JP3158719B2 - ディスク判別装置 - Google Patents

ディスク判別装置

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JP3158719B2
JP3158719B2 JP26104892A JP26104892A JP3158719B2 JP 3158719 B2 JP3158719 B2 JP 3158719B2 JP 26104892 A JP26104892 A JP 26104892A JP 26104892 A JP26104892 A JP 26104892A JP 3158719 B2 JP3158719 B2 JP 3158719B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、形式を異にする映像信
号が夫々記録された複数種のディスクが選択的に装着さ
れるディスク駆動部を有したディスク・プレーヤに備え
られ、ディスク駆動部に装着されて映像信号の再生に供
されるディスクに記録された映像信号の形式を判別する
ディスク判別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在の日本における標準のカラーテレビ
ジョン方式であるNTSC方式に準拠したカラーテレビ
ジョン信号を構成する、標準映像信号であるNTSC映
像信号に基づいて得られる再生画像に比して、より高品
質な再生画像を得ることができるカラーテレビジョン方
式として、高品位カラーテレビジョン方式と称されるも
のが提案されている。また、このような高品位カラーテ
レビジョン方式に準拠したカラーテレビジョン信号、即
ち、高品位カラーテレビジョン信号は極めて広い周波数
帯域を有するものとされるが、その高品位カラーテレビ
ジョン信号を所定の周波数帯域幅に圧縮し、放送衛星を
利用して伝送するテレビジョン信号伝送方式(MUSE
方式)が実用化されている。
【0003】高品位カラーテレビジョン信号における映
像信号は、例えば、フィールド周波数が60Hzでフレ
ーム周波数が30Hzとされるとともに、1フレーム期
間中のライン期間数が1125とされ、さらに、ベース
バンド信号帯域を、輝度信号が22MHzで、二種の色
差信号の夫々が7MHzであるものとされる。そして、
斯かる高品位カラーテレビジョン信号における映像信号
は、MUSE方式のもとでは、ベースバンド信号帯域
を、例えば、略8MHzとするものに帯域圧縮されて、
高品位・帯域圧縮映像信号であるMUSE映像信号を形
成するものとされる。
【0004】NTSC映像信号については、磁気ヘッド
による信号の記録及び再生がなされる磁気テープ、ある
いは、光ビームが用いられて信号の記録及び再生がなさ
れる光学ディスクを記録媒体としての記録を行い、ま
た、記録がなされた磁気テープあるいは光学ディスクか
らの再生を行うことが広く普及しているが、上述の如く
のMUSE映像信号についても、例えば、光学ディスク
を記録媒体としての記録を行い、また、記録がなされた
光学ディスクからの再生を行うことが考慮されて、NT
SC映像信号が記録された光学ディスクであるビデオデ
ィスクと同様な、MUSE映像信号が記録された光学デ
ィスクであるビデオディスクが提案されている。
【0005】このようなNTSC映像信号の記録がなさ
れたビデオディスク及びMUSE映像信号の記録がなさ
れたビデオディスクは、ディスク・プレーヤにおいて、
それに備えられたディスク駆動部に装着されて所定の回
転状態におかれたもとで光ビームが入射せしめられ、そ
れにより、光ビームによる各々からの信号読取りが行わ
れるものとされる。そして、NTSC映像信号の記録が
なされたビデオディスク及びMUSE映像信号の記録が
なされたビデオディスクの夫々が、それからの光ビーム
による信号読取りにあたり、信号読取位置における光ビ
ームに対するディスクの移動速度が一定となるように、
信号読取位置のディスク中心からの距離に応じてディス
クの回転数が変化せしめられる線速度一定(CLV)型
のものと、信号読取位置のディスク中心からの距離にか
かわらずディスクの回転数が一定とされる角速度一定
(CAV)型のものとに区分される。
【0006】NTSC映像信号の記録がなされたビデオ
ディスクとMUSE映像信号の記録がなされたビデオデ
