JP3157357B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP3157357B2 JP16596293A JP16596293A JP3157357B2 JP 3157357 B2 JP3157357 B2 JP 3157357B2 JP 16596293 A JP16596293 A JP 16596293A JP 16596293 A JP16596293 A JP 16596293A JP 3157357 B2 JP3157357 B2 JP 3157357B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置に係り、と
くに、半導体基板主面に形成された溝構造の素子分離領
域に関するものである。
【0002】
【従来の技術】素子分離技術は、半導体装置の製造にお
いて重要な技術の1つである。半導体装置の高集積化、
微細化が進むに連れて素子間の分離は益々困難になって
きている。集積度を上げるには、素子分離寸法をいかに
して縮めるかが重要な課題であり、従来から知られてい
るLOCOS法では限界がある。この限界を越えるため
に、間口は狭いが、深い溝(トレンチ)を半導体基板主
面に形成しておき、そのトレンチをSiO2 又はSiO
2 とポリシリコンとで埋めるトレンチ型埋込み素子分離
構造(以下、埋込み素子分離という)が提案されてい
る。この構造は、素子間の距離を深さ方向に持たせてパ
ンチスルー問題及び寄生MOSトランジスタの影響を減
少させることができる。
【0003】従来技術の半導体装置における埋込み素子
分離の製造工程とその構造を図9〜図13を参照して説
明する。まず、図9に示すように、P型シリコン半導体
基板1主面に熱酸化法により薄い酸化膜2を形成し、そ
の上に、Si3 4 膜からなる絶縁膜3を形成する。つ
いで、写真蝕刻法を用いてフォトレジスト膜(図示せ
ず)をマスクにRIE(Reactive Ion Etching)によ
り、後に素子分離領域となる部分のSi3 4 膜3及び
酸化膜2を選択的に除去する。次に、図10に示すよう
に、このように選択的にエッチングされ所定のパターン
が形成されたSi34 膜3をマスクにしてRIEなど
の異方性エッチングなどによりその下の半導体基板1に
所定の深さのトレンチ4を形成する。この時、トレンチ
4の深さは素子分離幅に関係なく一様となっている。次
に、図11に示すように、半導体基板1を熱酸化して露
出したトレンチ4内側壁に酸化膜5を形成する。続い
て、P型不純物をトレンチ4内部にイオン注入して少な
くともトレンチ4の底面に半導体基板1と同じ導電型で
比較的高濃度のP型不純物拡散領域をチャネルストッパ
ー領域6として形成する。このチャネルストッパー6
は、半導体基板1内に形成されるN型不純物拡散領域間
のパンチスルー、寄生MOSトランジスタの反転を抑制
するために設けられている。
【0004】その上にCVD(Chemical Vapor Deposit
ion )によりSiO2 からなる絶縁膜7をほぼトレンチ
4の深さに相当する厚さを形成する。次ぎに、絶縁膜7
をエッチバックする。即ち、図12に示すように、機械
的研磨もしくはRIEなどのエッチングにより、SiO
2 絶縁膜7をSi3 4 絶縁膜3が露出するまで上部よ
り平坦にエッチングしてトレンチ4にSiO2 絶縁膜7
を埋込む構造を形成する。この絶縁膜7の堆積厚さは、
ほぼトレンチ4の半導体基板1主面からの深さに相当し
ている。この堆積厚さがこのトレンチ4の深さより浅い
と、図の右寄りに形成されたトレンチ4の幅の広い領域
では、トレンチ4の縁まで絶縁膜7が届かないので、こ
の絶縁膜7は、トレンチ4内を完全に満す事ができな
い。Si34 絶縁膜3は、SiO2 絶縁膜7のエッチ
ングに対する自己整合的なストッパーとして働くように
エッチング条件が選ばれる。次に、図13に示すよう
に、Si3 4 絶縁膜3をCDE(Chmical Dry Etchin
g )により除去し、続いて、Si3 4 膜3の下に有る
薄い酸化膜102をフッ酸系溶液で除去して半導体基板
1の主面を露出させる。この露出した半導体基板1の表
面部分を素子領域とし、この領域にMOSトランジスタ
等の素子を形成するのが従来の技術である。図13で
は、例えば、イオン注入法により露出した半導体基板1
主面の表面領域に半導体基板1とは逆導電型の不純物拡
散領域8を形成し、そこに、メモリやロジックなどの集
積回路を構成するMOSトランジスタなどの素子を形成
している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
