JP2019216228A - 金属片付き配線基板および金属片付き配線基板の製造方法 - Google Patents

金属片付き配線基板および金属片付き配線基板の製造方法 Download PDF

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孝治 本戸
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Abstract

【課題】接合部の腐食を抑制した金属片付き配線基板を提供する。【解決手段】金属片付き配線基板3は、配線パターン30およびカバーレイ10を有し、貫通孔1aが形成されたフレキシブルプリント基板1と、配線パターン30に接合された金属片2と、貫通孔1aに充填された第1樹脂R1と、配線パターン30と金属片2との接合部32を上方から覆う第2樹脂R2と、を備えている。下面視において、第1樹脂R1および第2樹脂R2は一体となって接合部32を囲っている。【選択図】図1

Description

本発明は、金属片付き配線基板および金属片付き配線基板の製造方法に関する。
従来から、下記特許文献1に示されるように、配線基板と、配線基板に接合された金属片と、を備えた金属片付き配線基板が知られている。
特開2000−307202号公報
この種の金属線付き配線基板では、配線基板と金属片との接合部における腐食が問題となる場合がある。特に、接合部に水分が付着すると、ガルバニック腐食や酸素濃淡電池による腐食現象が生じる場合がある。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、接合部の腐食を抑制した金属片付き配線基板を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1態様に係る金属片付き配線基板は、配線パターンおよびカバーレイを有し、貫通孔が形成されたフレキシブルプリント基板と、前記配線パターンに接合された金属片と、前記貫通孔に充填された第1樹脂と、前記配線パターンと金属片との接合部を上方から覆う第2樹脂と、を備え、下面視において、前記第1樹脂および前記第2樹脂は一体となって前記接合部を囲っている。
上記第1態様によれば、第2樹脂が接合部を上方から覆うとともに、下面視において、第1樹脂および第2樹脂が一体となって接合部を囲っている。このように、接合部を第1樹脂および第2樹脂で封止して外気との接触を遮断することで、接合部の腐食を抑制することができる。
ここで、前記第1樹脂が、前記貫通孔の開口縁を覆っていてもよい。
この場合、第1樹脂がフレキシブルプリント基板を金属片に固定する効果を高めることができる。これにより、接合部に外力などが加わりにくくなり、接合状態をより安定させることができる。
また、上面視において、前記第1樹脂および前記第2樹脂が離れていてもよい。
この場合、第1樹脂のうちフレキシブルプリント基板の下面から側方にはみ出た部分の有無が判別しやすくなる。
また、上面視において、前記第1樹脂および前記第2樹脂が接していてもよい。
この場合、第1樹脂および第2樹脂によって、フレキシブルプリント基板を金属片により強固に固定することができる。
また、前記第1樹脂の上端が、前記貫通孔の内部に位置していてもよい。
この場合、フレキシブルプリント基板に電子部品を実装する場合に、電子部品を配置可能な領域を広く確保することができる。
また、前記カバーレイには、開口部が形成されており、前記配線パターンは、前記開口部を通して前記カバーレイから露出した露出部を有し、前記露出部には、前記接合部と、前記貫通孔とが形成されていてもよい。
この場合、カバーレイの開口部から露出した配線パターンの露出部に樹脂を注入することで、接合部の上方を覆うと共に、貫通孔から露出部の下面側に回った樹脂によって、接合部の周囲を覆うことができる。このように、1回の樹脂の注入で、接合部を上方から覆うとともに、下面視において、接合部の周囲を囲うことができる。
また、上面視において、前記第2樹脂は、前記フレキシブルプリント基板の外縁よりも内側に形成されていてもよい。
この場合、第1樹脂のうちフレキシブルプリント基板の下面から側方にはみ出た部分の有無が判別しやすくなる。
また、前記貫通孔は、前記露出部において、前記接合部を囲むように複数形成されていてもよい。
この場合、接合部を囲む複数の貫通孔から露出部の下面側に樹脂を回り込ませることができ、下面視において、接合部の周囲を封止しやすくなる。
また、上面視において、前記貫通孔は、前記露出部の中心に形成されていてもよい。
この場合、貫通孔から露出部の下面側に回り込んだ樹脂は、露出部の中心から等方的に広がるため、露出部の下面側の気泡を側方に追い出しつつ、接合部の周囲を封止できる。
また、前記露出部と前記金属片との隙間に、前記第1樹脂が充填されていてもよい。
