JP3158343U - 組立て式のキャリータイプの収納ボックス - Google Patents

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Abstract

【課題】組立て式の持ち運びしやすいキャリータイプの収納ボックスを提供する。【解決手段】閉可能な二つの底面部分2A,2Bから成る方形の底面部と4面の側面部3a,3b,3c,3dから成る上面が開口された有り底の直方体形状の折畳み自在の収納ボックス1と、この収納ボックスに装着されるキャリー用部材20とで構成し、このキャリー用部材は、折畳み自在に連接した底面被覆部23、側面被覆部24a,24b及び折り返し片25a,25bから成る被覆部と、上部位置に把持用開口部30を形成し、両側位置に前記収納ボックスの耳部係合孔7,7に挿入して係着される耳部31,31を取付けた把持用仕切り板部22を備えている。【選択図】図1

Description

本考案は、日用品や衣類など種々の物品を収納する折畳み自在な収納ボックスに係り、特に組立て式の持ち運びしやすいキャリータイプの収納ボックスに関するものである。
折畳み自在な収納ボックスとして、本出願人は、上面が開口された有り底の直方体形状の収納ボックスにおいて、各側壁部は折曲げ連接部を介して折畳み自在に連接し、底壁部は各側壁部の一側壁部の下縁部に折曲げ連接部を介して上下方向に揺動自在に連接し、各側壁部の下縁部に支持突片を延設し、底壁部の下面側と支持突片上に着脱自在に係着される面ファスナーを設けた、ものを公開してある(特許文献1)。この折畳み自在な収納ボックスは、不使用時には、面ファスナーの係着を外して底壁部を開口することによってコンパクトな折畳み形態に容易に折畳むことができ、便利なものである。
しかし、この折畳み自在な収納ボックスは持ち運びしやすくするための工夫がなされていない。
実用新案登録第3119111号公報
係る実情に鑑み、本考案は、折畳み自在な収納ボックスであり、特に組立て式の持ち運びしやすいキャリータイプの収納ボックスを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本考案(請求項1の考案)は、収納ボックス(1)とキャリー用部材(20)とから構成され、前記収納ボックス(1)は、方形の板状の底面部(2)と4面の板状の側面部(3a,3b,3c,3d)から成る上面が開口された有り底の直方体形状の収納ボックスであり、各側面部(3a,3b,3c,3d)は各境目の折曲げ連接部(F1,F1,F1,F1)を介して折畳み自在に連接され、前記底面部(2)は、半面ずつに均等に分離した二つの底面部分(2A,2B)から成り、各底面部分(2A,2B)は、各底面部分の各基端部が折曲げ連接部(F2,F2)を介して同じ側面部(3a)の下縁部に隣接して並べた状態に連接され、各基端部を支点として先端部を上下方向に揺動できるようにして、各底面部分(2A,2B)をそれぞれ開閉可能に構成してあり、各底面部分(2A,2B)の先端部側に位置する前記側面部(3b)の下縁部に支持突片(4a,4b)を折り曲げ自在に連接し、この支持突片(4a,4b)の上面に底面係着用の受け面ファスナー(5a,5b)を、各底面部分(2A,2B)の先端部の下面に前記底面係着用の受け面ファスナー(5a,5b)と着脱自在に係着される底面係着用の面ファスナー(6a,6b)をそれぞれ設け、各底面部分の基端部が連接されている前記側面部(3a)と該側面部に対向する側面部(3b)の略中央部に縦方向に長い耳部係合孔(7,7)をそれぞれ形成し、この耳部係合孔(7,7)が形成されている側面部(3a,3b)とは別の対向する側面部(3c,3d)の内面の上部位置に折り返し片係着用の受け面ファスナー(8,8)をそれぞれ設けた構成とし、前記