JP3156365U - 傘の柄のカバー部材 - Google Patents
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Abstract
【課題】装着時に外れ難く、且つ装着時における外観品質が高く、また取り外して持ち運ぶ際に嵩張らずコンパクトに収納しうる傘の柄のカバー部材を提供する。【解決手段】傘の柄のカバー部材10は、傘の柄12に装着されるカバー部材であって、薄型の弾性部材シートから形成された袋体13と、上記袋体の開口端縁部14に配設された滑り留め部材であるリング部材15とから形成した構成とする。【選択図】図3
Description
本考案は、傘の柄に装着される傘の柄のカバー部材に関する。
一般的に傘の柄は、プラスチック若しくは木材等によって形成されており、雨等で濡れた場合は非常に滑り易く、傘を差した場合に、安定感が悪く、特に風雨が強い場合等は、傘が飛ばされるの虞もあり危険であるという不具合を有していた。
上記不具合を解決するために、ゴム部材を用いた傘の柄の滑り留め部材が提
案されている(特許文献1)。
図4(a)に示すように、上記特許文献1にかかる傘の柄のカバー部材30は、所定の肉厚を有し、先端部が径方向彎曲した略円筒形に形成され、長さ方向に沿って径方向に拡開可能な切り込み部30aが設けられている。
図4(b)に示すように、上記カバー部材30は、上記切り込み部30aを径方向外方に拡開し、上記カバー部材30の貫通孔部30bに傘31の柄32に嵌合させることにより装着する。
上記るカバー部材30にあっては、柄32を把持する際に手が滑り難く、傘31を壁等に立てかけた場合であっても、滑って倒れ難い旨の効果を呈する。
案されている(特許文献1)。
図4(a)に示すように、上記特許文献1にかかる傘の柄のカバー部材30は、所定の肉厚を有し、先端部が径方向彎曲した略円筒形に形成され、長さ方向に沿って径方向に拡開可能な切り込み部30aが設けられている。
図4(b)に示すように、上記カバー部材30は、上記切り込み部30aを径方向外方に拡開し、上記カバー部材30の貫通孔部30bに傘31の柄32に嵌合させることにより装着する。
上記るカバー部材30にあっては、柄32を把持する際に手が滑り難く、傘31を壁等に立てかけた場合であっても、滑って倒れ難い旨の効果を呈する。
しかしながら、上記特許文献1にかかるカバー部材30は、図4(a)に示すように、所定の肉厚を有することから、取り外した場合に折り畳むことができず、持ち運び時に非常に嵩張という不具合を有していた。
また、上記カバー部材30は、ゴムの弾性力によって上記柄32を挟持して固定されるため、上記カバー部材30を柄32に装着した場合に上記柄32との密着が不十分となり、装着後に上記カバー部材30がずれる若しくは外れてしまう虞があった。
更に、図4(b)に示すように、上記カバー部材30は所定の肉厚を有するため、装着時において非常に目立つと共に、把持した場合の感触が悪いという別途の不具合をも有していた。
実開平4−71510号
また、上記カバー部材30は、ゴムの弾性力によって上記柄32を挟持して固定されるため、上記カバー部材30を柄32に装着した場合に上記柄32との密着が不十分となり、装着後に上記カバー部材30がずれる若しくは外れてしまう虞があった。
更に、図4(b)に示すように、上記カバー部材30は所定の肉厚を有するため、装着時において非常に目立つと共に、把持した場合の感触が悪いという別途の不具合をも有していた。
本考案の課題は、装着時に外れ難く、且つ装着時における把持感触が良く、また取り外して持ち運ぶ際に嵩張らずに収納しうる傘の柄のカバー部材を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1の考案にかかる傘の柄のカバー部材は、傘の柄に装着されるカバー部材であって、薄型の弾性部材シートから形成された袋体と、上記袋体の開口端縁部に配設された滑り留め部材とから形成されていることを特徴とする。
従って、傘の柄に装着した場合に、傘の柄の形状に合わせて柔軟に変形しうると共に、上記滑り留め部材によって装着位置が固定される。
また、請求項2の考案にかかる傘の柄のカバー部材は、上記袋体は長円筒形に形成され、上記滑り留め部材は、上記袋体の開口端縁部において、周方向に沿って配置されたリング部材から形成され、上記袋体の開口端縁部を径方向外方にめくり、先端部に向かって巻き込むことによって収縮させ、円板形状に折り畳みうることを特徴とする。
従って、装着時においては、上記リング部材によって装着位置に固定されると共に、取り外した場合には、円板形状に畳んで持ち運ぶことができる。
また、請求項3の考案にかかる傘の柄のカバー部材は、上記袋体、及び上記滑り留め部材はゴムで形成されていることを特徴とする。従ってゴムの摩擦抵抗力によって、傘の柄の所定位置に固定される。