この場合、露出部と金属片との隙間に第1樹脂が充填されているので、温度変化が生じても空気の膨張などの影響を受けてフレキシブルプリント基板が金属片に対して押し上げられることがなく、フレキシブルプリント基板と金属片との接続信頼性を向上できる。
本発明の第2態様に係る金属片付き配線基板の製造方法は、フレキシブルプリント基板の配線パターンを金属片に接合する接合工程と、前記フレキシブルプリント基板を、前記金属片に対して押し上げた状態で、前記フレキシブルプリント基板の貫通孔に第1樹脂を注入する第1注入工程と、前記配線パターンと前記金属片との接合部を第2樹脂で覆う第2注入工程と、を有する。
上記第2態様によれば、上記した金属片付き配線基板を安定して製造することができる。
本発明の上記態様によれば、接合部の腐食を抑制した金属片付き配線基板を提供することができる。
第1実施形態に係る金属片付き配線基板の断面図である。 (a)は図1の金属片付き配線基板の上面図である。(b)は図1の金属片付き配線基板の下面図である。 図1の金属片付き配線基板の製造工程を説明する図である。 図3(f)の上面図である。 第1樹脂および第2樹脂を設ける工程を説明する図である。 (a)は第1実施形態の変形例に係る金属片付き配線基板の上面図である。(b)は(a)の断面図である。 (a)〜(c)は第1実施形態の他の変形例に係る金属片付き配線基板の断面図である。 (a)は第1実施形態の他の実施形態に係る金属片付き配線基板の断面図である。(b)は(a)の変形例を示す断面図である。 第2実施形態に係る金属片付き配線基板の断面図である。 (a)は図9の金属片付き配線基板の上面図である。(b)は図9の金属片付き配線基板の下面図である。 第2実施形態に係るフレキシブル配線基板の上面図である。 第1樹脂および第2樹脂を設ける工程を説明する図である。 (a)は第2実施形態の変形例に係る金属片付き配線基板の上面図である。(b)は(a)の下面図である。 (a)は第2実施形態の他の変形例に係る金属片付き配線基板の上面図である。(b)は(a)の断面図である。 (a)は第2実施形態の他の実施形態に係る金属片付き配線基板の断面図である。(b)は(a)の変形例を示す断面図である。
(第1実施形態)
以下、本実施形態の金属片付き配線基板について図面に基づいて説明する。
図1に示すように、金属片付き配線基板3は、フレキシブルプリント基板(FPC:Flexible Printed Circuit)1と、フレキシブルプリント基板1の配線パターン30に接合された金属片2と、を備えている。
フレキシブルプリント基板1は、第1カバーレイ10と、第2カバーレイ20と、配線パターン30と、を有している。フレキシブルプリント基板1は、柔軟性に富んでおり、大きく撓ませた場合にも配線パターン30が機能するように構成されている。
(方向定義)
本実施形態では、フレキシブルプリント基板1の厚さ方向を、単に厚さ方向という。また、厚さ方向に沿って、フレキシブルプリント基板1側を上方といい、金属片2側を下方という。
フレキシブルプリント基板1は、下方から上方に向かって、第2カバーレイ20、配線パターン30、第1カバーレイ10の順に積層された積層構造を有している。
(フレキシブルプリント基板)
第1カバーレイ10は、第1絶縁体11と、第1絶縁体11に塗布された第1接着層12と、を有している。第2カバーレイ20は、第2絶縁体21と、第2絶縁体21に塗布された第2接着層22と、を有している。第1絶縁体11はフレキシブルプリント基板1の最上層に位置し、第2絶縁体21はフレキシブルプリント基板1の最下層に位置している。
第1絶縁体11および第2絶縁体21は、薄膜状に形成されている。絶縁体11、21としては、ポリイミドや液晶ポリマー等、可撓性および絶縁性のある材質を使用することができる。本実施形態では、絶縁体11、21として、厚さ25μmのポリイミドフィルムが用いられている。
第1接着層12は配線パターン30と第1絶縁体11とを接着し、第2接着層22は配線パターン30と第2絶縁体21とを接着している。接着層12、22の材質としては、エポキシ系、アクリル系、ポリイミド系等の、絶縁性および接着性を有する樹脂を用いることができる。本実施形態では、接着層12、22として、厚さ25μmのエポキシ系接着剤が用いられている。
第1カバーレイ10には第1開口部10aが形成され、第2カバーレイ20には第2開口部20aが形成されている。開口部10a、20aは、カバーレイ10、20にレーザー加工、金型加工、NC加工(Numerical Control machining)などを施すことで形成することができる。第1開口部10aおよび第2開口部20aは、厚さ方向から見て、互いに重なる位置に配置されている。第1開口部10aおよび第2開口部20aは正方形状に形成されており、第1開口部10aは第2開口部20aよりも大きい。なお、開口部10a、20aの形状、大きさ、配置などは適宜変更してもよい。
