JP3158992U - スタックモールド型成形金型におけるノズル及びマニホールド構造 - Google Patents

スタックモールド型成形金型におけるノズル及びマニホールド構造 Download PDF

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Abstract

【課題】多数個の成形品を同時に製作するためのスタックモールド型成形金型に形成されるノズル及びマニホールド構造であって、コンパクトに形成され、樹脂の溶融性もよく成形金型の軽量化と小型化を可能とするスタックモールド型成形金型におけるノズル及びマニホールド構造を提供する。【解決手段】射出成形機の溶融樹脂通路に連通する溶融樹脂通路を形成するマニホールドにはキャビティと対峙する位置にノズルアッセンブリが配置される。このノズルアッセンブリは同一軸線上にゲート8,8を開閉するバルブピン6,6がスプリング7,7に押圧されて逆向きに配置される。こりにより小型化,軽量化を図ることができる。【選択図】図2

Description

本考案は、1つの金型で多数個の成形品を同時に成形するスタックモールド型成形金型におけるノズル及びマニホールド構造の構造に係り、特にコンパクトにまとめられ比較的安価に実施されるスタックモールド型成形金型におけるノズル及びマニホールド構造に関する。
射出成形用の金型としてはコールドランナ方式やホットランナ方式等があり、ホットランナ方式としてもオープンゲート方式やバルブゲート方式等がある。また、バルブゲート方式としてもスタックモールド方式があり、この方式が本考案が属する方式である。
このスタックモールド方式の成形用金型としては従来より各種の構造のものがあり、例えば「特許文献1」や「非特許文献1」が挙げられる。
特許第3897461号(図2)
本考案の図3(a),(b)に示す図を有する池上金型工業株式会社のカタログ。
「特許文献1」の「特許第3897461号」の「スタックモールド型成形用金型」は、型開き時における溶融樹脂の漏れを防止するもので、構造上の特徴としては樹脂注入口及びこの樹脂注入口と連通する第1のスプルーブッシュとを有する固定側プレートと、この固定側プレートと接触可能であると共に第1のスプルーブッシュと連通する第2のスプルーブッシュや中間プレートや可動側プレート等を有するものからなり、これ等の動きをコントロールして樹脂漏れを防止することに特徴を有するものである。このものは後に説明する本考案とは構成や目的等において大きく相異するものであるが、スタックモールド型成形用金型である点ににおいては類似するものである。
一方、「非特許文献1」の「地上金型工業株式会社」のカタログに示す本考案の図3(a),(b)に表示のスタックモールド型成形用金型は、図示のような構造からなり、キャビティに溶融樹脂を送るゲートがピストンタイプのバルブピンによって開閉される構造からなる。このような構造のバルブピンを採用すると図示のように金型の全体構造が大型で高重量のものとなり、本考案の目的としている軽量化,小型化,低コスト化とは目的において相異するものであり、後に説明する本考案とは構成において大きく相異するものである。
本考案は以上の事情に鑑みて考案されたものであり、全体として小型で軽量に形成され溶融樹脂のキャビティへの注湯も円滑に行われ、比較的安価に実施できるスタックモールド型成形金型におけるノズル及びマニホールド構造を提供することを目的とする。
本考案は、以上の目的を達成するために、請求項1の考案は、相対向する位置にキャビティを形成する左右一対のキャビティプレート間に配置され前記キャビティに射出成形機からの溶融樹脂を供給するスタックモールド型成形金型におけるノズル及びマニホールド構造であって、該ノズル及びマニホールド構造は、ブロック体状のマニホールドと該マニホールドに保持され左右の前記キャビティと対峙して配置されるノズルアッセンブリとからなり、該ノズルアッセンブリは、射出成形機側に連通する湯口と前記キャビティと対峙する位置に形成されるゲートと該ゲートと前記湯口間とを連結する通路とを形成するノズルボディと、前記ゲートに開閉自在に係合し同一軸線上で互いに逆向きに配置されるバルブピンと前記ゲート側に前記バルブピンを押圧するスプリングとを有するものからなることを特徴とする。
また、請求項2の考案は、キャビティプレートに配置され相対向に配置される一対キャビティが同一形状又は類似形状のものからなる場合において、前記ゲート及びバルブピン及びスプリングが同一形状又は類似形状のものからなることを特徴とする。
本考案の請求項1のスタックモールド型成形金型におけるノズル及びマニホールド構造によれば、対峙左右のキャビティに溶融樹脂を同時に注湯するためのノズルアッセンブリが左右のキャビティプレート内に介設されるマニホールドに保持されると共にノズルアッセンブリには左右逆方向にバルブピンがスプリングによりゲート側に付勢され配置される構造からなり、極めてコンパクトにまとめられている。この構造により軽量化,小型化が可能となり、注湯も円滑に行われることになる。また、結果として安価に実施することができる。
また、本考案の請求項2のスタックモールド型成形金型におけるノズル及びマニホールド構造によれば、キャビティが全体として同一のものからなる場合は左右の構造が全く同一のものからなり一層安価に実施することができる。また、キャビティが類似形状からなる場合にはそれに見合うバルブピンやスプリングが使用されるが類似のためそれ程面倒な構造を必要とせず比較的安価に実施できる。
本考案の成形用金型の主要部の全体構造を示す断面図。 図1におけるノズルアッセンブリの詳細構造を示す断面図。 「非特許文献1」の「池上金型工業株式会社」のカタログに示されているスタックモールド型成形金型の全体構造を示す断面図であり、図3(a)は金型の閉止時(注湯時)を示し、図3(b)は金型の開放時の成形品の取り外し状態を示す図である。
以下、本考案のスタックモールド型成形金型におけるノズル及びマニホールド構造の実施の形態を図面を参照して詳述する。
図1は本考案のスタックモールド型成形金型におけるノズル及びマニホールド構造の1つの実施の形態を示す断面図である。なお、本実施例ではキャビティ11は同一形状のものからなるが、類似のものであってもよい。
このスタックモールド成形金型におけるノズル及びマニホールド構造100は、大別して相対向して配置されるキャビティプレート16,16、これ等に着離可能に当接して配置されるコアプレート17,17と、このコアプレート17,17に保持プレートB21,21を介して着離可能に当接して配置される固定プレート18及び可動プレート19と、キャビティプレート16とキャビティプレート16との間を所定の間隔に保持するための保持プレートA20,20と、前記間隔内に配置されるマニホールド2等とからなる。また、マニホールド2にはノズル1が連結され、このノズル1はロケートリング13を介して射出成形機15に連結される。
次に、本考案の主要構成部であるマニホールド2の構造を説明する。
マニホールド2は図1に示すようにマニホールド体2aと、マニホールド体2aに保持されるノズルアッセンブリ3等とからなる。
なお、ノズルアッセンブリ3は図1に示すようにキャビティプレート16,16のキャビティ11,11と対峙する位置に配置される。マニホールド2にはロケートリング13の溶融樹脂通路14に連通すると共に夫々のノズルアッセンブリ3に連通する溶融樹脂通路12が形成されている。
次に、ノズルアッセンブリ3の詳細構造を図2により説明する。
ノズルアッセンブリ3は横長のブロック体状のノズルボディ4と、この中心側に嵌着されて溶融樹脂通路5aを形成するスリーブ5と、スリーブ5に基端側に枢支されて軸線方向に伸延するバルブピン6と、スリーブ5内に収納されてバルブピン6を外方に向かって付勢するためのスプリング7等とからなる。
ノズルボディ4はその左右方向にテーパ状のゲート8を形成すると共にマニホールド2の溶融樹脂通路12に連通する湯口9とゲート8との間に設けられている溶融樹脂通路10等を形成するものからなる。
湯口9から溶融樹脂がノズルボディ4の中に導入されるとこの溶融樹脂はスリーブ5の溶融樹脂路5aを通り溶融樹脂通路10を介してゲート8側に送られる。この溶融樹脂は圧力体のためその圧力によりバルブピン6がゲート8を開放するように移動し、結果としてキャビティ11内に溶融樹脂が注入されることになる。キャビティ11内への溶融樹脂の注入が終了するとスプリング7の押圧力にバルブピン6はゲート8に圧接しゲート8が閉止される。
ノズルアッセンブリ3は以上のように互いに反対方向に配置されるバルブピン6,6をノズルボディ4内に同一軸線方向に沿って配置するものからなり、全体構造が極めてコンパクトにまとめられる。これにより、金型の軽量化,小型化が可能となる。
図1において、射出成形機15からの溶融樹脂はノズル1の溶融樹脂通路14からマニホールド2の溶融樹脂通路12に入りこれから夫々のノズルアッセンブリ3に導入されることになる。なお、金型の各構成要素にはこれ等を加温するための加温設備が設けられているが、図1では省略されている。また、キャビティ11内で成形品が出来上がるまでの夫々の構成要素の作動(開閉動作)については一般的な技術であり、例えばエジェクターピン22やエジェクタープレート(固定側)23やエジェクタープレート(可動側)24等があるがその詳細説明は省略する。
本考案のスタックモールド成形金型におけるノズル及びマニホールド構造100は以上に説明した構造のものからなるが、本考案は以上の内容に限定するものではなく、同一技術的範疇のものが適用されることは勿論である。
本考案は、ほぼすべての多数の成形品を同時に製作する射出成形機に適用可能なものであり、その利用利用範囲は極めて広い。
1 ノズル
2 マニホールド
2a マニホールド体
3 ノズルアッセンブリ
4 ノズルボディ
5 スリーブ
5a 溶融樹脂路
6 バルブピン
7 スプリング
8 ゲート
9 湯口
10 溶融樹脂通路
11 キャビティ
12 溶融樹脂通路
13 ロケートリング
14 溶融樹脂通路
15 射出成形機
16 キャビティプレート
17 コアプレート
18 固定プレート
19 可動プレート
20 保持プレートA
21 保持プレートB
22 エジェクターピン
23 エジェクタープレート(固定側)
24 エジェクタープレート(可動側)
100 スタックモールド型成形金型におけるノズル及びマニホールド構造