また、上記弾性部材シートの肉厚は1mm以下に形成されていることを特徴とする。
請求項1の考案にかかる傘の柄のカバー部材にあっては、薄型の弾性部材シートから形成された袋体と、上記袋体の開口端縁部に配設された滑り留め部材とから形成されていることから、装着時における把持感触が良く、また取り外して持ち運ぶ際に嵩張らずコンパクトに収納しうる傘の柄のカバー部材を提供することができる。
また、請求項2の考案に係る傘の柄のカバー部材は、上記袋体は長円筒形に形成され、上記滑り留め部材は、上記袋体の開口端縁部において、周方向に沿って配置されたリング部材から形成され、上記袋体の開口端縁部を径方向外方にめくり、先端部に向かって巻き込むことによって収縮させ、円板形状に折り畳みうることから、請求項1の効果に加え、畳んだ場合に更に嵩張り難い傘の柄のカバー部材を提供することが可能となる。
また、請求項3の考案にかかる傘の柄のカバー部材は、上記袋体及び上記滑り留め部材はゴムで形成されていることから、傘の柄部との当接面において、摩擦抵抗力が大きく作用し、傘の柄に密着し易いため、装着した場合に、よりずれ難い傘の柄のカバー部材を提供することができる。
更に請求項4の考案にあっては、上記記弾性部材シートの肉厚は1mm以下に形成されていることから、傘の柄に装着した場合に、傘の柄の形状にほとんど影響を与えないことから、非常に把持し易く、巻き込みによって畳んだ場合に、より小さく、且つ薄い形態とすることができる。
更に請求項4の考案にあっては、上記記弾性部材シートの肉厚は1mm以下に形成されていることから、傘の柄に装着した場合に、傘の柄の形状にほとんど影響を与えないことから、非常に把持し易く、巻き込みによって畳んだ場合に、より小さく、且つ薄い形態とすることができる。
以下添付図面を用いて本製品の実施の形態を、傘の柄のカバー部材がゴムで形成されている場合を例として説明する。
本実施例にかかる傘の柄のカバー部材10は、図3に示すように傘11の柄12に装着され、図1に示すように、肉厚1mm以下のゴム製シートによって長円筒形に形成された袋体13と、上記袋体13の開口端縁部14において周方向に沿って配置された滑り留め部材であるリング部材15とから形成されている。
本実施例にかかる傘の柄のカバー部材10は、図3に示すように傘11の柄12に装着され、図1に示すように、肉厚1mm以下のゴム製シートによって長円筒形に形成された袋体13と、上記袋体13の開口端縁部14において周方向に沿って配置された滑り留め部材であるリング部材15とから形成されている。
上記実施例の構成について以下詳述する。
図1(a)に示すように、本実施例にかかる傘の柄のカバー部材10は、全体略円筒形の袋体13として形成され、上記袋体13の内径寸法約20mm、長さ寸法は約220mmに形成され、リング部材15は上記袋体の開口端縁部の内方において周方向に沿って配設されている。
なお、上記内径寸法及び長さ寸法は、図3(a)に示すように、一般的に市販されている使い捨てのビニール傘11の柄12の径寸法及び長さ寸法に合わせて形成しているが、装着する傘の種類によって、適宜変更することが可能である。
また、本実施例においては、上記袋体13の先端部16は半球面状に形成されているが、上記先端部16の形状についても、傘11の柄12の形状に合わせて適宜設計変更が可能である。
図1(a)に示すように、本実施例にかかる傘の柄のカバー部材10は、全体略円筒形の袋体13として形成され、上記袋体13の内径寸法約20mm、長さ寸法は約220mmに形成され、リング部材15は上記袋体の開口端縁部の内方において周方向に沿って配設されている。
なお、上記内径寸法及び長さ寸法は、図3(a)に示すように、一般的に市販されている使い捨てのビニール傘11の柄12の径寸法及び長さ寸法に合わせて形成しているが、装着する傘の種類によって、適宜変更することが可能である。
また、本実施例においては、上記袋体13の先端部16は半球面状に形成されているが、上記先端部16の形状についても、傘11の柄12の形状に合わせて適宜設計変更が可能である。
図3(a)は、本実施例にかかる傘の柄のカバー部材10を傘11の柄12に装着した状態を示す正面図であり、(b)は、(a)における柄12部分の拡大図である。
図3(b)に示すように、カバー部材10は、柄12の外表面部の全域を被覆するように装着され、開口端縁部14に配設されたリング部材15によって、柄部上端部に掛止され、把持した場合に装着位置がずれる自体を防止すると共に、上記袋体13がゴム製であることから、内表面部17は粘性を有しており、柄12の外表面部との間に摩擦抵抗力が生じるため、更に装着位置がずれ難くなる。
また、上記袋体13の肉厚は1mm以下に形成されているため、柄12の形状にはほとんど影響を与えず、柄12の持ち易さが損なわれることがない。