配線パターン30は、第1カバーレイ10および第2カバーレイ20に挟まれている。
配線パターン30の材質としては、例えば銅、ステンレス、アルミニウムなどの、導電性を有する金属の薄膜を用いることができる。本実施形態では、配線パターン30として、厚さ35μmの電解銅箔が用いられている。配線パターン30は、例えばサブトラクティブ法やセミアディティブ法などにより形成することができる。
本実施形態では、配線パターン30のうち、開口部10a、20aを通して第1カバーレイ10および第2カバーレイ20の間から露出した部分を露出部31という。露出部31の一部は、下方に向けて(金属片2に向けて)撓むともに、金属片2に接合されている。露出部31のうち、金属片2に接合された部分を、接合部32という。接合部32により、金属片2と配線パターン30とが電気的に接続されている。図2(a)に示すように、本実施形態の接合部32は円形状に形成されている。
図1に示すように、フレキシブルプリント基板1には、このフレキシブルプリント基板1を厚さ方向に貫通する貫通孔1aが形成されている。貫通孔1aは、厚さ方向から見て(上面視または下面視において)円形状に形成されている。貫通孔1aの直径は0.05〜5mmが好ましく、0.1〜3mmがさらに好ましい。
図示は省略するが、フレキシブルプリント基板1には電子部品が実装されていてもよい。電子部品は、コンデンサ、抵抗、サーミスタ、IC、LED等であってもよい。電子部品を実装する場合、電子部品と配線パターン30とを電気的に接続させるための開口が、第1カバーレイ10または第2カバーレイ20に設けられていてもよい。
(金属片)
金属片2は、アルミニウムなどの金属によって、膜状、棒状、あるいは板状に形成されている。なお、金属片2の材質、形状は適宜変更してもよい。本実施形態では、金属片2として、厚さが1mmの板状のアルミニウム(A1050)が用いられている。
金属片2は、第2絶縁体21の第2開口部20aを下方から覆っている。金属片2は、配線パターン30の接合部32に接合されており、配線パターン30に電気的に接続されている。
(第1樹脂および第2樹脂)
図1に示すように、本実施形態の金属片付き配線基板3は、第1樹脂R1および第2樹脂R2を備えている。樹脂R1、R2の材質としては、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、およびウレタン樹脂などの熱硬化性樹脂、並びに熱可塑性樹脂またはUV硬化型樹脂などを用いることができる。樹脂R1、R2として同じ材質を用いると、両者の境界面が生じにくくなるため、樹脂R1、R2の材質は同じであることが好ましい。ただし、樹脂R1、R2の材質は、互いに異なっていてもよい。
第1樹脂R1は、貫通孔1a内に充填されている。本実施形態では、第1樹脂R1は、貫通孔1a内から上方にはみ出すように充填されている。このため、第1樹脂R1は貫通孔1aの開口縁を上方から覆っており、リベット状に形成されている。また、第1樹脂R1の一部はフレキシブルプリント基板1の上面11a(第1絶縁体11の上面)の上に位置している。第1樹脂R1の一部は、フレキシブルプリント基板1と金属片2との間に設けられた隙間G内に入り込んでいる。図2(a)に示すように、第1樹脂Rの一部はフレキシブルプリント基板1の下面21a(第2絶縁体21の下面)からはみ出している。このため、第1樹脂R1のうち、フレキシブルプリント基板1よりも下方に位置する部分の一部は、上方から視認可能となっている。
図1に示すように、第2樹脂R2は、第1開口部10a内に上方から充填され、露出部31および接合部32を上方から覆っている。第2樹脂R2は、第1開口部10a内から上方にはみ出すように充填されている。このため、第2樹脂R2は第1開口部10aの開口縁を上方から覆っている。また、第2樹脂R2の一部はフレキシブルプリント基板1の上面11aの上に位置している。第2樹脂R2の一部は、フレキシブルプリント基板1の上面11aからはみ出しており、金属片2の上面に接している。
図2(a)に示すように、上面視において、第1樹脂R1および第2樹脂R2は互いに離れている。
図2(b)は、図1の金属片付き配線基板3を下方から見て、金属片2の図示を省略した図である。図2(b)に示す下面視において、第1樹脂R1および第2樹脂R2は一体となって接合部32を囲っている。このため、接合部32は第1樹脂R1および第2樹脂R2によって封止されている。なお、フレキシブルプリント基板1の下方に位置する樹脂R1、R2の大部分は、極薄い薄膜状となっている。このため、図1ではフレキシブルプリント基板1の下方に位置する樹脂R1、R2の一部の図示を省略している。
なお、樹脂R1、R2は、接合部32を封止する効果に加えて、フレキシブルプリント基板1を金属片2に固定する効果も有している。
(製造方法)