半導体基板表面に形成したトレンチ内に絶縁膜を充填し
て成る従来の埋込み素子分離では、素子分離幅に関係な
くトレンチの半導体基板表面からの深さは一様であっ
た。また、その深さは、素子分離特性を確保することが
困難な最小の素子分離幅領域において必要な深さと同じ
になっていた。さらに、付け加えるならその深さは、半
導体基板のチャネルストッパー不純物の一般的濃度から
0.5μm以下の最小素子分離領域では、その半導体基
板内に形成された基板とは逆導電型の不純物拡散領域間
のパンチスルー電圧が、その半導体基板内に基板とは逆
導電型の不純物拡散領域間に生じる寄生MOSトランジ
スタの反転電圧を下回っているので、前記パンチスルー
電圧により制限されていた。即ち、素子分離幅が小さい
領域では、パンチスルー電圧に耐え得る最浅の深さを確
保しなければならない。この領域においてトレンチがこ
の最浅の深さより、浅ければパンチスルーに耐えられな
いが、この深さにするかこれより深くすれば十分耐圧が
得られる。一方、トレンチのどの部分も同じ深さである
結果、素子分離幅が大きい領域では、素子分離特性に関
係なく必要以上の深さであるので基板強度が問題となっ
ていた。
【0006】また、このトレンチを絶縁材料で平坦に埋
込む必要性から、その領域の素子分離特性に関係なく、
トレンチ深さを深くする必要のない領域でも埋込み材料
の形成膜厚を必要以上に厚くしなければならなかった。
そのため後工程の埋込み材料の平坦化処理でのエッチバ
ック量を不必要に増大することとなり、一連の工程時間
の増加および加工精度の悪化を招いていた。ここで埋込
み材料の形成膜厚を必要以上に厚くしなければならない
ということは、素子分離幅が大きい領域における隣接す
る半導体基板表面の素子領域と最終的に形成される素子
分離領域に埋込まれた埋込み材料の表面とは一連の平坦
な面を成すようにするため、トレンチ形成後に半導体基
板表面に形成される埋込み材料の膜厚は、最低でもトレ
ンチ深さより厚くしなければならないことを指してい
る。本発明は、このような事情によりなされたものであ
り、半導体基板主面に形成された新規なトレンチ構造及
びこのトレンチに埋込み材料を充填して素子分離領域を
形成した半導体基板主面の精度の高い平坦化構造を容易
に実現する工程を提供することを目的にしている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、半導体基板に
形成された任意の幅のトレンチと、このトレンチに埋設
された絶縁物とから形成された埋込み素子分離を有する
半導体装置において、任意の幅のトレンチのそれぞれの
深さが、必要とされる素子分離特性を最低限確保できる
ように、そのトレンチ幅に対応した適切な深さとなるよ
うに、トレンチ幅の広い領域で浅く、狭い領域では深く
形成することを特徴としている。すなわち、本発明の半
導体装置は、半導体基板と、前記半導体基板主面に形成
された溝構造の素子分離領域と、前記半導体基板主面に
形成され、前記素子分離領域に囲まれた少なくとも1つ
の素子領域とを備え、前記溝の前記半導体基板主面から
その底面までの深さは、前記素子領域間の中心線に直交
し、前記素子領域の互いに向い合う辺の間を結ぶ線の長
さが所定の長さより大きい領域では一定の深さであり、
この所定の長さより小さい領域では、一定であり、且
つ、その値は、前記所定の長さより大きい領域の前記一
定の深さより深いことを特徴としている。
【0008】前記所定の長さは、前記溝の前記半導体基
板主面からその底面までの深さが、前記素子領域間の中
心線に直交し、前記素子領域の互いに向い合う辺の間を
結ぶ線の長さの2分の1を境界点とするその境界点と等
しいかそれより小さいようにしても良い。前記溝の前記
半導体基板主面からその底面までの深さは、前記素子領
域間の中心線に直交し、前記素子領域の互いに向い合う
辺の間を結ぶ線の長さが前記所定の長さより大きい領域
では前記半導体基板内に形成された前記半導体基板の導
電型とは逆の導電型を有する不純物拡散領域間に生じる
寄生MOSトランジスタの反転電圧によって決定され、
その長さが前記所定の長さより小さい領域では前記不純
物拡散領域間のパンチスルー電圧によって決定されるよ
うにしても良い。前記所定の長さは、前記溝の前記半導
体基板主面からその底面までの深さが前記半導体基板内
に形成された前記半導体基板の導電型とは逆の導電型を
有する不純物拡散領域間に生じる寄生MOSトランジス
タの反転電圧によって決定される領域と、その深さが前
記不純物拡散領域間のパンチスルー電圧によって決定さ