ィスクとは、図5に示される如くに、例えば、300mm
とされる同一の外径DO及び、例えば、35mmとされる
同一の中央孔径DCを有したもとで、中央孔を包囲して
映像信号記録領域RAが設けられたものとされるが、映
像信号記録領域RAの内周縁部の位置は、型式によって
異なるものとされる。例えば、NTSC映像信号の記録
がなされたビデオディスクの場合には、CLV型のもの
及びCAV型のもののいずれも、図5に示される如く
に、ディスク中心から映像信号記録領域RAの内周縁部
までの距離DVが略53mmとされるが、MUSE映像信
号の記録がなされたビデオディスクの場合には、CLV
型のものが、図5に示される如くに、ディスク中心から
映像信号記録領域RAの内周縁部までの距離DVが略5
3mmとされるのに対して、CAV型のものは、図5に示
される如くに、ディスク中心から映像信号記録領域RA
の内周縁部までの距離DUが略73mmとされる。
【0007】MUSE映像信号の記録がなされたCAV
型のビデオディスクにおいて、ディスク中心から映像信
号記録領域RAの内周縁部までの距離DUが、他の形式
のビデオディスクにおけるディスク中心から映像信号記
録領域RAの内周縁部までの距離DVより大とされてい
るのは、NTSC映像信号の記録、あるいは、CLV型
の場合のMUSE映像信号の記録にあっては、例えば、
ディスク中心から映像信号記録領域RAの内周縁部まで
の距離DVが、例えば、略53mmとされることにより、
映像信号記録領域RAの内周縁部において、NTSC映
像信号あるいはMUSE映像信号の記録が適正に行われ
るに要される、記録用光ビームとディスクとの相対速度
が得られるが、CAV型の場合の高品位・帯域圧縮映像
信号の記録にあっては、例えば、ディスク中心から映像
信号記録領域RAの内周縁部までの距離DUが、略53
mmより大である略73mmとされないと、映像信号記録領
域RAの内周縁部において、MUSE映像信号の記録が
適正に行われるに要される記録用光ビームとディスクと
の相対速度が得られないからである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような標準映像信
号であるNTSC映像信号の記録がなされたビデオディ
スクと高品位・帯域圧縮映像信号であるMUSE映像信
号の記録がなされたビデオディスクとが、ディスク・プ
レーヤによる映像信号再生に供されるにあたっては、デ
ィスク・プレーヤに設けられたディスク駆動部に装着さ
れたビデオディスクについて、それに記録された映像信
号がNTSC映像信号であるのかMUSE映像信号であ
るのかの判別がなされることが必要であり、斯かる判別
は、ビデオディスクがディスク駆動部に装着されたとき
自動的になされることが望まれる。
【0009】しかしながら、従来にあっては、上述の如
くに、同一寸法の外径と同一寸法の中央孔径とを有し、
ディスク中心から映像信号記録領域の内周縁部までの距
離を異にする場合がある、NTSC映像信号の記録がな
されたビデオディスクとMUSE映像信号の記録がなさ
れたビデオディスクとについて、それがディスク・プレ
ーヤに設けられたディスク駆動部に装着されたとき、記
録されている映像信号がNTSC映像信号であるのかM
USE映像信号であるのかの判別を自動的に行うことが
できる装置は見当たらない。従って、従来においては、
ビデオディスクがディスク・プレーヤに設けられたディ
スク駆動部に装着されるに先立ち、ビデオディスクに貼
付されたレーベルが目視されることにより、あるいは、
他の何らかの方法により、ビデオディスクに記録されて
いる映像信号がNTSC映像信号であるのかMUSE映
像信号であるのかの識別がなされることが必要とされ、
斯かる識別は煩わしさを伴うものとなるという不都合が
ある。
【0010】斯かる点に鑑み、本発明は、例えば、NT
SC映像信号とされる標準映像信号の記録がなされたビ
デオディスク、及び、例えば、MUSE映像信号とされ
る高品位・帯域圧縮映像信号の記録がなされたビデオデ
ィスクが選択的に装着されるディスク駆動部を備えたデ
ィスク・プレーヤに設けられ、ディスク駆動部に装着さ
れたビデオディスクについて、それから得られる読取信
号に基づき、それに記録された映像信号が標準映像信号
であるのか高品位・帯域圧縮映像信号であるのかの判別
を自動的に行うことができるようにされたディスク判別