次に、以上のような構成を有する金属片付き配線基板3の製造方法の一例について、図3(a)〜(f)および図5(a)〜(d)を用いて説明する。図3(a)〜(f)には、フレキシブルプリント基板1を作製し、配線パターン30を金属片2に接合するまでの工程が示されている。図5(a)〜(d)には、樹脂R1、R2を充填する工程が示されている。
(準備工程)
まず、フレキシブルプリント基板1を用意する準備工程が行われる。準備工程では、図3(a)に示すように、第1カバーレイ10および導体のシートSを用意する。第1カバーレイ10には、あらかじめ第1開口部10aが設けられている。第1カバーレイ10の第1接着層12は、半硬化状態となっている。シートSは、銅、ステンレス、アルミニウムなどの導電性を有する金属箔である。
次に、第1カバーレイ10とシートSとを対向させて位置合わせする。そして、図3(b)に示すように第1カバーレイ10とシートSとを積層し、加熱プレスにより一体化させる。これにより、第1接着層12が硬化するとともに、第1カバーレイ10とシートSとが固定される。加熱プレスは、例えば温度100~200℃、圧力0.1~10MPa、加圧時間1~120分の範囲が好ましい。さらに、必要に応じて、上記加熱プレス後にオーブンにて加熱してもよい。
次に、図3(c)に示すように、第1カバーレイ10と一体となったシートSを加工して配線パターン30を形成する。配線パターン30は、サブトラクティブ法やレーザー加工によって得ることができる。本実施形態では、サブトラクティブ法を採用し、シートSをエッチング処理することで配線パターン30を形成する。これにより、配線パターン30には開口30aが形成される。
次に、図3(d)に示すように、配線パターン30の下方に第2カバーレイ20を配置する。第2カバーレイ20には、あらかじめ第2開口部20aが設けられている。そして、第1カバーレイ10および配線パターン30と第2カバーレイ20とを位置決めして積層し、加熱プレスにより一体化させる。これにより、第2接着層22が硬化するとともに、各部材10、20、30が固定される。なお、加熱プレスの条件は、第1カバーレイ10とシートSとを一体化させる際と同様でもよい。
次に、図3(e)に示すように、一体となった第1カバーレイ10、配線パターン30、および第2カバーレイ20に対して、貫通孔1aを形成する(貫通孔形成工程)。貫通孔1aは、レーザー加工またはドリル加工などによって形成することができる。
次に、図3(f)に示すように、フレキシブルプリント基板1の下方に金属片2を配置して、配線パターン30の露出部31と金属片2とを接合する(接合工程)。接合の方法は、抵抗溶接、超音波接合、レーザー溶接などを用いることができる。接合の際に、冶具などが押し付けられることで、露出部31の一部は下方に延伸して金属片2に接触する。
そして、露出部31のうち金属片2に接合された部分が接合部32となる。
以上の工程により、フレキシブルプリント基板1の配線パターン30と金属片2とが接合され、図3(f)および図4に示すような状態となる。
なお、配線パターン30を金属片2に接合する前または接合する後で、電子部品をフレキシブルプリント基板1に実装してもよい。
次に、樹脂R1、R2によって接合部32を封止する方法を、図5(a)〜(d)を用いて説明する。
まず、図5(a)に示すように、冶具Jをフレキシブルプリント基板1の下面21a(第2絶縁体21の下面)に突き当てる。そして、冶具Jによってフレキシブルプリント基板1を上方に押圧し、フレキシブルプリント基板1と金属片2との間に隙間Gを形成する。隙間Gの上下方向における大きさは、貫通孔1aの下方において、0.5〜5mm程度が好ましい。
次に、図5(b)に示すように、樹脂R1を注出するディスペンサのノズルNの位置を貫通孔1aに合わせる。ノズルNの先端は、貫通孔1aの内部に位置させても良いし、貫通孔1aの上方に位置させてもよい。ノズルNの先端から金属片2までの距離は、0.1〜5mmであることが好ましい。
次に、図5(c)に示すように、フレキシブルプリント基板1を金属片2に対して押し上げた状態で、ノズルNから封止用の硬化前の樹脂R1を注出し、貫通孔1a内に注入する(第1注入工程)。このとき、樹脂R1がフレキシブルプリント基板1の下面21aに流れ込み、下面21aから側方にはみ出るまで樹脂R1を注入する(図2(a)、(b)参照)。具体的には、樹脂R1が下面21aから側方にはみ出たことを、目視または画像認識によって判定した上で、ノズルNからの樹脂R1の注出を停止してもよい。あるいは、樹脂R1が下面21aからはみ出るように注出するための注出量を予め把握しておき、この注出量の樹脂R1をノズルNから注出させてもよい。
なお、フレキシブルプリント基板1と金属片2との間には、冶具Jによって形成された比較的大きな隙間Gに加えて、部材の表面粗さや表面の歪みなどに起因する微小な隙間が形成されている。そして、このような微小な隙間に硬化前の液状の樹脂R1が接すると、毛管力が作用する。隙間Gは上記の微小な隙間と連続しているため、貫通孔1aから隙間Gに入り込んだ樹脂R1は、毛管力によって下面21aの全体に広がるように流動する。