れる領域との境界点における前記素子領域間の中心線に
直交し、、前記素子領域の互いに向い合う辺の間を結ぶ
線の長さと等しくするようにしても良い。
【0009】本発明の半導体装置は、主面を有する半導
体基板を備え、前記半導体基板は、前記主面から内部に
向って延在している複数のトレンチを有し、回路素子を
電気的に絶縁する複数の素子分離領域を有しており、各
回路素子は、隣接するトレンチ間の共通の素子分離領域
に形成され、各トレンチは、トレンチ幅とトレンチ深さ
を有しており、このトレンチ深さは、前記回路素子間の
中心線に直交し前記回路素子の互いに向い合う辺の間を
結ぶ線の長さが0.5μmより長い場合は一定であり、
前記長さが0.5μmより短い場合は前記一定の深さよ
り深くしても良い。
【0010】本発明の半導体装置は、主面を有する半導
体基板を備え、前記半導体基板は、前記主面から内部に
向って延在している複数のトレンチを有し、回路素子を
電気的に絶縁する複数の素子分離領域を有しており、各
回路素子は、隣接するトレンチ間の共通の素子分離領域
に形成され、各トレンチは、トレンチ幅とトレンチ深さ
を有しており、第1の複数のトレンチの各トレンチ深さ
は、前記回路素子間の中心線に直交し前記回路素子の互
いに向い合う辺の間を結ぶ線の長さが0.5μmより長
い場合は第1の一定の深さであり、第2の複数のトレン
チの各トレンチ深さは、前記回路素子間の中心線に直交
し前記回路素子の互いに向い合う辺の間を結ぶ線の長さ
が0.5μmより短い場合は第2の一定の深さであり、
この第2の一定の深さは、前記第1の一定の深さより深
いことを特徴としている。
【0011】
【作用】半導体基板に任意の領域をその素子分離特性に
適合した深さに調整したトレンチを適宜形成して基板強
度を高くすることができると共に、このトレンチに埋込
み材を充填して素子分離領域を形成した半導体基板主面
の精度の高い平坦化構造を容易に実現する。さらに、前
記素子領域間の中心線に直交し、前記素子領域の互いに
向い合う辺の間を結ぶ線の長さ(以下、トレンチ幅とい
う)が狭い領域での最浅の前記トレンチの前記半導体基
板主面からその底面までの深さ(以下、トレンチ深さと
いう)が半導体基板内に形成された半導体基板の導電型
とは逆の導電型を有する拡散領域間のパンチスルー電圧
(以下、パンチスルー電圧(Vpt)という)から決定さ
れる。特にトレンチの下に位置する基板濃度に、トレン
チ幅の如何で相違が無く、同電圧の耐圧を確保しようと
する場合、寄生MOSトランジスタの反転電圧(以下、
反転電圧(Vtf)という)から決定されるトレンチ深さ
は、パンチスルー電圧から決定されるトレンチ深さより
一般的に浅くなるため上記のトレンチ幅とトレンチ深さ
の相関が適切となる。このような条件において、以下の
ように、半導体基板表面の隣接する素子領域と最終的に
形成される素子分離領域に埋込まれた埋込み材の表面と
は一連の平坦な面を成すようにする必要がある。
【0012】図7及び図8を用いて本発明の作用をさら
に説明する。図7は、半導体基板1主面の平面図であ
り、図8は、図7のB−B′部の断面図である。トレン
チ4の深さDは、半導体基板1の主面から半導体基板1
内部のトレンチ4の底部までの距離であり、トレンチ幅
Wは、隣接する素子領域10間の中心線11に直交する
し、この素子領域10の向い合う辺の間を結ぶ線12で
示される前記素子領域間の距離を表わしている。半導体
基板1の主面に形成されたトレンチ4の全領域において
隣接する素子領域10と最終的に埋込まれた素子分離領
域の埋込み材7の上部表面71とが一連の平面をなすよ
うにするため、トレンチ4形成後の半導体基板1表面に
形成する埋込み材7の膜厚は、トレンチ深さDとトレン
チ幅W(W1 、W2 )の比(アスペクト比)が0.5以
下の広い幅のトレンチ領域に於ける最大深さに適合させ
るのが平坦化の精度や、工程の削減、省力化などから最
適となる。そのために半導体基板1表面に形成する埋込
み材は、膜厚73を選択するのが最適である。即ち、埋
込み材7の形成時点において、埋込み材7の膜厚は、任
意の幅のどのトレンチ4においてもそのトレンチ4の深
さよりまず厚くなければならないことと、埋込み材7を
トレンチ4内部のみに残すように突出した埋込み材7を
除去するエッチバック工程において、エッチバック精
度、エッチバック時間の削減から埋込み材7形成時の膜
厚を最浅の膜厚にすることが効率的であるからである。
【0013】図において、トレンチ4のアスペクト比が
0.5以上の領域41は、埋込み材形成膜厚がトレンチ
深さ以下でもトレンチに平坦に埋め込まれる。トレンチ