キャリー用部材(20)は、板状の被覆部(21)と把持用仕切り板部(22)を備え、前記被覆部(21)は、前記底面部(2)の外面に相等する面を有する底面被覆部(23)と、該底面被覆部(23)の両側に連接され、前記折り返し片係着用の受け面ファスナー(8,8)を設けた各側面部(3c,3d)の各外面にそれぞれ相等する面を有する側面被覆部(24a,24b)と、各側面被覆部(24a,24b)の先端部側にそれぞれ連接した折り返し片(25a,25b)を有し、これらの底面被覆部(23)、側面被覆部(24a,24b)及び折り返し片(25a,25b)の各境目は互いに平行な折曲げ連接部(F5,F5,F5,F5)を介して折畳み自在に連接され、前記把持用仕切り板部(22)は、各底面部分(2A,2B)の隣接辺に沿う位置に対応する前記底面被覆部(23)の上面位置に起倒自在に連接され、起立状態において前記収納ボックス(1)の各側面部(3a,3b,3c,3d)の高さより高い縦幅寸法を有し、該把持用仕切り板部(22)の上部位置に把持用開口部(30)を形成し、該把持用仕切り板部(22)の両側位置に前記収納ボックスの前記耳部係合孔(7,7)に挿入して係着される耳部(31,31)をそれぞれ取付け、前記各折り返し片(25a,25b)の折り返し内面には、前記収納ボックスの前記折り返し片係着用の受け面ファスナー(8,8)に着脱自在に係着される折り返し片係着用の面ファスナー(35,35)をそれぞれ設けた構成とした、組立て式のキャリータイプの収納ボックスを提供する。
この組立て式のキャリータイプの収納ボックスによれば、上面が開口され、底面部分(2A,2B)が閉じられた有り底の直方体形状の収納ボックス(1)に対して、キャリー用部材(20)を次のように装着した形態のキャリータイプの収納ボックスを組立て完成させることができる。すなわち、キャリー用部材(20)の把持用仕切り板部(22)は、閉じた底面部分(2A,2B)の隣接辺の間から収納ボックス(1)内に上へ突き出た起立状態に収容され、この把持用仕切り板部(22)の前記耳部(31,31)を収納ボックスの耳部係合孔(7,7)に内側から外側へ挿入して係着されることによって、把持用仕切り板部(22)が収容ボックス(1)内に起立状態に固定される。また、キャリー用部材(20)の被覆部(21)は、側面被覆部(24a,24b)が収納ボックス(1)の各側面部(3c,3d)に外側から被覆され、折り返された各折り返し片(25a,25b)の折り返し片係着用の面ファスナー(35,35)が収納ボックス(1)の折り返し片係着用の受け面ファスナー(8,8)に係着される。これによって、キャリー用部材(20)の把持用仕切り板部(22)を収容ボックス(1)内に起立状態に装着できると共に、キャリー用部材(20)の全体を収納ボックス(1)に確実に装着できる。
組立てられたキャリータイプの収納ボックスは、把持用仕切り板部(22)が収納ボックス内を二つの収納空間に区分けする仕切り壁として機能すると共に、この把持用仕切り板部の上部位置に形成された把持用開口部(30)を把持することによって、収納ボックスを持ち運びしやすいキャリータイプに構成できる。しかも、組立てられたキャリータイプの収納ボックスは、キャリー用部材の被覆部(21)によって、収納ボックスのボックス形態を補強できる。
また、本考案(請求項2の考案)は、前記耳部(31)を対の耳片(31a,31b)で構成し、この対の耳片(31a,31b)を前記把持用仕切り板部(22)の両側位置にそれぞれ横方向に開閉自在に連接して取付け、この対の耳片(31a,31b)の前記把持用仕切り板部(22)と対向する側の面に耳片係着用の面ファスナー(32a,32b)をそれぞれ設け、前記耳部係合孔(7,7)を形成してある側面部(3a,3b)の外面における前記耳部係合孔(7,7)の両側近傍に前記耳片係着用の面ファスナー(32a,32b)と着脱自在に係着される耳片係着用の受け面ファスナー(9a,9b)をそれぞれ設けたことを特徴とする組立て式のキャリータイプの収納ボックスを提供する。