次に、樹脂R2を注出するディスペンサのノズルNの位置を、第1開口部10aの位置に合わせる。なお、樹脂R2を注出するノズルNは、樹脂R1を注出するノズルNと同一であってもよいし、異なっていてもよい。同一のノズルNを用いる場合は、ノズルNを貫通孔1aから第1開口部10aまで移動させる。
次に、図5(d)に示すように、ノズルNから封止用の樹脂R2を注出し、接合部32を含む露出部31の全体を樹脂R2で覆う(第2注入工程)。本実施形態では、図2(a)に示すように、樹脂R2がフレキシブルプリント基板1の端部の全体を覆うように樹脂R2を注出する。これにより、第1開口部10a内の空間全域と、フレキシブルプリント基板1の上面11aの一部と、金属片2の上面の一部とに、樹脂R2が付着する。そして、金属片2の上面で、第1樹脂R1と第2樹脂R2とが接して一体となる。これにより、図2(b)に示すように、樹脂R1、R2が一体となって接合部32を囲んだ状態となる。この状態で樹脂R1、R2を加熱または紫外線照射などによって硬化させることで、接合部32が封止される。以上の工程により、金属片付き配線基板3を得ることができる。
なお、樹脂R1、R2を硬化させる前に、冶具Jによるフレキシブルプリント基板1の押圧を解除してもよい。これにより、フレキシブルプリント基板1と金属片2との距離が縮まり、隙間Gの体積が縮小する。これにより、樹脂R1が隙間Gから押し出されて、先述の微小な隙間に向けて流動する。したがって、樹脂R1、R2によって、より確実に接合部32を囲った状態とすることができる。
以上説明したように、本実施形態の金属片付き配線基板3は、貫通孔1aに充填された第1樹脂R1と、接合部32を上方から覆う第2樹脂R2と、を備え、下面視において樹脂R1、R2が一体となって接合部32を囲っている。このように、接合部32を樹脂R1、R2で封止して外気との接触を遮断することで、接合部32の腐食を抑制することができる。
また図1に示すように、第1樹脂R1が貫通孔1aの上方の開口縁を覆うリベット状に形成されていることで、第1樹脂R1がフレキシブルプリント基板1を金属片2に固定する効果が高まる。これにより、接合部32に外力などが伝わりにくくなり、接合状態をより安定させることができる。
また図2(a)に示すように、上面視において、第1樹脂R1および第2樹脂R2が離れている。これにより、第1樹脂R1のうちフレキシブルプリント基板1の下面21aから側方にはみ出た部分の有無が判別しやすくなっている。
また、上記した製造方法は、配線パターン30を金属片2に接合する接合工程と、フレキシブルプリント基板1を金属片2に対して押し上げた状態で貫通孔1aに第1樹脂R1を注入する第1注入工程と、接合部32を第2樹脂R2で覆う第2注入工程と、を有している。このような製造方法により、本実施形態の金属片付き配線基板3を安定して製造することができる。
なお、樹脂R1、R2を設ける範囲は適宜変更することができる。例えば図6(a)、(b)に示すように、第1樹脂R1および第2樹脂R2が、上面視で接して一体となっていてもよい。この場合、樹脂R1、R2によって、フレキシブルプリント基板1を金属片2により強固に固定することができる。
また、図7(a)に示すように、第2開口部20a内の一部に第1樹脂R1もしくは第2樹脂R2、または第1樹脂R1および第2樹脂R2が入り込んでいてもよい。あるいは図7(b)に示すように、第2開口部20a内の空間の全域に第1樹脂R1もしくは第2樹脂R2、または第1樹脂R1および第2樹脂R2が充填されていてもよい。これらの場合、接合部32をより確実に封止することができる。
また、図7(c)に示すように、第1樹脂R1の上端が貫通孔1a内に位置していてもよい。この構成によれば、フレキシブルプリント基板1に電子部品を実装する場合に、電子部品を配置可能な領域を広く確保することができる。
なお、第1実施形態の形態は、上述した前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前記実施形態では、第2開口部20aおよび第1開口部10aによって配線パターン30が上下に露出したフレキシブルプリント基板1を用いていたが、フレキシブルプリント基板1の形態は適宜変更してもよい。
例えば図8(a)に示すように、フレキシブルプリント基板1は、第1カバーレイ10に代えて、絶縁性および可撓性を有する基材13を有していてもよい。図8(a)の例では、配線パターン30は、基材13の下面に設けられている。配線パターン30および基材13の端部には、第2絶縁体21が設けられておらず、配線パターン30が金属片2に接合されている。そしてこの接合部が第2樹脂R2によって覆われている。このような形態でも、第1樹脂R1および第2樹脂R2によって、配線パターン30と金属片2との接合部を封止することができる。