4のアスペクト比が0.5以下の領域42では、埋込み
材形成膜厚72がトレンチ深さDより浅くなると、その
中央に段差が生じてしまう。逆に埋込み材膜厚74を必
要以上に厚くすると工程時間の増加やエッチバック精度
の悪化を招く。アスペクト比が0.5以下のトレンチ幅
の大きい領域において、トレンチ幅に対応してトレンチ
深さを異なるようにすると、最大深さ以外のトレンチで
は埋込み材を堆積するときから既に、埋込み材が隣接す
る素子領域より高くなることにより、エッチバックの精
度を悪化させる要因となる。従って、本発明は、さらに
前記パンチスルー電圧から決定されるトレンチ深さが半
導体基板内の前記反転電圧から決定されるトレンチ深さ
と同一となる境界点において、トレンチ深さがトレンチ
幅の2分の1以上であるときは、そのトレンチ深さを前
記反転電圧から決定される一様のトレンチ深さとし、前
記境界点で、トレンチ深さがトレンチ幅の2分の1以下
の関係にあるときは、そのトレンチ幅以上のトレンチの
深さをこの境界点のパンチスルー電圧から決定される一
様のトレンチ深さとすることで、アスペクト比が0.5
以下のトレンチ幅の大きい領域では必要最大深さに統一
することになり、埋込み材の平坦化形状のばらつきを抑
制することができる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1乃至図4を参照して第1の実施例を説明す
る。図は、P型シリコン半導体基板内部に形成されたN
型不純物拡散領域間の素子分離状態を示す半導体装置の
断面図である。比抵抗1〜2ΩcmのP型シリコン半導
体基板1主面に熱酸化法により薄い酸化膜を形成し、そ
の上に、例えば、Si3 4 膜からなる絶縁膜を形成す
る。本発明では、勿論N型シリコン半導体基板を用いる
こともできるし、シリコン以外の周知の半導体を用いる
ことができる。ついで、写真蝕刻法を用いてフォトレジ
スト膜をマスクに、例えば、RIEにより素子分離領域
となる部分のSi3 4 膜及び薄い酸化膜(SiO
2 膜)を選択的に除去する。次に、このように選択的に
エッチングされ所定のパターンが形成されたSi3 4
膜をマスクにしてRIEなどの異方性エッチングなどに
よりその下の半導体基板1に所定の深さのトレンチ4を
形成する。このときのSi3 4 膜厚は200nm、S
iO2 膜厚は30nmである。また、半導体基板1にト
レンチ4を形成するRIE条件は、エッチングガスHB
r、ガス流量100sccm、圧力20mtorr、電力500
Wとした。前記RIEの条件は、トレンチ幅4μmにお
いてトレンチ深さが0.3μmとなるようにエッチング
時間を設定した。
【0015】このようなRIE条件を設定することによ
りトレンチ幅約1μmを境にして、それ以下では、自動
的にトレンチ幅に反比例してトレンチを深くすることが
できる。このトレンチ幅と形成されるトレンチ深さの関
係を図4の実線Eに示す。図1に記載の断面構造に示さ
れたトレンチ幅とトレンチ深さの関係はこれに一致して
いる。トレンチを形成する第1の方法としては、まず、
半導体基板にマスクを施してトレンチ幅の広い領域をR
IEによりエッチングする。次に、このマスクを外して
別のマスクパターンを有するマスクで前記トレンチ幅の
広い領域を被覆する。そして、今度はトレンチ幅の狭い
領域をRIEエッチングする。トレンチ形成領域全体を
トレンチ幅の広い領域の深さにエッチングを行い、つい
で、トレンチ幅の広い領域をマスクしてトレンチ幅の狭
い領域をさらに深くエッチングすることもできる。この
方法は、後述する第3の実施例に適している。第2の方
法としては、マスクの形成を途中で行わないで前述のよ
うに自動的にトレンチ深さを変える方法が有る。これ
は、ガスの種類、ガス圧、電力、基板温度などRIE条
件を整える事により、トレンチ幅約0.8〜1μm程度
を境にして、それ以下では自動的にトレンチ幅を狭くす
るにしたがってトレンチ深さを大きくすることができ
る。これは、トレンチ深さを連続的に変化させる場合に
有利である。
【0016】次ぎに、半導体基板1を熱酸化して露出し
たトレンチ4内側壁に酸化膜5を形成する。続いて、P
型不純物(ボロン)をトレンチ4内部にイオン注入して
少なくともトレンチ4の底面に半導体基板1と同じ導電
型で比較的高濃度のP型不純物拡散領域をチャネルスト
ッパー領域6として形成する。トレンチ4の底面にP型
不純物のボロンをドーズ量3×1013cm-2、加速電圧
100keVの条件によるイオン注入と、それに続くN
2 雰囲気、1000℃、3時間の高温熱処理により不純
物濃度1×1017cm-3のP型高濃度不純物拡散領域6
