JP3157919B2 - 壁面板ブロック施工方法 - Google Patents

壁面板ブロック施工方法

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JP3157919B2 JP25151492A JP25151492A JP3157919B2 JP 3157919 B2 JP3157919 B2 JP 3157919B2 JP 25151492 A JP25151492 A JP 25151492A JP 25151492 A JP25151492 A JP 25151492A JP 3157919 B2 JP3157919 B2 JP 3157919B2
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美文 光成
治郎 岡本
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  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
  • Retaining Walls (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、古い既設擁壁面の化
粧、リフレッシュ、補強、及び環境整備等を目的とする
壁面板ブロックの施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】のり面保護を目的とした躯体コンクリー
ト面等では、長い年月の間に表面が酸化や還元を受け、
凹凸やひび割れが生じたり、そのことにより雑草、苔が
生えて景観を損ねている場合もしばしば見られる。ま
た、それが更に進展して法面強度が大幅に低下している
例もみられる。このような場合壁面の化粧をし直した
り、リフレッシュする必要がある。また、近年環境に対
する関心が高まるにつれて、施工擁壁面に対しても自然
景観に相応しいものが要求されるようになった。
【0003】擁壁面等のリフレッシュに対しては、従来
より古い擁壁面を覆うべく新たなコンクリートを表面に
打設するとか、表面のコンクリートを取り除き、新たに
コンクリートを打設したり、コンクリート板張りを表面
に施していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のこのような手段
は、手間と時間がかかり、また、表面に張ったコンクリ
ートの強度が得られなかったり、層間剥離等により耐久
性が得られないといった難点を有している。更に、外観
的にも見映えのするものではなかった。本発明は上記の
ような従来の課題を解決すると共に、新たに設けられる
擁壁の躯体コンクリート面に対しても手軽に自然景観に
マッチする擁壁面を形成することの可能な壁面板ブロッ
ク施工方法を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を下記のような
施工方法とすることによって解決した。すなわち、垂直
又は勾配のある躯体コンクリート面に対して、壁面板ブ
ロック1の受け部材2を設け、壁面板ブロック1をこの
受け部材2に載せて躯体コンクリート壁面へ当て、上縁
付近を躯体コンクリート10に固定しながら順次施工する
ことを特徴とする壁面板ブロックの施工方法である。
【0006】この施工方法におけるより詳細な態様は、
壁面板ブロック1の少なくとも上縁付近に設けた取付穴
1aに対応する位置の躯体コンクリート面に対してアンカ
ーボルト3を取付け、壁面板ブロック1を上記の受け部
材2で支えながら取付穴1aをアンカーボルトに当てて挿
通し、ボルト止めすると共に取付穴1aにモルタル充填し
ながら順次施工することを特徴とするものである。
【0007】面板ブロック1の上縁付近に設けたアン
カー1bと一体の調節固定金具4を取付け位置調節可能に
設置すべく躯体コンクリート面に取付けボルト5を埋設
し、壁面板ブロック1を上記の受け部材2で支えた状態
で調節固定金具4を取付けボルト5に対して調整固定し
ながら順次施工する壁面板ブロック施工方法も可能であ
る。
【0008】
【作用】このような本発明の施工方法によると、受け部
材2に壁面板ブロック1を載せて躯体コンクリート壁面
へ立てかけるだけで壁面へ張る作業が完了する。後は適
宜躯体コンクリート面に設けられたアンカーボルト3に
壁面板ブロック1の上縁付近を固定する等の作業だけで
堅固な擁壁面の化粧、リフレッシュ、補強等がなされ得
る。
【0009】ボルト止めに用いられた取付穴1aは、モル
タル充填することによって隠され、他のコンクリート面
となんら変わりない面が形成される。壁面板ブロック1
の表面に擬石模様等を施しておくと、自然景観に相応し
い擁壁面となる。更に、躯体コンクリート面に対して取
付ける壁面板ブロック1と取付けボルト5の間に上下又
は壁面との間隔差が生じたときは、調節固定金具4によ
って、適宜その間隔を調整することができる。また、駆
体コンクリート面と壁面板ブロックの間隙に対してモル
タル充填することで強固な一体構造となる。
