JPH06314866A - フレキシブル基板およびその接続方法 - Google Patents

フレキシブル基板およびその接続方法

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JPH06314866A
JPH06314866A JP10412293A JP10412293A JPH06314866A JP H06314866 A JPH06314866 A JP H06314866A JP 10412293 A JP10412293 A JP 10412293A JP 10412293 A JP10412293 A JP 10412293A JP H06314866 A JPH06314866 A JP H06314866A
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resin
flexible substrate
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conductor
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Hiroyuki Yamakawa
裕之 山川
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/36Assembling printed circuits with other printed circuits
    • H05K3/361Assembling flexible printed circuits with other printed circuits
    • H05K3/363Assembling flexible printed circuits with other printed circuits by soldering

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フレキシブル基板とガラス基板との接続部の
信頼性の向上を図り、ガラスクラックの発生を防止す
る。 【構成】 フレキシブル基板7は2枚のポリイミドフィ
ルム10,11により導体パターン12を挟んで接着形
成される。導体パターン12は、所定ピッチで多数本形
成され、先端部12aのポリイミドフィルム10,11
に窓部10a,11aが形成されて露出する状態とされ
る。フレキシブル基板7の接続端子部7aは、ガラス基
板3の配線パターン6にハンダ付けにより接続され、こ
の後、樹脂封止工程で、窓部10a,11aを介して樹
脂24が塗布され、接続端子部7a全体を覆うように封
止される。ハンダ付け工程では、フレキシブル基板7に
窓部10a,11aを形成しているのでガラス基板3に
与える熱応力を緩和してクラックの発生を防止し、樹脂
24により確実に接続端子部7aが封止できるので信頼
性の向上が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、接続用導体とこれを覆
うフィルム状保護体とからなるフレキシブル基板および
そのフレキシブル基板を接続用の配線パターンを備えた
基板に接続する接続方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば液晶モジュールなどの電子
表示装置に使用されるガラス基板においては、半導体素
子や電子部品などをハンダで接合するようにしたCOG
(チップオンガラス)実装技術が主として用いられてい
る。そして、このような電子表示装置と外部電子回路と
の接続においては、従来のプリント回路基板と異なるフ
レキシブルプリント回路基板(以下、フレキシブル基板
と略称する)を用いることが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
場合に、フレキシブル基板を上述のガラス基板にハンダ
接合により接続する場合には、局部的に加熱されること
により接続部直下に熱応力が加わるため、ガラス基板に
クラックが発生しやすくなる問題がある。そこで、従来
では、接続時における熱応力を緩和してガラス基板の耐
熱衝撃性寿命を向上させ、接続部における信頼性の向上
を図ることが必要とされている。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、フレキシブル基板の接続において、接
続される基板の耐熱衝撃性寿命を向上させ接続部の信頼
性の向上を図ることができるようにしたフレキシブル基
板およびその接続方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のフレキシブル基