のチャネルストッパーが形成される。このチャネルスト
ッパーは、半導体基板1内に形成されるN型不純物拡散
領域間のパンチスルー、寄生MOSトランジスタの反転
を抑制するために設けられている。その上にCVDによ
り、例えば、SiO2 からなる絶縁膜7をほぼトレンチ
4の深さに相当する厚さを形成する。次に、この絶縁膜
をエッチバックする。機械的研磨もしくはRIEなどの
エッチングにより、SiO2 絶縁膜をSi3 4 絶縁膜
が露出するまで上部より平坦にエッチングしてトレンチ
4にSiO2 絶縁膜7を埋込む構造を形成する。この絶
縁膜7の半導体基板1上への堆積厚さは、ほぼトレンチ
4の半導体基板1主面から底面までの深さに相当してい
る。
【0017】この堆積厚さがこのトレンチ4の深さより
浅いと、図の右側寄りに形成されたトレンチ4の幅の広
い領域では、トレンチ4の縁まで絶縁膜が届かないの
で、この絶縁膜は、トレンチ4内を完全に満す事ができ
ない。Si3 4 絶縁膜はSiO2 絶縁膜のエッチング
に対する自己整合的なストッパーとして働くようにエッ
チング条件が選ばれる。次に、Si3 4 絶縁膜をCD
Eにより除去し、つづいて、Si3 4 膜の下に有る薄
い酸化膜をフッ酸系溶液で除去して半導体基板1の主面
を露出させる。この露出した半導体基板1の表面部分を
素子領域とし、この領域にMOSトランジスタ等の素子
を形成する。例えば、イオン注入法により露出した半導
体基板1主面の表面領域にN型不純物拡散領域8を形成
し、そこにメモリやロジックなどの集積回路を構成する
MOSトランジスタなどの素子を形成する。SiO2
7がトレンチ4に充填されてから、埋込まれたSiO2
膜7をマスクにして自己整合的に不純物をイオン注入
し、熱拡散を行ってN不純物拡散領域8を形成する。
不純物拡散領域8の形成用イオン注入条件は、不純
物As、ドーズ量5×1015cm-2、加速電圧50ke
Vである。
【0018】この実施例での埋込み材7は減圧下でのC
VD法によるSiO2 膜からなり、その厚さは、トレン
チ幅の大きい領域でのトレンチ深さに合わせ、約0.3
5μmでよい。これはトレンチ深さがトレンチ幅の2分
の1となる領域よりトレンチ幅の狭い領域では、トレン
チ4の側面から成長する埋込み材7が中央で合わさるこ
とにより、トレンチ深さに関係なく埋込み材7の膜厚で
一律に埋め込まれてしまうからである。これを、例え
ば、機械的研磨法により上からエッチバックし、Si3
4 膜表面で自己整合的に研磨を停止してトレンチ4内
部にのみ表面が平坦で、ほぼ隣接する素子領域のシリコ
ン半導体基板1表面と一連のフラットな表面を成すよう
に残存させる。この時の機械的研磨条件は、埋込み材7
であるSiO2 膜の研磨を対象としたものであり、Si
3 4 膜に対しては研磨速度が極めて小さくなるように
設定されている。その後、Si3 4 膜はCDEにより
選択的に除去され、その下のSiO2 膜はNH4 F溶液
により剥離される。その後、先のイオン注入条件で露出
したシリコン半導体基板1表面にN不純物拡散領域8
を形成する。そして、その前後に周知の方法によりゲー
ト電極の形成、層間絶縁膜の形成、電極引き出し用コン
タクト孔の開口、電極引き出し用配線の形成などを行っ
て半導体装置が形成される。
【0019】なお、N不純物拡散領域8形成用のイオ
ン注入を行う際、イオン注入によりシリコン半導体基板
1表面に発生する結晶の乱れを防止するため、SiO2
膜を介してイオン注入する方法もあり、必要に応じて、
イオン注入以前にSiO2 膜の形成を行うこともでき
る。図2に素子分離領域の寄生MOSトランジスタの反
転電圧(Vtf)と半導体基板に形成されたトレンチの深
さ(D)との関係を示す特性図を記載する。縦軸に反転
電圧Vtf(V)を示し、横軸にトレンチ深さD(μm)
を示す。素子分離領域の寄生MOSトランジスタの反転
電圧Vtfは、トレンチ深さDと半導体基板中の不純物濃
度、とくに、埋込み材7が埋め込まれている領域の直下
の半導体基板界面のP型不純物拡散領域6の不純物濃度
で決まる。この実施例の半導体基板中の不純物濃度にお
けるそのトレンチ深さとの関係は、図に示す通りであ
り、反転電圧Vtfは、トレンチ深さDに比例している。
【0020】図3にP型半導体基板内に形成されたN型
不純物拡散領域間のパンチスルー電圧(Vpt)と半導体
基板に形成されたトレンチの幅(W)との関係を示す特
性図を記載する。縦軸は、パンチスルー電圧Vpt(V)
を示し、横軸は、トレンチ幅W(μm)を示す。P型シ
リコン半導体基板内に形成されたN型不純物拡散領域8
間のパンチスルー電圧Vptは、トレンチ深さD、トレン