この対の耳片(31a,31b)を前記収納ボックス(1)の内側から前記耳部係合孔(7)に挿入して外側に突出し、突出した対の耳片(31a,31b)を側面部(3a,3b)の外面に接する方向に互いに開き、開いた対の耳片(31a,31b)の耳片係着用の面ファスナー(32a,32b)を前記耳片係着用の受け面ファスナー(9a,9b)に接合して係着し、対の耳片(31a,31b)を接合した状態に閉じる。これによって、キャリー用部材(20)の把持用仕切り板部(22)を収容ボックス(1)内に起立状態に確実に装着できる。
また、本考案(請求項3の考案)は、前記把持用開口部(30)の開口上縁を前記把持用仕切り板部(22)の起立状態において前記収納ボックス(1)の各側面部(3a,3b,3c,3d)の高さ位置より高い位置に形成したことを特徴とする組立て式のキャリータイプの収納ボックスを提供する。これによって、収納ボックス(1)内に物品を多く入れた状態においても、把持用開口部(30)を容易に把持でき、収納ボックスを持ち運びしやすくしてある。
また、本考案(請求項4の考案)は、前記収納ボックス(1)の前記耳部係合孔(7,7)が形成されている両方の側面部(3a,3b)にこれらの側面部の境目に位置する折曲げ連接部(F1,F1)の下端部から上辺の中央部に斜めに延びる斜線状屈曲部(F3,F3)を形成したことを特徴とする組立て式のキャリータイプの収納ボックスを提供する。この斜線状屈曲部F3,F3と前記折曲げ連接部(F1,F1)の屈曲機能によって前記側面部(3a,3b)は外面又は内面方向に屈曲自在に構成される。
前記した収納ボックスとキャリー用部材から組み立てられた本考案のキャリータイプの収納ボックスによれば、上部に把持用開口部を形成した把持用仕切り板部に収納ボックスの仕切り板としての機能と持ち運び用の把持機能を兼用させているため、この収納ボックスの持ち運びが極めて容易である。
また、本考案は組立て式であり、不使用時にはコンパクトな折畳み形態に折畳むことができ、しかも、組み立てる事も楽しめるキャリータイプの収納ボックスとして極めて有用な考案である。
本考案の組立て完成状態を示した斜面図である。 本考案の組立て前の構成部材をそれぞれ示した斜面図である。 本考案の好ましい組立て過程を説明的に示した概略斜面図である。
以下、本考案の最良の実施形態を示した図面に基づいて説明する。
本考案の組立て式のキャリータイプの収納ボックスは、図2に示した収納ボックス1とキャリー用部材20とから構成される。
前記収納ボックス1は、方形(図面では長方形)の板状の底面部2と4面の板状の側面部3a,3b,3c,3dから成る上面が開口された有り底の直方体形状の収納ボックスであり、各側面部3a,3b,3c,3dは各境目の折曲げ連接部F1,F1,F1,F1を介して折畳み自在に連接され、前記底面部2は、半面ずつに均等に分離した二つの底面部分2A,2Bから成り、各底面部分2A,2Bは、各底面部分の各基端部が折曲げ連接部F2,F2を介して同じ側面部3aの下縁部に隣接して並べた状態に連接され、各基端部を支点として先端部を上下方向に揺動できるようにして、各底面部分2A,2Bをそれぞれ開閉可能に構成してあり、各底面部分2A,2Bの先端部側に位置する前記側面部3bの下縁部に帯状の支持突片4a,4bを折り曲げ自在に連接し、この支持突片4a,4bの上面に底面係着用の受け面ファスナー5a,5bを、各底面部分2A,2Bの先端部の下面に前記底面係着用の受け面ファスナー5a,5bと着脱自在に係着される底面係着用の面ファスナー6a,6bをそれぞれ設け、各底面部分2A,2Bの基端部が連接されている前記側面部3aと該側面部に対向する側面部3bの略中央部における対向位置に縦方向に長い耳部係合孔7,7をそれぞれ形成し、この耳部係合孔7,7が形成されている側面部3a,3bとは別の対向する側面部3c,3dの内面の上部位置に折り返し片係着用の受け面ファスナー8,8をそれぞれ設けてある。
