JP3157133B2 - 無軌道車両におけるサロンのテーブル構造およびテーブル天板の支持装置 - Google Patents

無軌道車両におけるサロンのテーブル構造およびテーブル天板の支持装置

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JP3157133B2
JP3157133B2 JP06464098A JP6464098A JP3157133B2 JP 3157133 B2 JP3157133 B2 JP 3157133B2 JP 06464098 A JP06464098 A JP 06464098A JP 6464098 A JP6464098 A JP 6464098A JP 3157133 B2 JP3157133 B2 JP 3157133B2
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安章 山田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は無軌道車両における
サロンのテーブル構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、観光バスなどの比較的大きな無軌
道車両には、図1のように、車両1の後部にテーブル2
を設置して、飲食やカラオケなどを興ずるサロン3を設
けているものがある。前記テーブル2の側方には、後部
座席4が設けてあり、テーブル2の後方には、冷蔵庫や
トイレなどの設備100が設けてある。そのため、前部
の客員等が後部のトイレなどを利用する際には、テーブ
ル2と後部座席4との間を通る必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、無軌道車両
は、道路を走行するものであるから、鉄道車両と異な
り、車体の幅Wが狭く、そのため、テーブル2と後部座
席4との間隔が極めて狭い。したがって、客員がサロン
3内を前後方向に通行する際には、後部座席4に座って
いる客員が一時的に席を立って通行できるようにした
り、あるいは、後部座席4の客員の上を跨ぐようにして
通行するなど、通行しにくいという欠点があった。
【0004】したがって、本発明は無軌道車両のサロン
において、テーブルの側方を通行し易くすることを目的
とする。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
にしたがって説明する。図1〜図7は第1実施形態を示
す。図2に示すように、テーブル2は、支柱5、テーブ
ル下板6およびテーブル天板7を主たる構成部品とす
る。支柱5は、車両の床10に取外し自在に固定されて
支持されており、その上端に、テーブル下板6が固定さ
れている。該テーブル下板6の上には、テーブル天板7
が図1の幅方向Xに移動自在に支持されている。すなわ
ち、テーブル天板7は、テーブル2を使用する図3
(a)の使用位置P1と、通行を許容する図3(b)の
通行許容位置P2との間を幅方向Xにスライド自在とな
っている。したがって、テーブル2の側方には、サロン
内を車両の前後方向に通行する通行スペースSが生まれ
る。
【0006】前記テーブル下板6は、テーブル天板7よ
りも幅方向Xに短い。図3(a)の支柱5の中心C5
は、テーブル天板7の幅方向Xの中心C7に対して偏心
しており、図3(b)のように、テーブル天板7のスラ
イドストロークSWを大きくしてある。
【0007】前記テーブル下板6とテーブル天板7に
は、図2のように、スライド装置8がたとえば4組設け
てある。スライド装置8は、図4(a),(b)のよう
に、テーブル下板6に固定したレール部80とテーブル
天板7にフレーム81を介して取り付けた多数のローラ
(転動体)82とで構成されている。該スライド装置8
によって、図5(a)のテーブル天板7が図5(b)の
テーブル下板6に対して幅方向Xにスライド自在となっ
ている。
【0008】前記テーブル下板6およびテーブル天板7
には、図6の2組の第1および第2の仮固定装置9A,
9Bが設けてある。各仮固定装置9A,9Bは、テーブ
ル下板6の凹所60に設けた嵌合凸部90と、該嵌合凸
部90をキャッチするキャッチャー91とからなる。キ
ャッチャー91は、一対のボール(鋼球)92を進退自
在に支持すると共に、各ボール92を常時突出方向に付
勢するバネ部材93とを備えており、嵌合凸部90が両
ボール92間に侵入するのを許容すると共に、所定以上
の力が加わった際に、両ボール92が退避して、侵入し
ていた嵌合凸部90が両ボール92間から抜け出すのを
許容する。
【0009】第1の仮固定装置9Aは、図3(b)のテ
ーブル下板6およびテーブル天板7の幅方向Xの一方の
端部に設けられており、通行許容位置P2において、テ
ーブル天板7に所定のスライド力が付加されたときにテ
ーブル天板7のスライドを許容すると共に、前記所定の
力よりも小さなスライド力が付加されてもテーブル天板
7がスライドしないように、テーブル天板7をテーブル
下板6に仮固定している。これにより、通行許容位置P
2においてテーブル天板7が不用意に左方向にスライド
するのを防止している。
【0010】第2の仮固定装置9B(図6)は、図3
(a)のテーブル下板6およびテーブル天板7の幅方向
Xの他方の端部に設けられており、使用位置P1におい
て、テーブル天板7に所定のスライド力が付加されたと
きにテーブル天板7のスライドを許容すると共に、前記
所定の力よりも小さなスライド力が付加されてもテーブ
ル天板7がスライドしないように、テーブル天板7をテ
ーブル下板6に仮固定している。これにより、使用位置
P1において、ロック装置20(図7)を外しても、テ
ーブル天板7が不用意に右方向にスライドするのを防止
している。
【0011】前記テーブル天板7の他方の端部には、図
7のロック装置20が設けてある。該ロック装置20
は、テーブル下板6に取り付けた係合金具21の係合孔
22に係合することで、テーブル天板7がスライドしな
いようにロックするものである。すなわち、ロック装置
20は、ブラケット23にバネ24で閉方向に付勢され
た爪25を備えており、該爪25が係合金具21の係合
孔22に係合していることで、テーブル天板7のスライ
ドを防止する。一方、ロック装置20は操作部26を矢
印R方向に押して回転させることによりロックを解除す
る。したがって、操作部26を押して爪25を外した後
に、所定の力でテーブル天板7を矢印X1方向に引くこ
とで、テーブル天板7が矢印X1方向にスライドする。
【0012】使用方法について説明する。テーブル2の
使用時には、図1のように、テーブル2がサロン3の中
央に位置している。一方、通行する際等は、図7のロッ
ク装置20の爪25を外してテーブル天板7を右側に押
す。これにより、テーブル天板7は、図3(a)の使用
位置P1から図3(b)の通行許容位置P2に向って移
動する。テーブル天板7が通行許容位置P2まで移動す
ると図6の第1の仮固定装置9Aの嵌合凸部90と両ボ
ール92とが嵌合し、テーブル天板7が仮固定される。
この状態で、図3(b)の通行スペースSを通行する。
通行後は、図3(b)のテーブル天板7を左方へ押し
て、テーブル天板7を図3(a)の使用位置P1に戻
す。テーブル天板7が使用位置P1まで移動すると第2
の仮固定装置9B(図6)が働き、テーブル天板7が仮
固定されると共に、図7の爪25が係合金具21に係合
する。
【0013】なお、第2の仮固定装置9Bは設けなくて
もよいし、また、ロック装置20を複数設けてもよい。
さらに、図3のテーブル天板7の幅方向Xの中心C7と
支柱5との中心C5は一致していてもよい。また、図8
(a),(b),(c)のように、1つの使用位置P1
から2つの通行許容位置P2,P3に、テーブル天板7
がスライドできるようにしてもよい。また、本発明はバ
スなどの大型車両に限らず、10人乗り以下の自動車に
も適用される。さらに、本発明は、テーブル天板7が車
両の幅方向Xにスライドすればよく、たとえば、テーブ
ル天板7が支柱5と共に幅方向Xにスライドするもので
あってもよい。
【0014】図9および図10は第2実施形態を示す。
図9はテーブル天板7の裏側に一対のレール80を有す
る移動フレームF1を固定し、テーブルの支柱5に固定
される固定フレームF2に対して前記一対のレール8
0,80を摺動自在に設定することで、テーブルの支柱
5に対してテーブル天板7をスライド自在にするテーブ
ル天板の支持装置Aを示す。図10の該支持装置Aは、
前記天板7(図9)のスライド端の使用位置(第1の位
置)P1と、通行許容位置(第2の位置)P2におい
て、天板7に所定のスライド力が付加されたときに天板
7のスライドを許容すると共に、前記所定の力よりも小
さなスライド力が付加されても天板7がスライドしない
ように、天板7を仮固定する第2および第1仮固定装置
9B,9Aと、前記使用位置P1において、天板7がス
ライドしないようにロックするロック装置20とを、前
記移動フレームF1と固定フレームF2との間にまたが
って設けてある。該ロック装置20は操作部26を押し
て操作することで前記ロックを解除可能なように構成さ
れている。
【0015】なお、5Aは支柱に取り付けられる支柱取
付部である。また、移動フレームF1と固定フレームF
2との間にまたがって設けているとは、第1および第2
仮固定装置9A,9Bまたはロック装置20を構成する
部品や要素を移動フレームF1と固定フレームF2との
各々に設けてあることを意味する。第2実施形態のその
他の構成は、第1実施形態と同様であり、同一部分また
は相当部分に同一符号を付して、その詳しい説明を省略
する。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
テーブルの天板を車両の幅方向にスライド自在として、
サロン内を車両の前後方向に通行するスペースをテーブ
ルの側方に形成できるようにしたので、サロン内の通行
がし易くなる。
【0017】また、使用位置において、テーブルがスラ
イドしないようにするロック装置を設ければ、天板が不
用意にスライドするのを防止でき、したがって、天板上
のボトルやコップが転倒するおそれがない。
【0018】さらに、通行許容位置において、天板をテ
ーブル下板に仮固定できるようにすれば、通行許容位置
においても天板の安定性が保たれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態にかかるサロンの平面レ
イアウト図
【図2】テーブルを分解した概略側面図
【図3】テーブルの動作を示す概略正面図
【図4】スライド装置の概略断面図
【図5】天板および下板の概略平面図
【図6】仮固定装置の平面図
【図7】ロック装置の一部断面した側面図
【図8】変形例のテーブルの動作を示す概略正面図
【図9】他のテーブル天板の支持装置を示す斜視図であ
る。
【図10】同側面図および平面図である。
【符号の説明】
1:車両 2:テーブル 3:サロン 5:支柱 7:テーブル天板 9A:(第1の)仮固定装置 P1:使用位置(第1の位置) P2:通行許容位置(第2の位置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60N 3/00 A47B 13/00 A47B 37/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テーブルの天板を支持する支柱に対して
    テーブルの天板を車両の幅方向にスライド自在として、
    サロン内を車両の前後方向に通行するスペースを、テー
    ブルの側方に形成できるようにした無軌道車両における
    サロンのテーブル構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記天板がテーブルを使用する使用位置と通行を許容す
    る通行許容位置との間を幅方向にスライド自在とされ、
    かつ、前記使用位置において、天板がスライドしないよ
    うにロックするロック装置を設けた無軌道車両における
    サロンのテーブル構造。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記通行許容位置において、前記天板に所定のスライド
    力が付加されたときに前記天板のスライドを許容すると
    共に、前記所定の力よりも小さなスライド力が付加され
    ても天板がスライドしないように、天板をテーブル下板
    に仮固定する仮固定装置を設けた無軌道車両におけるサ
    ロンのテーブル構造。
  4. 【請求項4】 テーブルの天板の裏側に一対のレールを
    有する移動フレームを固定し、テーブルの支柱に固定さ
    れる固定フレームに対して前記一対のレールを摺動自在
    に設定することで、テーブルの支柱に対してテーブルの
    天板をスライド自在にするテーブル天板の支持装置であ
    って、 前記天板のスライド端の第1および第2の位置におい
    て、天板に所定のスライド力が付加されたときに天板の
    スライドを許容すると共に、前記所定の力よりも小さな
    スライド力が付加されても天板がスライドしないよう
    に、天板を仮固定する第1および第2仮固定装置と、 前記第1の位置において天板がスライドしないようにロ
    ックするロック装置とを、 前記移動フレームと固定フレームとの間にまたがって設
    け、 前記ロック装置は操作部を操作することで前記ロックを
    解除するように構成されたテーブル天板の支持装置。
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