装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべ
く、本発明に係るディスク判別装置は、映像信号記録領
域が形成され、ディスク駆動部に装着されて所定の回転
数をもって回動せしめられるディスクから、光学ヘッド
により読み取られて得られる読取信号に復調処理を施し
て、復調された映像信号を得る復調部と、復調部からの
復調された映像信号から特定信号成分を分離する特定信
号分離部と、ディスク駆動部に装着されたディスクにお
ける光学ヘッドによる読取位置が、映像信号記録領域の
内周縁部もしくは内部にある状態を検出し、検出出力信
号を送出する読取位置検出部と、特定信号分離部の出力
端及び読取位置検出部の出力端が接続される映像信号判
別部とを備え、映像信号判別部が、読取位置検出部から
読取位置が映像信号記録領域の内周縁部もしくは内部に
あることをあらわす検出出力信号が供給された後、特定
信号分離部により分離された適正な特定信号成分が供給
される状態もしくは供給されない状態に応じて、ディス
ク駆動部に装着されたディスクの映像信号記録領域に記
録された映像信号の形式を判別するものとされて、構成
される。
【0012】
【作用】このように構成されることにより、本発明に係
るディスク判別装置にあっては、ディスクがディスク駆
動部に装着されると、先ず、読取位置検出部による、デ
ィスク駆動部に装着されたディスクにおける光学ヘッド
による読取位置が映像信号記録領域の内周縁部もしくは
内部にある状態の検出が行われ、読取位置検出部から
取位置が映像信号記録領域の内周縁部もしくは内部にあ
ることをあらわす検出出力信号が映像信号判別部に供給
されると、ディスクに対しての光学ヘッドによる信号読
取状態がとられ、映像信号判別部において、光学ヘッド
から得られる読取信号に復調部による復調処理が施され
て得られる復調部からの出力信号が供給される特定信号
分離部により、特定信号成分が適正に分離される状態に
あるか否かが判断され、特定信号分離部により特定信号
成分が適正に分離されて映像信号判別部に供給される状
態にある場合には、ディスクに記録されている映像信号
が、復調部による復調処理によって適正に復調されるこ
とになる特定の映像信号であると認識され、また、特定
信号分離部により適正な特定信号成分が分離される状態
にない場合には、ディスクに記録されている映像信号
が、復調部による復調処理よって適正に復調されるこ
とになる特定の映像信号とは異なる他の映像信号である
と認識されて、ディスク駆動部に装着されたディスクの
映像信号記録領域に記録された映像信号の形式が自動的
に判別される。このようにされることにより、特定信号
分離部により適正な特定信号成分が分離される状態にな
い場合に、ディスクに記録されている映像信号が、復調
部による復調処理によって適正に復調されることになる
特定の映像信号とは異なる他の映像信号であると認識さ
れる状態の信頼性が補償されることになる。
【0013】それにより、本発明に係るディスク判別装
置によれば、ディスク装着部に、標準映像信号の記録が
なされたビデオディスク及び高品位・帯域圧縮映像信号
の記録がなされたビデオディスクが選択的に装着される
場合には、ディスク駆動部に装着されたビデオディスク
について、それから得られる読取信号に基づき、その映
像信号記録領域に記録された映像信号が標準映像信号で
あるのか高品位・帯域圧縮映像信号であるのかの判別
、充分な信頼性を伴って自動的に行われることにな
る。
【0014】
【実施例】図1は、本発明に係るディスク判別装置の一
例を示す。この例は、図5に示される如くの外径DO及
び中央孔径DCを有した、ビデオディスク11が装着さ
れるディスク駆動部12を備えたディスク・プレーヤに
設けられたものとされている。ディスク駆動部12に装
着されたビデオディスク11は、図5に示される如く
の、中央孔を包囲する映像信号記録領域RAが形成され
ており、映像信号記録領域RAに標準映像信号であるN
TSC映像信号が周波数変調信号の形態をもって記録さ
れたものとされる、NTSC映像信号の記録がなされた
CLV型あるいはCAV型のもの、もしくは、映像信号
記録領域RAに高品位・帯域圧縮映像信号であるMUS
E映像信号が周波数変調信号の形態をもって記録された
ものとされる、MUSE映像信号の記録がなされたCL