チ幅W、半導体基板中の不純物濃度、とくに、埋込み材
が埋め込まれている直下の半導体基板界面のP型不純物
拡散領域6の不純物濃度で決まる。この実施例の半導体
基板中の不純物濃度におけるそのトレンチ幅との関係
は、図に示す通りであり、パンチスルー電圧Vptは、各
トレンチ深さD毎にトレンチ幅Wに比例している。この
実施例は、どのトレンチ幅においても反転電圧Vtf、パ
ンチスルー電圧Vptとも20V以上が満たされるように
トレンチ深さが選ばれている。
【0021】図4に、本実施例で用いた半導体基板の不
純物濃度における図2及び図3から求められた反転電圧
Vtfが20Vとなる場合のトレンチ深さ(W=0.3μ
m)を一点鎖線Bで示し、パンチスルー電圧Vptが20
Vとなるトレンチ深さDとトレンチ幅Wとの関係を点線
Cで示す。トレンチ幅0.5μmを境にしてトレンチ幅
の広い領域では反転電圧Vtfでトレンチ深さDが律則さ
れ、トレンチ幅Wの狭い領域ではパンチスルー電圧Vpt
でトレンチ深さDが律則されることがわかる。この境界
点を、以後、律則項目変更点Rという。この実施例で
は、Vpt、Vtfとも20V以上が満たされるような任意
のトレンチ幅Wでのトレンチ深さDの領域とは図中の斜
線で示す領域Aとなる。実線Eで示すトレンチ深さDと
トレンチ幅Wの関係は、トレンチ幅Wが広い領域ではト
レンチ深さDが0.3μmに設定され、トレンチ幅Wが
4.0μm付近から減少するにつれてトレンチ深さDが
深くなるように設定されており、どのトレンチ幅におい
てもトレンチ深さが領域Aに入るように設定されてい
る。この実施例では律則項目変更点Rは、トレンチ深さ
Dがトレンチ幅Wの2分の1となる境界点よりトレンチ
幅の狭い領域に位置している。任意のトレンチ幅の境界
点(D/W=0.5の点)は、2点鎖線Fで示される。
実線Eにしたがってトレンチ形成を行っても良いが、ト
レンチ幅Wが広い領域では、トレンチ深さDが0.3μ
mに設定し、トレンチ幅がそれより狭い領域では、パン
チスルー電圧Vptが20Vの点線Cで示すラインに沿っ
て設定し、この設定にしたがってトレンチ形成を行って
も良い。すなわち、領域Aの境界に沿って設定するもの
である。ここで、両設定の接点は、図に示す律則項目変
更点Rにある。
【0022】次いで、図5を参照して第2の実施例を説
明する。図は、トレンチ幅Wとトレンチ深さDの関係を
示す特性図である。この実施例の断面構造、製造工程の
詳細は第1の実施例にほぼ同じであるので断面図及び詳
細な説明は省く。第1の実施例と異なる点はトレンチの
底面に形成するP型高濃度不純物拡散領域(チャネルス
トッパー)6の形成工程にある。ボロン(B)、ドーズ
量6×1013cm-2、加速電圧100keVの条件でイ
オン注入を行い、続いて、N2 雰囲気、1000℃及び
3時間の高温熱処理により不純物濃度2×1017cm-3
に設定されたチャネルストッパーを形成する。この不純
物濃度は、第1の実施例より増大している。したがっ
て、反転電圧Vtf及びパンチスルー電圧Vptとも20V
を確保する最低トレンチ深さDが第1の実施例より浅い
ほうに移動しているが、Vpth よりVtfの変動値のほう
が大きいため律則項目変更点Rは、トレンチ深さDがト
レンチ幅Wの2分の1となる境界点よりトレンチ幅Wの
広い領域に位置する。また、これに伴い前記広い領域で
のトレンチ深さは、Vtfを最低限確保する0.15μm
ではなく、トレンチ深さがトレンチ幅の2分の1となる
境界でのVpt=20Vで律則されるほぼ0.25μm
に設定してある。即ち、実線Gにしたがってトレンチ形
成が実施される。この実施例での埋込み材の形成膜厚は
0.25μmとなる。
【0023】次いで、図6を参照して第3の実施例を説
明する。図は、トレンチ幅Wとトレンチ深さDの関係を
示す特性図である。この実施例の断面構造、製造工程の
詳細は第1の実施例にほぼ同じであるので断面図及び詳
細な説明は省く。第1の実施例及び第2の実施例と異な
る点はトレンチの形成方法にある。すなわち、シリコン
半導体基板のRIE条件が、トレンチ幅に関係なく一定
深さが確保できることにあり、したがって、一定のエッ
チング速度でRIEを実施することができる。さらに、
フォトレジストなどによるマスキングと二度の異なるシ
リコン半導体基板のRIE工程を組み合わせることによ
りトレンチ幅0.5μmの境界点(トレンチ深さがトレ
ンチ幅の2分の1となる境界でのVpt=20Vで律則さ
れる点)を境に、それよりトレンチ幅の狭い領域とそれ
より広い領域でそれぞれ別々にエッチングを行う。ここ
では、トレンチ深さDをトレンチ幅Wに応じて変動させ