【0010】
【実施例】以下図面によって本発明を詳細に説明する。
図1は本発明の実施例によって施工された擁壁表面の要
部拡大断面図である。躯体コンクリート10面はこの例で
は勾配があるが、垂直であってもかまわない。まず、躯
体コンクリート面に対してアングル状の受け部材2を横
方向に壁面板ブロック1の横幅間隔でボルト6で固定し
た。受け部材2は長尺のものでも構わない。躯体コンク
リート10面には更に壁面板ブロック1の一個当たり複数
本のアンカーボルト3を立設している。アンカーボルト
3は異型差筋アンカーが用いられており、壁面板ブロッ
ク1が1000×1000×120mmサイズの場合で3本宛基部を
埋設して立設している。壁面板ブロック1の大きさによ
って設置本数を変えれば良い。アンカーボルト3の頭部
は擁壁表面の凹凸や壁面板ブロック1の厚みによって余
長がでるが、現地でガス切断するとよい。
【0011】壁面板ブロック1は上下に凹凸継手1c,1d
があり、左右には段継手が設けられている。したがっ
て、上下方向には凹凸継手でずれることがなく、横方向
へは段継手で順次前から倒して行くだけで重ね継ぎがで
き、簡単かつ安全な施工ができる。この壁面板ブロック
1は前記受け部材2に載せて躯体コンクリート壁面へ当
て、躯体コンクリート10に固定しながら順次施工するた
めに、上縁付近に取付穴1aがあり、これは前記躯体コン
クリート面に対して設けられたアンカーボルト3に対応
する位置に表面側が大径の段付きで貫通している。
【0012】躯体コンクリート10面の表面の凹凸を調整
するために受け部材2に隙間調整用くさび7aを配置し、
上部にも必要なら隙間調整用くさび7bを配置してその間
にコンクリート又はモルタル8を充填している。このよ
うな状態で壁面板ブロック1を受け部材2で支えながら
取付穴1aをアンカーボルト3に当てて挿通し、ナット3a
で止めている。更に、取付穴1aにモルタルを充填しなが
ら順次施工した。このようにして施工された擁壁の様子
を図2,3に示した。表面の多数の擬石模様によって自
然景観によく合う石積み様の擁壁が形成されている。
【0013】4は上下の壁面板ブロック1,1間の様
子を示す拡大側面図である。壁面板ブロック1の上縁付
近に設けたアンカー1bと一体の調節固定金具4は上端部
が鉤状に曲がっており、躯体コンクリート面に取付けボ
ルト5によって上下動可能に取付けられたブラケット金
具4aに対してねじ止めしている。壁面板ブロック1の取
付け位置調節は、取付けボルト5によるブラケット金具
4aの上下調節固定と、このブラケット金具4aに対する調
節固定金具4の上端鉤部のねじ4bによる前後調節固定に
よる。
【0014】また、図5は天端の様子を示す要部拡大側
面図である。擁壁の天端では天端面に垂直方向に取付け
ボルト5を埋設し、それによって先部が傾斜面に添うよ
うに曲げられたブラケット金具4aを固定し、これに対し
て、壁面板ブロック1の調節固定金具4をねじ4bによっ
て上下調節しながら固定している。
【0015】
【発明の効果】本発明によって、手間と施工時間がかか
らずに、表面に張ったコンクリートの強度が大な擁壁面
を形成することができる。古い既設擁壁面の化粧、リフ
レッシュ、補強等が手軽にでき、新たに設けられる擁壁
の躯体コンクリート面に対しても、外観的に見映えのす
る、自然景観にマッチした擁壁面を形成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によって施工された擁壁表面の
要部拡大断面図である。
【図2】本発明の方法による施工擁壁の側面図である。
【図3】同正面図である。
【図4】他の実施例における上下の壁面板ブロック間の
様子を示す拡大部分断面側面図である。
【図5】天端の様子を示す要部拡大部分断面側面図であ
る。
【符号の説明】
1 壁面板ブロック 1a 取付穴 2 受け部材 3 アンカーボルト 4 調節固定金具 5 取付けボルト 7 隙間調整用くさび 8 モルタル 10 躯体コンクリート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02D 29/02 E02D 17/20 103 E02B 3/14 301

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直又は勾配のある躯体コンクリート面
    に対して、壁面板ブロック1の受け部材2を設け、壁面
    板ブロック1を該受け部材2に載せて躯体コンクリート
    壁面へ当て、壁面板ブロック1の少なくとも上縁付近に
    設けた取付穴1aに対応する位置の躯体コンクリート面に
    対してアンカーボルト3を取付け、壁面板ブロック1を
    前記受け部材2で支えながら取付穴1aをアンカーボルト
    に当てて挿通し、ボルト止めすると共に取付穴1aにモル
    タル充填しながら順次施工することを特徴とする壁面板
    ブロック施工方法。
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