V型のものである場合には、ディスク中心から映像信号
記録領域RAの内周縁部までの距離が図5に示される如
くの距離DVとされ、映像信号記録領域RAにMUSE
映像信号が周波数変調信号の形態をもって記録されたも
のとされる、MUSE映像信号の記録がなされたCAV
型のものである場合には、ディスク中心から映像信号記
録領域RAの内周縁部までの距離が、図5に示される如
くの、距離DVより大なる距離DUとされている。そし
て、ディスク駆動部12に装着されたビデオディスク1
1は、先ず、所定の回転数、例えば、1,800回転/
分、をもって回度せしめられる。
【0015】ディスク駆動部12に装着されたビデオデ
ィスク11に対して、ビデオディスク11の半径方向に
伸びるガイド部材13に沿ってビデオディスク11の半
径方向に移動し得るものとされ、ビデオディスク11に
対向するものとされた光学ヘッド14が配されている。
光学ヘッド14は、ビデオディスク11の中央孔側から
外周縁部側へと徐々に移動せしめられるものとされ、例
えば、半導体レーザ素子からの光ビームを対向するビデ
オディスク11に入射させ、それにより生じるビデオデ
ィスク11からの反射光ビームを検出して光電変換を行
い、ビデオディスク11に記録されている信号に応じた
読取信号SIを送出する動作を行う。
【0016】また、光学ヘッド14には、ビデオディス
ク11に向かう方向とは反対の方向に突出する係合片部
15が設けられており、光学ヘッド14が、図1におい
て一点鎖線により示される如くに、ディスク駆動部12
に装着されたビデオディスク11における光学ヘッド1
4からの光ビームの入射位置である読取位置が、ビデオ
ディスク11がMUSE映像信号の記録がなされたC
V型のものであるとき、ビデオディスク11における映
像信号記録領域RAの内周縁部となる位置PRAに一致
する状態となるとき、係合片部15の先端部分が、ディ
スク・プレーヤに固定されて配された読取位置検出部1
6に光学的に係合する。読取位置検出部16からは、出
力信号SPが得られる。
【0017】読取位置検出部16は、例えば、図2に示
される如くに、所定の空隙をおいて相対向する発光素子
17と受光素子18とを内蔵したものとされ、発光素子
17と受光素子18との間の空隙に他の部材が入り込ま
ないときには、発光素子17が発する光が受光素子18
によって受けられ、受光素子18から所定のレベルを有
した出力信号SPが送出される。そして、図2に示され
る如く、矢印DDによりあらわされるビデオディスク1
1の半径方向に沿って移動する光学ヘッド14が、読取
位置を、ビデオディスク11がMUSE映像信号の記録
がなされたCV型のものであるとき、ビデオディスク
11におけるディスク中心CCから距離DUの位置にあ
る映像信号記録領域RAの内周縁部となる、位置PRA
に一致させる状態となるとき、光学ヘッド14から突出
した係合片部15の先端部分が、読取位置検出部16に
おける発光素子17と受光素子18との間の空隙に入り
込み、発光素子17から発せられる光を遮断して、受光
素子18が発光素子17からの光を受けない状態とな
す。それにより、係合片部15の先端部分が発光素子1
7と受光素子18との間の空隙に入り込んでいる期間に
おいて、受光素子18から送出される出力信号SPのレ
ベルが変化せしめられる。
【0018】従って、読取位置が、ビデオディスク11
がMUSE映像信号の記録がなされたCV型のもので
あるもとで、ビデオディスク11におけるディスク中心
CCから距離DUの位置にある映像信号記録領域RAの
内周縁部となる、位置PRAにあるとき、読取位置検出
部16から得られる出力信号SPのレベルが他のときに
比して変化したものとされる。即ち、斯かるレベル変化
を生じた出力信号SPは、読取位置が、ビデオディスク
11が映像信号記録領域RAにMUSE映像信号の記録
がなされたCV型のものであるとき、ビデオディスク
11における映像信号記録領域RAの内周縁部となる、
位置PRAにあることをあらわす読取位置検出出力信号
となる。
【0019】読取位置検出部16からの出力信号SP
が、レベル変化を生じた読取位置検出出力信号とされた
後、即ち、ビデオディスク11に対する光学ヘッド14
による読取位置が、ビデオディスク11がMUSE映像
信号の記録がなされたCV型のものであるとき、ビデ