前記耳部係合孔7,7を形成してある側面部3a,3bの外面における前記耳部係合孔7,7の両側近傍に耳片係着用の受け面ファスナー9a,9bをそれぞれ設けてある。この耳片係着用の受け面ファスナー9a,9bは、後述するキャリー用部材20の耳片係着用の面ファスナー32a,32bと着脱自在に係着されるものである。
前記収納ボックス1の前記耳部係合孔7,7が形成されている両方の側面部3a,3bにこれらの側面部の境目に位置する折曲げ連接部F1,F1の下端部から上辺の中央部に斜めに延びる二等辺三角形の等しい斜辺状の斜線状屈曲部F3,F3を形成してある。この斜線状屈曲部F3,F3と前記折曲げ連接部F1,F1の折り機能によって前記側面部3a,3bを外面方向(図3のcに示したように)又は内面方向に折畳み自在に構成してある。
収納ボックス1は、各底面部分2A,2Bの開状態においては、前記折曲げ連接部F1,F1,F1,F1を介して各側面部3a,3b,3c,3dが折畳まれ、扁平状態に折畳み可能である。また、収納ボックス1は、各底面部分2A,2Bの閉状態(底面係着用の面ファスナー6a,6bを前記底面係着用の受け面ファスナー5a,5bに接合して係着した閉状態)においても、先ず前記斜線状屈曲部F3,F3を介して側面部3a,3bを内面方向に折畳むことによって、残りの側面部3c,3dも内面方向に折畳み可能となり、各側面部3a,3b,3c,3dの全体を内面方向に扁平に折畳み可能である。
なお、具体的には図示してないが、収納ボックス1は、各底面部分2A,2Bや各側面部3a,3b,3c,3dなどの各面に相等する板状芯材を柔軟な被覆シート材で被い、各面の端部には縁取りシート材を被せて逢着してある。各側面部3a,3b,3c,3dは境目を区分けするステッチ糸を被覆シート材に逢着し、隣接する各板状芯材の端部間の逢着箇所を前記折曲げ連接部F1,F1,F1,F1としてある。各底面部分2A,2Bの各基端部と側面部3aの下縁部は互いの縁取りシート材を縫い付けて連接し、この縫い付け箇所を折曲げ連接部F2,F2としてある。また、帯状の支持突片4a,4bの各基端部と側面部3bの下縁部も互いの縁取りシート材を縫い付けて連接し、この連接箇所を折り曲げ自在にしてある。また、側面部3a,3bは斜線状屈曲部F3,F3で区分けされた少なくとも三枚の板状芯材に分けられ、隣接する各板状芯材の端部間の逢着箇所を前記斜線状屈曲部F3,F3としてある。
前記キャリー用部材20は、板状の被覆部21と把持用仕切り板部22を備え、前記被覆部21は、前記底面部2の外面に相等する面を有する底面被覆部23と、該底面被覆部23の両側に連接され、前記折り返し片係着用の受け面ファスナー8,8を設けた各側面部3c,3dの各外面にそれぞれ相等する面を有する側面被覆部24a,24bと、各側面被覆部24a,24bの先端部側にそれぞれ連接した折り返し片25a,25bを有し、これらの底面被覆部23、側面被覆部24a,24b及び折り返し片25a,25bの各境目は互いに平行な折曲げ連接部F5,F5,F5,F5を介して折畳み自在に連接され、前記把持用仕切り板部22は、各底面部分2A,2Bの隣接辺に沿う位置に対応する前記底面被覆部23の上面位置に起倒自在に連接され、起立状態において前記収納ボックス1の側面部3a,3b,3c,3dの高さより高い縦幅寸法を有し、該把持用仕切り板部の上部位置に把持用開口部30を形成し、この把持用開口部30の開口上縁を該把持用仕切り板部の起立状態において前記収納ボックス1の側面部3a,3b,3c,3dの高さ位置より高い位置に形成し、該把持用仕切り板部22の両側位置に前記収納ボックス1の前記耳部係合孔7,7に挿入して係着される耳部31,31をそれぞれ取付け、前記各折り返し片25a,25bの折り返し内面には、前記収納ボックス1の前記折り返し片係着用の受け面ファスナー8,8に着脱自在に係着される折り返し片係着用の面ファスナー35,35をそれぞれ設けてある。