JP3158958B2 - ヒューズプラー - Google Patents

ヒューズプラー

Info

Publication number
JP3158958B2
JP3158958B2 JP11716995A JP11716995A JP3158958B2 JP 3158958 B2 JP3158958 B2 JP 3158958B2 JP 11716995 A JP11716995 A JP 11716995A JP 11716995 A JP11716995 A JP 11716995A JP 3158958 B2 JP3158958 B2 JP 3158958B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuse
puller
locking
fuse puller
pair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP11716995A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08315713A (ja
Inventor
隆司 宮本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP11716995A priority Critical patent/JP3158958B2/ja
Publication of JPH08315713A publication Critical patent/JPH08315713A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3158958B2 publication Critical patent/JP3158958B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fuses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヒューズボックスから
ヒューズを抜き出すために用いるヒューズプラーに関
し、特に、ヒューズプラーに設けたヒューズ係止用の係
止爪が使用により摩耗しても、係止爪がヒューズと係止
できるようにするものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のヒューズプラーとして、
図5に示す形状のヒューズプラー1が提供されている。
該ヒューズプラー1は樹脂で一体成形されており、細長
い板状の一対の挟持片2、2と、これら挟持片2、2の
長さ方向の中間部を連結する可撓性を有する湾曲状の弾
性連結部3と、上記一対の挟持片2、2の先端に内向き
に突出させた係止爪4、4を備え、弾性連結部3より反
対側を作業員が把持する開閉用の把持部5、5としてい
る。該形状のヒューズプラー1は、把持部5、5を互い
に近接方向に閉じると、弾性連結部3を支点として係止
爪4、4が互いに離反する方向に開き、把持部5、5を
元に戻すと、係止爪4、4は元の位置に閉じる。
【0003】上記ヒューズプラー1は図6に示すよう
に、電気接続箱に設けたヒューズボックス6に並列で挿
入されているヒューズ7の間隔L1が狭く、メンテナン
ス時等において、作業員が直接手でヒューズ7を抜き取
ることが出来ない場合に用いられる。
【0004】ヒューズプラー1でヒューズ7を抜き取る
場合、図6に示すように、一対の挟持片2、2を隣接す
るヒューズ7の隙間Sに係止爪4、4側から挿入し、係
止爪4、4がヒューズ7の基板7aに達すると、他端の
把持部5、5を閉じ方向に操作して係止爪4、4を一旦
開く。係止爪4、4が突出した基板7aの肩部7bを越
えると、把持部5、5を開き操作し、係止爪4、4を閉
じ方向に作動させて、ヒューズ7の基板肩部7bの下方
に設けられた係止溝7cに係止爪4、4を係止させる。
このように係止爪4、4でヒューズ7を係止した後、ヒ
ューズプラー1を外方に引き出し、ヒューズボックス6
からヒューズ7を抜き取っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記ヒューズプラー1
において、係止爪4、4はヒューズ抜き取り時に最も荷
重が負荷されると共に、ヒューズの基板肩部7bおよび
係止溝7cと接触するため、ヒューズプラー1を繰り返
し使用すると、最も早く、図7に示すように摩耗する。
即ち、図示ように、係止爪4のエッジ4aおよび内面4
bが削られた状態となる。
【0006】上記のように、係止爪4に摩耗が生じる
と、係止爪4によるヒューズ7の係止溝7cに対する係
止力が次第に弱まり、ヒューズ7が抜けにくくなる。よ
って、ヒューズの抜き取りに時間がかかり、場合によっ
ては、新たなヒューズプラーが必要となる等、メンテナ
ンスの効率が悪くなる。
【0007】本発明は上記した問題に鑑みてなされたも
ので、ヒューズプラーの係止爪に多少の摩耗が生じて
も、係止爪によるヒューズの係止溝に対する係止力を強
く保持できる形状としたヒューズプラーを提供すること
を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、請求項1で、樹脂で一体成形しており、
細長い板状の一対の挟持片と、これら挟持片を連結する
可撓性を有する弾性連結部と、上記一対の挟持片の先端
に内向きに突出させた係止爪とを備え、上記一対の挟持
片には係止爪に近接した位置に、互いに離反する外方に
向かって突出すると共に突出端より係止爪側に向かって
傾斜する屈折部分を設け、ヒューズプラー使用時に、隣
接するヒューズの基板肩部に上記屈折部分の傾斜部が当
接して係止爪を内向きに付勢する構成としているヒュー
ズプラーを提供している。
【0009】上記一対の屈折部分の突出端の間の寸法
は、両側に隣接のヒューズの基板肩部の間の寸法より大
きく設定し、突出端が隣接するヒューズの基板肩部を乗
り越えられないようにしている。(請求項2)
【0010】上記ヒューズプラーは、弾性連結部は係止
爪側と反対方向に湾曲する円弧形状であり、該弾性連結
部で一対の挟持片の長さ方向の中心を連結し、係止爪と
反対側を操作員が把持する開閉用の把持部とした形状で
ある。或いは、上記弾性連結部で一対の挟持片の他端を
連結した形状とし、開閉用把持部を設けていない形状と
してもよい。
【0011】
【作用】上記請求項1に記載のヒューズプラーでは、ヒ
ューズ抜き取り時に、隣接するヒューズの間の隙間に夫
々挟持片を挿入すると、屈折部分の傾斜部が隣接するヒ
ューズの基板肩部に当接し、次第に、先端の係止爪側が
互いに近接する内側に向かって傾斜するように付勢され
る。よって、係止爪のエッジ等が欠けて多少の摩耗が発
生していても、両側の係止爪は、ヒューズ係止溝に両側
から係止する方向に付勢されているため、係止力が弱ま
ることはなく、ヒューズプラーによりヒューズを確実に
抜き出すことができる。
【0012】また、請求項2に記載のように、屈折部分
の突出端は両側に隣接するヒューズの基板肩部を乗り越
えないようにすると、ヒューズを抜き取る時、屈折部分