オディスク11における映像信号記録領域RAの内周縁
部となる、位置PRAにある状態となった後において
は、ビデオディスク11がNTSC映像信号の記録がな
されたCLV型のもの、NTSC映像信号の記録がなさ
れたCAV型のもの、MUSE映像信号の記録がなされ
たCLV型のもの、及び、MUSE映像信号の記録がな
されたCAV型のもののいずれである場合にも、ビデオ
ディスク11に対する光学ヘッド14による読取位置が
ビデオディスク11における映像信号記録領域RA内に
あることになる。そして、読取位置検出部16からの出
力信号SPが、レベル変化を生じた読取位置検出出力信
号とされた後には、光学ヘッド14からビデオディスク
11に入射せしめられる光ビームが、トラッキング・サ
ーボコントロール及びフォーカス・サーボコントロール
が適正に行われる状態におかれる。
【0020】斯かるもとで光学ヘッド14から送出され
る読取信号SIは、ディスク駆動部12に装着されたビ
デオディスク11がNTSC映像信号の記録がなされた
ものである場合には、NTSC映像信号に基づく周波数
変調信号SVとされ、また、ディスク駆動部12に装着
されたビデオディスク11がMUSE映像信号の記録が
なされたものである場合には、MUSE映像信号に基づ
く周波数変調信号SUとされ、増幅部20を経て、NT
SC復調部21及びMUSE復調部22の夫々に供給さ
れる。NTSC復調部21からは復調出力信号VVが得
られ、この復調出力信号VVは、読取信号SIがNTS
C映像信号に基づく周波数変調信号SVである場合に、
適正に復調されたNTSC映像信号とされるが、読取信
号SIがMUSE映像信号に基づく周波数変調信号SU
である場合には、適正に復調されたNTSC映像信号と
はされない。同様にして、MUSE復調部22からは復
調出力信号VUが得られ、この復調出力信号VUは、読
取信号SIがMUSE映像信号に基づく周波数変調信号
SUである場合に、適正に復調されたMUSE映像信号
とされるが、読取信号SIがNTSC映像信号に基づく
周波数変調信号SVである場合には、適正に復調された
MUSE映像信号とはされない。
【0021】NTSC復調部21から得られる復調出力
信号VVは、NTSC映像信号処理部23及びNTSC
特定信号分離部24の夫々に供給される。NTSC映像
信号処理部23においては、復調出力信号VVが適正に
復調されたNTSC映像信号であるとき、復調されたN
TSC映像信号に対して各種の適正な処理が施され、そ
れにより、NTSC映像信号処理部23から再生出力信
号としてのNTSC映像信号Vが導出される。また、N
TSC特定信号分離部24においては、復調出力信号V
Vが適正に復調されたNTSC映像信号であるとき、N
TSC映像信号における各フィールド期間の冒頭に現れ
る垂直同期信号、もしくは、図3に示される如くの、N
TSC映像信号における第1フィールド(奇数フィール
ド)期間中の垂直ブランキング期間における第16番目
及び第17番目のライン期間H、及び、NTSC映像信
号における第2フィールド期間(偶数フィールド)中の
垂直ブランキング期間における第280番目及び第28
1番目のライン期間(H)に夫々挿入された、各種の情
報を伝達する24ビット構成のコード信号CBが特定信
号として分離され、NTSC特定信号分離部24から分
離された垂直同期信号もしくはコード信号CBが、分離
出力信号XVとして、映像信号判別部25に供給され
る。
【0022】また、MUSE復調部21から得られる復
調出力信号VUは、MUSE映像信号処理部26及びM
USE特定信号分離部27の夫々に供給される。MUS
E映像信号処理部26においては、復調出力信号VUが
適正に復調されたMUSE映像信号であるとき、復調さ
れたMUSE映像信号に対して各種の適正な処理が施さ
れ、それにより、MUSE映像信号処理部26から再生
出力信号としてのMUSE映像信号Uが導出される。ま
た、MUSE特定信号分離部27においては、復調出力
信号VUが適正に復調されたMUSE映像信号であると
き、MUSE映像信号における各フィールド期間の冒頭
に現れる垂直同期信号、もしくは、図4に示される如く
の、MUSE映像信号における第564番目のライン期
間(MUSE H)に挿入された76ビット構成のコン
トロール・アドレス信号CAが、特定信号として分離さ
れ、MUSE特定信号分離部27から分離された垂直同