また、図8(b)に示すように、フレキシブルプリント基板1は複数層の配線パターン30を有していてもよい。図8(b)の例では、2つの配線パターン30の間に、絶縁層40が設けられている。そして、絶縁層40の下方の配線パターン30が金属片2に接合され、この接合部が第2樹脂R2によって覆われている。この場合にも、第1樹脂R1および第2樹脂R2によって、配線パターン30と金属片2との接合部を封止することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。
図9に示すように、第2実施形態の金属片付き配線基板3では、カバーレイ10、20に形成された開口部10a、20aから露出した配線パターン30の露出部31に、貫通孔1aが形成されている点で、上記実施形態と異なる。
図10(a)に示すように、貫通孔1aは、露出部31において、接合部32を囲むように複数形成されている。複数の貫通孔1aは、接合部32を中心とする同心円上において、周方向に間隔をあけて複数(本実施形態では4つ)形成されている。なお、貫通孔1aは、4つに限らず、任意の個数でよく、また、接合部32の周囲であれば、任意の配置でよい。
図9に示すように、接合部32の周囲は、露出部31が下方に向けて(金属片2に向けて)撓んでいる。この露出部31の撓み部33は、接合部32に向かって縮径する逆さ円錐状に形成されている。複数の貫通孔1aは、撓み部33の側面に形成され、金属片2の上面(接合部32の接合面)に対して傾斜している。このため、複数の貫通孔1aは、接合部32の周囲からフレキシブルプリント基板1の外縁に向かって四方に傾いている。
第1樹脂R1は、貫通孔1a内に充填されて、露出部31の下面側(裏面側)に回り込んでおり、露出部31と金属片2との隙間G1(撓み部33の外側面、第2開口部20aの内壁面、及び金属片2の上面で囲まれた環状空間)を充填している。また、第1樹脂R1の一部は、フレキシブルプリント基板1と金属片2との間に設けられた隙間G内に入り込んでいる。図10(a)に示す上面視において、第1樹脂Rの一部はフレキシブルプリント基板1の下面21a(第2絶縁体21の下面)からはみ出している。このため、第1樹脂R1のうち、フレキシブルプリント基板1よりも下方に位置する部分の一部は、上方から視認可能となっている。
第2樹脂R2は、第1開口部10a内に上方から充填され、露出部31および接合部32を上方から覆っている。第2樹脂R2は、第1開口部10a内から上方にはみ出すように充填されている。このため、第2樹脂R2は、第1開口部10aの開口縁を上方から覆っている。また、第2樹脂R2の一部は、フレキシブルプリント基板1の上面11aの上に位置している。第2樹脂R2の一部は、フレキシブルプリント基板1の外縁よりも内側に形成されていている。すなわち、第2樹脂R2は、フレキシブルプリント基板1の上面11aからはみ出しておらず、金属片2にも接していない。
図9に示すように、露出部31の下面側(裏面側)に充填された第1樹脂R1は、貫通孔1aを介して露出部31の上面側(表面側)を覆う第2樹脂R2と一体となっている。第2樹脂R2と一体となった第1樹脂R1は、図10(b)に示す下面視において、接合部32を囲っている。このため、接合部32は、第1樹脂R1および第2樹脂R2によって封止されている。
(製造方法)
次に、以上のような構成を有する第2実施形態の金属片付き配線基板3の製造方法の一例について、図11および図12(a)〜(d)を用いて説明する。図11には、露出部31に貫通孔1aが形成されたフレキシブルプリント基板1が図示されている。この貫通孔1aは、上述した第1実施形態の図3(a)〜(f)に示す準備工程において、図3(c)の配線パターン30を形成する際に、配線パターン30と同時に形成するとよい。すなわち、貫通孔1aは、配線パターン30と同様に、サブトラクティブ法やレーザー加工によって得ることができる。他の準備工程は、上記実施形態と同様であるため、説明を割愛する。
次に、樹脂R(R1、R2)によって接合部32を封止する方法を、図12(a)〜(d)を用いて説明する。
まず、図12(a)に示すように、樹脂Rを注出するディスペンサのノズルNの位置を、第1開口部10aの位置に合わせる。ノズルNの先端は、接合部32の直上に位置させるとよい。これにより、複数の貫通孔1aのうち、特定の貫通孔1aへの樹脂Rの充填量の偏りを防止できる。なお、本手法では、上述した第1実施形態の図5(a)に示す冶具Jを使用していないが、冶具Jを使用してもよい。
次に、図12(b)に示すように、ノズルNから樹脂Rを注出する。ノズルNから抽出された樹脂Rは、接合部32を含む露出部31の上面側を覆うと共に、貫通孔1aに充填され露出部31の下面側に回り込む。露出部31の下面側に回り込んだ樹脂Rは、露出部31と金属片2との隙間G1に存在する空気を側方(隙間G)に押し出しつつ、隙間G1を充填していく。