板は、複数本の接続用導体と、これを覆う可撓性を有す
るフィルム状保護体とからなり、前記接続用導体の一部
を露出させて接続端子部を構成するフレキシブル基板を
対象とするものであり、前記接続端子部の接続用導体の
周囲部に前記フィルム状保護体の厚さ方向に貫通する複
数の孔部を設けて構成したところに特徴を有する。
【0006】また、本発明のフレキシブル基板の接続方
法は、複数本の接続用導体とこれを覆う可撓性を有する
フィルム状保護体とからなり接続用導体の一部を露出さ
せて接続端子部を構成するフレキシブル基板を接続用の
配線パターンを備えた基板に接続する方法を対象とする
ものであり、前記接続端子部の接続用導体の周囲部に前
記フィルム状保護体の厚さ方向に貫通する複数の孔部を
設け、前記フレキシブル基板の接続端子部の接続用導体
を前記基板の配線パターンにハンダ付けにより接続する
ハンダ付け工程と、前記ハンダ付け工程において接続さ
れた前記フレキシブル基板の接続端子部に絶縁性を有す
る樹脂を前記孔部を介して充填し、そのハンダ付け接合
部を覆うように樹脂封止部を形成する樹脂封止工程とか
ら構成したところに特徴を有する。
【0007】
【作用】請求項1記載のフレキシブル基板によれば、接
続端子部の接続用導体の周囲部にフィルム状保護体の厚
さ方向に貫通する複数の孔部を設けているので、接続用
の配線パターンを備えた基板に接続端子部をハンダ付け
により接続する場合に、接続用導体がフィルム状保護体
の熱応力を受けることなくハンダ付けを行うことがで
き、接続する基板として例えばガラス基板を用いる場合
でも、熱応力による歪みを与えることがなくなるので、
そのガラス基板にクラックなどを発生させることがなく
なる。また、接続部分を樹脂で封止する場合に、複数の
孔部を介して外側からハンダ付けされた部分に充填する
ことができるので、接続用導体間の隙間にも簡単且つ確
実に充填できて接続部の信頼性の向上を図ることができ
る。
【0008】請求項2記載のフレキシブル基板の接続方
法によれば、上述のように構成されたフレキシブル基板
を用いるので、接続用の配線パターンを備えた基板に接
続する場合に、ハンダ付け工程においては、接続端子部
の接続用導体を前記基板の配線パターンにハンダ付けす
る際に、例えばガラス基板を用いる場合でも熱応力によ
る歪みを与えることがなくなるので、ガラス基板にクラ
ックなどを発生させることがなくなり、続く樹脂封止工
程においては、フレキシブル基板の複数の孔部を介して
外側からハンダ付けされた部分に樹脂を充填することが
できるので、接続用導体間の隙間にも簡単且つ確実に充
填できるようになり、接続部の信頼性の向上を図ること
ができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明をTFT−LCDモジュール
(薄膜トランジスタ−液晶表示素子モジュール)に接続
するフレキシブル基板に適用した場合の一実施例につい
て図1ないし図8を参照して説明する。すなわち、TF
T−LCDモジュール1の全体構成を示す図3におい
て、TFT−LCDにより形成される矩形状の表示部2
は無アルカリガラス製のガラス基板3に配設されてい
る。このガラス基板3には、表示部2の周囲に位置し
て、表示部2を駆動するための多数の半導体素子4およ
びチップコンデンサ5が配設されると共に、ガラス基板
3上に形成された配線パターン(図示せず)の接続部導
体6(図1参照)にはフレキシブル基板7,7がそれぞ
れ接続されている。この場合、各半導体素子4は、ガラ
ス基板3に形成された配線パターンの所定位置にハンダ
付けにより接続され、チップコンデンサ5は例えば銀ペ
ーストにより接続されている。なお、フレキシブル基板
7,7の接続については後述する。
【0010】また、ガラス基板3の表示部2の外周部に
位置する多数の半導体素子4,チップコンデンサ5およ
びフレキシブル基板7,7の接続部分などが配設された
実装部3a全体には、防湿性樹脂8(図1参照)がコー
ティングされており、さらに、ガラス基板3の周縁部3
bの上面部分には土手部を形成する防湿性樹脂9(図1
参照)が配設され、防湿性樹脂8の高さよりも高い位置
に盛り上げた状態に形成されている。
【0011】フレキシブル基板7は、図4および図5に
示すように、フィルム状保護体としての可撓性を有する
2枚のポリイミドフィルム10,11により、接続用導
体としての複数本の銅箔製の導体パターン12を挟んで
接着した3層構造に形成されている。そして、フレキシ
ブル基板7の先端部には接続端子部7aが設けられ、基
端部には図示しないコネクタに接続されるコネクタ部7