が隣接するヒューズに引っ掛かって抜け出せない状態に
なることを防止できる。
【0013】なお、両側に隣接するヒューズがなくなっ
た状態では、作業員の手でヒューズをヒューズボックス
から抜き取ることができ、上記ヒューズプラーを用いる
必要はない。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1から図3は第1実施例を示し、ヒューズプラ
ー10は前記従来例の図5と同様な開閉用把持部を設け
たタイプで、樹脂で一体成形し、一対の細長い板状の挟
持片11、11の長さ方向の中心部を円弧状の弾性連結
部12で連結している。挟持片11、11の先端に内面
から係止爪13、13を対向させて内向きに突出し、弾
性連結部12より他側は開閉用の把持部14、14とし
ている。
【0015】上記係止爪13、13に近接した位置の挟
持片11、11に外向きに「く」字形状に屈折させた屈
折部分15、15を設けている。これら屈折部分15は
突出端15aから係止爪13側に向かう部分は、必ず傾
斜部15bとし、両側の傾斜部15b、15bを係止爪
側先端が互いに近接する方向に傾斜させている。なお、
突出端15aから弾性連結部側に向かう部分は必ずしも
傾斜させる必要はなく、屈折部分15を「フ」字形状と
してもよい。
【0016】上記両側の屈折部分15の突出量は、図2
に示すように、ヒューズプラー10の両側挟持片11
を、抜き取るヒューズ7Iと隣接するヒューズ7IIおよ
び7IIIの夫々の隙間S1、S2に挿入し、先端の係止
爪13がヒューズ7Iの基板7aの肩部7bと接触して
強制的に互いに離反するように開いた時、あるいは、開
閉用把持部14を閉じて係止爪側を開いた時、傾斜部1
5bに隣接するヒューズ7II、7IIIの基板肩部7bに
接触するように設定している。
【0017】また、屈折部分15の突出端15aの突出
量は、左右の突出端15aの間の寸法L2が隣接する両
側のヒューズ7IIと7IIIの基板肩部7bの間の寸法L
3より大きく設定している。この設定とすることによ
り、係止爪13がヒューズ7Iの係止溝7cに係止する
時、屈折部分15の傾斜部15bに両側のヒューズの基
板肩部7bが当接して、係止爪13を内方に付勢するよ
うにしている。かつ、仮に、突出端15aが隣接するヒ
ューズの基板肩部7bを乗り越えると、突出端15aが
両側のヒューズの基板側面7dに当接してヒューズプラ
ー10が抜き出しにくくなるため、それを防止してい
る。
【0018】上記ヒューズプラー10によりヒューズボ
ックス6に収容されたヒューズ7Iを抜き取る場合、開
閉用の把持部14を把持して、一対の挟持片11をヒュ
ーズ7Iの両側の隙間S1、S2に挿入する。先端の係
止爪13、13がヒューズ7Iの基板肩部7bに接触す
ると強制的に挟持片11が外方に向かって広がる。ある
いは、把持部14側を閉じて挟持片11を外方に広げ
る。挟持片11に設けた屈折部分15の傾斜部15bは
両側のヒューズ7II、7IIIの基板肩部7bに接触し
て、内向きに付勢される。係止爪13、13がヒューズ
7Iの基板肩部7bを乗り越えて挿入され、係止溝7c
に達すると、挟持片11は弾性力および上記付勢力で自
動的に閉じ方向に作動する。あるいは、把持部14の開
き操作して係止爪13側を閉じる。よって、係止爪13
は、ヒューズ7Iの係止溝7cと係止する。該状態で、
屈折部分15の傾斜部15bは、まだ、両側のヒューズ
の基板肩部7bと当接し、内向きに付勢され、係止溝7
cに係止爪13が押し込まれた状態となる。
【0019】上記係止状態において、図3に示すよう
に、係止爪13のエッジ13aあるいは内面13bが摩
耗して欠けが生じていても、上記のように、係止爪13
が内側に付勢されて、係止溝7cに押し込まれた状態で
あるため、両側の係止爪13および挟持片11により強
い力で挟持される。よって、ヒューズプラー10により
ヒューズ7Iを抜き取る時、ヒューズ7Iがヒューズプラ
ー10から脱落することはなく、ヒューズボックス6か
ら確実に抜く取ることができる。
【0020】なお、ヒューズボックス6の両端に挿入さ
れているヒューズ7II、7IVを抜き出す時には、両側に
ヒューズはないが、その場合には、作業員が直接手で抜
き取ることができるため、ヒューズプラー10を用いる
必要はない。
【0021】図4は第2実施例のヒューズプラー10を
示し、該ヒューズプラー10は開閉操作用の把持部14
を設けていないタイプである。すなわち、一対の挟持片
11、11は、その係止爪13、13と反対側の他端
を、湾曲とした弾性連結部12に連結した形状としてい
る。該ヒューズプラー10においても、挟持片11、1
1の係止爪13、13と近接した位置に「フ」字形状の
屈曲部分15を設け、係止爪側に傾斜部15bを設けて
いる。上記第2実施例のヒューズプラー10の作用は第
1実施例と同様であるため、説明を省略する。
【0022】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
のヒューズプラーでは、ヒューズ抜き取り時に、隣接す
るヒューズの間の隙間に夫々挟持片を挿入すると、屈折
部分の傾斜部が隣接するヒューズの基板肩部に当接し、
係止爪は互いに近接する内側に向かって付勢される。よ
って、係止爪のエッジ等が欠けて多少の摩耗が発生して
いても、両側の係止爪をヒューズの係止溝に押し込むと
共に、挟持片によりヒューズを強く挟持する。よって、
ヒューズプラーによりヒューズを確実の保持して、ヒュ
ーズボックスから抜き出すことができる。
【0023】また、請求項2のヒューズプラーでは、屈
折部分の突出端は両側に隣接するヒューズの基板肩部を
乗り越えないようにしているため、係止爪が係止溝と係
止した状態で、係止爪に対して係止方向に付勢力を与え
ることができる。かつ、ヒューズを抜き取る時、屈折部
分が隣接するヒューズに引っ掛かって抜け出せない状態
になることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例のヒューズプラーの正面
図である。
【図2】 上記ヒューズプラーでヒューズを抜き出す状
態を示す一部断面正面図である。
【図3】 上記ヒューズプラーの係止爪が摩耗した場合
のヒューズとの係止状態を示す図面である。
【図4】 第2実施例のヒューズプラーの正面図であ
る。
【図5】 従来例のヒューズプラーを示す正面図であ
る。
【図6】 図5のヒューズプラーでヒューズを抜き出す
状態を示す一部断面正面図である。
【図7】 ヒューズプラーの摩耗状態を示す一部拡大図
である。
【符号の説明】
6 ヒューズボックス 7 ヒューズ 7I 抜き取るヒューズ 7II、7III 両側に隣接するヒューズ 7a 基板 7b 肩部 7c 係止溝 10 ヒューズプラー 11 挟持片 12 弾性連結部 13 係止爪 15 屈曲部分 15a 突出端 15b 傾斜部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 85/02 H01H 85/22 H01H 85/54