期信号もしくはコントロール・アドレス信号CAが、分
離出力信号XUとして、映像信号判別部25に供給され
る。
【0023】NTSC特定信号分離部24及びMUSE
特定信号分離部27は、NTSC特定信号分離部24
が、それにより、復調出力信号VVが適正に復調された
NTSC映像信号であるもとで、NTSC映像信号中の
垂直同期信号が分離されるものとなされるときには、M
USE特定信号分離部27が、それにより、復調出力信
号VUが適正に復調されたMUSE映像信号であるもと
で、MUSE映像信号中の垂直同期信号が分離されるも
のとなされるように設定され、また、NTSC特定信号
分離部24が、それにより、復調出力信号VVが適正に
復調されたNTSC映像信号であるもとで、NTSC映
像信号中のコード信号CBが分離されるものとなされる
ときには、MUSE特定信号分離部27が、それによ
り、復調出力信号VUが適正に復調されたMUSE映像
信号であるもとで、MUSE映像信号中のコントロール
・アドレス信号CAが分離されるものとなされるように
設定される。
【0024】なお、NTSC特定信号分離部24から得
られる分離出力信号XVは、NTSC映像信号処理部2
3にも供給されて、NTSC映像信号処理部23におけ
る復調されたNTSC映像信号の処理に供され、また、
MUSE特定信号分離部27から得られる分離出力信号
XUは、MUSE映像信号処理部26にも供給されて、
MUSE映像信号処理部26における復調されたMUS
E映像信号の処理に供される。
【0025】映像信号判別部25には、NTSC特定信
号分離部24からの分離出力信号XV及びMUSE特定
信号分離部27からの分離出力信号XUに加えて、読取
位置検出部16からの出力信号SPも供給される。映像
信号判別部25は、読取位置検出部16からの出力信号
SPが、レベル変化を生じた読取位置検出出力信号とな
った後、即ち、ビデオディスク11に対する光学ヘッド
14による読取位置が、ビデオディスク11がMUSE
映像信号の記録がなされたCV型のものであるとき、
ビデオディスク11における映像信号記録領域RAの内
周縁部となる位置PRAにある状態が得られた後におい
て、NTSC特定信号分離部24からの分離出力信号X
Vが、NTSC映像信号から適正に分離された垂直同期
信号もしくはコード信号CBであるか否を判断するとと
もに、MUSE特定信号分離部27からの分離出力信号
XUが、MUSE映像信号から適正に分離された垂直同
期信号もしくはコントロール・アドレス信号CAである
か否を判断する。
【0026】そして、映像信号判別部25は、斯かる判
断の結果、NTSC特定信号分離部24からの分離出力
信号XVが、NTSC映像信号から適正に分離された垂
直同期信号であり、MUSE特定信号分離部27からの
分離出力信号XUが、MUSE映像信号から適正に分離
された垂直同期信号ではないとき、あるいは、NTSC
特定信号分離部24からの分離出力信号XVが、NTS
C映像信号から適正に分離されたコード信号CBであ
り、MUSE特定信号分離部27からの分離出力信号X
Uが、MUSE映像信号から適正に分離されたコントロ
ール・アドレス信号CAではないとき、ディスク駆動部
12に装着されたビデオディスク11の映像信号記録領
域RAに記録された映像信号はNTSC映像信号である
と認識し、例えば、低レベルをとるものとされて、ディ
スク駆動部12に装着されたビデオディスク11の映像
信号記録領域RAに記録された映像信号がNTSC映像
信号であることをあらわす判別出力信号SDを送出す
る。
【0027】また、映像信号判別部25は、上述の判断
の結果、NTSC特定信号分離部24からの分離出力信
号XVが、NTSC映像信号から適正に分離された垂直
同期信号ではなく、MUSE特定信号分離部27からの
分離出力信号XUが、MUSE映像信号から適正に分離
された垂直同期信号であるとき、あるいは、NTSC特
定信号分離部24からの分離出力信号XVが、NTSC
映像信号から適正に分離されたコード信号CBではな
く、MUSE特定信号分離部27からの分離出力信号X
Uが、MUSE映像信号から適正に分離されたコントロ
ール・アドレス信号CAであるとき、ディスク駆動部1
2に装着されたビデオディスク11の映像信号記録領域
RAに記録された映像信号はMUSE映像信号であると