更に、市販のビニール傘等に装着する場合は、袋体10を任意の色彩若しくは模様を施すことによって、市販傘に、任意のカラーバリエーションを持たせることが可能である。
図3(b)に示すように、カバー部材10は、柄12の外表面部の全域を被覆するように装着され、開口端縁部14に配設されたリング部材15によって、柄部上端部に掛止され、把持した場合に装着位置がずれる自体を防止すると共に、上記袋体13がゴム製であることから、内表面部17は粘性を有しており、柄12の外表面部との間に摩擦抵抗力が生じるため、更に装着位置がずれ難くなる。
また、上記袋体13の肉厚は1mm以下に形成されているため、柄12の形状にはほとんど影響を与えず、柄12の持ち易さが損なわれることがない。
更に、市販のビニール傘等に装着する場合は、袋体10を任意の色彩若しくは模様を施すことによって、市販傘に、任意のカラーバリエーションを持たせることが可能である。
また、カバー部材10を取り外す場合には、図3(b)中の矢印Aに示す方向に、袋体13をめくり、先端部16に向かって巻き込むことによって収縮させ、図2(a)、(b)に示すように、円板状に折り畳むことが可能であり、持ち運びにおいて、非常に嵩張り難い。
また、再度傘11の柄12に取り付ける場合には、図2(b)に示す状態で、先端部16の内面側と、柄12の先端部とを当接させ、柄12に沿って上記袋体13を巻き戻すことによって、極めて簡易に装着することができる。
また、再度傘11の柄12に取り付ける場合には、図2(b)に示す状態で、先端部16の内面側と、柄12の先端部とを当接させ、柄12に沿って上記袋体13を巻き戻すことによって、極めて簡易に装着することができる。
なお、本実施例においては、袋体及びリング部材の素材をゴムとしているが、ゴムの種類については、特に限定する必要は無く、必要に応じて適宜選択が可能であり、柔軟な伸延性を有していれば、シリコン等を用いることもかのうである。
また、上記のように、袋体の色彩、模様についても特に限定する必要は無く、装着する傘によって適宜変更することが可能である。
また、上記のように、袋体の色彩、模様についても特に限定する必要は無く、装着する傘によって適宜変更することが可能である。
本考案は、傘の柄に装着される傘の柄のカバー部材に適用できる。
10 傘の柄のカバー部材
11 傘
12 傘の柄
13 袋体
14 袋体開口端縁部
15 リング部材
16 袋体先端部
17 袋体内面部
30 傘の柄のカバー部材
30a切込み部
30b貫通孔部
31 傘
32 柄
11 傘
12 傘の柄
13 袋体
14 袋体開口端縁部
15 リング部材
16 袋体先端部
17 袋体内面部
30 傘の柄のカバー部材
30a切込み部
30b貫通孔部
31 傘
32 柄
Claims (4)
- 傘の柄に装着されるカバー部材であって
薄型の弾性部材シートから形成された袋体と、
上記袋体の開口端縁部に配設された滑り留め部材とから形成されていることを特徴とする傘の柄のカバー部材。 - 上記袋体は長円筒形に形成され、
上記滑り留め部材は、上記袋体の開口端縁部において、周方向に沿って配置されたリング部材から形成され、
上記袋体の開口端縁部を径方向外方にめくり、先端部に向かって巻き込むことによって収縮させ、円板形状に折り畳みうることを特徴とする請求項1記載の傘の柄のカバー部材。 - 上記袋体及び上記滑り留め部材はゴムで形成されていることを特徴とする請求項1または2いずれか1項に記載の傘の柄のカバー部材。
- 上記弾性部材シートの肉厚は1mm以下に形成されていることを特徴とする請求項1記載の傘の柄のカバー部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009007302U JP3156365U (ja) | 2009-10-15 | 2009-10-15 | 傘の柄のカバー部材 |
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JP2009007302U JP3156365U (ja) | 2009-10-15 | 2009-10-15 | 傘の柄のカバー部材 |
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JP (1) | JP3156365U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102048324A (zh) * | 2011-01-10 | 2011-05-11 | 贾勇 | 一种雨伞柄套 |
-
2009
- 2009-10-15 JP JP2009007302U patent/JP3156365U/ja not_active Expired - Fee Related
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