図12(c)に示すように、ノズルNからの樹脂Rの注出を継続する。そうすると、露出部31の下面側に回り込んだ樹脂Rは、隙間G1からフレキシブルプリント基板1の下面21aに流れ込み、下面21aから側方にはみ出る。フレキシブルプリント基板1と金属片2との間には、微小な隙間Gが形成されており、隙間Gに入り込んだ樹脂R1は、下面21aの全体に広がるように流動する。
複数の貫通孔1aは、金属片2の上面に対して斜めに形成されているため、隙間Gに対して樹脂Rの注入圧をかけやすくなっている。このため、下面21aの側方から樹脂Rを容易に滲み出させることができる。樹脂Rが下面21aから側方にはみ出たことを、目視または画像認識によって判定することで、接合部32の周囲が樹脂Rで完全に充填できたことを確認できる。
次に、図12(d)に示すように、接合部32を含む露出部31の全体を樹脂Rで覆うと共に、第1開口部10a内の空間全域と、フレキシブルプリント基板1の上面11aの一部(第1開口部10aの開口縁)を樹脂Rで覆う。このとき、ノズルNは、図12(c)に示す位置から上方に移動させてもよい。また、ノズルNは、接合部32の直上から側方に移動させてもよい。これにより、第1開口部10a内の空間全域と、フレキシブルプリント基板1の上面11aの一部に、樹脂Rを付着させることができる。この状態で樹脂R(R1、R2)を硬化させることで、接合部32が封止される。
以上の工程により、図9に示す金属片付き配線基板3を得ることができる。
以上説明したように、第2実施形態の金属片付き配線基板3は、カバーレイ10、20には、開口部10a、20aが形成されており、配線パターン30は、開口部10a、20aを通してカバーレイ10、20から露出した露出部31を有し、露出部31には、接合部32と、貫通孔1aとが形成されている。この構成によれば、配線パターン30の露出部31に樹脂Rを注入することで、接合部32の上方を覆うと共に、貫通孔1aから露出部31の下面側に回った樹脂Rによって、接合部32の周囲を覆うことができる。このように、1回の樹脂Rの注入で、接合部32を上方から覆うとともに、下面視において、接合部32の周囲を囲うことができる。
また、図10(a)に示すように、上面視において、第2樹脂R2は、フレキシブルプリント基板1の外縁よりも内側に形成されている。この構成によれば、第1樹脂R1のうちフレキシブルプリント基板1の下面21aから側方にはみ出た部分の有無が判別しやすくなる。すなわち、接合部32の周囲が第1樹脂R1で完全に充填できたことを確認しやすくなる。
また、貫通孔1aは、露出部31において、接合部32を囲むように複数形成されている。この構成によれば、接合部32の周囲から露出部31の下面側に樹脂を回り込ませることができ、下面視において、接合部32の周囲を封止しやすくなる。
また、第2実施形態の金属片付き配線基板3は、図9に示すように、露出部31と金属片2との隙間G1に、第1樹脂R1が充填されている。この構成によれば、隙間G1に第1樹脂R1が充填されているので、温度変化が生じても空気の膨張などの影響を受けてフレキシブルプリント基板1が金属片2に対して押し上げられることがなく、フレキシブルプリント基板1と金属片2との接続信頼性を向上できる。
なお、露出部31における貫通孔1aの配置は適宜変更することができる。例えば、図13(a)に示すように、上面視において、貫通孔1aは、露出部31の中心に形成されていてもよい。この場合、接合部32は、露出部31において貫通孔1aを囲むように複数形成するとよい。接合部32は、貫通孔1aを中心とする同心円上において、周方向に間隔をあけて複数(図13(a)に示す例では4つ)形成されている。
この場合、図13(b)に示す下面視において矢印で示すように、貫通孔1aから露出部31の下面側に回り込んだ樹脂は、露出部31の中心から、隣り合う接合部32の隙間を通って等方的に広がるため、露出部31の下面側の気泡を側方に追い出しつつ、接合部32の周囲を封止しやすくなる。すなわち、貫通孔1aは1つであるため、貫通孔1aが複数ある場合のような特定の貫通孔1aに対する樹脂Rの充填量の偏りに対する懸念がなくなる。よって、接合部32の周囲をより確実に封止できるようになる。
また、例えば、図14(a)に示すように、第1樹脂R1および第2樹脂R2が、上面視で接して一体となっていてもよい。すなわち、図14(a)に示す上面視において、第2樹脂R2は、フレキシブルプリント基板1の上面11aからはみ出している。また、第2樹脂R2は、図14(b)に示す断面視において、フレキシブルプリント基板1の下面21aからはみ出した第1樹脂R1と接している。この場合、第1樹脂R1及び第2樹脂R2によって、フレキシブルプリント基板1を金属片2により強固に固定することができる。