bが設けられている。そして、コネクタ部7bにはポリ
イミドフィルム10を補強する補強板としてのポリエス
テルフィルム13が接着されている。
【0012】フレキシブル基板7において、その接続端
子部7aには、導体パターン12を露出するようにポリ
イミドフィルム10および11に窓部10aおよび11
aが形成されている。なお、この窓部10aおよび11
aは、複数の孔部を形成しているもので、本実施例にお
いてはポリイミドフィルム10,11に各ひとつの窓部
を形成することにより、導体パターン12の各導体の周
囲部がフレキシブル基板7の厚さ方向に貫通する複数の
孔部が形成されるのである。
【0013】導体パターン12は、後述するように、ポ
リイミドフィルム10に銅箔を接着した状態でエッチン
グにより形成されるもので、図6に示すように、各導体
パターン12の先端部12aは、その導体幅および配置
間隔であるピッチが窓部10a,11aにて露出する部
分が弛んだりしない程度で且つハンダ付けが可能となる
ように設定されている。そして、導体パターン12の基
端部12bは、先端部12aよりも幅広のパターンに形
成されており、この部分のポリイミドフィルム11が除
去されている。導体パターン12の先端部12aの近傍
には製作時に必要となる位置合わせパターン12c,1
2cが形成されている。
【0014】次に、上記フレキシブル基板6の製造工程
について図7を参照しながら説明する。すなわち、ま
ず、同図(a)に平面図で示すように、例えばベースと
なる4枚分のフレキシブル基板7を一度に形成するポリ
イミドフィルム14の所定位置に孔14a,14bを打
ち抜き形成する。この場合、ベースとなるポリイミドフ
ィルム14は、フレキシブル基板7ではポリイミドフィ
ルム11に相当している。また、孔14aは窓部11a
に相当している。
【0015】続いて、同図(b)に断面図で示すよう
に、ポリイミドフィルム14に導体パターン12を形成
するための銅箔15を接着剤にて貼り合わせる。この
後、同図(c)に同じく断面図で示すように、エッチン
グパターンを用いて銅箔15をエッチング処理し、導体
パターン12を形成する。なお、同図(c)に示してい
るのは1枚分の導体パターン12に対応するものであ
る。導体パターン12が形成されると、同図(d)に断
面図で示すように、カバーとなるポリイミドフィルム1
6を貼り合わせる。この場合、ポリイミドフィルム16
は、ポリイミドフィルム14と同様に、4枚分のフレキ
シブル基板7を一度に形成するもので、所定位置にあら
かじめ孔16aが打ち抜き形成されている。この場合、
カバーとなるポリイミドフィルム16は、フレキシブル
基板7ではポリイミドフィルム10に相当している。ま
た、孔16aは窓部10aに相当している。
【0016】次に、同図(e)に断面図で示すように、
補強板としてのポリエステルフィルム13をポリイミド
フィルム16に貼り合わせ、続いて、同図(f)に示す
ように、孔14a,14bおよび16aに露出した導体
パターン12に電気メッキによりハンダ層17を付着さ
せる。この後、全体を所定外形に打ち抜くことにより、
同図(g)に示すようなフレキシブル基板7を形成する
(図5に示したものと同じ)。
【0017】図8は、フレキシブル基板7をガラス基板
3に接続する工程について示したもので、以下に説明す
る。すなわち、まず、同図(a)に示すように、ハンダ
18が溶融されたハンダ槽19に、フレキシブル基板7
の接続端子部7aを浸して導体パターン12の導体部1
2aにハンダ18を付着させる。次に、同図(b)に断
面図で示すように、ハンダ付け工程として、フレキシブ
ル基板7の接続端子部7aの導体パターン12をガラス
基板3の接続用導体6上に位置合わせし、フラックス2
0を塗布した状態でポリイミドフィルム21を介して加
熱し、導体パターン12の導体部12aに付着させてい
たハンダ19を溶かして接続用導体6に接続する。そし
て、同図(c)に示すように、全体を有機溶剤22の槽
23に浸して洗浄し、接続端子部7aに塗布したフラッ
クス20を溶かす。
【0018】次に、同図(d)に断面図で示すように、
樹脂封止工程として、フレキシブル基板7の接続端子部
7aに窓部10a,11aを介してエポキシ樹脂24を
ディスペンサ25により塗布し、接続端子部7a全体が
エポキシ樹脂24で覆われるようにして封止する。この
後、同図(e)に示すように、ガラス基板3およびこれ
に接続されたフレキシブル基板7,7を恒温槽26に入
れて、例えば温度120°Cにて5時間程度加熱してエ
ポキシ樹脂24を熱硬化させる。そして、以上によりフ
レキシブル基板7の接続端子部7aとガラス基板3の接