認識し、例えば、高レベルをとるものとされて、ディス
ク駆動部12に装着されたビデオディスク11の映像信
号記録領域RAに記録された映像信号がMUSE映像信
号であることをあらわす判別出力信号SDを送出する。
【0028】このようにして、図1に示される例におい
ては、ディスク駆動部12に装着されたビデオディスク
11における映像信号記録領域RAに記録された映像信
号がNTSC映像信号であるのかMUSE映像信号であ
るのかの判別が、ビデオディスク11に対する読取動作
を行う光学ヘッド14から得られる読取信号SIに基づ
いて、自動的に行われることになる。
【0029】なお、上述においては、ディスク駆動部1
2に装着されるビデオディスク11が、標準映像信号と
してNTSC映像信号が記録されるものとされている
が、ビデオディスク11が、NTSC映像信号に代え
て、PALカラーテレビジョン方式に準拠したPAL映
像信号が記録されるものとされる場合にも、本発明に係
るディスク判別装置を上述の場合と同様に適用すること
ができる。
【0030】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本発明に
係るディスク判別装置によれば、ディスクがディスク駆
動部に装着されると、先ず、読取位置検出部による、デ
ィスク駆動部に装着されたディスクにおける光学ヘッド
による読取位置が映像信号記録領域の内周縁部もしくは
内部にある状態の検出が行われ、読取位置検出部から
取位置が映像信号記録領域の内周縁部もしくは内部にあ
ることをあらわす検出出力信号が映像信号判別部に供給
されると、ディスクに対する光学ヘッドによる読取状態
がとられ、映像信号判別部において、光学ヘッドから得
られる読取信号に復調部による復調処理が施されて得ら
れる復調部からの出力信号が供給される特定信号分離部
により、例えば、垂直同期信号とされる特定信号成分が
適正に分離される状態にあるか否かが判断され、特定信
号分離部により特定信号成分が適正に分離されて映像信
号判別部に供給される状態にある場合には、ディスクに
記録されている映像信号が、復調部による復調処理
って適正に復調されることになる特定の映像信号である
と認識されるとともに、特定信号分離部から適正な特定
信号成分が映像信号判別部に供給される状態にない場合
には、ディスクに記録されている映像信号が、復調部に
よる復調処理よって適正に復調されることになる特定
の映像信号とは異なる他の映像信号であると認識され、
それにより、ディスク駆動部に装着されたディスクの映
像信号記録領域に記録された映像信号の形式が自動的に
判別される。このようにされることにより、特定信号分
離部により適正な特定信号成分が分離される状態にない
場合に、ディスクに記録されている映像信号が、復調部
による復調処理によって適正に復調されることになる特
定の映像信号とは異なる他の映像信号であると認識され
る状態の信頼性が補償されることになる。
【0031】従って、ディスク装着部に、例えば、NT
SC映像信号とされる標準映像信号の記録がなされたビ
デオディスク、及び、例えば、MUSE映像信号とされ
る高品位・帯域圧縮映像信号の記録がなされたビデオデ
ィスクが選択的に装着される場合において、ディスク駆
動部に装着されたビデオディスクに関し、それから得ら
れる読取信号に基づいて、その映像信号記録領域に記録
された映像信号が標準映像信号であるのか高品位・帯域
圧縮映像信号であるのかの判別を、充分な信頼性のもと
自動的に行うことができることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスク判別装置の一例をそれが
設けられたディスク・プレーヤの部分と共に示すブロッ
ク構成図である。
【図2】図1に示される例における読取位置検出部の具
体構成例を示す斜視図である。
【図3】図1に示される例の動作説明に供される波形図
である。
【図4】図1に示される例の動作説明に供される波形図
である。
【図5】本発明に係るディスク判別装置の一例が設けら
れたディスク・プレーヤに装着されるビデオディスクの
説明に供される平面図である。
【符号の説明】