るのではなく、先の境界点を境に二種類の深さにしてい
る。このときのトレンチ幅0.5μm以下でのトレンチ
深さは、この半導体装置の最小デザインルール(最小ト
レンチ幅)0.3μmでのVpt=20Vで律則されるト
レンチ深さ0.35μmに設定する。トレンチ幅0.5
μm以上では、トレンチ深さが、トレンチ幅の2分の1
となる境界点でのVpt=20Vで律則されるトレンチ
深さ0.25μmに設定してある。即ち、実線Hにした
がってトレンチ形成が行われる。この実施例での埋込み
材の形成膜厚は0.25μmとなる。
【0024】前述のようにトレンチ深さがトレンチ幅の
2分の1となる境界点よりトレンチ幅の広い領域では、
平坦化のために必要な埋込み材形成膜厚はトレンチ深さ
によって決まる。第1の実施例では、律則項目変更点が
この境界点よりトレンチ幅の狭い領域側に位置するの
で、トレンチ深さは、この境界点よりトレンチ幅の狭い
領域からトレンチ幅の広い領域に渡って一律に、反転電
圧Vtfで決定される最少のトレンチ深さに設定できる。
【0025】第2の実施例では、律則項目変更点が前記
境界点よりトレンチ幅の広い領域側に位置するので、ト
レンチ幅の広い領域のトレンチ深さを反転電圧Vtfから
決定される最小深さに設定しても、埋込み材の形成膜厚
は、前記境界点のパンチスルー電圧Vptで決定されるト
レンチ深さを埋込むだけの厚さが必要となり、その点で
のトレンチ深さ分以上には形成時間、研磨時間の短縮や
研磨精度の向上には寄与しない。従って、このような場
合には、トレンチ幅の広い領域のトレンチ深さは、前記
境界点でのパンチスルー電圧Vptで決定されるトレンチ
深さに、一律に一致させるほうが、この広いトレンチ領
域の埋込み材形成時での凸状態を回避することができ、
逆に平坦化の精度を悪化させずにすむメリットがある。
また、第1の実施例や第2の実施例のようなトレンチ幅
を狭くするに応じてトレンチ深さを徐々に深くする特殊
な条件によるシリコン半導体基板のRIEをしなくて
も、第3の実施例のようにトレンチ深さが前記境界点よ
りトレンチ幅の広い領域を、その境界点でのパンチスル
ー電圧(Vpt)で決定される一律の浅いトレンチ深さと
し、その境界より狭い領域を、その半導体装置で用いら
れる最小トレンチ幅でのパンチスルー電圧Vptで決定さ
れる一律の深いトレンチ深さにする構造でも上記に示す
ような効果が認められる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
素子分離特性にあった最適のトレンチを有し、基板強度
の大きい半導体装置を得ることができる。また、埋込み
材料の形成膜厚の平坦化のための最適値は、トレンチ幅
の広い領域でのトレンチ深さだけで決定することができ
る。従って、トレンチ深さに関係なく一律の深さにした
り、或いは、トレンチ幅の広い領域で深くするような従
来のトレンチ構造において必要だった過剰な深いトレン
チへの埋込み材の埋込みが不要となり、埋込み材の形成
時間の短縮や、埋込み材の平坦化のための研磨の量を減
少できることによる研磨時間の短縮、研磨精度の向上が
可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の半導体装置の断面図。
【図2】第1の実施例のトレンチ深さの反転電圧依存性
を示す特性図。
【図3】第1の実施例のトレンチ深さのパンチスルー電
圧依存性を示す特性図。
【図4】第1の実施例を説明するトレンチ幅とトレンチ
深さの関係を示す特性図。
【図5】第2の実施例を説明するトレンチ幅とトレンチ
深さの関係を示す特性図。
【図6】第3の実施例を説明するトレンチ幅とトレンチ
深さの関係を示す特性図。
【図7】本発明を説明する半導体装置の平面図。
【図8】本発明を説明する図7の半導体措置のB−B′
部分の断面図。
【図9】従来の半導体装置の製造工程断面図。
【図10】従来の半導体装置の製造工程断面図。
【図11】従来の半導体装置の製造工程断面図。
【図12】従来の半導体装置の製造工程断面図。
【図13】従来の半導体装置の製造工程断面図。
【符号の説明】
1 半導体基板(P型シリコン半導体基板) 2 熱酸化膜 3 Si3 4 膜 4 トレンチ(素子分離領域) 5 トレンチ側壁の熱酸化膜 6 チャネルストッパー(P型高濃度不純物
拡散領域) 7 埋込み材 8 逆導電型不純物拡散領域(N型不純物拡
散領域) 10 素子領域 11 素子領域間の中心線 12 中心線に直交する素子領域間を結ぶ線 41 トレンチにおけるトレンチ幅の狭い領域 42 トレンチにおけるトレンチ幅の広い領域 71 最終段階での埋込み材の最適形状表面位