前記底面被覆部23は、前記把持用仕切り板部22の連接位置において、前記折曲げ連接部F5,F5,F5,F5と平行な折曲げ連接部F5によって折畳み自在な底面被覆部分23a,23bに構成されている。また、前記把持用仕切り板部22の基部側は、前記収納ボックス1の前記耳部係合孔7,7が形成されている各側面部3a,3bの対向する内幅に相等する横幅に形成されている。
各耳部31は対の耳片31a,31bからそれぞれ成り、対の耳片31a,31bを前記把持用仕切り板部22の両側位置にそれぞれ横方向に開閉自在に連接して取付け、対の耳片31a,31bの前記把持用仕切り板部22と対向する側の面に耳片係着用の面ファスナー32a,32bをそれぞれ設けてある。対の耳片31a,31bは前記収納ボックス1の前記耳部係合孔7に内側から挿入して外側に突出され、外側に出された対の耳片31a,31bは側面部3a,3bの外面に接する方向に向け互いに開かれ、開かれた対の耳片31a,31bの耳片係着用の面ファスナー32a,32bを収納ボックス1側の前記耳片係着用の受け面ファスナー9a,9bに着脱自在に係着できる構成としてある。
なお、具体的には図示してないが、キャリー用部材20の被覆部21は、底面被覆部23(底面被覆部分23a,23b)、側面被覆部24a,24b、折り返し片25a,25bの各面に相等する板状芯材を柔軟な被覆シート材で被い、各面の境目を区分けするステッチ糸を被覆シート材に逢着し、隣接する各板状芯材の端部間の逢着箇所を前記折曲げ連接部F5,F5,F5,F5,F5としてある。また被覆部21の周縁部には縁取りシート材を被せて逢着してある。また、同様に具体的には図示してないが、把持用仕切り板部22も板状芯材を柔軟な被覆シート材で被い、周縁部には縁取りシート材を被せて逢着してある。そして、把持用仕切り板部22の下端部は底面被覆部分23a,23bの境目の逢着箇所に縫い付けて折畳み自在に連接してある。また、耳部31(対の耳片31a,31b)の各基端部は前記把持用仕切り板部22の両側位置の縁取りシート部に縫い付けて開閉自在に連接してある。
図3は本考案の好ましい組み立て工程を示している。先ず、図3の(a)に示したように、収納ボックス1の分離した底面部分2A,2Bのいずれか一方(図面では底面部分2A)を支持突片4aの底面係着用の受け面ファスナー5aで止めて閉じる。この閉じ状態で、底面部分2Aの底面係着用の面ファスナー6aと支持突片4aの底面係着用の受け面ファスナー5aが接合状態に係着され、収納ボックス1は底面の半面が開口された状態の直方体形態に仮止めされる。
次に、図3の(b)に示したように、被覆部21を延ばした展開状態し、把持用仕切り板部22を起立状態にしてあるキャリー用部材20に底面の半面が開口された状態の収納ボックス1を上から被せ、キャリー用部材20の把持用仕切り板部22が収納ボックス1内に下から起立状態で入れられた状態にして、収納ボックス1の開口されている底面部分2Bを支持突片4bの底面係着用の受け面ファスナー5bで止めて閉じる。この閉じ状態で、底面部分2Bの底面係着用の面ファスナー6bと支持突片4bの底面係着用の受け面ファスナー5bが接合状態に係着されると共に、キャリー用部材20の把持用仕切り板部22は閉じられた底面部分2A,2Bの隣接辺の間から上へ突き出た起立状態にして収納ボックス1内に入れられ、キャリー用部材20の被覆部21は収納ボックス1外におかれる。