11 ビデオディスク 12 ディスク駆動部 14 光学ヘッド 15 係合片部 16 読取位置検出部 17 発光素子 18 受光素子 21 NTSC復調部 22 MUSE復調部 23 NTSC映像信号処理部 24 NTSC特定信号分離部 25 映像信号判別部 26 MUSE映像信号処理部 27 MUSE特定信号分離部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/76 - 5/956 G11B 19/02 G11B 19/12 H04N 9/79 - 9/898

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】映像信号記録領域が形成され、ディスク駆
    動部に装着されて所定の回転数をもって回動せしめられ
    るディスクから、光学ヘッドにより読み取られて得られ
    る読取信号に復調処理を施して、復調された映像信号を
    得る復調部と、 該復調部からの復調された映像信号から特定信号成分を
    分離する特定信号分離部と、 上記ディスク駆動部に装着されたディスクにおける上記
    光学ヘッドによる読取位置が、上記映像信号記録領域の
    内周縁部もしくは内部にある状態を検出し、検出出力信
    号を送出する読取位置検出部と、 上記特定信号分離部の出力端及び上記読取位置検出部の
    出力端が接続され、上記読取位置検出部から上記読取位
    置が上記映像信号記録領域の内周縁部もしくは内部にあ
    ることをあらわす検出出力信号が供給された後、上記特
    定信号分離部により分離された適正な特定信号成分が供
    給される状態もしくは供給されない状態に応じて、上記
    ディスク駆動部に装着されたディスクの映像信号記録領
    域に記録された映像信号の形式を判別する映像信号判別
    部と、 を備えて構成されるディスク判別装置。
  2. 【請求項2】特定信号分離部が、上記復調部からの復調
    された映像信号における垂直同期信号を分離するものと
    されたことを特徴とする請求項1記載のディスク判別装
    置。
  3. 【請求項3】復調部が、上記読取信号に基づいて復調さ
    れた標準映像信号もしくは復調された高品位・帯域圧縮
    映像信号を得るものとされるとともに、特定信号分離部
    が、上記復調部からの復調された標準映像信号における
    垂直ブランキング期間に挿入されたコード信号、もしく
    は、上記復調部からの復調された高品位・帯域圧縮映像
    信号における特定のライン期間に挿入されたコントロー
    ル信号を分離するものとされたことを特徴とする請求項
    1記載のディスク判別装置。
  4. 【請求項4】復調部が、上記読取信号が共通に供給さ
    れ、該読取信号に基づいて復調された標準映像信号及び
    復調された高品位・帯域圧縮映像信号を夫々適正に得る
    第1の復調回路及び第2の復調回路を含んで形成される
    とともに、特定信号分離部が、上記復調された標準映像
    信号から第1の特定信号成分を分離する第1の特定信号
    分離回路と上記復調された高品位・帯域圧縮映像信号か
    ら第2の特定信号成分を分離する第2の特定信号分離回
    路とを含んで形成され、該第1の特定信号分離回路及び
    第2の特定信号分離回路の各々の出力端部が上記映像信
    号判別部に接続されることを特徴とする請求項1記載の
    ディスク判別装置。
  5. 【請求項5】第1の特定信号分離回路が上記復調された
    標準映像信号における垂直同期信号を上記第1の特定信
    号成分として分離するとともに、第2の特定信号分離回
    路が上記復調された高品位・帯域圧縮映像信号における
    垂直同期信号を上記第2の特定信号成分として分離する
    ことを特徴とする請求項4記載のディスク判別装置。
  6. 【請求項6】第1の特定信号分離回路が上記復調された
    標準映像信号における垂直ブランキング期間に挿入され
    たコード信号を上記第1の特定信号成分として分離する
    とともに、第2の特定信号分離回路が上記復調された高
    品位・帯域圧縮映像信号における特定のライン期間に挿
    入されたコントロール信号を上記第2の特定信号成分と
    して分離することを特徴とする請求項4記載のディスク
    判別装置。
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