また、例えば、配線パターン30を露出させる開口部10a、20aは、いずれか一方があればよい。例えば、図15(a)に示すように、フレキシブルプリント基板1は、第1カバーレイ10に代えて、基材13を有しており、第2カバーレイ20に配線パターン30を露出させる第2開口部20aが形成されている。配線パターン30の露出部31には、接合部32及び貫通孔1aが形成されている。貫通孔1aは、配線パターン30及び基材13を貫通して形成されている。また、貫通孔1aは、接合部32を囲むように複数形成されている。このような形態でも、第1樹脂R1および第2樹脂R2によって、配線パターン30と金属片2との接合部32を封止することができる。
また、図15(b)に示すように、フレキシブルプリント基板1は、複数層の配線パターン30を有していてもよい。図15(b)の例では、2つの配線パターン30の間に、絶縁層40が設けられている。絶縁層40の上方の配線パターン30は、第1カバーレイ10に覆われている。また、絶縁層40の下方の配線パターン30は、第2カバーレイ20に覆われている。第1カバーレイ10には開口部10aが形成されて無いが、第2カバーレイ20には、下方の配線パターン30を露出させる第2開口部20aが形成されている。この配線パターン30の露出部31には、接合部32及び貫通孔1aが形成されている。貫通孔1aは、下方の配線パターン30、絶縁層40、上方の配線パターン30、及び第1カバーレイ10を貫通して形成されている。また、貫通孔1aは、接合部32を囲むように複数形成されている。このような形態でも、第1樹脂R1および第2樹脂R2によって、配線パターン30と金属片2との接合部32を封止することができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、貫通孔1aは、円形に限らず、楕円形や、四角形、その他の非円形であってもよい。また、貫通孔1aを複数形成する場合、形の異なる2種類以上の貫通孔1aを組み合わせて任意の位置に配置してもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した実施形態や変形例を適宜組み合わせてもよい。
1…フレキシブルプリント基板、1a…貫通孔、2…金属片、3…金属片付き配線基板、10…第1カバーレイ(カバーレイ)、10a…第1開口部(開口部)、20…第2カバーレイ(カバーレイ)、20a…第2開口部(開口部)、30…配線パターン、31…露出部、32…接合部、R1…第1樹脂、R2…第2樹脂

Claims (11)

  1. 配線パターンおよびカバーレイを有し、貫通孔が形成されたフレキシブルプリント基板と、
    前記配線パターンに接合された金属片と、
    前記貫通孔に充填された第1樹脂と、
    前記配線パターンと金属片との接合部を上方から覆う第2樹脂と、を備え、
    下面視において、前記第1樹脂および前記第2樹脂は一体となって前記接合部を囲っている、金属片付き配線基板。
  2. 前記第1樹脂が、前記貫通孔の開口縁を覆っている、請求項1に記載の金属片付き配線基板。
  3. 上面視において、前記第1樹脂および前記第2樹脂が離れている、請求項1または2に記載の金属片付き配線基板。
  4. 上面視において、前記第1樹脂および前記第2樹脂が接している、請求項1または2に記載の金属片付き配線基板。
  5. 前記第1樹脂の上端が、前記貫通孔の内部に位置している、請求項1から3のいずれか1項に記載の金属片付き配線基板。
  6. 前記カバーレイには、開口部が形成されており、
    前記配線パターンは、前記開口部を通して前記カバーレイから露出した露出部を有し、
    前記露出部には、前記接合部と、前記貫通孔とが形成されている、請求項1に記載の金属片付き配線基板。
  7. 上面視において、前記第2樹脂は、前記フレキシブルプリント基板の外縁よりも内側に形成されている、請求項6に記載の金属片付き配線基板。
  8. 前記貫通孔は、前記露出部において、前記接合部を囲むように複数形成されている、請求項6または7に記載の金属片付き配線基板。
  9. 上面視において、前記貫通孔は、前記露出部の中心に形成されている、請求項6または7に記載の金属片付き配線基板。
  10. 前記露出部と前記金属片との隙間に、前記第1樹脂が充填されている、請求項6から9のいずれか1項に記載の金属片付き配線基板。
  11. フレキシブルプリント基板の配線パターンを金属片に接合する接合工程と、
    前記フレキシブルプリント基板を、前記金属片に対して押し上げた状態で、前記フレキシブルプリント基板の貫通孔に第1樹脂を注入する第1注入工程と、
    前記配線パターンと前記金属片との接合部を第2樹脂で覆う第2注入工程と、を有する、金属片付き配線基板の製造方法。
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