次に、図3の(c)に示したように、キャリー用部材20の把持用仕切り板部22の両側位置に取付けてある耳部31(対の耳片31a,31b)を収納ボックス1の内側から各耳部係合孔7,7に挿入して外側に突出させる。耳部31(対の耳片31a,31b)を各耳部係合孔7,7に挿入する際、図示したように、耳部係合孔7,7を形成してある側面部3a,3bを斜線状屈曲部F3,F3と前記折曲げ連接部の折り機能によって外面方向に突き出る状態に屈曲できるため、この挿入作業が容易である。
そして、図3の(d)に示したように、耳部係合孔7を通して外側に突出させた前記耳部31(対の耳片31a,31b)を側面部3a,3bの外面に接するように互いに開き、開いた対の耳片31a,31bの耳片係着用の面ファスナー32a,32bを前記耳片係着用の受け面ファスナー9a,9bに係着し接合すると共に、キャリー用部材20の側面被覆部24a,24bを収納ボックス1の各側面部3c,3dに外側から覆い被せ、最後に各折り返し片25a,25bを収納ボックス1の各側面部3c,3dの内面に折り返し、各折り返し片25a,25bの折り返し片係着用の面ファスナー35,35を収納ボックス1の折り返し片係着用の受け面ファスナー8,8に係着し接合し、組立てを完了する。
図1は組立てを完了した完成状態のキャリータイプの収納ボックスを示している。完成したキャリータイプの収納ボックスは、上面が開口され、底面部分2A,2Bが閉じられた有り底の直方体形状の収納ボックス1に対して、キャリー用部材20が下記した状態に装着された形態となる。なお、図1に示した組立て後のキャリータイプの収納ボックスは、いわゆるカラーボックス内に収容して使用できるサイズに構成してある。
キャリー用部材20の把持用仕切り板部22は、閉じられた底面部分2A,2Bの隣接辺の間から収納ボックス1内に上へ突き出た起立状態にして入れられると共に、収納ボックス1の耳部係合孔7を通して外側に突出させた前記耳部31(対の耳片31a,31b)の耳片係着用の面ファスナー32a,32bが前記耳片係着用の受け面ファスナー9a,9bに係着され、起立状態に固定される。この把持用仕切り板部22は、起立状態において収納ボックス1の側面部3a,3b,3c,3dの高さより高い縦幅寸法を有し、該把持用仕切り板部22の上部位置に形成した把持用開口部30の開口上縁を収納ボックス1の側面部3a,3b,3c,3dの高さ位置より高い位置に置かれている。よって、収納ボックス1内に物品を多く入れた状態においても、把持用開口部30を容易に把持できる、収納ボックスを持ち運びしやすいキャリータイプに構成できる。
また、キャリー用部材20は、前記した把持用仕切り板部22の固定機能と共に、このキャリー用部材20の側面被覆部24a,24bを収納ボックス1の各側面部3c,3dに外側から覆い被せ、各折り返し片25a,25bを収納ボックス1の各側面部3c,3dの内面に折り返し、各折り返し片25a,25bの折り返し片係着用の面ファスナー35,35を収納ボックス1の折り返し片係着用の受け面ファスナー8,8に係着し接合してあるため、キャリー用部材20を収納ボックス1に確実に装着できる。しかも、収納ボックスのボックス形態を補強できる。
1 収納ボックス
2 底面部
2A,2B 底面部分
3a,3b,3c,3d 側面部
F1 折曲げ連接部
F2 折曲げ連接部
F3 斜線状屈曲部
4a,4b 支持突片
5a,5b 底面係着用の受け面ファスナー
6a,6b 底面係着用の面ファスナー
7,7 耳部係合孔
8,8 折り返し片係着用の受け面ファスナー
9a,9b 耳片係着用の受け面ファスナー
20 キャリー用部材
21 被覆部
22 把持用仕切り板部
23 底面被覆部