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂で一体成形しており、細長い板状の
    一対の挟持片と、これら挟持片を連結する可撓性を有す
    る弾性連結部と、上記一対の挟持片の先端に内向きに突
    出させた係止爪とを備え、 上記一対の挟持片には係止爪に近接した位置に、互いに
    離反する外方に向かって突出すると共に突出端より係止
    爪側に向かって傾斜する屈折部分を設け、ヒューズプラ
    ー使用時に、隣接するヒューズの基板肩部に上記屈折部
    分の傾斜部が当接して係止爪を内向きに付勢する構成と
    しているヒューズプラー。
  2. 【請求項2】 上記一対の屈折部分の突出端の間の寸法
    は、両側に隣接のヒューズの基板肩部の間の寸法より大
    きく設定し、突出端が隣接するヒューズの基板肩部を乗
    り越えられないようにしている請求項1に記載のヒュー
    ズプラー。
JP11716995A 1995-05-16 1995-05-16 ヒューズプラー Expired - Fee Related JP3158958B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11716995A JP3158958B2 (ja) 1995-05-16 1995-05-16 ヒューズプラー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11716995A JP3158958B2 (ja) 1995-05-16 1995-05-16 ヒューズプラー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08315713A JPH08315713A (ja) 1996-11-29
JP3158958B2 true JP3158958B2 (ja) 2001-04-23