置 72、73、74 埋込み材料の形成時点での表面位

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板と、 前記半導体基板主面に形成された溝構造の素子分離領域
    と、 前記半導体基板主面に形成され、前記素子分離領域に囲
    まれた少なくとも1つの素子領域とを備え、 前記溝の前記半導体基板主面からその底面までの深さ
    は、前記素子領域間の中心線に直交し、前記素子領域の
    互いに向い合う辺の間を結ぶ線の長さが所定の長さより
    大きい領域では一定の深さであり、この所定の長さより
    小さい領域では、一定であり、かつ、その値は、前記所
    定の長さより大きい領域の前記一定の深さより深いこと
    を特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記所定の長さは、前記溝の前記半導体
    基板主面からその底面までの深さが、前記素子領域間の
    中心線に直交し、前記素子領域の互いに向い合う辺の間
    を結ぶ線の長さの2分の1を境界点とするその境界点と
    等しいかそれより小さいことを特徴とする請求項1に記
    載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記溝の前記半導体基板主面からその底
    面までの深さは、前記素子領域間の中心線に直交し、前
    記素子領域の互いに向い合う辺の間を結ぶ線の長さが前
    記所定の長さより大きい領域では前記半導体基板内に形
    成された前記半導体基板の導電型とは逆の導電型を有す
    る不純物拡散領域間に生じる寄生MOSトランジスタの
    反転電圧によって決定され、その長さが前記所定の長さ
    より小さい領域では前記不純物拡散領域間のパンチスル
    ー電圧によって決定されることを特徴とする請求項1又
    は請求項2に記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記所定の長さは、前記溝の前記半導体
    基板主面からその底面までの深さが前記半導体基板内に
    形成された前記半導体基板の導電型とは逆の導電型を有
    する不純物拡散領域間に生じる寄生MOSトランジスタ
    の反転電圧によって決定される領域と、その深さが前記
    不純物拡散領域間のパンチスルー電圧によって決定され
    る領域との境界点における前記素子領域間の中心線に直
    交し、前記素子領域の互いに向い合う辺の間を結ぶ線の
    長さと等しくすることを特徴とする請求項1又は請求項
    2に記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 主面を有する半導体基板を備え、 前記半導体基板は、前記主面から内部に向って延在して
    いる複数のトレンチを有し、回路素子を電気的に絶縁す
    る複数の素子分離領域を有しており、各回路素子は、隣
    接するトレンチ間の共通の素子分離領域に形成され、各
    トレンチは、トレンチ幅とトレンチ深さを有しており、
    このトレンチ深さは、前記回路素子間の中心線に直交し
    前記回路素子の互いに向い合う辺の間を結ぶ線の長さが
    0.5μmより長い場合は一定であり、前記長さが0.
    5μmより短い場合は前記一定の深さより深いことを特
    徴とする半導体装置。
  6. 【請求項6】 主面を有する半導体基板を備え、 前記半導体基板は、前記主面から内部に向って延在して
    いる複数のトレンチを有し、回路素子を電気的に絶縁す
    る複数の素子分離領域を有しており、各回路素子は、隣
    接するトレンチ間の共通の素子分離領域に形成され、各
    トレンチは、トレンチ幅とトレンチ深さを有しており、
    第1の複数のトレンチの各トレンチ深さは、前記回路素
    子間の中心線に直交し前記回路素子の互いに向い合う辺
    の間を結ぶ線の長さが0.5μmより長い場合は第1の
    一定の深さであり、第2の複数のトレンチの各トレンチ
    深さは、前記回路素子間の中心線に直交し前記回路素子
    の互いに向い合う辺の間を結ぶ線の長さが0.5μmよ
    り短い場合は第2の一定の深さであり、この第2の一定
    の深さは、前記第1の一定の深さより深いことを特徴と
    する半導体装置。
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