Claims (2)

  1. 相対向する位置にキャビティを形成する左右一対のキャビティプレート間に配置され前記キャビティに射出成形機からの溶融樹脂を供給するスタックモールド型成形金型におけるノズル及びマニホールド構造であって、該ノズル及びマニホールド構造は、ブロック体状のマニホールドと該マニホールドに保持され左右の前記キャビティと対峙して配置されるノズルアッセンブリとからなり、該ノズルアッセンブリは、射出成形機側に連通する湯口と前記キャビティと対峙する位置に形成されるゲートと該ゲートと前記湯口間とを連結する通路とを形成するノズルボディと、前記ゲートに開閉自在に係合し同一軸線上で互いに逆向きに配置されるバルブピンと前記ゲート側に前記バルブピンを押圧するスプリングとを有するものからなることを特徴とするスタックモールド型成形金型におけるノズル及びマニホールド構造。
  2. キャビティプレートに配置され相対向に配置される一対キャビティが同一形状又は類似形状のものからなる場合において、前記ゲート及びバルブピン及びスプリングが同一形状又は類似形状のものからなることを特徴とする請求項1に記載のスタックホールド型成形金型におけるノズル及びマニホールド構造。
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JP7417279B2 (ja) 2021-04-06 2024-01-18 三恵金型工業株式会社 多段式金型装置

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