24a,24b 側面被覆部
25a,25b 折り返し片
F5 折曲げ連接部
30 把持用開口部
31,31 耳部
31a,31b 耳片
32a,32b 耳片係着用の面ファスナー
35,35 折り返し片係着用の面ファスナー

Claims (4)

  1. 収納ボックスとキャリー用部材とから構成され、前記収納ボックスは、方形の板状の底面部と4面の板状の側面部から成る上面が開口された有り底の直方体形状の収納ボックスであり、各側面部は各境目の折曲げ連接部を介して折畳み自在に連接され、前記底面部は、半面ずつに分離した二つの底面部分から成り、各底面部分は、各底面部分の各基端部が折曲げ連接部を介して同じ側面部の下縁部に隣接して並べた状態に連接され、各基端部を支点として先端部を上下方向に揺動できるようにして、各底面部分をそれぞれ開閉可能に構成してあり、各底面部分の先端部側に位置する前記側面部の下縁部に支持突片を折り曲げ自在に連接し、この支持突片の上面に底面係着用の受け面ファスナーを、各底面部分の先端部の下面に前記底面係着用の受け面ファスナーと着脱自在に係着される底面係着用の面ファスナーをそれぞれ設け、各底面部分の基端部が連接されている前記側面部と該側面部に対向する側面部の略中央部に縦方向に長い耳部係合孔をそれぞれ形成し、この耳部係合孔が形成されている側面部とは別の対向する側面部の内面の上部位置に折り返し片係着用の受け面ファスナーをそれぞれ設けた構成とし、前記キャリー用部材は、板状の被覆部と把持用仕切り板部を備え、前記被覆部は、前記底面部の外面に相等する面を有する底面被覆部と、該底面被覆部の両側に連接され、前記折り返し片係着用の受け面ファスナーを設けた各側面部の各外面にそれぞれ相等する面を有する側面被覆部と、各側面被覆部の先端部側にそれぞれ連接した折り返し片を有し、これらの底面被覆部、側面被覆部及び折り返し片の各境目は互いに平行な折曲げ連接部を介して折畳み自在に連接され、前記把持用仕切り板部は、各底面部分の隣接辺に沿う位置に対応する前記底面被覆部の上面位置に起倒自在に連接され、起立状態において前記収納ボックスの側面部の高さより高い縦幅寸法を有し、該把持用仕切り板部の上部位置に把持用開口部を形成し、該把持用仕切り板部の両側位置に前記収納ボックスの前記耳部係合孔に挿入して係着される耳部をそれぞれ取付け、前記各折り返し片の折り返し内面には、前記収納ボックスの前記折り返し片係着用の受け面ファスナーに着脱自在に係着される折り返し片係着用の面ファスナーをそれぞれ設けた構成とした、組立て式のキャリータイプの収納ボックス。
  2. 前記耳部は対の耳片から成り、対の耳片を前記把持用仕切り板部の両側位置にそれぞれ横方向に開閉自在に連接して取付け、対の耳片の前記把持用仕切り板部と対向する側の面に耳片係着用の面ファスナーをそれぞれ設け、前記耳部係合孔を形成してある側面部の外面における前記耳部係合孔の両側近傍に前記耳片係着用の面ファスナーと着脱自在に係着される耳片係着用の受け面ファスナーをそれぞれ設けた、請求項1に記載の組立て式のキャリータイプの収納ボックス。
  3. 前記把持用開口部の開口上縁を前記把持用仕切り板部の起立状態において前記収納ボックスの前記各側面部の高さ位置より高い位置に形成した請求項1に記載の組立て式のキャリータイプの収納ボックス。
  4. 前記収納ボックスの前記耳部係合孔が形成されている両方の側面部にこれらの側面部の境目に位置する折曲げ連接部の下端部から上辺の中央部に斜めに延びる斜線状屈曲部を形成した、請求項1に記載の組立て式のキャリータイプの収納ボックス。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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