端
    支持架台と、中間支持架台と、を備え、 前記回転駆動装置の回転駆動力に基づいて前記被試験体
    を回転させ、回転時における前記被試験体の釣合い状態
    を試験する釣合い試験機において、 前記基台上を直線往復動することが可能な移動台と、 前記移動台を直線往復動させ、且つ前記移動台の位置を
    検出可能な直線往復動手段と、 を備え、前記左端支持架台と、前記右端支持架台と、前記中間支
    持架台のうち、少なくとも前記中間支持架台を、 前記移
    動台に着脱自在に設けたことを特徴とする釣合い試験
    機。
  2. 【請求項2】 前記移動台に、前記回転駆動装置を着脱
    自在に設けたことを特徴とする請求項1記載の釣合い試
    験機。
  3. 【請求項3】 前記移動台に接続され、前記支持架台を
    載置して前記移動台に案内し、前記移動台との間で前記
    支持架台を相互に移載可能な案内部を備えたことを特徴
    とする請求項1又は2記載の釣合い試験機。
  4. 【請求項4】 基台と、被試験体を回転させる回転駆動
    装置と、前記被試験体を支持する複数の支持架台と、を
    備え、 前記回転駆動装置の回転駆動力に基づいて前記被試験体
    を回転させ、回転時における前記被試験体の釣合い状態
    を試験する釣合い試験機において、 前記基台上を直線往復動することが可能な移動台と、 前記移動台を直線往復動させる直線往復動手段と、 を備え、 前記支持架台のうち少なくとも一つは、前記移動台に着
    脱自在に設けられ、 前記移動台に接続され、前記支持架台を載置して前記移
    動台に案内し、前記移動台との間で前記支持架台を相互
    に移載可能な案内部と、 前記支持架台の下面部の一部に凹部が設けられ、 前記凹部内に、前記案内部と接触して転動可能な転動部
    と、 前記転動部の上部と、前記凹部の底面部とに固定され、
    前記支持架台にかかる荷重が所定値より小さい場合に
    は、前記支持架台を浮かした状態で支持し、 前記支持架台にかかる荷重が所定値より大きい場合に
    は、縮むことにより、前記支持架台を前記案内部、或い
    は前記移動台の上面部に接触させる弾性体と、 を備えたことを特徴とする釣合い試験機。
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