Family

ID=14705158

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11716995A Expired - Fee Related JP3158958B2 (ja) 1995-05-16 1995-05-16 ヒューズプラー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3158958B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022173886A (ja) * 2021-05-10 2022-11-22 株式会社ニフコ ヒューズプラー

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08315713A (ja) 1996-11-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4941830A (en) Edge design for printed circuit board connector
JP3266095B2 (ja) コネクタ
JPH07249453A (ja) コネクタのロック解除構造
KR970054921A (ko) 단자 이탈 스토퍼가 부착된 커넥터
JPH09306620A (ja) 蛍光灯用ソケット
JP4190881B2 (ja) ローダ・アーム等の端部に工具を固定するための迅速締結安全装置
JP3158958B2 (ja) ヒューズプラー
EP0985832B1 (en) Clip
EP0742159A1 (en) A bundling strap assembly
US4758189A (en) Damage resistant spark plug terminal connector
JPH07245140A (ja) リヤホルダ
JP2995329B1 (ja) 嵌め込みクリップ
JP2003249283A (ja) 速結端子
JP3419689B2 (ja) 嵌合検知コネクタ
JP3158957B2 (ja) ヒューズプラー
JP2944020B2 (ja) 電気接続箱用端子固定具
EP0348871B1 (en) Fuse puller
JP3551733B2 (ja) コネクタ
JP3232986B2 (ja) 雌型端子金具
KR102085980B1 (ko) 도난 방지용 파워커넥터
JP3235658B2 (ja) コネクタ用キー
JPH0668914A (ja) 速結端子装置
JPH06349563A (ja) ハウジングホルダ内におけるハウジングブロックの係止解除具
JP3162635B2 (ja) ケーブル用コネクタ
JP3270638B2 (ja) 電気配線用コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20010116

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees