JP3156642B2 - 混成集積回路装置 - Google Patents

混成集積回路装置

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JP3156642B2 JP21229597A JP21229597A JP3156642B2 JP 3156642 B2 JP3156642 B2 JP 3156642B2 JP 21229597 A JP21229597 A JP 21229597A JP 21229597 A JP21229597 A JP 21229597A JP 3156642 B2 JP3156642 B2 JP 3156642B2
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/22Secondary treatment of printed circuits
    • H05K3/28Applying non-metallic protective coatings
    • H05K3/284Applying non-metallic protective coatings for encapsulating mounted components
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/34Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
    • H05K3/3405Edge mounted components, e.g. terminals

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  • Structures Or Materials For Encapsulating Or Coating Semiconductor Devices Or Solid State Devices (AREA)
  • Non-Metallic Protective Coatings For Printed Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、混成集積回路装置
に関し、特に、環境温度の変化に対して信頼性の高い混
成集積回路装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の混成集積回路装置を示す断
面図であり、図において、1は混成集積回路装置の主要
部を構成する第1の基板、2は第1の基板1に実装され
る第2の基板、4は配線を構成する導体材料、5は各種
部品を搭載する部品搭載ランド、6は保護カバー、7は
第1の基板1に実装される各種の実装部品、8は半田、
9はリード端子、10はこれら基板1、2及び実装部品
7を収納するケース、11はケース10内に充填された
熱硬化性樹脂の1種であるウレタン樹脂である。
【0003】この混成集積回路装置では、第2の基板2
及び実装部品7が半田8により第1の基板1に実装さ
れ、リード端子9も半田8により第1の基板1に取り付
けられている。また、外装は、ケース10内にウレタン
樹脂11を充填することによりなされている。ウレタン
樹脂11は耐湿性を維持するとともに、実装部品7の実
装された第1の基板1とケース10とを接着し固定する
機能を有している。
【0004】次に、この混成集積回路装置のケース封止
工程について図5に基づき説明する。まず、同図(a)
に示すように、第2の基板2及び実装部品7を半田8に
より第1の基板1に実装し、リード端子9も半田8によ
り第1の基板1に取り付け、外装前の半製品21とす
る。次いで、同図(b)に示すように、ケース10を水
平に置き、ケース10内に所定量の液状ウレタン樹脂2
2を注入する。
【0005】次いで、同図(c)に示すように、半製品
21をリード端子9を上にしかつ第1の基板1を水平に
保持した状態で、水平に置かれたケース10内に嵌め込
み、第2の基板2及び該第2の基板2の搭載面と同じ実
装面の実装部品7を液状ウレタン樹脂22に浸漬する。
この場合、第1の基板1が水平状態で液状ウレタン樹脂
22に浸漬されるため、第1の基板1と第2の基板2と
の間に液状ウレタン樹脂22が十分に浸透せず、空気1
2が抜けきれず残ってしまうことがある。
【0006】次いで、同図(d)に示すように、第1の
基板1の第2の基板2と反対側の実装面上に液状ウレタ
ン樹脂22を所定量充填する。その後、所定の温度で所
定時間熱処理を行なうことにより、液状ウレタン樹脂2
2を硬化させてウレタン樹脂11とし、第1の基板1、
第2の基板2及び実装部品7を含む実装部品全体を外装
する。ここでは、第1の基板1と第2の基板2との間に
残った空気12は、そのままボイド(空隙)13として
ウレタン樹脂11中に残存する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】第1の問題点は、前記
第1の基板1や第2の基板2にセラミック基板を用いた
場合、例えば、温度サイクル試験等を行った場合のよう
に、高温と低温を繰り返すことによる温度変化によりウ
レタン樹脂に膨張・収縮が繰り返されると、セラミック
基板がこの膨張・収縮に起因する応力を受けるために、
高温と低温を繰り返す熱ストレスによりセラミック基板
にクラックや割れが生じる点である。
【0008】この場合、セラミック基板の表裏両面とも
にウレタン樹脂が充填されていれば、ウレタン樹脂の膨
張・収縮によりセラミック基板に及ぼす力は、該基板の
両面で相殺されるが、該基板の一方の面がボイドにより
空洞になっていると、該基板に曲げ応力が加わり、基板
にクラックや割れが発生する。
【0009】この問題点は、上述した混成集積回路装置
のケース封止工程では、半製品21をケース10内に嵌
め込み液状ウレタン樹脂22に浸漬した際に、第1の基
板1と第2の基板2との間に空気12が抜けきれず、液
状ウレタン樹脂22を硬化させた際にそのままボイド1
3としてウレタン樹脂11中に残存することにより引き
起こされる不具合である。
【0010】第2の問題点は、ウレタン樹脂11中に残
存するボイド13の影響により、基板にクラックや割れ
が生じないまでも、搭載される実装部品7や第2の基板
2の半田8部分にも機械的ストレスが加わるために、半
田8が剥離や歪等を起こす虞があり、接続部分の信頼性
が懸念される点である。例えば、搭載される実装部品7
については、その周りにボイドが存在すると、ウレタン
樹脂11が膨張することにより実装部品7に対してもボ
イドの方に向かう応力が働くために、この応力がそのま
ま半田8部分へ加わりストレスとなるからである。
【0011】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であって、高温と低温を繰り返す熱ストレスが加わった
場合でも、基板にクラックや割れが生じる虞がなく、半
田による接続不良が生じる虞もなく、したがって、信頼
性を向上させることが可能な混成集積回路装置を提供す
ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次の様な混成集積回路装置を採用した。す
なわち、請求項1記載の混成集積回路装置は、主要部を
構成する第1の基板に、少なくとも1枚以上の第2の基
板が実装され、これら第1の基板及び第2の基板が耐湿
性樹脂によりケース内に封止された混成集積回路装置に
おいて、少なくともこれらの基板間を、前記第1の基板
及び第2の基板に近い膨張係数を有しかつ空隙の無い緻
密なフェノール系樹脂により封止したものである。
【0013】請求項2記載の混成集積回路装置は、前記
耐湿性樹脂を、ウレタン系樹脂としたものである。
【0014】
【0015】請求項3記載の混成集積回路装置は、前記
第1の基板及び第2の基板を含む実装部品全体を、前記
第1の基板及び第2の基板に近い膨張係数を有するフェ
ノール系樹脂により覆ったものである。
【0016】請求項4記載の混成集積回路装置は、前記
第1の基板および/または第2の基板に実装される実装
部品間、及び該実装部品と該実装部品が実装される前記
基板との間に、前記第1の基板及び第2の基板に近い膨
張係数を有するフェノール系樹脂を注入したものであ
る。
【0017】請求項5記載の混成集積回路装置は、前記
第1の基板および/または第2の基板の複数の実装部品
が実装される領域に、前記第1の基板及び第2の基板に
近い膨張係数を有するフェノール系樹脂を注入し前記複
数の実装部品をプリコートしたものである。
【0018】
【0019】本発明の請求項1または2記載の混成集積
回路装置では、少なくともこれらの基板間を、前記第1
の基板及び第2の基板に近い膨張係数を有しかつ空隙の
無い緻密なフェノール系樹脂により封止したことによ
り、これらの基板間には空隙が生じる虞が無くなる。こ
れにより、温度サイクル試験等のように、高温と低温を
繰り返すことによる温度変化により耐湿性樹脂に膨張・
収縮が起こったとしても、これらの基板の周囲に空隙が
無く、基板に曲げ応力が働く虞が無くなり、基板にクラ
ックや割れ等の不具合が発生するのを防止する。
【0020】また、基板間を緻密なフェノール系樹脂
より封止したことにより、これら基板同士が固定され、
耐湿性樹脂の膨張・収縮による応力がこれら基板に機械
的ストレスを加えた場合にも、これらの基板の半田部分
への機械的ストレスが緩和され、半田部分に剥離や歪が
生じる虞が無く、接続部分の信頼性が向上する。
【0021】請求項3記載の混成集積回路装置では、前
記第1の基板及び第2の基板を含む実装部品全体を、前
記第1の基板及び第2の基板に近い膨張係数を有する
ェノール系樹脂により覆ったことにより、これらの基板
を含む実装部品全体が固定され、耐湿性樹脂の膨張・収
縮による応力がこれら基板を含む実装部品全体に機械的
ストレスを加えた場合にも、これら基板及び各部品の半
田部分への機械的ストレスが緩和され、これら基板及び
各部品の半田部分の信頼性が向上する。
【0022】請求項4記載の混成集積回路装置では、前
記第1の基板および/または第2の基板に実装される実
装部品間、及び該実装部品と該実装部品が実装される前
記基板との間に、前記第1の基板及び第2の基板に近い
膨張係数を有するフェノール系樹脂を注入したことによ
り、空隙の出来易い部分である部品間及び部品と基板と
の間にフェノール系樹脂を注入することで、実装される
部品間及び部品と基板との間に空隙が生じるのを防止す
る。これにより、耐湿性樹脂の膨張・収縮による応力が
これら部品及び基板に機械的ストレスを加えた場合に
も、これらの部品の半田部分への機械的ストレスが緩和
され、これらの部品の半田部分の信頼性が向上する。
【0023】請求項5記載の混成集積回路装置では、前
記第1の基板および/または第2の基板の複数の実装部
品が実装される領域に、前記第1の基板及び第2の基板
に近い膨張係数を有するフェノール系樹脂を注入し前記
複数の実装部品をプリコートしたことにより、この領域
の実装される部品全体が固定され、耐湿性樹脂の膨張・
収縮による応力がこの領域の各部品に機械的ストレスを
加えた場合にも、この領域の各部品の半田部分への機械
的ストレスが緩和され、この領域の各部品の半田部分の
信頼性が向上する。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の混成集積回路装置
の各実施形態について図面に基づき説明する。
【0025】(第1の実施形態)図1は本発明の第1の
実施形態の混成集積回路装置を示す断面図であり、図に
おいて、31は第1の基板1と第2の基板2との間を封
止するボイド(空隙)の無い緻密な樹脂、32は第1の
基板1、第2の基板2及び実装部品7等の実装部品全体
をケース10内に封止する耐湿性樹脂である。この緻密
な樹脂31は、その膨張係数が第1の基板1及び第2の
基板2とほぼ等しい樹脂であり、フェノール系樹脂が好
適に用いられる。また、耐湿性樹脂32としては、ウレ
タン樹脂(ウレタン系樹脂)が好適に用いられる。
【0026】この混成集積回路装置の概略を説明する
と、第1の基板1の両面には導体材料4による配線パタ
ーンが形成されており、導体材料4の部品搭載ランド5
以外は保護カバー6により覆われている。この部品搭載
ランド5には、第2の基板2及び実装部品7が搭載され
ており、半田8で固定されかつ電気的に接続されてい
る。また、リード端子9も半田8で固定されかつ電気的
に接続されている。これら第1の基板1、第2の基板2
及び実装部品7は耐湿性樹脂32によりケース10内に
封止されている。
【0027】この混成集積回路装置では、第1の基板1
と第2の基板2との間は、ボイドの無い緻密な樹脂31
により封止されており、例えば、温度サイクル試験等の
ように、高温と低温を繰り返し加えるストレスを受けた
場合でも、耐湿性樹脂32が膨張・収縮を繰り返しても
基板1、2の曲げ応力にはならず、基板割れやクラック
等の不具合の発生を防止することが可能である。
【0028】また、この緻密な樹脂31は、第1の基板
1と第2の基板2とを機械的に固定する役割を有し、し
かも、その膨張係数がこれら基板1、2の材料のそれと
ほぼ等しいため、温度の繰り返しストレスが加わっても
半田8部分への機械的ストレスを防止することが可能で
ある。したがって、半田8による接続部分の信頼性を向
上させることが可能である。
【0029】次に、この混成集積回路装置のケース封止
工程について図2に基づき説明する。まず、同図(a)
に示すように、第1の基板1に第2の基板2及び実装部
品7を半田8により実装した後、第1の基板1と第2の
基板2との間に緻密な樹脂31を注入し、リード端子9
を半田8により第1の基板1に取り付け、外装前の半製
品33とする。緻密な樹脂31としてはフェノール樹脂
が好適である。次いで、同図(b)に示すように、外装
用のケース10を水平に置いた状態で、このケース10
内に所定量の熱硬化性の液状の耐湿性樹脂34を注入す
る。液状の耐湿性樹脂34としては液状のウレタン樹脂
が好適である。
【0030】次いで、同図(c)に示すように、半製品
33をリード端子9を上にしかつ第1の基板1を水平に
保持した状態で、水平に置かれた状態のケース10内に
嵌め込み、第2の基板2及び該第2の基板2の搭載面と
同じ実装面の実装部品7を液状の耐湿性樹脂34に浸漬
する。この場合、第1の基板1と第2の基板2との間に
は既に緻密な樹脂31が充填されているので、空気たま
りが発生することはない。
【0031】次いで、同図(d)に示すように、第1の
基板1の第2の基板2と反対側の実装面上に液状の耐湿
性樹脂34を所定量充填する。その後、所定の温度で所
定時間熱処理を行なうことにより、液状の耐湿性樹脂3
4を硬化させて耐湿性樹脂32とし、第1の基板1、第
2の基板2及び実装部品7を含む実装部品全体を外装す
る。
【0032】このケース封止工程では、第1の基板1と
第2の基板2との間に緻密な樹脂31を充填したため、
これらの基板1、2間にボイドの無い状態で外装するこ
とができる。また、耐湿性樹脂32からの応力が基板
1、2に加わっても、充填された緻密な樹脂31により
基板1、2間にボイドが存在せず曲げ応力が加わり難い
状態になっているので、基板1、2にクラックや割れが
発生することはない。
【0033】本実施形態の混成集積回路装置によれば、
第1の基板1と第2の基板2との間にボイドの無い緻密
な樹脂31を充填したので、これらの基板1、2の周囲
の耐湿性樹脂32が環境温度の変化により膨張・収縮を
起こしても、基板1、2に対して曲げ応力が働かず、基
板1、2のクラックや割れを防止することができ、耐熱
性に対して信頼性を向上させることができる。
【0034】また、第1の基板1と第2の基板2とを、
膨張係数がこれらの基板1、2とほぼ等しい緻密な樹脂
31で機械的に固定しているので、その周囲の耐湿性樹
脂32が環境温度の変化により膨張・収縮を起こして
も、半田8の部分に機械的ストレスが加わらず、また、
樹脂31の膨張・収縮自体も半田8の部分に影響を与え
ることもなく、実装の半田8の部分に剥離、歪、クラッ
ク等が発生するのを防止することができ、半田8による
接続部分の信頼性を向上させることができる。
【0035】(第2の実施形態)図3は本発明の第2の
実施形態の混成集積回路装置を示す断面図であり、本実
施形態の混成集積回路装置が上述した第1の実施形態の
混成集積回路装置と異なる点は、第1の基板1及び第2
の基板2にほぼ等しい(近い)膨張係数を有するボイド
の無い緻密な樹脂31を、第1の基板1、第2の基板2
及び実装部品7を含む全体を覆うように塗布した点であ
る。
【0036】この混成集積回路装置では、緻密な樹脂3
1により実装部品全体が固定されるので、耐湿性樹脂3
2の膨張・収縮による応力が実装部品全体に機械的スト
レスを加えた場合であっても、これら基板1、2及び各
実装部品7の半田8部分への機械的ストレスを緩和する
ことができ、これら基板1、2及び各実装部品7の半田
8部分の信頼性を向上させることができる。
【0037】なお、本実施形態の混成集積回路装置で
は、第1の基板1及び第2の基板2にほぼ等しい膨張係
数を有する緻密な樹脂31を、第1の基板1、第2の基
板2及び実装部品7を含む全体を覆うように塗布した
が、本実施形態に限定されることなく、それぞれの形状
や大きさに合わせて様々な構成とすることが可能であ
る。
【0038】例えば、第1の基板および/または第2の
基板に実装される実装部品間、及び該実装部品と該実装
部品が実装される基板との間に、前記樹脂31を注入し
た構成、あるいは第1の基板および/または第2の基板
の複数の実装部品が実装される領域に前記樹脂31を注
入し前記複数の実装部品をプリコートした構成としても
よい。
【0039】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明の請求項1ま
たは2記載の混成集積回路装置によれば、少なくともこ
れらの基板間を、前記第1の基板及び第2の基板に近い
膨張係数を有しかつ空隙の無い緻密なフェノール系樹脂
により封止したので、これらの基板間に空隙が生じる虞
が無くなり、したがって、温度変化により耐湿性樹脂に
膨張・収縮が起こったとしても、これらの基板の周囲に
空隙が無く、基板に曲げ応力が働く虞が無くなるので、
基板にクラックや割れ等の不具合が発生するのを防止す
ることができる。
【0040】また、基板間を緻密なフェノール系樹脂
より封止したので、これら基板同士が固定され、耐湿性
樹脂の膨張・収縮による応力がこれら基板に機械的スト
レスを加えた場合においても、これらの基板の半田部分
への機械的ストレスを緩和することができる。したがっ
て、半田部分に剥離、歪、クラック等が生じる虞が無く
なり、半田による接続部分の信頼性を向上させることが
できる。
【0041】請求項3記載の混成集積回路装置によれ
ば、前記第1の基板及び第2の基板を含む実装部品全体
を、前記第1の基板及び第2の基板に近い膨張係数を有
するフェノール系樹脂により覆ったので、耐湿性樹脂の
膨張・収縮による応力が実装部品全体に機械的ストレス
を加えた場合においても、これら基板及び各部品の半田
部分への機械的ストレスを緩和することができ、これら
基板及び各部品の半田部分の信頼性を向上させることが
できる。
【0042】請求項4記載の混成集積回路装置によれ
ば、前記第1の基板および/または第2の基板に実装さ
れる実装部品間、及び該実装部品と該実装部品が実装さ
れる前記基板との間に、前記第1の基板及び第2の基板
に近い膨張係数を有するフェノール系樹脂を注入したの
で、耐湿性樹脂の膨張・収縮による応力がこれら部品及
び基板に機械的ストレスを加えた場合においても、これ
らの部品の半田部分への機械的ストレスを緩和すること
ができ、これら部品の半田部分の信頼性を向上させるこ
とができる。
【0043】請求項5記載の混成集積回路装置によれ
ば、前記第1の基板および/または第2の基板の複数の
実装部品が実装される領域に、前記第1の基板及び第2
の基板に近い膨張係数を有するフェノール系樹脂を注入
し前記複数の実装部品をプリコートしたので、耐湿性樹
脂の膨張・収縮による応力がこの領域の各部品に機械的
ストレスを加えた場合においても、この領域の各部品の
半田部分への機械的ストレスを緩和することができ、こ
の領域の各部品の半田部分の信頼性を向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態の混成集積回路装置
を示す断面図である。
【図2】 本発明の第1の実施形態の混成集積回路装置
のケース封止工程を示す過程図である。
【図3】 本発明の第2の実施形態の混成集積回路装置
を示す断面図である。
【図4】 従来の混成集積回路装置を示す断面図であ
る。
【図5】 従来の混成集積回路装置のケース封止工程を
示す過程図である。
【符号の説明】
1 第1の基板 2 第2の基板 4 導体材料 5 部品搭載ランド 6 保護カバー 7 実装部品 8 半田 9 リード端子 10 ケース 11 ウレタン樹脂 12 空気 13 ボイド(空隙) 21 半製品 22 液状ウレタン樹脂 31 緻密な樹脂 32 耐湿性樹脂 33 半製品 34 液状の耐湿性樹脂
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 23/28 H05K 3/28

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主要部を構成する第1の基板に、少なく
    とも1枚以上の第2の基板が実装され、これら第1の基
    板及び第2の基板が耐湿性樹脂によりケース内に封止さ
    れた混成集積回路装置において、 少なくともこれらの基板間を、前記第1の基板及び第2
    の基板に近い膨張係数を有しかつ空隙の無い緻密なフェ
    ノール系樹脂により封止したことを特徴とする混成集積
    回路装置。
  2. 【請求項2】 前記耐湿性樹脂は、ウレタン系樹脂であ
    ることを特徴とする請求項1記載の混成集積回路装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の基板及び第2の基板を含む実
    装部品全体を、前記第1の基板及び第2の基板に近い膨
    張係数を有するフェノール系樹脂により覆ったことを特
    徴とする請求項1記載の混成集積回路装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の基板および/または第2の基
    板に実装される実装部品間、及び該実装部品と該実装部
    品が実装される前記基板との間に、前記第1の基板及び
    第2の基板に近い膨張係数を有するフェノール系樹脂
    注入したことを特徴とする請求項1記載の混成集積回路
    装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の基板および/または第2の基
    板の複数の実装部品が実装される領域に、前記第1の基
    板及び第2の基板に近い膨張係数を有するフェノール系
    樹脂を注入し前記複数の実装部品をプリコートしたこと
    を特徴とする請求項1記載の混成集積回路装置。
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