続用導体6との接続工程を終了する。
【0019】図1および図2は、上述のようにして形成
された接続端子部7aの断面を示すもので、フレキシブ
ル基板7の導体パターン12は接続部12aにおいてそ
れぞれがガラス基板3の接続用導体6とハンダ19によ
り接続され、その周囲にはエポキシ樹脂24が隙間なく
充填された状態に形成されている。また、エポキシ樹脂
24により封止された接続端子部7aは、さらに防湿性
樹脂8および9により覆われるようにして形成されてお
り、全体の防湿性が保持されるように形成されている。
【0020】次に、発明者は、本実施例の効果である信
頼性向上が図れることを裏付けるために評価試験を行っ
たので、その結果について図9ないし図11を参照しな
がら述べる。信頼性評価の試験としては、フレキシブル
基板の接続端子部における耐ヒートサイクル性寿命をみ
るために、冷熱サイクル試験を行った。この冷熱サイク
ル試験は、例えば、試験対象物を内部温度が−40度と
125度とに設定されたの2つの恒温槽内に30分ずつ
交互に載置するもので、例えば1000サイクル実施し
ている。このように交互に冷熱の雰囲気にさらされるこ
とにより、フレキシブル基板の接続端子部が急激に大き
な熱応力を受けるように設定してその耐久性を外観的な
面および電気的な面から判定するものである。
【0021】冷熱サイクル試験において用いた試験対象
物を、図9ないし図11に示す。すなわち、図9ないし
図11には、従来構成のフレキシブル基板aから本実施
例のフレキシブル基板7に至るまでの開発過程における
構成を示しており、図9および図10の(a),(b)
には従来構成のフレキシブル基板aをガラス基板bに接
続した状態の縦断正面および縦断側面を示している。
【0022】この場合、フレキシブル基板aは、本実施
例におけるフレキシブル基板7のように接続端子部7a
に相当する部分に窓部10a,11aが形成されていな
い構成のものである。そして、図9におけるフレキシブ
ル基板aでは、樹脂封止工程において塗布した樹脂cが
接続用導体パターン間に充填されている。また、図10
におけるフレキシブル基板aでは、塗布した樹脂dが接
続用導体パターン間に充填されていない部分つまり樹脂
未充填部eが残っている。
【0023】また、図11に示すフレキシブル基板f
は、この試験を行うにあたって本実施例を若干変形した
構成としているが、本発明に含まれることは勿論であ
る。すなわち、ガラス基板b(ガラス基板3に相当)に
接続されたフレキシブル基板fは、フレキシブル基板7
と同様に、接続用導体の間に多数の孔部g(孔部10
a,11aに相当)が形成され、その孔部gを介して樹
脂d(樹脂24に相当)が充填されている。なお、この
場合に用いたフレキシブル基板fの孔部gは、接続用導
体の上面側のポリイミドフィルムを残した状態に形成し
たものである。
【0024】そして、冷熱サイクル試験の結果、図9に
示したフレキシブル基板aにおいては、封止した樹脂c
の線膨張係数が大きいため、ガラス基板bにクラックが
発生し、外観的に不良となると共に電気的にも導通状態
が不良となった。また、図10に示したフレキシブル基
板aにおいては、電気的には導通状態が保持されていた
が、樹脂dの線膨張係数が樹脂cよりも小さいものを用
いているので樹脂dによる熱応力が緩和されても、構造
的に従来の欠点として樹脂未充填部eが残っているた
め、外観的にはガラスクラックが発生する不良状態であ
った。
【0025】一方、図11に示したフレキシブル基板f
においては孔部gから樹脂dが確実に充填された状態に
封止されているので、外観的にはガラスクラックの発生
が起こらず、また電気的にも導通状態が保持されている
良好な結果が得られた。そして、このフレキシブル基板
fと略同等の構造を有する本実施例におけるフレキシブ
ル基板7においても同等あるいはそれ以上の結果が予想
され、信頼性向上の効果が期待できるものである。
【0026】このような本実施例によれば、フレキシブ
ル基板7の接続端子部7aに、導体パターン12の先端
部12aが露出するようにポリイミドフィルム10,1
1に窓部10a,11aを形成したので、ハンダ付け工
程においてガラス基板3に大きな熱応力を与えることが
なくなると共に、窓部10a,11aを介して樹脂24
を充填することができるので、接続部の周囲部に樹脂未
充填部を残すことなく確実に樹脂封止することができ、
接続部の信頼性の向上も図ることができるようになる。
【0027】なお、上記実施例においては、複数の孔部
として窓部10a,11aを形成したが、これに限ら
ず、導体パターン12の先端部12aでポリイミドフィ
ルム10の導体パターン12に対応する部分を残した状
態つまり図11に示したような多数の孔部を形成するよ
うにしても良いものである。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次のような優れた効果を奏することができる。すなわ
ち、請求項1記載のフレキシブル基板によれば、接続端
子部の接続用導体の周囲部にフィルム状保護体の厚さ方
向に貫通する複数の孔部を設けているので、接続用の配
線パターンを備えた基板に接続端子部をハンダ付けによ
り接続する場合に、接続用導体がフィルム状保護体の熱
応力を受けることなくハンダ付けを行うことができ、接
続する基板として例えばガラス基板を用いる場合でも熱
応力による歪みを与えることがなくなるので、ガラス基
板にクラックなどを発生させることがなくなる。また、
接続部分を樹脂で封止する場合に、複数の孔部を介して
外側からハンダ付けされた部分に充填することができる
ので、接続用導体間の隙間にも簡単且つ確実に充填でき
て接続部の信頼性の向上を図ることができるという優れ
た効果を奏する。
【0029】請求項2記載のフレキシブル基板の接続方
法によれば、上述のように構成されたフレキシブル基板
を用いるので、接続用の配線パターンを備えた基板に接
続する場合に、ハンダ付け工程においては、接続端子部
の接続用導体を前記基板の配線パターンにハンダ付けす
る際に、例えばガラス基板を用いる場合でも熱応力によ
る歪みを与えることがなくなるので、ガラス基板にクラ
ックなどを発生させることがなくなり、続く樹脂封止工
程においては、フレキシブル基板の複数の孔部を介して
外側からハンダ付けされた部分に樹脂を充填することが
できるので、接続用導体間の隙間にも簡単且つ確実に充
填できるようになり、接続部の信頼性の向上を図ること
ができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す要部の縦断正面図
【図2】同縦断側面図
【図3】全体構成の外観斜視図
【図4】フレキシブル基板の上面図
【図5】同下面図
【図6】配線パターンの平面図
【図7】フレキシブル基板の各製造工程を示す図
【図8】フレキシブル基板をガラス基板に接続する各工
程を示す図
【図9】(a)および(b)は冷熱サイクル試験に用い
た従来構成のフレキシブル基板の図1および図2相当図
【図10】他の従来構成に相当するフレキシブル基板の
図9相当図
【図11】試験のために本実施例のフレキシブル基板を
若干変形して構成したフレキシブル基板の図9相当図
【符号の説明】
1はTFT−LCDモジュール、2は表示部、3はガラ
ス基板(基板)、4は半導体素子、5はチップコンデン
サ、6は接続部導体、7はフレキシブル基板、7aは接
続端子部、8,9は防湿性樹脂、10,11はポリイミ
ドフィルム(フィルム状保護体)、10a,11aは窓
部(複数の孔部)、12は導体パターン(接続用配線導
体)、12aは先端部、12bは基端部、13はポリエ
ステルフィルム、14はベースポリイミドフィルム、1
5は銅箔、16はカバーポリイミドフィルム、17はハ
ンダ層、18はハンダ、20はフラックス、21はポリ
イミドフィルム、22は有機溶剤、24はエポキシ樹脂
(樹脂)である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の接続用導体と、これを覆う可撓
    性を有するフィルム状保護体とからなり、前記接続用導
    体の一部を露出させて接続端子部を構成するフレキシブ
    ル基板において、 前記接続端子部の接続用導体の周囲部に前記フィルム状
    保護体の厚さ方向に貫通する複数の孔部を設けたことを
    特徴とするフレキシブル基板。
  2. 【請求項2】 複数本の接続用導体とこれを覆う可撓性
    を有するフィルム状保護体とからなり接続用導体の一部
    を露出させて接続端子部を構成するフレキシブル基板を
    接続用の配線パターンを備えた基板に接続する方法にお
    いて、 前記接続端子部の接続用導体の周囲部に前記フィルム状
    保護体の厚さ方向に貫通する複数の孔部を設け、 前記フレキシブル基板の接続端子部の接続用導体を前記
    基板の配線パターンにハンダ付けにより接続するハンダ
    付け工程と、 前記ハンダ付け工程において接続された前記フレキシブ
    ル基板の接続端子部に絶縁性を有する樹脂を前記孔部を
    介して充填し、そのハンダ付け接合部を覆うように樹脂
    封止部を形成する樹脂封止工程とからなることを特徴と
    するフレキシブル基板の接続方法。
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